JPH0625102A - 液晶化合物および組成物 - Google Patents

液晶化合物および組成物

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JPH0625102A
JPH0625102A JP20600292A JP20600292A JPH0625102A JP H0625102 A JPH0625102 A JP H0625102A JP 20600292 A JP20600292 A JP 20600292A JP 20600292 A JP20600292 A JP 20600292A JP H0625102 A JPH0625102 A JP H0625102A
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liquid crystal
compound
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phase
crystal compound
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JP20600292A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sato
正洋 佐藤
Tetsuya Watanabe
哲也 渡辺
Naoko Sugita
直子 杉田
Kunikiyo Yoshio
邦清 吉尾
Tatsuro Yanagi
達朗 柳
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式 【化1】 〔R1は炭素数1〜18のアルキル基、NAPは2,6-
ナフチレン基、nは0〜9の整数 、C*は不斉炭素原
子、R2は炭素数2〜10のアルキル基〕で示される液
晶化合物および液晶組成物。 【効果】この液晶化合物をキラルスメクチックC相を示
す液晶組成物の成分として用いることにより、配向性が
良くジグザグ欠陥の無い液晶組成物を得ることが可能で
あり、コントラスト比の高い液晶表示素子を得ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示素子などに用い
る液晶組成物の成分として有用な新規液晶化合物および
この液晶化合物を含有する液晶組成物に関する。更に詳
しくは、キラルなスメクチックC相(以下Sc*相と略
称する。)を示す新規なナフタレン系液晶組成物の成分
として有用な液晶化合物およびこの液晶化合物を含有す
る液晶組成物を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、メイヤーらにより強誘電性液晶化
合物を用いる表示方式が報告され、これによるとTN型
の100〜1000倍という高速応答とメモリー効果が
得られるため、次世代の表示素子として期待され、現
在、盛んに研究、開発が進められている。強誘電性液晶
化合物の液晶相は、チルト系のキラルスメクチック相に
属するものであるが、実用的には、その中で最も低粘性
であるSc*相が最も望ましい。Sc*相を示す液晶化
合物は、既に数多く合成され、検討されているが、強誘
電性表示素子として用いるための条件としては、(a)
室温を含む広い温度範囲でSc*相を示すこと、(b)
均一な配向性を示し、かつその螺旋ピッチが大きいこ
と、(c)適当なチルト角を有すること、(d)粘性が小
さいこと、等が挙げられる。しかし、これら条件を単独
で満足するSc*相を示す液晶化合物は知られておら
ず、混合によりこれらを満足させる努力がなされてい
る。また新規なSc*相を示す液晶化合物の開発も進め
られている。一方、Sc*相を示す液晶組成物(以下、
Sc*液晶組成物という。)の調製方法として、強誘電
性を示さず、キラルでないSc相を示す液晶化合物又は
組成物に、キラルな化合物を添加する方法もあり、Sc
相を示す液晶化合物の開発も進められている。なお、S
c*相を示す液晶化合物のラセミ体も、Sc相を示す液
晶化合物として用いることもできる。従来、Sc相ある
いはSc*相を示す代表的な液晶化合物として、下記化
2および化3で示されるフェニルピリミジン系液晶化合
物が知られている。
【0003】
【化2】
【0004】
【化3】
【0005】化3中、C*は不斉炭素原子を表す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれらのフェニ
ルピリミジン系液晶化合物を用いたSc*液晶組成物
