JPH0624826B2 - 積層材の製造方法 - Google Patents

積層材の製造方法

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JPH0624826B2
JPH0624826B2 JP63003518A JP351888A JPH0624826B2 JP H0624826 B2 JPH0624826 B2 JP H0624826B2 JP 63003518 A JP63003518 A JP 63003518A JP 351888 A JP351888 A JP 351888A JP H0624826 B2 JPH0624826 B2 JP H0624826B2
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直行 加藤
悦生 若林
清一 鎌倉
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Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
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Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車の天井材、ドアトリム、リヤージエル、
シートバツク、トランク・リツド、トランクまわり部
材、フロア等の内装材、建造物の天井材、壁材、化粧容
器成形材として有用な深絞成形可能な剛性、断熱性と遮
へい性を兼ね備えた積層材の製造方法に関するものであ
る。
〔従来技術〕
従来、上記自動車用内装材としてはフエノール・アルデ
ヒド縮合樹脂に繊維を充填したレジンフエルト、発泡合
成樹脂、ポリプロピレン複合体、ポリプロピレン製ダン
ボール等の100℃以上の温度に耐えうる素材が用いら
れている。これら素材において、レジンフエルトは剛
性、耐熱保型性、寸法安定性、遮へい性に優れるが、成
形作業性、耐衝撃性、および軽さに乏しい欠点がある。
また、ポリプロピレン製ダンボールは剛性、軽量性に優
れるが、その反面、深絞成型に乏しいし、コルゲート部
材を用いるため強度に方向性がある。更に発泡合成樹
脂、例えばポリスチレンは軽さに優れるが成型作業性や
耐屈曲性が乏しい欠点があり、また、成型後の外観(は
だざわり)に難点がある。更に、ポリプロピレン複合体
は、剛性にはすぐれるが成型作業性、耐衝撃性、寸法安
定性に欠点がある。内装材としての要求性能、即ち、剛
性と適度の柔軟性、軽量性、寸法安定性、耐熱保型性、
成形性の全てを満足する素材は得られていない。
一方、ポリエチレンやプロプロピレン、低融点(140
℃)ポリエステル等の繊維を繊維バインダーとし、これ
と合成繊維よりなる繊維マツトをニードリングしてウエ
ブの上下層の繊維を仮り止めした後、加熱して上記繊維
バインダーを溶融させ、他の合成繊維の結合を行つて弾
力に富む不織布を製造する方法は公知である。この不織
布は軽量性、柔軟性に富むが成型性、剛性に欠けるため
平担な場所で使用される内装材としては有用であるが、
複雑な形状の場所に適用される内装材としては有用でな
い。
また、ニードルパンチ布に軟化点が100〜130℃の
熱可塑性樹脂の水性エマルジヨンを塗布または含浸させ
た後、加熱乾燥して水分を除去して成形可能な不織布を
得、これを更に加熱、プレス成形して得られた自動車の
内装材は公知である。この内装材は形状が複雑な場所に
敷設できる利点を有する。この不織布の繊維の固定はニ
ードルパンチングによる繊維同志の 合とエマルジヨン
樹脂の繊維への付着によるものであるが、エマルジヨン
が塗布、含浸される不織布の見掛密度が0.08〜0.13
g/cm2と嵩高いためエマルジヨン樹脂による充填効果
が悪い欠点がある。又、充填効果が不十分な為、遮へい
性に劣る欠点がある。
本発明者は後者の成形可能な不織布のかかる寸法安定
性、剛性に乏しい欠点を適宜の軽量性、耐熱保型性、通
気性を低下させないで改良した不織布の製造方法とし
て、先に熱可塑性樹脂製バインダー繊維が15〜50重
量%と、該熱可塑性樹脂の融点よりも40℃以上高い融
点を有する合成繊維もしくは天然繊維85〜50重量%
とよりなる繊維マツトをニードリングした後、該マツト
を前記熱可塑性樹脂製バインダー繊維は溶融するが合成
繊維または天然繊維は溶融しない温度で加熱して熱可塑
性樹脂製バインダー繊維を溶融させ、次いで該熱可塑性
樹脂製バインダー繊維が溶融状態を保つ間に該繊維マツ
トを圧縮して該マツトの見掛密度を0.15〜0.50g/
cm2に調整し、この圧縮された繊維マツトに更に成形可
能な温度範囲が80〜180℃の熱可塑性樹脂の水性エ
マルジヨンを該繊維マツトの繊維重量に対し、エマルジ
