JPH06245858A - 赤外線放射式炊飯器 - Google Patents

赤外線放射式炊飯器

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JPH06245858A
JPH06245858A JP3790493A JP3790493A JPH06245858A JP H06245858 A JPH06245858 A JP H06245858A JP 3790493 A JP3790493 A JP 3790493A JP 3790493 A JP3790493 A JP 3790493A JP H06245858 A JPH06245858 A JP H06245858A
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JP
Japan
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infrared
pan
temperature sensor
pot
temperature
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JP3790493A
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English (en)
Inventor
Kazuya Miyake
一也 三宅
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Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 赤外線透過板の強度の低下がなく、その加工
も容易で、かつ外観および清掃性がよく、さらに温度セ
ンサによる鍋の温度検出を的確に行なえる赤外線放射式
炊飯器を提供する。 【構成】 鍋収納部3を有する本体1と、鍋収納部3内
に挿脱自在に収納された鍋4と、鍋収納部3の内底部に
配置して鍋4の底面を加熱する赤外線放射体9と、この
赤外線放射体9を覆う赤外線透過板10と、鍋4の温度
を検出する温度センサ16と、この温度センサ16が検
出した温度データに基づいて赤外線放射体9の通電を制
御する制御部18とを具備するものにおいて、赤外線透
過板10を結晶化ガラスにより上面の全体が平面状に拡
がるプレート状に形成し、温度センサ16を赤外線透過
板10の外周側に配置して鍋4の底面の周縁部に接触さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱源として赤外線放
射体を用い、この赤外線放射体で炊飯用の鍋を加熱して
炊飯をする赤外線放射式炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の炊飯器においては、炊飯器本体
内に鍋収納部を設け、この鍋収納部の内底部に、近赤外
線領域の放射エネルギー密度が高い赤外線放射体を設
け、この赤外線放射体の上に近赤外線領域の透過率が良
好な耐熱性を有する結晶化ガラスからなる赤外線透過板
を水平に設け、鍋収納部内に収納された鍋の底面を前記
赤外線放射体から放射される主に近赤外線を前記赤外線
透過板を通して照射することにより加熱して炊飯をする
ようになっている。
【0003】赤外線透過板の中央部には透孔が形成され
ていて、この透孔に赤外線透過板の下方から温度センサ
が挿入され、この温度センサの先端部が赤外線透過板の
上面側に突出して鍋の底面に接触し、この温度センサに
より鍋の温度が逐次検出され、この検出された温度デー
タに基づいて赤外線放射体の通電が制御され、この制御
により鍋が炊飯に適する温度状況に加熱される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、結晶化
ガラスからなる赤外線透過板の中央部に温度センサの挿
入用の透孔が形成されていると、赤外線透過板の強度が
低下し、また加工が面倒でコスト高となる。
【0005】さらに、赤外線透過板の中央部に温度セン
サが突出していると、鍋収納部内から鍋を取り出して鍋
収納部の内底部を見たときの外観が悪く、また赤外線透
過板の上面を布巾等で拭いて清掃する場合にその温度セ
ンサが作業の邪魔となって清掃しにくくなる。
【0006】これを避けるために、温度センサを鍋の側
面に接触させるようにすると、鍋を鍋収納部内に対して
出し入れするごとに温度センサの先端部が鍋と擦れ合
い、これに伴い鍋と温度センサとの接触状態が悪化して
