JPH0625101B2 - ビス‐(4‐イソシアナトフエノキシ)‐アルカン及びその製造法 - Google Patents

ビス‐(4‐イソシアナトフエノキシ)‐アルカン及びその製造法

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JPH0625101B2 JP60259944A JP25994485A JPH0625101B2 JP H0625101 B2 JPH0625101 B2 JP H0625101B2 JP 60259944 A JP60259944 A JP 60259944A JP 25994485 A JP25994485 A JP 25994485A JP H0625101 B2 JPH0625101 B2 JP H0625101B2
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    • C08G18/77Polyisocyanates or polyisothiocyanates having heteroatoms in addition to the isocyanate or isothiocyanate nitrogen and oxygen or sulfur
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビス−(4−イソシアナトフエノキシ)−ア
ルカン、ビス−(4−イソシアナト−3−メチルフエノ
キシ)−アルカン、並びにそれらの製造法に関する。
〔従来の技術〕
ポリウレタンプラスチツク特にポリウレタンエラストマ
ーの性質は、それらの製造に用いられるポリイソシアネ
ートの性質に本質的に左右される。4,4′−ジシソシ
アナト−ジフエニルメタン、トリレンジイソシアネート
及び1,5−ジイソシアナトナフタレンの如き芳香族ジ
イソシアネートが、ポリウレタンエラストマーの製造に
典型的に用いられる(例えば、「ベツカー(Becker)、
ブラウン(Braun)、クンストストツフ−ハントブーフ
(Kunststoff-Handbuch)、Vol.7、第2版(1983)、
カール・ハンザー・フエアラーク(Carl Hanser Verla
g)、第391頁以下」参照)。
4,4′−ジイソシアナト−ジフエニルメタン及びトリ
レンジイソシアネートは安価にエラストマーを生成する
けれども、得られるエラストマーはしばしば機械的性質
及び熱的性質が不満足である。高品位ポリウレタンエラ
ストマーは例えば、1,5−ジイソシアナトナフタレン
がジイソシアネート成分として用いられる場合得られ得
る。このジイソシアネートをベースとするキヤストエラ
ストマー(注型エラストー)は、優秀な機械的性質によ
り見分けられる。
しかしながら、1,5−ジイソシアナトナフタレンは、
その製造に用いられる原料即ちナフタレンが限られた量
しか入手できないという難点がある。更に、ナフタレン
のニトロ化は必然的にニトロナフタレンの異性体混合物
をもたらし、この混合物から1,5−ジニトロナフタレ
ンが単離されねばならない。このジニトロ化合物から得
られる1,5−ジイソシアナトナフタレン(水素化し、
生じたジアミンを次いでホスゲン化することにより得ら
れる。)の蒸留による精製は困難であり、何故なら、
1,5−ジイソシアナトナフタレンは昇華する傾向にあ
るからである。このことは、1,5−ジイソシアナトナ
フタレンが高価であることを意味する。
1,5−ジイソシアナトナフタレンの処理加工は、その
融点及び蒸気圧が比較的高いためにしばしば困難であ
る。これらの性質によりしばしば、1,5−ジイソシア
ナトナフタレンを溶融物として直接反応させることがで
きなくなる。その場合、化学的及び操作上の問題を防ぐ
ために、技術的に費用のかかる処理加工法及び保護処置
が必要とされる。
高品位ポリウレタンプラスチックの製造におけるジイソ
シアネート成分として1,5−ジイソシアナトナフタレ
ンに匹敵する代替品を見つける多くの試みがなされてき
た。例えば、独国特許公開明細書第3,138,421
号及び第3,138,422号には、ジイソシアネート
成分として4,4′−ジイソシアナト−(1,2)−ジ
