JPH0624998Y2 - 磁場射出成形機 - Google Patents

磁場射出成形機

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JPH0624998Y2
JPH0624998Y2 JP1985016873U JP1687385U JPH0624998Y2 JP H0624998 Y2 JPH0624998 Y2 JP H0624998Y2 JP 1985016873 U JP1985016873 U JP 1985016873U JP 1687385 U JP1687385 U JP 1687385U JP H0624998 Y2 JPH0624998 Y2 JP H0624998Y2
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JP
Japan
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coil
fixed plate
magnetic field
mold
injection molding
Prior art date
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JP1985016873U
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English (en)
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JPS61134030U (ja
Inventor
浩一 金澤
洋 熊崎
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、粉末磁石を熱可塑性樹脂に混入して所要形状
のマグネットプラスチック製品を成形する磁場射出成形
機に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
近時、熱可塑性樹脂に粉末磁石を混入して、冷蔵庫の開
口縁に取付けるドア密閉用マグネットや、各種表示用と
して自己吸着性を有するボタンなどの所要形状に成形し
たマグネットプラスチック製品が多く用いられるように
なっている。
上記の粉末磁石は、通常熱可塑性樹脂に約90重量%含
有されるが、一般の射出成形機で射出成形すると、金型
内に圧入された熱可塑性樹脂中において粉末磁石の配列
がまちまちになり、マグネットプラスチック製品となっ
たのちにおける磁石としての機能が十分に発揮されない
ものとなる。
そこで上記粉末磁石を含有する熱可塑性樹脂を成形する
際に金型に磁場を与え、金型内に注入された樹脂が溶融
状態にあるうちに粉末磁石の極性を整列させ、然るのち
固化して取出す際に磁場の方向を逆転させて脱磁するよ
うになされている。
しかして上記従来の磁場形成手段は、第5図に略示する
ように、ベース1上に間隔をおいて固設され複数本(通
常片側上下2本ずつ計4本)のタイバー2,2…により
結合された一対の固定プレート3,4のうち一方の固定
プレート4と、上記タイバー2,2…にそって型締シリ
ンダ5により移動自在とされた移動プレート6とにコイ
ル7,8を設け、このコイル7,8に通電することによ
り移動プレート6と固定プレート4との間に挾着される
金型に前記タイバー2,2…を通じて磁場を形成するよ
うにしている。
ところで上記のような磁場射出成形機の場合、連続運転
を行なうとコイルが発熱し、コイルを焼損させる事故を
招きやすい。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来技術の問題点に着目し、これを改善す
ることを目的としてなされたもので、連続運転してもコ
イル部の過熱を防止することができるとともに溶融樹脂
中の磁粉を浮遊、整列させることのできる磁場射出成形
機を提供するものである。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するため、本考案は、ベース上に間隔を
おいて固設された一対の固定プレートをタイバーにより
結合し、これら固定プレート間のタイバーに型締シリン
ダにより一方の固定プレートとの間で移動可能に設けて
金型を挾圧保持する移動プレートと前記固定プレートの
それぞれの外周部に前記固定プレートおよび前記移動プ
レートの対向面側の一部を段状に切り欠くことによりコ
イル装着部を形成してこのコイル装着部にコイルを装着
し、これらコイル装着部の対向面側の固定プレート面お
よび移動プレート面に非磁性体からなる型取付部材を添
設した磁場射出成形機において、前記コイルの金型取付
側側面に空隙をもつようにして前記型取付部材を設けた
ことを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第4図に示す実施例
