JPH06245444A - 媒冷式電気回転機の外枠および該外枠の製造方法 - Google Patents
媒冷式電気回転機の外枠および該外枠の製造方法Info
- Publication number
- JPH06245444A JPH06245444A JP4856993A JP4856993A JPH06245444A JP H06245444 A JPH06245444 A JP H06245444A JP 4856993 A JP4856993 A JP 4856993A JP 4856993 A JP4856993 A JP 4856993A JP H06245444 A JPH06245444 A JP H06245444A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】剛性のある耐振性に優れた二重構造の媒冷式電
気回転機の外枠を簡易にし、該外枠の製造方法を提供す
ることにある。 【構成】円筒状の外被鋼板の外周に所定の位置に、等間
隔で対称的に複数個のリブを放射状に熔接し、矩形状の
鋼板をリブと同枚数リブおよび該鋼板同志を密着熔接
し、媒冷通路を形成し、外枠足を多角形矩形状鋼板に取
り付け、また、その製造方法は、外被を鋼板で円筒状に
作り、リブにへ形の切り欠き部を加工し、円筒状鋼板の
円周上に所定の位置に等間隔で対称的に複数個のリブを
放射状に熔接し、矩形状鋼板をリブとリブ間に設け、リ
ブおよび、鋼板同志を密着熔接し、多角形に形成された
矩形状鋼板に外枠足を固着し、外被の内径を固定子鉄心
の外径にあわせて切削加工するそれぞれの行程からな
る。
気回転機の外枠を簡易にし、該外枠の製造方法を提供す
ることにある。 【構成】円筒状の外被鋼板の外周に所定の位置に、等間
隔で対称的に複数個のリブを放射状に熔接し、矩形状の
鋼板をリブと同枚数リブおよび該鋼板同志を密着熔接
し、媒冷通路を形成し、外枠足を多角形矩形状鋼板に取
り付け、また、その製造方法は、外被を鋼板で円筒状に
作り、リブにへ形の切り欠き部を加工し、円筒状鋼板の
円周上に所定の位置に等間隔で対称的に複数個のリブを
放射状に熔接し、矩形状鋼板をリブとリブ間に設け、リ
ブおよび、鋼板同志を密着熔接し、多角形に形成された
矩形状鋼板に外枠足を固着し、外被の内径を固定子鉄心
の外径にあわせて切削加工するそれぞれの行程からな
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、媒冷式電気回転機の外
枠および該外枠の製造方法に関するものである。
枠および該外枠の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の媒冷式電気回転機の外枠は図２に
示され、図２はその縦断面図である。図２において、１
は固定子鉄心８の円筒状外被鋼板で、該外被にリブ２が
放射状に複数個熔接固着され、外被１と同芯上に円筒状
外鋼板４を圧入又は焼嵌め固着し、媒冷通路３が形成さ
れている。次に外枠足７を外被鋼板４に取付け、外枠Ｆ
が構成されている。
示され、図２はその縦断面図である。図２において、１
は固定子鉄心８の円筒状外被鋼板で、該外被にリブ２が
放射状に複数個熔接固着され、外被１と同芯上に円筒状
外鋼板４を圧入又は焼嵌め固着し、媒冷通路３が形成さ
れている。次に外枠足７を外被鋼板４に取付け、外枠Ｆ
が構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気回転機の外
枠にあっては、次のような欠点であった。外側の外被鋼
板４がリブ２に圧入又は焼嵌め固着するため、リブ２の
外径および外被鋼板の内径を切削加工する必要があっ
た。また、該外被鋼板４も円筒状に製作する必要があっ
た。そのため、製作に多大の工数がかかっていた。外被
４とリブ２とは圧入又は焼嵌め固着のため、完全密着せ
ず、高速電気回転機においては振動，騒音が発生する原
因になっていた。本発明は、以上述べた欠点を除き、剛
性のある耐振性に優れた二重構造の媒冷式電気回転機の
外枠を簡易に提供することを目的としている。また、該
外枠の製造方法を提供することを目的としている。
枠にあっては、次のような欠点であった。外側の外被鋼
板４がリブ２に圧入又は焼嵌め固着するため、リブ２の
外径および外被鋼板の内径を切削加工する必要があっ
た。また、該外被鋼板４も円筒状に製作する必要があっ
た。そのため、製作に多大の工数がかかっていた。外被
４とリブ２とは圧入又は焼嵌め固着のため、完全密着せ
