JPH06250792A - 低速デバイスのファイルアクセス制御装置 - Google Patents
低速デバイスのファイルアクセス制御装置Info
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- JPH06250792A JPH06250792A JP4001993A JP4001993A JPH06250792A JP H06250792 A JPH06250792 A JP H06250792A JP 4001993 A JP4001993 A JP 4001993A JP 4001993 A JP4001993 A JP 4001993A JP H06250792 A JPH06250792 A JP H06250792A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、低速デバイスのファイルアクセス
制御装置において、複数のユーザからのデータファイル
の読出し/書込み要求に対し、要求発生順に待たされる
ことなく、読出し処理を最大限高速に実行することを目
的とする。 【構成】 複数ユーザWS1,WS2,…からのアクセス要求を
要求受付部13にて受付け、今回要求が読出し要求である
場合、待ち行列格納部17に格納済みの前回要求が書込み
要求で、且つ前々回要求メディアに対し今回要求メディ
アが同一である際、または、同前々回に対し今回要求メ
ディアは異なるものの、前回メディアをも異なる際に
は、要求内容判断部15及び対象メディア判断部16からの
各判断情報に基づき、待ち行列作成部14にて前回の書込
み要求の前に今回の読出し要求を優先的に挿入格納し、
その格納された先頭の要求を順次外部記憶制御部18に読
出して外部補助記憶装置12とのファイルアクセス処理を
実行する構成とする。
制御装置において、複数のユーザからのデータファイル
の読出し/書込み要求に対し、要求発生順に待たされる
ことなく、読出し処理を最大限高速に実行することを目
的とする。 【構成】 複数ユーザWS1,WS2,…からのアクセス要求を
要求受付部13にて受付け、今回要求が読出し要求である
場合、待ち行列格納部17に格納済みの前回要求が書込み
要求で、且つ前々回要求メディアに対し今回要求メディ
アが同一である際、または、同前々回に対し今回要求メ
ディアは異なるものの、前回メディアをも異なる際に
は、要求内容判断部15及び対象メディア判断部16からの
各判断情報に基づき、待ち行列作成部14にて前回の書込
み要求の前に今回の読出し要求を優先的に挿入格納し、
その格納された先頭の要求を順次外部記憶制御部18に読
出して外部補助記憶装置12とのファイルアクセス処理を
実行する構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや光磁気デ
ィスク等、大容量で低速な外部補助記憶装置に対しデー
タファイルの読出し/書込みを行なう際の低速デバイス
のファイルアクセス制御装置に関する。
ィスク等、大容量で低速な外部補助記憶装置に対しデー
タファイルの読出し/書込みを行なう際の低速デバイス
のファイルアクセス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数台のワークステーション
が、ワークステーションサーバやミニコン等のサーバコ
ンピュータに接続された分散型コンピュータシステムで
は、サーバコンピュータに内蔵あるいは接続された磁気
ディスク等の高速な補助記憶装置のみではデータファイ
ルの記憶容量が不足なため、さらに、光ディスクや光磁
気ディスク等の低速な外部補助記憶装置を接続して構成
している。
が、ワークステーションサーバやミニコン等のサーバコ
ンピュータに接続された分散型コンピュータシステムで
は、サーバコンピュータに内蔵あるいは接続された磁気
ディスク等の高速な補助記憶装置のみではデータファイ
ルの記憶容量が不足なため、さらに、光ディスクや光磁
気ディスク等の低速な外部補助記憶装置を接続して構成
している。
【0003】ここで、複数台のワークステーションから
サーバコンピュータに対し、略同時に異なるデータファ
イルの読出し要求や書込み要求が与えられた場合、その
読出しあるいは書込み対象メディアが上記高速な補助記
憶装置であれば、見掛け上略同時にデータファイルのア
クセス処理が実行されるが、上記低速な外部補助記憶装
置に対しては、サーバ側に与えられた読出しあるいは書
込み要求を1要求ずつ受付けて処理するため、例えばあ
るユーザからの要求に基づく外部補助記憶装置とのアク
セス中に他のユーザから外部補助記憶装置に対するアク
セス要求が入ると、このユーザにはサーバ側から“アク
セス中です”等のメッセージが返送されるだけで、この
“アクセス中”メッセージの消滅を待って再度アクセス
要求をサーバ側に送る必要がある。
サーバコンピュータに対し、略同時に異なるデータファ
イルの読出し要求や書込み要求が与えられた場合、その
読出しあるいは書込み対象メディアが上記高速な補助記
憶装置であれば、見掛け上略同時にデータファイルのア
クセス処理が実行されるが、上記低速な外部補助記憶装
置に対しては、サーバ側に与えられた読出しあるいは書
込み要求を1要求ずつ受付けて処理するため、例えばあ
るユーザからの要求に基づく外部補助記憶装置とのアク
セス中に他のユーザから外部補助記憶装置に対するアク
セス要求が入ると、このユーザにはサーバ側から“アク
セス中です”等のメッセージが返送されるだけで、この
“アクセス中”メッセージの消滅を待って再度アクセス
要求をサーバ側に送る必要がある。
【0004】すなわち、上記分散型コンピュータシステ
ムにおいて、複数のユーザが上記大容量で低速な外部補
助記憶装置に対してデータファイルのアクセスを行なう
場合、従来は、例えばサーバコンピュータからの状況メ
ッセージに応じて、ユーザ自身が人為的にアクセスタイ
ミングを制御していた。
ムにおいて、複数のユーザが上記大容量で低速な外部補
助記憶装置に対してデータファイルのアクセスを行なう
場合、従来は、例えばサーバコンピュータからの状況メ
ッセージに応じて、ユーザ自身が人為的にアクセスタイ
ミングを制御していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、複数のユーザ
からのアクセス要求を、サーバコンピュータにおいて順
番に受付けて保管し、その保管内容に従って順次読出し
あるいは書込み処理を行なうことで、人間系でのタイミ
ング制御を省略することができるが、例えばある幾つか
のアクセス要求が先行して保管されている状態で新たな
アクセス要求を与えても、その要求の実行が上記先行す
る要求の処理が順次終了するまで待たされる点について
は何等改善されない問題がある。
