JPH09248894A - 画像領域を指定した特色版の作成方法および装置 - Google Patents

画像領域を指定した特色版の作成方法および装置

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JPH09248894A
JPH09248894A JP8087256A JP8725696A JPH09248894A JP H09248894 A JPH09248894 A JP H09248894A JP 8087256 A JP8087256 A JP 8087256A JP 8725696 A JP8725696 A JP 8725696A JP H09248894 A JPH09248894 A JP H09248894A
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color
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JP8087256A
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Iwata Ikeda
岩太 池田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 YMC版を含む複数の色版によって再現され
るカラー画像の所望の領域について特色版の画像を容易
に作成できる方法および装置を提供する。 【解決手段】 特色版の特定濃度に対応する複数の色版
の濃度を、特色版に対する対応濃度として指定する。ま
た、カラー画像内において処理対象とする画像領域を指
定し、処理対象の画像領域内の各色要素を処理対象とし
て選択する。そして、処理対象の色要素における複数の
色版の濃度から、特色版に対応する対応濃度に比例した
各色版の比例濃度値をそれぞれ減算することによって、
複数の色版に対する減算後濃度を求める。さらに、比例
濃度値に相当する特色版の濃度を処理対象の色要素にお
ける特色版の濃度として設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、少なくともYM
C版を含む複数の色版によって再現されるカラー画像に
ついて、YMCK版以外の特色版の画像を作成する特色
版作成方法およびそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のカラー画像の印刷には、Y(イエ
ロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラッ
ク)の4色のインクが用いられる。この中のYMCの3
色は、加法混色の3原色である。簡易な印刷ではYMC
の3原色のみでカラー画像が再現される場合もある。ま
た、印刷物によっては、色再現性を高めるために、YM
CK以外の特別な色のインクが用いられることがある。
このような特別な色のインクは「特色」インクと呼ばれ
る。また、特色インクの版は「特色版」と呼ばれる。特
色インクとしては、緑色、オレンジ色、金色、銀色やメ
タリックカラー等の各種のインクが用いられる。特色版
は、ロゴのように予め特色であることが指定されている
画像部品を再現する場合や、特色インクで刷ることによ
ってカラー画像の色再現性を高めたい場合などに用いら
れることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、カラー画像を
YMCKの4色の色版の画像データで表現することが普
通であった。従って、YMCKの画像データから特色版
の画像データを作成するためには、オペレータが特色版
の画像領域と、特色版を含む各色版の濃度とをすべて設
定しなければならなかった。また、例えば傾斜網(グラ
デーション)などの特別な領域に関して特色版への変換
を行ないたくないような場合においても、従来は、意に
反して特色版に変換されてしまうことがあるという問題
点があった。
【0004】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、YMC版を含む
複数の色版によって再現されるカラー画像の所望の領域
について特色版の画像を容易に作成できる方法および装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、第1の発明
は、少なくともYMC版を含む複数の色版によって再現
されるカラー画像について、YMCK版以外の特色版の
画像を作成する方法であって、(a)前記特色版の特定
濃度に対応する前記複数の色版の濃度を、前記特色版に
対する対応濃度として指定する工程と、(b)前記カラ
ー画像内において処理対象の画像領域を指定する工程
と、(c)処理対象の画像領域内の各色要素を処理対象
