JP3062296B2 - 竿材の表面研磨方法及び表面研磨装置 - Google Patents

竿材の表面研磨方法及び表面研磨装置

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JP3062296B2 JP3155052A JP15505291A JP3062296B2 JP 3062296 B2 JP3062296 B2 JP 3062296B2 JP 3155052 A JP3155052 A JP 3155052A JP 15505291 A JP15505291 A JP 15505291A JP 3062296 B2 JP3062296 B2 JP 3062296B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強化繊維を含有するプリ
プレグをマンドレルに巻回して第1竿素材を形成すると
ともに、前記第1竿素材の外周面に熱成形用テープを巻
き付け焼成して第2竿素材を形成し、前記第2竿素材の
外周面を研磨する竿材の表面研磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、第2竿素材を研磨するに、二つの
相対向する研削ロールの間に、予め熱成形用テープを剥
離された第2竿素材を挟み込み、熱成形用テープを巻き
付けることによって、竿周面に形成された凹凸を研削す
る、センタレス方式の表面研磨方法を採っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなセンタレス
方式による場合には、研削ロール自体が第2竿素材を所
定姿勢に維持しながら、同時に研削を行わねばならず、
研削ロールの不整回転や左右研削ロールに回転速度差が
生じた場合には第2竿素材が研削ロールより弾き飛ばさ
れその第2竿素材が研削ロール間から脱落するといった
ことがあり、研削ロールの回転制御に難しい面があっ
た。また、研削ロールの回転速度の変動により研削ロー
ルの食い込み量が変化するところから、研削量の設定が
難しく、最外周に位置するプリプレグに対して、研削ロ
ールが竿軸芯に対して直交する方向から強化繊維を剥ぎ
取るように作用するために、強化繊維を傷め易く竿強度
が低下する問題もあった。本第1発明の目的は研削工具
の研削移動方向を合理的に設定することによって、研削
を容易迅速に行える表面研磨方法を提案する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本第1発明による特徴構
成は、強化繊維を含有するプリプレグをマンドレル
(2)に巻回して第1竿素材を形成するとともに、前記
第1竿素材の外周面に熱成形用テープ(4)を巻き付け
焼成して第2竿素材(5)を形成し、前記第2竿素材
(5)の外周面を研磨する竿材の表面研磨方法であっ
て、前記第2竿素材(5)の全長を落とし込み位置決め
して基準姿勢を保つ設置溝(6A)を備えた支持台
(6)に設置し、表面研削工具(9)及び前記第2竿素
材(5)のいずれか一方(9又は5)を竿軸芯方向に相
対移動させて前記第2竿素材(5)の露出状態にある外
周面を研磨する点にあり、その作用効果は次の通りであ
る。
【0005】
【作用】第2竿素材を基準姿勢に設置することによっ
て、表面研削工具と第2竿素材の相対姿勢が研削工程中
においても変化しない状態で、研削を行える。
【0006】
【発明の効果】したがって、研削量を適切に設定すれば
第2竿素材全長に亘ってその研削量は変化せず、研削量
が適切で強化繊維を傷めることもすくない。
【0007】本第2発明の目的は研削工具と第2竿素材
との機能分担を図ることによって、研削を容易迅速に行
える表面研磨装置を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本第2発明による特徴構
成は、強化繊維を含有するプリプレグをマンドレル
(2)に巻回して第1竿素材を形成するとともに、前記