フエニルエタンを用いるポリウレタンエラストマーの製
造が記載されている。このジイソシアネートを用いて良
好な機械的性質を有するプラスチツクが得られ得ること
が認められるが、4,4′−ジイソシアナト−ジフエニ
ルエタン−(1,2)の製造は非常に複雑であり、コス
トが高く、商業上実施することはこれまで困難であつ
た。
高品位ポリウレタンエラストマーの製造に、1,5−ジ
イソシアナトナフタレンの代わりに比較的安価な4,
4′−ジイソシアナト−ジフエニルメタンを用いる多く
の試みがなされてきた。しかしながら、これらの試みで
はすべて、このジイソシアネートをベースとする得られ
るポリウレタンエラストマーは、1,5−ジイソシアナ
トナフタレンをベースとするポリウレタンエラストマー
に相当する機械的性質及び熱的性質を有さなかつた。
〔発明の要約〕
本発明の目的は、新規なジイソシアネートを提供するこ
とである。
本発明の目的はまた、1,5−ジイソシアナトナフタレ
ンから製造されるポリウレタンに匹敵する性質を有する
高品位ポリウレタンエラストマーを生成するところの新
規なジイソシアネートを提供することである。
本発明の別の目的は、これらの新規なジイソシアネート
の製造法であつて経済的かつ比較的簡単な製造法を提供
することである。
これらの目的及び当業者に明らかな他の目的は、特定の
式に相当するビス−(4−アミノフエノキシ)−アルカ
ン又はその塩化水素付加物は二酸化炭素付加物をホスゲ
ン化して特定の式に相当するビス−(4−イソシアナト
フエノキシ)−アルカンを形成させることにより達成さ
れる。このようにして得られたイソシアネートは次い
で、イソシアネート反応性水素原子(即ち、イソシアネ
ートと反応する水素原子)を含有する化合物と反応され
て顕著な物理的性質を有するイソシアネート付加生成物
を形成し得る。
〔発明の詳述〕
本発明は、一般式 〔式中、 Rは、2〜6個の炭素原子を有しかつ2個のエーテル酸
素原子間に少なくとも2個の炭素原子を有する二価の飽
和脂肪族炭化水素基を表わし、 R′は、水素又はメチル基を表わし、但し、R′は両環
において同じであることを条件とする。〕 に相当するビス−(4−イソシアナトフエノキシ)−ア
ルカンに関する。
本発明はまた、上記の式に相当するビス−(4−イソシ
アナトフエノキシ)−アルカンの製造法において、一般
〔式中、R及びR′は上記に定義した通りである。〕に
相当するビス−(4−アミノフエノキシ)−アルカンあ
るいはその塩化水素付加物又は二酸化炭素付加物をホス
ゲンと公知のように反応させる、ことを特徴とする上記
製造法に関する。
本発明による方法において出発物質として有用なジアミ
ンのいくつかは公知であり、文献に記載されている。例
えば、「ジユールナル・フユーア・プラクテイツシエ・
ヘミー(Journal fur Praktische Chemie)、Vol.27(18
83)、第206〜207頁」、「アルヒフ・デア・フア
ルマテイ−(Archiv der Pharmazie)、Vol.236(189
8)、第260〜262頁」及び「オフタルモロジカ(Op
hthalmologica)、Vol、136(1958)、第332
〜344頁」参照。かかるジアミンは、酸の存在下で卑
金属(例えば、スズ又は鉄)での環元により、あるいは
接触水素添加により、ジニトロ化合物から都合よく製造
される。本発明の方法に用いられるジアミンは、無論、
いかなる他の公知の方法により製造されてもよい。
ジアミン出発物質がそのベースとなつているところのジ
ニトロ化合物は、容易に得られ得る。例えば、それら
は、アルカリ4−ニトロフエノラートをアルカンジハラ
イドと縮合させることにより、あるいは塩基の存在下で
4−ニトロクロロベンゼンをアルカンジオールと反応さ
せることにより、あるいは塩基の存在下で4−ニトロク
ロロベンゼンを(4−ニトロフエノキシ)−アルカノー
ルと反応させることにより製造され得る。かかるジニト
ロ化合物の製造のための他の方法は、文献例えば「ザ・
ケミストリー・オブ・ジ・エーテル・リンケージ(The
Chemistry of the Ether Linkage)、エス・パタイ
(S.Patai)、インターサイエンス・パブリッシヤー
