JPH0481505B2 - - Google Patents

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JPH0481505B2
JPH0481505B2 JP23188984A JP23188984A JPH0481505B2 JP H0481505 B2 JPH0481505 B2 JP H0481505B2 JP 23188984 A JP23188984 A JP 23188984A JP 23188984 A JP23188984 A JP 23188984A JP H0481505 B2 JPH0481505 B2 JP H0481505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
nonwoven fabric
interior material
thermoplastic resin
automobile interior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP23188984A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61108547A (ja
Inventor
Mutsuo Nakagawa
Isao Ichinukizaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanai Juyo Kogyo Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Kanai Juyo Kogyo Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanai Juyo Kogyo Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Kanai Juyo Kogyo Co Ltd
Priority to JP23188984A priority Critical patent/JPS61108547A/ja
Publication of JPS61108547A publication Critical patent/JPS61108547A/ja
Publication of JPH0481505B2 publication Critical patent/JPH0481505B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は成型用自動車内装材の構成に関するも
のであり、特に成型性、耐摩耗性に優れ、十分な
難燃性を有する成型用自動車内装材を得ることを
目的とするものである。 従来の技術及びその問題点 近年、自動車の内装材として不織布がフロアー
マツト、トランクルーム内張り材、ドアートリム
内張り材として採用されている。しかし、これら
はゴムシートラミネート材のように板状で使用さ
れたり、接着剤で不織布を鉄板に接着した状態で
使用されているだけであり、不織布が熱可塑性樹
脂シートと接着剤法、フレームラミネート法によ
り一体化した後、成型される天井材としては本格
的な採用に到つていない。 上記の理由としては、一体化成型用基材の成型
時に於て、特に曲面部にシワが発生し易いこと、
成型後の不織布表面の耐摩耗性に乏しいこと、及
び成型物の難燃性(自動車用材料に適用される自
動車安全基準、自動車内装材料の燃焼基準
(FMVSS302)に合格するものを難燃材料とす
る)等の全てを十分に満足し得ない問題点があつ
た。 問題点を解決するための手段 本発明はかかる問題点を解消し、成型性、耐摩
耗性に優れ、実用に耐える難燃性を有する新規な
構成の成型用自動車内装材を提供せんとするもの
であり、以下具体的にその構成を説明する。 本発明の成型用自動車内装材に用いる不織布形
成繊維としては耐熱、耐光性、寸法安定性の面か
らポリエステル繊維を用いることが好ましく、ポ
リエステル繊維100%の不織布を用いた場合は、
熱可塑性樹脂シートとの一体化積層材形成後の
FMVSS302による難燃性テストに於て、燃焼時
に下側に位置する不織布の溶融落下の程度が大き
く一体化積層材の燃焼速度を10cm/min以下に押
えることは不可能である。 またポリエステル繊維に比べ、燃焼時溶融落下
程度の小さいナイロン、ビニロン、アクリル等の
繊維を混入すれば、不織布自体の落下程度を減少
させることは可能であるが、繊維燃焼時の収縮が
大きいため、上層の熱可塑性樹脂シートの落下を
防止出来ず一体化積層材の燃焼速度を10cm/min
以下に押えることは不可能である。 従つて、かかる問題点を解消するため、燃焼テ
スト中に一体化積層材即ち不織布及び熱可塑性樹
脂シートを共に落下させることなく燃焼させるに
は、燃焼時に溶融せずかつ収縮が起らない綿、レ
ーヨン、麻、アラミド、フエノール、セラミツ
ク、炭素、金属等の繊維を1乃至10%(重量比)
の範囲でポリエステル繊維に混入して不織布を形
成し一体化積層材を形成すれば良いことを研究の
結果見い出し難燃性テストに合格せしめたもので
ある。尚上記燃焼時に溶融せずかつ収縮が起らな
い繊維としては、綿又はレーヨンが経済性の点で
好ましく、該繊維の混率を1%未満にすれば、落
下現象が発生し効果は薄れ、また10%を超える混
率では不織布自体の浸水収縮率が大きくなり好ま
しくない。また上記好ましい繊維配合よりなる不
織布に研摩耗性(テーバ摩耗性)を向上せしめる
ためには、300〜900本/cm2のニードルパンチング
処理を施した後、更に耐摩耗性を向上し、一体化
積層材の燃焼速度を減少せしめるために、上記ニ
ードルパンチ不織布の熱可塑性樹脂シートとの積
層面に塩素を含有するポリマー例えば塩化ビニ
ル、エチレン−塩化ビニル、アクリル酸エステル
−塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、アクリル酸エステル−塩化
ビニリデン樹脂、エチレン−塩化ビニル等の単体
又は混合体、更に好ましくは前記樹脂の単体又は
混合体にアンチモン化合物を添加したものをスプ
レー又はコーテイングにより塗布する。尚クツシ
ヨン材として上記不織布と一体に積層使用する熱
可塑性樹脂シートは例えばPP,PE,PS,PUR
等のシート又は発泡シートが用いられ、燃焼タイ
プでよいが、難燃タイプを使用しても支障はな
い。 このようにして構成した本発明の成型用自動車
内装材は自動車用天井材として成型時に於ける曲
面部のしわ入り発生が防止され、成型後不織布表
面の耐摩耗性及び燃焼時に収縮、溶融、落下を伴
うことなく自動車内装材料の燃焼基準
(FMVSS302)に合格する難燃性を有するもので
ある。 実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図面は本発明の1実施例を示す成型用自動車
内装材の概略側面図であり、1はニードルパンチ
ング処理を行つた不織布マツトであり、例えばポ
リエステル繊維3デニール×51mm 95%、レーヨ
ン繊維3デニール×51mm 5%の配合よりなる綿
目付200g/m2のウエブA、又は前記レーヨン繊
維の代りに綿繊維を上記ポリエステル繊維に配合
した綿目付200g/m2のウエブBを使用し、公知
のニードルパンチング処理2をウエブの上下面よ
り各々300本/cm2施し形成される。3は上記不織
布マツトの片面に塗布又は散布により形成した難
燃性の熱可塑性樹脂被膜であり、例えば塩化ビニ
ルエマルジヨン、エチレン−塩化ビニル共重合エ
マルジヨン等が用いられ、20g/m2(固形分)を
付着せしめ、乾燥熱処理を施す。また、4は熱可
塑性樹脂シートであり、例えば厚み5mmの発泡ポ
リエチレン(PE)、発泡ポリエチレン(PS)、ポ
リプロピレンを各々用いる。上記各不織布A,B
の難燃性熱可塑性樹脂被膜3の形成面と上記各熱
可塑性樹脂シート4との積層面は接着又は融着処
理、例えば、融点110℃のナイロンフイルム(厚
み50μ)をホツトメルト接着剤5として用い、
120℃×60秒×500g/cm2の条件下で積層、加熱、
加圧処理を行い一体化した成型用自動車内装材6
を構成する。尚接着又は融着処理は上記ホツトメ
ルト接着剤の他溶液型接着剤やフレームラミネー
ト法を用いることができる。 次に、比較例として、ポリエステル繊維3デニ
ール×51mm100%のみよりなる綿目付200g/m2
ウエブを用いて同様に形成した不織布の片面に、
上記実施例と同様に難燃性熱可塑性樹脂被膜を施
すと共に、この被膜の形成面に上記各熱可塑性樹
脂シートを一体化した成型用自動車内装材の比較
例Cを構成した。 そして、上記の如く形成した本発明の成型用自
動車内装材A,B各々3種類及び比較例とする自
動車内装材C3種類をテーパ摩耗試験(テーパ摩
耗試験機、摩耗輪CS10、荷重500g、回転数150)
並びに燃焼試験(FMVSS302)で試験した結果
を下記の表に示す。
【表】 テスト結果は上表の通り本発明品はテーパ摩
耗、燃焼テスト共良好で特に燃焼速度は10cm/
min以下の低い数値が得られFMVSS302の規格を
十分に満足する合格品を得た。 また上記に示す(A×B)6種類の成型用自動
車内装材を100℃に加熱し、深さ20mmの凹形のく
ぼみを有する金型に沿わせ、1Kg/cm2の圧力下で
圧縮成形テストを実施した結果、いずれもしわの
発生は認められず、良好なる成型性を有するもの
であることが判明した。 発明の効果 上記の如く本発明の構成によれば、成型性にす
ぐれ、成型時曲げしわの発生は認められず、耐摩
耗性にすぐれ、特に耐熱、耐光性、寸法安定性に
富むポリエステル繊維と燃焼時溶融、収縮を伴な
わない繊維との混配よりなる不織布の片面に難燃
性の熱可塑性樹脂を塗布しクツシヨン材とする熱
可塑性樹脂シートと一体に積層したから燃焼時溶
融落下現象が防止され、燃焼速度を低下せしめ、
FMVSS302の難燃性テストに合格する等のすぐ
れた効果を有する発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の1実施例を示す成型用自動車内
装材の概略構成図である。 1……不織布マツト、2……ニードルパンチン
グ処理、3……難燃性熱可塑性樹脂被膜、4……
熱可塑性樹脂シート、5……ホツトメルト接着
剤、6……成型用自動車内装材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリエステル繊維を主体とし燃焼時溶融・収
    縮しない繊維を少なくとも1種類含んで構成した
    不織布の一面に難燃性の熱可塑性樹脂被膜を有
    し、該難燃性の樹脂被膜を有する面と熱可塑性樹
    脂シートとを接着又は熱融着により一体に積層し
    てなることを特徴とする成型用自動車内装材。 2 燃焼時溶融・収縮しない繊維が綿・レーヨ
    ン、羊毛、麻、アラミド、フエノール、炭素、セ
    ラミツク、金属である特許請求の範囲第1項記載
    の成型用自動車内装材。 3 不織布を構成するポリエステル繊維の比率が
    90乃至99%(重量比)である特許請求の範囲第1
    項記載の成型用自動車内装材。 4 不織布がニードルパンチング処理を施されて
    なる特許請求の範囲第1項記載の成型用自動車内
    装材。
JP23188984A 1984-11-01 1984-11-01 成型用自動車内装材 Granted JPS61108547A (ja)

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JP23188984A JPS61108547A (ja) 1984-11-01 1984-11-01 成型用自動車内装材

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JP23188984A JPS61108547A (ja) 1984-11-01 1984-11-01 成型用自動車内装材

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JPS61108547A JPS61108547A (ja) 1986-05-27
JPH0481505B2 true JPH0481505B2 (ja) 1992-12-24

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JP23188984A Granted JPS61108547A (ja) 1984-11-01 1984-11-01 成型用自動車内装材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5508080A (en) * 1994-02-17 1996-04-16 Takashimaya Nippatsu Kogyo Co. Ltd. Flexible laminated surface material and method of producing the same
US7818941B2 (en) 2003-11-24 2010-10-26 Bearacade Products Llc Plastic sheet barrier enclosure, system, and method
DE102016012554B4 (de) * 2016-10-20 2021-09-23 Martin Huber Patent UG (haftungsbeschränkt) Wärmemotor mit mehreren Doppelschichtbauteilen

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JPS61108547A (ja) 1986-05-27

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