温度の検出に誤差が生じ易くなる。
【0007】また、鍋の側面の温度を温度センサで検出
する手段では、赤外線放射体で加熱される鍋の底面の温
度変化をきめ細かく検出することが困難で、これが原因
で加熱過多が生じて焦げのあるご飯が炊き上がってしま
う恐れがある。
【0008】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、赤外線透過板の強
度の低下がなく、その加工も容易で、かつ外観および清
掃性がよく、さらに温度センサによる鍋の温度検出を的
確に行なえる赤外線放射式炊飯器を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、鍋収納部を有する本体と、前記鍋
収納部内に挿脱自在に収納された鍋と、前記鍋収納部の
内底部に配置して前記鍋の底面を加熱する赤外線放射体
と、この赤外線放射体を覆う赤外線透過板と、前記鍋の
温度を検出する温度センサと、この温度センサが検出し
た温度データに基づいて前記赤外線放射体の通電を制御
する制御部とを具備するものにおいて、前記赤外線透過
板は結晶化ガラスにより上面の全体が平面状に拡がるプ
レート状に形成し、前記温度センサは前記赤外線透過板
の外周側に配置して前記鍋の底面の周縁部に接触させる
ようにしたものである。
【0010】
【作用】赤外線放射体が通電されると、この赤外線放射
体から赤外線が放射され、この赤外線が赤外線透過板を
通して鍋の底面に照射され、これにより鍋が加熱され、
炊飯が開始する。
【0011】鍋の温度は温度センサにより逐次検出さ
れ、その温度データに基づいて赤外線放射体の通電が制
御され、一定時間が経過すると炊飯が完了し、ご飯が炊
き上がる。
【0012】ここで、鍋収納部の内底部に設けられた赤
外線透過板は、透孔のない全体が平面状に拡がるプレー
ト状に形成されており、したがって強度が強く、また加
工も容易で、安価に得ることができる。そしてこの赤外
線透過板の上面に温度センサが突出することがなく、こ
のため外観がよく、清掃も容易に行なうことができる。
【0013】鍋の温度を検出する温度センサは、赤外線
透過板の周縁からその外方側に離間した位置に配置して
鍋の底面の周縁部に接触しているから、赤外線放射体で
直接加熱される部分に近い鍋の底面の温度を的確に検出
でき、したがって鍋の加熱過多が防止され、ご飯に焦げ
がつくようなことがない。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0015】図1ないし図3に第1の実施例を示し、符
号1が本体で、この本体1内に熱伝導のよいアルミニウ
ムで有底筒状に形成された内枠2が設けられ、この内枠
2により上面が開口する鍋収納部3が構成されている。
【0016】そしてこの鍋収納部3内にその上端の開口
部から鍋4が挿脱自在に収納されている。この鍋4はア
ルミニウムを主体とする材料で形成され、上端の開口部
に蓋5が設けられている。鍋収納部3の周側面の下部に
はその内側に傾斜する傾斜部6が形成され、この傾斜部
6に鍋4の下部周縁が接触して支持されている。
【0017】鍋収納部3の内底部には絶縁用の磁器等か
らなる台座7が設けられ、この台座7を介して耐熱性を
有する固定板8が水平に支持され、この固定板8の上に
渦巻き状に形成された赤外線放射体9およびプレート状
に形成された赤外線透過板10が設けられている。
【0018】赤外線放射体9は、表面W密度が約6W/cm
2 程度のシーズヒータからなり、また赤外線透過板10
は、近赤外線(波長3μm以下)の透過度の高い透明ま
たは半透明の結晶化ガラスにより、その上面の全体が平
面状に拡がるプレート状に形成されている。そしてこの
赤外線透過板10の下面が多数の凹部と凸部が並ぶ凹凸
形状をなしている。
【0019】赤外線透過板10は、固定板8の周縁部に
設けられた透過板押え11により赤外線放射体9と密着
するように固定板8に固定され、この赤外線透過板10
の上面と前記鍋4の外底面との間に僅かな隙間(0.1〜5m
m)があけられている。
【0020】前記傾斜部6には、その周方向の一部の箇
所において透孔14が形成され、この透孔14の下方
に、図2に示すようにサーミスタ等の感熱素子15を内
蔵した鍋用の温度センサ16が設けられ、この温度セン
サ16の上端部が透孔14内に上下動自在に挿入されて
いる。
【0021】この温度センサ16はスプリング17によ
り上方に弾性的に付勢され、この付勢力で温度センサ1