を参照し、第5図と共通する部材には同一符号を付して
説明する。
第1図は本考案を適用した磁場射出成形機の実施例の一
部を断面とした正面を示し、第3図乃至第4図は本考案
の要部を拡大して示すものである。
第1図に示す磁場射出成形機は、ベース1上に固定プレ
ート3が固設され、この固定プレート3に対し間隔をお
いて他の固定プレート4がベース1上に固定の支持座9
上に固設され、これら固定プレート3,4間には複数本
(通常片側上下2本ずつ計4本)のタイバー2,2…が
固定されている。
上記タイバー2,2…には移動プレート6が摺動可能に
支持され、前記固定プレート3の背部に装着された型締
シリンダ5のロッド5aに前記移動プレート6が連結さ
れていて、型締シリンダ5の駆動により固定プレート4
と移動プレート6との間で金型を挾圧するようになって
いる。
前記固定プレート4のコイル装着部4aにはコイル11
が巻装され、このコイル11の外側面には非磁性材から
なり金型取付面を構成する型取付部材12が設けられて
いる。
前記移動プレート6のコイル装着部6aにはコイル13
が巻装され、このコイル13の外側面には空隙をもって
おおうようにした非磁性体からなり金型取付面を構成す
る型取付部材14が設けられている。
本考案においては、上記コイル装着部4a,6aにコイ
ル11,13を冷却する冷却手段15,15が設けられ
ている。
上記冷却手段15,15としては、第3図および第4図
に示す空冷構造がある。第3図は自然空冷構造とした場
合の固定プレート4側を代表例として示すもので、コイ
ル11と型取付部材12との間に間隙Lが設けられ、ま
たコイル装着部4aと型取付部材12との間には耐熱性
パッキン16が挾圧されている。
したがって運転中空気がコイル11と型取付部材12と
の間の間隙Lを流動するので、コイル11の少なくとも
一側面は常に空気により冷却作用を受け、コイル11の
過熱が防止されるとともに、型取付部材12側からの熱
の伝播が間隙Lによって遮断され、金型側からの熱影響
も減少される。
第4図は上記実施例の空冷効果を一層高めるため、コイ
ル装着部4aにブロワからの送風口17が臨ませて設け
られ、この送風口17から吹出される空気流が前記間隙
L内を循環してコイル11の過熱を防ぐようになされた
ものである。
第1図において、19,19は固定プレート4と可動プ
レート6との左右上部間を磁気的に連結する透磁率の高
い材料からなる磁性部材で、この磁性部材19,19に
よる連結手段は、例えば固定プレート4側では磁性部材
19,19を固定プレート4に固着し、移動プレート6
側では移動プレート6に対し摺動可能とする。また磁性
部材19,19の支持をより確実にするには、第2図示
のようにベース1に門型あるいは馬蹄形の支持枠20を
設立し、この支持枠20に磁性部材19,19を絶縁し
て支持するようにすることができる。
前記支持座9も磁性材で構成され、この支持座9上の移
動プレート6の下部が摺動自在に移動されるようになっ
ている。22,22,22は金型内から製品を押出すノ
ックピン、23は金型内へ溶融樹脂を供給する注入口で
ある。
つぎに作用を説明する。
固定プレート4と移動プレート6との間に金型を装入
し、型締シリンダ5を駆動して移動プレート6で金型を
型締めしたのち注入口23から金型内に粉末磁石を含有
する溶融樹脂を適宜な供給手段により圧入する。
これと同時にコイル11,13に通電すると、固定プレ
ート4と移動プレート6とを連結している極性部材1
9,19、および磁性材からなる支持座9を通じて磁界
が形成され、この磁界が金型を通ることにより磁場が形
成されて金型内の溶融樹脂内の粉末磁石を一定の方向に
整列させ、着磁される。
溶融樹脂が固化したのち移動プレート6を戻し、ノック
ピン22により製品を突出して回収する。これにより粉
末磁石の極性が揃って内在するマグネットプラスチック
製品が得られる。
上記運転を継続すると、コイル11,13が発熱する
が、コイル装着部4a,6aに冷却手段15,15が設
けられているので、コイル11,13の過熱が防止さ
れ、コイル11,13の焼損が防止される。
なお図示実施例では、固定プレート4と移動プレート6
とを磁性部材19,19で磁気的に連結するとともに支
持座9を磁性材で構成し、これらを通じて磁場が形成さ
れるようにした場合について説明したが、タイバー2,
2…を通じて磁場を形成するものであってもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、ベース上に間隔をおい
て固設された一対の固定プレートをタイバーにより結合
し、これら固定プレート間のタイバーに型締シリンダに
より一方の固定プレートとの間で移動可能に設けて金型
を挾圧保持する移動プレートと前記固定プレートのそれ
ぞれの外周部に前記固定プレートおよび前記移動プレー