として選択する工程と、(d)処理対象の色要素におけ
る前記複数の色版の濃度から、前記特色版に対応する前
記対応濃度に比例した各色版の比例濃度値をそれぞれ減
算することによって前記複数の色版に対する減算後濃度
を求めるとともに、前記比例濃度値に相当する前記特色
版の濃度を前記処理対象の色要素における前記特色版の
濃度として設定する工程と、を備える。
【0006】第1の発明によれば、指定された処理対象
の画像領域内について複数の色版から特色版が生成され
るので、所望の領域についてのみ特色版の画像を容易に
作成できる。
【0007】上記第1の発明において、前記工程(b)
は、(1)前記カラー画像をモニタに表示する工程と、
(2)前記モニタに表示された前記カラー画像内におい
て、対話処理によって任意形状の領域を前記処理対象の
画像領域として指定する工程と、を備えることが好まし
い。
【0008】こうすれば、ユーザが特色版の作成を行な
いたい所望の領域を容易に指定できる。
【0009】あるいは、第1の発明において、前記工程
(b)は、(1)前記カラー画像を表わす画像データに
基づいて前記カラー画像内の平網領域を検出する工程
と、(2)検出された平網領域を前記処理対象の画像領
域として設定する工程と、を備えるようにしてもよい。
【0010】こうすれば、ユーザが平網領域の輪郭を指
定することなく、平網領域内において特色版を作成する
ことができる。
【0011】あるいは、第1の発明において、前記工程
(b)は、(1)前記カラー画像を表わす画像データに
基づいて前記カラー画像内の傾斜網領域を検出する工程
と、(2)検出された傾斜領域を前記処理対象の画像領
域として設定する工程と、を備えるようにしてもよい。
【0012】こうすれば、ユーザが傾斜網領域の輪郭を
指定することなく、傾斜網領域内において特色版を作成
することができる。
【0013】第2の発明は、少なくともYMC版を含む
複数の色版によって再現されるカラー画像について、Y
MCK版以外の特色版の画像を作成する装置であって、
前記特色版の特定濃度に対応する前記複数の色版の濃度
を、前記特色版に対する対応濃度として指定する濃度指
定手段と、前記カラー画像内において処理対象の画像領
域を指定する領域指定手段と、処理対象の画像領域内の
各色要素を処理対象として選択する色要素選択手段と、
処理対象の色要素における前記複数の色版の濃度から、
前記特色版に対応する前記対応濃度に比例した各色版の
比例濃度値をそれぞれ減算することによって前記複数の
色版に対する減算後濃度を求めるとともに、前記比例濃
度値に相当する前記特色版の濃度を前記処理対象の色要
素における前記特色版の濃度として設定する色要素変換
手段と、を備える。
【0014】第2の発明も、上記第1の発明と同様な作
用・効果を有しており、所望の領域についてのみ特色版
の画像を容易に作成できる。
【0015】
【発明の他の態様】この発明は、以下のような他の態様
も含んでいる。第1の態様は、上記第2の発明におい
て、前記領域指定手段が、前記カラー画像を表示するモ
ニタと、前記モニタに表示された前記カラー画像内にお
いて、対話処理によって任意の形状の領域を前記処理対
象の画像領域として指定する手段と、を備える。
【0016】第2の態様は、上記第2の発明において、
前記領域指定手段が、前記カラー画像を表わす画像デー
タに基づいて前記カラー画像内の平網領域を検出する第
1の手段と、検出された平網領域を前記処理対象の画像
領域として設定する第2の手段と、を備える。
【0017】第3の態様は、上記第2の発明において、
前記領域指定手段が、前記カラー画像を表わす画像デー
タに基づいて前記カラー画像内の傾斜網領域を検出する
第1の手段と、検出された傾斜領域を前記処理対象の画
像領域として設定する第2の手段と、を備える。
【0018】第4の態様は、コンピュータシステムのマ
イクロプロセッサによって実行されることによって少な
くともYMC版を含む複数の色版によって再現されるカ
ラー画像について、YMCK版以外の特色版の画像を作
成するするソフトウェアプログラムを格納した携帯型記
憶媒体であって、前記特色版の特定濃度に対応する前記
複数の色版の濃度を、前記特色版に対する対応濃度とし
て指定する濃度指定手段と、前記カラー画像内において
処理対象の画像領域を指定する領域指定手段と、処理対
象の画像領域内の各色要素を処理対象として選択する色
要素選択手段と、処理対象の色要素における前記複数の
色版の濃度から、前記特色版に対応する前記対応濃度に
比例した各色版の比例濃度値をそれぞれ減算することに
よって前記複数の色版に対する減算後濃度を求めるとと
もに、前記比例濃度値に相当する前記特色版の濃度を前
記処理対象の色要素における前記特色版の濃度として設
定する色要素変換手段と、を実現するソフトウェアプロ