6の上端面が鍋4の底面の周縁部に接触し、これにより
鍋4の温度がこの温度センサ16により逐次検出され、
この検出の温度データが制御部18に送られ、この制御
部18を介して赤外線放射体9の通電が制御されるよう
になっている。
【0022】温度センサ16の下方には鍋スイッチ19
が設けられ、この鍋スイッチ19の作動子19aが温度
センサ16の下端部に接触していて、鍋収納部3内から
鍋4が取り出され、これに応じて温度センサ16がスプ
リング17の付勢力で上方に移動したときに前記作動子
19aが上方に変位し、この動作で鍋4が取り出された
ことが検知されるものである。一方、前記固定板8の下
面には放射体用の温度センサ20が取り付けられてい
る。なお、21は、鍋収納部3を構成する内枠2の外周
面および外底面を覆ってその間に断熱空間を形成した遮
熱板である。
【0023】炊飯を行なう際には、まず鍋収納部3内か
ら鍋4を取り出し、この鍋4内に水洗いした米と水を収
容し、また上端の開口部を蓋5で閉じる。そしてこの鍋
4を鍋収納部3内に収納する。
【0024】この状態で赤外線放射体9が通電され、こ
れに応じて赤外線放射体9から主に近赤外線が放射さ
れ、この近赤外線が赤外線透過板10を通して鍋4に照
射され、これにより鍋4が加熱されて炊飯が開始する。
【0025】そして鍋4の温度が温度センサ16により
逐次検出され、この検出の温度データに基づいて赤外線
放射体9の通電が制御され、これにより鍋4が炊飯に適
応する所定の温度状況に加熱される。
【0026】また赤外線放射体9から放射される赤外線
により固定板8の温度が上昇し、この温度が温度センサ
20により検出される。そして図3に示すように、この
温度センサ20が検出する温度が 650℃を超えたときに
赤外線放射体9の通電が切れ、その温度が 640℃以下に
下がると赤外線放射体9が再び通電され、このオン−オ
フの繰り返しにより赤外線放射体9の温度が 650℃を超
えないように制御される。
【0027】一方、鍋4は 115℃以下の温度の範囲内で
加熱されて炊飯が進み、炊飯が完了すると、鍋4内の水
分の減少により鍋4の温度が 115℃を超える温度に上昇
し、この温度が温度センサ16により検出され、この検
出に基づいて、炊飯の終了として赤外線放射体9の通電
が切れ、鍋4が他の保温手段により保温される。
【0028】このようにして炊飯が行われるが、鍋収納
部3の内底部に設けられた赤外線透過板10は、透孔の
ない全体が平面状に拡がるプレート状に形成されている
ものであり、したがって強度が強く、また加工も容易
で、安価に得ることができる。そしてこの赤外線透過板
10の上面に温度センサが突出することがなく、その全
域が平面状であるから、外観がよく、清掃も容易に行な
うことができる。
【0029】鍋用の温度センサ16は、赤外線透過板1
0の周縁からその外方側に離間した位置に配置して鍋4
の底面の周縁部に接触しており、このためこの温度セン
サ16が赤外線放射体9の熱影響をほとんど受けず、鍋
4の温度を精度よく検出することができる。そしてこの
温度センサ16が鍋4の底面の周縁部に接触しているか
ら、赤外線放射体9で直接加熱される部分に近い鍋4の
底面の温度を検出でき、したがって鍋4の加熱過多が防
止され、ご飯に焦げがつくようなことがなくなる。
【0030】赤外線透過板10は透明または半透明の結
晶化ガラスで形成されているから、不透明や黒色のもの
に比べ、放射エネルギー密度の高い近赤外線領域の赤外
線を良好に透過させることができ、これにより赤外線透
過板10の下方側に熱がこもることによるエネルギー放
射の悪化や、鍋4に対する即熱性の低下を避けることが
でき、また赤外線放射体9に対する熱的ストレスを低減
でき、その寿命特性の低下を防止することができる。
【0031】赤外線透過板10の下面は、多数の凹部と
凸部が並ぶ凹凸形状となっており、このため赤外線透過
板10が透明または半透明であっても、この下方に配置
する赤外線放射体9等の部材がぼやけて見え、その配置
による見苦しさを緩和することができる。
【0032】固定板8には放射体用の温度センサ20が
設けられ、この温度センサ20により赤外線放射体9の
温度が 650℃を超えないように制御されるため、シーズ
ヒータからなる赤外線放射体9が限界温度に達して断線
や寿命特性が悪化するような不都合が防止される。
【0033】すなわち、赤外線放射体9は赤外線透過板
10の上面が汚れて赤外線の透過が低下したり、異常な
高電圧(110V)が印加されたような場合に、限界温度に達
