JPH0635453Y2 - 変成器用鉄心 - Google Patents

変成器用鉄心

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JPH0635453Y2
JPH0635453Y2 JP1989097950U JP9795089U JPH0635453Y2 JP H0635453 Y2 JPH0635453 Y2 JP H0635453Y2 JP 1989097950 U JP1989097950 U JP 1989097950U JP 9795089 U JP9795089 U JP 9795089U JP H0635453 Y2 JPH0635453 Y2 JP H0635453Y2
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JP
Japan
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silicon steel
gap
iron core
steel plates
transformer
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Application number
JP1989097950U
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English (en)
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JPH0338610U (ja
Inventor
六郎 塩井
里臣 清治
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Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、変成器用鉄心、更に詳細にはギャップ付変成
器用鉄心に関するものである。
従来の技術及び解決課題 インバータ用変圧器は偏磁を調整するために変圧器用鉄
心にギャップを設ける。この種の変圧器用鉄心を第5図
及び第6図に示す。第5図は三相3脚EI形、第6図は三
相3脚分割形の例である。これらの変圧器用鉄心21、22
はけい素鋼板を積層したものであり、その加工及び組立
は細心の注意を払って行われるが、けい素鋼板には若干
の寸法誤差がある。またギャップ23に挟み込まれる絶縁
材の厚さにも寸法誤差がある。このため、変圧器用鉄心
21、22を構成する各鉄心脚24におけるギャップ23の密着
度を均一にすることが難しく、磁束のバラツキを生じ、
特に磁束が集中する鉄心脚のギャップからは大きな騒音
が発生する。
そこで、変圧器用鉄心21、22のギャップ23に挟み込む絶
縁材を色々換え、ギャップ23の間隔を調整していたが、
その調整は困難であった。
本考案は鉄心脚における磁束の調整が容易に行える変成
器用鉄心を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案による変成器用鉄心は複数のけい素鋼板を積層し
且つ前記けい素鋼板に形成された孔にボルトを挿通して
構成した鉄心を複数個組み合わせて、複数の鉄心脚にギ
ャップを設けた変成器用鉄心において、前記けい素鋼板
の各々を複数に分割して且つ互いに間隙を設け、該間隙
の位置が重なることなく前記けい素鋼板の各々を積層配
置し、前記けい素鋼板を滑動させて前記間隙の間隔を調
整可能とする。
作用 複数に分割したけい素鋼板を積層した鉄心に、外力を加
えてけい素鋼板を滑動させて、けい素鋼板間の間隙の大
きさを変えることができる。このように、けい素鋼板間
の間隙の大きさを調整することによって、けい素鋼板の
寸法誤差やギャップに挟み込まれる絶縁材の厚さのバラ
ツキ等による各鉄心脚のギャップにおける磁束のバラツ
キを吸収し、各鉄心間に形成されたギャップの密着度を
調整して、各鉄心脚における磁束を容易に均一にするこ
とができる。またギャップから発生する騒音を低減する
ことができる。
実施例 以下、本考案による変成器用鉄心の実施例を第1図〜第
4図の変圧器用鉄心について説明する。
第1図に示すように、変圧器用鉄心1は一対の継鉄2,3
と、継鉄2と3との間に配置された3つの鉄心脚4から
成る三相3脚分割形の鉄心である。継鉄2は従来と同様
に同一形状の複数のけい素鋼板を重ねた積層鉄心として
構成される。鉄心脚4と継鉄3との間に形成されたギャ
ップ5には図示しない絶縁材が配置される。変圧器用鉄
心1の鉄心脚4には図示していないが、一次コイル及び
二次コイルが捲装される。
継鉄3及び鉄心脚4の各々はけい素鋼板を積層して形成
された鉄心であるが、第2図、第3図に示すように、異
なる形状の複数に分割されたけい素鋼板から成る積層鉄
心である。継鉄3はけい素鋼板6と7を交互に積層した
ものであり、けい素鋼板6は長いけい素鋼板6bとその両
側に間隙8を介して設けられた短いけい素鋼板6a、6cか
ら成る。けい素鋼板7は間隙8を介して設けられた同じ
長さの3つのけい素鋼板7a、7b、7cから成る。また、第
1図及び第3図に示すように、鉄心脚4はけい素鋼板9
と10を交互に積層したものである。けい素鋼板9は長い
けい素鋼板9aと、短いけい素鋼板8bとから成り、けい素
鋼板9aと9bとの間に間隙8が設けられている。けい素鋼
板10は短いけい素鋼板10aと、長いけい素鋼板10bとから
成り、けい素鋼板9と同様、間隙8が設けられている。
けい素鋼板6と7及び9と10の間隙8は重ならないよう
ずれて配置される。第4図に示すように、間隙8の間隔
tは例えばt≒0.5mmとなるように設けられる。分割さ
れたけい素鋼板6a〜6c、7a〜7c、9a〜9b及び10a、10bに
は孔11が設けられ、これらの孔11には図示されていない
が、ボルトが挿通され、ナットが固定される。
変圧器用鉄心1の製造の際に、けい素鋼板の寸法誤差に
より継鉄2と3及び鉄心脚4には若干の寸法誤差や組立
誤差が生じる。しかし、けい素鋼板6と7及び9と10に
間隙8を設けたため、各鉄心脚に起きる各磁束のアンバ
ランスが発生しても、ハンマ等で叩いて継鉄3と鉄心脚
4に圧力を加えてけい素鋼を滑動させることにより鉄心
脚4の間隙8の間隔を変え、継鉄3と鉄心脚4とのギャ
ップ5における密着度を調整することができる。また、
継鉄3を間隙8のところで下に曲げることにより、ギャ
ップ5の密着度を調整することもできる。したがって、
ギャップ5の密着度を調整して、各鉄心脚4において均
一な磁束を発生させ、ギャップ5から発生する騒音を低
減することができる。
また、変圧器用鉄心1が使用されている電子機器の運
転、休止または負荷の変化によって積層鉄心が伸縮した
り、運転中に発生する大きな温度差による熱変形のた
め、積層鉄心の各部には大きな内部応力が発生する。し
かし、継鉄3や鉄心脚4に設けた複数の間隙8により熱
変形を吸収して高い内部応力の発生を防止する。これに
より、ギャップ5を常時安定した状態に保つことができ
る。
本考案は前記実施例に限定されず、さらに変更が可能で
ある。例えば、継鉄3及び鉄心脚4を構成する各けい素
鋼板に間隙8を形成する例を示したが、継鉄2に間隙8
を設けてもよい。また、いずれか1つの継鉄又は鉄心脚
に間隙8を設けて、ギャップ5の間隙を調整することが
できる。本実施例の積層鉄心はリアクトル用にも応用で
きる。
考案の効果 間隙を有するけい素鋼板を積層した鉄心に外力を加える
ことで鉄心間に形成されたギャップの密着度を簡単に調
整することができる。また、鉄心脚における磁束を均一
にすることができるので、ギャップから発生する騒音を
低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による変圧器用鉄心の斜視図、第2図は
第1図の変圧器用鉄心に使用される継鉄の部分的平面
図、第3図は鉄心脚の部分的側面図、第4図は間隙を形
成したけい素鋼板の部分的拡大図、第5図及び第6図は
それぞれ従来の変圧器用鉄心の斜視図である。 1……変圧器用鉄心、2、3……継鉄(鉄心)、4……
鉄心脚(鉄心)、5……ギャップ、6、7、9、10……
けい素鋼板、8……間隙、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のけい素鋼板を積層し且つ前記けい素
    鋼板に形成された孔にボルトを挿通して構成した鉄心を
    複数個組み合わせて、複数の鉄心脚にギャップを設けた
    変成器用鉄心において、前記けい素鋼板の各々を複数に
    分割して且つ互いに間隙を設け、該間隙の位置が重なる
    ことなく前記けい素鋼板の各々を積層配置し、前記けい
    素鋼板を滑動させて前記間隙の間隔を調整可能としたこ
    とを特徴とする変成器用鉄心。
JP1989097950U 1989-08-24 1989-08-24 変成器用鉄心 Expired - Lifetime JPH0635453Y2 (ja)

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JPH0338610U JPH0338610U (ja) 1991-04-15
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JP5726488B2 (ja) * 2010-11-22 2015-06-03 株式会社東芝 模擬鉄心及びそれを用いた更新巻線の品質確認方法

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