JPH0624628Y2 - ステンレスサドル - Google Patents

ステンレスサドル

Info

Publication number
JPH0624628Y2
JPH0624628Y2 JP1989014599U JP1459989U JPH0624628Y2 JP H0624628 Y2 JPH0624628 Y2 JP H0624628Y2 JP 1989014599 U JP1989014599 U JP 1989014599U JP 1459989 U JP1459989 U JP 1459989U JP H0624628 Y2 JPH0624628 Y2 JP H0624628Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saddle
stainless
saddle body
cable
side edges
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989014599U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02107890U (ja
Inventor
光治 市川
Original Assignee
永楽産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 永楽産業株式会社 filed Critical 永楽産業株式会社
Priority to JP1989014599U priority Critical patent/JPH0624628Y2/ja
Publication of JPH02107890U publication Critical patent/JPH02107890U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0624628Y2 publication Critical patent/JPH0624628Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はケーブルまたはフロアダクトを壁面、床または
電柱に取付ける場合に確実に装着するために用いるサド
ルに関する。
[従来の技術] 本願考案と同一人により考案された実公昭53−105
59号公報のサドルは、中間部を平板状の原形のままと
し両端部にそれぞれ設けた直角起立部を介して同じ方向
に立上り形成し、それぞれビス穴を設けた起立片と直角
起立部より中央部に向って突出したリブを設けた構造か
らなるものである。この公報のサドルは中間平板部及び
直角に折曲げた両端の起立片には相当部厚い金属板を用
いなければ、ケーブルをラダー等に取付ける際、捩れや
変形を来しケーブルを確りと取付けることができない。
また、厚い金属板を使用するために材料費が高くなり、
重量が重くなり、作業性が悪い。また、合成樹脂被覆ケ
ーブルを架設する場合金属板の両側縁がケーブルの合成
樹脂表面を傷付けるおそれがあり、そのためサドルの上
面に軟質合成樹脂カバーを取付けて使用している。従っ
てケーブル用サドルは高価となる欠点があった。
又、実公昭35−14564号公報にあっては、サドル
の中間部の両側縁を外側に折り曲げ両端部の取付部は平
板状となっているために、その製作に部厚い板金を用い
る必要があり、コスト高となる。又、サドルに絶縁スリ
ーブを自動的に被覆することが不可能である。又、本体
と取付部の間に補強用隆条がないために、折曲部が弱く
変形し易い欠点がある。又、実開昭47−23693号
公報にあっては、サドルの製作と塩化ビニールのコーテ
ィング作業を別個に行わなければならず、サドルのケー
ブルを把持する部分に塩化ビニールをコーティングした
構造からなるものであるから、製造工程において絶縁不
良品が生じた場合、サドル本対と共に廃棄することとな
る。予じめ成形されたサドルに絶縁樹脂カバーをスリー
ブ式に自動的に挿通させることができず、均質製品を大
量生産するには向かない欠点がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、従来サドルとして使用することができなかっ
た極めて薄いステンレス鋼板を使用できるようになし、
軽量、強靱であり、自動機械により量産製作できて安価
であり、合成樹脂被覆ケーブルを架設するに当りカバー
で覆う必要のないサドルを提供することを目的とするも
のである。
[問題点を解決するための手段] (a)両端中央部にねじ挿通穴2及び3をあけ、(b)縦方向
の両側縁を全長にわたり使用の際、外側に表われるよう
に180°折り曲げた両側辺12及び13と、(c)長手
方向と直角方向で外側に向けて折曲線8及び9より折り
曲げ、ねじ挿通穴2及び3を設けた立上り辺10及び1
1を備え、(d)前記折曲線8及び9の部分に補強用隆条
17及び18をそれぞれ形成した約0.2mm厚さのステ
ンレスサドル本体1と、(e)ステンレスサドル本体1の
両側縁に重合被覆されたコ字形被覆部20,20を一体
に設け、表側面がステンレスサドル本体1の内側面に重
なるように被覆された絶縁樹脂カバー19と、よりなる
ステンレスサドル。
[作用] 本考案は前記の如く、ステンレス条片よりなるサドル本
体の両側縁を一方に180°折曲げたからサドル本体の
両側縁に鋭い刃物様の先端部が無くなりケーブルをサド
