JPH0624824B2 - 円形枠体の製造装置 - Google Patents

円形枠体の製造装置

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JPH0624824B2
JPH0624824B2 JP63140731A JP14073188A JPH0624824B2 JP H0624824 B2 JPH0624824 B2 JP H0624824B2 JP 63140731 A JP63140731 A JP 63140731A JP 14073188 A JP14073188 A JP 14073188A JP H0624824 B2 JPH0624824 B2 JP H0624824B2
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JP
Japan
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rotary drum
drum
circular frame
laminated
rotary
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三枝子 酒井
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、積層された長尺状の単板を巻回積層し、こ
れを切削して形成される例えば、自動車のハンドル、椅
子の枠、或いは室内装飾品等の円形枠体の製造装置に関
するものである。
<従来の技術> 従来から、前記木製の円形枠体を使用した自動車のハン
ドル等は、比較的短い複数枚の単板を積層させ、その積
層板体の端部分をスカーフ(斜めに切った状態)すると
ともに、同様な他の積層板体のスカーフ部分と互いに対
向させてから高周波のり付けによって両者を接合して得
られる長尺の板体を所定直径の円周上に巻回し輪状基体
を形成して、この輪状基体を切削することによって円形
枠体を製造するなど殆ど人手による煩雑な作業に依存し
たものであった。
<発明が解決しようとする課題> 上述のようにして製造される従来の円形枠体は、前記板
体のスカーフ部分の接合個所にともすれば空隙が残るの
で、前記製造工程以外にこの部分の補修が必要となり、
製造作業に余分な時間がかかるだけでなく、この部分が
外観上見苦しくなるという欠点があった。
そして、この接合個所は一般に強度が弱いものとなるの
で、前記板体の巻回の途中、或いは円形枠体として製品
になったときに空隙が拡大するといった品質上重大な問
題につながるものとなっていた。さらに、手作業が主体
となっているので、生産性が低くコストアップになるな
どの問題もあり、この解決が望まれていた。
この発明は、上記従来の問題に鑑みなされたもので、短
時間で製造でき、しかも積層面に継ぎ目(隙間)が表れ
なく、丈夫な円形枠体を容易に製造できる製造装置を提
供することを目的としている。
<課題を解決するための手段> この発明は、長手方向に所定間隔をおき積層されて順次
供給される長尺状単板(以下積層材という)をその胴周
に巻装し回転駆動する回転ドラムと、この回転ドラム胴
周と対向して配置され間歇的に回転ドラム方向へ前後動
する押圧シリンダーと、前記回転ドラムの回転軸と平行
に支軸に軸着されるとともに、回転ドラム外周に放射状
として配置された複数個の送りローラとからなり、前記
送りローラが、各々支軸を介して時間差を有する円弧状
のストロークにより前記回転ドラム方向に前後動される
構成としたことを特徴としている。
<作用> ベース板により回転ドラム方向へ順次供給される積層材
は、押圧シリンダーの間歇的な回転ドラム方向への移動
により回転ドラムの胴周に押圧されるとともに、上記回
転ドラムの外周に配置された複数個の送りローラの回転
ドラムに対する時間差を有する円弧状のストロークとそ
の回転により押圧巻装され、接着強度の高い積層体、す
なわち、積層材間の接合部に空隙を全く有しない円形枠
体とされる。
<実施例> 以下、この発明を図面を参照して具体的に説明する。
第1図はこの発明の円形枠体製造装置の主要構成を示す
正面図、第2図は第1図における要部拡大斜視図、第3
図は回転ドラムの外周に設けられた送りローラのストロ
ーク機構を示す説明図、第4図は回転ドラムに単板を供
給する態様を示す説明図、第5図は円形枠体の形状を示
す斜視図である。
第1図において、1はベース板で、その供給側には、ベ
ース板1と連結され、このベース板1を図中Aで示す駆
動装置のレバーaの操作によって上下動させる油圧シリ
ンダー2が下設されている。
また、ベース板1の前方下面には積層材Sの積層厚によ
りベース板1を適正な角度に傾動させるベアリングを支
点とした軸受け3が取りつけられている。
そして、上記ベース板1の前方上部一端側には、供給さ
れる積層材Sの幅方向の乱れを規制するガイド壁1aが立
設されている。
さらに、このガイド壁1aは凸部1bを有し、この先端には
上記ベース板1連設して供給口側の舌状片4aが突設され
ている。
この舌状片4aの上部には、上記積層材Sを巻装する回転
ドラム10が軸着されている。
すなわち、この回転ドラム10は、枠体Fを隔てて配置さ
れている図示しないモータと連係された回転軸10rに軸
着されるとともに、その胴部10aを隔てた両外周に固定
円板11と押さえ金具とを嵌め込まれた後ねじ止めされ
る。
なお、この回転ドラム10の形状は、製造する円形枠体の
寸法に応じて適宜決定され、その胴周10aには、予め巻
装後の枠体をドラム10から離脱させ易くするために鉄製
などのリングが嵌め込まれる。
そして、上記回転ドラム10の外周側に嵌め込んだ固定円
板11により上記ベース板1とガイド壁1aを介して連続的
に供給される積層材Sのガイド壁1aと対向面となる幅方
向の乱れをこの固定円板11の側面で規制させる。
さらに、上記回転ドラム10の積層材Sの巻装始側に位置
する胴周10aの対向面には、回転ドラム10に供給される
積層材Sを回転ドラム10の胴周10aに沿つて回動させ、
積層材Sの強固な積層体を形成させるようにその先端の
アームで押圧する押圧シリンダー6a,6bが配置されてい
る。
また、上記回転ドラム10の外周には放射状に複数個の送
りローラ5a,5b,5c,5d,5eがその回転軸5rを回転ドラム10
の回転軸10rと平行にして配置され、第3図に示すよう
なモータMと連係されたそれらの回転軸5rと連結するシ
リンダー50の作動により各々の支軸5を介して回転ドラ
ム10方向へ所定の時間差、例えば2〜3/rpm程度の
時間差をもちながら円弧状にストロークし、上記回転ド
ラム10胴部10a上で円形に加工される積層材S或いはそ
の積層体をその巻装方向に回転しながら押圧する。