からのアクセス要求を、サーバコンピュータにおいて順
番に受付けて保管し、その保管内容に従って順次読出し
あるいは書込み処理を行なうことで、人間系でのタイミ
ング制御を省略することができるが、例えばある幾つか
のアクセス要求が先行して保管されている状態で新たな
アクセス要求を与えても、その要求の実行が上記先行す
る要求の処理が順次終了するまで待たされる点について
は何等改善されない問題がある。
【0006】この場合、サーバコンピュータの内部にお
いて、データファイルの書込み要求に対する処理の実行
に多少の待ち時間が存在しても、ユーザ側での処理の進
行に悪影響が及ぶことは少ないので重要な問題とはなら
ないが、特に、読出し要求の実行までに長い待ち時間が
存在すると、ユーザ側の処理が滞る等の直接的な影響が
及ぶため、データ処理の高速化が妨げられる問題があ
る。
いて、データファイルの書込み要求に対する処理の実行
に多少の待ち時間が存在しても、ユーザ側での処理の進
行に悪影響が及ぶことは少ないので重要な問題とはなら
ないが、特に、読出し要求の実行までに長い待ち時間が
存在すると、ユーザ側の処理が滞る等の直接的な影響が
及ぶため、データ処理の高速化が妨げられる問題があ
る。
【0007】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
複数のユーザからのデータファイルの読出し/書込み要
求に対し、要求発生通りに順次待たされて処理されるこ
となく、読出し処理を最大限高速に実行することが可能
になる低速デバイスのファイルアクセス制御装置を提供
することを目的とする。
複数のユーザからのデータファイルの読出し/書込み要
求に対し、要求発生通りに順次待たされて処理されるこ
となく、読出し処理を最大限高速に実行することが可能
になる低速デバイスのファイルアクセス制御装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る低速デバイスのファイルアクセス制御装置は、複数ユ
ーザからの読出し/書込み要求に応じて低速デバイスと
の間でデータファイルをアクセスするもので、上記複数
ユーザからの読出しあるいは書込み要求を受付ける要求
受付手段と、この要求受付手段に受付けられたユーザ要
求を順次未処理の待ち行列として格納する待ち行列格納
手段と、この待ち行列格納手段に格納された待ち行列中
の先頭のユーザ要求に従って上記低速デバイスに対する
データファイルの読出しあるいは書込みを制御するデバ
イス制御手段と、上記要求受付手段及び待ち行列格納手
段にて得られたユーザ要求が読出し要求か書込み要求か
を判断する要求判断手段と、上記要求受付手段にてユー
ザ要求が受付けられた際、その今回受付けのユーザ要求
が読出し要求で且つ上記待ち行列格納手段に既に格納さ
れている未処理のユーザ要求が書込み要求であることが
上記要求判断手段により判断された場合には、上記今回
受付けの読出し要求を上記未処理書込み要求の前に挿入
して上記待ち行列を作成する待ち行列作成手段とを備え
て構成したものである。
る低速デバイスのファイルアクセス制御装置は、複数ユ
ーザからの読出し/書込み要求に応じて低速デバイスと
の間でデータファイルをアクセスするもので、上記複数
ユーザからの読出しあるいは書込み要求を受付ける要求
受付手段と、この要求受付手段に受付けられたユーザ要
求を順次未処理の待ち行列として格納する待ち行列格納
手段と、この待ち行列格納手段に格納された待ち行列中
の先頭のユーザ要求に従って上記低速デバイスに対する
データファイルの読出しあるいは書込みを制御するデバ
イス制御手段と、上記要求受付手段及び待ち行列格納手
段にて得られたユーザ要求が読出し要求か書込み要求か
を判断する要求判断手段と、上記要求受付手段にてユー
ザ要求が受付けられた際、その今回受付けのユーザ要求
が読出し要求で且つ上記待ち行列格納手段に既に格納さ
れている未処理のユーザ要求が書込み要求であることが
上記要求判断手段により判断された場合には、上記今回
受付けの読出し要求を上記未処理書込み要求の前に挿入
して上記待ち行列を作成する待ち行列作成手段とを備え
て構成したものである。
【0009】
【作用】つまり、新たに受付けられたユーザ要求が読出
し要求である場合には、既に待ち行列として存在する書
込み要求の前に優先的に格納され、読出しに伴うデータ
ファイルは極力速く要求ユーザに対し与えられることに
なる。
し要求である場合には、既に待ち行列として存在する書
込み要求の前に優先的に格納され、読出しに伴うデータ
ファイルは極力速く要求ユーザに対し与えられることに
なる。
【0010】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。図1は低速デバイスのファイルアクセス制御装
置を用いた分散型コンピュータシステムの構成を示す機
能ブロック図である。
明する。図1は低速デバイスのファイルアクセス制御装
置を用いた分散型コンピュータシステムの構成を示す機
能ブロック図である。
【0011】上記分散型コンピュータシステムには、サ
ーバコンピュータ11が中央処理装置として備えられ、
このサーバコンピュータ11に対し、複数のユーザそれ
ぞのワークステーションWS1,WS2,…が接続され
る。
ーバコンピュータ11が中央処理装置として備えられ、
このサーバコンピュータ11に対し、複数のユーザそれ
ぞのワークステーションWS1,WS2,…が接続され
る。
【0012】また、上記サーバコンピュータ11に対し
ては、磁気ディスク等の高速な補助記憶装置(図示せ
ず)が内蔵される共に、例えば光ディスクを使用した低
速な外部補助記憶装置12が接続される。
ては、磁気ディスク等の高速な補助記憶装置(図示せ
ず)が内蔵される共に、例えば光ディスクを使用した低
速な外部補助記憶装置12が接続される。
【0013】各ユーザが有するワークステーションWS
1,WS2,…は、例えば上記サーバコンピュータ11
を通して、上記高速な補助記憶装置や低速な外部補助記
憶装置12との間で、必要に応じたデータファイルの読
出し及び書込みを行なうもので、ユーザ指示による各ワ
ークステーションWS1,WS2,…からのデータファ
イルの読出し要求または書込み要求は、サーバコンピュ
ータ11の要求受付部13に与えられる。
1,WS2,…は、例えば上記サーバコンピュータ11
を通して、上記高速な補助記憶装置や低速な外部補助記
憶装置12との間で、必要に応じたデータファイルの読
出し及び書込みを行なうもので、ユーザ指示による各ワ
ークステーションWS1,WS2,…からのデータファ
イルの読出し要求または書込み要求は、サーバコンピュ
ータ11の要求受付部13に与えられる。
【0014】ここで、ユーザからの読出し要求には、そ