は、配向性が悪いため、セルに注入した場合、ジグザグ
欠陥が生じやすくコントラスト比が高くならないという
問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記化合物
よりも配向性が良いSc*液晶組成物の成分として用い
る液晶化合物およびそのラセミ体である液晶化合物につ
いて鋭意検討を行った結果、従来とは構造の異なった新
規な液晶化合物を見出し本発明に到達した。すなわち本
発明は、下記一般式
【0008】
【化4】
【0009】〔式中、R1は炭素数1〜18のアルキル
基を表し、NAPは2,6-ナフチレン基を表し、nは
0〜9の整数 を表し、C*は不斉炭素原子を表し、R2
は炭素数2〜10のアルキル基を表す〕で示される液晶
化合物;並びにこの液晶化合物を少なくとも一種含有す
ることを特徴とする液晶組成物である。一般式(1)
中、R1で表される炭素数1〜18のアルキル基の具体
例としては、メチル基、エチル基、n-プロピル基、n-
ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-ヘプチ
ル基、n-オクチル基、n-ノニル基、n-デシル基、n-
ウンデシル基、n-ドデシル基、n-テトラデシル基、n
-ヘキサデシル基、n-オクタデシル基などが挙げられ
る。これらのうち好ましいものは、炭素数3〜14のア
ルキル基である。
【0010】nは好ましくは、0〜5の整数である。R
2で表される炭素数2〜10のアルキル基の具体例とし
ては、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基、n-ペ
ンチル基、n-ヘキシル基、n-ヘプチル基、n-オクチ
ル基、n-ノニル基、n-デシル基などが挙げられる。こ
れらのうち好ましいものは、炭素数2〜6のアルキル基
である。本発明の液晶化合物の具体例としては、表1に
示すような基を有する化合物が挙げられる。
【0011】
【表1】
【0012】表1中、各記号はそれぞれ以下の基を表
す。 ETY;nC25− HEX;nC613− OCT;nC817− NON;nC919− DEC;nC1021− UND;nC1123
【0013】本発明の化合物は、例えば次に示す工程を
経て合成できる〔下記式中R1 、NAP、nおよびR2
は一般式(1)の場合と同一である〕。
【0014】
【化5】
【0015】すなわち、6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸
の水酸基を塩化ベンジルでエーテル化した後、塩化チオ
ニルを作用させて酸塩化物にしてから、塩基(たとえば
ピリジン)の存在下、 一般式(2)で表される光学活
性アルコールと反応させることにより一般式(3)の化
合物を得ることができる。一般式(3)の化合物をアル
コール中、水素雰囲気下、パラジウムカーボンを用いて
水素化分解することにより一般式(4)の化合物を得る
ことが出来る。一般式(4)の化合物をトリフルオロメ
タンスルホン酸無水物を作用させて得た一般式(5)の
化合物と一般式(6)の化合物を不活性ガス雰囲気下、
パラジウム触媒を用いて反応させることにより本発明の
化合物のである一般式(1)の化合物を得ることができ
る。また一般式(6)の化合物は次の工程を経て合成で
きる。
【0016】
【化6】 2,3-ジフルオルフェノールをアルキル化剤(例えば
ハロゲン化アルキル)でエーテル化して得た一般式
(8)の化合物を、n-ブチルリチウムを用いてリチウ
ム化し、ホウ酸トリメチルを反応させた後に酸で処理す
ることにより一般式(6)の化合物を得ることができ
る。
【0017】本発明の液晶化合物のラセミ体である液晶
化合物は、上記合成ルートにおいて光学活性アルコール
の代わりにラセミ体のアルコールを用いることにより得
ることができる。
【0018】液晶化合物は一般に2種以上の多成分から
成る液晶組成物の成分として用いられ、本発明の液晶化
合物も、液晶組成物の成分として利用することができ
る。本発明の液晶組成物は、複数の化合物の混合物から
なり、本発明の液晶化合物を少なくとも1種含有するも
のである。本発明の組成物としては、例えば、Sc相を
示す本発明の液晶組成物〔1〕および、Sc*相を示す
本発明の液晶組成物〔2〕が挙げられる。
【0019】本発明の液晶組成物〔1〕には、本発明の
ラセミ体である液晶化合物を少なくとも1種必須成分と
し、任意成分として他のSc相を示す液晶化合物(2-
4’-アルキルオキシフェニル-5-アルキルピリミジ
ン、2-4’-アルキルフェニル-5-アルキルオキシピリ
