JPH05109546A - ギヤツプ付鉄心形リアクトル - Google Patents

ギヤツプ付鉄心形リアクトル

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Publication number
JPH05109546A
JPH05109546A JP26420391A JP26420391A JPH05109546A JP H05109546 A JPH05109546 A JP H05109546A JP 26420391 A JP26420391 A JP 26420391A JP 26420391 A JP26420391 A JP 26420391A JP H05109546 A JPH05109546 A JP H05109546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
gap
reactor
type reactor
gaps
Prior art date
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Pending
Application number
JP26420391A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Mishima
朗 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 鉄心主脚の無理な圧縮力の発生を防止して、
振動、騒音を低減した品質の良いギャップ付鉄心形リア
クトルを得る。 【構成】 鉄心ブロック3間に配置する複数個のギャッ
プ材4の配置を鉄心ブロック3の内、外周5,6から少
くともギャップ寸法の1/2以上離して配置し、鉄心ブ
ロック3の内外周部5,6の冷却特性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄心のギャップ材配置を
改良したギャップ付鉄心形リアクトルに関する。
【0002】
【従来の技術】ギャップ付鉄心形リアクトルは特性上、
鉄心脚に数個のギャップを有し、図3に示すようにギャ
ップ1を通過する磁束2による磁気吸引力によりギャッ
プ部分が振動および騒音の主要発生源になる。
【0003】またギャップ1を通過する磁束2のうち鉄
心外側へ一度広がって再び鉄心に戻るもれ磁束によっ
て、ギャップ1近傍の鉄心部分が渦流損を生じ、またけ
い素鋼帯の磁束方向依存性のために、局部的に温度が上
昇する。このギャップ1は特に振動及び騒音を低減させ
るために、一般に弾性係数の大きい強固なギャップ材と
して例えば磁器類を設置して構成している。
【0004】例えばラジアルコア形リアクトルにおい
て、従来のギャップ構成は図4に示すように鉄心抜き板
を放射状に配置して接着成形した鉄心ブロック3の上に
複数個の円柱状の磁器4を同心円状に、それぞれの円周
上にほぼ等間隔に配置して、その上に図示しない鉄心ブ
ロックを積み重ねて、主脚を構成する。磁器4の両面に
は接着剤を塗布して上下の鉄心ブロック3と接着して、
鉄心脚全体の剛性を高めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前記のもれ磁
束は、鉄心内外周から図5に示すように、ギャップ寸法
の1/2程度の深さまで侵入するので、鉄心内外周部
は、加熱により温度が他の部分に比べて一般に多少高く
なる。均一に配置したいが為に、時としては鉄心ブロッ
ク3内外周ぎりぎりに、ギャップ材を配置する場合もあ
った。そして、この部分にギャップ材が配置されている
と冷却が悪くなるので温度上昇をさらに助長し、その結
果、鉄心の内外周とその他の部分で熱膨脹に大きな差を
生じ、鉄心主脚に無理な圧縮力が発生してけい素鋼板の
磁気歪みが激増して、振動、騒音が増加する恐れがあっ
た。
【0006】本発明は上記の点を考慮してなされたもの
で、その目的とするところは、鉄心主脚の無理な圧縮力
の発生を防止して、振動、騒音を低減した品質の良いギ
ャップ付鉄心形リアクトルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、ギャップ材配置を鉄心ブロックの内外周
から少なくともギャップ寸法の1/2以上離して配置し
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】このように構成する事により、鉄心ブロックの
内外周部の冷却特性を向上させて鉄心主脚に無理な圧縮
力が発生しないようにする。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例のギャップ付鉄心形リ
アクトルを図面を参照して説明する。図1において、鉄
心ブロック3を複数個のギャップ材例えば円柱状の磁器
4を後述するように配設して、鉄心ブロック3を積み重
ねて高さGのギャップ部1を形成するとともに主脚7を
形成し、これに巻線8を装着し、側脚9及び継鉄10を組
立ててリアクトル本体11を形成し、これを図示しない容
器に収納し、絶縁媒体例えば絶縁油又は絶縁ガス12を充
てんしてギャップ付鉄心形リアクトルを構成する。
【0010】図2において、鉄心ブロック3は例えばラ
ジアル形鉄心の場合に、けい素鋼帯の鉄心抜き板13を半
径方向に接着剤を介して積層して円柱状のブロックに形
成する。鉄心ブロック3を積み重ねる相互間に、複数個
のギャップ材、例えば円柱状の磁器4の両面に接着剤を
塗布してギャップ材配置を鉄心ブロックの内外周からの
寸法Lを少なくともギャップ寸法の1/2以上離して配
置し、この磁器4の両面に塗布した接着剤によって上下
の鉄心ブロックに接着固定する。なお、ギャップ材は磁
器としたが、弾性係数の大きい強固なセラミックによっ
て形成したものでよい。この結果、鉄心の内外周とその
他の部分の温度上昇の差が小さくなり鉄心各部の熱膨脹
をほぼ均一とすることができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ギ
ャップ材配置を鉄心ブロックの内外周から少なくともギ
ャップ寸法の1/2以上離して配置し、鉄心ブロックの
内外周部の冷却特性を向上させて、鉄心主脚に無理な圧
縮力が発生しないようにして、ギャップ付き鉄心形リア
クトルの振動、騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】本発明の一実施例を示す平面図。
【図3】従来のギャップ付鉄心形リアクトルを示す正面
図。
【図4】従来のギャップ付鉄心形リアクトルを示す平面
図。
【図5】ギャップ寸法ともれ磁束浸入深さの関係を示す
特性図。
【符号の説明】 1…ギャップ 2…磁束 3…鉄心ブロック 4…磁器 5…鉄心ブロック内周 6…鉄心ブロック外周 7…主脚 8…巻線 9…側脚 10…継鉄 11…リアクトル本体 12…絶縁油又は絶縁ガス 13…鉄心抜き板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形の放射状鉄心ブロックをギャップ材
    を介して積み重ねて形成した主鉄心脚に巻線を装着し、
    鉄心脚と継鉄とを介して組立てたリアクトル本体を容器
    内部に収納して、この内部に絶縁媒体を充てんしてなる
    ギャップ付鉄心形リアクトルにおいて、前記鉄心ブロッ
    ク間に配置する複数個のギャップ材を鉄心ブロックの内
    外周から少なくとも鉄心ブロック間ギャップ高さ寸法の
    1/2以上離して配置したことを特徴とするギャップ付
    鉄心形リアクトル。
JP26420391A 1991-10-14 1991-10-14 ギヤツプ付鉄心形リアクトル Pending JPH05109546A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6608233B2 (en) 2000-04-25 2003-08-19 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Process for producting bis(4-hydroxy-3-nitrophenyl) compound

Cited By (1)

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