の要求内容が読出し命令であることを示す情報と、読出
し対象メディア(例えばディスク番号及びそのアドレ
ス)を示す情報とが含まれる。
の要求内容が読出し命令であることを示す情報と、読出
し対象メディア(例えばディスク番号及びそのアドレ
ス)を示す情報とが含まれる。
【0015】また、上記ユーザからの書込み要求には、
その要求内容が書込み命令であることを示す情報と、書
込み対象メディア(例えばディスク番号及びそのアドレ
ス)を示す情報と、被書込みデータファイルとが含まれ
る。
その要求内容が書込み命令であることを示す情報と、書
込み対象メディア(例えばディスク番号及びそのアドレ
ス)を示す情報と、被書込みデータファイルとが含まれ
る。
【0016】上記要求受付部13において、受付けられ
たユーザ要求は、待ち行列作成部14、及び要求内容判
断部15、及び対象メディア判断部16にそれぞれ与え
られる。
たユーザ要求は、待ち行列作成部14、及び要求内容判
断部15、及び対象メディア判断部16にそれぞれ与え
られる。
【0017】上記待ち行列作成部14は、上記要求受付
部13から与えられたユーザ要求を取込み、上記要求内
容判断部15及び上記対象メディア判断部16から得ら
れる要求内容及びその要求対象メディアの各判断情報に
基づき、データファイルの読出しを優先させたユーザ要
求の待ち行列を作成するもので、この待ち行列作成部1
4により作成されたユーザ要求の待ち行列は待ち行列格
納部17に格納される。
部13から与えられたユーザ要求を取込み、上記要求内
容判断部15及び上記対象メディア判断部16から得ら
れる要求内容及びその要求対象メディアの各判断情報に
基づき、データファイルの読出しを優先させたユーザ要
求の待ち行列を作成するもので、この待ち行列作成部1
4により作成されたユーザ要求の待ち行列は待ち行列格
納部17に格納される。
【0018】この待ち行列格納部17に格納されたユー
ザ要求の待ち行列は、上記待ち行列作成部14からの指
示により必要に応じて読出され、上記要求内容判断部1
5や上記対象メディア判断部16に与えられる一方で、
外部記憶制御部18によりその行列先頭の要求から順次
読出される。
ザ要求の待ち行列は、上記待ち行列作成部14からの指
示により必要に応じて読出され、上記要求内容判断部1
5や上記対象メディア判断部16に与えられる一方で、
外部記憶制御部18によりその行列先頭の要求から順次
読出される。
【0019】つまり、上記要求内容判断部15は、上記
要求受付部13から与えられた今回のユーザ要求や上記
待ち行列格納部17から与えられた既に待ち状態となっ
てる前回あるいは前々回のユーザ要求それぞれの内容が
読出し命令であるか書込み命令であるかを判断するもの
で、この要求内容判断部15にて得られたユーザ要求の
判断情報は上記待ち行列作成部14に与えられる。
要求受付部13から与えられた今回のユーザ要求や上記
待ち行列格納部17から与えられた既に待ち状態となっ
てる前回あるいは前々回のユーザ要求それぞれの内容が
読出し命令であるか書込み命令であるかを判断するもの
で、この要求内容判断部15にて得られたユーザ要求の
判断情報は上記待ち行列作成部14に与えられる。
【0020】また、上記対象メディア判断部16は、上
記要求受付部13から与えられた今回のユーザ要求や上
記待ち行列格納部17から与えられた既に待ち状態とな
ってる前回あるいは前々回のユーザ要求それぞれの読出
し先あるいは書込み先の対象メディアを判断するもの
で、この対象メディア判断部16にて得られたユーザ要
求のアクセス先メディア情報は上記待ち行列作成部14
に与えられる。
記要求受付部13から与えられた今回のユーザ要求や上
記待ち行列格納部17から与えられた既に待ち状態とな
ってる前回あるいは前々回のユーザ要求それぞれの読出
し先あるいは書込み先の対象メディアを判断するもの
で、この対象メディア判断部16にて得られたユーザ要
求のアクセス先メディア情報は上記待ち行列作成部14
に与えられる。
【0021】上記外部記憶制御部18は、上記待ち行列
格納部17に作成格納されているユーザ要求待ち行列の
先頭の要求を読出し、その要求内容及び要求対象メディ
アに従って上記外部補助記憶装置(この場合、光ディス
ク)12の動作制御を行なうもので、上記要求対象メデ
ィアの設定情報は外部補助記憶装置12に与えられ、例
えば複数枚備えられた光ディスクA〜Dが選択的にアク
セス対象メディアとして設定される。
格納部17に作成格納されているユーザ要求待ち行列の
先頭の要求を読出し、その要求内容及び要求対象メディ
アに従って上記外部補助記憶装置(この場合、光ディス
ク)12の動作制御を行なうもので、上記要求対象メデ
ィアの設定情報は外部補助記憶装置12に与えられ、例
えば複数枚備えられた光ディスクA〜Dが選択的にアク
セス対象メディアとして設定される。
【0022】また、上記外部記憶制御部18からの読出
しあるいは書込みの指示情報はR/W(書込み/読出
し)制御部19に与えられ、外部補助記憶装置12に対
し読出しあるいは書込み制御信号が供給される。
しあるいは書込みの指示情報はR/W(書込み/読出
し)制御部19に与えられ、外部補助記憶装置12に対
し読出しあるいは書込み制御信号が供給される。
【0023】これにより、外部補助記憶装置12のユー
ザ要求に応じた光ディスクA〜Dに対しデータファイル
の読出しあるいは書込みが実施され、例えば該外部補助
記憶装置12から読出されたデータファイルは、上記R
/W制御部19を介しサーバコンピュータ11より出力
され、要求元のワークステーションWS1,WS2,…
に転送される。次に、上記構成による低速デバイスのフ
ァイルアクセス制御装置を用いた分散型コンピュータシ
ステムの動作について説明する。図2は上記低速デバイ
スのファイルアクセス制御装置によるユーザ要求の待ち
行列作成処理を示すフローチャートである。図3は上記
低速デバイスのファイルアクセス制御装置による外部補
助記憶装置の制御処理を示すフローチャートである。図
4は上記低速デバイスのファイルアクセス制御装置によ
るユーザ要求の受付け実行状態を示す図である。
ザ要求に応じた光ディスクA〜Dに対しデータファイル
の読出しあるいは書込みが実施され、例えば該外部補助
記憶装置12から読出されたデータファイルは、上記R
/W制御部19を介しサーバコンピュータ11より出力
され、要求元のワークステーションWS1,WS2,…
に転送される。次に、上記構成による低速デバイスのフ
ァイルアクセス制御装置を用いた分散型コンピュータシ
ステムの動作について説明する。図2は上記低速デバイ
スのファイルアクセス制御装置によるユーザ要求の待ち
行列作成処理を示すフローチャートである。図3は上記
低速デバイスのファイルアクセス制御装置による外部補