ミジン、2-4’-アルキルオキシオキシフェニル-5-ア
ルキルオキシピリミジン、2-p-アルキルオキシカルボ
ニルフェニル-5-アルキルピリミジン、2-4’-アルキ
ルオキシ-3’-フルオロフェニル-5-アルキルピリミジ
ン、2-4’-アルキルオキシ-2’,3’-ジフルオロフ
ェニル-5-アルキルピリミジン、2-4’- アルキルオ
キシフェニル-5-アルキルピリジン、2-4’-アルキル
オキシ-3’-フルオロフェニル-5-アルキルピリジン
等)、Sc相を示さないスメクチック液晶化合物および
ネマチック相を示す液晶化合物から選ばれる化合物を含
んだ混合物である。本発明の液晶組成物〔1〕中、本発
明の液晶化合物1種以上の含有量は通常5〜90重量%
である。
【0020】本発明の液晶組成物〔2〕には、本発明の
液晶化合物を少なくとも1種必須成分とし、任意成分と
して本発明の液晶組成物〔1〕、他のSc相を示す液晶
化合物(2-4’-アルキルオキシフェニル-5-アルキル
ピリミジン、2-4’-アルキルフェニル-5-アルキルオ
キシピリミジン、2-4’-アルキルオキシオキシフェニ
ル-5-アルキルオキシピリミジン、2-p-アルキルオキ
シカルボニルフェニル-5-アルキルピリミジン、2-
4’-アルキルオキシ-3’-フルオロフェニル-5-アル
キルピリミジン、2-4’-アルキルオキシ-2’,3’-
ジフルオロフェニル-5-アルキルピリミジン、2-4’-
アルキルオキシフェニル-5-アルキルピリジン、2-
4’-アルキルオキシ-3’-フルオロフェニル-5-アル
キルピリジン等)、Sc*相を示す液晶化合物(光学活
性4-アルキルオキシ-4’-ビフェニルカルボン酸-p’
-(2-メチルブチルオキシカルボニル)フェニルエステ
ル、光学活性4-n-アルキルオキシ-4’-ビフェニルカ
ルボン酸-2-メチルブチルエステル等)、キラルな化合
物(特開昭63−99032、特開昭63−19084
3、特開平2−138274、特開平2−25667
3、特開平2−262579、特開平2−28667
3、特開平3−27374号公報等に記載の化合物)、
Sc相を示さないスメクチック液晶化合物、ネマチック
相を示す液晶化合物および2色性色素(アントラキノン
系色素、アゾ系色素等)から選ばれる化合物を含んだ混
合物である。本発明の液晶組成物〔2〕中、本発明の液
晶化合物1種以上の含有量は通常5〜90重量%であ
る。
【0021】強誘電性を示す液晶組成物は、電圧印加に
より光スイッチング現象を起こし、これを利用した応答
の速い液晶表示素子を作製できる〔たとえば特開昭56-1
07216号公報、特開昭59-118744号公報、エヌ エー クラ
ーク(N.A.Clark)、エス ティー ラガウォール(S.T.Lage
rwall);アプライド フィジックス レター(Applied Phy
sics Letter) 36、899(1980)など〕。
【0022】Sc*相を示す本発明の液晶組成物〔2〕
を、セル間隔0.5〜10μm、好ましく は0.5〜3μmの液
晶セルに真空封入し、両側偏光子を設置することによ
り、光スイッチング素子(液晶表示素子)とすることが
できる。上記液晶セルは透明電極を設け、表面を配向処
理した2枚のガラス基板をスペーサーを挟んで貼り合わ
せることによって作製することができる。上記スペーサ
ーとしては、アルミナビーズ、ガラスファイバー、ポリ
イミドフィルムなどが挙げられる。配向処理方法として
は、通常の配向処理、たとえばポリイミド膜のラビング
処理、SiO斜め蒸着などが適用できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に説明する
が、本発明はこれに限定されない。 実施例 1 表1中No.1の化合物の製造 1,2-ジフルオロ-3-n-デシルオキシベンゼン(こ
の化合物は、2,3-ジフルオロフェノールを塩基の存
在下、n-デシルブロマイドと反応させることにより得
ることができる)20.0g(74.1mmol)を乾燥テトラヒド
ロフラン200mlに溶かし、ドライアイス-アセトンバスで
−60℃以下に冷却した。これにn-ブチルリチウムの
ヘキサン溶液(15%)47ml(88.9mmol)を−60℃以下
で滴下しそのまま3時間攪拌した。次にホウ酸トリメチ
ル11.6g(112mmol)を−60℃以下で加え更に30分間
攪拌した後、ドライアイス-アセトンバスを外し、0℃
になるまで攪拌した。水、次いで1N塩酸を加え、エー
テルで抽出した。エーテル層を水洗した後、エーテルを
留去することにより、白色固体の2,3-ジフルオロ-4