ヨンの樹脂固型分が15〜300重量%となる様に塗布
または含浸させたのち、60〜250℃に加熱乾燥して
水分を除去して不織布を得ることを特徴とする成形可能
な不織布の製造方法を提供した(特開昭58−8735
3号)。
この方法は、熱可塑性樹脂製繊維バインダーと樹脂エマ
ルジヨンの併用により不織布の剛性を向上させるととも
に、繊維同志を接着させて寸法安定性を向上させ、ま
た、エマルジヨンを塗布または含浸させる前に繊維マツ
トを圧縮して空気の一部を追い出し、エマルジヨン樹脂
のマツト中への充填率を多くすることを可能ならしめて
不織布の剛性向上を計つている点に大きな特徴がある。
しかし、この成形可能な不織布は、成型性、寸法安定
性、通気性(吸音性)に優れ、剛性の向上も達成出来た
が、通気性を持たせた為水の遮へい性に劣る。さらに、
用途により、より高い剛性、非透水性を要求されるもの
がある。
非透水性、剛性に優れる素材として、樹脂バツキングさ
れた不織布の裏面に発泡体シートを接着したカーペツト
を我々は先に提案した。(実願昭57−170656
号、同57−195731号参照) しかし、この方法ではバツキング層形成工程と発泡体シ
ートの接着工程が必要であるとともに、発泡体シートの
折曲による破壊を防止するために、更にこの発泡体シー
トに非発泡シートを積層する必要がある。さらに、樹脂
層が直接表層となる為、外観上の問題がある。
別に我々は、敷物原反の裏面に、下記(A)の樹脂水性エ
マルジヨンと(B)の発泡性ポリスチレン粒子を含有する
第1バツキング材 (A).融点が80℃以上の樹脂の水性分散液を主成分と
する樹脂水性エマルジヨン (固型分量で100重量部) (B).粒径が1.5mm以下の発泡性ポリスチレン粒子 (10〜100重量部) を塗布したのち、この第1バツキング材の表面に第2バ
ツキング材として上記(A)の水性エマルジヨンの樹脂粒
子より低い融点を有し、かつ、その融点が50〜125
℃である樹脂の水性エマルジヨンを塗布し、次いで加熱
乾燥して前記エマルジヨンを乾燥させてバツキング層を
形成させるとともに発泡性ポリスチレン粒子を発泡させ
ることを特徴とする成形性、熱接着性を有する敷設材の
製造方法を提案した(特開昭60−59176号)。
この方法においては、水性エマルジヨン中の樹脂100
重量部に対する発泡性ポリスチレン粒子の使用料が10
〜100重量部と少なく、発泡体層が連続した平滑層と
ならず、球状の発泡体粒子が裏面に突出して付着するた
めに敷設材の肉厚が均一でなく、他の金属や木材等の基
材への接着を均一に行うには、この突出した発泡体粒子
と敷物原反間の谷間を埋めるために接着剤を多く用いる
欠点がある。また、裏面の外観も乏しい。
更に、我々は、特願昭61−286921号でバツキン
グ材として発泡性スチレン系樹脂粒子と樹脂水性エマル
ジヨンを用い、発泡性樹脂粒子を多量に用いることによ
り連続し平滑な発泡体層を形成可能とならしめるととも
に、このバツキング層を基布でサンドイツチした構造の
積層材を提案した。
しかしながら、車輛床等にこの積層材を使用する場合、
床面の凹凸修正用充てん材及び吸音材の併用することが
多く、一般に熱成型時に、これらの為の他素材をこの積
層材に接着させる必要がある。
例えば、ポリエチレン・ラミネートされた車輛フロアカ
ーペツトは成型時の熱でポリエチレン層が溶融軟化し、
成形型にアンダーフエルトを置いておくことで、成型と
接着が同時に行なつている。
〔問題点を解決する具体的な手段〕
本発明では、熱変形温度が150℃未満の基布(B)を使
用することにより、熱成型時に、発泡層と基布(B)を溶
融させアンダー・フエルト等の他素材との接着を可能な
らしめた。
即ち、本発明は、熱変形温度が150℃以上の素材より
なる基布(A)上に、 (a).樹脂水性エマルジヨン 固型分量で100重量部 (b).発泡性スチレン系樹脂粒子 150〜700重量部 の割合で配合されたバツキング塗工剤を塗布し、次いで
この塗工されたバンキング塗工層の上に、熱変形温度が
150℃未満の素材よりなる基布(B)を重ね合せて積層
体となし、この積層体の片面または両面側より積層体を
圧縮した後、発泡性スチレン系樹脂粒子の樹脂の軟化点
以上であり、基布(A)の熱変形温度より低い温度であつ
て、基布(B)の熱変形温度以上の温度で加熱することに
より発泡性スチレン樹脂粒子の発泡を行うとともに樹脂
水性エマルジヨンを乾燥させて基布(A、B)間に発泡
体層を有する積層材を得ることを特徴とする積層材の製
造方法を提供するものである。
基布(A) 基布(A)は表層材であり、化粧性を有するものが好まし
く、タフテツドカーペツト、織布、ニードルパンチカー
ペツトや合成皮革等の不織布、不織布にスクリーン印刷
して化粧したもの、これら基布にパツキング処理したも
の等が利用できる。
