JP2000343572A - 射出成形機に金型を取り付ける磁気定盤 - Google Patents
射出成形機に金型を取り付ける磁気定盤Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】金型を取り付ける磁気定盤、特に金型を高温に
維持することが必要な、ゴムまたは類似の材料を射出形
成する金型に適切な、磁気定盤を提供すること。 【解決手段】“エレクトロパーラメント”型の磁気定盤
は、ゴムまたはエラストマーを射出成形する機械に金型
を取り付けるためのものである。定盤は、ベースのよう
に加熱要素を収容する部分の一側に、磁極片で覆われた
一つまたは複数の永久磁石を個々に有する多数の磁極を
備える。一つまたは複数の磁石が、ガラス及びシリコー
ンをベースにした絶縁材を具備する金属ケーブルの巻線
から形成された電気コイルによって、囲まれる。コイル
はそれ自体、“耐熱”樹脂または耐火セメントのよう
な、ブロッキング材料で包まれる。
維持することが必要な、ゴムまたは類似の材料を射出形
成する金型に適切な、磁気定盤を提供すること。 【解決手段】“エレクトロパーラメント”型の磁気定盤
は、ゴムまたはエラストマーを射出成形する機械に金型
を取り付けるためのものである。定盤は、ベースのよう
に加熱要素を収容する部分の一側に、磁極片で覆われた
一つまたは複数の永久磁石を個々に有する多数の磁極を
備える。一つまたは複数の磁石が、ガラス及びシリコー
ンをベースにした絶縁材を具備する金属ケーブルの巻線
から形成された電気コイルによって、囲まれる。コイル
はそれ自体、“耐熱”樹脂または耐火セメントのよう
な、ブロッキング材料で包まれる。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、ゴム及びエラスト
マーを射出成形する機械に金型を取り付ける磁気定盤に
関連するものである。
マーを射出成形する機械に金型を取り付ける磁気定盤に
関連するものである。
【０００２】
【従来の技術】射出成形圧縮のプレスは、金型を、その
様な機械の固定及び移動部分に型締めすることが必要で
ある。従来、この型締めは機械的ものである。別の既知
の解決手段は、磁気定盤を使用しており、その磁気定盤
は、一方の半分の金型を固定するためにプレスの磁気定
盤上に装着された第一磁気定盤と、第一磁気定盤の補助
として、他方の半分の金型を固定するために、プレスの
移動プレートに装着された第二磁気定盤とを備える。そ
れらの磁気定盤は、電子制御ユニットに接続された複数
の電気コイルによって制御される複数の永久磁石を有す
る。磁石を磁化状態に保つのに必要な電流がなくても、
永久磁石を磁化及び、減磁するため、電流パルスが複数
のコイルに流れる。この状態では磁石は、金型部分が制
御ユニットによって減磁されるまで、金型部分が磁力に
よって固定される。従って、複数の“エレクトロパーラ
メント”型の磁気プレートが使用されると、金型をプレ
スに強く且つ信頼できる取り付けるのが確実になり、安
価で、従来の金型を何らか変形させることを必要とせず
に、たとえ大きな金型でも、早く型締めされ、素早く且
つ容易に変えられるようにする。
様な機械の固定及び移動部分に型締めすることが必要で
ある。従来、この型締めは機械的ものである。別の既知
の解決手段は、磁気定盤を使用しており、その磁気定盤
は、一方の半分の金型を固定するためにプレスの磁気定
盤上に装着された第一磁気定盤と、第一磁気定盤の補助
として、他方の半分の金型を固定するために、プレスの
移動プレートに装着された第二磁気定盤とを備える。そ
れらの磁気定盤は、電子制御ユニットに接続された複数
の電気コイルによって制御される複数の永久磁石を有す
る。磁石を磁化状態に保つのに必要な電流がなくても、
永久磁石を磁化及び、減磁するため、電流パルスが複数
のコイルに流れる。この状態では磁石は、金型部分が制
御ユニットによって減磁されるまで、金型部分が磁力に
よって固定される。従って、複数の“エレクトロパーラ
メント”型の磁気プレートが使用されると、金型をプレ
スに強く且つ信頼できる取り付けるのが確実になり、安
価で、従来の金型を何らか変形させることを必要とせず
に、たとえ大きな金型でも、早く型締めされ、素早く且
つ容易に変えられるようにする。
