JPH0126089Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0126089Y2 JPH0126089Y2 JP4877483U JP4877483U JPH0126089Y2 JP H0126089 Y2 JPH0126089 Y2 JP H0126089Y2 JP 4877483 U JP4877483 U JP 4877483U JP 4877483 U JP4877483 U JP 4877483U JP H0126089 Y2 JPH0126089 Y2 JP H0126089Y2
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- Japan
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- Expired
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- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 claims description 13
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 6
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、進相型放電灯安定器等の飽和型漏洩
変圧器に関し、鉄心にヒビや割れを生じさせるこ
となく通電時の騒音を低減できるようにしたもの
である。
変圧器に関し、鉄心にヒビや割れを生じさせるこ
となく通電時の騒音を低減できるようにしたもの
である。
漏洩変圧器を用いた電磁機器では、従来、通電
時の騒音が問題であつた。これは漏洩鉄心のギヤ
ツプ部或いは空間を通る漏洩磁束による磁気吸引
力が加振力となり、鉄心全体を振動させるためで
あり、進相型放電灯安定器等では、特に高い騒音
を発生する欠点があつた。即ち進相型放電灯安定
器は、第１図に示すように多数枚の電磁鋼板を積
層して成るＬ字型の側脚１とＴ字型の中央脚２と
を組合せて１個の積層鉄心３を構成し、その中央
脚２に１次コイル４及び２次コイル５を套嵌し、
このコイル４，５間で各側脚１と中央脚２との間
に漏洩鉄心６を介在し、更に２次コイル５下の中
央脚２に丸穴、組長穴等のギヤツプ７を形成して
おり、このギヤツプ７を設けた部分では磁路が狭
くなつているので、ギヤツプ部残り磁路〔最飽和
部磁路〕８が飽和する時点で急激に漏洩磁束が発
生し、これによつて非常に高い騒音が発生する。
時の騒音が問題であつた。これは漏洩鉄心のギヤ
ツプ部或いは空間を通る漏洩磁束による磁気吸引
力が加振力となり、鉄心全体を振動させるためで
あり、進相型放電灯安定器等では、特に高い騒音
を発生する欠点があつた。即ち進相型放電灯安定
器は、第１図に示すように多数枚の電磁鋼板を積
層して成るＬ字型の側脚１とＴ字型の中央脚２と
を組合せて１個の積層鉄心３を構成し、その中央
脚２に１次コイル４及び２次コイル５を套嵌し、
このコイル４，５間で各側脚１と中央脚２との間
に漏洩鉄心６を介在し、更に２次コイル５下の中
央脚２に丸穴、組長穴等のギヤツプ７を形成して
おり、このギヤツプ７を設けた部分では磁路が狭
くなつているので、ギヤツプ部残り磁路〔最飽和
部磁路〕８が飽和する時点で急激に漏洩磁束が発
生し、これによつて非常に高い騒音が発生する。
そこで、各電磁鋼板の最飽和部磁路の一部即ち
第２図Ａ，Ｂに示す如くギヤツプ部残り磁路８の
一部に切み９を設け、飽和型の漏洩変圧器におけ
る漏洩磁束の立上がり、磁気吸引力の立上がりに
含まれている高周波成分を低減させることによ
り、漏洩磁束の磁気吸引力に起因する騒音の低下
を図るようにしたものが既に提案されている（例
えば実願昭58−013652）。つまり、この場合切込
み９を設けることによつて、ギヤツプ部残り磁路
８の直流ヒステリシス特性は、第３図に示す点線
から実線の如く緩やかな変化となり、従つてギヤ
ツプ部残り磁路８の磁気飽和特性が緩慢となるの
で、漏洩磁束の立上がりがなだらかになり、低騒
音化ができるのである。
第２図Ａ，Ｂに示す如くギヤツプ部残り磁路８の
一部に切み９を設け、飽和型の漏洩変圧器におけ
る漏洩磁束の立上がり、磁気吸引力の立上がりに
含まれている高周波成分を低減させることによ
り、漏洩磁束の磁気吸引力に起因する騒音の低下
を図るようにしたものが既に提案されている（例
えば実願昭58−013652）。つまり、この場合切込
み９を設けることによつて、ギヤツプ部残り磁路
８の直流ヒステリシス特性は、第３図に示す点線
から実線の如く緩やかな変化となり、従つてギヤ
ツプ部残り磁路８の磁気飽和特性が緩慢となるの
で、漏洩磁束の立上がりがなだらかになり、低騒
音化ができるのである。
ところが、切込み９は第２図に示す如く幅方向
に直線状であつたため、切込み９の加工時に最飽
和部磁路８に幅方向のヒビや割れを生じた。また
第４図に示す如く切込み９の箇所に比較的大きな
段差Ａが生じ、これにより作業性が悪くなつた。
に直線状であつたため、切込み９の加工時に最飽
和部磁路８に幅方向のヒビや割れを生じた。また
第４図に示す如く切込み９の箇所に比較的大きな
段差Ａが生じ、これにより作業性が悪くなつた。
本考案は上記問題点を解消したもので、その特
徴とするところは、多数枚の電磁鋼板から成る積
層鉄心と１次コイルと２次コイルとを備えた飽和
型漏洩変圧器において、最飽和部磁路の飽和特性
を緩慢にさせるように、各電磁鋼板の最飽和部磁
路の一部に、幅方向の切込みとその切込み端から
Ｌ字状に折曲した長手方向の切込みとを連続して
設けた点にある。
徴とするところは、多数枚の電磁鋼板から成る積
層鉄心と１次コイルと２次コイルとを備えた飽和
型漏洩変圧器において、最飽和部磁路の飽和特性
を緩慢にさせるように、各電磁鋼板の最飽和部磁
路の一部に、幅方向の切込みとその切込み端から
Ｌ字状に折曲した長手方向の切込みとを連続して
設けた点にある。
以下、本考案を図示の実施例に従つて説明する
と、第５図及び第６図に示す如く幅方向中央にギ
ヤツプ７を有するギヤツプ部残り磁路８の一部
に、ギヤツプ７から幅方向外方に向けて形成した
一対の第１切込み１２と、各第１切込み１２の切
欠み外端から角部を介してＬ字状に折曲した長手
方向の第２切込み１３とを連続して設け、これに
より最飽和部磁路８の飽和特性を緩慢にさせてい
る。従つてこの場合、切込み１２，１３の加工時
にギヤツプ部残り磁路８に幅方向のヒビや割れが
生じるのを長手方向の第２切込み１３により効果
的に食い止めることができる。また切込み１２，
１３は全体として長くなりかつ途中で屈曲してい
るため、緩やかな傾斜によつて切込み１２，１３
を形成でき、従つて切込み１２，１３の箇所に大
きな段差Ａを生じさせることもなくなり、作業性
も良くなる。
と、第５図及び第６図に示す如く幅方向中央にギ
ヤツプ７を有するギヤツプ部残り磁路８の一部
に、ギヤツプ７から幅方向外方に向けて形成した
一対の第１切込み１２と、各第１切込み１２の切
欠み外端から角部を介してＬ字状に折曲した長手
方向の第２切込み１３とを連続して設け、これに
より最飽和部磁路８の飽和特性を緩慢にさせてい
る。従つてこの場合、切込み１２，１３の加工時
にギヤツプ部残り磁路８に幅方向のヒビや割れが
生じるのを長手方向の第２切込み１３により効果
的に食い止めることができる。また切込み１２，
１３は全体として長くなりかつ途中で屈曲してい
るため、緩やかな傾斜によつて切込み１２，１３
を形成でき、従つて切込み１２，１３の箇所に大
きな段差Ａを生じさせることもなくなり、作業性
も良くなる。
第７図Ａ乃至Ｇは夫々他の実施例を示し、第７
図Ａは第２切込み１３を第６図の場合とは逆方向
に形成したものであり、第７図Ｂ，Ｃは第１切込
み１２の外端に円弧部を介して第２切込み１３を
形成したものである。また第６図Ｄ，Ｅ，Ｆ，Ｇ
はギヤツプ７を磁路８の幅方向両端部に設け、こ
の各ギヤツプ７から切込み１２，１３を形成した
ものである。
図Ａは第２切込み１３を第６図の場合とは逆方向
に形成したものであり、第７図Ｂ，Ｃは第１切込
み１２の外端に円弧部を介して第２切込み１３を
形成したものである。また第６図Ｄ，Ｅ，Ｆ，Ｇ
はギヤツプ７を磁路８の幅方向両端部に設け、こ
の各ギヤツプ７から切込み１２，１３を形成した
ものである。
本考案によれば、最飽和部磁路の飽和特性を緩
慢にさせるように、各電磁鋼板の最飽和部磁路の
一部に、幅方向の切込みとその切込み端からＬ字
状に折曲した長手方向に切込みを連続して設けて
いるので、通電時の騒音を低減できるばかりでな
く切欠みの加工時に鉄心にヒビや割れを生じさせ
ない。しかも切込み箇所に大きな段差が生じるこ
ともなくなり、作業性を向上でき、その実用的効
果は著大である。
慢にさせるように、各電磁鋼板の最飽和部磁路の
一部に、幅方向の切込みとその切込み端からＬ字
状に折曲した長手方向に切込みを連続して設けて
いるので、通電時の騒音を低減できるばかりでな
く切欠みの加工時に鉄心にヒビや割れを生じさせ
ない。しかも切込み箇所に大きな段差が生じるこ
ともなくなり、作業性を向上でき、その実用的効
果は著大である。
第１図は従来例を示す平面図、第２図は他の従
来例を示す平面図、第３図は同直流ヒステリシス
特性図、第４図は同側断面図、第５図は本考案の
一実施例を示す平面図、第６図は同要部の平面
図、第７図は本考案の他の実施例を示す要部の平
面図である。 １……側脚、２……中央脚、３……積層鉄心、
４……１次コイル、５……２次コイル、６……漏
洩鉄心、７……ギヤツプ、８……ギヤツプ部残り
磁路（最飽和部磁路）、１２……第１切込み、１
３……第２切込み。
来例を示す平面図、第３図は同直流ヒステリシス
特性図、第４図は同側断面図、第５図は本考案の
一実施例を示す平面図、第６図は同要部の平面
図、第７図は本考案の他の実施例を示す要部の平
面図である。 １……側脚、２……中央脚、３……積層鉄心、
４……１次コイル、５……２次コイル、６……漏
洩鉄心、７……ギヤツプ、８……ギヤツプ部残り
磁路（最飽和部磁路）、１２……第１切込み、１
３……第２切込み。
Claims (1)
- 多数枚の電磁鋼板から成る積層鉄心と１次コイ
ルと２次コイルとを備えた飽和型漏洩変圧器にお
いて、最飽和部磁路の飽和特性を緩慢にさせるよ
うに、各電磁鋼板の最飽和部磁路の一部に、幅方
向の切込みとその切込み端からＬ字状に折曲した
長手方向の切込みとを連続して設けたことを特徴
とする飽和型漏洩変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4877483U JPS59155723U (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 飽和型漏洩変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4877483U JPS59155723U (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 飽和型漏洩変圧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59155723U JPS59155723U (ja) | 1984-10-19 |
| JPH0126089Y2 true JPH0126089Y2 (ja) | 1989-08-04 |
Family
ID=30179296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4877483U Granted JPS59155723U (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 飽和型漏洩変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59155723U (ja) |
-
1983
- 1983-03-31 JP JP4877483U patent/JPS59155723U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59155723U (ja) | 1984-10-19 |
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