ズ(Interscience Publishers)、1967、第445〜4
98頁」に記載されている。
一般式 及び 〔式中、nは1,2又は3(非常に好ましくは1)であ
る。〕 に相当するジアミンが、本発明の方法に好ましく用いら
れる。本発明の好ましいジイソシアネートは、これらの
好ましいジアミンを用いて得られるものである。これら
の好ましいジイソシアネートは、一般式 及び 〔式中、nは1,2又は3(非常に好ましくは1)であ
る。〕 に相当する。
次のものは、本発明の方法に用いられ得る出発アミンの
典型的な例である:1,2−ビス−(4−アミノフエノ
キシ)−エタン、1,4−ビス−(4−アミノフエノキ
シ)−ブタン、1,6−ビス−(4−アミノフエノキ
シ)−ヘキサン、1,2−ビス−(4−アミノ−3−メ
チルフエノキシ)−エタン、1,4−ビス−(4−アミ
ノ−3−メチルフノキシ)−ブタン、好ましさの点で劣
るが1,3−ビス−(4−アミノフエノキシ)−プロパ
ン、1,5−ビス−(4−アミノフエノキシ)−ペンタ
ン、1,2−ビス−(4−アミノフエノキシ)−プロパ
ン及び1,3−ビス−(4−アミノフエノキシ)−ブタ
ン、1,3−ビス−(4−アミノ−3−メチルフエノキ
シ)−プロパン、1,2−ビス−(4−アミノ−3−メ
チルフエノキシ)−プロパン、1,3−ビス−(4−ア
ミノ−3−メチルフエノキシ)−ブタン及び1,6−ビ
ス−(4−アミノ−3−メチルフエノキシ)−ヘキサ
ン。1,2−ビス−(4−アミノフエノキシ)−エタン
及び1,2−ビス−(4−アミノ−3−メチルフエノキ
シ)−エタンが、本発明の方法に非常に好ましく用いら
れる出発アミンである。それらに対応して、1,2−ビ
ス−(4−イソシアナトフエノキシ)−エタン及び1,
2−ビス−(4−イソシアナト−3−メチルフエノキ
シ)−エタンが、本発明の非常に好ましいイソシアネー
トである。
本発明に従つてホスゲン化されるべきジアミンは、商業
的な製造純度であるいは純粋な形態で用いられ得る。そ
れらは、例えば、ジメチルホルムアミドに溶解し、次い
で水で沈殿させることにより、あるいは蒸留により精製
され得る。
ジアミンは、、それ自体ホスゲン化され得、あるいはそ
れらの塩化水素との付加化合物又は二酸化炭素との付加
化合物の形態でホスゲン化され得る。本発明に従うホス
ゲン化は、公知の方法により行われ得る。アミンをホス
ゲン化する方法は、例えば、「リービツヒス・アナーレ
ン・デア・ヘミー(Liebigs Annalen der Chemie),Vol.
562,1949版、第75〜109頁」、「ウルマン
ズ・エンサイクロペデイア・デア・テクニシエン・ヘミ
ー(Ullmans Encyclopadie der Technischen Chemi
e)、Vol.14、第4版、1977、第350〜354
頁」及び「ハウベン−ヴエイル(Houben-Weyl)、メト
デン・デア・オルガニシエン・ヘミー(Methoden der O
rganischen Chemie)、Vol.E4、第4版、1983、第
741〜753頁」に記載されている。
ホスゲン化は、連続的に又は回分的に、好ましくは不活
性溶媒の存在下にて行われ得る。ホスゲン化に都合よく
用いられる適当な溶媒の例には、次のものがある:脂肪
族、脂環式又は芳香族の炭化水素、炭化水素ハロゲン化
物、ニトロ炭化水素、脂肪族−−芳香族エーテル、芳香
族エーテル、カルボン酸エステル、カルボン酸ニトリ
ル、スルホン、リン酸ハロゲン化物及びリン酸エステ
ル。適当な溶媒の特定例は、トリメチルペンタン、デカ
ヒドロナフタレン、トルエン、1,2−ジクロロエタ
ン、クロロベンゼン、クロロトルエン、1,2−ジクロ
ロベンゼン、ニトロベンゼン、アニソール、フエネトー
ル、ジフエニルエーテル、酢酸ブチルエステル、テトラ
メチレンスホン、ホスホルオキシクロライド及びリン酸
トリメチルエステルである。商業的クロロベンゼン及び
商業的1,2−ジクロロベンゼンが、好ましい溶媒であ
る。上記の溶媒の任意の混合物も、無論用いられ得る。
上記に挙げた特定の溶媒のほとんどにおいて、ビス−
(4−アミノフエノキシ)−アルカンの低温における溶
解度はわずかであるかあるいは極めて限られらる。その
結果、低温においては、上記に挙げた溶媒は、ジアミン