-n-デシルオキシフェニルホウ酸21.6g(68.8mmol)を
得た。 6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸(この化合物は6-
ヒドロキシ-2-ナフトエ酸を塩基の存在下、塩化ベンジ
ルと反応させることにより得ることができる)2.8g(1
0.1mmol)に塩化チオニル10mlを加えて、6時間加熱還
流した。過剰の塩化チオニルをアスピレーターで除去す
ることにより固体の6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸
塩化物を得た。このものは特に精製せずこのまま次の反
応に使用した。 で得た6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸塩化物
に、乾燥トルエン50mlおよび乾燥ピリジン20mlを加えて
10℃以下に冷却した。これに光学活性2-メチル-1-
ブタノール0.9g(10.2mmol)を加えてそのまま1時間攪
拌した後、80 ℃で5時間攪拌した。放冷後、氷水中
へ投入し、トルエン層を1N塩酸、水、炭酸水素ナトリ
ウム水、水で順次洗浄後、トルエンを留去し、エタノー
ルから再結晶することにより白色固体の光学活性6-ベ
ンジルオキシ-2-ナフトエ酸-2-メチルブチルエステル
2.9g(8.3mmol)を得た。 で得た光学活性6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸-
2-メチルブチルエステル2.9g(8.3mmol)をエタノール
中水素雰囲気下、5%パラジウムカーボン0.2gを用いて還
流温度で水素化分解を行った。水素の吸収が無くなるの
を確認してからろ過により触媒を除き、エタノールを留
去した。得られた固体をヘキサンから再結晶することに
より光学活性6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸-2-メチル
ブチルエステル1.8g(7.0mmol)を得た。 で得た光学活性6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸-2-
メチルブチルエステル1.8g(7.0mmol)を乾燥ピリジン3
0mlに溶かし、これに10℃以下でトリフルオロメタン
スルホン酸無水物2.3g(8.2mmol)を加え、室温で24
時間攪拌した。反応終了後、氷水中へ投入しトルエンで
抽出した。トルエン層を1N塩酸、水、炭酸水素ナトリ
ウム水、水で順次洗浄後、トルエンを留去することによ
り、油状の光学活性6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸-2-
メチルブチルエステルのトリフルオロメタンスルホン酸
エステル2.6g(6.7mmol)を得た。 で得た2,3-ジフルオロ-4-n-デシルオキシフェ
ニルホウ酸1.5g(4.8mmol)とで得た光学活性6-ヒド
ロキシ-2-ナフトエ酸-2-メチルブチルエステルのトリ
フルオロメタンスルホン酸エステル2.0g(5.1mmol)を
トリエチルアミン60ml中、窒素雰囲気下、触媒にテトラ
キストリフェニルホスフィンパラジウム(0)110mg(0.
10mmol)およびトリフェニルホスフィン110mgを用い
て、窒素雰囲気下10時間加熱還流した。反応終了後、
トリエチルアミンを除去しトルエンで抽出した。トルエ
ン層を1N塩酸、水で洗浄後、シリカゲルカラムで精製
し、エタノールから3回再結晶することより、本発明の
化合物である表1中No.1の化合物1.2g(2.4mmol)
を得た。化合物の構造は、NMR(核磁気共鳴スペクト
ル分析)、MS(質量分析)、IR(赤外吸収スペクト
ル分析)および元素分析により確認した。 IR ( cm-1) 2922.0 2854.0 1717.0 1630.0 1520.0 1464.0 1284.0 1224.0 1199.0 1098.0 1081.0 984.0 803.0 NMR (ppm) 0.87(t,3H) 0.98(t,3H) 1.05(d,3H) 1.20〜1.62(m,16H) 1.78〜1.97(m,3H) 4.08(t,2H) 4.15〜4.31(m,2H) 6.78〜6.88(m,1H) 7.17〜7.27(m,1H) 7.66〜7.72(m,1H) 7.90(d,2H) 7.96〜8.05(m,2H) 8.09(dd,2H) 8.61(s,1H) 19F-NMR -65.8(dd,1F) -82.8(dd,1F) 元素分析値 理論値(%) 実測値(%) C:75.30 C:75.13 H:7.84 H:8.01 F:7.45 F:7.27
