JPS59118114A - 熱接着性を有する敷設材の製造方法 - Google Patents

熱接着性を有する敷設材の製造方法

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JPS59118114A
JPS59118114A JP57226941A JP22694182A JPS59118114A JP S59118114 A JPS59118114 A JP S59118114A JP 57226941 A JP57226941 A JP 57226941A JP 22694182 A JP22694182 A JP 22694182A JP S59118114 A JPS59118114 A JP S59118114A
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直行 加藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフェルトと発泡樹脂シート等の裏打材との熱接
着性に優れた敷設材の製造方法に関する。
従来、フェルトで裏打されたカーペットは敷物原反のパ
イル糸の抜けを防止すると共に形状の安定化のために、
スチレン争ブタジエンラバーやブタジェン.アクリロニ
トリルラバー等のゴムラテックスを敷物原反に80〜2
50 7ff1′(固型分)の割合で塗布して含浸した
後、これを100〜140℃で乾燥し、次いで、フェル
トに対する接着性を付与するために低密度ポリエチレン
、エチレン・酢酸ビニル共重合体等の低融点(110〜
134℃)の熱可塑性樹脂の溶融シート(固型分200
〜600 7n?)を、ゴムラテックスを乾燥して得た
膜上に200〜240℃で押出しラミネートした後、又
はラミネートしたものを再び加熱してラミネートフィル
ム層を軟化させた後、これにフェルトを裏打してロール
によシ抑圧し、必要により所望の形状にプレス成形、裁
断して製造される。 この際、ポリエチレン、エチレン
●酢酸ビニル共重合体等のシートはプレス成形されたカ
ーペットの形状を保持するのに寄与する。
このフェルトで裏打されたカーペットは防音性、形状保
持性に富む利点を有するが、前記シートの成形手段とし
て押出機を用いるためシートの重ばが200〜600 
’/,lと重く、かつ、これにゴムラテソクスによるバ
インダーの重量80〜250%が加わるとバンキング材
の使用重量はかなシ大きくなり、得られる敷設材のコス
トは高いものとなる。
さらに、これら樹脂に充填剤を充填したタイプのもので
は、さらに重量が大巾に増加することとなる。
このバッキング材の欠点を補なう方法として、ポリエチ
レンパウダーを分散したゴム系ラテックスをバッキング
材として用い、これを敷物原反に塗布して含浸させ、加
熱乾燥してからフェルトを重ね合わせ、加熱加圧してフ
ェルトの裏打されたカーペットを成形することが提案さ
れた。 しかし、この方法によると、ラテックスの固型
分100重量部に対し、ポリエチレンパウダーは300
〜700重量部の割合で用いられるので、ポリエチレン
パウダーをゴム系ラテックスに均一に分散させることが
難しい上に、敷物原反にパウダーを均一に含浸させるこ
とができない欠点がある。 まだ、ゴムラテックスとポ
リエチレンシートのバッキング材に代って敷物原反に成
形性及び熱接着性を付与する水性のバッキング材として
軟化点が100〜180℃のスチレン−アクリル酸エス
テル共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチ
レン中酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂エマルジョンを
使用し、これを敷物原反の裏面に80〜800%(固型
分)塗布し、含浸させた後乾燥させ、さらに合成樹脂を
溶融させ、次いでフェルトを裏打して敷設材を製造する
方法が提案された。
しかし、この方法では敷物原反の素材がポリエステル、
ポリアミド等のように融点が238″−268℃である
高融点の熱可塑性樹脂或いは羊毛である場合には前記乾
燥に必要な加熱温度(例えば190〜220℃)は問題
とならないが、ポリプロピレンのように融点が164〜
170℃の場合は長時間の加熱は敷物原反の素材まで溶
融してし丑うので問題である。 一方、ポリプロピレン
繊維は劇薬品性、側木性に優れ、ポリエステル、ポリア
ミド、羊毛等の繊維よシは安価であるので、低価格が要
求される自動車用敷設材の敷物原反の累月としては特に
有用である。
従って、敷物原反の素材がポリプロピレン繊維である場
合は、カーペットとフェルトとの熱接着性を付与するた
めに前記スチレン・アクリル酸エステル共重合体等の合
成樹脂の水性エマルジョンを敷物原反に塗布して含浸さ
せた後、加熱乾燥して水分を除去して樹脂膜を得、この
樹脂膜の上に溶融ポリエチレンフィルムをラミネートし