あるいはその塩化水素付加物又は二酸化炭素付加物に対
して懸濁剤として作用する。これらの溶媒は、比較的高
温において並びに出発ジアミンのジイソシアネートへの
転化が増大するにつれて、出発ジアミン及び生成物ジイ
ソシアネートのみの真の溶媒として作用する。
本発明の方法においてホスゲン化されるべき出発物質と
使用溶媒との混合物は一般に、約2〜70wt%の量のジア
ミン又はジアミン付加物を含有する「懸濁溶液」であ
る。「懸濁溶液」なる用語は、出発物質(特に、好まし
いジアミン)が一部溶解しかつ一部懸濁していることを
意味するよう意図されている。
本発明によるホスゲン化反応は、「コールド−ホツトホ
スゲン化」の公知の原理に従う二段階法であるいは「ホ
ツトホスゲン化」の原理に従う一段階法で行われ得る。
「コールドホツトホスゲン化」では、ホスゲン化される
べき出発物質が反応の開始時に一般に−20〜+40℃
(好ましくは、−10〜+30℃)の温度にて反応せし
められ、次いで40〜260℃(好ましくは、80〜2
20℃)の温度にてホツトホスゲン化が行われる。この
「コールド・ホツトホスゲン化」法では、出発温度と高
められた温度との間の範囲は一様な又は急激なものであ
り得る。
「ホツトホスゲン化」では、ホスゲン化されるべき出発
物質は直ちに、40〜260℃好ましくは80〜220
℃の温度でホスゲンと接触する。
いわゆる「コールド−ホツトホスゲン化」は、ジアミン
(塩化水素付加物又は二酸化炭素付加物よりもむしろジ
アミン)に対して最も好ましいホスゲン化法である。懸
濁されたジアミンと−20〜40℃にて添加されるホス
ゲンとの間には、認められる程の反応は起こらない。次
いで温度が上昇し、ジアミンの溶解度が増大する場合の
み、ジアミンはホスゲンと反応し始める。
本発明のホスゲン化技法はすべて、標準圧下又は高めら
れた圧力下にて好ましく行われる。反応圧は、一般に
0.9〜100バール好ましくは1〜60バールであ
る。
ホスゲン化されるべき出発物質はホスゲン化反応におい
て、一般に化学量論量の1〜10倍好ましくは1.05
〜6倍のホスゲンとともに一緒にされる。これらの量の
ホスゲンは、一度に又はいくつかに分けて反応混合物に
導入され得る。不連続法では、例えば、ホスゲンの一部
を反応混合物に導入しそして残部を更にいくつかに分け
てあるいは比較的長時間にわたつて連続的にホスゲンを
分配することにより反応混合物に導入することが有利で
あり得る。
本発明に従うジアミンのホスゲン化は原則的に、触媒
(例えば、ジメチルホルムアミド)及び/又は酸受容体
(例えば、ピリジン)の添加により促進され得る。しか
しながら、ジアミンのホスゲン化の反応速度は一般に、
かかる触媒を添加しないでも適当である。
ホスゲン化反応の継続時間は、使用反応条件(特に、反
応温度)、ホスゲンの過剰量、溶媒での希釈度、随意に
添加勘され得る触媒及び/又は酸受容体に左右化され
る。
ホスゲン化反応が完了すると、反応混合物は、ガス状成
分(塩化水素、過剰のホスゲン)の分離及び蒸留による
溶媒の除去により、公知のように仕上げられる。必要な
ら、存在する固体の副生物は、溶媒が蒸留によつて除去
される前に、過又は遠心により除去され得る。蒸留に
よる溶媒の除去後蒸留残渣として得られる粗製生成物
は、必要なら、適当な不活性溶媒(例えば、トルエン)
から再結晶によりあるいは好ましくは蒸留により精製さ
れ得る。かくして、例えば1,2−ビス−(4−イソシ
アナトフエノキシ)−エタンが、240〜250℃の温
度、3〜5ミリバールの圧力下で無色の留出物として得
られ得る。この留出物は直ちに固まり、約98〜99℃
の融点を有する固体物質を生じる。
本発明によりジイソシアネートは熱安定性物質であるけ
れども、実質的な熱応力をかけることなく(即ち、温和
な温度にて)、例えば薄層蒸発器を用いてジイソシアネ
ートを精製することが適切であり得る。所望するなら、
本発明のジイソシアネートは、160〜250℃好まし
くは180〜230℃の温度にてジイソシアネートを調
質(即ち、テンパリング)することにより、やつかいな
副生物例えば熱安定性の塩素含有化合物から遊離され得
る。
本発明の新規なジイソシアネートがポリウレタンプラス
