JPH08279421A - 外鉄心形三相交流リアクトル - Google Patents
外鉄心形三相交流リアクトルInfo
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- JPH08279421A JPH08279421A JP8303595A JP8303595A JPH08279421A JP H08279421 A JPH08279421 A JP H08279421A JP 8303595 A JP8303595 A JP 8303595A JP 8303595 A JP8303595 A JP 8303595A JP H08279421 A JPH08279421 A JP H08279421A
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Abstract
音を防止し、望ましくは、鉄心の端面も冷却して小形、
軽量化を図る。 【構成】端子1aを備える巻線1の各部の外側を囲むよ
うに多数の鉄心2を配置した1相分のリアクトル3の三
相分を、巻線1の軸方向に配列する。各相の多数の鉄心
2の一端面を基板11に溶接して固着する。各相間の基
板11の間に鉄心2より高い棒状のスペーサ12を介装
し、基板11とスペーサ12とを溶接により固着する。
基板11とこれに対向する他相の鉄心2の他端面とが接
触しない以上の隙間を設ける。この隙間を冷却のための
横空気流通路13として形成する。
Description
を巻線の軸方向に配列して一体化する外鉄心形三相交流
リアクトルに関する。
−A矢視図である。図において、端子1aを持つ巻線1
の各部の外側に、複数の鉄心2を配置した1相分のリア
クトル3の三相分を、巻線1の軸方向に配列して一体化
する。図では巻線1の1個当たりに鉄心2が4個である
が、10個以上になることもある。図示しないが、慣用
の技術を用いて、各鉄心2は分割したものが巻線1の外
周に配置されて接合される。
に、三相分のリアクトル3を積み重ねて各相間の鉄心2
を当接させる。そして、三相分のリアクトル3の両端に
押さえ板31を設け、巻線1の内外のスタッド32とナ
ット33により鉄心2を両端から締め付ける。例えば、
巻線1の1個当たりに鉄心2が10個あるとき、鉄心2
の相間の締め付け力を均等にしたいので、巻線1の内外
のスタッド32が20本を超えることもある。両押さえ
板31の中央部に穴を開けて縦空気流通路31aを形成
し、外気の熱対流による冷却を図るが、リアクトル3の
軸心が水平になることもあり、必須ではない。
相の鉄心2が直接に当接してスタッド32により加圧さ
れるので、通電して運転するときに、各相の鉄心2の当
接面において、鉄心の磁歪により生じる振動が干渉し、
騒音が高くなる。そして、リアクトル3の軸心の径方向
の内外方向に関する鉄心2の内外方向の面は外気に触れ
て冷却されるが、各相の鉄心2の当接面である端面は外
気に触れることがなくて冷却されない。また鉄心2の個
数の割にスタッド32の本数が少ないと、鉄心2の締め
付けが不均等になって騒音が高くなりやすい。鉄心2を
囲む形のスタッド32の本数が多いと、換気が悪くな
り、外気に触れているはずの鉄心2のリアクトル軸心内
外方向の面の冷却が阻害される。このため、巻線1と鉄
心2との温度上昇を基準値に保とうとして放熱面積を広
くするために、寸法と重量が大きくなる。
おける磁歪振動による騒音を防止し、望ましくは、鉄心
の端面も冷却して小形、軽量化を図ることができる外鉄
心形三相交流リアクトルを提供することにある。
流リアクトルは、巻線の各部の外側に複数の鉄心を配置
した1相分のリアクトルの3相分を、巻線の軸方向に配
列する外鉄心形三相交流リアクトルにおいて、各相の複
数の鉄心の一端面を基板に固着し、各相間の基板の間に
鉄心より高い棒状のスペーサを介装して基板とこれに対
向する他相の鉄心の他端面とが接触しない以上の隙間を
設け、基板とスペーサとを固着して一体化するものであ
る。
心の一端面と基板とを溶接により固着するものである。
発明3は発明1又は2において、基板とスペーサとを溶
接により固着するものである。発明4は発明1、2又は
3において、基板とこれに対向する他相の鉄心の他端面
との間の隙間を冷却のための横空気流通路として形成す
るものである。
れに対向する他相の鉄心の他端面とが接触しない以上の
隙間を設けるので、各相の鉄心の端面における磁歪振動
による騒音が防止される。各相の複数の鉄心の一端面を
基板に固着するので、基板の剛性を高くすることがで
き、鉄心のリアクトル軸心内方向のスペーサは不要にで
き、軸心外方向のスペーサの個数も減少できる。鉄心を
囲む形のスペーサの個数が減少するから、外気との換気
が良好になり冷却が向上する。基板とこれに対向する他
相の鉄心の他端面との隙間が接触しない程度の微小であ
っても、鉄心の他端面における冷却がある。
板との固着を溶接にするので、固着の剛性がより向上し
スペーサの個数を減少できる。発明3によれば、基板と
スペーサとの固着を溶接にするので、固着の剛性がより
向上しスペーサの個数を減少できる。発明4によれば、
基板とこれに対向する他相の鉄心の他端面との間の隙間
を、冷却のための横空気流通路として形成するように広
げるので、外気の対流による積極的な冷却が促進され
る。
である。従来例及び各図において同一符号を付けるもの
はおよそ同一機能を持ち説明を省くことがある。図にお
いて、端子1aを持つ巻線1の各部の外側に、複数の鉄
心2を配置した1相分のリアクトル3の三相分を、巻線
1の軸方向に配列して一体化する。図では巻線1の1個
当たりに鉄心2が4個であるが、10個以上になること
もある。図示しないが、慣用の技術を用いて、各鉄心2
は分割したものが巻線1の外周に配置されて接合され
る。
に、各相の複数の鉄心2の一端面を基板11に溶接して
固着する。各相間の基板11の間に鉄心2より高い棒状
のスペーサ12を介装し、基板11とスペーサ12とを
溶接により固着する。基板11とこれに対向する他相の
鉄心2他端面とが接触しない以上の隙間を設け、この隙
間を冷却のための横空気流通路13として形成する。全
ての基板11の中央部に穴を開けて縦空気流通路11a
を形成し、外気の熱対流による冷却を図ることは、従来
例と類似するが、リアクトル3の軸心が水平になること
もあり、必須ではない。
が充分ならば普通の構造用鋼でも銅合金でも合成樹脂で
もよいし、合成樹脂に鉄心2の一部をモールドしてもよ
い。各相の複数の鉄心2の一端面と基板11とを溶接に
より固着するのに代えて、鉄心2の他端面と基板11と
の間にカラーを配置し、全ての基板とカラーとを貫通す
るスタッドなどで固着するなどしてよい。基板11とス
ペーサ12とを溶接して固着するのに代えて、ねじなど
で固着してよい。
して基板11とこれに対向する他相の鉄心2の他端面と
が接触しない以上の隙間を設けるので、各相の鉄心2の
端面における磁歪振動による騒音が防止される。各相の
複数の鉄心2の一端面を基板11に固着するので、基板
11の剛性を高くすることができ、鉄心2のリアクトル
軸心内方向のスペーサ12は不要にでき、軸心外方向の
スペーサ12の個数も減少できる。鉄心2を囲む形のス
ペーサ12の個数が減少するから、外気との換気が良好
になり冷却が向上する。基板11とこれに対向する他相
の鉄心2の他端面との隙間が接触しない程度の微小であ
っても、鉄心2の他端面における冷却がある。複数の鉄
心2の一端面と基板11との固着を溶接にすれば、固着
の剛性がより向上しスペーサ12の個数を減少できる。
基板11とスペーサ12との固着を溶接にすれば、固着
の剛性がより向上しスペーサ12の個数を減少できる。
基板11とこれに対向する他相の鉄心2の他端面との間
の隙間を、冷却のための横空気流通路として形成するよ
うに広げれば、外気の対流による積極的な冷却が促進さ
れる。
よれば、鉄心を固着した剛性のある基板の間にスペーサ
を介装することにより、各相間の鉄心の端面における磁
歪振動による騒音が防止されるという効果があり、スペ
ーサの個数が減少するから、外気との換気が良好になり
冷却が向上し、外鉄心形三相交流リアクトルが総じて小
形、軽量化されるという効果がある。
るので、固着の剛性がより向上しスペーサの個数が減少
して冷却が向上するという効果がある。発明3によれ
ば、基板とスペーサとを溶接にするので、固着の剛性が
より向上しスペーサの個数が減少して冷却が向上すると
いう効果がある。発明4によれば、基板と他相の鉄心と
の間に横空気流通路を形成するので、外気の対流による
積極的な冷却が促進されて冷却が向上するという効果が
ある。
通路 12 スペーサ 13 横空気流
通路 31 押さえ板 31a 縦空気流
通路 32 スタッド 33 ナット
Claims (4)
- 【請求項1】巻線の各部の外側に複数の鉄心を配置した
1相分のリアクトルの3相分を、巻線の軸方向に配列す
る外鉄心形三相交流リアクトルにおいて、 各相の複数の鉄心の一端面を基板に固着し、各相間の基
板の間に鉄心より高い棒状のスペーサを介装して基板と
これに対向する他相の鉄心の他端面とが接触しない以上
の隙間を設け、基板とスペーサとを固着して一体化する
ことを特徴とする外鉄心形三相交流リアクトル。 - 【請求項2】請求項1記載の外鉄心形三相交流リアクト
ルにおいて、各相の複数の鉄心の一端面と基板とを溶接
により固着することを特徴とする外鉄心形三相交流リア
クトル。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の外鉄心形三相交流リ
アクトルにおいて、基板とスペーサとを溶接により固着
することを特徴とする外鉄心形三相交流リアクトル。 - 【請求項4】請求項1、2又は3記載の外鉄心形三相交
流リアクトルにおいて、基板とこれに対向する他相の鉄
心の他端面との間の隙間を冷却のための横空気流通路と
して形成することを特徴とする外鉄心形三相交流リアク
トル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08303595A JP3526958B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 外鉄心形三相交流リアクトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08303595A JP3526958B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 外鉄心形三相交流リアクトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08279421A true JPH08279421A (ja) | 1996-10-22 |
JP3526958B2 JP3526958B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=13790973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08303595A Expired - Fee Related JP3526958B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 外鉄心形三相交流リアクトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3526958B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001073933A1 (fr) * | 2000-03-27 | 2001-10-04 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Convertisseur a une seule phase, convertisseur et dispositif pour cycle de refrigeration |
JPWO2019073650A1 (ja) * | 2017-10-12 | 2019-11-14 | 三菱電機株式会社 | 変圧器および電力変換装置 |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP08303595A patent/JP3526958B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2001073933A1 (fr) * | 2000-03-27 | 2001-10-04 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Convertisseur a une seule phase, convertisseur et dispositif pour cycle de refrigeration |
JPWO2019073650A1 (ja) * | 2017-10-12 | 2019-11-14 | 三菱電機株式会社 | 変圧器および電力変換装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3526958B2 (ja) | 2004-05-17 |
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