、このポリエチレンフィルムを接着剤としてフェルトを
裏打しているのが実情である。
そこで、本発明は敷物原反の繊維素材がポリプロピレン
繊維である場合の、かかる溶融ポリエチレンフィルムを
接着剤として用いることによる敷設制の重量が増加する
問題点を解決する目的でなされたもので、接着剤として
感熱型の粘着性樹脂の水性エマルジョンを用いることに
より熱接着性に優れる敷設材を提供しようとするもので
ある。。
即ち、本発明の目的は、敷物原反の裏面に軟化点が60
〜110℃の石油樹脂、テルペン系樹脂、ロジン系樹脂
より選ばれた熱接着性付与樹脂の水性エマルジョンを4
0〜800%(固型分)の割合で塗布し、次いで、乾燥
して熱接着性樹脂の皮膜を敷物原反の裏面に形成するこ
とによシ達成される。
本発明の製造方法に用いる敷物原反としては天然繊維、
化学繊維、合成繊維等の各種繊維を累月とする原反を使
用できる。 一般には、羊毛、ナイロン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリアセテート、ポリプロピレン等の繊維を
素材として得たニードルパンチカーペットやフラットヤ
ーンで編んだ一次基布土にパイルを起立させたタフテッ
ドカーペット用原反、前記ニードルパンチを一次基布と
し、この上にパイルを起立させたタフテッドカーペット
原反が使用される。 これらの中でも自動車の敷設材と
しては安価なニードルパンチカーペットが最適である。
次に、これら敷物原反の裏面に塗布又は含浸され、得ら
れる敷設材に成形性及び熱接着性をイ」褐するバッキン
グ材は、軟化点(JIS k−5903)が60〜11
0℃、好ましくは80〜ioo℃の石油樹脂、テルペン
系樹脂、ロジン系樹脂よシ選ばれた感熱性樹脂を水に分
散させた水性エマルジョンが使用テfiる。 なお、石
油樹脂としては、アルキルスチレンインデン樹脂、石油
系不飽和炭化水素または/およびシクロペンタジェンを
硫酸、無水塩化アルミニウム、弗化はう素等の触媒の存
在下に加熱重合して得られた樹脂およびこれらの水添加
物等が使用できる。 ロジンとしては、アビエチン酸ロ
ジン、その水添加物およびこれらのマレイン酸付加物、
金属塩、グリセリン、ペンタエソスワトール、エチレン
グリコール、ジエチレンクリコール等のアルコールとの
エステル化物等々の加工ロジンが挙げられる。 また、
テルペン系樹脂としては、α−ピネン、β−ピネン、ジ
ペンテン等のホモ重合体またはこれらの共重合体、テル
ペン・フェノール共重合体、α−ピネン・フェノール共
重合体、およびこれらの水添加物などが使用される。
これら宕油樹脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂のエマ
ルジョンの製造方法は、特開昭56−78623号、同
56−87421号、同56−159244号、同57
−125255号等の特許公報に記載されているので、
ここでは説明を省略する。 商品名としては、石油樹脂
のエマルジョンは東邦石油樹脂■の井75エマルジョン
、?90エマルジョン、ND −10(イf しも試作
品)が、ロジン系樹脂のエマルジョンとしては播磨化成
工業■のハリニスターDS−’yoL%同D s −7
0E XD S−90EまたはバーサイズEM−305
、バーサイズF M−505が、テルペン系樹脂の水性
エマルジョンは安原油脂@製エマックス800(試作品
)が挙げられる。 そして、これらの石油樹脂、ロジン
系樹脂、テルペン系樹脂の水性エマルジョンは分散して
いる樹脂の平均粒径が0.1〜3ミクロンであり、固型
分濃度が20〜65重量%のものであって、これらの感
熱性樹脂の水性エマルジョンに成形性を付与するために
、熱接着性を損わない範囲でエチレン・酢酸ビニル共重
合体、スチレン・アクリル酸エステル共重合体等の樹脂
の水性エマルジョンを配合してもよい。 また、顔料、
充填材可塑剤、レベリング剤、粘度調整剤等を配合して
もよい。
上記エマルジョンの敷物原反への塗布、あるいは形成さ
れたバッキング層への塗布はロールコータ−、スプレー
塗装等の常法によシ、好ましくはロールコータ−を用い
て行われる。 バッキング意の方法で行なうことができ
る。 例えば加熱シリンダー、赤外線加熱機、熱風乾燥
機、ザクジョンドライヤー等を用いることができるが、
熱風乾燥機と加熱シリンダーを併用するのが好咬しい。
また、乾燥は60〜200℃で行なうことができるが、
敷物原反がポリプロピレン繊維を素材とするときは繊維
劣化防止の面から60〜150℃で行なうことが軽重し
い。
加熱乾燥により水分が除去され、エマルジョン中の感熱
性樹脂粒子が融着して連続皮膜が形成される。 水性エ
マルジョンの樹脂粒径が小さいので樹脂フィルムの溶融
押出ラミネート法と比較して薄肉のバンキング層または
熱接着付与層を形成することができる。 また、ポリエ
チレンパウダーの粉末散イ1】法と比較してエマルジョ