して断線したり寿命特性が悪化する。そしてその限界温
度は、通電が短時間の場合で900℃、長時間の場合で 70
0℃程度であるが、本実施例においては、上述のよう
に、赤外線放射体9の温度が 650℃を超えないように制
御され、したがって断線や寿命特性の悪化の発生が防止
されるものである。
【0034】赤外線放射体9が放射する赤外線により固
定板8の温度が上昇するが、これに応じて固定板8から
放射される輻射熱で、鍋収納部3を構成する内枠2の底
部が加熱され、この熱が伝導により傾斜部6を通して鍋
4の側面に伝わる。
【0035】鍋4はその底面の全体が赤外線放射体9の
赤外線により均一に加熱されるが、さらに上述のよう
に、内枠2の傾斜部6からの伝導熱で鍋4の側面も加熱
され、したがって加熱効率が向上する。そして内枠2が
特に近赤外線の反射率が高く、熱伝導性の良好なアルミ
ニウムで形成されているから、より一層、加熱効率が向
上する。
【0036】赤外線放射体9の上に配置した赤外線透過
板10はガラス製で電気絶縁性を有し、また赤外線放射
体9を支持した固定板8は磁器製の台座7を介して鍋収
納部3の内底部に取り付けられており、したがって万
一、赤外線放射体9の絶縁抵抗が低下しても感電の恐れ
が生じることがない。また鍋収納部3の外周面および外
底面は遮熱板21で覆われており、したがって本体1の
温度上昇を抑えて火傷の危険を防止することができる。
【0037】図4には第2の実施例を示し、この第2の
実施例においては、前記第1の実施例における枠状の透
過板押え11に替えて、鍋収納部3内に熱伝導性の良好
なアルミニウムで形成された筒状の透過板押え11aが
設けられ、この透過板押え11aの上端縁が鍋収納部3
のほぼ中段部分に係合し、この透過板押え11aの下端
縁で赤外線透過板10の上面の周縁部が押圧されてい
る。そしてこの透過板押え11aの傾斜状態の内周面に
鍋4の下部周縁が接触している。
【0038】このような構成においては、赤外線透過板
10の外周と鍋収納部3の内周との間の隙間aが透過板
押え11aにより覆い隠され、したがって鍋収納部3の
内底部の外観がさらに良好になるとともに、前記隙間a
への米粒等の異物の侵入を防止することができる利点が
ある。
【0039】ところで、白米を炊飯する場合に、加熱パ
ターンを種々のパターンに変えるようにすれば、その炊
き上がり状態を、柔らか目、硬目、やや柔らか目、やや
硬い目、普通等に選択することが可能である。
【0040】この場合、好みの炊き上がりに対応する特
定の加熱パターンを記憶し、その記憶した加熱パターン
を一次的に呼び出して設定し得るようにすれば便利であ
り、その呼び出しの手段の一例を示すと次の通りであ
る。
【0041】図5には操作パネルを示してあり、この操
作パネルには白米、白米早炊き、炊き込み/玄米、お粥
等を設定するメニューキー51、加熱パターンを変えて
白米の炊き上がり状態をふっくらからしゃっきりまでの
7段階のレベル1〜7に炊き分ける操作キー52、火加
減キー53、メニューメモリーキー54、切キー55、
メニュー表示ランプ56等が設けられている。
【0042】白米、白米早炊き等のメニューは、図8に
示すように、メニューキー51により選択設定される。
レベル1〜7までの炊き分けは、図6に示すように、火
加減キー53により選択設定されると同時に図10に示
すマイクロコンピュータ内のRAMに記憶される。な
お、初期設定としては予めROMにレベル4が設定さ
れ、リセット時にはレベル4の状態となる(第1の記憶
手段)。
【0043】図7に示すように、メニューキー51とメ
ニューメモリーキー54を同時に2秒間以上オン状態に
すると、操作時に設定されている白米の加熱パターン
(レベル1〜7)または白米早炊き、玄米等のメニュー
が第2の記憶手段に記憶される。
【0044】初期設定としては、白米レベル7が設定さ
れ、上記操作によってメニューの記憶がなかったときや
リセット時にはレベル7が設定される。切キー55を押
して切にしたときや、他の理由で切状態になったときに
は第1の記憶手段(メモリーA)に記憶されている加熱
パターンすなわち白米の指定されたレベルが設定され
る。
【0045】図9に示すように、切状態のときに呼び出
し手段であるメニューメモリーキー52を押すと第2の
記憶手段(メモリーB)に記憶されている加熱パターン
(白米の設定されたレベルまたは白米以外のメニュー)
が設定され、その後、切キー54を押すか、他の理由で
切状態になると再度第1の記憶手段(メモリーA)に戻