チック(特に、バルク(即ち、塊状)ポリウレタンエラ
ストマー又はセルラー(即ち、細胞状)ポリウレタンエ
ラストマー)の如きイソシアネート付加生成物を製造す
るのに用いられる場合、これらのジイソシアネートは、
公知のイソシアネート反応性物質(前記に挙げた関連文
献並びに「クンストストツフーハントブーフ(Kunststo
ff-Handbuch)、Vol・VII、“ポリウレタン(Polyuretha
ne)”、フイーヴエーク(Vieweg)及びヘヒトレン(Ho
chtlen)、カール・ハンザー・フエアラーク(Carl Han
ser Verlag)、ミユンヘン、1966、特に第206〜
297頁」参照。)と反応せしめられる。
特に、本発明のジイソシアネートを、(a)400〜1
0,000(好ましくは、80〜3000)の分子量を
有する二官能性又は三官能性のポリヒドロキシル化合
物、好ましくは相当するポリヒドロキシポリエステル又
はポリヒドロキシポリエーテル及び(b)60〜399の
分子量を有する鎖延長剤(即ち、イソシアネート化加反
応の意味で二官能性であるところの、アルコール性ヒド
ロキシル基あるいは第1級又は第2級のアミノ基を有す
る化合物)と、随時に(c)ポリウレタンエラストマー化
学における当業者に知られた他の助剤及び添加剤の存在
下で反応させることにより、本発明のジイソシアネート
からポリウレタンエラストマーが製造され得る。
イソシアネート基対イソシアネート反応性基の当量比を
1.3:1より大きい比率に維持しながらジイソシアネ
ートを400〜10,000の分子量のポリヒドロキシ
ル化合物と反応させてプレポリマーを形成させることに
より、イソシアネート付加反応は公知のプレポリマー法
によつて行われ得る。このようにして得られたNCOプレ
ポリマーは次いで、鎖延長剤と反応せしめられる。イソ
シアネート付加反応はまた、ジイソシアネートを400〜
10,000の分子量のポリヒドロキシル化合物と鎖延
長剤との混合物と反応させることにより、一段階法で行
われ得る。プレポリマー法及び一段階法の両方とも、イ
ソシアネート基対合計量のイソシアネート反応性基の当
量比は、一般に0.8:1ないし1.3:1好ましくは0.95:
1ないし1.1:1である。これらの反応が行われる温度
は、一般に60〜180℃好ましくは80〜150℃で
ある。反応は、適当な不活性溶媒の存在下で又は不存在
下で行われ得る。
本発明のジイソシアネートから製造されるポリウレタン
プラスチック特にポリウレタンエラストマーは、中実製
品又はセルラー製品であり得る。両タイプのポリウレタ
ンエラストマーが、公知の方法(例えば、「クンストス
トツフ−ハントブーフ(Kunststoff-Handbuch)、Vol.V
II、“ポリウレタン(Polyurethane)”、フイーヴエー
ク(Vieweg)及びヘヒトレン(Hochtlen)、カール・ハ
ンザー・フエアラーク(Carl Hanser Verlag)、ミユン
ヘン、1966、第206〜297頁」に記載されてい
る方法)により製造される。例えば、セルラーポリウレ
タンエラストマーは、鎖延長剤として水を用いて製造さ
れ得る。
本発明のジイソシアネートを用いて製造されたプラスチ
ツク(特に、所与の炭化水素基Rがエチレン、テトラメ
チレン又はヘキサメチレン基好ましくはエチレン又はテ
トラメチレン基であるところの本発明のジイソシアネー
トを用いて製造されたエラストマー)は、優秀な機械的
性質及び熱的性質を有する。その結果、それらは、スプ
リング要素、防振要素、フエンダー、ホイールカバー、
シール、くつ底、及び同様な使用分野(かかる使用分野
では、材料は極端な機械的及び熱的応力を受ける。)に
極めて適する。
〔実施例〕
本発明を次の例によつて更に説明するが、これらの例に
制限する意図ではない。これらの例において、別段指摘
がなければ、部及び百分率はすべて重量による。
例1(1,2−ビス−(4−イソシアナトフエノキシ)
−エタンの製造) 366gの結晶性の1,2−ビス−(4−アミノフエノ
キシ)−エタン(分析による測定純度:99.8%)を6
の実験室用ホスゲン化装置に入れ、44の無水クロ
ロベンゼンと混合した。生じた懸濁液を氷浴で冷却し
