JPH0624958U - 印 鑑 - Google Patents

印 鑑

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JPH0624958U
JPH0624958U JP6790092U JP6790092U JPH0624958U JP H0624958 U JPH0624958 U JP H0624958U JP 6790092 U JP6790092 U JP 6790092U JP 6790092 U JP6790092 U JP 6790092U JP H0624958 U JPH0624958 U JP H0624958U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
inner cylinder
hole
ink tank
valve chamber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6790092U
Other languages
English (en)
Inventor
小林  清一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 朱肉を必要としない印鑑であって、連続捺印
で多量にインクを消費してもインク補充の煩わしさが無
く、且つ安価に印鑑の提供を可能とする。 【構成】 内筒5前方の軸部6aにカバー18を固着し
て内筒5にインクを含浸可能な多孔性のゴム又は樹脂材
のインク吸蔵体21と印字体19を固定すると共に、内
筒5の後方孔にインクタンク26が嵌装されてインク誘
導孔14と連通してインク吸蔵体21にインクが供給さ
れるように成した印鑑であって、インク誘導孔14とイ
ンク吸蔵体21との間に弁機構が配設され、又、インク
タンク26には、インクの後端にインクの消耗と共に追
随して移動するグリース又は未加硫のシリコンゴム等よ
り成るフォロワ32が配設され、インクタンク26の後
端にはインクタンク26の内部と外部を連通する通気孔
を有した尾栓33が固着されて、捺印時のインク吸蔵体
21の圧縮後の膨張で弁室12内が減圧されて弁機構が
僅かに開放されて弁室内にインクが供給可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、無数の連続気孔を有した多孔性印材よりなる印字体を使用した印鑑 の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクを吸蔵できるようにスポンジゴム等の無数の連続気孔を有した多 孔性印材より形成された印字体を使用して、使用のたびに朱肉等に付着させる必 要のない印鑑が知られている。市販されているこの種の印鑑はインクを含浸させ たインク吸蔵体と印字体で構成され、使用頻度が多い場合にはインク切れが早く その都度インクを補給する必要ある。又、捺印回数が進むにつれて印字濃度が薄 くなる欠点がある。又、インクを補給する場合にはスポイト等で印字面にインク を滴下して含浸させるために一度に多量のインクを補給出来ず面倒である。又、 印字面がべたつきインクが均一に含浸されるのに時間がかかる。又、インクを滴 下する時にインクが印字面より溢れて手や周囲を汚す問題も起こす。そこで、そ のような欠点や問題点を解決する方法として実公昭61 23410号公報で筆 記具等のインク流量調節体を利用してインクカートリッジからインクを補給する ようにしたものが開示されている。しかしながら、インク流量調節体を用いたも のは構造が複雑となりコストアップとなる問題が存在する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、従来の市販されている印鑑の欠点や問題点を解決すると共に 印鑑を安価に提供可能とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために案出された本考案の印鑑は、内筒の下端に積層して 上層にインクが含浸可能な多孔性のインク吸蔵体と、下層に同質の印字体を設け て内筒の後方内孔部にインクタンクが嵌装されてインク誘導孔と連通してインク 吸蔵体にインクが供給されるように成した印鑑であって、上記内孔部の前端で、 後方にインク誘導孔と前方に弁室が設けられた軸部にインクが充填されたインク タンクが密嵌され、弁室内にはインク誘導孔と連通する弁座を常時密閉するボー ルがスプリングで後方に附勢されて、インクタンクには、インクの後端にインク の消耗と共に追随して移動するグリース又は未加硫のシリコンゴム等より成るフ ォロワが配設され、インクタンクの後端にはインクタンクの内部と外部を連通す る通気孔を有した尾栓が固着されて成り、捺印時のインク吸蔵体の圧縮後の膨張 で弁室内が減圧されてボールが僅かに前進して密閉状態が開放され、弁室内にイ ンクが誘導されるように構成される。