基布の素材としては、羊毛、絹等の天然繊維の他、ナイ
ロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、
ポリアクリロニトリル等の樹脂繊維を用いる。
この基布(A)の素材の熱変形温度は、バツキング材の発
泡性スチレン系樹脂粒子の素材樹脂の軟化点より40℃
以上高いことが好ましく、かかる素材を選択することに
より、発泡時の熱収縮を防ぐことができる。
この基布(A)として、屑や再成繊維を用いて得た外観の
悪いニードルパンチカーペツトやスパンボンド不織布を
用いたときは、本発明を実施し、積層材を得た後、この
基布(A)の表面に人工皮革や印刷またはエンボス加工を
施した合成紙、チタン紙、ポリ塩化ビニル化粧紙、織布
やこれらと発泡ウレタン等との複合材を貼合して表面を
化粧する。
この基布(A)の目付量は50〜1,000g/m2、好まし
くは80〜500g/m2である。
基布(B) 基布(B)は基材に接着して用いられたり、または床と接
する面側、すなわち、内装材の裏面側として用いるので
外観は問われず、安価な素材が好ましい。また、素材
は、さらにフエルト等の溶融接着を考慮し、基布(A)の
素材の熱変形温度よりも低い融点を有する樹脂を素材と
する。具体的には低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチ
レン・プロピレン共重合体、エチレン・メタクリル酸共
重合体の金属塩(K、Na、Li、Zn、Al等)、高密度ポリ
エチレン、線状ポリエステル、低融点ナイロン等の樹脂
を素材とした織布、不織布、フイルムである。
この基布(B)の目付両は10〜2,000g/m2であり、
用途により異なるが、好ましくは単に接着、発泡体層の
われ防止の目的のために用いるときは10〜100g/
m2の目付量で、積層材にクツシヨン性、厚み間をもたせ
る目的のときは100〜1,000g/m2の割合で用い
る。さらに他素材との接着の場合は10g/m2以上で用
いる。
バツキング材 バツキング材は、少くとも樹脂水性エマルジヨンと発泡
性スチレン系樹脂粒子を含む。発泡性スチレン系樹脂粒
子は連続し、平滑な発泡体層を得るためにエマルジヨン
中の樹脂100重量部に対し、150〜700重量部、
好ましくは200〜500重量部の割合で用いる。
(発泡性スチレン系樹脂粒子) 発泡性スチレン系樹脂粒子としては、ポリスチレン、ス
チレン・α−メチルスチレン共重合体、スチレン・α−
メチルスチレン・アクリロニトリル共重合体、スチレン
・α−メチルスチレン・アクリロニトリル・メタクリル
酸ブチル共重合体、スチレン・メタクリル酸メチル共重
合体等のスチレン系樹脂(軟化点は100〜120℃)
を素材とする粒径が0.1〜3mmの発泡性樹脂粒子(発泡
剤含量2〜15重量%)が用いられる。
(樹脂水性エマルジヨン) バツキング材として、繊維マツトの係止、発泡体粒子の
接着機能をなす樹脂水性エマルジヨンとしては、ガラス
転移点が−65℃〜+150℃の樹脂の水性エマルジヨ
ン、例えばポリ酢酸ビニル、塩化ビニル・塩化ビニリデ
ン共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体ゴム、スチ
レン・メタクリル酸メチル共重合体、スチレン・アクリ
ル酸n−ブチル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、スチレン・アクリル酸n−ブチル・アクリル酸共重
合体、塩化ビニリデン、アクリロニトリル・アクリル酸
共重合体等のラテツクス、水性エマルジヨンの単独並び
に混合体が用いられる。
より好ましくは、架橋タイプの樹脂水性エマルジヨン、
特に熱架橋タイプの樹脂水性エマルジヨンに可塑剤を加
えたものが好ましく、この架橋タイプの樹脂水性エマル
ジヨンを用いた場合は三次元の網目構造の樹脂皮膜が形
成されて積層材の耐熱性の低下が小さく、フイツト性も
良好となる。
敷設材の不織布層の柔軟性の面からはガラス転移点が2
0℃以下の樹脂水性エマルジヨンやラテツクスが好まし
く、逆に敷設材の不織布層に剛性や成形性を付与するに
はガラス転移点が80℃以上の樹脂水性エマルジヨンが
好ましい。
ガラス転移点が80℃以上の水性エマルジヨンとして
は、(a).ポリメタクリル酸n−プロピル(Tg81
℃)、ポリスチレン(100℃)、ポリアクリロニトリ
ル(100℃)、ポリメタクリル酸メチル(105
℃)、ポリメタクリル酸(130℃)、ポリイタコン酸
(130℃)、等のホモ重合体の水性エマルジヨンの
他、(b).これら重合体の原料であるビニル単量体50
〜100重量%、好ましくは65〜95重量%と、他の
ビニル単量体、例えばアクリル酸2−エチルヘキシル
(Tg−85℃)、アクリル酸n・ブチル(−54℃)、
アクリル酸エチル(−22℃)、アクリル酸イソプロピ