た。320gのホスゲンを、0〜10℃の温度にて該懸
濁液に中断することなく導入した。その混合物を次いで
かくはんしながら加熱還流するとともに、2.5時間かけ
てホスゲン(40〜50g/h)をゆつくり導入した。還
流下で更に1.5時間ホスゲン化(40〜50gのホスゲ
ン/h)した後、透明な溶液が得られた。最終反応混合
物を過剰のホスゲン及び溶媒のほとんどから蒸留により
遊離し、次いで50℃に冷却した。結晶が沈殿した。次
いで、残存するクロロベンゼンを、50℃の温度、真空
下でパルプ状の懸濁液から完全に留去した。その際、9
6〜97℃の融点を有するわずかに褐色がかつた結晶の
形態の粗製生成物446gが残渣として得られた。該粗
製生成物は、0.13%の量の加水分解性塩素を含有して
いた。
このようにして得られた粗製ジイソシアネート420g
を真空蒸留に付した。1,2−ビス−(4−イソシアナ
トフエノキシ)−エタンが1ミリバール、210〜22
5℃の温度にて無色の液体として留出し(初期留出物な
し)、しかして該液体は速やかに固まり、98〜99℃
の融点を有する結晶を生じた。
収量:411g(理論収量の98.5%) C12:269.3 加水分解性塩素:170ppm NCO含有率:計算値28.35% 実測値28.2% 28.3% 再蒸留したとき、該ジイソシアネートは実質的に残渣を
含んでいなかつた。その留出物は、50ppmの量の加水
分解性塩素を含有していた。
350〜360℃(分解)の融点を有する暗色の固体生
成物6gが、第1蒸留段階で残渣として残存した。
例2(1,2−ビス−(4−イソシアナトフエノキシ)
−エタンの製造) 未精製の1,2−ビス−(4−アミノフエノキシ)−エ
タンを、1,2−ビス−(4−ニトロフエノキシ)−エ
タンの接触水素添加により得た。このジアミンは、95.
4重量%の分析による測定純度を有していた。このジア
ミン366gを6の実験室用ホスゲン化装置に入れ、
4.4の無水o−ジクロロベンゼンと混合した。その懸
濁液を冷却し、310gのホスゲンを0〜10℃の温度
にて中断することなく添加した。その混合物を次いでか
くはんしながら3.5時間加熱還流するとともにホスゲン
(40〜50g/h)をゆつくり導入し、そして還流下で
更に1時間ホスゲン化した。最終の暗色の反応溶液は、
不溶性のフレーク状沈着物を含有していた。その混合物
から過剰のホスゲン及び2のジクロロベンゼンを留去
した。室温まで冷却した後、沈着物を吸引して取り出
し、ジクロロベンゼンで洗浄し、そして真空下で乾燥し
た。19.7gの暗色の無定形の固体生成物が得られた。
透明な反応溶液は、真空下で留出された。ジクロロベン
ゼンの初期留出物の後に、410gの1,2−ビス−
(4−イソシアナトフエノキシ)−エタン(理論収量の
96.8%)がわずかに黄色がかつた液体として留出し、
しかして該液体は速たかに固まつた。
融点:95〜97℃ 加水分解性塩素:710ppm NCO含有率:28.4% 蒸留残渣:8gの暗色の固体生成物 該ジイソシアネートを再蒸留すると、98〜99%の融
点を有しかつ60ppmの量の加水分解性塩素を含有する
ところの実質的に無色の結晶を生じた。
例3(1,4−ビス−(4−イソシアナトフエノキシ)
−ブタンの製造) 408gの1,4−ビス−(4−アミノフエノキシ)−
ブタン(分析による測定純度:99.9%)を、例1と同
じようにしてホスゲンと反応させた。95〜97℃の融
点を有する褐色がかつた結晶の形態で、490gの粗製
生成物が得られた。該粗製生成物は、0.22%の量の加
水分解性塩素を含有していた。
このようにして得られた450gの粗製ジイソシアネー
トを真空蒸留に付した。1,4−ビス−(4−イソシア
ナトフエノキシ)−ブタンが、1ミリバール、220〜
230℃の温度にて無色の液体として留出し(初期留出
物なし)、しかして該液体は速やかに固まり、97〜9
8℃の融点を有する結晶を生じた。
収量:436g(理論収量の97.7%) C1816:324.3 加水分解性塩素:190ppm NCO含有率:計算値25.9% 実測値26.0% 25.9% 再蒸留したとき、該ジイソシアネートは実質的に残渣を
含んでいなかつた。その留出物は、70ppmの量の加水分
解性塩素を含有していた。