る。
【0046】図11は、白米のレベル1〜7までの加熱
パターンとその加熱状態を示しており、例えばレベル7
の場合、炊飯開始後、赤外線放射体が4分間オンし、そ
の後6分間オフする。オフ終了時点で鍋の温度を検出す
る温度センサの温度変化(熱落差)によって米の容量判
定(大、中、小)が行なわれ以後の制御が設定される。
その後、赤外線放射体が4分間オン、5分間オフし、ひ
たし#1、#2の工程が終わる。
【0047】ひたし工程の後、赤外線放射体がオンし、
温度センサの検出温度が90℃になったら大の場合、温度
変化率が5℃以下/220 秒の条件(中の場合、5℃以下
/180 秒、小の場合、5℃以下/100 秒)なるまで赤外
線放射体がオンし続け、加熱/沸騰検知が終わる。
【0048】その後、加熱量が赤外線放射体のオン−オ
フ通電によって1200Wから大の場合約 720Wに低下する
(中の場合も約 720W、小の場合は約 500W)。入力#
1の工程が5分間経過すると、さらに約 500Wに加熱量
が設定され、沸騰後の沸騰継続時間が確保される。入力
#2の工程中に温度センサの検出温度が 118℃以上にな
ったときに赤外線放射体が一旦全面的にオフし、炊き上
げ工程となる。
【0049】その後にむらしに移行し、むらし中に大の
場合、約20秒間1次的に2度炊き加熱が行なわれ(中の
場合も20秒間、小の場合10秒間)、13分間が経過すると
炊飯が終了し、保温へ移行する。レベル6〜1について
も加熱量、時間、温度等の条件を除き基本的な工程はレ
ベル7と同じである。このようにレベル1〜7までの加
熱パターンを変えることにより、同一の水と米の量であ
っても炊き上がり状態の異なる白米のご飯を炊くことが
可能となる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
赤外線透過板を結晶化ガラスにより上面の全体が平面状
に拡がるプレート状に形成し、温度センサを前記赤外線
透過板の外周側に配置して鍋の底面の周縁部に接触させ
るようにしたから、赤外線透過板の強度が強く、その加
工も容易で安価に得ることができ、また赤外線透過板の
上面に温度センサが突出せず、外観がよく清掃も容易に
行なえ、さらに温度センサが鍋の底面の周縁部に接触し
ているから、赤外線放射体で直接加熱される部分に近い
鍋の底面の温度を的確に検出して加熱過多によるご飯の
焦げの発生を防止することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る赤外線放射式炊
飯器の断面図。
【図2】その赤外線放射式炊飯器の要部の断面図。
【図3】赤外線放射体の通電制御動作のフローチャー
ト。
【図4】この発明の第2の実施例に係る赤外線放射式炊
飯器の断面図。
【図5】操作パネルの正面図。
【図6】火加減キーを操作したときのフローチャート。
【図7】メニューキーとメニューメモリーキーとを同時
に操作したときのフローチャート。
【図8】メニューキーを操作したときのフローチャー
ト。
【図9】メニューメモリーキーを操作したときのフロー
チャート。
【図10】電気回路のブロック図。
【図11】白米を炊き上げる加熱パターンを示す図。
【符号の説明】
1…本体 3…鍋収納部 4…鍋 9…赤外線放射体 10…赤外線透過板 16…温度センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍋収納部を有する本体と、前記鍋収納部内
    に挿脱自在に収納された鍋と、前記鍋収納部の内底部に
    配置して前記鍋の底面を加熱する赤外線放射体と、この
    赤外線放射体を覆う赤外線透過板と、前記鍋の温度を検
    出する温度センサと、この温度センサが検出した温度デ
    ータに基づいて前記赤外線放射体の通電を制御する制御
    部とを具備するものにおいて、 前記赤外線透過板は結晶化ガラスにより上面の全体が平
    面状に拡がるプレート状に形成し、前記温度センサは前
    記赤外線透過板の外周側に配置して前記鍋の底面の周縁
    部に接触させてあることを特徴とする赤外線放射式炊飯
    器。
JP3790493A 1993-02-26 1993-02-26 赤外線放射式炊飯器 Pending JPH06245858A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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