グラムを格納することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
A.第1実施例:次に、本発明の実施の形態を実施例に
基づき説明する。図1は、この発明の実施例を適用する
画像処理装置の構成を示すブロック図である。この画像
処理装置は、CPU20と、メインメモリ22と、画像
メモリ24とを備えたコンピュータシステムである。こ
の画像処理装置は、さらに、入力手段または指定手段と
してのキーボード32およびマウス34と、画像入力手
段としての読取スキャナ36と、表示手段としてのカラ
ーCRT38と、外部記憶手段としてのハードディスク
装置40とを備えている。キーボード32は、本発明の
濃度指定手段としての役割も有している。また、マウス
34とカラーCRT(モニタ)38は、本発明の領域指
定手段の一部を構成している。
【0020】メインメモリ22は、疑似色設定手段50
と、領域指定手段52と、色要素選択手段54と、色要
素変換手段56としての機能を実現するソフトウェアプ
ログラムを記憶する。これらの各手段は、メインメモリ
22に記憶されたソフトウェアプログラムをCPU20
が実行することによって実現される。なお、これらの機
能については更に後述する。これらの各部の機能を実現
するソフトウェアプログラム(アプリケーションプログ
ラム)は、フロッピディスクやCD−ROM等の携帯型
記憶媒体(可搬型記憶媒体)に格納され、携帯型記憶媒
体からメインメモリ22またはハードディスク装置40
に転送される。
【0021】画像メモリ24は、YMCK版と特色版
(「S版」とも呼ぶ)の5つの色版画像の画像データを
それぞれ記憶する5プレーン分のメモリ領域を有してい
る。
【0022】図2は、第1実施例における処理手順を示
すフローチャートである。ステップS1では、処理対象
となる1ページ画像を表わすページデータをハードディ
スク装置40から画像メモリ24に読込む。1ページ画
像とは、1ページ分の画像平面に複数の画像部品が貼込
まれた画像である。画像部品としては、一様な濃度で塗
りつぶされた平網画像領域(チント画像領域)や、濃度
が一定方向に沿って一定の変化率で順次変化する傾斜網
画像領域(グラデーション画像領域)や、絵柄等があ
る。
【0023】図3は、処理対象となる1ページ画像の一
例を示す説明図である。図3(A),(B),(C),
(D)は、Y版、M版、C版、K版の画像をそれぞれ示
しており、図3(E)はこれらの画像を刷り重ねること
によって再現されるカラー画像を示している。図3
(A)に示されているように、この1ページ画像は、2
つの平網の画像領域R1,R2を有している。第1の画
像領域R1のYMCK各版の濃度は30%,60%,2
0%,0%である。また、第2の画像領域R2のYMC
K各版の濃度は20%,30%,5%,10%である。
【0024】図2のステップS2では、特色版(S版)
の特定の濃度に相当するYMCK各版の濃度値をオペレ
ータが設定する。特色版の特定の濃度に相当するYMC
K各版の濃度値を、以下では「対応濃度」または「擬似
色値」と呼ぶ。擬似色値は、ハードディスク装置40に
記憶されている特色濃度データベースから読出すことが
できる。特色濃度データベースは、各種の特色(緑色、
オレンジ色、メタリックカラー等)の特定濃度に対応す
るYMCK各版の濃度が登録されているデータベースで
ある。このようなデータベースを用いれば、オペレータ
は登録されている特色とその濃度を指定するだけで、対
応するYMCK各版の擬似色値を指定することができる
という利点がある。もちろん、データベースを使用せず
に、オペレータが特色版の特定の濃度と、これに対応す
るYMCK各版の擬似色値をマニュアルで入力すること
も可能である。この実施例では、特色版の100%(ベ
タ)に対応するYMCK各版の擬似色値として、YS =
20%,MS =40%,MS =10%,KS =0%が設
定されたものと仮定する。
【0025】ステップS3では、1ページ画像の中で特
色変換の対象となる領域をユーザが対話処理によって指
定する。指定の方法としては種々のものが考えられる。
例えば、キーボード32を用いて、1ページ画像上の座
標値を数値で入力して行うことができる。あるいは、特
定の画像部品の領域を処理対象として指定することも可
能である。1ページ画像内に含まれている複数の画像部
品は、それぞれ部品番号によって管理されており、各画
像部品を表わす画像部品データも互いに区別できる形で
ハードディスク装置40に格納されている。そこで、特
色変換の対象とする部品の部品番号を入力することによ
って、その部品の領域を処理対象として選択することが
できる。あるいは、特定の条件を設定し、この条件を満
足する画像部品を検索することによって、処理対象とな