例4(1,6−ビス−(4−イソシアナトフエノキシ)
−ヘキサンの製造) 450gの1,6−ビス−(4−アミノフエノキシ)−
ヘキサン(分析による測定純度:96.1%)を、例1と
同じ処理操作によりホスゲンと反応させた。86〜88
℃の融点を有する褐色がかつた結晶の形態で、519g
の粗製生成物が得られた。該粗製生成物は、0.27%の
加水分解性塩素を含有していた。
このようにして得られた480gの粗製ジイソシアネー
トを真空蒸留に付した。1,6−ビス−(4−イソシア
ナトフエノキシ)−ヘキサンが、0.3ミリバール、23
8〜244℃の温度にて実質的に無色の液体として留出
し(初期留出物なし)、しかして該液体は速やかに固ま
り、88〜89℃の融点を有する結晶を生じた。
収量:449g(理論収量の95.7%) C2020:352.4 加水分解性塩素:140ppm NCO含有率:計算値23.8% 実測値23.8% 23.7% 蒸留したとき、該ジイソシアネートは実質的に残渣を含
んでいなかつた。その留出物は、無色であり、60ppm
の量の加水分解性塩素を含有していた。
例5 a)(1,2−ビス−(4−アミノ−3−メチルフエノキ
シ)エタンの製造) 1989gの4−ニトロ−3−メチルフエノール、2.5
のエチレングリコール、0.5のトルエン及び122
2gの1,2−ジブロモエタンの混合物を、水分離器を
備えた蒸留装置に導入し、かくはんしながら還流下で
(おおよそ130℃)共沸的に脱水した。次いで、その
混合物を還流下で沸とうさせながらかつ水を分離しなが
ら、50%水酸化ナトリウム水溶液1040gを2時間
かけて添加した。更に1,2−ジブロモエタン244g
及び50%水酸化ナトリウム水溶液104gを添加した
後、その反応混合物を130℃にて更に4.5時間かくは
んし、次いで室温まで冷却し、その後激しくかくはんし
ながら3の水を添加した。沈殿した結晶を別し、水
及びメタノールで洗浄し、そして乾燥した。1880g
(理論収量の87%)の1,2−ビス−(4−ニトロ−
3−メチルフエノキシ)−エタンが、182℃の融点を
有しかつ下記の分析値を有する砂色の結晶の形態で得ら
れた: C1816:332.3 計算値:C57.83%、H4.85%、 N8.43%、O28.89% 実測値:C57.8%、H4.8%、N8.4%、 O28.6% 1695gの該ジニトロ化合物の5のジメチルホルム
アミド中の溶液を水素添加用オートクレーブ中に導入
し、そしてラネーニツケルの添加後、かくはんしながら
加圧下で水素の導入により反応させた。水素添加は、7
5℃/40〜50バールにて2時間、次いで90℃/4
0〜50バールにて1時間行われた。オートクレーブを
排気した後、熱い反応混合物を取り出し、過により触
媒から遊離し、そして室温まで冷却した。沈殿した結晶
を吸引別し、そして真空乾燥した。母液を真空蒸発に
より濃縮した(より多くの生成物が残される。)合計1
365gの1,2−ビス−(4−アミノ−3−メチルフ
エノキシ)−エタンが、褐色がかつた結晶の形態で得ら
れた。氷酢酸中の過塩素酸での滴定により、その生成物
は98.6%の純度であるこがわかつた(収率:使用ジニ
トロ化合物を基準として理論量の97%)。該ジアミン
を蒸留によつて精製することにより、106〜107℃
の融点を有する実質的に無色の結晶が得られた。
沸点:0.2ミリバールにおい195〜200℃ C1620:272.3 b)(1,2−ビス−(4−イソシアナト−3−メチルフ
エノキシ)−エタンの製造) 3.8の無水クロロベンゼン中の350gのホスゲンの
溶液を6の実験室用ホスゲン化装置中に導入し、その
後0〜10℃に冷却して408gの1,2−ビス−(4
−アミノ−3−メチルフエノキシ)−エタン(分析によ
る測定純度:98.6%)を添加した。次いで、その反応
混合物を2時間加熱還流し、かつその間ホスゲンを更に
導入した。還流下で更に2時間ホスゲン化した後、透明
な溶液が形成した。次いで、その反応混合物を過剰のホ
スゲン及び溶媒から蒸留により離した。残存した粗製生
成物を、真空蒸留により精製した。1,2−ビス−(4
−イソシアナト−3−メチルフエノキシ)−エタンが、
206〜218℃/0.5ミリバールにて、初期留出物な