【０００３】現在、実用例としてその様な磁気定盤が、
特に“ＥＰＭ”という様な名称で本出願人により既に販
売されており、永久磁石及びコイルを備えた電極が、相
対的に小さな定盤の場合は“ローズ（rose）”形に、配
置され、大きな定盤に関しては、“平行極”の配置で構
成されている。二つの型式、すなわち“ローズ”及び
“平行極”の磁気定盤は、同じ主要部により構成され
る。
特に“ＥＰＭ”という様な名称で本出願人により既に販
売されており、永久磁石及びコイルを備えた電極が、相
対的に小さな定盤の場合は“ローズ（rose）”形に、配
置され、大きな定盤に関しては、“平行極”の配置で構
成されている。二つの型式、すなわち“ローズ”及び
“平行極”の磁気定盤は、同じ主要部により構成され
る。
【０００４】これらの定盤は、軟鋼から作られたベース
と、組の磁石に分配された“バックボーン”AlNiCo型磁
石または、酸素遮断フレーム（oxycut frame）と、磁石
の組に対応して配置された軟鋼から作られる複数の電極
と、磁石の各組の周囲において、エナメル被覆ワイヤー
から作られた電気コイルとから成る。
と、組の磁石に分配された“バックボーン”AlNiCo型磁
石または、酸素遮断フレーム（oxycut frame）と、磁石
の組に対応して配置された軟鋼から作られる複数の電極
と、磁石の各組の周囲において、エナメル被覆ワイヤー
から作られた電気コイルとから成る。
【０００５】AlNiCo型磁石は、温度が上昇し且つ、軟鋼
の電極が均質化し、それらの磁石により生じる磁束を集
中させる時、その特性を維持する。磁石の各組と関連す
るエナメル被覆ワイヤのコイルは、磁石を磁化及び減磁
するため、電子制御ユニットによって整流された電流を
供給される。各コイルに電流を流す時間は、磁石及び電
極表面に過電流が生じるのを、避けるべきであるので、
約0.8秒である。（コイルに約5ミリ秒という極めて短い
持続時間のコンデンサの電流が流れる従来技術では、磁
石の飽和を妨げる強い対向電流が発生される。）
の電極が均質化し、それらの磁石により生じる磁束を集
中させる時、その特性を維持する。磁石の各組と関連す
るエナメル被覆ワイヤのコイルは、磁石を磁化及び減磁
するため、電子制御ユニットによって整流された電流を
供給される。各コイルに電流を流す時間は、磁石及び電
極表面に過電流が生じるのを、避けるべきであるので、
約0.8秒である。（コイルに約5ミリ秒という極めて短い
持続時間のコンデンサの電流が流れる従来技術では、磁
石の飽和を妨げる強い対向電流が発生される。）
【０００６】これら現存の磁気定盤において、エナメル
被覆ワイヤ及びコイルの絶縁は、“Ｈ”クラスであり、
180℃の温度に耐えることができる。“ARALDITE”型
（登録商標）のブロッキング樹脂は、140℃の温度に耐
える。それらの定盤は従って、120℃までの使用を目的
としており、全体的に、通常約80〜90℃の成形温度を必
要とする標準的なプラスティックを射出成形する要求を
網羅する。
被覆ワイヤ及びコイルの絶縁は、“Ｈ”クラスであり、
180℃の温度に耐えることができる。“ARALDITE”型
（登録商標）のブロッキング樹脂は、140℃の温度に耐
える。それらの定盤は従って、120℃までの使用を目的
としており、全体的に、通常約80〜90℃の成形温度を必
要とする標準的なプラスティックを射出成形する要求を
網羅する。
【０００７】同じ物は、ゴムを射出成形するには利用さ
れていない。そのため金型は、温度を著しく高く、約20
0〜220℃に永く保たなければならない。その温度では、
金型に単一材料を射出する際にもたらされる熱供給は、
熱損失を補償するのに充分ではない。ゆえに金型を熱し
て、その温度を維持することが必要である。
れていない。そのため金型は、温度を著しく高く、約20
0〜220℃に永く保たなければならない。その温度では、
金型に単一材料を射出する際にもたらされる熱供給は、
熱損失を補償するのに充分ではない。ゆえに金型を熱し
て、その温度を維持することが必要である。
【０００８】この目的のため、耐熱材を有するプレス定
盤が整列して構成され、その上に技術的に通常の電気カ
ートリッジヒーターを有する加熱プレートが配置され、
加熱プレート自体が、対応して機械的に型締めされる金