る部品を選択するようにしてもよい。また、複数の画像
部品を含む広い画像領域を処理対象として指定すること
も可能である。図3(E)の例では、カラーCRT38
に表示された1ページ画像の中で、ユーザが対話処理に
よって、1つの画像部品R1を処理対象として選択した
ものと仮定する。
【0026】ステップS4では、指定された画像領域に
含まれる画像部品から1つを処理対象として検索する。
このステップS4は、複数の画像部品を含む広い画像領
域が処理対象として指定されている場合に有効である。
1ページ画像を表わすページデータには、複数の画像部
品がリスト形式で登録されている。また、各画像部品を
表わす画像部品データは、各画像部品が占める領域を表
わす領域データ(輪郭データ)も含まれている。ステッ
プS4では、この領域データに基づいて、処理対象の画
像領域に少なくとも一部が含まれている画像部品が1つ
ずつ順次選択される。第1実施例では、1つの画像部品
である画像領域R1が処理対象として指定されているの
で、この画像部品R1がステップS4で選択される。
【0027】ステップS5では、色要素選択手段54
が、処理対象の画像部品内の色の要素を検索し、変換処
理対象とする色要素データを取得する。ここで、「色要
素」とは、YMCK各版の濃度で表わされる色を意味し
ている。画像部品が平網画像領域の場合には画像部品内
の色要素は1つだけであるが、画像部品が傾斜網画像領
域や絵柄である場合には複数の色要素が含まれている。
ステップS5では、その中の1つの色要素を選択し、そ
のYMCK各版の濃度値を取得する。図3の例では、第
1の画像領域R1内の濃度値Y0 =30%,M0 =60
%,C0 =20%,K0 =0%が取得される。
【0028】ステップS6では、色要素変換手段56
が、YMCK各版の擬似色値YS ,MS ,CS ,KS
と、色要素における各版の濃度値Y0 ,M0 ,C0 ,K
0 から、特色版を含む各版の新たな濃度値S1 ,Y1 ,
M1 ,C1 ,K1 を次の式(1a)〜(1e)に従って
算出する。
【0029】 S1 =Min(Y0/YS,M0/MS,C0/CS,K0/KS,1) …(1a) Y1 =Y0 −S1×YS …(1b) M1 =M0 −S1×MS …(1c) C1 =C0 −S1×CS …(1d) K1 =K0 −S1×KS …(1e)
【0030】なお、式(1a)の右辺の“1”は、特色
版の濃度値S1 の上限を100%に規制するためのもの
である。
【0031】上記(1b)〜(1e)式の右辺第2項
は、本発明における比例濃度値に相当する。また、(1
b)〜(1e)式の左辺は、複数の基本色版に対する減
算後濃度に相当する。
【0032】この演算の結果、画像領域R1の濃度値
は、Y1 =20% 、M1 =40%、C1 =15%、K1
=0%、S1 =50%となる。この結果は、図4(A
2)〜(E2)に示されている。
【0033】ステップS7では、上記の処理で得られた
色情報を処理後の色要素として設定する。ステップS8
では、処理対象の画像部品に他の色要素が含まれている
か否かが判断される。他の色要素が含まれていればステ
ップS4に戻り、次の色要素についてステップS4〜S
8の処理を繰返す。図4の第1の画像領域R1は平網領
域であり、1つの色要素しか含まないので、ステップS
8からステップS9に移行する。
【0034】ステップS9では、処理対象の画像領域内
に他の画像部品が含まれるか否かが判定される。他の画
像部品があれば、ステップS9からステップS3に戻
り、他の画像部品が処理対象として選択される。但し、
図4の例では、第2の画像領域R2は、処理対象の画像
領域に含まれないので処理の対象とはならない。
【0035】なお、特色版の変換の対象とならない領域
においては、S版の濃度値は、初期設定時に書き込まれ
る0%が有効となる。
【0036】こうして、図2のステップS3〜S10の
処理を繰返すことによって、処理対象の画像領域内に含
まれる各画像部品の各色要素に関して、そのYMCK各
版の濃度値が処理され、特色版の濃度に変換される。ス
テップ10では、こうして変換された1ページ画像のペ
ージデータがハードディスク装置40に書き込まれる。
【0037】上述した第1実施例では、特色変換の対象
とすべき画像部品を指定することによって、指定した画
像部品のみを対象として特色変換を行ない、その他の画
像部品については特色変換を行なわないようにすること
ができる。
【0038】B.第2実施例:図5は、第2実施例にお
ける処理手順を示すフローチャートであり、図6はその
処理内容を示す説明図である。図5の手順は、図2に示
す第1実施例の手順のステップS3において、ステップ
S31とステップS32を実行するようにしたものであ
る。
【0039】ステップS31では、1ページ画像をカラ