ル(−5℃)、メタクリル酸2−エチルヘキシル(−5
℃)、アクリル酸n・プロピル(8℃)、メタクリル酸
n・ブチル(20℃)、酢酸ビニル(30℃)、メタク
リル酸エチル(65℃)、塩化ビニル(79℃)等もし
くは塩化ビニリデン(−18℃)50重量%以下、好ま
しくは35〜5重量%との共重合体の水性エマルジヨン
〔この(b)項において、()内に示されるTgは、これら
ビニル単量体もしくは塩化ビニリデンのホモ重合体のガ
ラス転移点である〕、(c).Tgが+80〜155℃の樹
脂水性エマルジヨン50〜97重量%、好ましくは55
〜95重量%と、Tgが−85℃〜+80℃未満の樹脂水
性エマルジヨン50〜3重量%、好ましくは45〜5重
量%との混合物等があげられる。
水性エマルジヨンの樹脂固形分濃度は通常20〜60重
量%であり、分散している樹脂粒子の径は10μ(ミク
ロン)以下、好ましくは0.05〜1.0μである。
ガラス転移点が20℃以下の樹脂水性エマルジヨンとし
ては、例えば、 (i).アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、
メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−プロ
ピル、メタクリル酸n・ブチル、塩化ビニリデン、エチ
レン、ブタジエンより選ばれた単量体 20〜100重量% (ii).酢酸ビニル、メタクリル酸エチル、塩化ビニル、
メタクリル酸n−プロピル、スチレン、アクリロニトリ
ル、メタクリル酸メチル、アクリル酸、イタコン酸、ア
クリルアミド、メタクリルアミドより選ばれた単量体 80重量%以下 (iii).ジアセトンアクリルアミド、無水マレイン酸、
ジエチレングリコールジアクリレートより選ばれた単量
体 0〜5重量% の乳化重合物があげられる。
熱架橋性樹脂水性エマルジヨンとしては、熱架橋後の樹
脂のガラス転移点が80〜140℃の樹脂を与える樹脂
水性エマルジヨンが用いられる。
例えば、 (1) 熱架橋基としてヒドロキシル基を含むビニル単量
体、例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、ポリエチレングリコー
ルモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノ
メタクリレート等 3〜10重量%と、他のビニル単量
体 97〜90重量%のビニル単量体混合物を乳化重合
して得られる共重合体水性エマルジヨン 100重量部
(固型分)に、水溶性アミノプラストを2〜20重量部
配合したもの。
(2) 熱架橋基としてN−メチロールアクリルアミド又
は/及びN−メチロールアミドを1〜10重量%と、他
のビニル単量体99〜90重量%のビニル単量体混合物
を乳化重合して得られる自己架橋型樹脂水性エマルジヨ
ン。
(3)上記(2)の樹脂水性エマルジヨン100重量部(固型
分)に水溶性アミノプラストを2〜20重量部配合した
もの。
(4)上記(1)と(2)のエマルジヨンの混合物。
等が代表的なものとして挙げられる。
他のビニル単量体のエマルジヨンとしては、 (i)アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−ブ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−プロピ
ル、メタクリル酸n・ブチル、塩化ビニリデン、エチレ
ン、ブタジエンより選ばれた単量体 20重量%以上 (ii)酢酸ビニル、メタクリル酸エチル、塩化ビニル、メ
タクリル酸n−プロピル、スチレン、アクリロニトリ
ル、メタクリル酸メチル、アクリルアミド、メタクリル
アミドより選ばれた単量体 80重量%以下 (iii)アクリル酸、イタコン酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、フマル酸およびこれらの酸無水物より選ばれた
α,β−不飽和カルボン酸 0〜5重量%。
を乳化重合して得られたものが利用される。
水性エマルジヨンの樹脂固形分濃度は通常20〜60重
量%であり、分散している樹脂粒子の径は10μ(ミク
ロン)以下、好ましくは0.05〜1.0μである。
このエマルジヨン中に、得られる不織布に重量感を付与
するため、炭酸カルシウム、酸化鉄、フエライト、硫酸
バリウム等の無機充填剤や顔料を配合することも可能で
ある。
この水性エマルジヨンの樹脂の造膜温度は、発泡性スチ
レン系樹脂粒子の発泡の温度より低いことが、又より好
ましくは発泡性樹脂粒子の軟化点より低いことが発泡体
層を連続とし、平滑化するために又、発泡をスムーズに
するためにも必要である。発泡体粒子は、エマルジヨン
樹脂が接着剤となつて互いに接着され、連続した発泡体
層を形成する。