型部分を受ける。そして金型部分は加熱されて、温度を
保つ。
盤が整列して構成され、その上に技術的に通常の電気カ
ートリッジヒーターを有する加熱プレートが配置され、
加熱プレート自体が、対応して機械的に型締めされる金
型部分を受ける。そして金型部分は加熱されて、温度を
保つ。
【０００９】この金型部分を約200〜220℃に維持するた
め、加熱プレートでは少なくとも220〜240℃にすること
が必要である。技術的に最新の状況でも、その様な温度
に維持された金型を取り付けるような、磁気定盤は知ら
れておらず、現存の定盤は（その特徴は上記から分かる
ように）全く不充分である。
め、加熱プレートでは少なくとも220〜240℃にすること
が必要である。技術的に最新の状況でも、その様な温度
に維持された金型を取り付けるような、磁気定盤は知ら
れておらず、現存の定盤は（その特徴は上記から分かる
ように）全く不充分である。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】現在、使用されるゴム
射出金型または別の金型を、高温で維持することができ
る磁気定盤の要求が、特に強くなっている。なぜなら機
械的に型締めする場合、熱した金型を分解したり、予熱
された金型を取り付けたりすることが、容易な動作では
ないからである。
射出金型または別の金型を、高温で維持することができ
る磁気定盤の要求が、特に強くなっている。なぜなら機
械的に型締めする場合、熱した金型を分解したり、予熱
された金型を取り付けたりすることが、容易な動作では
ないからである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、この要
求に合うように、金型を取り付ける磁気定盤、特に金型
を高温に維持することが必要な、ゴムまたは類似の材料
を射出形成する金型に適切な、磁気定盤を提供すること
である。
求に合うように、金型を取り付ける磁気定盤、特に金型
を高温に維持することが必要な、ゴムまたは類似の材料
を射出形成する金型に適切な、磁気定盤を提供すること
である。
【００１２】
【本発明の実施の形態】この目的のため、本発明の主題
は、射出形成機械に金型を固定する磁気定盤であり、磁
気定盤は“エレクトロパーラメント（electropermanen
t）”型で、電気コイルによって囲まれた永久磁石を備
えており、この磁気定盤は、加熱要素を収容した部分の
一方に多数の磁極を備え、その各々が、電極ピースで覆
われ且つガラス及びシリコーンをベースにした絶縁体に
よる、金属ケーブルの巻線から形成されるコイルによっ
て囲まれる一つ以上の磁石を有し、コイルはそれ自体、
“耐熱”樹脂または耐火セメントのような、ブロッキン
グ材料で包まれる。
は、射出形成機械に金型を固定する磁気定盤であり、磁
気定盤は“エレクトロパーラメント（electropermanen
t）”型で、電気コイルによって囲まれた永久磁石を備
えており、この磁気定盤は、加熱要素を収容した部分の
一方に多数の磁極を備え、その各々が、電極ピースで覆
われ且つガラス及びシリコーンをベースにした絶縁体に
よる、金属ケーブルの巻線から形成されるコイルによっ
て囲まれる一つ以上の磁石を有し、コイルはそれ自体、
“耐熱”樹脂または耐火セメントのような、ブロッキン
グ材料で包まれる。
【００１３】加熱要素を収容した部分は、軟鋼から作ら
れた加熱ベースでもよく、金型が固定され且つカートリ
ッジヒーターを収容する孔を備える箇所と反対側に配置
させてもよい。定盤の磁極に対応して多数の開口部を確
定するため、強磁性材料から成るフレームが利用され且
つベースの一側に対して固定され、磁極の配置は、好ま
しくは“平行極”型である。磁石に関して、これらは有
利にはAlNiCo型である。
れた加熱ベースでもよく、金型が固定され且つカートリ
ッジヒーターを収容する孔を備える箇所と反対側に配置
させてもよい。定盤の磁極に対応して多数の開口部を確
定するため、強磁性材料から成るフレームが利用され且
つベースの一側に対して固定され、磁極の配置は、好ま
しくは“平行極”型である。磁石に関して、これらは有
利にはAlNiCo型である。
【００１４】好ましい一実施例によると、磁石を囲ん
で、磁石に作用し、それらの磁石を減磁するコイルが、
シリコーン含浸ガラスカバーによって囲まれた銅芯によ