ルにて架設したときケーブル外皮の柔らかい合成樹脂皮
膜に傷を付けることがなく、極めて薄手のステンレス鋼
板で造られたサドルであっても、張力や捩れ力に対する
応力が大でみだりに変形破損せず軽量なサドルを機械
的、自動的に製作することができる。
[実施例] 図面について本考案の実施例を説明する。
第1図イ、ロは本考案サドルの展開図であって、1は厚
さ0.2mm、幅30mm、長さ140mmのステンレス鋼板
等よりなるサドル本体2及び3はサドル本体1の両側中
央部にあけたねじ挿通穴、4及び5はサドル本体1の両
側長手縁6及び7に沿って5mm内側よりに設けた折たた
み線、8及び9はねじ挿通穴2及び3の内側寄りに長手
縁と直角方向に設けた立上り辺10及び11の折曲線で
ある。
従来、サドル用ステンレス鋼板はサドル本体であるステ
ンレス条片の製作過程で先ず幅の広い規格品を製作し
て、次に必要とする寸法の小幅のものを刃を入れて切断
し連続して生産する。従って出来上がったステンレス条
片の両側縁は刃物の刃先で切断された鋭い先端を有する
ものとなる。従って金属管類を支持するサドルは両側縁
に鋭い先端を有するものをそのまま使用しても被害は起
こらないが電線ケーブルの如く外皮が軟かい合成樹脂の
ものは、サドルの両側縁で傷を受け易いので、サドルの
上面に軟質合成樹脂カバーを取付けて使用している。従
ってケーブル用サドルは高価となる欠点があった。
本考案はサドルの両耳部分(両側縁部)を一方の方向に
折返し、両耳の縁(両側縁)を丸めた形となし円滑な表
面を造り、合成樹脂カバーを取付けなくともケーブルに
傷を与えることは起こらず、材料も従来よりも薄手のス
テンレス鋼板を用いることができ、しかもサドルの剛性
は厚手のステンレス鋼板(0.5mm)を用いたものより
大となり、値段が安くなる効果がある。
第2図イ、ロはサドル本体1の両側辺を12及び13を
長手方向の折たたみ線4及び5に沿って外側方に形成し
た2重層部14及び15を形成した状態のサドル本体で
ある。0.2mm厚味のステンレス鋼板であっても両側に
2重層部14及び15が存在することによって従来の
0.5mm厚味のステンレス鋼板のサドルに比較して、本
考案は切断応力、折曲応力、捩れ応力において優れた特
性を備えるに至りかつ軽量である。
第3図イ、ロ、ハ、ニは、第2図イ、ロに示す2重層部
14及び15を形成したサドル本体を加工して成形した
本考案サドルを示したものである。すなわちサドル本体
1の両端部の折曲線8及び9により両側辺12及び13
の折曲方向にほぼ90°に折曲げて立上り辺10及び1
1となす。それと同時に折曲線8及び9の左右方向にス
テンレスサドル本体1の長手方向の中心線16に沿って
補強用隆条17及び18を形成する。
第4図は、サドル本体1に側面からみて両側辺にサドル
本体の両側辺を囲むロ字形被覆部20,20と、中央部
表側面を左右本体1の内側面に重なるように表面側に被
覆された絶縁樹脂カバー19を被覆した絶縁サドルを示
すものである。
第5図イ、ロは本考案サドルにてラダー23に丸型ケー
ブルAをねじ挿通穴2,3に取付けねじ22,22を挿
通して固定した場合、第6図イ、ロは本考案サドルにて
ラダー23に平型ケーブルBをねじ挿通穴2,3に取付
けねじ22,22を挿通して固定した場合を示す。前記
実施例において、ステンレス鋼板よりなるサドル本体1
の厚味を0.2mmのものを用いているが厚味0.3mm、
0.15mm等のものを用いることもできる。
[効果] 本考案は前記した如く、細長い厚味の薄いステンレス鋼
板の長さ方向の両側縁と表側面に全長にわたり一方に1
80°折曲げした両側辺を持ったサドル本体を構成した
ことにより、サドル本体は極めて薄いステンレス鋼板か
ら製作されたにも拘らず、引張力、圧縮力、捩れ力等を
受けても強靱であり永久歪を生ぜず、サドルの両側辺は
丸味を帯びているために、ケーブル架設の際手指を負傷
したり、ケーブルの樹脂皮膜を裂傷することがなく、製
作に当り両側辺の折曲げ作業を自動化することができ、
補強用隆条の保形作用と相俟って立上り辺がみだりに倒
れることがなく、立上り辺に挿通したねじによりサドル
本体を容易にラダー等に固定することができ安価に提供
できる等の効果がある。
又、サドルの裏側面にその全長に亘り絶縁樹脂カバーの
表面を当接して挿通したことによりサドル両側辺による
剛性にてケーブルに巻付けたサドルの絶縁樹脂カバーの
内側面をよじれたり片寄ることなしに、ケーブルと正し
く面接触させ、製作及び組立が簡単である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、第1図イは
サドル本体の展開図、第1図ロは同上側面図、第2図イ
は両側縁を180°折曲したサドル本体の平面図、第2
図ロは同上側面図、第3図イは立上り辺を起立成形した
状態のサドル本体の平面図、第3図ロは同上側面図、第
3図ハは同上正面図、第3図ニは同上斜視図、第4図は
絶縁樹脂カバーを取付けたサドル本体の斜視図、第5図
イはサドル本体にて丸型ケーブルをラダーに取付けた状
態の正面図、第5図ロは同上側面図、第6図イはサドル
本体にて平型ケーブルをタダーに取付けた状態の正面