なお、上記押圧シリンダー6a,6bおよび送りローラ5a,5
b,5c,5d,5eは、図示しないコンピュータと接続されてい
る。
一方、上記回転ドラム10の積層材Sの巻装終側外周に
は、巻装される積層材Sをガイドする巻装側舌状片4bが
設けられている。
この巻装側舌状片4bは、前記ガイド壁1aの上部のガイド
棒7と接し、ベース板1と上下関係を有して平行に配さ
れ、シリンダー8の作動により平行移動するスライダー
8aの先端と連結されて前記巻装単板Sの厚さに対応して
その弾力により回転ドラム10方向或いは逆方向へ前後動
する。
このように構成されるこの発明の装置は、まず第1図中
Aで示す駆動装置のレバーaを操作することにより上記
油圧シリンダー2を作動させ、前記ベース板1と回転ド
ラム10との間に積層材Sを供給させる。
すなわち、ブナなどの材質からなる積層材Sに尿素系或
いはフェノール系などの接着剤を予め塗布して、例えば
第4図に示すようにこの積層材Sを長手方向に所定間隔
をおきながら前記回転ドラム10側に順次供給するととも
に、供給口側舌状片4aによりガイドさせ、回転ドラム10
に巻装させた後、上記押圧シリンダー6a,6bの押圧によ
り積層材Sの巻装に対する軌道調整をさせる。
そして、上記送りローラ5aをシリンダー50により回転ド
ラム10側に円弧状にストロークさせ、回転ドラム10の胴
周10aに巻回されている単板S或いはその積層体を回転
しながら押圧させる。
続いて送りローラ5b,5c,5d,5eが各々時間差をもって同
様に作動して単板S或いはその積層体を回転しながら押
圧し、且つ、これらの運動が間歇的に行われる。
この間単板Sの積層厚さに伴って逐次上記油圧シリンダ
ー2を作動させ、ベース板1を軸受け3を介して傾動さ
せることにより回転ドラム10の巻装動作を円滑化させ
る。
このように回転ドラム10で巻回された単板Sの層体は、
押圧シリンダー6a,6bと送りローラ5a,5b,5c,5d,5eのそ
の厚さに応じた押圧運動によって強固に接着一体化さ
れ、第5図に示すように各単板S間に空隙が存在しない
所望の幅および厚さの円形枠体とされるのである。
<発明の効果> 以上のように、この発明の円形枠体の製造装置は、回転
ドラム胴周と対向して間歇的に回転ドラム方向へ前後動
する押圧シリンダーを配置するとともに、その支軸を介
して回転ドラム方向に円弧状のストロークにより前後動
する複数個の送りローラを装備しているので、上記回転
ドラム胴周上に供給される単板或いはその積層体は、押
圧シリンダーの押圧動作と、上記送りローラの時間差を
有する巻装体の巻回方向に沿った押圧回転運動とのマッ
チングにより巻径に応じて強固に接着一体化され各種用
途に好ましく適用できる円形枠体とされる。
また、この発明の装置は、従来の手作業を主体としたも
のとは異なり前記の構成から精度の良い円形枠体の大量
生産が容易にできるようになっているので、コストダウ
ンに寄与するなど、格別の効果が奏し得られるものとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の円形枠材製造装置の主要構成を示す
正面図、第2図は第1図における要部拡大説明図、第3
図は回転ドラムの外周に設けられた送りローラのストロ
ーク機構を示す説明図、第4図は回転ドラムに単板を供
給する態様を示す説明図、第5図は円形枠体の形状を示
す斜視図である。 1……ベース板、5……送りローラの支軸、 5a,5b,5c,5d,5e……送りローラ、 6a,6b……押圧シリンダー、10……回転ドラム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に所定間隔をおき積層された状態
    で順次供給される長尺状単板をその胴周に巻装し回転駆
    動する回転ドラムと、この回転ドラム胴周と対向して配
    置され間歇的に回転ドラム方向へ前後動する押圧シリン
    ダーと、前記回転ドラムの回転軸と平行に支軸に軸着さ
    れるとともに、回転ドラム外周に放射状として配置され
    た複数個の送りローラとからなり、前記送りローラが、
    各々支軸を介して時間差を有する円弧状のストロークに
    より前記回転ドラム方向に前後動される構成としたこと
    を特徴する円形枠体の製造装置。
JP63140731A 1988-06-08 1988-06-08 円形枠体の製造装置 Expired - Lifetime JPH0624824B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63140731A JPH0624824B2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 円形枠体の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63140731A JPH0624824B2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 円形枠体の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01310957A JPH01310957A (ja) 1989-12-15
JPH0624824B2 true JPH0624824B2 (ja) 1994-04-06

Family

ID=15275398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63140731A Expired - Lifetime JPH0624824B2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 円形枠体の製造装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0624824B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0731232U (ja) * 1993-11-11 1995-06-13 山口金属株式会社 回転鋸刃

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0731232U (ja) * 1993-11-11 1995-06-13 山口金属株式会社 回転鋸刃

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Publication number Publication date
JPH01310957A (ja) 1989-12-15

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