【0024】実施例 2 表1中No.4の化合物の製造 実施例1の〜において光学活性2-メチル-1-ブ
タノールに代えて、光学活性1-メチルオクタノールを
同じモル比で用いた以外は実施例1の〜と同様の操
作を行うことにより光学活性6-ヒドロキシ-2-ナフト
エ酸-1-メチルヘプチルエステルのトリフルオロメタン
スルホン酸エステルを得た。 で得た光学活性6-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸-1-
メチルヘプチルエステルのトリフルオロメタンスルホン
酸エステルと実施例1ので得た2,3-ジフルオロ-4
-n-デシルオキシフェニルホウ酸を実施例1のと同じ
モル比で同様の条件で反応させることにより、本発明の
化合物である表1中No.4の化合物を得た。 IR ( cm-1) 2928.0 2858.0 1715.0 1630.0 1520.0 1466.0 1383.0 1342.0 1286.0 1226.0 1199.0 1098.0 917.0 801.0 NMR (ppm) 0.82〜0.98(m,6H) 1.18〜1.53(m,25H) 1.62〜1.73(m,1H) 1.73〜1.92(m,3H) 4.09(t,2H) 5.14〜5.29(m,1H) 6.80〜6.89(m,1H) 7.18〜7.28(m,1H) 7.69(dd,1H) 7.90(d,1H) 7.96〜8.05(m,2H) 8.09(dd,1H) 8.61(s,1H) 19F-NMR -65.7(dd,1F) -82.8(dd,1F) 元素分析値 理論値(%) 実測値(%) C:76.09 C:76.21 H:8.33 H:8.44 F:6.88 F:6.65
【0025】実施例 3実施例1の化合物(表1中N
o.1の化合物)と下記化7〜化15で示される化合物
を表2に示す割合で混合して、本発明の液晶組成物を得
た。
【0026】
【化7】
【0027】
【化8】
【0028】
【化9】
【0029】
【化10】
【0030】
【化11】
【0031】
【化12】
【0032】
【化13】
【0033】
【化14】
【0034】
【化15】
【0035】化13および化14中、NAPは2,6-
ナフチレン基を、化7〜化10および化15中、C*は
不斉炭素原子を表す。
【0036】
【表2】
【0037】この液晶組成物を、配向処理剤としてポリ
イミドを塗布し、表面をラビングして反平行処理を施し
た透明電極を備えたセル厚2μmのセルに注入して光ス
イッチング素子を作った。この素子を2枚の直交する偏
光子の間に設置し、±10Vの電圧印加時の応答速度を
測定すると、25℃において44μ秒であった。またそ
の配向状態は、ジグザグ欠陥のない均一なものであっ
た。
【0038】実施例1〜実施例3で得られた化合物およ
び組成物の相転移温度を表3に示す。
【0039】
【表3】
【0040】表3中各記号は、それぞれ以下の意味を表
す。 Cry;結晶相 Sc* ;カイラルスメクチックC相 SA ;スメクチックA相 Iso;等方性液体相 ・ ;相が存在する − ;相が存在しない <RT;室温以下
【0041】
【発明の効果】本発明の液晶化合物は、Sc*液晶組成
物の成分として用いることにより、この組成物の配向性
を向上させ、コントラスト比を高くすることができる。
従って、本発明の化合物および組成物は、液晶表示素子
に用いる液晶材料として有用である。
フロントページの続き (72)発明者 吉尾 邦清 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内 (72)発明者 柳 達朗 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式 【化1】 〔式中、R1は炭素数1〜18のアルキル基を表し、N
    APは2,6-ナフチレン基を表し、nは0〜9の整数
    を表し、C*は不斉炭素原子を表し、R2は炭素数2〜
    10のアルキル基を表す〕で示される液晶化合物。
  2. 【請求項2】 複数の化合物の混合物からなり、請求項
    1記載の液晶化合物を少なくとも一種含有することを特
    徴とする液晶組成物。
JP20600292A 1992-07-08 1992-07-08 液晶化合物および組成物 Pending JPH0625102A (ja)

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