樹脂水性エマルジヨンは、前記した発泡体粒子の接着剤
として作用する他は、発泡性樹脂粒子を基布(A)に塗布
する場合のキヤリヤーとして作用する。又、基布(A)、
(B)と発泡体層との接着剤としても作用し基布に剛性を
付与する。
(可塑剤) エマルジヨン樹脂を可塑化し、積層材の発泡体層に弾力
性を付与する可塑剤としては、ジオクチルフタレート、
ジブチルフタレート、エポキシ化あまに油、ジブチルベ
ンジルフタレート、塩素化パラフイン、樹脂タイプの可
塑剤〔BASFのプラストリツトDS−3060(商品
名)〕、リン系可塑剤等が利用できる。
この可塑剤は、熱架橋性樹脂水性エマルジヨン中の樹脂
固型分100重量部に対し、6〜30重量部の割合で用
いる。
6重量部未満では可塑化効果が乏しく、積層材のフイツ
ト性、弾力性の改良効果が十分でない。逆に30重量部
を越えると積層材の剛性および耐熱性が低下しすぎる。
基布(A)又は(B)のバツキング材の塗布は、スプレー、浸
漬、はけ、フオーム塗工機、ロール等を用いて行われ
る。バツキング材の塗布量は、100〜1700g/m2
(固型分)、好ましくは300〜1300g/m2であ
る。塗工は好ましくは、フオーム塗工法である。特に熱
架橋性樹脂エマルジヨンを3〜7倍に発泡させると塗工
作業性、塗工量、厚みの調整が容易となる。
積層材の製造方法 積層材は、基布(A)または(B)の表面に、前述の樹脂水性
エマルジヨン(a)と発泡性樹脂粒子を含有するバツクン
グ塗工剤を塗布し、ついで基布(B)または基布(A)をこの
塗工剤の面上に積載して積層体を得、この積層体の片面
または両面側より絞りロール、プレス機等で圧搾するこ
とにより基布(A)、(B)へのエマルジヨンの含浸を行い、
ついでこの積層体を発泡性樹脂粒子の融点以上であつ
て、基布(A)素材の熱変形温度より低い温度であつて、
基布(B)の熱変形温度以上で加熱することにより発泡性
樹脂粒子の発泡を行なうとともに樹脂水性エマルジヨン
中の水分を散逸させる乾燥を行つて、発泡体層(E)の表
裏面に基布(A)と基布(B)とが一体に接着された積層材
(S)を製造する(第1図参照)。この時、発泡性樹脂粒
子が発泡しない温度、例えば90℃程度で水分を除き、
ついで発泡する温度に上げて発泡する方法もとれる。
発泡性ポリスチレン粒子(Tg104℃)を用い、基布
(A)がポリエステル(融点は約240℃)で基布(B)がポ
リエチレン(融点は123℃)を素材とするときは、乾
燥温度として110〜140℃が設定される。
前記の塗布されたエマルジヨンの加熱乾燥、および発泡
性樹脂粒子の発泡は任意の方法で行なうことができる。
例えば加熱シリンダー、赤外線加熱機、熱風乾燥機、サ
クシヨンドライヤー等を用いることができるが、熱風乾
燥機を使用するのが好ましい。
この加熱により発泡性樹脂粒子は約2〜50倍発泡し、
粒径が0.5〜4.5mmの発泡体粒子もしくは一部が互の融着
により発泡体シートとなる。勿論、エマルジヨンの樹脂
の皮膜により発泡体粒子も連続した発泡体(E)を形成す
る。
この発泡層は、積層材に断熱性と成形性、剛性、遮断性
を賦与する。
(効果) 本発明の積層材はかかる連続した発泡体層の存在ゆえに
剛性、断熱性及び遮へい性が大幅に向上した積層材とな
つている。
また、この積層材を発泡体が軟化溶融する温度に加熱
し、積層材をプレス成形すれば所望の形状及び厚さに積
層材を賦型できる。
また、発泡体層の両面は基布で覆われているため、発泡
体層の擦れる音が発生しないし、発泡体層の折損時の耐
久性を向上する。さらに、他素材との貼り合せ適性が優
れる。
更に、積層材製造時には、バツキング塗工剤は基布
(A)、(B)でサンドイツチされており、圧縮されるため平
滑な発泡体層を形成している。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
ヒードルパンチカーペツトの製造例 基布(A)用不織布 例1 ポリエステル繊維及びポリプロピレン繊維200g/m2
よりなるプレーンタイプ・ニードルパンチカーペツト
(ポリエステル繊維80%)を用い、この表面にスクリ
ーン印刷をした。
例2 東レ(株)製人工皮革エクセーヌ(商品名)を用いた
(耐熱性160℃以上)。
例3 ポリエステル不織布の一次基布にナイロンパイルを施し
たタフテツドカーペツトを用いた(目付量450g/
m2)。
例4 ポリエステル繊維(目付量300g/m2)よりなるプレ
ーン・タイプ、ニードルパンチカーペツトに、三菱油化
バーデイツシエ社の樹脂水性エマルジヨンアクロナール
295DN(商品名;50%固形分、MFT20℃)を
100g/m2(乾燥固型分)バツキング処理したものを
用いた。
基布(B)用不織布 (1)三井石油化学工業(株)製ポリエチレン不織布“ア
ドメル”(商品名、目付量100g/m2)、 (2)ダイヤボンド工業(株)製エチレン・酢酸ビニル共