助記憶装置の制御処理を示すフローチャートである。図
4は上記低速デバイスのファイルアクセス制御装置によ
るユーザ要求の受付け実行状態を示す図である。
【0024】すなわち、上記分散型コンピュータシステ
ムの立上げ後、例えば、まず、ワークステーションWS
1からメディアAに対するデータファイルの書込み要求
1がサーバコンピュータ11の要求受付部13に与えら
れると、この書込み要求1は待ち行列作成部14を通し
て直ちに待ち行列格納部17に格納されると共に外部記
憶制御部18に読出される(ステップP1)。
ムの立上げ後、例えば、まず、ワークステーションWS
1からメディアAに対するデータファイルの書込み要求
1がサーバコンピュータ11の要求受付部13に与えら
れると、この書込み要求1は待ち行列作成部14を通し
て直ちに待ち行列格納部17に格納されると共に外部記
憶制御部18に読出される(ステップP1)。
【0025】すると、外部補助記憶装置12の光ディス
クAがアクセス対象メディアとしてセットされると共
に、外部記憶制御部18からの書込み指示情報に基づい
てR/W制御部19から外部補助記憶装置12に対し書
込み制御信号が供給され、上記ワークステーションWS
1からの書込み要求1に従った光ディスクAに対するデ
ータファイルの書込み処理が実行される(ステップP
2,P3→P5)。
クAがアクセス対象メディアとしてセットされると共
に、外部記憶制御部18からの書込み指示情報に基づい
てR/W制御部19から外部補助記憶装置12に対し書
込み制御信号が供給され、上記ワークステーションWS
1からの書込み要求1に従った光ディスクAに対するデ
ータファイルの書込み処理が実行される(ステップP
2,P3→P5)。
【0026】この後、上記書込み要求1に従った書込み
処理が終了すると、該書込み要求1は上記待ち行列格納
部17から消去されるもので、ここで、待ち行列格納部
17内に待ち状態にある次の要求が存在する場合には、
当該要求に従ったデータファイルのアクセス処理が開始
される(ステップP5,P6→P1)。
処理が終了すると、該書込み要求1は上記待ち行列格納
部17から消去されるもので、ここで、待ち行列格納部
17内に待ち状態にある次の要求が存在する場合には、
当該要求に従ったデータファイルのアクセス処理が開始
される(ステップP5,P6→P1)。
【0027】一方、上記ステップP5における書込み要
求1の実行状態において、例えばワークステーションW
S2からメディアBに対するデータファイルの書込み要
求2が要求受付部13に与えられると、この書込み要求
2は待ち行列作成部14を通して上記実行中の書込み要
求1に続く待ち行列先頭の未処理要求として待ち行列格
納部17に格納される。
求1の実行状態において、例えばワークステーションW
S2からメディアBに対するデータファイルの書込み要
求2が要求受付部13に与えられると、この書込み要求
2は待ち行列作成部14を通して上記実行中の書込み要
求1に続く待ち行列先頭の未処理要求として待ち行列格
納部17に格納される。
【0028】こうして、未処理の待ち行列(書込み要求
2)が待ち行列格納部17に発生した状態で、さらに、
例えばワークステーションWS3からメディアCに対す
るデータファイルの読出し要求3が要求受付部13に与
えられると、待ち行列作成部14における要求待ち行列
の作成処理が開始されるもので、まず、要求内容判断部
15において、今回受付けられた要求内容が読出し命令
か否か判断される(ステップS1→S2)。
2)が待ち行列格納部17に発生した状態で、さらに、
例えばワークステーションWS3からメディアCに対す
るデータファイルの読出し要求3が要求受付部13に与
えられると、待ち行列作成部14における要求待ち行列
の作成処理が開始されるもので、まず、要求内容判断部
15において、今回受付けられた要求内容が読出し命令
か否か判断される(ステップS1→S2)。
【0029】このステップS2において「YES」、つ
まり、今回受付けられた要求内容は読出し命令であると
判断されると、上記待ち行列格納部17に既に格納され
ている待ち行列「(書込み要求1:実行中)→(書込み
要求2:未処理)」が読出され、要求内容判断部15に
おいて、前回受付けの要求内容(この場合、要求2)が
書込みか否か判断される(ステップS2→S3,S
4)。
まり、今回受付けられた要求内容は読出し命令であると
判断されると、上記待ち行列格納部17に既に格納され
ている待ち行列「(書込み要求1:実行中)→(書込み
要求2:未処理)」が読出され、要求内容判断部15に
おいて、前回受付けの要求内容(この場合、要求2)が
書込みか否か判断される(ステップS2→S3,S
4)。
【0030】このステップS4において「YES」、つ
まり、前回受付けの要求2の内容は書込みであると判断
され、この前回の書込み要求2に対し今回の読出し要求
3を優先させるべきことが確認されると、さらに、対象
メディア判断部16により得られる各要求毎のアクセス
対象メディアに基づき、前々回受付けの要求1に対応す
るアクセス対象メディアと今回受付けの要求3に対応す
るアクセス対象メディアが同じか否か、すなわち、要求
1に続き要求3を処理したと仮定した場合にアクセス対
象メディアの設定変更が生じないか否か判断される(ス
テップS4→S5)。
まり、前回受付けの要求2の内容は書込みであると判断
され、この前回の書込み要求2に対し今回の読出し要求
3を優先させるべきことが確認されると、さらに、対象
メディア判断部16により得られる各要求毎のアクセス
対象メディアに基づき、前々回受付けの要求1に対応す
るアクセス対象メディアと今回受付けの要求3に対応す
るアクセス対象メディアが同じか否か、すなわち、要求
1に続き要求3を処理したと仮定した場合にアクセス対
象メディアの設定変更が生じないか否か判断される(ス
テップS4→S5)。
【0031】このステップS5において「No」、つま
り、前々回受付けで現在実行中の書込み要求1のアクセ
ス対象メディアAと今回受付けの読出し要求3のアクセ
ス対象メディアBとは異なり、連続処理する場合にはメ
ディアの設定変更が必要であると判断されると、さら
に、前々回受付けの要求1に対応するアクセス対象メデ
ィアと前回受付けの要求2に対応するアクセス対象メデ
ィアとが異なるか否か、すなわち、上記待ち行列格納部
17に既に格納されている待ち行列「(書込み要求1:
実行中)→(書込み要求2:未処理)」のままデータフ
ァイルのアクセス処理を実行しても、前記書込み要求1
から読出し要求3の連続処理を仮定した場合同様アクセ
ス対象メディアの設定変更が生じるか否か判断される
(ステップS5→S6)。
り、前々回受付けで現在実行中の書込み要求1のアクセ
