JPS6341158Y2 - - Google Patents

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JPS6341158Y2
JPS6341158Y2 JP1982195731U JP19573182U JPS6341158Y2 JP S6341158 Y2 JPS6341158 Y2 JP S6341158Y2 JP 1982195731 U JP1982195731 U JP 1982195731U JP 19573182 U JP19573182 U JP 19573182U JP S6341158 Y2 JPS6341158 Y2 JP S6341158Y2
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は家屋の床用敷設材、自動車のフロア用
敷設材、天井材、ラゲージマツト等の意匠性に優
れた内装材の構造に関するものである。
ポリプロピレン製フラツトヤーンを格子状に編
んだ一次基布に、パイル糸をループ状に編みこ
み、この一次基布の裏面にラテツクス、ポリエチ
レンホツトメルト材等のバツキング材を介して一
次基布へのパイルの固定を行うとともに、一次基
布と二次基布であるジユート布を接着したフラツ
ドラグや、このループ状パイルを切断したタフテ
ツドカーペツトは知られている。このものは、例
えば自動車の内装に適した形状に成形することが
困難であるとともに自動車用内装材としては非常
に高価である。自動車用内装材としては、繊維カ
ードを積み重ねた後、これをニードリングして繊
維同志を絡み合わせて仮止し、次いで熱可塑性樹
脂の水性エマルジヨンを含浸させ、乾燥し、該樹
脂の融点以上に加熱した後、プレス金型を用いて
敷設に適した形状に賦型したものが多く使用され
ている。
また、ポリエチレン、ポリプロピレン、線状ポ
リエステル等の低融点(118〜164℃)樹脂繊維バ
インダー20〜35重量%と、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリアミド、羊毛等の高融点の繊維より
得られたカードを積み重ねた後、これをニードリ
ングして仮止めし、次いで加熱して前記繊維バイ
ンダーを溶融させ、更に圧縮成形して適宜な形状
に賦型したニードルパンチカーペツトも利用され
ている。これらニードルパンチカーペツトは弾力
性や防音性について更に向上が望まれているし、
また一方では、個性化時代を反映して自動車の内
装に豪華さを希望する自動車の所有者も存在して
いるのが実情である。
そこで本考案は、豪華な意匠性を有する内装材
を安価な価格で提供しようとするものであつて、
ジユートの二次基布の代りに、樹脂エマルジヨン
含浸ニードリングパンチカーペツトと独立気泡を
有する発泡体シートの積層物を用いることにより
内装材のコストダウンを計るとともに、内装材に
成形性を付与できるように考慮したものである。
この複層構造の内装材はクツシヨン性、防音性に
優れるとともに、圧縮成形時の熱により発泡体シ
ート表面の発泡セルが溶融して表面が傷つきにく
く光沢に優れるスキン層を形成する。しかし、こ
の複層構造の内装材は敷設に適した形状に圧縮成
形或いは折曲げ後、アニーリング処理される際、
折曲げ角度や絞り角度αが比較的ゆるやか(30゜
以下)なら問題はないが、45゜や90゜(L字折曲)
であるときは発泡体シートが亀裂を生じて破壊さ
れる欠点がある。
本考案はかかる亀裂の発生がない内装材を提供
することを目的とするものであつて、かかる目的
は独立気泡を有する発泡体シートの表面に更に非
発泡の熱可塑性樹脂フイルムを積層することによ
り達成される。
即ち、本考案の特徴とする内装材は格子状に編
まれた一次基布にパイル糸を編みつけたフラツド
ラグやタフテツドカーペツト等の敷物原反を形成
し、この敷物原反の裏面にバツキング層を設ける
と共に、該バツキング層に軟化点が80〜180%で
ある熱可塑性合成樹脂の水性エマルジヨンが含浸
されて乾燥したニードルパンチされた不織布を接