ず、高速電気回転機においては振動，騒音が発生する原
因になっていた。本発明は、以上述べた欠点を除き、剛
性のある耐振性に優れた二重構造の媒冷式電気回転機の
外枠を簡易に提供することを目的としている。また、該
外枠の製造方法を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、円筒状の外被鋼板の外周に所定の位置に、等間隔で
対称的に（２個を除く）複数個のリブを放射状に熔接す
る。矩形状の鋼板をリブと同枚数リブおよび該鋼板同志
を密着熔接し、媒冷通路を形成する。外枠足を多角形矩
形状鋼板に取り付ける。また、その製造方法（剛性のあ
る耐振性に優れた二重構造の外枠を経済的に製造する方
法）は、 第一行程 外被（１）を鋼板で円筒状に作る行程。 第二行程 リブ（２）にへ形の切り欠き部（2a）を加工
する行程。 第三行程 前記円筒状鋼板の円周上に所定の位置に等間
隔で対称的に（２個を除く）複数個のリブ（２）を放射
状に熔接する行程。 第四行程 矩形状鋼板（4a）をリブとリブ間に設け、リ
ブおよび、鋼板（4a）同志を密着熔接する行程。 第五行程 多角形に形成された矩形状鋼板（4a）に、外
枠足（７）を固着する行程。 第六行程 外被（１）の内径を固定子鉄心（８）の外径
にあわせて切削加工する行程からなる。
に、円筒状の外被鋼板の外周に所定の位置に、等間隔で
対称的に（２個を除く）複数個のリブを放射状に熔接す
る。矩形状の鋼板をリブと同枚数リブおよび該鋼板同志
を密着熔接し、媒冷通路を形成する。外枠足を多角形矩
形状鋼板に取り付ける。また、その製造方法（剛性のあ
る耐振性に優れた二重構造の外枠を経済的に製造する方
法）は、 第一行程 外被（１）を鋼板で円筒状に作る行程。 第二行程 リブ（２）にへ形の切り欠き部（2a）を加工
する行程。 第三行程 前記円筒状鋼板の円周上に所定の位置に等間
隔で対称的に（２個を除く）複数個のリブ（２）を放射
状に熔接する行程。 第四行程 矩形状鋼板（4a）をリブとリブ間に設け、リ
ブおよび、鋼板（4a）同志を密着熔接する行程。 第五行程 多角形に形成された矩形状鋼板（4a）に、外
枠足（７）を固着する行程。 第六行程 外被（１）の内径を固定子鉄心（８）の外径
にあわせて切削加工する行程からなる。
【０００５】
【作用】二重構造の一番外側の鋼板は分割された矩形状
鋼板で、リブおよび矩形鋼板に密接熔接されているので
非常に剛性に富んだものになっている。また、媒冷通路
も、密着熔接なので冷媒が洩れる心配はなく、十分固定
子鉄心から伝わる電気回転機の発生熱を冷却放熱するこ
とができる。
鋼板で、リブおよび矩形鋼板に密接熔接されているので
非常に剛性に富んだものになっている。また、媒冷通路
も、密着熔接なので冷媒が洩れる心配はなく、十分固定
子鉄心から伝わる電気回転機の発生熱を冷却放熱するこ
とができる。
【０００６】
【実施例】以下、一実施例について図面を参照して説明
する。図１は本発明に係る電気回転機の外枠の一実施例
を示す縦断面斜投影図であり、１は固定鉄心の円筒状の
外被鋼板で、該鋼板の円周上に所定の位置に等間隔で対
称的に（２個を除く）複数個のリブ２を放射状に熔接固
着する。なおリブにはへ形の切り欠き部2aが設けられて
いる。実施例ではリブの数を８個とした。4aは矩形状の
鋼板でリブ２と同枚数リブおよび該鋼板同志を密着熔接
し、媒冷通路３を形成する。外枠足７を多角形に形成さ
れた矩形状鋼板に取り付ける。なお、媒冷には冷却液
体、冷気体、冷風等を用いる。
する。図１は本発明に係る電気回転機の外枠の一実施例
を示す縦断面斜投影図であり、１は固定鉄心の円筒状の
外被鋼板で、該鋼板の円周上に所定の位置に等間隔で対
称的に（２個を除く）複数個のリブ２を放射状に熔接固
着する。なおリブにはへ形の切り欠き部2aが設けられて
いる。実施例ではリブの数を８個とした。4aは矩形状の
鋼板でリブ２と同枚数リブおよび該鋼板同志を密着熔接
し、媒冷通路３を形成する。外枠足７を多角形に形成さ
れた矩形状鋼板に取り付ける。なお、媒冷には冷却液
体、冷気体、冷風等を用いる。
【０００７】次に、本発明に係る外枠の製造方法は、下
記の製造行程による。 第一行程 外被１を鋼板で円筒形状に作る。 第二行程 リブ２にヘ形の切り欠き部2aを加工する行
程。 第三行程 前記円筒形状鋼板１の円筒上に所定の位置に
等間隔で対称的に（２個を除く）複数個のリブ２を放射
状に熔接する行程。 第四行程 矩形状鋼板4aをリブとリブ間に設け密着熔接
する行程。 第五行程 多角形に形成された矩形状鋼板4aに外枠足７