るケーブルの巻線から成り、ガラスカバーは、それ自体
がシリコーン含有ガラスモールで覆われている。
で、磁石に作用し、それらの磁石を減磁するコイルが、
シリコーン含浸ガラスカバーによって囲まれた銅芯によ
るケーブルの巻線から成り、ガラスカバーは、それ自体
がシリコーン含有ガラスモールで覆われている。
【００１５】従って組立体では完全に温度に耐え、［小
腔（lacuna）］が充分に動作する、“エレクトロパーラ
メント”型磁気定盤が作られる。特にAlNiCo磁石は、そ
の磁気特性を約400℃まで維持し、コイルに推薦される
型式のケーブルは、280℃〜350℃の温度で使用してもよ
い。加えて、この型式のケーブルはコイルの巻線の間
で、厚く且つ可撓性の両方の絶縁を保証し、銅製、鉄製
及び、樹脂製の個別の膨張率による圧縮力から生じ得る
短絡を避ける。ブロッキング樹脂は、磁気定盤に組み込
まれており、それ自体が高温に耐えて本発明の主要部を
形成する。“平行極”配置を選択することは有利であ
り、この配置は“ローズ”型式のような別の配置よりも
磁石をより簡単に磁化させる。結果的に特別なパルス列
をコイルに流す制御ユニットを使用して、本発明の主要
部を形成する磁気定盤が、完全に磁化され、渦電流を避
ける。
腔（lacuna）］が充分に動作する、“エレクトロパーラ
メント”型磁気定盤が作られる。特にAlNiCo磁石は、そ
の磁気特性を約400℃まで維持し、コイルに推薦される
型式のケーブルは、280℃〜350℃の温度で使用してもよ
い。加えて、この型式のケーブルはコイルの巻線の間
で、厚く且つ可撓性の両方の絶縁を保証し、銅製、鉄製
及び、樹脂製の個別の膨張率による圧縮力から生じ得る
短絡を避ける。ブロッキング樹脂は、磁気定盤に組み込
まれており、それ自体が高温に耐えて本発明の主要部を
形成する。“平行極”配置を選択することは有利であ
り、この配置は“ローズ”型式のような別の配置よりも
磁石をより簡単に磁化させる。結果的に特別なパルス列
をコイルに流す制御ユニットを使用して、本発明の主要
部を形成する磁気定盤が、完全に磁化され、渦電流を避
ける。
【００１６】
【実施例】どの場合でも以下の説明に加え、一例として
金型を射出成形機械に取り付ける磁気定盤の一実施例を
示した添付図面を参照すると、本発明がより明確に理解
されるであろう。
金型を射出成形機械に取り付ける磁気定盤の一実施例を
示した添付図面を参照すると、本発明がより明確に理解
されるであろう。
【００１７】図１及び図２で示された、エレクトロパー
ラメント磁気定盤１は、カートリッジヒーター４を収容
する孔３を備えた軟鋼ベース２を有している。ベース２
の大きな面に利用されるフレーム５は、強磁性材料から
作られており、ボルト６によってベース２に固定されて
いる。フレーム５は相対的に長く、普通の四角形である
複数の開口７を、定盤１の磁極に対応して画定してお
り、ここでの磁極の配置は、“平行極”型である。
ラメント磁気定盤１は、カートリッジヒーター４を収容
する孔３を備えた軟鋼ベース２を有している。ベース２
の大きな面に利用されるフレーム５は、強磁性材料から
作られており、ボルト６によってベース２に固定されて
いる。フレーム５は相対的に長く、普通の四角形である
複数の開口７を、定盤１の磁極に対応して画定してお
り、ここでの磁極の配置は、“平行極”型である。
【００１８】各極は、AlNiCo（鉄、アルミニウム、ニッ
ケル及びコバルトの合金）の一組の永久磁石８から成っ
ており、AlNiCoはその磁気特性を温度約400℃まで維持
する。磁石８は、一側がベース２に対してあてがわれ、
反対側がフレーム５の外面と同一平面の軟鋼磁極片９で
覆われている。
ケル及びコバルトの合金）の一組の永久磁石８から成っ
ており、AlNiCoはその磁気特性を温度約400℃まで維持
する。磁石８は、一側がベース２に対してあてがわれ、
反対側がフレーム５の外面と同一平面の軟鋼磁極片９で
覆われている。
【００１９】各極に関して、磁石８及び磁極片９によっ
て形成される組立体が、ガラスまたはシリコーンをベー
スにした絶縁材と共に、銅ケーブル１１の巻線から形成
された電気コイル１０によって囲まれている。また特に
ケーブルは、その銅芯がシリコーン含有ガラスモールで
それ自体が覆われるシリコーン含浸ガラスによって囲ま