着し、この不織布には少なくとも片面に密度が
0.90〜1.04g/cm3の非発泡の熱可塑性樹脂フイル
ム層を有する密度が0.02〜0.5g/cm3の独立気泡
を有する発泡体シートを接着して成るものであつ
て、以下に添付図面を参照しながら本考案の実施
例を説明する。
先ず第1図において、格子状に編まれた一次基
布1にパイル糸2をループ状に編んでフラツドラ
グの敷物原反3を形成し、この敷物原反3の裏面
にポリエチレンフイルムやラテツクス等のバツキ
ング層4を設けると共に、該バツキング層4には
熱可塑性合成樹脂の水性エマルジヨンが含浸され
て乾燥したニードルパンチされた不織布5を接着
する。そして、この不織布5には両面に非発泡の
熱可塑性合成樹脂フイルム層6が積層接着された
独立気泡を有する発泡体シート7を接着して内装
材を構成する。
次に、第2図に示した内装材について説明する
と、この内装材は第1図に示したフラツドラグの
敷物原反に代えてパイル糸2により形成されてい
るループを切断したタフテツドカーペツトの敷物
原反3′を用いており、他の構成部材については
第1図に示した内装材と基本的に同一であるの
で、その均等部材については同一符号を用いて説
明を省略する。
上記両実施例において、格子状に編まれた一次
基布1としてはヘツシヤンクロス、ポリプロピレ
ン製フラツトヤーンを格子状に編んだクロス等の
基布が使用される。これら基布に刺繍が施こされ
るパイル糸2としては紡糸、ナイロン糸、レーヨ
ン糸、ポリエステル糸、またはこれら素材の混紡
糸が用いられる。これらのパイル糸2を一次基布
1に刺繍してフラツドラグやタフテツドカーペツ
ト用の敷物原反3,3′を製造する方法は公知で
ある(USP2999297号明細書、特公昭42−826号
公報、USP3110905号明細書)であるので、ここ
では詳細な説明を省略する。
この敷物原反3,3′の裏面に、スチレンブタ
ジエンラテツクス、ポリ酢酸ビニルエマルジヨ
ン、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体エマルジヨ
ン、スチレン・アクリル酸低級アルキルエステル
(アルキル基の炭素数は1〜8)共重合体エマル
ジヨン等の水性バツキング材が塗布乾燥されてバ
ツキング層4が形成される。このバツキング層4
は押出機を用いてポリエチレン、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、アタツクポリプロピレン等のホ
ツトメルト接着剤をフイルム状に押出し、一次基
布1の裏面にラミネートして形成してもよい。こ
のバツキング層4の重量は40〜800g/m2(固型
分)が一般である。マスバツクと呼ばれるフイラ
ー含有糸の場合は1〜2Kg使用する。
次に、ニードルパンチされた不織布5はポリエ
チレンテレフタレート、ポリアミド、ポリアクリ
ロニトリル等の合成繊維、羊毛、木綿等の天然繊
維、アセテート等の化学繊維もしくはこれらの混
合繊維より得たカードを積み重ね、これをニード
リングして繊維同志を絡み合わせることによりカ
ード間の仮止めをした繊維マツトに、軟化点が80
〜180℃の熱可塑性樹脂の水性エマルジヨンを、
その固型分が繊維マツトの重量の30〜100重量%
となるように含浸させ、次いで、100〜200℃の温
度で加熱乾燥して水分を除去し、エマルジヨンの
樹脂が形成した皮膜により繊維を固定したもので
ある。
上記水性エマルジヨンは、ニードルパンチされ
た不織布5に成形性(形状保持性)を付与すると
ともに、発泡体シートとの接着に寄与するもので
ある。かかる軟化点が80〜180℃の樹脂の水性エ
マルジヨンとしては、次の(i)〜(iv)のものが好適に
用いられる。
(i) 塩化ビニリデン50〜97重量%と、ビニル単量
体50〜3重量%とを乳化重合して得た塩化ビニ
リデン系共重合体の水性エマルジヨン。
ビニル単量体としてはメチルメタクリレー
ト、スチレン、アクリロニトリル、メタクリル
酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、塩化ビ
ニル、無水マレイン酸、イタコン酸、アクリル
アミド、メタクリルアミド等のビニル基を持つ
単量体が使用できる。中でも塩化ビニリデン83
〜97重量%とアクリル酸低級アルキルエステル
(アルキル基の炭素数は1〜8)17〜3重量%
とを乳化重合した高結晶性の塩化ビニリデン共
重合体の水性エマルジヨンは、共重合体の軟化
点が140〜190℃と高く、これを用いて得たカー
ペツトは、自動車内装材としてより苛酷な耐熱
性を要求しているJIS−D−0204による120℃で
カーペツトが形状を保持すべき規定を満足す
る。また、塩化ビニリデン共重合体はクロル基
を有するので得られるカーペツトに難燃性を付
与する。
(ii) 下記の(a)成分と(b)成分の単量体の共重合体 (a) メタクリル酸n・プロピル、スチレン、ア
クリロニトリル、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸、イタコン酸、アクリルアミド、ア
クリル酸より選ばれたビニル単量体50〜97重
量%と、 (b) アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸イソプロピル、アクリル酸n・ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、
塩化ビニル、酢酸ビニル、より選ばれたビニ
ル単量体または塩化ビニリデン50〜3重量% ここで(a)成分のビニル単量体は、そのホモ重
合体のガラス転移点(Tg)が80℃以上を示す
ものであり、(b)成分のビニル単量体もしくは塩
化ビニリデンは、そのホモ重合体のガラス転移
点が80℃未満のものである。各ビニル単量体の
ホモ重合体のTgを次に示す。
メタクリル酸n・プロピル(81℃)、スチレ
ン(100℃)、アクリロニトリル(100℃)、メタ
クリル酸メチル(105℃)、アクリル酸(106
℃)、メタクリル酸(130℃)、イタコン酸(130
℃)、アクリルアミド(153℃)。
アクリル酸2−エチルヘキシル(−85℃)、
アクリル酸n・ブチル(−54℃)、アクリル酸
エチル(−22℃)、アクリル酸イソプロピル
(−5℃)、メタクリル酸2−エチルヘキシル
(−5℃)、アクリル酸n・プロピル(8℃)、
メタクリル酸n・ブチル(20℃)、酢酸ビニル
(30℃)、メタクリル酸エチル(65℃)、塩化ビ
ニル(79℃)、塩化ビニリデン(−18℃)。
(iii) 上記(a)のビニルモノマーのホモ重合体の水性
エマルジヨン (iv) Tgが+80〜155℃の樹脂の水性エマルジヨン
50〜97重量%、好ましくは55〜95重量%(固型
分)と、Tgが−85℃〜+80℃未満の樹脂の水
性エマルジヨン50〜3重量%、好ましくは45〜
5重量%との混合物。
これらの中でもTgが80〜140℃の樹脂の水性エ
マルジヨンがより好ましい。
そして、前記(ii)または(iii)の樹脂の水性エマルジ
ヨンは、(i)の塩化ビニリデン共重合体水性エマル
ジヨンと比較してカーペツトに成形性を与える点
においてより優れるが、(i)のエマルジヨンはカー
ペツトに難燃性を付与する点および耐熱性の面で
より優れる。
これらバツキング材の水性エマルジヨン中の樹
脂固形分濃度は通常20〜60重量%であり、分散し
ている樹脂粒子の径は10μ(ミクロン)以下、好
ましくは0.05〜1.0μである。
繊維を固定する水性接着剤としては、スチレ
ン・ブタジエンラバー、ブタジエン・アクリロニ
トリルラバー等のゴムのラテツクスが知られてい
るが、これを用いて得たニードルパンチカーペツ
トは成形性が充分でないし、発泡シートとの接着
性が前記熱可塑性樹脂の水性エマルジヨンを用い
て得たニードルカーペツトと比較して小さい。
この水性エマルジヨンに、炭酸カルシウム、水
酸化アルミニウム、クレイ、タルク、硫酸バリウ
ム等の体質顔料、ベンガラ、酸化チタン等の顔
料、難燃剤、染料、鉄粉、酸化鉄等を配合しても
よい。