重合体不織布“Y7”(商品名) (3)ダイヤボンド工業(株)製ポリエステル不織布“E
S−500”(商品名) 樹脂水性エマルジヨン (1)アクロナールS−886; 三菱油化バーデイツシエ(株)製の熱架橋タイプのスチ
レン・アクリル酸エステル系共重合体水性エマルジヨン
(造膜温度20℃、架橋樹脂のTg約110℃、固型分濃
度50重量%) (2)アクロナールYJ−1100D; 三菱油化バーデイツシエ(株)の非架橋タイプのスチレ
ン・アクリル酸エステル系共重合体水性エマルジヨン
(Tg55℃、固型分濃度46重量%) (3)常温架橋樹脂水性エマルジヨンの製造例 温度調節器、いかり形攪拌器、還流冷却器、供給容器、
温度計及び窒素導入管を備えた反応容器内に、下記の原
料を装入した。
水 200部 エチレンオキシド20モルと反応させたp−ノニルフエ
ノールの硫酸半エステルのナトリウム塩(アニオン性乳
化剤)の35%水溶液 5部 エチレンオキシド25モルと反応させたp−ノニルフエ
ノール(非イオン性乳化剤)の20%溶液 20部。
供給物Iとして下記の混合物を用いた。
水 200部 前記アニオン性乳化剤の35%溶液 25部 スチレン 240部 アクリル酸2−エチルヘキシルエステル 215部 アクリル酸 10部 アクロレイン 25部 アクリルアミド 10部 供給物IIとして、水85部中の過硫酸カリウム2.5部の
溶液を調製した。
反応器内を窒素ガスで置換したのち、装入物に供給物I
の10%を加え、混合物を90℃に加熱した。次いで供
給物IIの10%を反応器に注入し、次いで一様に並行し
て3ないし3.5時間かけて残りの供給物I及びIIを反応
器に供給した。供給後なお1.5時間90℃に保持したの
ち、反応器を室温に冷却した。分散液のpHをアンモニア
水で7〜8となし、アジピン酸ジヒドラジド8部を添加
して約1時間攪拌した。
このようにして固形分50%の常温架橋性樹脂水性エマ
ルジヨンを得た。
(4)熱架橋型樹脂水性エマルジヨンの製造例 スチレン 47.5重量部 アクリル酸ブチル 40重量部 エチレングリコール・モノ・メタ クリレート 10重量部 アクリルアミド 1.5重量部 アクリル製 1.0重量部 上記ビニル単量体混合物を前記(3)の製造例に準じて乳
化重合し、固型分が50重量%、粘度2800cps、pH
8.0、MFT25℃の熱架橋型樹脂水性エマルジヨンを
得た。
(5)熱架橋型樹脂エマルジヨンの製造例 メタクリル酸メチル 45重量部 アクリル酸ブチル 47.5重量部 N−メチロールアクリルアミド 5重量部 アクリル酸 2.5重量部 上記ビニル単量体混合物を用いて、前記製造例(3)に準
じて乳化重合を行つて、固型分が50重量%、pH6.0、
MFT20℃の熱架橋型樹脂水性エマルジヨンを得た。
(6)アクロナールYJ−1100D; 三菱油化バーデイツシエ(株)のスチレン・アクリル酸
エステル系共重合体水性エマルジヨン(Tg55℃、固型
分濃度46重量%) (7)デイオフアン192D; 三菱油化バーデイツシエ(株)の塩化ビニリデン系共重
合体水性エマルジヨン(Tg20℃、固型分濃度55重量
%) 実施例1 例1で得たニードルパンチカーペツト(目付量200g
/m2)の印刷面とは逆の面に、 (a).アクロナールS−886 200重量部 (b).平均粒径が0.33mmの発泡性ポリスチレン粒子
(ブタン5.5重量%含有) 400重量部 (c).ジブチルベンジルフタレート 20重量部 よりなるバツキング塗工剤を固型分量で700g/m2
なるように塗工したのち、基布(B)として直ちに例5の
ポリエチレン製不織布を積層し、ついで両面よりロール
で圧搾してエマルジヨンを両側の不織布層に含浸させ
た。そして、エマルジヨンを含浸させた上記ニードルパ
ンチカーペツト積層体を例5の不織布側より120℃の
熱風で15分間加熱して水分を除去するとともに発泡性
ポリスチレン粒子を発泡させ、嵩密度が約0.14g/cm
3、粒径が1.0mm以下の連続したポリスチレン発泡体粒
子の層を挾持させた積層材を製造した。
積層材の基布(例1)の肉厚は約2mm、発泡体層の肉厚
は約5mm、基布(例5)の肉厚は約1mmであつた。
さらに、この積層材を180℃遠赤外炉にて60秒加熱
してバツキング材の樹脂及びポリスチレン発泡体を十分
に軟化させるとともにS−886の樹脂の架橋させ、次
いで冷却プレス金型を用いて20kg/cm2の圧力を1分間
かけて成型し、自動車室内床用カーペツトを製造した。
比較例1 実施例1において、上下層不織布間に樹脂エマルジヨン
は用いるが発泡性ポリスチレン粒子をサンドイツチしな
い(用いない)他は同様にして敷設材(仕上の肉厚は約
3mm、A層2mm、B層1mm)を得、さらに成形して自動
車室内床内装用カーペツトを得た。