れており、その様なケーブルは、Omerin社によって製造
され、商標名“SILICABLE VS”のものが入手可能であ
る。その様なケーブル１１は、約280℃〜350℃の温度に
耐える。
て形成される組立体が、ガラスまたはシリコーンをベー
スにした絶縁材と共に、銅ケーブル１１の巻線から形成
された電気コイル１０によって囲まれている。また特に
ケーブルは、その銅芯がシリコーン含有ガラスモールで
それ自体が覆われるシリコーン含浸ガラスによって囲ま
れており、その様なケーブルは、Omerin社によって製造
され、商標名“SILICABLE VS”のものが入手可能であ
る。その様なケーブル１１は、約280℃〜350℃の温度に
耐える。
【００２０】その様に形成されたコイル１０は、“耐
熱”樹脂または耐火セメントから作られたブロッキング
材料１２で包まれている。
熱”樹脂または耐火セメントから作られたブロッキング
材料１２で包まれている。
【００２１】一例として、各コイル１０が、導電断面が
2.5mm２であるケーブル１１の二十二巻線から成ると、
温度によりケーブルの電気抵抗が変化するにも係わら
ず、実に好ましい結果が、その様な特徴を有するコイル
によって得られる
2.5mm２であるケーブル１１の二十二巻線から成ると、
温度によりケーブルの電気抵抗が変化するにも係わら
ず、実に好ましい結果が、その様な特徴を有するコイル
によって得られる
【００２２】図３に示されたように、上記の磁気定盤１
が射出成形プレスの固定または移動定盤１３に（その使
用のため）装着され、熱絶縁材１４を備えている。磁気
定盤１は、電気ケーブル１５（図１参照）を介して、制
御ユニット（図示せず）に連結されている。
が射出成形プレスの固定または移動定盤１３に（その使
用のため）装着され、熱絶縁材１４を備えている。磁気
定盤１は、電気ケーブル１５（図１参照）を介して、制
御ユニット（図示せず）に連結されている。
【００２３】定盤１の磁石８を磁化するため、連続電気
パルス列が、全て同じセンスに調整されて、前記制御ユ
ニットからコイル１０に流される。例えば、同センスの
十個のパルスの列は、このパルスの総継続時間が0.1秒
であり、磁石８を完全に磁化するのに適切で、ゆえに磁
力によって磁気定盤１を金型部分１６に堅固に型締めさ
せる。
パルス列が、全て同じセンスに調整されて、前記制御ユ
ニットからコイル１０に流される。例えば、同センスの
十個のパルスの列は、このパルスの総継続時間が0.1秒
であり、磁石８を完全に磁化するのに適切で、ゆえに磁
力によって磁気定盤１を金型部分１６に堅固に型締めさ
せる。
【００２４】金型部分１６を取り外す目的で、磁石８を
減磁するために、正のパルス列と負のパルス列を交互に
形成することによって、各々、同じ符号の連続パルスを
含む、連続した電流パルスをコイル１０に流すことは有
効であり、パルス列の強度は第一パルス列から最後のパ
ルス列までの時間にわたって減少する。この場合、大き
さが減少し、且つ符号が交互に変わる各パルス列は、そ
れ自体が十個のパルスを含み、0.1秒の継続時間を持
ち、最後の約20秒までに完全な減磁動作ができる。
減磁するために、正のパルス列と負のパルス列を交互に
形成することによって、各々、同じ符号の連続パルスを
含む、連続した電流パルスをコイル１０に流すことは有
効であり、パルス列の強度は第一パルス列から最後のパ
ルス列までの時間にわたって減少する。この場合、大き
さが減少し、且つ符号が交互に変わる各パルス列は、そ
れ自体が十個のパルスを含み、0.1秒の継続時間を持
ち、最後の約20秒までに完全な減磁動作ができる。
【００２５】以下のように、定盤の磁極の数、形及び、
配置を変えること、これら磁極のコイルの巻線の数を変
えること、上記に等しい材料のどれも使用すること、円
筒形カートリッジヒーターを、特に平坦な抵抗器の形を
した別の加熱手段と交換すること、記載したのとは別の
磁化及び減磁方法を使うこと、この磁気定盤を、ゴムを
射出成形するプレスにだけでなく、エラストマーの様
な、高温で維持されるべき金型をまた必要とする、類似
の材料を射出成形する機械も意図することは、従属の請
求項で定義された、本発明の範囲内である。
配置を変えること、これら磁極のコイルの巻線の数を変
えること、上記に等しい材料のどれも使用すること、円