ス対象メディアAと今回受付けの読出し要求3のアクセ
ス対象メディアBとは異なり、連続処理する場合にはメ
ディアの設定変更が必要であると判断されると、さら
に、前々回受付けの要求1に対応するアクセス対象メデ
ィアと前回受付けの要求2に対応するアクセス対象メデ
ィアとが異なるか否か、すなわち、上記待ち行列格納部
17に既に格納されている待ち行列「(書込み要求1:
実行中)→(書込み要求2:未処理)」のままデータフ
ァイルのアクセス処理を実行しても、前記書込み要求1
から読出し要求3の連続処理を仮定した場合同様アクセ
ス対象メディアの設定変更が生じるか否か判断される
(ステップS5→S6)。
【0032】このステップS6において「YES」、つ
まり、前々回受付けで実行中の書込み要求1のアクセス
対象メディアAと前回受付けの書込み要求2のアクセス
対象メディアBとは異なり、現在の待ち行列のままファ
イルアクセス処理を実行しても、メディアの設定変更が
必要であると判断されると、前回受付けの書込み要求2
の前に今回受付けの読出し要求3が優先的に入れ替えら
れて挿入され、新たな待ち行列「(書込み要求1:実行
中)→(読出し要求3:未処理)→(書込み要求2:未
処理)」として待ち行列格納部17に格納される(ステ
ップS6→S7)。
まり、前々回受付けで実行中の書込み要求1のアクセス
対象メディアAと前回受付けの書込み要求2のアクセス
対象メディアBとは異なり、現在の待ち行列のままファ
イルアクセス処理を実行しても、メディアの設定変更が
必要であると判断されると、前回受付けの書込み要求2
の前に今回受付けの読出し要求3が優先的に入れ替えら
れて挿入され、新たな待ち行列「(書込み要求1:実行
中)→(読出し要求3:未処理)→(書込み要求2:未
処理)」として待ち行列格納部17に格納される(ステ
ップS6→S7)。
【0033】こうして、新たな要求待ち行列「(書込み
要求1:実行中)→(読出し要求3:未処理)→(書込
み要求2:未処理)」が作成され、待ち行列格納部17
に格納された状態で、現在実行中の書込み要求1に従っ
た外部補助記憶装置12の光ディスクAに対するデータ
ファイルの書込み処理が終了すると、上記待ち行列中の
次の先頭要求(読出し要求3)が外部記憶制御部18に
読出され、外部補助記憶装置12の光ディスクCがアク
セス対象メディアとして変更セットされると共に、外部
記憶制御部18からの読出し指示情報に基づいてR/W
制御部19から外部補助記憶装置12に対し読出し制御
信号が供給され、前記ワークステーションWS2からの
書込み要求2の前にワークステーションWS3からの読
出し要求3に従った光ディスクCに対するデータファイ
ルの読出し処理が優先して実行される(ステップP5,
P6→P1〜P3→P4)。
要求1:実行中)→(読出し要求3:未処理)→(書込
み要求2:未処理)」が作成され、待ち行列格納部17
に格納された状態で、現在実行中の書込み要求1に従っ
た外部補助記憶装置12の光ディスクAに対するデータ
ファイルの書込み処理が終了すると、上記待ち行列中の
次の先頭要求(読出し要求3)が外部記憶制御部18に
読出され、外部補助記憶装置12の光ディスクCがアク
セス対象メディアとして変更セットされると共に、外部
記憶制御部18からの読出し指示情報に基づいてR/W
制御部19から外部補助記憶装置12に対し読出し制御
信号が供給され、前記ワークステーションWS2からの
書込み要求2の前にワークステーションWS3からの読
出し要求3に従った光ディスクCに対するデータファイ
ルの読出し処理が優先して実行される(ステップP5,
P6→P1〜P3→P4)。
【0034】そして、上記読出し要求3に従った読出し
処理が終了すると、続いて、上記待ち行列中の次の先頭
要求(書込み要求2)が外部記憶制御部18に読出さ
れ、外部補助記憶装置12の光ディスクBがアクセス対
象メディアとして変更セットされると共に、外部記憶制
御部18からの書込み指示情報に基づいてR/W制御部
19から外部補助記憶装置12に対し書込み制御信号が
供給され、前記ワークステーションWS2からの書込み
要求2に従った光ディスクBに対するデータファイルの
書込み処理が実行される(ステップP4,P6→P1〜
P3→P5)。
処理が終了すると、続いて、上記待ち行列中の次の先頭
要求(書込み要求2)が外部記憶制御部18に読出さ
れ、外部補助記憶装置12の光ディスクBがアクセス対
象メディアとして変更セットされると共に、外部記憶制
御部18からの書込み指示情報に基づいてR/W制御部
19から外部補助記憶装置12に対し書込み制御信号が
供給され、前記ワークステーションWS2からの書込み
要求2に従った光ディスクBに対するデータファイルの
書込み処理が実行される(ステップP4,P6→P1〜
P3→P5)。
【0035】一方、例えば前記読出し要求3に対応する
アクセス対象メディアがメディアAであり、前記ステッ
プS5において「YES」、つまり、前々回受付けで現
在実行中の書込み要求1のアクセス対象メディアAと今
回受付けの読出し要求3のアクセス対象メディアAとが
同じで、連続処理したと仮定した場合にメディアの設定
変更が生じないと判断されると、前々回受付けの書込み
要求1と前回受付けの書込み要求2との各メディア関係
の異同に拘らず、今回受付けの読出し要求3が優先さ
れ、前記同様にして前回受付けの書込み要求2の前に今
回受付けの読出し要求3が挿入される(ステップS5→
S7)。
アクセス対象メディアがメディアAであり、前記ステッ
プS5において「YES」、つまり、前々回受付けで現
在実行中の書込み要求1のアクセス対象メディアAと今
回受付けの読出し要求3のアクセス対象メディアAとが
同じで、連続処理したと仮定した場合にメディアの設定
変更が生じないと判断されると、前々回受付けの書込み
要求1と前回受付けの書込み要求2との各メディア関係
の異同に拘らず、今回受付けの読出し要求3が優先さ
れ、前記同様にして前回受付けの書込み要求2の前に今
回受付けの読出し要求3が挿入される(ステップS5→
S7)。
【0036】一方、前記ステップS4において「N
O」、つまり、今回受付けのユーザ要求が読出し要求で
あっても、前回受付けのユーザ要求が書込み要求ではな
く読出し要求であると判断された場合には、当然、今回
受付けの読出し要求よりも前回受付けの読出し要求が優
先されるので、前回受付けの読出し要求に続いて今回受
付けの読出し要求が格納される(ステップS4→S
8)。
O」、つまり、今回受付けのユーザ要求が読出し要求で
あっても、前回受付けのユーザ要求が書込み要求ではな
く読出し要求であると判断された場合には、当然、今回
受付けの読出し要求よりも前回受付けの読出し要求が優
先されるので、前回受付けの読出し要求に続いて今回受