水性エマルジヨンは、ロール、スプレー等を用
いて繊維マツトに塗布され、ニツプロールにより
含浸され、赤外線加熱機、サクシヨンドライヤ
ー、熱風乾燥機等の加熱手段により加熱乾燥さ
れ、ニードルパンチされた不織布が製造される。
ニードルパンチされた不織布としては他に、前
述の繊維バインダーと高融点繊維より構成された
ものがあるが、このものは発泡体シートとの接着
強度において、エマルジヨンを用いたものと比較
して劣る。
なお、前記敷物原反3,3′が人目にふれ、内
装材に意匠的な外観を与えるのに対し、内装材に
成形性を付与するニードルパンチされた不織布5
は中間層として人目にふれることがないので、そ
れを構成する繊維として屑または再生品を用いれ
ば、得られる内装材のコストダウンを計ることが
できる。
次に、独立気泡を有する発泡体シート7は内装
材にクツシヨン性、防音性、断熱性を付与するも
のであつて、密度が0.02〜0.5g/cm3、好ましく
は0.1〜0.5g/cm3の独立気泡を有する発泡体が用
いられる。発泡体の樹脂原料としては、融点もし
くは軟化点が90〜200℃の熱可塑性樹脂、例えば
密度が0.915〜0.968g/cm3のポリエチレン(融点
115〜136℃)、密度が0.92〜0.94g/cm3、酢酸ビ
ニル含量が8〜22重量%のエチレン・酢酸ビニル
共重合体、密度が0.90〜0.92g/cm3のポリプロピ
レン(融点135〜165℃)、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン等が挙げられる。
これらの中でも、耐熱性の面からはポリプロピ
レンが、外部の応力に対する形状回復性及び焼却
性の面からポリエチレン、エチレン、酢酸ビニル
共重合体、ポリプロピレンが好ましい。
そして、内装材の成形時、もしくは折曲加工時
に加わる外部応力による発泡体の亀裂を防ぐ非発
泡の熱可塑性樹脂フイルム層6を形成するには、
前述のポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重
合体、ポリプロピレン等の融点が115〜165℃のポ
リオレフイン類が素材として単独で、又は2種以
上用いられる。この発泡されないフイルム層6は
第2図に示すように二層であつてもよく、複層構
造とするときは発泡体シート7とフイルム層6と
の接着性、フイルム層6とニードルパンチされた
不織布5との接着性を考慮して行われることが多
い。例えば発泡体シート7が発泡ポリスチレンシ
ートであり、フイルム層6として光沢、透明性の
優れるポリプロピレンフイルムを用いる場合、両
者の接着性は悪いのでエチレン・酢酸ビニル共重
合体の溶融フイルム層6′を両者の接着剤として
用いる(第2図参照)。この非発泡のフイルム層
は発泡体シート7のいずれか片面に存在するのみ
であつてもよいし、両面に存在していてもよい。
但し、ニードルパンチされた不織布5と発泡体シ
ート7の接着性が悪いときは、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体等のフイルム層6′を両者間に存在
さることが必要である。
しかして、各層の肉厚は、用途により異なる
が、敷物原反3,3′が3〜10mm、ニードルパン
チされた不織布5が2〜20mm、発泡体シート7が
1〜10mm、非発泡の熱可塑性合成樹脂フイルム層
6が8〜100ミクロンであることが好ましい。ま
た、各層間の接着はほ接着剤を用いてもよいが、
次の(イ)〜(ハ)の方法によるのが経済的である。
(イ) バツキングされた敷物原反3,3′、ニード
ルパンチされた不織布5、発泡体シート7及び
非発泡の樹脂フイルムの順に積み重ね、この積
層物を案内ロールによつて加熱炉に導き、エマ
ルジヨン樹脂、非発泡のフイルムが溶融するま
で加熱し、次いでニツプロール、圧縮金型を用
いて積層物を圧縮して各層間を接着する。
(ロ) 非発泡の樹脂フイルムを発泡体シート7の両
面に溶融押出しラミネートし、このラミネート
物にニードルパンチされた不織布5およびバツ