【0005】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示している。先ず、図に示すように内筒5は、鍔部1 0を境にして下方に軸部6aと上方に軸部6bを有し、下端より大径の孔部7が 設けられ、そこから後方に、内孔部38内に延設された軸部11の中心部で、後 端に球面状の弁座13が形成された弁室12が設けられ、便座13に連通して後 方にインク誘導孔14が貫通して設けられ、軸部11の後端は傾斜状の突部とな っている。又、軸部6bの後方側面には後述する先筒1と回転方向で一体と成す リブ(図示せず)が形成され後端には鍔部17が設けられている。又、上記孔部 7には中心に小孔9を有したスペーサー8とインク吸蔵体21が嵌装され、それ と積層して下端に印字面20を有した印字体19が配設され、軸部6aに印字体 19を固定してカバー18が密嵌状に固着される。又、上記弁室12内には弁座 13に密閉状に当接するボール15が遊嵌され、ボール15とスペーサー8との 間には後述するインク吸蔵体21の膨張による弁室内の減圧で僅かに収縮する弱 いスプリング16が附勢されている。又、印字体19の後端と軸部6aの先端と の間にはインク吸蔵体21が印字体19の押圧で適宜圧縮可能な隙間39が設け られている。
【0006】 前記インク吸蔵体21と印字体19は無数の連続気孔を有してインクを含浸可 能とした多孔性のゴム又は樹脂材より成り、インク吸蔵体21に含浸したインク が印字体19にスムーズに移動するようにインク吸蔵体21の下面に密着するよ うに印字体19が積層されると共に、インク吸蔵体21の気孔径を印字体19の 気孔径より僅かに大きく成すことが望ましい。
【0007】 先筒1は、下方に大径孔を有した軸部2aが、上方にはやや小径の軸部2bを 有し、大径孔の上端に段部3を設けて更に上方にやや小径の孔が上端まで貫通し て形成され、その小径の孔の内壁には適宜溝4が形成されている。又、軸部2b の側面には後筒28を着脱可能に接合する突起29が設けられている。又、後筒 28の上端には後述するシールキャップ35を着脱可能に嵌着する部位が設けら れている。又インクが貯蔵されたインクタンク26は下方内孔に栓部27を有し てインクが封入されて構成され、インクタンク26は前記内孔部38の先端に形 成された軸部11の斜面状の突起で栓部27を付き破る状態で軸部11の外周部 に密嵌される。
【0008】 ところで、前記インクタンク26内にはインクが充填されると共に、その後端 にはインクの消耗と共に追随して移動するグリース又は未加硫のシリコンゴム等 より成るフォロワ32が配設され、更にその後方で、インクタンク26の後端孔 にはインクタンクの内部と外部を通気する細孔34を有した尾栓33が固着され ている。尚、通気の為の細孔はインクタンクの内周と尾栓との間で種々設けられ るものである。
【0009】 以上により、前記内筒5の内孔部38にインクタンク26が嵌装され、内筒5 の上端から鍔部10に当接してシール用のパッキン24が取付けられ、その上端 に鍔部23を有した筒状の外筒22が嵌装され、鍔部23が上記シール用のパッ キン24の後端に当接してカバー18の外側に軸方向に可動自在に被嵌される。 又、鍔部23の後端に前端を当接させてスプリング25が取付けられ、先筒1の 大径孔から内筒5の軸部6bが嵌装されて軸部6bの側面に形成されたリブが先 筒1の小径の孔に形成された溝4に嵌装して回転方向で一体となり、且つ、内筒 5後端の鍔部17が先筒1の後端に弾性変形を利用して係止され、内筒5は先筒 1に対し後端と段部3との間で挟着される。又、その時、上記スプリング25の 後端が段部3に当接し、外筒22は鍔部23がシール用のパッキン24に当接状 態で前方に附勢される。
【0010】 又、内筒5の軸部11に前記インクタンク26が装着され、インクタンク26 は栓部27で軸部11の外周に密着される。この状態で先筒1の軸部2bに設け られた突起29に後筒28の前方内周に設けられた溝30が着脱可能に嵌着され て、インク切れの際にはインクタンクの差し替えを可能とする。本願実施例では 後筒28とインクタンク26を別体と成したが、後筒自身をインクタンクとして 直接先筒1に密嵌状に取付けることも可能である。又、外筒22の前方には外周 部に略密嵌してシールキャップ35が着脱可能に装着される。シールキャップ3 5の内孔には適宜シール突部36が設けられている。従って、シールキャップ3 5と前記シール用のパッキン24とによって印字面20は連通した小室で略密嵌 される。尚、本願実施例ではカバー18の外側に外筒22を設けているが、外筒 を無くして直接カバーにシールキャップを嵌着すれば更に小室で略密嵌すること が可能となる。