付けの読出し要求が格納される(ステップS4→S
8)。
【0037】また、前記ステップS6において「N
O」、つまり、今回受付けのユーザ要求が読出し要求
で、且つ前回受付けのユーザ要求が書込み要求であり、
今回受付けの読出し要求を優先させるべきと判断された
場合でも、前々回の要求対象メディアと今回の要求対象
メディアとは異なり、しかも、前々回の要求対象メディ
アと前回の要求対象メディアとは同一であると判断され
た場合には、メディア変更の少ない処理を優先させるの
で、前回受付けの書込み要求に続いて今回受付けの読出
し要求が格納される(ステップS6→S8)。
O」、つまり、今回受付けのユーザ要求が読出し要求
で、且つ前回受付けのユーザ要求が書込み要求であり、
今回受付けの読出し要求を優先させるべきと判断された
場合でも、前々回の要求対象メディアと今回の要求対象
メディアとは異なり、しかも、前々回の要求対象メディ
アと前回の要求対象メディアとは同一であると判断され
た場合には、メディア変更の少ない処理を優先させるの
で、前回受付けの書込み要求に続いて今回受付けの読出
し要求が格納される(ステップS6→S8)。
【0038】一方、前記ステップS2において「N
O」、つまり、今回受付けのユーザ要求が書込み要求で
あると判断された場合には、前回受付けのユーザ要求が
読出しか否か判断される(ステップS2→S9)。
O」、つまり、今回受付けのユーザ要求が書込み要求で
あると判断された場合には、前回受付けのユーザ要求が
読出しか否か判断される(ステップS2→S9)。
【0039】このステップS9において「YES」、つ
まり、前回受付けのユーザ要求が読出しであると判断さ
れた場合には、当然、前回受付けの読出し要求が優先さ
れるので、今回受付けの書込み要求はそのまま前回受付
けの読出し要求に続いて格納される(ステップS9→S
8)。
まり、前回受付けのユーザ要求が読出しであると判断さ
れた場合には、当然、前回受付けの読出し要求が優先さ
れるので、今回受付けの書込み要求はそのまま前回受付
けの読出し要求に続いて格納される(ステップS9→S
8)。
【0040】また、上記ステップS9において「N
O」、つまり、今回受付けのユーザ要求が書込みで、且
つ前回受付けのユーザ要求も書込みである場合には、前
々回受付けのユーザ要求に対応するアクセス対象メディ
アと前回受付けの書込み要求に対応するアクセス対象メ
ディアとが同じか否か、すなわち、現在の要求待ち行列
のままデータファイルのアクセス処理を実行しても、前
々回受付けの要求処理と前回受付けの要求処理との間に
対象メディアの設定変更が生じないか否か判断される
(ステップS9→S10)。
O」、つまり、今回受付けのユーザ要求が書込みで、且
つ前回受付けのユーザ要求も書込みである場合には、前
々回受付けのユーザ要求に対応するアクセス対象メディ
アと前回受付けの書込み要求に対応するアクセス対象メ
ディアとが同じか否か、すなわち、現在の要求待ち行列
のままデータファイルのアクセス処理を実行しても、前
々回受付けの要求処理と前回受付けの要求処理との間に
対象メディアの設定変更が生じないか否か判断される
(ステップS9→S10)。
【0041】このステップS10において「YES」、
つまり、前々回受付けのユーザ要求メディアと前回受付
けの書込み要求メディアとが同一であり、今回受付けの
書込み要求と前回受付けの書込み要求との入れ替えを行
なっても、処理の高速化に対し全く利点はないと判断さ
れると、前回受付けの書込み要求に続けてそのまま今回
受付けの書込み要求が格納される(ステップS10→S
8)。
つまり、前々回受付けのユーザ要求メディアと前回受付
けの書込み要求メディアとが同一であり、今回受付けの
書込み要求と前回受付けの書込み要求との入れ替えを行
なっても、処理の高速化に対し全く利点はないと判断さ
れると、前回受付けの書込み要求に続けてそのまま今回
受付けの書込み要求が格納される(ステップS10→S
8)。
【0042】一方、上記ステップS10において「N
O」、つまり、前々回受付けのユーザ要求メディアと前
回受付けの書込み要求メディアとが異なり、前々回受付
けの要求処理と前回受付けの要求処理との間に対象メデ
ィアの設定変更が必要であると判断された場合には、さ
らに、前々回受付けのユーザ要求メディアと今回受付け
の書込み要求メディアが同じか否か、すなわち、前々回
のユーザ要求に続き今回の書込み要求を処理したと仮定
した場合にアクセス対象メディアの設定変更が生じない
か否か判断される(ステップS10→S11)。
O」、つまり、前々回受付けのユーザ要求メディアと前
回受付けの書込み要求メディアとが異なり、前々回受付
けの要求処理と前回受付けの要求処理との間に対象メデ
ィアの設定変更が必要であると判断された場合には、さ
らに、前々回受付けのユーザ要求メディアと今回受付け
の書込み要求メディアが同じか否か、すなわち、前々回
のユーザ要求に続き今回の書込み要求を処理したと仮定
した場合にアクセス対象メディアの設定変更が生じない
か否か判断される(ステップS10→S11)。
【0043】このステップS11において「YES」、
つまり、前々回受付けのユーザ要求メディアと今回受付
けの書込み要求メディアとが同一で、対象メディアの異
なる前回受付けの書込み要求との入れ替えを行なえば、
処理の高速化に利点があると判断されると、前回受付け
の書込み要求の前に今回受付けの書込み要求が優先的に
入れ替えられて挿入格納される(ステップS11,S1
2)。
つまり、前々回受付けのユーザ要求メディアと今回受付
けの書込み要求メディアとが同一で、対象メディアの異
なる前回受付けの書込み要求との入れ替えを行なえば、
処理の高速化に利点があると判断されると、前回受付け
の書込み要求の前に今回受付けの書込み要求が優先的に
入れ替えられて挿入格納される(ステップS11,S1
2)。
【0044】一方、上記ステップS11において「N
O」、つまり、前々回受付けのユーザ要求メディアと今
回受付けの書込み要求メディアとが異なり、前々回受付
けのユーザ要求に対し何れもその対象メディアが異な
る、前回書込み要求と今回書込み要求との入れ替えを行
なっても、処理の高速化には全く寄与しないと判断され
ると、前回受付けの書込み要求に続けてそのまま今回受
付けの書込み要求が格納される(ステップS11→S
8)。
O」、つまり、前々回受付けのユーザ要求メディアと今
回受付けの書込み要求メディアとが異なり、前々回受付
けのユーザ要求に対し何れもその対象メディアが異な
る、前回書込み要求と今回書込み要求との入れ替えを行
なっても、処理の高速化には全く寄与しないと判断され
ると、前回受付けの書込み要求に続けてそのまま今回受
付けの書込み要求が格納される(ステップS11→S
8)。