しでほとんど無色の液体の形態で留出し、しかして該液
体は速やかに固まり、111〜〜113℃の融点を有す
る結晶を生じた。
収量:464g(理論量の96.8%) NCO含有率:計算値25.9% 実測値25.7% 25.9% 蒸留残渣:19gのガラス様に固まる暗色樹脂該ジイソ
シアネートはほとんど完全に再蒸留することができ、1
13〜114℃の融点を有しかつ20ppmの加水分解性
塩素を含有する無色の結晶を生じた。
例6(1,4−ビス−(4−イソシアナト−3−メチル
フエノキシ)−ブタンの製造) 450gの1,4−ビス−(4−アミノ−3−メチルフ
エノキシ)−ブタン(分析による測定純度:98.2%)
を、例5b)のようにしてホスゲンと反応させた。得られ
た粗製生成物を真空蒸留により精製した。1,4−ビス
−(4−イソシアナト−3−メチルフエノキシ)−ブタ
ンが、205〜210℃/0.2ミリバールにて、初期留出物な
しで無色の液体の形態で留出し、しかして該液体は固ま
つて89〜91℃の融点を有する結晶を生じた。
収量:503g(理論量の97.0%) C2020:352.4 NCO含有率:計算値23.8% 実測値23.9% 23.8% 蒸留残渣:21gの暗色生成物 該ジイソシアネートはほとんど完全に再蒸留することが
でき、90〜91℃の融点を有しかつ32ppmの加水分
解性塩素を含有する無色の結晶を生じた。
本発明は説明の目的のため上記に詳述されているけれど
も、かかる詳述は専らその目的のためであること、並び
に、特許請求の範囲によつて限定され得る場合を除い
て、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく種々の
変更態様が当業者によつてなされ得ること、が理解され
るべきである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、 Rは、2〜6個の炭素原子を有しかつ2個のエーテル酸
    素原子間に少なくとも2個の炭素原子を有する二価の飽
    和脂肪族炭化水素基を表わし、 R′は、水素又はメチル基を表わし、但し、R′は両環
    において同じであることを条件とする。〕 に相当するビス−(4−イソシアナトフエノキシ)−ア
    ルカン。
  2. 【請求項2】Rがエチレン、テトラメチレン又はヘキサ
    メチレン基を表わす、特許請求の範囲第1項に記載のビ
    ス−(4−イソシアナトフエノキシ)−アルカン。
  3. 【請求項3】R′が水素を表わす、特許請求の範囲第2
    項に記載のビス−(4−イソシアナトフエノキシ)−ア
    ルカン。
  4. 【請求項4】R′がメチル基を表わす、特許請求の範囲
    第2項に記載のビス−(4−イソシアナトフエノキシ)
    −アルカン。
  5. 【請求項5】R′が水素を表わす、特許請求の範囲第1
    項に記載のビス−(4−イソシアナトフエノキシ)−ア
    ルカン。
  6. 【請求項6】R′がメチル基を表わす、特許請求の範囲
    第1項に記載のビス−(4−イソシアナトフエノキシ)
    −アルカン。
  7. 【請求項7】Rがエチレン基を表わし、R′が水素を表
    わす、特許請求の範囲第1項に記載のビス−(4−イソ
    シアナトフエノキシ)−アルカン。
  8. 【請求項8】Rがエチレン基を表わし、R′がメチル基
    を表わす、特許請求の範囲第1項に記載のビス−(4−
    イソシアナトフエノキシ)−アルカン。
  9. 【請求項9】一般式 〔式中、 Rは、2〜6個の炭素原子を有しかつ2個のエーテル酸
    素原子間に少なくとも2個の炭素原子を有する二価の飽
    和脂肪族炭化水素基を表わし、 R′は、水素又はメチル基を表わし、但し、R′は両環
    において同じであることを条件とする。〕 に相当するビス−(4−イソシアナトフエノキシ)−ア
    ルカンの製造法において、一般式 に相当するビス−(4−アミノフエノキシ)−アルカン
    あるいはその塩化水素付加物又は二酸化炭素付加物をホ
    スゲン化する、ことを特徴とする上記製造法。
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