を固着する行程。 第六行程 外被１の内径を固定子鉄心８の外径に合わせ
て切削加工する行程からなる。 本発明は、以上のような工程によって、二重構造の外枠
が製造されるので、耐振性に優れた剛性のものとなる。
記の製造行程による。 第一行程 外被１を鋼板で円筒形状に作る。 第二行程 リブ２にヘ形の切り欠き部2aを加工する行
程。 第三行程 前記円筒形状鋼板１の円筒上に所定の位置に
等間隔で対称的に（２個を除く）複数個のリブ２を放射
状に熔接する行程。 第四行程 矩形状鋼板4aをリブとリブ間に設け密着熔接
する行程。 第五行程 多角形に形成された矩形状鋼板4aに外枠足７
を固着する行程。 第六行程 外被１の内径を固定子鉄心８の外径に合わせ
て切削加工する行程からなる。 本発明は、以上のような工程によって、二重構造の外枠
が製造されるので、耐振性に優れた剛性のものとなる。
【０００８】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下で記載されるような効果を奏する。耐
振性に優れた剛性ある二重構造の外枠となり、媒冷式高
速電気回転機の性能を発輝する。また、外側の鋼板が矩
形状鋼板の熔接構造のため、製造方法が簡易で、経済的
な外枠の製作が可能となる。
ているので、以下で記載されるような効果を奏する。耐
振性に優れた剛性ある二重構造の外枠となり、媒冷式高
速電気回転機の性能を発輝する。また、外側の鋼板が矩
形状鋼板の熔接構造のため、製造方法が簡易で、経済的
な外枠の製作が可能となる。
【図１】図１は本発明の電気回転機の外枠の一実施例を
示す縦断面斜投影図である。
示す縦断面斜投影図である。
【図２】図２は従来技術による電気回転機の一実施例を
示す外枠の縦断面図である。
示す外枠の縦断面図である。
Ｆ 外枠 １ 固定子鉄心の円筒状被鋼板 ２ リブ 2a リブ切り欠き部 ３ 媒冷通路 ４ 円筒状外被鋼板 4a 矩形状鋼板 ５ 熔接部 ６ 熔接部 6a 圧入部 ７ 外枠足 ８ 固定子鉄心
Claims (2)
- 【請求項１】 固定子鉄心を保持する外被鋼板を有する
電気回転機において 円筒状の該外被鋼板（１）の外周に所定の位置に所
定の高さ、等間隔で対称的に（２個を除く）複数個のリ
ブ（２）を放射状に熔接する。 矩形状の鋼板（4a）をリブ（２）と同枚数のリブ
（２）および該鋼板（4a）同志を密着熔接し、媒冷通路
（３）を形成する。 多角形に形成された矩形状鋼板（4a）に外枠足
（７）を固着する。 以上のように構成されたことを特徴とする媒冷式電気回
転機の外枠。 - 【請求項２】 請求項１記載の次の製造行程による媒冷
電気回転機の外枠の製造方法は、 第一行程 外被（１）を鋼板で円筒状に作る行程。 第二行程 リブ（２）にへ形の切り欠き部（2a）を加工
する行程。 第三行程 前記円筒状鋼板の円周上に所定の位置に等間
隔で対称的に（２個を除く）複数個のリブ（２）を放射
状に熔接する行程。 第四行程 矩形状鋼板（4a）をリブとリブ間に設け、リ
ブおよび鋼板（4a）同志を密着熔接する行程。 第五行程 多角形に形成された矩形状鋼板（4a）に、外
枠足（７）を固着する行程。 第六行程 外被（１）の内径を固定子鉄心（８）の外径
にあわせて切削加工する行程からなる。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4856993A JPH06245444A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 媒冷式電気回転機の外枠および該外枠の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4856993A JPH06245444A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 媒冷式電気回転機の外枠および該外枠の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06245444A true JPH06245444A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12807035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4856993A Pending JPH06245444A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 媒冷式電気回転機の外枠および該外枠の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06245444A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7225525B2 (en) | 2002-05-24 | 2007-06-05 | Jtekt Corporation | Method for manufacturing electric motor |