図、第6図ロは同上側面図である。 1……サドル本体、 2,3……ねじ挿通穴 4,5……折たたみ線、 6,7……サドル本体の両側長手縁、 8,9……折曲線、 10,11……立上り辺、 12,13……サドル本体の両側辺、 13,15……2重層部 16……長手方向の中心線、 17,18……補強用隆条 19……絶縁樹脂カバー、 20,20……絶縁樹脂カバーの字形被覆部 22,22……取付けねじ 23……ラダー A……丸型ケーブル、 B……平型ケーブル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)両端中央部にねじ挿通穴2及び3をあ
    け、(b)縦方向の両側縁を全長にわたり使用の際、外側
    に表われるように180°折り曲げた両側辺12及び1
    3と、(c)長手方向と直角方向で外側に向けて折曲線8
    及び9より折り曲げ、ねじ挿通穴2及び3を設けた立上
    り辺10及び11を備え、(d)前記折曲線8及び9の部
    分に補強用隆条17及び18を形成した厚さ約0.2mm
    のステンレスサドル本体1と、(e)ステンレスサドル本
    体1の両側縁に重合被覆されたコ字形被覆部20,20
    を一体に設け、表側面がステンレスサドル本体1の内側
    面に重なるように被覆された絶縁樹脂カバー19と、 よりなることを特徴とするステンレスサドル。
JP1989014599U 1989-02-13 1989-02-13 ステンレスサドル Expired - Lifetime JPH0624628Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989014599U JPH0624628Y2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 ステンレスサドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989014599U JPH0624628Y2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 ステンレスサドル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02107890U JPH02107890U (ja) 1990-08-28
JPH0624628Y2 true JPH0624628Y2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=31225943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989014599U Expired - Lifetime JPH0624628Y2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 ステンレスサドル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624628Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5244056B2 (ja) * 2009-08-31 2013-07-24 株式会社クボタ ホースクランプ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4723693U (ja) * 1971-04-05 1972-11-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02107890U (ja) 1990-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6318535B2 (ja)
TWI326945B (en) A clip-on electrical conduit connector
JPH0624628Y2 (ja) ステンレスサドル
JP4761797B2 (ja) ワイヤハーネスの製造方法
US6300568B1 (en) Grommet strip bendable along orthogonally related directions
JP4785805B2 (ja) コーナ・フロア兼用光インドアケーブル
JP2595316Y2 (ja) ケーブルトラフ
JP6148773B1 (ja) 手摺装置
JPH0522827A (ja) 配線用ダクト
US20100050374A1 (en) Grommet and method of production
JPH01213912A (ja) ケーブルワイヤ
JP3027003U (ja) 線収納器具
JPS5911376Y2 (ja) 同軸ケ−ブル
JP3085654B2 (ja) パイプ
JPH0713630Y2 (ja) クリーナーホース
JPS5855535Y2 (ja) 同軸ケ−ブル
JPS5822472Y2 (ja) ダクト接続金具
JPS602702Y2 (ja) 電話機の配線コ−ド固定構造
JPH0220736Y2 (ja)
JPH09180774A (ja) ワイヤハーネスのスプライス部の保護キャップの取付構造
JPS5832178Y2 (ja) 金型
JP3048187U (ja) 竹垣形成用パネル
JPS639063Y2 (ja)
JP6562759B2 (ja) ワイヤハーネス
JP2523410Y2 (ja) 導電コード固定構造