第1竿素材の外周面に熱成形用テープ(4)を巻き付け
焼成して第2竿素材(5)を形成し、前記第2竿素材
(5)の外周面を研磨する竿材の表面研磨装置であっ
て、前記第2竿素材(5)の全長を落とし込み位置決め
するための設置溝(6A)を備えて基準姿勢に設置する
支持台(6)と、前記支持台(6)に設置された前記第
2竿素材(5)の竿軸芯方向に平行に移動して、前記第
2竿素材(5)の露出状態にある外周面を研磨する表面
研削工具(9)とからなる点にあり、その作用効果は次
の通りである。
【0009】
【作用】支持台に第2竿素材を基準姿勢に設置するだけ
の機能を持たせ、一方表面研削工具に、この支持台に設
置されその基準状態の変わらない第2竿素材を基準に竿
軸芯方向に移動させるだけの機能を持たせ、支持台と表
面研削工具とに夫々機能分担を図ることによって、第2
竿素材をその竿軸芯が移動しないような強固な支持形態
を採ることができ、この基準状態の確定によって、表面
研削工具としては竿軸芯に平行に移動するだけの構造に
意を配すだけでよい。
【0010】
【発明の効果】したがって、表面研削工具の移動速度が
研削抵抗の変化によって変化しても研削量が変化するこ
とはなく、かつ、第2竿素材を表面研削工具が弾き飛ば
すこともないので、表面研削工具の移動速度の制御を従
来構成のものほど厳密に行う必要はなく、第2竿素材の
支持台からの脱落による設置作業のやり直し等の作業能
率の低下を来す不都合な事態を未然に回避できる効果も
ある。
【0011】
【実施例】竿材の製造工程に基づいて説明する。図1に
示すように、 (イ) 定盤上に定型のプリプレグ製第1層1を載置
し、マンドレル2をプリプレグ製第1層1の上面を転が
して第1層1を巻回する。第1層1は樹脂に炭素繊維等
の強化繊維を含浸させたもので、炭素繊維を竿の周方向
に引き揃えている。 (ロ) 図2に示すように、第1層1の周面にプリプレ
グ製第2層3を巻回して第1竿素材を形成する。この第
2層3の場合は炭素繊維の方向を竿軸芯方向に平行に設
定してある。 (ハ) 図2に示すように、この第2層3を最外層とし
てもよいが第1層1と第2層3とを一組として複数組積
層してもよい。 (ニ) 図3に示すように、この実施例では便宜上第2
層3を最外層とすると、第2層3の外周面にエステル等
の熱成形用テープ4を巻回し、巻回後焼成して第2竿素
材5を形成する。第2竿素材5はこの後熱成形用テープ
4の剥離工程を経て研磨工程に入る。 (ホ) 次に、研磨装置Aで熱成形用テープ4によって
出来た竿周面の段差凹凸を研磨する。
【0012】研磨装置Aについて説明する。図4に示す
ように、第2竿素材5を載置する支持台6を設け、支持
台6に第2竿素材5を落とし込み位置決めする設置溝6
Aを形成する。第2竿素材5は設置溝6Aに設置された
状態で上半身を露出状態にある。第2竿素材5の竿先端
と竿尻端とには補助パターン7、7を巻回して、補助パ
ターン7、7部分で適当なクランプ機構8、8を用い第
2竿素材5を固定する。但し固定状態においても、第2
竿素材5をその竿軸芯周りで回転できるようにクランプ
状態は調節し、竿先端に回転駆動機構Bを接続して研削
面を切り換える構成をとる。一方、支持体6上面に接当
して移動する表面研削工具9を設け、この表面研削工具
9の下面に凹入部9Aを形成し、第2竿素材5の露出上
半身を覆いその上半身に研削作用を加えるべく凹入部9
A内周面を研削面として内径を設定してある。この凹入
部9Aの両側に下向き突条部9B,9Bを突設するとと
もに、支持台6に突条部9B,9Bを嵌入させて表面研
削工具9を竿軸芯方向に案内する案内溝6Aを形成し、
更に、表面研削工具9に油圧シリンダ等の駆動移動手段
10を連結し、駆動移動手段10と案内溝6Aとの協働
で表面研削工具9を竿軸芯方向に沿って往復移動可能に
構成する。以上の構成を研磨装置Aと称する。 (ヘ) 研磨工程が終了すると、竿先部と竿尻部とを切
り落として所定長さの竿材を形成する。このように、炭
素繊維が竿軸芯方向に引き揃えられているプリプレグに