【0045】したがって、上記構成の低速デバイスのフ
ァイルアクセス制御装置によれば、各ワークステーショ
ンWS1,WS2,…からの読出しあるいは書込み要求
をサーバコンピュータ11の要求受付部13にて受付
け、今回受付けのユーザ要求が読出し要求である場合に
は、待ち行列格納部17に既に待ち状態で格納されてい
る前回受付けのユーザ要求が書込み要求で、且つ前々回
受付けのユーザ要求メディアに対し今回受付けの読出し
要求メディアが同一である際、または、同前々回に対し
今回受付けの読出し要求メディアは異なるものの、前回
受付けの書込み要求メディアをも異なる際には、要求内
容判断部15及び対象メディア判断部16からの各受付
け要求毎の内容判断及びメディア判断情報に基づき、待
ち行列作成部14にて前回受付けの書込み要求の前に今
回受付けの読出し要求を優先的に入れ替えて挿入し、新
たな待ち行列として待ち行列格納部17に格納し、該待
ち行列格納部17に格納された待ち行列先頭の要求を順
次外部記憶制御部18に読出し、外部補助記憶装置12
の光ディスクA〜Dを選択的に設定すると共に、R/W
制御部19からの読出しあるいは書込み制御信号により
上記設定光ディスクに対するデータファイルの読出しあ
るいは書込み処理を実行するようにしたので、ユーザか
らの読出し要求をメディアの設定処理に悪影響を及ぼす
ことなく極力速めに処理することができ、ユーザ処理の
滞りが大幅に軽減しデータ処理の高速化が可能になる。
ァイルアクセス制御装置によれば、各ワークステーショ
ンWS1,WS2,…からの読出しあるいは書込み要求
をサーバコンピュータ11の要求受付部13にて受付
け、今回受付けのユーザ要求が読出し要求である場合に
は、待ち行列格納部17に既に待ち状態で格納されてい
る前回受付けのユーザ要求が書込み要求で、且つ前々回
受付けのユーザ要求メディアに対し今回受付けの読出し
要求メディアが同一である際、または、同前々回に対し
今回受付けの読出し要求メディアは異なるものの、前回
受付けの書込み要求メディアをも異なる際には、要求内
容判断部15及び対象メディア判断部16からの各受付
け要求毎の内容判断及びメディア判断情報に基づき、待
ち行列作成部14にて前回受付けの書込み要求の前に今
回受付けの読出し要求を優先的に入れ替えて挿入し、新
たな待ち行列として待ち行列格納部17に格納し、該待
ち行列格納部17に格納された待ち行列先頭の要求を順
次外部記憶制御部18に読出し、外部補助記憶装置12
の光ディスクA〜Dを選択的に設定すると共に、R/W
制御部19からの読出しあるいは書込み制御信号により
上記設定光ディスクに対するデータファイルの読出しあ
るいは書込み処理を実行するようにしたので、ユーザか
らの読出し要求をメディアの設定処理に悪影響を及ぼす
ことなく極力速めに処理することができ、ユーザ処理の
滞りが大幅に軽減しデータ処理の高速化が可能になる。
【0046】なお、上記実施例では、低速な外部補助記
憶装置12として光ディスクを使用した場合について説
明したが、光磁気ディスクや磁気テープ等を使用した外
部補助記憶装置に対しても、上記同様の低速デバイスの
ファイルアクセス制御装置を適用することができる。
憶装置12として光ディスクを使用した場合について説
明したが、光磁気ディスクや磁気テープ等を使用した外
部補助記憶装置に対しても、上記同様の低速デバイスの
ファイルアクセス制御装置を適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数ユー
ザからの読出し/書込み要求に応じて低速デバイスとの
間でデータファイルをアクセスするもので、上記複数ユ
ーザからの読出しあるいは書込み要求を受付ける要求受
付手段と、この要求受付手段に受付けられたユーザ要求
を順次未処理の待ち行列として格納する待ち行列格納手
段と、この待ち行列格納手段に格納された待ち行列中の
先頭のユーザ要求に従って上記低速デバイスに対するデ
ータファイルの読出しあるいは書込みを制御するデバイ
ス制御手段と、上記要求受付手段及び待ち行列格納手段
にて得られたユーザ要求が読出し要求か書込み要求かを
判断する要求判断手段と、上記要求受付手段にてユーザ
要求が受付けられた際、その今回受付けのユーザ要求が
読出し要求で且つ上記待ち行列格納手段に既に格納され
ている未処理のユーザ要求が書込み要求であることが上
記要求判断手段により判断された場合には、上記今回受
付けの読出し要求を上記未処理書込み要求の前に挿入し
て上記待ち行列を作成する待ち行列作成手段とを備えて
構成したので、複数のユーザからのデータファイルの読
出し/書込み要求に対し、要求発生通りに順次待たされ
て処理されることなく、読出し処理を最大限高速に実行
することが可能になる。
ザからの読出し/書込み要求に応じて低速デバイスとの
間でデータファイルをアクセスするもので、上記複数ユ
ーザからの読出しあるいは書込み要求を受付ける要求受
付手段と、この要求受付手段に受付けられたユーザ要求
を順次未処理の待ち行列として格納する待ち行列格納手
段と、この待ち行列格納手段に格納された待ち行列中の
先頭のユーザ要求に従って上記低速デバイスに対するデ
ータファイルの読出しあるいは書込みを制御するデバイ
ス制御手段と、上記要求受付手段及び待ち行列格納手段
にて得られたユーザ要求が読出し要求か書込み要求かを
判断する要求判断手段と、上記要求受付手段にてユーザ
要求が受付けられた際、その今回受付けのユーザ要求が
読出し要求で且つ上記待ち行列格納手段に既に格納され
ている未処理のユーザ要求が書込み要求であることが上
記要求判断手段により判断された場合には、上記今回受
付けの読出し要求を上記未処理書込み要求の前に挿入し
て上記待ち行列を作成する待ち行列作成手段とを備えて
構成したので、複数のユーザからのデータファイルの読
出し/書込み要求に対し、要求発生通りに順次待たされ
て処理されることなく、読出し処理を最大限高速に実行
することが可能になる。
【図1】本発明の一実施例に係わる低速デバイスのファ
イルアクセス制御装置を用いた分散型コンピュータシス
テムの構成を示す機能ブロック図。
イルアクセス制御装置を用いた分散型コンピュータシス
テムの構成を示す機能ブロック図。
【図2】上記低速デバイスのファイルアクセス制御装置
によるユーザ要求の待ち行列作成処理を示すフローチャ
ート。
によるユーザ要求の待ち行列作成処理を示すフローチャ
ート。
【図3】上記低速デバイスのファイルアクセス制御装置
による外部補助記憶装置の制御処理を示すフローチャー
ト。
による外部補助記憶装置の制御処理を示すフローチャー
ト。
【図4】上記低速デバイスのファイルアクセス制御装置
によるユーザ要求の受付け実行状態を示す図。
によるユーザ要求の受付け実行状態を示す図。