【0011】
【作用】
本考案の印鑑は以上のように構成されており、捺印する時はシールキャップ3 5を外した上で後筒28を握り外筒22の前端を書類等に押圧する。その時、ス プリング25に抗して外筒22が後退して印字面20が書類等に接触して捺印さ れる。ところで、インクタンク26内のインクは捺印による印字体19の押圧で インク吸蔵体21が適宜圧縮された後の膨張で弁室12内が減圧された時に弁座 13とボール15の密閉状態が僅かに解除されて弁室内にインクが誘導され、イ ンクの消耗と共にインク吸蔵体21に吸収されて印字体19に供給される。
【0012】
【考案の効果】
本考案の印鑑の構成及び作用は以上の如くであり、頻繁に捺印されても自動的 にインクが補充されるので従来のように一々インクを補充する煩わしさがない。 又、連続捺印した時にインクが追随不足になり印字濃度が薄くなることがない。 又、弁機構とフォロワのメカニズムがスムーズに共動してインクの適性な供給と 共に、温度変化に起因するインクの吹き出し等の事故を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 先筒 2a 軸部 2b 軸部 3 段部 4 溝 5 内筒 6a 軸部 6b 軸部 7 孔部 8 スペーサー 9 小孔 10 鍔部 11 軸部 12 弁室 13 弁座 14 インク誘導孔 15 ボール 16 スプリング 17 鍔部 18 カバー 19 印字体 20 印字面 21 インク吸蔵体 22 外筒 23 鍔部 24 パッキン 25 スプリング 26 インクタンク 27 栓部 28 後筒 29 突起 30 溝 31 孔部 32 フォロワ 33 尾栓 34 細孔 35 シールキャップ 36 シール突部 37 インク 38 内孔部 39 隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒5の下端に積層して、上層に無数の
    連続気孔を有してインクを含浸可能とした多孔性のゴム
    又は樹脂材よりなるインク吸蔵体21と、下層に外方に
    印字面20を露出して上記インク吸蔵体21と同質の印
    字体19が設けられ、内筒5の後方内孔部38にインク
    タンク26が嵌装されてインク誘導孔14と連通してイ
    ンク吸蔵体21にインクが供給されるように成した印鑑
    であって、上記内孔部38の前端で、後方にインク誘導
    孔14と前方に弁室12が設けられた軸部11にインク
    37が充填されたインクタンク26が密嵌され、弁室1
    2内にはインク誘導孔14と連通する弁座13を常時密
    閉するボール15がスプリング16で後方に附勢され
    て、インクタンク26には、インク37の後端にインク
    の消耗と共に追随して移動するグリース又は未加硫のシ
    リコンゴム等より成るフォロワ32が配設され、インク
    タンク26の後端にはインクタンクの内部と外部を連通
    する通気孔を有した尾栓33が固着されて成り、捺印時
    のインク吸蔵体21の圧縮後の膨張で弁室12内が減圧
    されてボール15が僅かに前進して密閉状態が開放さ
    れ、弁室内にインクが誘導されるように構成されたこと
    を特徴とする印鑑。
JP6790092U 1992-09-04 1992-09-04 印 鑑 Withdrawn JPH0624958U (ja)

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JP6790092U JPH0624958U (ja) 1992-09-04 1992-09-04 印 鑑

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JP6790092U JPH0624958U (ja) 1992-09-04 1992-09-04 印 鑑

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JPH0624958U true JPH0624958U (ja) 1994-04-05

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JP6790092U Withdrawn JPH0624958U (ja) 1992-09-04 1992-09-04 印 鑑

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