筒形カートリッジヒーターを、特に平坦な抵抗器の形を
した別の加熱手段と交換すること、記載したのとは別の
磁化及び減磁方法を使うこと、この磁気定盤を、ゴムを
射出成形するプレスにだけでなく、エラストマーの様
な、高温で維持されるべき金型をまた必要とする、類似
の材料を射出成形する機械も意図することは、従属の請
求項で定義された、本発明の範囲内である。
【図１】本発明による磁気定盤の正面図
【図２】図３におけるII-II線に沿った磁気定盤の部分
断面図
断面図
【図３】その様な磁気定盤の使用を金型に関して示した
図
図
１ 磁気定盤 ２ ベース ３ 孔 ４ ヒーター ５ フレーム ６ ボルト ７ 開口 ８ 磁石 ９ 磁極片 １０ コイル １１ ケーブル １２ ブロッキング材料 １３ 移動定盤 １４ 熱絶縁材 １５ ケーブル １６ 金型部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年８月１８日（２０００．８．１
８）
８）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 射出成形機に金型を取り付ける磁気定
盤
盤
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クレアン，ニコラス フランス国 73000 シヤンベリイ，リュ ダンフエル−ロシエロー，２ (72)発明者 ルクザン，ピエール フランス国 73000 バルベラ，アヴニュ デュ スタド 24
Claims (5)
- 【請求項１】ゴムまたはエラストマーの射出成形材に金
型を取り付ける磁気定盤であり、この磁気定盤は“エレ
クトロパーラメント（electropermanent）”型で、電気
コイルによって囲まれた永久磁石を備え、その定盤は、
複数の加熱要素を収容した部分の一側に、電極で覆われ
且つ、ガラス及びシリコーンをベースにした絶縁材を具
備する金属ケーブルの複数の巻線から形成されたコイル
によって囲まれた一つ以上の磁石を個々に有する多数の
電極から成り、コイルはそれ自体が、耐熱樹脂または耐
火セメントのようなブロッキング材料で包まれることを
特徴とする磁気定盤。 - 【請求項２】加熱要素を収容した部分が、軟鋼から作ら
れ、複数のカートリッジヒーターを収容する複数の孔を
備え、金型が固定される箇所と反対側に配置される加熱
ベースであることを特徴とする請求項１に記載の磁気定
盤。 - 【請求項３】強磁性材料から作られたフレームが、ベー
スの一面に対してあてがわれて、固定され、定盤の複数
の磁極に対応する多数の開口を画定し、その配置が好ま
しくは“平行極”（parallel pole）型であることを特
徴とする請求項２に記載の磁気定盤。 - 【請求項４】磁石がAlNiCo型であることを特徴とする請
求項１から３のいずれか一項に記載の磁気定盤。 - 【請求項５】複数のコイルが、シリコーン含浸ガラスカ
バーによって囲まれた銅芯を具備するケーブルの巻線か
ら成り、シリコーン含浸カバーはそれ自体、シリコーン
含有ガラスモールでカバーされることを特徴とする請求
項１から４のいずれか一項に記載の磁気定盤。
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| FR9907028A FR2794053B1 (fr) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | Plateau magnetique pour la fixation de moules sur des machines a injecter |
| FR99.07028 | 1999-05-31 |
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP2000343572A (ja) |
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- 2000-05-31 JP JP2000162207A patent/JP2000343572A/ja active Pending
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