ーモニタ38に表示する。なお、ユーザは、カラーモニ
タ38上の1点を指示することによって、その座標にお
ける濃度値を各版毎に数値で確認することもできる。
【0040】ステップS32では、ユーザが、カラーモ
ニタ38に表示された1ページ画像の上でマウス34を
用いた対話処理によって、任意形状の領域を処理対象の
画像領域として指定する。図6は、ステップS32にお
いてマウス34を用いた領域の指定する様子を示す概念
図である。マウス34を用いた指示によって、画像部品
の形状にとらわれることなく任意の領域を指示すること
ができる。画像部品の一部分のみが処理対象の画像領域
内に含まれている場合は、処理対象の画像領域の内外に
画像部品が分割されて、その内側の画像部分のみが特色
変換の対象になる。
【0041】第2実施例によれば、カラー画像内の任意
の位置における濃度値を各版毎に確認しながら、任意の
画像領域を処理対象として指定できる。従って、希望す
る領域についてのみ、特色版の画像を容易に得ることが
できる
【0042】C.第3実施例:図7は、第3実施例にお
ける処理手順を示すフローチャートであり、図8はその
処理内容を示す説明図である。図7の手順は、図2に示
す第1実施例の手順のステップS3において、ステップ
S41とステップS42を実行するようにしたものであ
る。
【0043】ステップS41では、カラー画像内に含ま
れる画像部品を表わす部品データに基づいて、自動的に
平網の画像部品を選択する。各部品データには、平網、
傾斜網、文字、絵柄等の画像のタイプ(種類)を示す属
性データ(画像タイプデータ)が含まれている。この属
性データを参照することによって、平網の画像部品のみ
を容易に選択することができる。ステップS42では、
検出された平網の画像部品を処理対象の画像領域として
設定する。
【0044】図8では、一例として、第1の画像領域R
1を平網、第2の画像領域R2が絵柄であると仮定して
いる。ステップS42では、絵柄である画像部品R2は
処理対象から除外されるので、特色変換は行なわれな
い。その結果、第1の画像部品R1のみに特色変換がか
かった結果を得ることができる。
【0045】第3実施例では、平網領域のみを自動的に
検出して特色変換を行なうことができる。従って、特色
の擬似色値と偶然に一致する特定の色が傾斜網や絵柄等
のような連続階調の画像部品内に含まれている場合に
も、その特定の色が特色版に変換されることがない。す
なわち、連続調の画像部品内において不自然な色に変換
されるという不具合を防止することができる。
【0046】D.第4実施例:図9は、第4実施例にお
ける処理手順を示すフローチャートであり、図6はその
処理内容を示す説明図である。図9の手順は、図2に示
す第1実施例の手順のステップS3において、ステップ
S51とステップS52を実行するようにしたものであ
る。
【0047】ステップS51では、各画像部品を表わす
部品データの属性データに従って、自動的に傾斜網の画
像部品を選択する。ステップS52では、検出された傾
斜網の画像部品を処理対象の画像領域として設定する。
【0048】図10は、傾斜網部品の概念を示してお
り、一例として、第1の画像領域R1を傾斜網の画像部
品、第2の画像領域R2が平網の画像部品であると仮定
している。傾斜網である第1の画像領域R1は、n個の
平網要素t1〜tnから構成されている。n個の平網要
素t1〜tnのそれぞれの濃度値は、要素毎に徐々に変
化している。このように、連続する微少な要素t1〜t
nの濃度値を徐々に変化させることによって傾斜網とい
う1つの画像部品R1を形成している。
【0049】画像領域R1、R2のそれぞれの部品デー
タは、傾斜網や平網等の画像タイプを区別するための属
性データを含んでおり、ステップ51では、各画像部品
が持つ属性データから傾斜網か否かの判定を行ってい
る。ステップS52において、平網である第2の画像領
域R2は処理対象から除外されるので、特色変換は行な
われない。その結果、第1の画像R1の領域のみに特色
変換がかかった結果を得ることができる。
【0050】第4実施例では、傾斜網領域のみを対象に
して特色変換を行なうことができる。従って、特色の擬
似色値と偶然に一致する特定の色が平網や絵柄等のよう
な他の種類の画像部品内に含まれている場合にも、その
特定の色が特色版に変換されることがない。すなわち、
他の種類の画像部品内において不自然な色に変換される
という不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を適用する画像処理装置の構
成を示すブロック図。
【図2】第1実施例における処理手順を示すフローチャ
ート。
【図3】処理対象となる1ページ画像の一例を示す説明
図。
【図4】第1実施例の処理内容を示す説明図。