キングされた敷物原反3,3′を積み重ね、次
いで加熱してエマルジヨン樹脂を溶融させたも
のを重ねた後、圧縮して接着を行なう。
(ハ) バツキングが施された敷物原反3,3′、ニ
ードルパンチされた不織布5を重ねたものを加
熱した後、更に発泡体シート7を積み重ねて圧
縮し、これらが接着した複合体を得た後に、こ
の複合体の発泡体シート7面上に非発泡の樹脂
フイルムを溶融押出しラミネートする。
このようにして製造された複層構造の内装材は
必要によりプレス成形され、折り曲げ加工、裁断
加工、縫い合されて敷設に適した形状とされる。
また、各層の接着と同時に成形も可能である。
以下、実際の製造例で本考案を更に詳細に説明
する。
ニードルパンチされた不織布の製造 15デニール、繊維長75〜125mmの回収ポリエチ
レンテレフタレート繊維屑よりなるカードをラン
ダムに積み重ねた後、これ(目付量650g/m2
を、15−18−32−3RBの針を用いて1平方イン
チ当たり50本の割合でニードリングし、繊維マツ
トを得た。
このニードリングした繊維マツトに、スチレン
(80重量%)・アクリル酸n−ブチル(20重量%)
共重合体の水性エマルジヨン(平均粒径0.2ミク
ロン、固型分50%、共重合体の軟化温度(120℃)
をリツカーローラで250g/m2(固型分)となる
ように塗布し、次いでニツプロールを用いてエマ
ルジヨンを繊維マツト全体に含浸させた。
ついで、これを140℃で加熱して水分を除去し、
ニードルパンチされた不織布を製造した。
敷物原反の製造 ポリプロピレンフラツトヤーンを格子状に編ん
だ一次基布に、ナイロン糸を刺繍してフラツドラ
グ敷物原反を得、更に、この一次基布裏面に、低
密度ポリエチレンフイルム(坪量250g/m2)を
溶融押出しラミネートしてバツキングが施された
敷物原反を得た。
内装材の製造 密度が0.35g/cm3、肉厚が3mmの発泡ポリプロ
ピレンの両面上に、密度0.918g/cm3、メルトフ
ローレート4.0g/10分、融点118℃の低密度ポリ
エチレンを210℃でフイルム状に押出し、冷却ロ
ールを当接してラミネートした。ポリエチレンの
肉厚は各々20ミクロンであつた。
この積層物と、前記ニードルカーペツトおよび
バツキングされた敷物原反を案内ロールで200℃
の加熱炉内に導き、スチレン・アクリル酸n−ブ
チル共重合体、ポリエチレンを溶融させ、加熱炉
内においてニツプロールを用いて圧縮して各層間
を接着させ、次いでプレス成型して所望の形状の
内装材を得た。
このものは、15度、30度、60度、L字型の折曲
加工においても発泡体の亀裂は見受けられなかつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は何れも本考案の実施例を示
す断面図である。 図中、1は一次基布、2はパイル糸、3,3′
は敷物原反、4はバツキング層、5はニードルパ
ンチされた不織布、6は非発泡の熱可塑性樹脂フ
イルム層、7は発泡体シートである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 格子状に編まれた一次基布にパイル糸を編みつ
    けたフラツドラグやタフテツドカーペツト等の敷
    物原反を形成し、この敷物原反の裏面にバツキン
    グ層を設けると共に、該バツキング層に軟化点が
    80〜180℃である熱可塑性合成樹脂の水性エマル
    ジヨンが含浸されて乾燥したニードルパンチされ
    た不織布を接着し、この不織布には少なくとも片
    面に密度が0.90〜1.04g/cm3の非発泡の熱可塑性
    樹脂フイルム層を有する密度が0.02〜0.5g/cm3
    である独立気泡を有する発泡体シートを接着して
    成ることを特徴とする内装材。
JP19573182U 1982-12-27 1982-12-27 内装材 Granted JPS59102331U (ja)

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