| JP2008312433A (ja) * | 2007-05-17 | 2008-12-25 | Nsk Ltd | アクチュエータ |
| JP2010193607A (ja) * | 2009-02-18 | 2010-09-02 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機及びその製造方法並びに巻上機 |
| CN102904371A (zh) * | 2012-10-24 | 2013-01-30 | 江苏兆胜空调有限公司 | 新型低温升水冷定子机座及其焊接方法 |
| CN107222074A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-09-29 | 哈尔滨电机厂有限责任公司 | 空冷汽轮发电机定子机座装焊方法 |
| KR102100129B1 (ko) * | 2019-06-17 | 2020-04-13 | 윤중식 | 냉각 드럼 |
| CN112713716A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-04-27 | 中车永济电机有限公司 | 一种设有内外冷却风路的封闭式电机及电机机座 |
| KR20210070007A (ko) * | 2019-12-04 | 2021-06-14 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 회전기용 고정자의 강성 평가 방법 |
| CN113765303A (zh) * | 2020-06-05 | 2021-12-07 | 柯比斯有限公司 | 集成有控制部的电机和水泵 |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP4856993A patent/JPH06245444A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7225525B2 (en) | 2002-05-24 | 2007-06-05 | Jtekt Corporation | Method for manufacturing electric motor |
| JP2008312433A (ja) * | 2007-05-17 | 2008-12-25 | Nsk Ltd | アクチュエータ |
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| KR102100129B1 (ko) * | 2019-06-17 | 2020-04-13 | 윤중식 | 냉각 드럼 |
| KR20210070007A (ko) * | 2019-12-04 | 2021-06-14 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 회전기용 고정자의 강성 평가 방법 |
| CN113765303A (zh) * | 2020-06-05 | 2021-12-07 | 柯比斯有限公司 | 集成有控制部的电机和水泵 |
| KR20210151394A (ko) * | 2020-06-05 | 2021-12-14 | 주식회사 코아비스 | 제어부 일체형 모터 및 이를 포함한 워터 펌프 |
| CN112713716A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-04-27 | 中车永济电机有限公司 | 一种设有内外冷却风路的封闭式电机及电机机座 |
| CN112713716B (zh) * | 2020-12-21 | 2022-04-26 | 中车永济电机有限公司 | 一种设有内外冷却风路的封闭式电机及电机机座 |
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