【図5】第2実施例における処理手順を示すフローチャ
ート。
【図6】第2実施例の処理内容を示す説明図。
【図7】第3実施例における処理手順を示すフローチャ
ート。
【図8】第3実施例の処理内容を示す説明図。
【図9】第4実施例における処理手順を示すフローチャ
ート。
【図10】第4実施例の処理内容を示す説明図。
【符号の説明】
20…CPU 22…メインメモリ 24…画像メモリ 32…キーボード 34…マウス 36…読取スキャナ 38…カラーCRT 40…ハードディスク装置 50…疑似色設定手段 52…領域指定手段 54…色要素選択手段 56…色要素変換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともYMC版を含む複数の色版に
    よって再現されるカラー画像について、YMCK版以外
    の特色版の画像を作成する方法であって、(a)前記特
    色版の特定濃度に対応する前記複数の色版の濃度を、前
    記特色版に対する対応濃度として指定する工程と、
    (b)前記カラー画像内において処理対象とする画像領
    域を指定する工程と、(c)処理対象の画像領域内の各
    色要素を処理対象として選択する工程と、(d)処理対
    象の色要素における前記複数の色版の濃度から、前記特
    色版に対応する前記対応濃度に比例した各色版の比例濃
    度値をそれぞれ減算することによって前記複数の色版に
    対する減算後濃度を求めるとともに、前記比例濃度値に
    相当する前記特色版の濃度を前記処理対象の色要素にお
    ける前記特色版の濃度として設定する工程と、を備える
    特色版作成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の特色版作成方法であっ
    て、 前記工程(b)は、(1)前記カラー画像をモニタに表
    示する工程と、(2)前記モニタに表示された前記カラ
    ー画像内において、対話処理によって任意形状の領域を
    前記処理対象の画像領域として指定する工程と、を備え
    る特色版作成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の特色版作成方法であっ
    て、 前記工程(b)は、(1)前記カラー画像を表わす画像
    データに基づいて前記カラー画像内の平網領域を検出す
    る工程と、(2)検出された平網領域を前記処理対象の
    画像領域として設定する工程と、を備える特色版作成方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の特色版作成方法であっ
    て、 前記工程(b)は、(1)前記カラー画像を表わす画像
    データに基づいて前記カラー画像内の傾斜網領域を検出
    する工程と、(2)検出された傾斜領域を前記処理対象
    の画像領域として設定する工程と、を備える特色版作成
    方法。
  5. 【請求項5】 少なくともYMC版を含む複数の色版に
    よって再現されるカラー画像について、YMCK版以外
    の特色版の画像を作成する装置であって、 前記特色版の特定濃度に対応する前記複数の色版の濃度
    を、前記特色版に対する対応濃度として指定する濃度指
    定手段と、 前記カラー画像内において処理対象の画像領域を指定す
    る領域指定手段と、 処理対象の画像領域内の各色要素を処理対象として選択
    する色要素選択手段と、 処理対象の色要素における前記複数の色版の濃度から、
    前記特色版に対応する前記対応濃度に比例した各色版の
    比例濃度値をそれぞれ減算することによって前記複数の
    色版に対する減算後濃度を求めるとともに、前記比例濃
    度値に相当する前記特色版の濃度を前記処理対象の色要
    素における前記特色版の濃度として設定する色要素変換
    手段と、を備える特色版作成装置。
JP8087256A 1995-09-13 1996-03-14 画像領域を指定した特色版の作成方法および装置 Pending JPH09248894A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010074028A (ko) * 2000-12-28 2001-08-04 인보길 인쇄판용 필름의 제조방법 및 그 장치
JP2012183657A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Seiko Epson Corp 画像形成装置、及び、画像形成方法

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