11…サーバコンピュータ、12…外部補助記憶装置、
13…要求受付部、14…待ち行列作成部、15…要求
内容判断部、16…対象メディア判断部、17…待ち行
列格納部、18…外部記憶制御部、19…読出し/書込
み(R/W)制御部、WS1,WS2,…ワークステー
ション。
13…要求受付部、14…待ち行列作成部、15…要求
内容判断部、16…対象メディア判断部、17…待ち行
列格納部、18…外部記憶制御部、19…読出し/書込
み(R/W)制御部、WS1,WS2,…ワークステー
ション。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数ユーザからの読出し/書込み要求に
応じて低速デバイスとの間でデータファイルをアクセス
する低速デバイスのファイルアクセス制御装置におい
て、 上記複数ユーザからの読出しあるいは書込み要求を受付
ける要求受付手段と、 この要求受付手段に受付けられたユーザ要求を順次未処
理の待ち行列として格納する待ち行列格納手段と、 この待ち行列格納手段に格納された待ち行列中の先頭の
ユーザ要求に従って上記低速デバイスに対するデータフ
ァイルの読出しあるいは書込みを制御するデバイス制御
手段と、 上記要求受付手段及び待ち行列格納手段にて得られたユ
ーザ要求が読出し要求か書込み要求かを判断する要求判
断手段と、 上記要求受付手段にてユーザ要求が受付けられた際、そ
の今回受付けのユーザ要求が読出し要求で且つ上記待ち
行列格納手段に既に格納されている未処理のユーザ要求
が書込み要求であることが上記要求判断手段により判断
された場合には、上記今回受付けの読出し要求を上記未
処理書込み要求の前に挿入して上記待ち行列を作成する
待ち行列作成手段とを具備したことを特徴とする低速デ
バイスのファイルアクセス制御装置。 - 【請求項2】 複数ユーザからの読出し/書込み要求に
応じて低速デバイスとの間でデータファイルをアクセス
する低速デバイスのファイルアクセス制御装置におい
て、 上記複数ユーザからの読出しあるいは書込み要求を受付
ける要求受付手段と、 この要求受付手段に受付けられたユーザ要求を順次未処
理の待ち行列として格納する待ち行列格納手段と、 この待ち行列格納手段に格納された待ち行列中の先頭の
ユーザ要求に従って上記低速デバイスに対するアクセス
対象メディアの設定及び該設定メディアに対するデータ
ファイルの読出しあるいは書込みを制御するデバイス制
御手段と、 上記要求受付手段及び待ち行列格納手段にて得られたユ
ーザ要求が読出し要求か書込み要求かを判断する要求内
容判断手段と、 上記要求受付手段及び待ち行列格納手段にて得られたユ
ーザ要求に対応するアクセス対象メディアを判断するメ
ディア判断手段と、 上記要求受付手段にてユーザ要求が受付けられた際、上
記要求内容判断手段及び上記メディア判断手段により判
断される今回受付けのユーザ要求ならびに上記待ち行列
格納手段に既に格納されている未処理のユーザ要求それ
ぞれの要求内容及びアクセス対象メディアに基づき、上
記待ち行列格納手段に格納すべく未処理待ち行列を作成
する待ち行列作成手段とを具備したことを特徴とする低
速デバイスのファイルアクセス制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04001993A JP3183984B2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 低速デバイスのファイルアクセス制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04001993A JP3183984B2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 低速デバイスのファイルアクセス制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06250792A true JPH06250792A (ja) | 1994-09-09 |
JP3183984B2 JP3183984B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=12569198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04001993A Expired - Fee Related JP3183984B2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 低速デバイスのファイルアクセス制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3183984B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6223243B1 (en) | 1997-06-12 | 2001-04-24 | Nec Corporation | Access control method with plural users having I/O commands prioritized in queues corresponding to plural memory units |
US7539816B2 (en) | 2005-09-22 | 2009-05-26 | Fujitsu Limited | Disk control device, disk control method |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP04001993A patent/JP3183984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6223243B1 (en) | 1997-06-12 | 2001-04-24 | Nec Corporation | Access control method with plural users having I/O commands prioritized in queues corresponding to plural memory units |
US7539816B2 (en) | 2005-09-22 | 2009-05-26 | Fujitsu Limited | Disk control device, disk control method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3183984B2 (ja) | 2001-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |