JPS6242073B2 - - Google Patents

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JPS6242073B2
JPS6242073B2 JP54128874A JP12887479A JPS6242073B2 JP S6242073 B2 JPS6242073 B2 JP S6242073B2 JP 54128874 A JP54128874 A JP 54128874A JP 12887479 A JP12887479 A JP 12887479A JP S6242073 B2 JPS6242073 B2 JP S6242073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rug
original
emulsion
carpet
thermoplastic resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP54128874A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5653282A (en
Inventor
Naoyuki Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd filed Critical Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
Priority to JP12887479A priority Critical patent/JPS5653282A/ja
Publication of JPS5653282A publication Critical patent/JPS5653282A/ja
Publication of JPS6242073B2 publication Critical patent/JPS6242073B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカーペツト材の製造方法に関し、特に
自動車、建物等の床の凹凸の形状にあわせて賦形
することのできるカーペツト材の製造方法に関す
るものである。
従来、カーペツト材は敷物原反のパイル糸の抜
けを防止すると共に形状の安定化のためにゴムラ
テツクス等でバツキングが施されているが、自動
車あるいは建物等の凹凸のある部分に施工する場
合にはゴムラテツクスのバツキングは反発弾性が
大きいため賦形が困難であり、賦形されたものも
その形状がシヤープでなく、かつ形状保持が十分
ではない。またポリエチレンやエチレン・酢酸ビ
ニル系共重合体等の熱可塑性樹脂による溶融押出
ラミバツキングも行われており、この場合は加熱
による凹凸形状の成形が可能であり、このもの
は、ゴムラテツクスをバツキング剤として用いた
ものと比較して、賦形されたカーペツトの形状保
持力は優れるとともに形状はシヤープであるが、
感触が硬く、またパイル糸の係止効果において劣
る欠点がある。
本発明の目的はパイル糸の係止効果においてす
ぐれると共に、加熱成形が容易であり、かつ従来
のカーペツト材と風合において劣らず、更に従来
に比較して製造工程が簡略なカーペツト材を製造
する方法を提供することにある。
即ち本発明は、敷物原反の裏面に、粒径が10μ
m以下で固形分濃度が20〜60重量%の熱成形性樹
脂の水性エマルジヨンを、敷物原反重量に対し水
性エマルジヨン中の固形分量が30〜100重量%と
なるように塗布し、ついで該裏面に熱可塑性樹脂
粉末を塗布した後、加熱によつてエマルジヨンの
水性媒体を除去すると共に熱可塑性樹脂粉末を敷
物原反に固定せしめ、更にフエルト、不織布、ジ
ユート等の裏打材を施し、加熱加圧成形して、少
なくとも熱可塑性樹脂粉末を溶融させて敷物原反
と裏打材とを溶融せしめることを特徴とする、カ
ーペツト材の製造方法である。
カーペツト用の敷物原反としては任意のものが
用いられる。即ち、天燃繊維、化学繊維、合成繊
維を素材とする各種のカーペツト原反が用い得
る。
本発明で用いられる熱成形性樹脂の水性エマル
ジヨンはカーペツトの敷物原反に浸透し、この敷
物の繊維に樹脂が付着し、加熱成形されて、加工
された敷物原反の加工形状の保持とパイルの係止
効果を高めるために用いるものであり、これはア
クリル酸、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビ
ニル、(メタ)アクリル酸エステル(エステルの
アルキル基の炭素数は1〜8)、アクリロニトリ
ル等のビニルモノマーの乳化重合物またはこれら
のモノマーとエチレンまたはスチレンとの共重合
物の水性エマルジヨンであつて、水性エマルジヨ
ン中の樹脂固形分濃度は通常20〜60重量%であ
り、分散している樹脂粒子の径は10μm以下、好
ましくは0.05〜3μである。この熱成形性樹脂の
水性エマルジヨンに、スチレン・ブタジエン共重
合体、メタアクリル酸エステル・ブタジエン共重
合等の合成ゴム、天然ゴム等のラテツクスを固型
物比率で同量迄配合してもよい。また、炭酸カル
シウム、水酸化アルミニウム、クレイ、タルク、
硫酸バリウム等の体質顔料やベンガラ、マラカイ
トグリーン、酸化チタン等の顔料、染料をこれら
エマルジヨンに配合することもできる。これらの
エマルジヨンの塗布は常法により、一般にはロー
ルコーターを用いて行われる。通常カーペツト原
反重量の30〜100%(固形分重量)の塗布量とな
るように行われる。
熱可塑性樹脂の粉末は、本発明のカーペツト材
の裏面に、更にフエルト、不織布、ジユート等の
裏打材を施して敷物原反に融着させるために用い
るもので、かかる粉末として用いられる樹脂は低
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニル、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリスチ
レン、石油樹脂等の融点が160℃以下の熱可塑性
樹脂が単独または2種以上併用して用いられ、特
に敷物素材としてナイロン、ポリエステル、ポリ
プロピレン等の熱可塑性樹脂が使用されている場
合には、エチレン・酢酸ビニル共重合体、低密度
ポリエチレン等融点が80〜130℃以下のものを用
いることが好ましい。粉末の粒径はJIS標準ふる
いで20〜300メツシユのものが用いられる。この
熱可塑性樹脂の粉末をカーペツト原反に塗布する
には、前記水性エマルジヨンを塗布した上に粉末
のまゝ散布するか、または前記エマルジヨン100
重量部に対し、この樹脂粉末20〜30重量部の粉末
を混合したものを前記熱成形性を有する樹脂水性
エマルジヨン塗布後、短時間の間に散布あるいは
塗布する。散布されたパウダー類は、水性エマル
ジヨンの乾燥時に、水性エマルジヨンによつて敷
物原反の裏面に固定されるとともにそれ自身、原
反に融着することもある。散布または塗布方法と
しては、エアーによる粉末散布、表面に凹部を有
するローラーによる散布、手による散布、ロール
コーターまたはスプレーによる塗布が挙げられ
る。
エマルジヨンおよび粉末の塗布された敷物原反
の加熱乾燥は任意の方法で行ない得る。例えば加
熱シリンダー、赤外線加熱、熱風乾燥機等である
が、熱風乾燥機と加熱シリンダーの併用が好まし
い。加熱シリンダーの使用により熱可塑性樹脂粉
末の融着が促進され、粉末の脱落が防止される。
このエマルジヨン乾燥工程の後、敷物原反の熱
可塑性樹脂粉末層の外側に、更にフエルト、不織
布、ジユート等の裏打材を当接し、加熱加圧成形
することにより、この裏打材は溶融した樹脂粉末
層により、または該粉末層とエマルジヨンの樹脂
分とにより敷物原反に融着される。裏打材を施す
ことにより、カーペツトの床面とのなじみが良好
となり、かつ、床に施されたカーペツトの感触は
更に柔軟になる。
本発明によつて得られたカーペツト材は必要温
度のプレス金型により、任意の凹凸形状に加熱・
加圧成形され、その形状はバツキング材として用
いられたエマルジヨン中の熱成形性樹脂および熱
可塑性樹脂粉末により保持される。
以下、実施例を示す第1図に従つて本発明を説
明する。
ニードルパンチされた不織カーペツトの原反ロ
ール1より送出された原反(ポリプロピレン繊維
500g/m2の目付)はロールコーター(リツカー
ローラー)2によつてその裏面にアクロナール
295DN(油化バーデイツシエ社製スチレン・アク
リル酸エステル共重合体水性エマルジヨン)が固
形分で300g/m2になるように塗布され、ニツプ
ロール3によつてエマルジヨンを原反内に含浸せ
しめ、次いで低密度ポリエチレンの粉末4(100
メツシユ通過分、メルトインデツクス20、融点
105〜110℃)をエマルジヨン形成膜層の上に30
g/m2量となるように散布する。散布後、原反は
裏面をロール面にあてて、スチーム加熱されたシ
リンダー乾燥機5によつてエマルジヨンの乾燥と
粉末の敷物原反への圧着が行なわれる。原反は次
いで赤外線乾燥器6および熱風乾燥機7を通り、
エマルジヨンの水分乾燥が行なわれる。この場
合、赤外線乾燥器は省略することができる。乾燥
された敷物原反は再びスチーム加熱されたシリン
ダー乾燥機8によつて原反裏面のポリエチレン粉
末の融着を確実にされる。次いでフアン9で冷却
されロール10に巻取られる。得られたカーペツ
トを裏面を上にして、上方より赤外線ランプにて
加熱した後、裏打材としてのフエルトをのせ、プ
レス成型して、カーペツトを製造する。得られた
成型カーペツトは、シヤープな成型性と優れた成
型保持性を示し、フエルトの接着も良好で、ハク
リ試験でフエルト層の破壊を生ずる。
以上の工程において、場合によつてはシリンダ
ー乾燥機5は省略することも可能であるが、その
場合には熱可塑性樹脂粉末の融着を確実にするた
めシリンダー乾燥機8が用いられる。逆にシリン
ダー乾燥機5が採用される場合には、後のシリン
ダー乾燥機8は必ずしも必要ではない。また8の
シリンダー乾燥機を使用する場合パウダーを第1
図中の11にて散布も可能である。
第2図はかくして得られたカーペツト材の断面
図であり、基布22にパイル21がタフテイング
されたカーペツト原反に熱成形性エマルジヨン2
3と熱可塑性樹脂粉末層24を介してフエルト2
5が融着されている構造を示すものであゐ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す工程図、第2
図は本発明による製品カーペツト材の断面図であ
る。 図示された要部と符号との対応は次のとおりで
ある。1……敷物原反、4,24……ポリエチレ
ン粉末、12……製品カーペツト材、23……エ
マルジヨン層、25……裏打材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 敷物原反の裏面に、粒径が10μm以下で固形
    分濃度が20〜60重量%の熱成形性樹脂の水性エマ
    ルジヨンを、敷物原反重量に対し水性エマルジヨ
    ン中の固形分量が30〜100重量%となるように塗
    布し、ついで該裏面に熱可塑性樹脂粉末を塗布し
    た後、加熱によつてエマルジヨンの水性媒体を除
    去すると共に熱可塑性樹脂粉末を敷物原反に固定
    せしめ、更にフエルト、不織布、ジユート等の裏
    打材を施し、加熱加圧成形して、少なくとも熱可
    塑性樹脂粉末を溶融させて敷物原反と裏打材とを
    溶融せしめることを特徴とする、カーペツト材の
    製造方法。
JP12887479A 1979-10-08 1979-10-08 Production of carpet material Granted JPS5653282A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12887479A JPS5653282A (en) 1979-10-08 1979-10-08 Production of carpet material

Applications Claiming Priority (1)

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JP12887479A JPS5653282A (en) 1979-10-08 1979-10-08 Production of carpet material

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Publication Number Publication Date
JPS5653282A JPS5653282A (en) 1981-05-12
JPS6242073B2 true JPS6242073B2 (ja) 1987-09-07

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ID=14995487

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JP12887479A Granted JPS5653282A (en) 1979-10-08 1979-10-08 Production of carpet material

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Families Citing this family (3)

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JPS5497939A (en) * 1977-11-14 1979-08-02 Hayashi Telempu Kk Method of making automobile floor mat in special form
JPS5734391A (en) * 1980-08-09 1982-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Device for automatically inverting printed board

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