対して表面研削工具9を竿軸芯方向に移動させる構成に
よって、炭素繊維を傷つけることが少なくなる。
【0013】〔別実施例〕 第1竿素材としては次の
ようなものでもよい。つまり、プリプレグとしては強化
繊維を竿軸芯方向と竿周方向とに配したクロス状プリプ
レグを使用してもよい。また、最外周に位置するプリプ
レグの強化繊維の引き揃え方向は竿周方向でもよい。
研削時に移動させるのは、第2竿素材5か、或いは、
研削工具9と第2竿素材5とのいづれを移動させてもよ
い。 研磨装置Aの別実施例について説明する。図5
及び図6に示すように、支持台6の上方に、その支持台
6に載置された第2竿素材5の竿軸心方向に沿って回動
する縦回し式の無端ベルト11を巻回するとともに、無
端ベルト11の外面に研磨層11aを付着して、サンダ
ベルト式表面研削工具9を構成する。無端ベルト11の
内側に第2竿素材5の竿軸心方向に沿って移動するゴム
製の押え体12を設け、図6に示すように、ベルト11
を押さえた状態で第2竿素材5の外周面に沿うように押
さえ体12の下面を凹入させている。図中13は押え体
12に間接的に作用して駆動移動させる螺旋体であり、
14は螺旋体13を回転させる駆動手段である。又、1
5は押え体12を付勢する付勢スプリングである。以上
のような構成より、ベルト11を一方向に回転させ、押
え体12を矢印方向に正逆移動させることによって、表
面研磨を行う。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1層プリプレグをマンドレルに巻き付ける状
態を示す平面図
【図2】第2層プリプレグを第1層プリプレグ上に巻き
付ける状態を示す平面図
【図3】熱成形用テープを第2層プリプレグ上に巻き付
ける状態を示す斜視図
【図4】研磨装置を示す斜視図
【図5】研磨装置の別実施例を示す側面図
【図6】図5に対応した縦断正面図
【符号の説明】
2 マンドレル 4 熱成形用テープ 5 第2竿素材 6 支持台 9 表面研削工具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強化繊維を含有するプリプレグをマンドレ
    ル(2)に巻回して第1竿素材を形成するとともに、前
    記第1竿素材の外周面に熱成形用テープ(4)を巻き付
    け焼成して第2竿素材(5)を形成し、前記第2竿素材
    (5)の外周面を研磨する竿材の表面研磨方法であっ
    て、 前記第2竿素材(5)の全長を落とし込み位置決めして
    基準姿勢を保つ設置溝(6A)を備えた支持台(6)に
    設置し、 表面研削工具(9)及び前記第2竿素材(5)のいずれ
    か一方(9又は5)を竿軸芯方向に相対移動させて前記
    第2竿素材(5)の露出状態にある外周面を研磨する
    とを特徴とする竿材の表面研磨方法。
  2. 【請求項2】強化繊維を含有するプリプレグをマンドレ
    ル(2)に巻回して第1竿素材を形成するとともに、前
    記第1竿素材の外周面に熱成形用テープ(4)を巻き付
    け焼成して第2竿素材(5)を形成し、前記第2竿素材
    (5)の外周面を研磨する竿材の表面研磨装置であっ
    て、 前記第2竿素材(5)の全長落とし込み位置決めする
    ための設置溝(6A)を備えて基準姿勢に設置する支持
    台(6)と、 前記支持台(6)に設置された前記第2竿素材(5)の
    竿軸芯方向に平行に移動して、前記第2竿素材(5)の
    露出状態にある外周面を研磨する表面研削工具(9)と
    からなることを特徴とする表面研磨装置。
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KR20010027796A (ko) * 1999-09-10 2001-04-06 이익주 대나무 낚시대 가공장치
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