比較例2 実施例1で基布(B)としてポリエステル製スパンボンド
不織布(目付量100g/m2、融点247℃、日本ルト
ラビル製商品名)を用いる他は同様にして積層材を得
た。
比較例3 実施例1において、基布(B)としてポリプロピレン製不
織布(目付量200g/m2、融点164℃)を用いる他
は同様にして積層材を得た。
実施例2 バツキング塗工剤として、(a)成分の熱架橋タイプの樹
脂水性エマルジヨンの代りに、前記(3)の常温架橋性樹
脂エマルジヨンを用いた塗工剤を使用した他は実施例1
と同様にして自動車室内内装用カーペツトを得た。
実施例3 バツキング塗工剤として、アクロナールYJ−1100
D200重量部とスチロポール400部の混合物の塗工
剤を用いる他は実施例1と同様にして自動車室内内装用
カーペツトを得た。
実施例4 バツキング塗工剤として、(a)成分の熱架橋タイプの樹
脂水性エマルジヨンS−886の代りに、前記(5)の自
己熱架橋性樹脂水性エマルジヨンを用いた塗工剤を使用
した他は実施例1と同様にして自動車室内床用カーペツ
トを得た。
実施例6 製造例4の熱架橋型樹脂水性エマルジヨン100部に、
住友化学工業(株)の水溶性メラミン樹脂“MD−10
1”(商品名)10部を配合したものを(a)成分として
用いる他は実施例1と同様にして自動車室内床用カーペ
ツトを得た。
実施例5 製造例4の熱架橋型樹脂水性エマルジヨン100部に、
住友化学工業(株)の水溶性メラミン樹脂“MD−10
1”6部を配合したものを(a)成分として用いる他は実
施例1と同様にして自動車室内床用カーペツトを得た。
なお、積層材の自動車室内床用カーペツトの評価は次の
方法による。
三点曲げ強度 試験片(縦150mm、横50mm)をスパン100mmにて
支持し、試料の中心点の箇所にインストロン型試験機を
用いて50mm/分の割合で試料片に垂直に変形荷重を負
荷した際の最大屈曲抵抗値を測定した。
非透水性 JIS A−6910の透水試験に準ずる。
水頭250mmとし、12時間後に判定する。
×:水が裏面を貫通して残存していないもの。
△:裏面に水のにじみが認められるもの。
○:裏面に水のにじみが認められないもの。
接着力 試験片(縦150mm、横30mm) (1)発泡層と基布(A)のハクリ強度をインストロン型試験
機を用いて50mm/分の速度で測定する。
(2)基布(B)とアンダーフエルトとの接着力を測定する。
アンダーフエルト層の層間ハクリの場合○、接着してな
い場合× 剛性 自動車室内用カーペツトを90度で折り曲げた際 ○:カーペツトが硬く、曲げ抵抗が大で、折れるもの △:カーペツトが硬いが、折れずに曲り、自動車のフロ
アーにフイツトするもの。
×:カーペツトを曲げるのに抵抗がなく、自動車のフロ
アーに緩にフイツトするもの。
耐熱性 プレス成型して得た自動車室内床用カーペツトを85℃
にて48時間保管したときのカーペツトの変形度合を次
の基準で評価。
◎:変形なし。
○:若干の変形。
△:変形大。
×:著しい変形。
弾性 カーペツトを巻き径50mmφで巻いたのち、荷重を除
き、元の形状に戻すとき ○:折れずに巻け、元の形状に戻る。
△:折れずに巻けるが、戻りが悪い。
×:巻くときにおける。
型忠実性 ◎:良好。
○:若干の変形。
×:プレス成型後の戻りが大。
実施例7〜8 例1のニードルパンチカーペツトの代りに、例2の人工
皮革および例3のタフテツドカーペツトを用いる他は実
施例と同様にして曲げ強度、非透水性、型忠実性、剛
性、フイツト性、耐熱性に優れた積層材を得た。
なお、人工皮革においては、積層体の両面より圧搾し
た。
実施例9〜10 実施例1において、アクロナールS−886と発泡性ポ
リスチレン粒子(EPS)の混合比率を、固形分比で1
00部対200部(実施例9)および100部対700
部(実施例10)とする他は同様にして表2に示す物性
の積層材を得た。
実施例11 樹脂水性エマルジヨンとして、アクロナール“S−88
6S”200重量部、可塑剤としてジオクチルフタレー
ト10重量部、基布(A)用不織布として、例4で得たも
の、基布(B)用不織布として例(6)の不織布を発泡性樹脂
として発泡性スチレン・α−メチルスチレン共重合体粒
子、三菱油化バーデイツシエ(株)製ヒートポール(Tg
約115℃、粒径0.5mm以下のものが200重量部、粒
径が1.0mmのものが100重量部の混合物を用いて(発
泡層として300g/m2塗布した)他は実施例1と同様
にし、且つ成型し床カーペツト(発泡層の肉厚は1.5m
m)を得た。曲げ強度はkg/5cm幅となつたが成型性、
耐熱性、両不織布との密着力、歩行性良好であつた。
実施例12 実施例11において、アクロナールS−886Sと発泡
性スチレン・α−メチルスチレン共重合体粒子よりなる
塗工剤の塗布量を700g/m2と変更する他は同様にし
て成型した床カーペツト(発泡層の肉厚は約5mm)を得
た。
カーペツトの曲げ強度はkg/5cm幅であつた。
実施例13 実施例1において、乾燥温度を95℃で20分間とし、
水を除いたあと、130℃で50秒間熱風炉にて加熱
し、発泡処理を行なつた。
その結果、実施例1と同様に厚み約5mmの発泡層を得
た。成型性、非透水性、剛性等、差は認められなかつ
た。
比較例4 実施例1で基布(B)を用いない外は同様にしたところ、
裏面の平滑性が劣る為、乾燥・発泡時に、不均質発泡と
なり基布(A)側に大きくカールした。
又、発泡がランダムの為、表面は凹凸が多く、平滑性が
得られなかつた。
三点曲げ強度は、すぐに破損(割れ)し0.26kg/5cm
幅と低かつた。
【図面の簡単な説明】 第1図は積層材の製造過程を示す平面図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 25:00 105:04 B29L 9:00 4F

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱変形温度が150℃以上の素材よりなる
    基布(A)上に、 (a).樹脂水性エマルジヨン 固型分量で100重量部 (b).発泡性スチレン系樹脂粒子 150〜700重量部 の割合で配合されたバツキング塗工剤を塗布し、次いで
    この塗工されたバンキング塗工層の上に、熱変形温度が
    150℃未満の素材よりなる基布(B)を重ね合せて積層
    体となし、この積層体の片面または両面側より積層体を
    圧縮した後、発泡性スチレン系樹脂粒子の樹脂の軟化点
    以上であつて、基布(A)の素材の熱変形温度より低い温
    度であつて、基布(B)の熱変形温度以上の温度で加熱す
    ることにより発泡性スチレン系樹脂粒子の発泡を行うと
    ともに樹脂水性エマルジヨンを乾燥させて基布(A、
    B)間に発泡体層を有する積層材を得ることを特徴とす
    る積層材の製造方法。
  2. 【請求項2】基布(A)がタフテツドカーペツト、不織
    布、紙、織布より選ばれたものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
  3. 【請求項3】樹脂水性エマルジヨンが、スチレン・アク
    リル酸低級アルキルエステル共重合体水性エマルジヨン
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製
    造方法。
  4. 【請求項4】樹脂水性エマルジヨンが熱架橋性樹脂水性
    エマルジヨンであり、かつ、該エマルジヨン樹脂の固型
    分100重量部に対し可塑剤を6〜30重量部含有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の製造方
    法。
  5. 【請求項5】熱架橋性樹脂水性エマルジヨンが、ヒドロ
    キシル基及び/又はカルボキシル基及び/又はグリシジ
    ル基を含む樹脂エマルジヨンに水溶性のアミノプラスト
    を配合したものであることを特徴とする特許請求の範囲
    第4項記載の製造方法。
  6. 【請求項6】熱架橋性樹脂水性エマルジヨンが、メチロ
    ール基を含む樹脂のエマルジヨンであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第4項記載の製造方法。
  7. 【請求項7】熱架橋性樹脂水性エマルジヨンが、メチロ
    ール基を含む樹脂エマルジヨンに、水溶性のアミノプラ
    ストを配合したものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第4項記載の製造方法。
  8. 【請求項8】熱架橋性樹脂水性エマルジヨンが、ヒドロ
    キシル基を含む共重合体粒子と、メチロール基を含む共
    重合体粒子の混合体のエマルジヨンであることを特徴と
    する特許請求の範囲第4項記載の製造方法。
  9. 【請求項9】積層材の基布(A)の肉厚は、0.5〜10mmで
    あり、発泡体層の肉厚が1.0〜20mmであり、基布(B)の
    肉厚が0.1〜10mmであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の製造方法。
  10. 【請求項10】基布(A)の目付量が50〜1,000g/m
    2であり、基布(B)の目付量が10〜2,000g/m2であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製造方
    法。
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