ンの感熱性樹脂粒子径が小さいのでエマルションをより
少ない量で、よシ均一に、より薄く塗布することができ
るので樹脂分の使用量が少なくて済む。
加熱乾燥により得た熱接着性、成形性の性力された敷設
材は、重量感、クッション性を付与するため必要により
フェルト、不織布、発泡シートが熱接着性付与層に重ね
合され、次いで自動車等の内装敷設材として適した形状
に約100〜155℃で加熱加圧成形されるものであっ
て、加圧成形された敷設材の形状保持性は極めて良好で
ある。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。 な
お、例中の部及び%は特に例記しない限り重量基準であ
る。
敷物原反の製造例 15テニール、繊維長75〜125能のポリプロピレン
(融点164℃)繊維をランタームに積み合ねた繊維カ
ードを、15−18−32−3 RBの釦を用いて1平
方インチ当シ100本の割合でニードリングして厚み5
餌、目付450ワノのニードルパンチカーペットを得た
実施例1 上記製造例で得たニードルパンチカーペットの裏面に、
バッキング材としての東邦石油樹脂■製石油樹脂水性エ
マルショア”N D−10”(商品名、樹脂の軟化点8
0℃、固型分濃度57%)をリッカーローラーで150
 ’Ad(固型分)となるように塗布し、次イテ二ノプ
ロールヲ用いてエマルジョンをニードルパンチカーペッ
トに含浸させた。 そして、エマ/l/ ションヲ含浸
すセタ二一ドルパンチ力一ペソトを130℃で10分間
加熱して水分を除去し、熱接着樹脂皮膜を形成させた。
 このカーペットの熱接着層側よシ表面温度が140℃
の遠赤外線ヒーターで60秒間加熱し、石油樹脂を軟化
させ、次いテ肉厚15wnのフェルトを熱接着層に当接
した後、水冷却プレス金型を用いて5 KgAfAの圧
力を5分間かけて圧縮形成し、自動車室内敷設用カーペ
ットを製造した。
この敷設用カーペットについて、圧縮成形により得た凹
凸形状の金型忠実性(成形性)、フェルトとニードリン
グカーペットとの接着力を評価し、その結果を後記衣に
示す。
比較例1 実施例1で用いたニードルパンチカーペットの裏面に、
アクリル酸n・ブチル(22,5重量%)−スチレン(
75重量%)−アクリル酸(2,5重量%)共重合体の
水性エマルジョン(共重合体の軟化点118℃、樹脂粒
径0.1〜0.2ミクロン、固型分50重量%)をリッ
カーローラーで100 ’Ad (固型分)となるよう
に塗布し、次いでニップロールを用いてエマルジョンを
ニードルパンチカーヘットに含浸させた。 そして、エ
マルジョンを含浸させたニードルパンチカーペットを1
30℃で加熱して水分を除去してバンキング層を形成さ
せた。
このカーペットのバッキング層側より表面温度が180
℃の遠赤外線ヒーターを用いて3分間加熱してバンキン
グ層を溶融させたところ、敷物原反のポリプロピレン繊
維が収縮した。
実施例2 実施例1において、石油樹脂エマルジョンの代シに、播
磨化成工業■製変性ロジン水性エマルジョン°ハリニス
ターDS−70E″(商品名、変性ロジンの軟化点70
℃、固型分47%)を用いる他は同様にしてフェルトを
裏打した自動車室内敷設用カーベントを得た。
実施例3 実施例1において、石油樹脂水性エマルジョンの代シに
、テルペン・フェノール共重合体の水性x マ/l/ 
’/”ヨン[: 安Jl 油脂■製エマノクス8o(商
品名)、共重合体の軟化点80℃、樹脂粒径1〜3μ、
固型分10%〕を用いる他は同様にしてフェルトを裏打
した自動車室内敷設用カーペットを得た。
比較例2 実施例1において、石油樹脂水性エマルジョンの代りに
、日本合成ゴム■製スチレン・ブタジェンゴムラテック
スパJSR0591(商品名)”ヲ用いる他は同様にし
たところ、フェルトと敷物原反との接着が不良であり、
実用品を得ることができなかった。
これら実施例1〜3、比較例1及び2で得た敷設材の性
能を次表で示す。
」 ■

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)敷物原反の裏面に軟化点が60〜110℃の石油
    樹脂、テルペン系樹脂、ロジン系樹脂よシ選ばれた熱接
    着性付与樹脂の水性エマルジョンを40〜8002汐(
    固型分〕の割合で塗布し、次いで、乾燥して熱接着性樹
    脂の皮膜を敷物原反の裏面に形成することを特徴とする
    熱接着性を有する敷設材の製造方法。
  2. (2)敷物原反の繊維素材がポリプロピレンであること
    を特徴とする特許 熱接着性を有する敷設材の製造方法。
JP57226941A 1982-12-27 1982-12-27 熱接着性を有する敷設材の製造方法 Granted JPS59118114A (ja)

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