トの対向面側の一部を段状に切り欠くことによりコイル
装着部を形成してこのコイル装着部にコイルを装着し、
これらコイル装着部の対向面側の固定プレート面および
移動プレート面に非磁性体からなる型取付部材を添設し
た磁場射出成形機において、前記コイルの金型取付側側
面に空隙をもつようにして前記型取付部材を設けたの
で、磁場射出成形機を連続運転による導電コイルの電気
抵抗上昇を防ぎ、コイルが発熱しても取付部材がコイル
とは空隙をもって設けられているので、コイルで発生し
た熱が大気中に放熱され金型側の熱が型取付部材を通し
てコイル側に伝わるのを防止することができる。したが
って、これらの作用によりコイル周りの温度を下げるこ
とができ、コイルの加熱および損傷を未然に防止するこ
とができる。また、金型の温度は、コイルと型取付部材
との間の空隙により固定プレート、移動プレートを介し
て放熱されないので金型の温度は所定の温度に保持さ
れ、溶融樹脂中の磁粉が浮遊して、コイルの磁場により
磁粉が整列し、強力なマグネットを成形することができ
るなどの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した磁場射出成形機の一実施例を
示す一部を断面とした正面図、第2図乃至第4図は本考
案の要部の具体例を示す一部の拡大図、第5図は従来の
磁場射出成形機の略示側面図である。 1…ベース、2…タイバー、3,4…固定プレート、4
a…コイル装着部、5…型締シリンダ、6…移動プレー
ト、6a…コイル装着部、11,13…コイル、12,
14…型取付部材、15…冷却手段、16…耐熱性パッ
キン、17…送風口、L…間隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 熊崎 洋 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (56)参考文献 特開 昭55−145325(JP,A) 実開 昭55−176539(JP,U) 実公 昭46−19852(JP,Y1)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース上に間隔をおいて固設された一対の
    固定プレートをタイバーにより結合し、これら固定プレ
    ート間のタイバーに型締シリンダにより一方の固定プレ
    ートとの間で移動可能に設けて金型を挾圧保持する移動
    プレートと前記固定プレートのそれぞれの外周部に前記
    固定プレートおよび前記移動プレートの対向面側の一部
    を段状に切り欠くことによりコイル装着部を形成してこ
    のコイル装着部にコイルを装着し、これらコイル装着部
    の対向面側の固定プレート面および移動プレート面に非
    磁性体からなる型取付部材を添設した磁場射出成形機に
    おいて、前記コイルの金型取付側側面に空隙をもつよう
    にして前記型取付部材を設けたことを特徴とする磁場射
    出成形機。
  2. 【請求項2】前記型取付部材は前記移動プレートと前記
    固定プレートにパッキンを介在させかつコイル側面とは
    空隙をもって前記移動プレートおよび前記固定プレート
    に取付けられていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の磁場射出成形機。
  3. 【請求項3】前記空隙には送風口を臨ませ、送風口から
    の冷却風により強制空冷していることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の磁場射出成形機。
JP1985016873U 1985-02-08 1985-02-08 磁場射出成形機 Expired - Lifetime JPH0624998Y2 (ja)

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JPS61134030U JPS61134030U (ja) 1986-08-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55145325A (en) * 1979-05-02 1980-11-12 Daido Steel Co Ltd Manufacturing method of anistropic magnet
JPS603571Y2 (ja) * 1979-06-05 1985-01-31 三菱電機株式会社 結露防止装置

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JPS61134030U (ja) 1986-08-21

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