JPH06250921A - アクセス装置 - Google Patents
アクセス装置Info
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- JPH06250921A JPH06250921A JP3168093A JP3168093A JPH06250921A JP H06250921 A JPH06250921 A JP H06250921A JP 3168093 A JP3168093 A JP 3168093A JP 3168093 A JP3168093 A JP 3168093A JP H06250921 A JPH06250921 A JP H06250921A
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- data
- address
- memory
- ram
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 汎用性およびアクセス速度に優れるアクセス
装置を提供する。 【構成】 メモリ3にはデータ部を記憶する領域22
と、データ部中の各データを特定する符号と、符号のそ
れぞれに対応して各データのRAM3におけるアドレス
とを格納した項目テーブルITを記憶する領域21とを
有し、アクセスが所望されるデータに対応の符号が入力
されると、入力符号に基づいてテーブルITから対応の
アドレスが読出され、読出されたアドレスと領域22の
先頭アドレスとのオフセット値が読取部13にセットさ
れてRAM3がアドレス指定されてアクセスされる。
装置を提供する。 【構成】 メモリ3にはデータ部を記憶する領域22
と、データ部中の各データを特定する符号と、符号のそ
れぞれに対応して各データのRAM3におけるアドレス
とを格納した項目テーブルITを記憶する領域21とを
有し、アクセスが所望されるデータに対応の符号が入力
されると、入力符号に基づいてテーブルITから対応の
アドレスが読出され、読出されたアドレスと領域22の
先頭アドレスとのオフセット値が読取部13にセットさ
れてRAM3がアドレス指定されてアクセスされる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアクセス装置に関し、
特に、メモリに記憶されたデータのアクセスに関し汎用
性ならびにアクセス速度に優れたアクセス装置に関す
る。
特に、メモリに記憶されたデータのアクセスに関し汎用
性ならびにアクセス速度に優れたアクセス装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりメモリに記憶されたデータ群を
アクセスするアクセス装置には、アクセスする際にアク
セスすべきデータの大きさを指定するとか、メモリにお
けるアクセスすべき部分を指定するという制限事項が設
けられていた。このような従来のアクセス装置とそのア
クセス方法を図5〜図8を参照し説明する。
アクセスするアクセス装置には、アクセスする際にアク
セスすべきデータの大きさを指定するとか、メモリにお
けるアクセスすべき部分を指定するという制限事項が設
けられていた。このような従来のアクセス装置とそのア
クセス方法を図5〜図8を参照し説明する。
【0003】図5は、従来のデータアクセス装置を搭載
した計算機の概略ブロック図である。図において計算機
はCPU(中央処理装置)1、補助記憶装置であるハー
ドディスク装置(以下、HDDと呼ぶ)2、CPU1に
関する主記憶装置として機能するRAM(ランダムアク
セスメモリ)3、CPU1に関する入出力ディバイスと
なるキーボード4およびCRT5、ならびにRAM3を
アドレス指定してそこに記憶されたデータをアクセスす
るために設けられる入出力ポインタ11を含む。入出力
ポインタ11は一種のレジスタであり、CPU1により
そこに設定されたアドレス値に基づいてRAM3をアド
レス指定し、CPU1はこのアドレス指定された領域の
データをアクセスする。
した計算機の概略ブロック図である。図において計算機
はCPU(中央処理装置)1、補助記憶装置であるハー
ドディスク装置(以下、HDDと呼ぶ)2、CPU1に
関する主記憶装置として機能するRAM(ランダムアク
セスメモリ)3、CPU1に関する入出力ディバイスと
なるキーボード4およびCRT5、ならびにRAM3を
アドレス指定してそこに記憶されたデータをアクセスす
るために設けられる入出力ポインタ11を含む。入出力
ポインタ11は一種のレジスタであり、CPU1により
そこに設定されたアドレス値に基づいてRAM3をアド
レス指定し、CPU1はこのアドレス指定された領域の
データをアクセスする。
【0004】HDD2には、少なくとも該計算機の処理
においてアクセスされるデータの集合からなるデータ部
DB(詳細は後述する)と、データ部DBに含まれる各
データがRAM3にロードされた際にこれら各データに
関するインデックスとして用いられる項目テーブルIT
(詳細は後述する)と、該計算機において実行されるプ
ログラム群とが記憶される。計算機が起動されると、H
DD2からデータ部DB、項目テーブルITおよび実行
プログラムがRAM3にロードされて、ロード完了後に
プログラム実行される。図6には、このプログラム実行
中のRAM3のメモリマップが示される。図6を参照
し、RAM3はプログラム実行中にアドレス(8000
0000)H を先頭アドレスとして実行プログラム群を
格納するための実行プログラム領域20、アドレス(A
0000000)H を先頭アドレスとし項目テーブルI
Tを格納するための項目テーブル領域21およびアドレ
ス(C0000000)H を先頭アドレスとしデータ部
DBを格納するためのデータ部領域22を含む。なお、
H は該アドレスが16進数で表わされたアドレスである
ことを示す。
においてアクセスされるデータの集合からなるデータ部
DB(詳細は後述する)と、データ部DBに含まれる各
データがRAM3にロードされた際にこれら各データに
関するインデックスとして用いられる項目テーブルIT
(詳細は後述する)と、該計算機において実行されるプ
ログラム群とが記憶される。計算機が起動されると、H
DD2からデータ部DB、項目テーブルITおよび実行
プログラムがRAM3にロードされて、ロード完了後に
プログラム実行される。図6には、このプログラム実行
中のRAM3のメモリマップが示される。図6を参照
し、RAM3はプログラム実行中にアドレス(8000
0000)H を先頭アドレスとして実行プログラム群を
格納するための実行プログラム領域20、アドレス(A
0000000)H を先頭アドレスとし項目テーブルI
Tを格納するための項目テーブル領域21およびアドレ
ス(C0000000)H を先頭アドレスとしデータ部
DBを格納するためのデータ部領域22を含む。なお、
H は該アドレスが16進数で表わされたアドレスである
ことを示す。
【0005】図7(a)および(b)には、図6に示さ
れた項目テーブルITおよびデータ部DBの構成が示さ
れる。図7(a)の項目テーブルITには複数個の項目
名i1と各項目名i1に対応してアドレス(番地)ad
1とが複数個格納される。項目名i1はデータ部DB中
の各データを一意に特定するための符号に相当する。ア
ドレスad1は対応の項目名i1により特定されるデー
タのRAM3における絶対アドレスを示す。図7(b)
のデータ部DBはRAM3の絶対アドレス(番地)ad
2に対応してデータddを複数個格納する。各データd
dは対応のアドレスad2に格納される内容を“ヌル”
キャラクタ(データの区切りの印として一般的に使われ
る文字)で区切って示される。
れた項目テーブルITおよびデータ部DBの構成が示さ
れる。図7(a)の項目テーブルITには複数個の項目
名i1と各項目名i1に対応してアドレス(番地)ad
1とが複数個格納される。項目名i1はデータ部DB中
の各データを一意に特定するための符号に相当する。ア
ドレスad1は対応の項目名i1により特定されるデー
タのRAM3における絶対アドレスを示す。図7(b)
のデータ部DBはRAM3の絶対アドレス(番地)ad
2に対応してデータddを複数個格納する。各データd
dは対応のアドレスad2に格納される内容を“ヌル”
キャラクタ(データの区切りの印として一般的に使われ
る文字)で区切って示される。
【0006】図8は、図5に示された計算機におけるR
AM3に記憶されたデータのアクセス手順を示すフロー
チャートである。次に図8を参照して、図5のRAM3
に記憶されたデータ部DB中のデータのアクセス手順に
ついて説明する。計算機が起動されると、CPU1はH
DD2に格納された実行プログラム、項目テーブルIT
およびデータ部DBをRAM3の領域20、21および
22にそれぞれロードする(図8のS30、S31、S
32)。これにより、RAM3の記憶状態は図6に示さ
れるような状態となる。次に、CPU1によりプログラ
ムが実行されて利用者によりアクセスが所望されるデー
タの項目名(たとえば、No.3)がキーボード4から
入力されて指定されると(S33)、CPU1は内部の
図示されないカウンタの値nに1を初期設定する(S3
4)。そして、カウンタの値nを1ずつインクリメント
しながら、指定された項目名(No.3)と項目テーブ
ルIT中の各項目名を先頭から順に比較照合し、テーブ
ルIT中に指定された項目名が登録されているか否かを
判別する(S35、S36、S37、S38)。指定さ
れた項目名(No.3)がテーブルIT中に登録されて
いなければ(S38)、該当項目名なしの処理がなされ
る(S39)。
AM3に記憶されたデータのアクセス手順を示すフロー
チャートである。次に図8を参照して、図5のRAM3
に記憶されたデータ部DB中のデータのアクセス手順に
ついて説明する。計算機が起動されると、CPU1はH
DD2に格納された実行プログラム、項目テーブルIT
およびデータ部DBをRAM3の領域20、21および
22にそれぞれロードする(図8のS30、S31、S
32)。これにより、RAM3の記憶状態は図6に示さ
れるような状態となる。次に、CPU1によりプログラ
ムが実行されて利用者によりアクセスが所望されるデー
タの項目名(たとえば、No.3)がキーボード4から
入力されて指定されると(S33)、CPU1は内部の
図示されないカウンタの値nに1を初期設定する(S3
4)。そして、カウンタの値nを1ずつインクリメント
しながら、指定された項目名(No.3)と項目テーブ
ルIT中の各項目名を先頭から順に比較照合し、テーブ
ルIT中に指定された項目名が登録されているか否かを
判別する(S35、S36、S37、S38)。指定さ
れた項目名(No.3)がテーブルIT中に登録されて
いなければ(S38)、該当項目名なしの処理がなされ
る(S39)。
【0007】一方、指定項目名(No.3)と一致する
項目名i1がテーブルIT中に登録されていることが判
別されると(S36)、応じて一致が判別された項目名
i1に対応のアドレスad1(この場合、(C0000
008)H )がテーブルITから読出され(S40)、
入出力ポインタ11に設定される(S41)。CPU1
は入出力ポインタ11に設定されたアドレスad1に基
づくアドレス指定によりRAM3からデータを“ヌル”
キャラクタが検出されるまで読込む(S42)。これに
より、CPU1は文字列“IPL”をデータとして得る
ことができる。
項目名i1がテーブルIT中に登録されていることが判
別されると(S36)、応じて一致が判別された項目名
i1に対応のアドレスad1(この場合、(C0000
008)H )がテーブルITから読出され(S40)、
入出力ポインタ11に設定される(S41)。CPU1
は入出力ポインタ11に設定されたアドレスad1に基
づくアドレス指定によりRAM3からデータを“ヌル”
キャラクタが検出されるまで読込む(S42)。これに
より、CPU1は文字列“IPL”をデータとして得る
ことができる。
【0008】RAM3から読出されたデータは表示すべ
きかどうかが判定され、その判定結果に応じてCRT5
に表示され処理は終了する(S43、S44)。
きかどうかが判定され、その判定結果に応じてCRT5
に表示され処理は終了する(S43、S44)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のアクセス手順で
は、アクセスの際にRAM3中の特定領域をアドレス指
定するが、これに用いられるアドレスad1は絶対アド
レスであったので、このアクセス方法は、その汎用性に
欠点があり、またアクセス速度を低下させるという欠点
があった。これらの欠点についてさらに詳述する。絶対
アドレスのバイト長はRAM3の物理的メモリ空間に対
応して規定されるので、RAM3の大きさに準じてその
バイト長も大きくなってしまう。したがって、RAM3
を直接にアドレス指定するための入出力ポインタ11の
容量もまたRAM3の物理的メモリ空間に対応した大き
さのものが要求されてしまうことから、大容量の入出力
ポインタ11を持たない計算機にはこのアクセス手順を
適用できず、このアクセス方法は汎用性に劣るという問
題があった。また、小さい入出力ポインタを用いて上述
のアクセス手順を採用しようとすれば、データ部DBを
高速アクセス可能なメモリと低速アクセス可能なメモリ
とに分割して記憶させておき、高速メモリに所望のデー
タが存在しない場合、低速メモリをアクセスして所望と
するデータを得る必要がある、すなわち低速メモリのア
クセスが必要となることからアクセス速度を向上させる
ことができないという欠点があった。
は、アクセスの際にRAM3中の特定領域をアドレス指
定するが、これに用いられるアドレスad1は絶対アド
レスであったので、このアクセス方法は、その汎用性に
欠点があり、またアクセス速度を低下させるという欠点
があった。これらの欠点についてさらに詳述する。絶対
アドレスのバイト長はRAM3の物理的メモリ空間に対
応して規定されるので、RAM3の大きさに準じてその
バイト長も大きくなってしまう。したがって、RAM3
を直接にアドレス指定するための入出力ポインタ11の
容量もまたRAM3の物理的メモリ空間に対応した大き
さのものが要求されてしまうことから、大容量の入出力
ポインタ11を持たない計算機にはこのアクセス手順を
適用できず、このアクセス方法は汎用性に劣るという問
題があった。また、小さい入出力ポインタを用いて上述
のアクセス手順を採用しようとすれば、データ部DBを
高速アクセス可能なメモリと低速アクセス可能なメモリ
とに分割して記憶させておき、高速メモリに所望のデー
タが存在しない場合、低速メモリをアクセスして所望と
するデータを得る必要がある、すなわち低速メモリのア
クセスが必要となることからアクセス速度を向上させる
ことができないという欠点があった。
【0010】それゆえにこの発明の目的は、汎用性およ
びアクセス速度に優れたアクセス装置を提供することで
ある。
びアクセス速度に優れたアクセス装置を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアクセス
装置は、データ群を記憶したメモリと、データ群中の各
データを特定する複数の符号と、これら符号のそれぞれ
に対応してデータのメモリにおけるアドレスとを格納し
たテーブルと、アクセスが所望されるデータに対応の符
号が入力されたことに応じて、この入力符号に基づいて
テーブルから該入力符号に対応のアドレスを読出すアド
レス読出手段と、このアドレス読出手段により読出され
たアドレスとデータ群のメモリにおける先頭アドレスと
のオフセット値を算出する算出手段と、この算出手段に
より算出されたオフセット値に基づいてメモリをアドレ
ス指定する手段とを備えて構成される。
装置は、データ群を記憶したメモリと、データ群中の各
データを特定する複数の符号と、これら符号のそれぞれ
に対応してデータのメモリにおけるアドレスとを格納し
たテーブルと、アクセスが所望されるデータに対応の符
号が入力されたことに応じて、この入力符号に基づいて
テーブルから該入力符号に対応のアドレスを読出すアド
レス読出手段と、このアドレス読出手段により読出され
たアドレスとデータ群のメモリにおける先頭アドレスと
のオフセット値を算出する算出手段と、この算出手段に
より算出されたオフセット値に基づいてメモリをアドレ
ス指定する手段とを備えて構成される。
【0012】
【作用】この発明に係るアクセス装置は、アドレス読出
手段が、アクセスが所望されるデータに対応の符号が入
力されたことに応答して、この入力符号に基づいてテー
ブルから該入力符号に対応のアドレスを読出し、算出手
段がこの読出されたアドレスとデータ群のメモリにおけ
る先頭アドレスとのオフセット値を算出し、そして算出
されたオフセット値に基づいてメモリが先頭アドレスに
従う相対アドレスを用いて指定される。
手段が、アクセスが所望されるデータに対応の符号が入
力されたことに応答して、この入力符号に基づいてテー
ブルから該入力符号に対応のアドレスを読出し、算出手
段がこの読出されたアドレスとデータ群のメモリにおけ
る先頭アドレスとのオフセット値を算出し、そして算出
されたオフセット値に基づいてメモリが先頭アドレスに
従う相対アドレスを用いて指定される。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図を参照
し詳細に説明する。
し詳細に説明する。
【0014】図1は、この発明の一実施例によるデータ
アクセス装置を搭載した計算機の概略ブロック図であ
る。図1に示された計算機と図5に示された従来の計算
機とを比較し異なる点はCPU1が新たにレジスタ12
を内蔵し従来の入出力ポインタ11に代替えして読取部
13が設けられている点にある。その他の構成要素は図
5に示された従来のそれと同様であるので、それらに関
する説明は省略する。読取部13は、RAM3をアクセ
スするためのポインタであり、CPU1はRAM3をア
クセスする場合にアクセスに関するアドレスに関する情
報を読取部13に設定し、読取部13によってアドレス
指定される領域をCPU1がアクセスする。
アクセス装置を搭載した計算機の概略ブロック図であ
る。図1に示された計算機と図5に示された従来の計算
機とを比較し異なる点はCPU1が新たにレジスタ12
を内蔵し従来の入出力ポインタ11に代替えして読取部
13が設けられている点にある。その他の構成要素は図
5に示された従来のそれと同様であるので、それらに関
する説明は省略する。読取部13は、RAM3をアクセ
スするためのポインタであり、CPU1はRAM3をア
クセスする場合にアクセスに関するアドレスに関する情
報を読取部13に設定し、読取部13によってアドレス
指定される領域をCPU1がアクセスする。
【0015】図2は、図1の計算機におけるプログラム
実行中のRAM3のメモリマップを示す図である。図2
に示されるように従来(図6)と同様にデータ部領域2
2、項目テーブル領域21および実行プログラム領域2
0がRAM3に含まれる。読取部13はRAM3の絶対
アドレス(C0000000)H を先頭アドレスにして
データ部を格納するデータ部領域22をアドレス指定す
るためのものであり、そこに設定される値はデータ部領
域22の先頭アドレス(C0000000)Hからのオ
フセット値である。つまり、CPU1はデータ部のデー
タをアクセスする際に読取部13にデータ部領域20の
先頭アドレスからのオフセット値を設定し、読取部13
が設定されたオフセット値に基づいてアドレス指定する
領域にストアされるデータを読出すよう動作する。な
お、読取部13に設定すべきオフセット値を算出するた
めに、CPU1のレジスタ12には、データ部領域22
のRAM3における先頭アドレス(この場合アドレス
(C0000000)H )が予め設定される。なお、項
目テーブルITの内容は図7(a)に示されたものと同
様であるので、それらに関する詳細説明は省略する。ま
た、データ部に格納されるデータddは図7(b)に示
されたものと同様であるのでその詳細説明は省略する。
実行中のRAM3のメモリマップを示す図である。図2
に示されるように従来(図6)と同様にデータ部領域2
2、項目テーブル領域21および実行プログラム領域2
0がRAM3に含まれる。読取部13はRAM3の絶対
アドレス(C0000000)H を先頭アドレスにして
データ部を格納するデータ部領域22をアドレス指定す
るためのものであり、そこに設定される値はデータ部領
域22の先頭アドレス(C0000000)Hからのオ
フセット値である。つまり、CPU1はデータ部のデー
タをアクセスする際に読取部13にデータ部領域20の
先頭アドレスからのオフセット値を設定し、読取部13
が設定されたオフセット値に基づいてアドレス指定する
領域にストアされるデータを読出すよう動作する。な
お、読取部13に設定すべきオフセット値を算出するた
めに、CPU1のレジスタ12には、データ部領域22
のRAM3における先頭アドレス(この場合アドレス
(C0000000)H )が予め設定される。なお、項
目テーブルITの内容は図7(a)に示されたものと同
様であるので、それらに関する詳細説明は省略する。ま
た、データ部に格納されるデータddは図7(b)に示
されたものと同様であるのでその詳細説明は省略する。
【0016】図3(a)および(b)は、データ部中の
データが読取部13を用いて読取られる状況を模式的に
示す図である。図3(a)ではデータ部のデータが1本
のテープに連続して登録された状況にあり、読取部13
がデータ部の先頭アドレス、すなわちテーブルの先頭に
初期設定されている状況が示される。データ“IPL”
のアクセスが所望されると、データ“IPL”のRAM
3における絶対アドレス(C0000008)H とデー
タ部の先頭アドレス(C0000000)H とのオフセ
ット値「8」が算出されて、読取部13に設定される。
言い換えれば図3(b)に示されるように、テープがオ
フセット値分だけ巻取られて読取部13の位置はテープ
の先頭からオフセット「8」分だけ進んだ位置をポイン
ト、すなわちアドレス指定することを示している。
データが読取部13を用いて読取られる状況を模式的に
示す図である。図3(a)ではデータ部のデータが1本
のテープに連続して登録された状況にあり、読取部13
がデータ部の先頭アドレス、すなわちテーブルの先頭に
初期設定されている状況が示される。データ“IPL”
のアクセスが所望されると、データ“IPL”のRAM
3における絶対アドレス(C0000008)H とデー
タ部の先頭アドレス(C0000000)H とのオフセ
ット値「8」が算出されて、読取部13に設定される。
言い換えれば図3(b)に示されるように、テープがオ
フセット値分だけ巻取られて読取部13の位置はテープ
の先頭からオフセット「8」分だけ進んだ位置をポイン
ト、すなわちアドレス指定することを示している。
【0017】図4は、この発明の一実施例によるデータ
のアクセス手順を示すフローチャートである。図4を参
照して図1に示された計算機におけるRAM3に記憶さ
れたデータのアクセス手順を説明する。図1の計算機が
起動されると、応じてCPU1はHDD2から実行プロ
グラムおよび項目テーブルITを読出しRAM3の実行
プログラム領域20および項目テーブル領域21にそれ
ぞれロードする(S1、S2)。これにより、項目テー
ブル領域21には図7(a)に示されるような項目テー
ブルITが展開される。データ部は、RAM3のアドレ
ス(C0000000)H 以降のデータ部領域22に格
納されている。なお前述した項目テーブル展開時、CP
U1はデータ部の先頭アドレス(C0000000)H
をレジスタ12に読込んでおく。次に、読取部13の位
置をデータ部の先頭アドレス(C0000000)H に
初期設定する。
のアクセス手順を示すフローチャートである。図4を参
照して図1に示された計算機におけるRAM3に記憶さ
れたデータのアクセス手順を説明する。図1の計算機が
起動されると、応じてCPU1はHDD2から実行プロ
グラムおよび項目テーブルITを読出しRAM3の実行
プログラム領域20および項目テーブル領域21にそれ
ぞれロードする(S1、S2)。これにより、項目テー
ブル領域21には図7(a)に示されるような項目テー
ブルITが展開される。データ部は、RAM3のアドレ
ス(C0000000)H 以降のデータ部領域22に格
納されている。なお前述した項目テーブル展開時、CP
U1はデータ部の先頭アドレス(C0000000)H
をレジスタ12に読込んでおく。次に、読取部13の位
置をデータ部の先頭アドレス(C0000000)H に
初期設定する。
【0018】次に、利用者がキーボード4を介して項目
名を、たとえばNo.3と入力すると(S4)、CPU
1は内部のカウンタ(図示せず)の値nに1を設定する
(S5)。その後、CPU1はカウンタの値nを1ずつ
インクリメントしながら、指定された項目名(No.
3)と項目テーブルIT中の各項目名とを先頭から順に
比較照合し、テーブルIT中に指定された項目名が登録
されているか否かを判別する(S6、S7、S8、S
9)。指定された項目名がテーブルITに登録されてい
なければ該当項目なしの処理がなされる(S10)。
名を、たとえばNo.3と入力すると(S4)、CPU
1は内部のカウンタ(図示せず)の値nに1を設定する
(S5)。その後、CPU1はカウンタの値nを1ずつ
インクリメントしながら、指定された項目名(No.
3)と項目テーブルIT中の各項目名とを先頭から順に
比較照合し、テーブルIT中に指定された項目名が登録
されているか否かを判別する(S6、S7、S8、S
9)。指定された項目名がテーブルITに登録されてい
なければ該当項目なしの処理がなされる(S10)。
【0019】一方、指定項目名と一致する項目名i1が
テーブルIT中にあることが判別されると(S7)、一
致が判別された項目名i1に対応のアドレスad1(こ
の場合、(C0000008)H )がテーブルITから
読出される(S11)。
テーブルIT中にあることが判別されると(S7)、一
致が判別された項目名i1に対応のアドレスad1(こ
の場合、(C0000008)H )がテーブルITから
読出される(S11)。
【0020】CPU1は項目テーブルITから読出され
た指定項目名(No.3)に対応の絶対アドレスad1
の値からレジスタ12に格納されたデータ部の先頭アド
レスの値を引いて、オフセット値を算出する(S1
2)。得られたオフセット値(8)を読取部13に設定
することにより、データ部の読取部13はデータ部の先
頭からそのオフセット分(8バイト分、テープを送るよ
うに)進められる(S13)。そして、読取部13の指
すアドレス位置から“ヌル”文字までの部分(文字列
“IPL”)を読出しデータとする(S14)。
た指定項目名(No.3)に対応の絶対アドレスad1
の値からレジスタ12に格納されたデータ部の先頭アド
レスの値を引いて、オフセット値を算出する(S1
2)。得られたオフセット値(8)を読取部13に設定
することにより、データ部の読取部13はデータ部の先
頭からそのオフセット分(8バイト分、テープを送るよ
うに)進められる(S13)。そして、読取部13の指
すアドレス位置から“ヌル”文字までの部分(文字列
“IPL”)を読出しデータとする(S14)。
【0021】読出されたデータを表示すべき場合はCR
T5に表示し処理は終了する(S15、S16)。
T5に表示し処理は終了する(S15、S16)。
【0022】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、データ
のアクセスが所望されると、該データのメモリにおける
アドレスと、該データを含むデータ群のメモリにおける
先頭アドレスとのオフセット値に基づきメモリがアドレ
ス指定されてアクセスされるので、先頭アドレスを基準
とした相対アドレスに基づくアドレス指定によりアクセ
スすることが可能となる。このことから、メモリのアク
セス用のポインタは少なくともオフセット値の最大値を
格納可能な大きさであればよく汎用性が拡大する。また
このポインタにオフセット値が格納されてアドレス指定
されるので、すなわちこのポインタを用いたアドレス指
定可能な物理空間が拡大されるので、従来、ポインタの
大きさの制限から異なる2つのメモリに分割されていた
データ群を1つのメモリに記憶させることが容易に可能
となるので、アクセス速度は向上する。
のアクセスが所望されると、該データのメモリにおける
アドレスと、該データを含むデータ群のメモリにおける
先頭アドレスとのオフセット値に基づきメモリがアドレ
ス指定されてアクセスされるので、先頭アドレスを基準
とした相対アドレスに基づくアドレス指定によりアクセ
スすることが可能となる。このことから、メモリのアク
セス用のポインタは少なくともオフセット値の最大値を
格納可能な大きさであればよく汎用性が拡大する。また
このポインタにオフセット値が格納されてアドレス指定
されるので、すなわちこのポインタを用いたアドレス指
定可能な物理空間が拡大されるので、従来、ポインタの
大きさの制限から異なる2つのメモリに分割されていた
データ群を1つのメモリに記憶させることが容易に可能
となるので、アクセス速度は向上する。
【図1】この発明の一実施例によるデータアクセス装置
を搭載した計算機の概略ブロック図である。
を搭載した計算機の概略ブロック図である。
【図2】図1の計算機におけるプログラム実行中のRA
Mのメモリマップを示す図である。
Mのメモリマップを示す図である。
【図3】(a)および(b)は、図1に示される計算機
においてデータ部中のデータが読取部を用いて読取られ
る状況を模式的に示す図である。
においてデータ部中のデータが読取部を用いて読取られ
る状況を模式的に示す図である。
【図4】図1に示された計算機におけるRAMに記憶さ
れたデータのアクセス手順を示すフローチャートであ
る。
れたデータのアクセス手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】従来のデータアクセス装置を搭載した計算機の
概略ブロック図である。
概略ブロック図である。
【図6】図5の計算機におけるプログラム実行中のRA
M3のメモリマップを示す図である。
M3のメモリマップを示す図である。
【図7】(a)および(b)は、図6の項目テーブルお
よびデータ部の構成を示す図である。
よびデータ部の構成を示す図である。
【図8】図5に示された計算機におけるRAMに記憶さ
れたデータのアクセス手順を示すフローチャートであ
る。
れたデータのアクセス手順を示すフローチャートであ
る。
1 CPU 3 RAM 12 レジスタ 13 読取部 20 データ部領域 21 項目テーブル領域 IT 項目テーブル なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 データ群を記憶したメモリと、 前記データ群中の各データを特定する複数の符号と、前
記符号のそれぞれに対応して該データの前記メモリにお
けるアドレスとを格納したテーブルと、 アクセスが所望されるデータに対応の前記符号が入力さ
れたことに応じて、前記入力符号に基づいて前記テーブ
ルから該入力符号に対応の前記アドレスを読出すアドレ
ス読出手段と、 前記アドレス読出手段により読出された前記アドレスと
前記データ群の前記メモリにおける先頭アドレスとのオ
フセット値を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された前記オフセット値に基づ
いて前記メモリをアドレス指定する手段とを備えた、ア
クセス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3168093A JPH06250921A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | アクセス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3168093A JPH06250921A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | アクセス装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06250921A true JPH06250921A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=12337823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3168093A Withdrawn JPH06250921A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | アクセス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06250921A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014075574A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-04-24 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置、半導体装置の製造方法、及びレシピの作成方法 |
-
1993
- 1993-02-22 JP JP3168093A patent/JPH06250921A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014075574A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-04-24 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置、半導体装置の製造方法、及びレシピの作成方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |