JPH06244850A - 送信方法、受信方法、通信方法及び双方向バスシステム - Google Patents

送信方法、受信方法、通信方法及び双方向バスシステム

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JPH06244850A
JPH06244850A JP5272844A JP27284493A JPH06244850A JP H06244850 A JPH06244850 A JP H06244850A JP 5272844 A JP5272844 A JP 5272844A JP 27284493 A JP27284493 A JP 27284493A JP H06244850 A JPH06244850 A JP H06244850A
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繁雄 田中
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明 勝山
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Yasuo Kusagaya
康夫 草ヶ谷
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宏一 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 VTR20のマイクロプロセッサ22は、先
頭フレームのコントロールビットをデータ通信コマンド
としてデータを伝送するフレームを形成し、バスインタ
ーフェイス回路24は、このフレームの伝送信号を双方
向バス1を介してTV10に送信する。TV10のバス
インターフェイス回路14は、伝送信号を受信し、マイ
クロプロセッサ12は、伝送信号のコントロールビット
に基づいて、データの通信であることを検出し、受信さ
れるデータに基づいた表示を行うようにTVモニタ10
bを制御する。 【効果】 従来必要とされていた以後のフレームでデー
タを伝送することを通知するためのフレームを必要とせ
ず、トラフィック量を低減することができ、伝送効率を
高めることができる。また、通信手順を簡素化すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信方法、受信方法、
通信方法及び双方向バスシステムに関し、例えばテレビ
ジョン受像機、ビデオテープレコーダ等のデバイスを双
方向バスにて相互に接続し、デバイスに内蔵された例え
ばモニター受像機、TVチューナ、ビデオデッキ等のサ
ブデバイスを、他のデバイスから制御したり、他のデバ
イスの動作状態等をテレビジョン受像機に表示したりす
るシステムに用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のオーディオ機器やビジュア
ル機器(以下AV機器という)を、ビデオ信号ラインや
オーディオ信号ライン(以下AV信号ラインという)に
よって接続し、システム化して使用することが一般的に
行われている。
【0003】このようなAVシステムでは、上述のAV
信号ラインの他に、システム制御バス(以下単に双方向
バスという)によって機器間を接続し、互いを制御する
ようになっている。具体的には、所謂IECのパブリケ
ーション1030で規定されているD2B(Audio,Vied
o and audiovisual systems Domestic Digital Bus)や
EIAJのET−2101で規定されているホームバス
システム(Home Bus System 、以下HBSという)等が
知られている。そして、双方向バスを介して、例えばテ
レビジョン受像機、ビデオテープレコーダ、ビデオデッ
キプレイヤ(以下それぞれTV、VTR、VDPとい
う)等の機器(デバイス)から他のデバイスを制御した
り、デバイスから他のデバイスに内蔵された例えばモニ
ター受像機(TVモニタ)、TVチューナ、ビデオデッ
キ、アンプ等のサブデバイスを制御するようになってい
る。また、この双方向バスを介して、例えばデバイスや
サブデバイスの動作状態(ステータス)等をTVモニタ
に表示するためのデータを伝送するようになっている。
また、双方向バスのアクセス方式としては、例えばD2
Bでは所謂CSMA/CD(Carrier Sense Multiple A
ccess with CollisionDetection)が採用されている。
【0004】すなわち、デバイスに内蔵されたサブデバ
イスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通
信(以下サブデバイスからサブデバイスへの通信とい
う)、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバ
イスへの通信(以下サブデバイスからデバイスへの通信
という)、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブ
デバイスへの通信(以下デバイスからサブデバイスへの
通信という)及びデバイスからデバイスへの通信を、双
方向バスを介して行うようになっている。
【0005】ここで、上述のような双方向バス、例えば
D2Bで用いられる伝送信号のフォーマットについて説
明する。D2Bでは、送信先(受信側)のサブデバイス
等を制御するための制御コマンドやステータス等を表す
データは、図10に示すように、フレーム構成とされ、
双方向バスを介して伝送される。
【0006】すなわち、1フレームは、フレームの先頭
を表すヘッダを指定するためのヘッダフィールド101
と、送信元のデバイスのアドレスを指定するためのマス
タアドレスフィールド102と、送信先のデバイスのア
ドレスを指定するためのスレーブアドレスフィールド1
03と、データの通信を示すデータ通信コマンド又は制
御コマンドの通信を示す制御コマンド通信コマンドを指
定するためのコントロールフィールド104と、制御コ
マンドやデータを指定するためのデータフィールド10
5とから構成される。
【0007】ヘッダフィールド101のヘッダは、図1
1に示すように、同期を取るための1ビットからなるス
タートビット101aと、伝送速度や上記データフィー
ルド105のバイト数を指定するためのモードビット1
01bとから構成される。このモードビット101b
は、1〜3ビットからなり、現在、データフィールド1
05を最大2バイトとするモード0、最大32バイト
(スレーブからマスタでは最大16バイト)とするモー
ド1、最大128バイト(スレーブからマスタでは最大
64バイト)とするモード2の3つのモードが規定され
ている。
【0008】マスタアドレスフィールド102の送信元
デバイスのアドレスは、上述の図11に示すように、送
信元のデバイスのアドレスを指定するための12ビット
からなるマスタアドレスビット102aと、1ビットの
パリティビット102bとから構成される。
【0009】スレーブアドレスフィールド103の送信
先デバイスのアドレスは、上述の図11に示すように、
送信先のデバイスのアドレスを指定するための12ビッ
トからなるスレーブアドレスビット103aと、1ビッ
トのパリティビット103bと、送信先のデバイスから
応答するための1ビットのアクノリッジビット103c
とから構成される。
【0010】コントロールフィールド104には、上述
の図11に示すように、データの通信を示すデータ通信
コマンド又は制御コマンドの通信を示す制御コマンド通
信コマンド、すなわちデータフィールド105の内容が
データであることを示すデータ通信コマンド又は制御コ
マンドであることを示す制御コマンド通信コマンドから
なる4ビットのコントロールビット104aと、1ビッ
トのパリティビット104bと、1ビットのアクノリッ
ジビット104cとが指定される。
【0011】データフィールド105には、上述の図1
1に示すように、8ビットのデータビット105aと、
1ビットのエンドオブデータビット105bと、1ビッ
トのパリティビット105cと、1ビットのアクノリッ
ジビット105dが必要に応じて繰り返される。そし
て、データビット105aを先頭から順にデータ#1、
#2、#3・・・とすると、制御コマンドの通信では、
データ#1に、例えばサブデバイスに関係した通信を表
すオペレーションコード(Operation code、以下OPC
という) "Begin 2"(すなわちコード "BD"h (h は16
進を表す))、HBSを介しての通信を表すOPC"Begin
1" ("BC"h) 、他のバスを介しての通信を表すOP
C"Begin 0" ("BB"h) 等が指定され、データ#2に、
これらのOPCに対するオペランド(Operand 、以下O
PRという)が指定される。一方、データの通信では、
データ#1、#2、#3・・・にデータが1バイト(8
ビット)毎に指定される。
【0012】なお、上述のOPCに対するOPR、例え
ばOPC"Begin 2" に対するOPRは、図12に示すよ
うに、電話通信系(CT:Communication Telephony
)、AV系(AV/C:Audio Video and Control)及
び家電製品系(HK:Housekeeping)等のサービスコー
ドを識別するためのビットb5 、b4 、b3 、b2 (b
7が最上位ビット(MSB))と、サブデバイスからサ
ブデバイスへの通信、サブデバイスからデバイスへの通
信、デバイスからサブデバイスへの通信、デバイスから
デバイスへの通信のいずれかを表す、すなわち送信元の
サブデバイスのアドレス(Source Sub-Device Address
、以下SSDAという)と送信先のサブデバイスのア
ドレス(Destination Sub-Device Address、以下DSD
Aという)の有無を示すビットb1 、b0 とからなる。
なお、ビットb7 は常に0とされ、ビットb6 は将来の
標準化のために保留されており、現在は1とされてい
る。具体的には、b1 =0、b0 =0がサブデバイスか
らサブデバイスへの通信を、b1 =0、b0 =1がサブ
デバイスからデバイスへの通信を、b1 =1、b0 =0
がデバイスからサブデバイスへの通信を、b1 =1、b
0 =1がデバイスからデバイスへの通信を表す。
【0013】ここで、データフィールド105のデータ
容量よりも多くのデータ量のデータを複数に分割してV
TRからTVに伝送する場合、VTRは、図13Aに示
すように、マスタアドレスビットをVTRのアドレスと
し、スレーブアドレスビットをTVのアドレスとし、コ
ントロールビットを制御コマンド通信コマンドであるコ
ード "A"hとし、データ#1(OPC)、データ#2
(OPR)、データ#3(SSDA)、データ#4(D
SDA)、データ#5(OPC)、データ#6(OPR
1)、データ#7(OPR2)、データ#8(OPR
3)にそれぞれOPC"Begin 2" 、SSDA及びDSD
Aが有ることを示すコード "54"h、例えばビデオデッ
キのアドレス、例えばTVモニタのアドレス、ディスプ
レイの制御を表すコード "E0"h、画面上での例えば1
行目を表すコード "20"h、例えば標準の大きさの文字
を表すコード "22"h、例えばアルファベットの小文字
を表すコード "21"hを順番に指定したフレームP1
形成する。
【0014】そして、VTRは、双方向バス上の所謂キ
ャリアの有無を検出し、キャリアがないとき、すなわち
双方向バスが空いているときに、このフレームP1 を送
信し、その後、キャリアの送出を一旦停止して双方向バ
スを開放する。これにより、VTRは、後に続くフレー
ムでデータを送信することをTVに通知すると共に、T
Vを捕捉(ロック)する制御を行い、また、データの種
類(属性)等を通知する。なお、SSDAとDSDAは
必要に応じて指定され、例えばサブデバイスからデバイ
スへの通信ではDSDAは不要であり、デバイスからサ
ブデバイスへの通信ではSSDAは不要であり、デバイ
スからデバイスへの通信ではSSDA及びDSDAは不
要である。
【0015】次に、VTRは、図13Bに示すように、
マスタアドレスビット、スレーブアドレスビット、コン
トロールビットをそれぞれVTRのアドレス、TVのア
ドレス、データ通信コマンドを表すコード "B"hとし、
データ#1、#2、#3・・・にデータを例えば最大3
2バイト指定したフレームP2 を形成し、再び双方向バ
スが空いたときに、このフレームP2 を送信する。そし
て、この動作を表示する行を変更するまで続ける。
【0016】次に、VTRは、図14Aに示すように、
行の変更を指示するために、マスタアドレスビット、ス
レーブアドレスビット、コントロールビットをそれぞれ
VTRのアドレス、TVのアドレス、コード "A"h(制
御コマンド通信コマンド)とし、データ#1(OP
C)、データ#2(OPR1)、データ#3(OPR
2)、データ#4(OPR3)にそれぞれコード "E
0"h(ディスプレイの制御コマンド)、画面上での例え
ば2行目を表すコード "21"h、例えば大きな文字を表
すコード "21"h、例えばアルファベットの大文字を表
すコード "20"hを指定したフレームP3 を送信し、そ
れに続けて、図14Bに示すように、マスタアドレスビ
ット、スレーブアドレスビット、コントロールビットを
それぞれVTRのアドレス、TVのアドレス、コード "
B"h(データ通信コマンド)とし、データ#1、#2、
#3・・・に残りのデータを指定したフレームP3 を送
信する。
【0017】その後、VTRは、図14Cに示すよう
に、マスタアドレスビット、スレーブアドレスビット、
コントロールビットをそれぞれVTRのアドレス、TV
のアドレス、コード "E"h(制御コマンド通信コマン
ド)とし、データ#1(OPC)にデータの通信が終了
したことを示すエンドコマンド(コード "BE"h)を指
定したフレームP4 を送信し、TVにデータの通信が終
了したことを通知すると共に、TVのロックを解除する
制御を行う。かくして、VTRからTVへのデータの伝
送が終了し、TVは、このデータに基づいた文字等の表
示を行う。
【0018】一方、送信するデータのデータ量がデータ
フィールド105のデータ容量より少なく、送信するデ
ータを1フレームで伝送可能な場合であっても、従来の
双方向バスシステムでは、後に続くフレームでデータを
送信することを通知するために、コントロールビットを
制御コマンド通信コマンドにしたフレームを送信した後
に、データを包含したフレームを送信し、その後、受信
側のデバイスにデータの通信が終了したことを通知する
ために、コントロールビットを制御コントロール通信コ
マンドにしたフレームを送信するようになっている。
【0019】すなわち、VTRは、マスタアドレスビッ
ト、スレーブアドレスビット、コントロールビットをそ
れぞれVTRのアドレス、TVのアドレス、コード "
A"h(制御コマンド通信コマンド)とし、データ#1
(OPC)、データ#2(OPR)、データ#3(SS
DA)、データ#4(DSDA)、データ#5(OP
C)、データ#6(OPR1)、データ#7(OPR
2)、データ#8(OPR3)にそれぞれOPC"Begin
2" 、コード "54"h、ビデオデッキのアドレス、TV
モニタのアドレス、コード "E0"h、コード "20"h、
コード "22"h、コード"21"hを順番に指定したフレ
ームP1 (図示せず)を送信して、TVにデータの通信
であることを通知する。
【0020】次に、VTRは、マスタアドレスビット、
スレーブアドレスビット、コントロールビットをそれぞ
れVTRのアドレス、TVのアドレス、コード "B"h
(データ通信コマンド)とし、データ#1、#2、#3
・・・にデータを指定したフレームP2 を送信する。
【0021】その後、VTRは、マスタアドレスビッ
ト、スレーブアドレスビット、コントロールビットをそ
れぞれVTRのアドレス、TVのアドレス、コード "
E"h(制御コマンド通信コマンド)とし、データ#1
(OPC)にデータの通信が終了したことを表すコード
"BE"h(エンドコマンド)を指定したフレームP3
送信し、TVにデータの通信が終了したこを通知する。
【0022】以上のように、従来の双方向バスシステム
では、送信元のデバイス、例えばVTRは、図15に示
すフローチャートに従って、フレームを順次形成して、
データを送信するようになっている。ステップST1に
おいて、VTRは、以後のフレームでデータを送信する
ことを示すデータ設定用フレームを形成して、このフレ
ームをTVに送信し、ステップST2に進む。
【0023】ステップST2において、VTRは、コン
トロールビットをデータ通信コマンドに設定し、ステッ
プST3に進む。
【0024】ステップST3において、VTRは、デー
タ量Xがデータ容量nよりも大きいかを判断し、該当す
るときはステップST4に進み、該当しないときはステ
ップST6に進む。
【0025】ステップST4において、VTRは、n個
のデータを包含するフレームを形成して、このフレーム
を送信し、ステップST5に進む。
【0026】ステップST5において、VTRは、デー
タ量Xからデータ容量nを減算すると共に、その減算値
を新たなデータ量Xとし、すなわち残りのデータ量Xを
求め、ステップST3に戻る。
【0027】一方、ステップST6において、VTR
は、データ容量nよりも少ないデータ量Xのデータを包
含するフレームを形成して、このフレームを送信し、ス
テップST7に進む。
【0028】ステップST7において、VTRは、デー
タの通信が終了したことを示すエンドコマンド用フレー
ムを形成して、このフレームを送信し、終了する。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
双方向バスシステムでは、実際のデータを伝送する前
に、受信側のデバイスに以後のフレームでデータを送信
することを通知するためのフレームが必要とされると共
に、データの伝送が終了した時点で受信側のデバイスに
データの通信が終了したことを通知するフレームが必要
とされ、トラフィック量が増え、伝送効率が低く、また
通信手順(プロトコル)が複雑である等の問題があっ
た。
【0030】また、異なる製造業者の機器を双方向バス
を介して接続し、それらの間でデータ伝送を行う場合、
データの統一性を図る必要がある。例えば、上述したよ
うに、VTRのステータスをTVで表示する場合、表示
する言語、表示の言数、表示の場所、表示の色等を取り
決める必要がある。一方、製造業者が自社の機器間で独
自のデータ(以下任意のデータという)を伝送し、それ
らの機器に対して付加価値を加えたり、特徴を出したい
という要望もある。しかし、従来の双方向バスシステム
では、統一が取られたデータと任意のデータを識別する
手法がなく、問題であった。
【0031】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、従来の通信方法等に比して、双方向バス
上のトラフィック量を少なくすることができ、伝送効率
を高めることができると共に、通信手順を簡素化するこ
とができる送信方法、受信方法、通信方法、双方向バス
システムの提供を目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る第1の送信方法は、受信した制御コ
マンドに対する動作を実行すると共に、データの通信を
行う複数のデバイスを双方向バスを介して相互に接続し
てなる双方向バスシステムの送信方法であって、双方向
バス上の伝送信号の1フレームを、通信を行うデバイス
相互のアドレスを指定するためのアドレスフィールド
と、データの通信を示すデータ通信コマンド又は制御コ
マンドの通信を示す制御コマンド通信コマンドを指定す
るためのコントロールフィールドと、制御コマンド又は
データを指定するためのデータフィールドとから構成
し、データを送信する際に、先頭フレームのコントロー
ルフィールドにデータ通信コマンドを指定して、伝送信
号を双方向バスを介して送信することを特徴とする。
【0033】また、本発明に係る第2の送信方法は、第
1の送信方法において、データが複数の種類からなり、
データフィールドの所定位置にデータの種類を示す情報
を挿入して、伝送信号を送信することを特徴とする。
【0034】また、本発明に係る第3の送信方法は、第
1の送信方法又は第2の送信方法において、データフィ
ールドの所定位置に、当該フレームで送信するデータの
データ量を示す情報を挿入して、伝送信号を送信するこ
とを特徴とする。
【0035】また、本発明に係る第4の送信方法は、第
1の送信方法又は第2の送信方法において、データフィ
ールドの所定位置に製造業者に関する情報を挿入して、
伝送信号を送信することを特徴とする。
【0036】また、本発明に係る第5の送信方法は、第
3の送信方法において、データフィールドの所定位置に
製造業者に関する情報を挿入して、伝送信号を送信する
ことを特徴とする。
【0037】また、本発明に係る第1の受信方法は、受
信した制御コマンドに対する動作を実行すると共に、デ
ータの通信を行う複数のデバイスを双方向バスを介して
相互に接続してなる双方向バスシステムの受信方法であ
って、通信を行うデバイス相互のアドレスを指定するた
めのアドレスフィールドと、データの通信を示すデータ
通信コマンド又は制御コマンドの通信を示す制御コマン
ド通信コマンドを指定するためのコントロールフィール
ドと、制御コマンド又はデータを指定するためのデータ
フィールドとからなるフレーム構成を有する伝送信号
を、双方向バスを介して受信し、受信された伝送信号の
先頭フレームのコントロールフィールドに基づいて、デ
ータの通信か制御コマンドの通信かを検出すると共に、
データの通信と検出されたときは、当該フレームのデー
タフィールドにデータが指定されているとしてデータを
受信することを特徴とする。
【0038】また、本発明に係る第2の受信方法は、第
1の受信方法において、データフィールドの所定位置に
データの種類を示す情報が挿入され、この情報に基づい
て受信されるデータの種類を認識することを特徴とす
る。
【0039】また、本発明に係る第3の受信方法は、第
1の受信方法又は第2の受信方法において、データフィ
ールドの所定位置に、当該フレームのデータ量を示す情
報が挿入され、この情報に基づいて受信されるフレーム
のデータ量を認識することを特徴とする。
【0040】また、本発明に係る第4の受信方法は、第
1の受信方法又は第2の受信方法において、データフィ
ールドの所定位置に製造業者に関する情報が挿入され、
この情報に基づいて製造業者を認識することを特徴とす
る。
【0041】また、本発明に係る第5の受信方法は、第
3の受信方法において、データフィールドの所定位置に
製造業者に関する情報が挿入され、この情報に基づいて
製造業者を認識することを特徴とする。
【0042】また、本発明に係る第1の通信方法は、受
信した制御コマンドに対する動作を実行すると共に、デ
ータの通信を行う複数のデバイスを双方向バスを介して
相互に接続してなる双方向バスシステムの通信方法であ
って、送信元のデバイスは、双方向バス上の伝送信号の
1フレームを、通信を行うデバイス相互のアドレスを指
定するためのアドレスフィールドと、データの通信を示
すデータ通信コマンド又は制御コマンドの通信を示す制
御コマンド通信コマンドを指定するためのコントロール
フィールドと、制御コマンド又はデータを指定するため
のデータフィールドとから構成すると共に、データを送
信する際に、先頭フレームのコントロールフィールドに
データ通信コマンドを指定して、伝送信号を双方向バス
を介して送信し、受信側のデバイスは、双方向バスを介
して伝送信号を受信し、受信された伝送信号の先頭フレ
ームのコントロールフィールドに基づいて、データの通
信か制御コマンドの通信かを検出すると共に、データの
通信と検出されたときは、当該フレームのデータフィー
ルドにデータが指定されているとしてデータを受信する
ことを特徴とする。
【0043】また、本発明に係る第2の通信方法は、第
1の通信方法において、データが複数の種類からなり、
送信元のデバイスは、データフィールドの所定位置にデ
ータの種類を示す情報を挿入して、伝送信号を送信し、
受信側のデバイスは、この情報に基づいて受信されるデ
ータの種類を認識することを特徴とする。
【0044】また、本発明に係る第3の通信方法は、第
1の通信方法又は第2の通信方法において、送信元のデ
バイスは、データフィールドの所定位置に、当該フレー
ムで送信するデータのデータ量を示す情報を挿入して、
伝送信号を送信し、受信側のデバイスは、この情報に基
づいて受信されるフレームのデータ量を認識することを
特徴とする。
【0045】また、本発明に係る第4の通信方法は、第
1の通信方法又は第2の通信方法において、送信元のデ
バイスは、データフィールドの所定位置に製造業者に関
する情報を挿入して、伝送信号を送信し、受信側のデバ
イスは、この情報に基づいて製造業者を認識することを
特徴とする。
【0046】また、本発明に係る第5の通信方法は、第
3の通信方法において、送信元のデバイスは、データフ
ィールドの所定位置に製造業者に関する情報を挿入し
て、伝送信号を送信し、受信側のデバイスは、この情報
に基づいて製造業者を認識することを特徴とする。
【0047】また、本発明に係る第1の双方向バスシス
テムは、受信した制御コントロールに対する動作を実行
すると共に、データの通信を行う複数のデバイスと、双
方向バスとからなり、複数のデバイスは、通信を行うデ
バイス相互のアドレスを指定するためのアドレスフィー
ルドと、データの通信を示すデータ通信コマンド又は制
御コマンドの通信を示す制御コマンド通信コマンドを指
定するためのコントロールフィールドと、制御コマンド
又はデータを指定するためのデータフィールドとからな
るフレームを構成すると共に、データを送信する際に、
先頭フレームのコントロールフィールドにデータ通信コ
マンドを指定して伝送信号を形成する伝送信号形成手段
と、伝送信号形成手段で形成された伝送信号を双方向バ
スに出力するバス出力手段と、双方向バスを介して伝送
信号を受信するバス入力手段と、受信された伝送信号の
先頭フレームのコントロールフィールドに基づいて、デ
ータの通信か制御コマンドの通信かを検出すると共に、
データの通信と検出されたときは、当該フレームのデー
タフィールドにデータが指定されているとしてデータを
受信する制御を行う制御手段とをそれぞれ備え、これら
の複数のデバイスを双方向バスを介して相互に接続して
なることを特徴とする。
【0048】また、本発明に係る第2の双方向バスシス
テムは、第1の双方向バスシステムにおいて、データが
複数の種類からなり、伝送信号形成手段は、データフィ
ールドの所定位置にデータの種類を示す情報を挿入し
て、伝送信号を形成し、制御手段は、この情報に基づい
て受信されるデータの種類を認識することを特徴とす
る。
【0049】また、本発明に係る第3の双方向バスシス
テムは、第1の双方向バスシステム又は第2の双方向バ
スシステムにおいて、伝送信号形成手段は、データフィ
ールドの所定位置に、当該フレームで送信するデータの
データ量を示す情報を挿入して、伝送信号を形成し、制
御手段は、この情報に基づいて受信されるフレームのデ
ータ量を認識することを特徴とする。
【0050】また、本発明に係る第4の双方向バスシス
テムは、第1の双方向バスシステム又は第2の双方向バ
スシステムにおいて、伝送信号形成手段は、データフィ
ールドの所定位置に製造業者に関する情報を挿入して、
伝送信号を形成し、制御手段は、この情報に基づいて製
造業者を認識することを特徴とする。
【0051】また、本発明に係る第5の双方向バスシス
テムは、第3の双方向バスシステムにおいて、伝送信号
形成手段は、データフィールドの所定位置に製造業者に
関する情報を挿入して、伝送信号を形成し、制御手段
は、この情報に基づいて製造業者を認識することを特徴
とする。
【0052】
【作用】本発明に係る送信方法では、双方向バス上の伝
送信号の1フレームを、通信を行うデバイス相互のアド
レスを指定するためのアドレスフィールドと、データの
通信を示すデータ通信コマンド又は制御コマンドの通信
を示す制御コマンド通信コマンドを指定するためのコン
トロールフィールドと、制御コマンド又はデータを指定
するためのデータフィールドとから構成し、データを送
信する際に、先頭フレームのコントロールフィールドに
データ通信コマンドを指定して、伝送信号を双方向バス
を介して送信する。
【0053】また、本発明に係る送信方法では、データ
が複数の種類からなり、データフィールドの所定位置に
データの種類を示す情報を挿入して、伝送信号を送信す
る。
【0054】また、本発明に係る送信方法では、データ
フィールドの所定位置に、当該フレームで送信するデー
タのデータ量を示す情報を挿入して、伝送信号を送信す
る。
【0055】また、本発明に係る送信方法では、データ
フィールドの所定位置に製造業者に関する情報を挿入し
て、伝送信号を送信する。
【0056】また、本発明に係る受信方法では、通信を
行うデバイス相互のアドレスを指定するためのアドレス
フィールドと、データの通信を示すデータ通信コマンド
又は制御コマンドの通信を示す制御コマンド通信コマン
ドを指定するためのコントロールフィールドと、制御コ
マンド又はデータを指定するためのデータフィールドと
からなるフレーム構成を有する伝送信号を、双方向バス
を介して受信し、受信された伝送信号の先頭フレームの
コントロールフィールドに基づいて、データの通信か制
御コマンドの通信かを検出すると共に、データの通信と
検出されたときは、当該フレームのデータフィールドに
データが指定されているとしてデータを受信する。
【0057】また、本発明に係る受信方法では、データ
フィールドの所定位置にデータの種類を示す情報が挿入
され、この情報に基づいて受信されるデータの種類を認
識する。
【0058】また、本発明に係る受信方法では、データ
フィールドの所定位置に、当該フレームのデータ量を示
す情報が挿入され、この情報に基づいて受信されるフレ
ームのデータ量を認識する。
【0059】また、本発明に係る受信方法では、データ
フィールドの所定位置に製造業者に関する情報が挿入さ
れ、この情報に基づいて製造業者を認識する。
【0060】また、本発明に係る通信方法では、送信元
のデバイスは、双方向バス上の伝送信号の1フレーム
を、通信を行うデバイス相互のアドレスを指定するため
のアドレスフィールドと、データの通信を示すデータ通
信コマンド又は制御コマンドの通信を示す制御コマンド
通信コマンドを指定するためのコントロールフィールド
と、制御コマンド又はデータを指定するためのデータフ
ィールドとから構成すると共に、データを送信する際
に、先頭フレームのコントロールフィールドにデータ通
信コマンドを指定して、伝送信号を双方向バスを介して
送信し、受信側のデバイスは、双方向バスを介して伝送
信号を受信し、受信された伝送信号の先頭フレームのコ
ントロールフィールドに基づいて、データの通信か制御
コマンドの通信かを検出すると共に、データの通信と検
出されたときは、当該フレームのデータフィールドにデ
ータが指定されているとしてデータを受信する。
【0061】また、本発明に係る通信方法では、データ
が複数の種類からなり、送信元のデバイスは、データフ
ィールドの所定位置にデータの種類を示す情報を挿入し
て、伝送信号を送信し、受信側のデバイスは、この情報
に基づいて受信されるデータの種類を認識する。
【0062】また、本発明に係る通信方法では、送信元
のデバイスは、データフィールドの所定位置に、当該フ
レームで送信するデータのデータ量を示す情報を挿入し
て、伝送信号を送信し、受信側のデバイスは、この情報
に基づいて受信されるフレームのデータ量を認識する。
【0063】また、本発明に係る通信方法では、送信元
のデバイスは、データフィールドの所定位置に製造業者
に関する情報を挿入して、伝送信号を送信し、受信側の
デバイスは、この情報に基づいて製造業者を認識する。
【0064】また、本発明に係る双方向バスシステムで
は、複数のデバイスの各伝送信号形成手段は、通信を行
うデバイス相互のアドレスを指定するためのアドレスフ
ィールドと、データの通信を示すデータ通信コマンド又
は制御コマンドの通信を示す制御コマンド通信コマンド
を指定するためのコントロールフィールドと、制御コマ
ンド又はデータを指定するためのデータフィールドとか
らなるフレームを構成すると共に、データを送信する際
に、先頭フレームのコントロールフィールドにデータ通
信コマンドを指定して伝送信号を形成し、バス出力手段
は、伝送信号形成手段で形成された伝送信号を双方向バ
スに出力する。一方、複数のデバイスのバス入力手段
は、双方向バスを介して伝送信号を受信し、制御手段
は、受信された伝送信号の先頭フレームのコントロール
フィールドに基づいて、データの通信か制御コマンドの
通信かを検出すると共に、データの通信と検出されたと
きは、当該フレームのデータフィールドにデータが指定
されているとしてデータを受信する制御を行う。
【0065】また、本発明に係る双方向バスシステムで
は、データが複数の種類からなり、伝送信号形成手段
は、データフィールドの所定位置にデータの種類を示す
情報を挿入して、伝送信号を形成し、制御手段は、この
情報に基づいて受信されるデータの種類を認識する。
【0066】また、本発明に係る双方向バスシステムで
は、送信元のデバイスの伝送信号形成手段は、データフ
ィールドの所定位置に、当該フレームで送信するデータ
のデータ量を示す情報を挿入して、伝送信号を形成し、
受信側のデバイスの制御手段は、この情報に基づいて受
信されるフレームのデータ量を認識する。
【0067】また、本発明に係る双方向バスシステムで
は、送信元のデバイスの伝送信号形成手段は、データフ
ィールドの所定位置に製造業者に関する情報を挿入し
て、伝送信号を形成し、受信側のデバイスの制御手段
は、この情報に基づいて製造業者を認識する。
【0068】
【実施例】以下、本発明に係る送信方法、受信方法、通
信方法及び双方向バスシステムの一実施例を図面を参照
しながら説明する。この実施例は、本発明を所謂IEC
のパブリケーション1030で規定されているD2B
(Audio,Viedo and audiovisual systems Domestic Dig
ital Bus)、EIAJのET−2101で規定されてい
るホームバスシステム(Home Bus System 、以下HBS
という)に適用したものである。
【0069】本発明を適用した双方向バスシステムは、
例えば図1に示すように、デバイスであるテレビジョン
受像機(以下TVという)10と、デバイスであるビデ
オテープレコーダ(以下VTRという)20、30と、
デバイスであるビデオデッキプレーヤ(以下VDPとい
う)40とを双方向バス1を介して相互に接続して構成
される。
【0070】TV10は、上述の図1に示すように、テ
レビジョン放送を受信してビデオ信号とオーディオ信号
を再生するチューナ10aと、該チューナ10aで再生
されたビデオ信号に基づいた画像を表示するTVモニタ
10bと、上記チューナ10aで再生されたオーディオ
信号を増幅するアンプ10cとをサブデバイスとして内
蔵すると共に、上記チューナ10aからのビデオ信号又
は/及びオーディオ信号(以下AV信号という)を外部
に出力したり、外部から入力されるAV信号を上記チュ
ーナ10a、TVモニタ10bに供給するスイッチボッ
クス10dをサブデバイスとして備える。
【0071】また、VTR20は、上述の図1に示すよ
うに、AV信号を磁気テープに記録し、又はAV信号を
再生するビデオデッキ20aと、テレビジョン放送を受
信してAV信号を再生するチューナ20bとをサブデバ
イスとして内蔵すると共に、上記ビデオデッキ20aや
チューナ20bからのAV信号を外部に出力したり、外
部から入力されるAV信号を上記ビデオデッキ20aに
供給するスイッチボックス20cをサブデバイスとして
備える。
【0072】また、VTR30は、上述のVTR20と
同様に、ビデオデッキ30aと、チューナ30bと、ス
イッチボックス30cとをサブデバイスとして内蔵す
る。
【0073】また、VDP40は、光ディスクからAV
信号を再生するビデオプレーヤ40aをサブデバイスと
して内蔵する。
【0074】そして、この双方向バスシステムでは、例
えばVTR20、VTR30、VDP40で再生された
ビデオ信号をTV10に供給し、このビデオ信号に基づ
いた画像をTVモニタ10bで表示するようになってい
る。具体的には、TV10のスイッチボックス10dと
VTR20のスイッチボックス20cがAV信号ライン
L1で接続され、TV10のスイッチボックス10dと
VTR30のスイッチボックス30cがAV信号ライン
L2で接続され、TV10のスイッチボックス10dと
ビデオプレーヤ40aがAV信号ラインL3で接続され
ており、すなわちAV信号ラインL1、L2、L3は、
TV10を中心としてスター(星)状に配線され、VT
R20、VTR30、VDP40で再生されたAV信号
がそれぞれAV信号ラインL1、L2、L3及びスイッ
チボックス10dを介してTVモニタ10bに供給さ
れ、TVモニタ10bに画像が表示される。また、例え
ばビデオプレーヤ40aで再生されたAV信号が、AV
信号ラインL3、スイッチボックス10d、AV信号ラ
インL1、スイッチボックス20cを介してビデオデッ
キ20aに供給され、ビデオデッキ20aにより磁気テ
ープに記録(録画)される。
【0075】また、この双方向バスシステムでは、例え
ばTV10(デバイス)は、双方向バス1を介してVT
R20、30、VDP40(デバイス)やそれらに内蔵
されたビデオデッキ20a、30a、ビデオプレーヤ4
0a、スイッチボックス20c、30c(サブデバイ
ス)を制御するようになっている。
【0076】また、この双方向バスシステムでは、例え
ばVTR20、30、VDP40からそれらの動作状態
(ステータス)等を示すデータをフレーム(所謂パケッ
ト)構成として、双方向バス1を介してTV10に供給
し、TV10は、これらのデータに基づいた文字等をT
Vモニタ10bに表示するようになっている。
【0077】具体的には、TV10は、例えば図2に示
すように、上記チューナ10a〜スイッチボックス10
dを内部制御バス11を介して制御するマイクロプロセ
ッサ12と、ユーザが操作した操作内容を上記マイクロ
プロセッサ12に入力するユーザインターフェイス部1
3と、他のデバイスやそのサブデバイスを制御するため
の制御コマンドやステータス等を示すデータからなる伝
送信号を上記双方向バス1に入出力するバスインターフ
ェイス回路14とを備える。
【0078】また、VTR20は、上述の図2に示すよ
うに、上記ビデオデッキ20a〜スイッチボックス20
cを内部制御バス21を介して制御するマイクロプロセ
ッサ22と、ユーザが操作した操作内容を上記マイクロ
プロセッサ22に入力するユーザインターフェイス部2
3と、伝送信号を上記双方向バス1に入出力するバスイ
ンターフェイス回路24とを備える。また、VTR3
0、VDP40も同様に、マイクロプロセッサ、バスイ
ンターフェイス回路等(図示せず)を備える。
【0079】そして、例えばユーザが、VTR20で再
生されるビデオ信号に基づいた画像をTV10で見るた
めにTV10のユーザインターフェイス部13を操作す
ると、TV10のマイクロプロセッサ12は、操作内容
に応じて伝送信号を形成し、この伝送信号をバスインタ
ーフェイス回路14、双方向バス1を介してVTR20
に送信する。VTR20のマイクロプロセッサ22は、
バスインターフェイス回路24で受信されるこの伝送信
号に基づき、内部制御バス21を介してビデオデッキ2
0aをプレー(再生動作)させる制御を行うと共に、ビ
デオデッキ20aで再生されたAV信号がTV10に供
給されるようにスイッチボックス20cを制御する。
【0080】すなわち、ユーザインターフェイス部13
は、上述の図2に示すように、例えばキースイッチ等を
備えた操作部13aと、例えば発光ダイオード等を備え
た表示部13bとから構成され、操作部13aは、ユー
ザがキースイッチ等を用いて操作した操作内容に対応し
た信号を内部制御バス11を介してマイクロプロセッサ
12に供給する。
【0081】マイクロプロセッサ12は、上述の図2に
示すように、受信された制御コマンドを上記チューナ1
0a〜スイッチボックス10dを制御するための内部制
御コマンドに変換するコマンドテーブル、受信されたデ
ータに基づいた画像をTVモニタ10bに表示するため
のプログラム等の各種のプログラムが記憶されているリ
ードオンリメモリ(以下ROMという)12aと、該R
OM12aに記憶されているプログラムを実行する中央
演算装置(以下CPUという)12bと、実行の結果等
を記憶するランダムアクセスメモリ(以下RAMとい
う)12cと、上記チューナ10a〜バスインターフェ
イス回路14とのインターフェイスを取るI/O回路1
2dとから構成される。
【0082】そして、CPU12bは、ROM12aに
記憶されているプログラムを実行することにより、操作
部13aから内部制御バス11、I/O回路12dを介
して供給される操作内容に対応した信号に基づいて例え
ばVTR20を制御する制御コマンドを生成し、この制
御コマンドを、フレーム構成としてバスインターフェイ
ス回路14に供給する。
【0083】また、CPU12bは、ステータス等を示
すデータをフレーム構成としてバスインターフェイス回
路14に供給すると共に、バスインターフェイス回路1
4を介して受信されるデータに基づいた文字等、例えば
VTR20のステータスをTVモニタ10bに表示する
制御を行う。
【0084】バスインターフェイス回路14は、双方向
バス1に対するアクセス方式として、例えば所謂CSM
A/CD(Carrier Sense Multiple Access with Colli
sionDetection)を採用すると共に、例えば所謂IEC
/SC48B(Secretariat)202で規定されるコネク
タを介して双方向バス1に接続されている。
【0085】具体的には、このコネクタは、図3Aに示
すように、2つのソケット2、3を備え、図3Bに示す
ように、ソケット2の信号用の接点2a、2b、アース
用の接点2cと、ソケット3の信号用の接点3a、3
b、アース用の接点3cとが内部で互いに接続されてい
る。また、接点2aと接点2bがスイッチ2d及び終端
抵抗(例えば120オーム)4を介して接続されると共
に、接点3aと接点3bがスイッチ3d及び終端抵抗4
を介して接続されている。
【0086】このように構成されるコネクタはTV10
等の各デバイス毎にそれぞれ具備されており、例えばV
TR20に具備されるコネクタのように、TV10から
の双方向バス1のプラグとVTR30からの双方向バス
1のプラグがそれぞれソケット2、3に挿入されると、
スイッチ2d、3dが開いて終端抵抗4が切り離され、
TV10からの伝送信号がVTR20のバスインターフ
ェイス回路24に供給されると共に、後段のVTR30
やVDP40に供給されるようになっている。
【0087】ここで、双方向バス1上を伝送される伝送
信号のフォーマットについて説明する。この伝送信号の
フォーマットは、従来の技術で述べたD2Bのフォーマ
ットに略準拠したものであり、送信先のサブデバイス等
を制御するための制御コマンドや、例えばVTR20の
動作状態(ステータス)等をTV10に表示するための
データは、例えば図4、5に示すように、フレーム構成
とされて伝送される。
【0088】すなわち、1フレームは、フレームの先頭
を表すヘッダを指定するためのヘッダフィールド51
と、送信元のデバイスのアドレスを指定するためのマス
タアドレスフィールド52と、送信先のデバイスのアド
レスを指定するためのスレーブアドレスフィールド53
と、データの通信を示すデータ通信コマンド又は制御コ
マンドの通信を示す制御コマンド通信コマンドを指定す
るためのコントロールフィールド54と、制御コマンド
やデータを指定するためのデータフィールド55とから
構成される。
【0089】ヘッダフィールド51のヘッダは、従来の
技術で述べたD2Bに準拠し(図11参照)、同期を取
るための1ビットからなるスタートビットと、伝送速度
や上記データフィールド55のバイト数を規定するため
のモードビットとから構成される。
【0090】マスタアドレスフィールド52の送信元デ
バイスのアドレスは、従来の技術で述べたD2Bに準拠
し、送信元のデバイスのアドレスを指定するための12
ビットからなるマスタアドレスビットと、1ビットのパ
リティビットとから構成される。
【0091】スレーブアドレスフィールド53の送信先
デバイスのアドレスは、従来の技術で述べたD2Bに準
拠し、送信先のデバイスのアドレスを指定するための1
2ビットからなるスレーブアドレスビットと、1ビット
のパリティビットと、送信先のデバイスから応答するた
めの1ビットのアクノリッジビットとから構成される。
【0092】コントロールフィールド54には、従来の
技術で述べたD2Bに略準拠し、データの通信を示すデ
ータ通信コマンド又は制御コマンドの通信を示す制御コ
マンド通信コマンド、すなわちデータフィールド105
の内容がデータであることを示すデータ通信コマンド又
は制御コマンドであることを示す制御コマンド通信コマ
ンドからなる4ビットのコントロールビットと、1ビッ
トのパリティビットと、1ビットのアクノリッジビット
とが指定される。なお、コントロールビットとしては、
D2Bに規定されているコードのうちのマスタからスレ
ーブへのコードであって、制御コマンドのノンロック状
態での書き込みを表すコード "E"h(hは16進を表
す)、データのロック状態での書き込みを表すコード "
B"h及びデータのノンロック状態での書き込みを表すコ
ード "F"hのみを使用する。
【0093】データフィールド55には、従来の技術で
述べたD2Bに略準拠し、8ビットのデータビットと、
1ビットのエンドオブデータビットと、1ビットのパリ
ティビットと、1ビットのアクノリッジビットとが必要
に応じて繰り返される。そして、データビットを先頭か
ら順にデータ#1、#2、#3・・・とすると、上述の
図4、5に示すように、データ#1〜データ#3にデバ
イスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの通
信、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイ
スへの通信又はデバイスからデバイスへの通信を示す経
路選択コードを指定する。
【0094】経路選択コードは、上述の図4、5に示す
ように、8ビットからなるテキストヘッダと、デバイス
に内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの通信、
デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへ
の通信又はデバイスからデバイスへの通信を示す8ビッ
トからなるヘッダオペランドと、送信元のサブデバイス
のアドレス(Source Sub-Device Address 、以下SSD
Aという)又は送信先のサブデバイスのアドレス(Dest
ination Sub-Device Address、以下DSDAという)を
示す8ビットからなるサブデバイスアドレスとから構成
される。そして、テキストヘッダをコード "AB"hとし
てデータ#1に指定し、従来のD2Bで用いられている
OPC"Begin 2"(コード "BD"h)、OPC"Begin 1"
("BC"h) 、OPC"Begin 0" ("BB"h) との区別を図
る。
【0095】テキストヘッダに続くヘッダオペランド
(以下HDOPRという)はデータ#2に指定され、例
えば図6に示すように、その下位2ビットであるビット
1 、b0 (b7 が最上位ビット(MSB))によりデ
バイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの
通信(以下サブデバイスからデバイスへの通信とい
う)、デバイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバ
イスへの通信(以下デバイスからサブデバイスへの通信
という)又はデバイスからデバイスへの通信のいずれか
を示す。具体的には、b1 =0、b0 =1がサブデバイ
スからデバイスへの通信を示し、b1 =1、b0 =0が
デバイスからサブデバイスへの通信を示し、b 1 =1、
0 =1がデバイスからデバイスへの通信を示す。すな
わち、この双方向バスシステムでは、従来のD2Bで用
いられていたデバイスに内蔵されたサブデバイスから他
のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの通信は行わな
い。換言すると、b1 =0、b0 =0となるHDOPR
は使用しない。
【0096】そして、制御コマンドの通信では、上述の
図4に示すように、データ#4以降に制御コマンド等を
指定する。一方、データの通信では、データフィールド
55の所定位置、例えば上述の図5に示すように、デー
タ#4に、例えば所謂ASCIIコード、TVモニタに
文字等を表示するためのオンスクリーンデータ(以下O
SDデータという)、日本語OSDデータ、例えば受信
したリモコンからの指令をそのまま他のデバイスに転送
するための透過転送データ等のデータの種類を識別する
ための属性(以下DTATR:Data Attributeという)
を指定し、またデータフィールド55の所定位置、例え
ば上述の図5に示すように、データ#5にそのフレーム
に含まれるデータのバイト数(以下BYTEという)
を、例えば1バイト〜16バイトにそれぞれ対応するコ
ード "20"h〜 "2F"hによって指定し、データ#6以
降にデータをバイト毎に指定する。
【0097】ところで、このデータの通信において、デ
ータフィールド55のデータ容量、例えば上述したヘッ
ダフィールド51のモードビットで規定されるデータ容
量が例えば16バイトであって、送信するデータ量がそ
れ以上のときは、送信データを複数のフレームに分割し
て送信すると共に、先頭フレーム、すなわち最初に送信
するフレームの上述したコントロールビットをデータ通
信コマンド、例えばデータのロック状態での書き込みを
表すコード "B"hとし、最後に送信するフレームのコン
トロールビットをデータ通信コマンド、例えばデータの
ノンロック状態での書き込みを表すコード "F"hとす
る。なお、送信するデータのデータ量がデータフィール
ド55のデータ容量よりも少なく、送信するデータを1
つのフレームで送信するときは、コントロールビットを
データ通信コマンド、例えばデータのノンロック状態で
の書き込みを表すコード "F"hとする。
【0098】したがって、制御コマンドの通信、例えば
TV10(デバイス)からVTR20(他のデバイス)
に内蔵されたビデオデッキ20a(サブデバイス)に、
例えばビデオデッキ20aをプレーさせる制御コマンド
を送るときは、TV10のマイクロプロセッサ12は、
マスタアドレスフィールド52にTV10のアドレスを
マスタアドレスビットとして指定し、スレーブアドレス
フィールド53にVTR20のアドレスをスレーブアド
レスビットとして指定し、コントロールフィールド54
に制御コマンド通信コマンド、例えばマスタからスレー
ブへの制御コマンドの書き込みを表すコード "E"hをコ
ントロールビットとして指定する。さらに、マイクロプ
ロセッサ12は、データ#1にコード "AB"hをテキス
トヘッダとして指定し、データ#2にデバイスからサブ
デバイスへの通信を示すコード(b1 =1、b0 =0)
をHDOPRとして指定し、データ#3にビデオデッキ
20aのアドレスをDSDAとして指定する。そして、
マイクロプロセッサ12は、後に続くデータ#4に例え
ばビデオデッキをプレーさせるコード "C3"hをOPC
として指定し、データ#5に前進(フォワード)を示す
コード "75"hをOPRとして指定する。
【0099】また、例えばTV10(デバイス)からV
TR20(デバイス)へ電源をオフする制御コマンドを
伝送するときは、マイクロプロセッサ12は、データ#
2にデバイスからデバイスへの通信を示すコード(b1
=1、b0 =1)をHDOPRとして指定し、サブデバ
イスのアドレスが不要なことから、データ#3にダミー
コード、例えば "7F"hを指定する。そして、マイクロ
プロセッサ12は、データ#4に例えばスタンバイを示
すコード "A0"hをOPCとして指定し、データ#5に
オンを示すコード "70"hをOPRとして指定する。
【0100】一方、データの通信、例えばVTR20か
らTV10にビデオデッキ20a(サブデバイス)のス
テータス等を示すデータを複数のフレーム、例えば2つ
のフレームP1 、P2 に分割して伝送し、それらのデー
タに基づいた画像をTV10に表示するときは、VTR
20のマイクロプロセッサ22は、例えば図7Aに示す
ように、マスタアドレスフィールド52にVTR20の
アドレスをマスタアドレスビットとして指定し、スレー
ブアドレスフィールド53にTV10のアドレスをスレ
ーブアドレスビットとして指定し、コントロールフィー
ルド54にデータ通信コマンド、例えばマスタからスレ
ーブへのデータのロック状態での書き込みを表すコード
"B"hをコントロールビットとして指定する。
【0101】また、マイクロプロセッサ22は、データ
#1にコード "AB"hをテキストヘッダとして指定し、
データ#2にサブデバイスからデバイスへの通信を示す
コード(b1 =0、b0 =1)をHDOPRとして指定
し、データ#3にビデオデッキ20aのアドレスをSS
DAとして指定する。
【0102】さらに、マイクロプロセッサ22は、デー
タ#4にデータの種類、例えばOSDデータであること
を示すコード "20"hをDTATRとして指定し、デー
タ#5に、例えばこのフレームに11バイトのデータが
含まれることを示すコード "2A"hをBYTEとして指
定する。
【0103】また、マイクロプロセッサ22は、データ
#6に、例えば画面上での1行目を表すコード "20"h
をOPR1として指定し、データ#7に、例えば標準の
大きさの文字を表すコード "22"hをOPR2として指
定し、データ#8に、例えばアルファベットの小文字を
表すコード "21"hをOPR3として指定する。
【0104】そして、マイクロプロセッサ22は、デー
タ#9〜データ#16に送信するデータをバイト毎に指
定する。かくして、最初に送信するフレームP1 が形成
される。
【0105】最後に送信するフレームP2 では、マイク
ロプロセッサ22は、上述の図7Bに示すように、マス
タアドレスフィールド52にVTR20のアドレスをマ
スタアドレスビットとして指定し、スレーブアドレスフ
ィールド53にTV10のアドレスをスレーブアドレス
ビットとして指定し、コントロールフィールド54にデ
ータ通信コマンド、例えばマスタからスレーブへのデー
タのノンロック状態での書き込みを表すコード "F"hを
コントロールビットとして指定する。
【0106】また、マイクロプロセッサ22は、データ
#1にコード "AB"hをテキストヘッダとして指定し、
データ#2にサブデバイスからデバイスへの通信を示す
コード(b1 =0、b0 =1)をHDOPRとして指定
し、データ#3にビデオデッキ20aのアドレスをSS
DAとして指定する。
【0107】さらに、マイクロプロセッサ22は、デー
タ#4にデータの種類、例えばOSDデータであること
を示すコード "20"hをDATARとして指定し、デー
タ#5に、例えばこのフレームに8バイトのデータが含
まれることを示すコード "27"hをBYTEとして指定
する。
【0108】ところで、例えば、画面上での表示条件を
変更しないときは、すなわち同じ行に同じ大きさ等の文
字を表示するときは、上述したOPR1〜OPR3は不
要となり、マイクロプロセッサ22は、データ#6〜デ
ータ#13に送信するデータをバイト毎に指定する。か
くして、最後に送信するフレームP2 が形成される。
【0109】つぎに、送信するデータのデータ量が少な
く、例えばVTR20からTV10にビデオデッキ20
aのステータス等を示すデータを1つのフレームで伝送
するデータの通信では、VTR20のマイクロプロセッ
サ22は、例えば上述の図77に示すフレームP1 のコ
ントロールビットをデータ通信コマンド、例えばデータ
のノンロック状態での書き込みを表すコード "F"hとし
たフレームを形成する。
【0110】すなわち、送信するデータのデータ量をX
とし、1つのフレームで伝送可能なデータ容量をnとす
ると、マイクロプロセッサ22は、例えば図8に示すフ
ローチャートに従ってフレームを形成する。
【0111】ステップST1において、マイクロプロセ
ッサ22は、コントロールビットをデータ通信コマンド
に設定し、ステップST2に進む。
【0112】ステップST2において、マイクロプロセ
ッサ22は、データ量Xがデータ容量nよりも大きいか
を判断し、該当するときはステップST3に進み、該当
しないときはステップST6に進む。
【0113】ステップST3において、マイクロプロセ
ッサ22は、データ#4にDTATR(データの種類を
識別する属性)を指定し、データ#5にBYTE(デー
タ量)を指定してフレームを形成し、ステップST4に
進む。
【0114】ステップST4において、マイクロプロセ
ッサ22は、ステップST3で形成したフレームを送出
し、ステップST5に進む。
【0115】ステップST5において、データ量Xから
データ容量nを減算すると共に、その減算値を新たなデ
ータ量Xとし、すなわち残りのデータ量Xを求め、ステ
ップST2に戻る。
【0116】一方、ステップST6において、マイクロ
プロセッサ22は、データ#4にDTATRを指定し、
データ#5にBYTEを指定して、フレームを形成し、
ステップST7に進む。
【0117】ステップST7において、マイクロプロセ
ッサ22は、ステップST6で形成した最終のフレーム
を送出し、終了する。
【0118】そして、このようにして形成されたフレー
ムは、TV10のマイクロプロセッサ12からバスイン
ターフェイス回路14に、又はVTR20のマイクロプ
ロセッサ22からバスインターフェイス回路24に供給
され、これらのバスインターフェイス回路14、24
は、双方向バス1上の所謂キャリアの有無を検出し、キ
ャリアがないとき、すなわち双方向バス1が空いている
ときに、上述したフレーム構成を有する伝送信号を双方
向バス1を介してTV10、VTR20、30、VDP
40等に送信する。
【0119】かくして、例えばマイクロプロセッサ22
は、データを複数のフレームに分割して送信する際に、
先頭フレーム、すなわち最初に送信するフレームからデ
ータを送信すると共に、最後に送信するフレームにおい
てもデータを送信する。また、マイクロプロセッサ22
は、データを1つのフレームで送信する際に、そのフレ
ームにおいてデータを送信する。
【0120】すなわち、この双方向バスシステムでは、
従来の双方向バスシステムで必要とされた実際のデータ
を伝送する前に、送信先(受信側)のデバイスに以後の
フレームでデータを送信することを通知するためのフレ
ームと、データの送信が終了した時点で受信側のデバイ
スにデータの通信が終了したことを通知するフレームと
を必要とせず、従来のシステムに比してトラフィック量
を低減することができ、伝送効率を高めることができ
る。また、通信手順を簡単にすることができる。
【0121】ここで、上述したフレーム構成を有する伝
送信号の受信について説明する。例えばTV10からV
TR20への制御コマンドの伝送では、VTR20のバ
スインターフェイス回路24は、双方向バス1を介して
伝送信号を受信すると共に、受信した伝送信号をマイク
ロプロセッサ22に供給する。マイクロプロセッサ22
は、ROM22aに記憶されているプログラム(ソフト
ウェア)を実行し、伝送信号からコントロールフィール
ド54のコントロールビットを検出し、このコントロー
ルビットに基づいて、データの通信か制御コマンドの通
信かを検出する。また、マイクロプロセッサ22は、伝
送信号からデータフィールド55の所定位置に挿入され
た経路選択コードを検出し、この経路選択コードに基づ
いて、デバイスに内蔵されたサブデバイスから他のデバ
イスへの通信、デバイスから他のデバイスに内蔵された
サブデバイスへの通信又はデバイスからデバイスへの通
信かを検出する。
【0122】具体的には、マイクロプロセッサ22は、
伝送信号のマスタアドレスフィールド52のマスタアド
レスビットと、スレーブアドレスフィールド53のスレ
ーブアドレスビットに基づいて、この伝送信号が例えば
TV10からの自分に対する伝送信号であると検出する
と共に、コントロールフィールド54のコントロールビ
ットに基づいて、例えばコード "E"hにより制御コマン
ドの通信(マスタからスレーブへの制御コマンドの書き
込み)であることを検出する。なお、この場合、VTR
30及びVDP40のマイクロプロセッサは、スレーブ
アドレスビットが自分のアドレスでないことから、自分
に対する通信ではないと検出し、その伝送信号に対応す
る動作は行わない。
【0123】また、マイクロプロセッサ22は、データ
フィールド55のデータ#1に指定されているテキスト
ヘッダに基づいて、例えばコード "AB"hにより従来の
D2Bで用いられているOPC"Begin 2"(コード "B
D"h)、OPC"Begin 1" ("BC"h) 、OPC"Begin
0" ("BB"h) でないことを検出すると共に、データ#
2に指定されているHDOPRに基づいて、例えばその
下位2ビットが1、0(b 1 =1、b0 =0)のとき
は、デバイスからサブデバイスへの通信であると検出
し、b1 =0、b0 =1のときはサブデバイスからデバ
イスへの通信であると検出し、b1 =1、b0 =1のと
きはデバイスからデバイスへの通信と検出する。すなわ
ち、同一の双方向バス1を介して従来のD2Bに準拠し
た伝送信号が伝送されても、それらを区別することがで
きる。
【0124】また、マイクロプロセッサ22は、デバイ
スからサブデバイスへの通信のときは、データ#3にD
SDAが指定されていると認識し、サブデバイスからデ
バイスへの通信のときは、データ#3にSSDAが指定
されていると認識し、デバイスからデバイスへの通信の
ときはデータ#3はダミーコード "7F"hと認識する。
そして、マイクロプロセッサ22は、例えばデータ#3
に指定されているDSDAに基づいて、例えばビデオデ
ッキ20aに対する制御であると特定する。
【0125】ところで、VTR20等の各機器(デバイ
ス)は、制御コマンドをサブデバイスを制御するための
内部制御コマンドに変換するコマンドテーブルを、その
デバイスが具備(内蔵)するサブデバイス毎に備え、こ
れらのコマンドテーブルにより、同一の制御コマンドを
制御対象サブデバイスの種類毎に異なる制御内容の内部
制御コマンドに変換(デコード)する。具体的には、例
えばマイクロプロセッサ22のROM22aには、ビデ
オデッキ20aに対するデッキ/プレーヤコマンドテー
ブルと、チューナ20bに対するチューナコマンドテー
ブルとが記憶されており、マイクロプロセッサ22は、
これらのコマンドテーブルに基づいて、データフィール
ド55のデータ#4、#5に指定されている制御コマン
ドをビデオデッキ20a〜スイッチボックス20cを制
御するための内部制御コマンドにデコードし、この内部
制御コマンドに基づき、内部制御バス21を介してビデ
オデッキ20a〜スイッチボックス20cを制御する。
すなわち、例えば制御コマンドのOPCがコード "C
0"hは、デッキ/プレーヤコマンドではリピートを表
し、チューナコマンドではバンドの制御を表し、ビデオ
コマンドではコントラストの制御を表し、オーディオコ
マンドではボリュームの制御を表す。換言すると、DS
DAにより指定されたサブデバイスのディフォルト値で
決定されるコマンドテーブルが用いられ、制御コマンド
のコードをサブデバイスの種類で共用することができ、
制御コマンドを短くすることができる。
【0126】そして、例えばDSDAがビデオデッキ2
0aであって、制御コマンドのOPCがコード "C3"h
であって、OPRがコード "75"hのとき、VTR20
のマイクロプロセッサ22は、デッキ/プレーヤコマン
ドテーブルにより、制御コマンドをプレーと前進である
内部制御コマンドにデコードし、内部制御バス21を介
してビデオデッキ20aが再生動作を行うように制御す
ると共に、ビデオデッキ20aからのAV信号がスイッ
チボックス20cを介してTV10のスイッチボックス
10dに供給されるように制御する。かくして、TV1
0(デバイス)からVTR20のビデオデッキ20a
(サブデバイス)への制御コマンドの通信が行われ、V
TR20で再生されたAV信号に基づいた画像をTV1
0で見ることができる。
【0127】一方、例えば上述したVTR20からTV
10にビデオデッキ20aのステータス(状態)を示す
データを伝送するときは、TV10のバスインターフェ
イス回路14は、双方向バス1を介して伝送信号を受信
すると共に、受信した伝送信号をマイクロプロセッサ1
2に供給する。マイクロプロセッサ12は、ROM12
aに記憶されているプログラム(ソフトウェア)を実行
し、伝送信号からコントロールフィールド54のコント
ロールビットを検出し、このコントロールビットに基づ
いてデータの通信か制御コマンドの通信かを検出する。
また、マイクロプロセッサ12は、伝送信号からデータ
フィールド55の所定位置に挿入された経路選択コード
を検出し、この経路選択コードに基づいて、デバイスに
内蔵されたサブデバイスから他のデバイスへの通信、デ
バイスから他のデバイスに内蔵されたサブデバイスへの
通信又はデバイスからデバイスへの通信かを検出する。
【0128】具体的には、マイクロプロセッサ12は、
伝送信号のマスタアドレスフィールド52のマスタアド
レスビットと、スレーブアドレスフィールド53のスレ
ーブアドレスビットに基づいて、この伝送信号が例えば
VTR20からの自分に対する伝送信号であると検出す
ると共に、コントロールフィールド54のコントロール
ビット基づいて、例えばコード "B"h、 "F"hときはデ
ータの通信(データのロック状態、ノンロック状態での
書き込み)であると検出する。すなわち、データが複数
のフレームに分割されて伝送されてくるときは、最初の
フレームからデータのロック状態での書き込みと検出
し、最後のフレームでデータのノンロック状態での書き
込みであると検出する。また、データが1フレームで伝
送されてくるときは、そのフレームにおいてデータのノ
ンロック状態での書き込みと検出する。そして、マイク
ロプロセッサ12は、例えばVTR20から供給される
伝送信号の最初のフレームを受信することにより、ロッ
ク状態とされた後は、例えばVDP30からの伝送信号
を受信すると、その受信信号を無視(無効なものと)す
ると共に、VDP30にロック状態である(捕捉されて
いる)ことを通知する。
【0129】また、マイクロプロセッサ12は、データ
フィールド55のデータ#1に指定されているテキスト
ヘッダに基づいて、例えばコード "AB"hにより従来の
D2Bで用いられているOPC"Begin 2"(コード "B
D"h)、OPC"Begin 1" ("BC"h) 、OPC"Begin
0" ("BB"h) でないことを検出すると共に、データ#
2に指定されているHDOPRに基づいて、例えばその
下位2ビットが1、0(b 1 =1、b0 =0)のとき
は、デバイスからサブデバイスへの通信であると検出
し、b1 =0、b0 =1のときはサブデバイスからデバ
イスへの通信であると検出し、b1 =1、b0 =1のと
きはデバイスからデバイスへの通信と検出する。
【0130】また、マイクロプロセッサ12は、デバイ
スからサブデバイスへの通信のときは、データ#3にD
SDAが指定されていると認識し、サブデバイスからデ
バイスへの通信のときは、データ#3にSSDAが指定
されていると認識し、デバイスからデバイスへの通信の
ときはデータ#3はダミーコード "7F"hと認識する。
そして、マイクロプロセッサ12は、データ#3に指定
されているSSDAに基づいて、例えばビデオデッキ2
0aからのデータであると特定する。
【0131】また、マイクロプロセッサ12は、データ
#4に指定されているDTATRに基づいて、例えばデ
ータ#9〜データ#16に指定されているデータの種類
を識別する。具体的には、例えばコード "20"hのとき
は受信されたデータがASCIIコード、OSDデータ
であり、例えばコード "21"hのときは受信されたデー
タが日本語OSDデータであり、例えばコード "22"h
のときは受信されたデータが透過伝送データであると認
識する。換言すると、種々のデータの通信を行うことが
できる。
【0132】また、マイクロプロセッサ12は、データ
#5に指定されているBYTEに基づいて、このフレー
ムで伝送されてくるデータのバイト数を検出する。具体
的には、例えばコード "20"h〜 "2F"hにそれぞれ対
応して1バイト〜16バイトを検出する。すなわち、マ
イクロプロセッサ12は、フレームのデータ量を予め知
ることができ、そのフレームの最後を判断するための処
理(ソフトウェア)を簡単にすることができる。
【0133】また、マイクロプロセッサ12は、データ
#6に指定されているOPR1に基づいて、TVモニタ
10bの何行目に表示するかを検出する。具体的には、
例えばコード "20"h、 "21"h、 "22"h・・・にそ
れぞれ対応して第1行、第2行、第3行・・・を検出す
る。
【0134】また、マイクロプロセッサ12は、データ
#7に指定されているOPR2に基づいて、TVモニタ
10bに表示する文字の大きさを検出する。具体的に
は、例えばコード "20"hのときは標準文字であり、コ
ード "21"hのときは大きな文字であると検出する。
【0135】また、マイクロプロセッサ12は、データ
#8に指定されているOPR3に基づいて、アルファベ
ットの大文字、小文字を検出する。具体的には、例えば
コード "20"hのときは大文字であり、コード "21"h
のときは小文字であると検出する。なお、これらのOP
R1〜OPR3は、データが複数のフレームに分割され
ると共に、画面上での表示条件を変更しないときは、す
なわち同じ行に同じ大きさ等の文字を表示するときは、
最初のフレームのみで受信され、その後のフレームでは
受信されない。
【0136】そして、マイクロプロセッサ12は、デー
タ#9〜データ#16に指定されているデータに基づい
た文字等をTVモニタ10bに、上述のOPR1〜OP
R3によって指示された条件で表示する制御を行う。か
くして、VTR20のビデオデッキ20a(サブデバイ
ス)からTV10へのステータス等を示すデータの通信
が行われ、例えばVTR20の動作状態をTV10の画
面(TVモニタ10b)で見ることができる。
【0137】つぎに、製造業者間で統一されていない独
自のデータ(以下任意のデータという)を伝送するとき
のフレームフォーマットについて説明する。
【0138】任意のデータを伝送するフレームのフォー
マットは、データフィールド55の所定位置、例えば図
8に示すように、データ#6、#7に製造業者に関する
情報、すなわち例えば2バイトからなるメーカ識別コー
ドを指定するフォーマットとする。そして、送信元のデ
バイスは、任意のデータを送信する際に、自社に割り当
てられたメーカ識別コードを指定して、データを送信
し、受信側のデバイスは、メーカ識別コードに基づいて
データ#7以降のデータが、例えば自社独自のデータで
あることを認識し、例えばそのデータに対応した処理を
行う。この結果自社のデバイス(機器)に対して付加価
値を加えたり、特徴を出すことができる。
【0139】なお、本発明は、上述の実施例に限定され
るものではなく、例えばデバイスからサブデバイスにリ
クエストを送り、サブデバイスからデバイスにアンサ
(答え)を返す通信、また例えば、デバイスの状態を自
動報告するための通信等に適用することができる。ま
た、D2BやHBS以外の、例えばAV機器等を制御す
る双方向バスシステムにも本発明を適用できることは言
うまでもない。
【0140】
【発明の効果】以上の説明で明かなように、本発明で
は、送信元のデバイスは、双方向バス上の伝送信号の1
フレームを、通信を行うデバイス相互のアドレスを指定
するためのアドレスフィールドと、データの通信を示す
データ通信コマンド又は制御コマンドの通信を示す制御
コマンド通信コマンドを指定するためのコントロールフ
ィールドと、制御コマンド又はデータを指定するための
データフィールドとから構成すると共に、データを送信
する際に、先頭フレームのコントロールフィールドにデ
ータ通信コマンドを指定して、伝送信号を双方向バスを
介して送信し、受信側のデバイスは、双方向バスを介し
て伝送信号を受信し、受信された伝送信号の先頭フレー
ムのコントロールフィールドに基づいて、データの通信
か制御コマンドの通信かを検出すると共に、データの通
信と検出されたときは、当該フレームのデータフィール
ドにデータが指定されているとしてデータを受信するこ
とにより、従来の双方向バスシステムで必要とされた実
際のデータを伝送する前に、受信側のデバイスに以後の
フレームでデータを送信することを通知するためのフレ
ームと、データの送信が終了した時点で受信側のデバイ
スにデータの通信が終了したことを通知するフレームと
を必要とせず、従来の双方向バスシステムに比してトラ
フィック量を低減することができ、伝送効率を高めるこ
とができる。また、通信手順を簡単にすることができ
る。
【0141】また、本発明では、データが複数の種類か
らなり、送信元のデバイスは、データフィールドの所定
位置にデータの種類を示す情報を挿入して、伝送信号を
送信し、受信側のデバイスは、この情報に基づいて受信
されるデータの種類を認識することにより、種々のデー
タの通信を行うことができる。
【0142】また、本発明に係る通信方法では、送信元
のデバイスは、データフィールドの所定位置に、当該フ
レームで送信するデータのデータ量を示す情報を挿入し
て、伝送信号を送信し、受信側のデバイスは、この情報
に基づいて受信されるフレームのデータ量を認識するこ
とにより、フレームのデータ量を予め知ることができ、
そのフレームの最後を判断するための処理(ソフトウェ
ア)を簡単にすることができる。
【0143】また、本発明では、送信元のデバイスは、
データフィールドの所定位置に製造業者に関する情報を
挿入して、伝送信号を送信し、受信側のデバイスは、こ
の情報に基づいて製造業者を認識することにより、独自
のデータの通信を行うことができ、例えば自社のデバイ
ス(機器)に対して付加価値を加えたり、特徴を出すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した双方向バスシステムの具体的
な構成を示すブロック図である。
【図2】上記双方向バスシステムを構成するTV、VT
Rの具体的な構成を示すブロック図である。
【図3】上記双方向バスシステムを構成する双方向バス
のコネクタの構造を示す図である。
【図4】制御コマンドを伝送する伝送信号のフレームフ
ォーマットを示す図である。
【図5】データを伝送する伝送信号のフレームフォーマ
ットを示す図である。
【図6】伝送信号のHDOPRのフォーマットを示す図
である。
【図7】データを複数のフレームに分割して通信すると
きの通信手順の具体例を示す図である。
【図8】フレームの形成動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】任意データを伝送する伝送信号のフレームフォ
ーマットを示す図である。
【図10】従来のD2Bのフレームフォーマットを示す
図である。
【図11】従来のD2Bのフレームフォーマットを示す
図である。
【図12】OPC"Begin2"のOPRを説明するための図
である。
【図13】従来のデータを複数のフレームに分割して通
信するときの通信手順の具体例を示す図である。
【図14】従来のデータを複数のフレームに分割して通
信するときの通信手順の具体例を示す図である。
【図15】従来のフレームの形成動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
1・・・双方向バス 10・・・TV 10a・・・チューナ 10b・・・TVモニタ 10c・・・アンプ 10d・・・スイッチボックス 12・・・マイクロプロセッサ 12a・・・ROM 12b・・・CPU 14・・・バスインターフェイス回路 20・・・VTR 20a・・・ビデオデッキ 20b・・・チューナ 20c・・・スイッチボックス 22・・・マイクロプロセッサ 22a・・・ROM 22b・・・CPU 24・・・バスインターフェイス回路 L1、L2、L3・・・AV信号ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 洋 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 草ヶ谷 康夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小田部 典子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 杉山 宏一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐藤 真 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した制御コマンドに対する動作を実
    行すると共に、データの通信を行う複数のデバイスを双
    方向バスを介して相互に接続してなる双方向バスシステ
    ムの送信方法であって、 上記双方向バス上の伝送信号の1フレームを、通信を行
    うデバイス相互のアドレスを指定するためのアドレスフ
    ィールドと、データの通信を示すデータ通信コマンド又
    は制御コマンドの通信を示す制御コマンド通信コマンド
    を指定するためのコントロールフィールドと、制御コマ
    ンド又はデータを指定するためのデータフィールドとか
    ら構成し、 データを送信する際に、先頭フレームの上記コントロー
    ルフィールドにデータ通信コマンドを指定して、伝送信
    号を上記双方向バスを介して送信することを特徴とする
    送信方法。
  2. 【請求項2】 前記データが複数の種類からなり、 前記データフィールドの所定位置にデータの種類を示す
    情報を挿入して、前記伝送信号を送信することを特徴と
    する請求項1記載の送信方法。
  3. 【請求項3】 前記データフィールドの所定位置に、当
    該フレームで送信するデータのデータ量を示す情報を挿
    入して、前記伝送信号を送信することを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の送信方法。
  4. 【請求項4】 前記データフィールドの所定位置に製造
    業者に関する情報を挿入して、前記伝送信号を送信する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の送信方
    法。
  5. 【請求項5】 前記データフィールドの所定位置に製造
    業者に関する情報を挿入して、前記伝送信号を送信する
    ことを特徴とする請求項3記載の送信方法。
  6. 【請求項6】 受信した制御コマンドに対する動作を実
    行すると共に、データの通信を行う複数のデバイスを双
    方向バスを介して相互に接続してなる双方向バスシステ
    ムの受信方法であって、 通信を行うデバイス相互のアドレスを指定するためのア
    ドレスフィールドと、データの通信を示すデータ通信コ
    マンド又は制御コマンドの通信を示す制御コマンド通信
    コマンドを指定するためのコントロールフィールドと、
    制御コマンド又はデータを指定するためのデータフィー
    ルドとからなるフレーム構成を有する伝送信号を、上記
    双方向バスを介して受信し、 該受信された伝送信号の先頭フレームのコントロールフ
    ィールドに基づいて、データの通信か制御コマンドの通
    信かを検出すると共に、データの通信と検出されたとき
    は、当該フレームの上記データフィールドにデータが指
    定されているとしてデータを受信することを特徴とする
    受信方法。
  7. 【請求項7】 前記データフィールドの所定位置にデー
    タの種類を示す情報が挿入され、 該情報に基づいて受信されるデータの種類を認識するこ
    とを特徴とする請求項6記載の受信方法。
  8. 【請求項8】 前記データフィールドの所定位置に、当
    該フレームのデータ量を示す情報が挿入され、 該情報に基づいて受信されるフレームのデータ量を認識
    することを特徴とする請求項6又は請求項7記載の受信
    方法。
  9. 【請求項9】 前記データフィールドの所定位置に製造
    業者に関する情報が挿入され、 該情報に基づいて製造業者を認識することを特徴とする
    請求項6又は請求項7記載の受信方法。
  10. 【請求項10】 前記データフィールドの所定位置に製
    造業者に関する情報が挿入され、 該情報に基づいて製造業者を認識することを特徴とする
    請求項8記載の受信方法。
  11. 【請求項11】 受信した制御コマンドに対する動作を
    実行すると共に、データの通信を行う複数のデバイスを
    双方向バスを介して相互に接続してなる双方向バスシス
    テムの通信方法であって、 送信元のデバイスは、 上記双方向バス上の伝送信号の1フレームを、通信を行
    うデバイス相互のアドレスを指定するためのアドレスフ
    ィールドと、データの通信を示すデータ通信コマンド又
    は制御コマンドの通信を示す制御コマンド通信コマンド
    を指定するためのコントロールフィールドと、制御コマ
    ンド又はデータを指定するためのデータフィールドとか
    ら構成すると共に、データを送信する際に、先頭フレー
    ムの上記コントロールフィールドにデータ通信コマンド
    を指定して、伝送信号を上記双方向バスを介して送信
    し、 受信側のデバイスは、 上記双方向バスを介して伝送信号を受信し、 該受信された伝送信号の先頭フレームのコントロールフ
    ィールドに基づいて、データの通信か制御コマンドの通
    信かを検出すると共に、データの通信と検出されたとき
    は、当該フレームの上記データフィールドにデータが指
    定されているとしてデータを受信することを特徴とする
    通信方法。
  12. 【請求項12】 前記データが複数の種類からなり、 前記送信元のデバイスは、前記データフィールドの所定
    位置にデータの種類を示す情報を挿入して、前記伝送信
    号を送信し、 前記受信側のデバイスは、上記情報に基づいて受信され
    るデータの種類を認識することを特徴とする請求項11
    記載の通信方法。
  13. 【請求項13】 前記送信元のデバイスは、前記データ
    フィールドの所定位置に、当該フレームで送信するデー
    タのデータ量を示す情報を挿入して、前記伝送信号を送
    信し、 前記受信側のデバイスは、上記情報に基づいて受信され
    るフレームのデータ量を認識することを特徴とする請求
    項11又は請求項12記載の通信方法。
  14. 【請求項14】 前記送信元のデバイスは、前記データ
    フィールドの所定位置に製造業者に関する情報を挿入し
    て、前記伝送信号を送信し、 前記受信側のデバイスは、上記情報に基づいて製造業者
    を認識することを特徴とする請求項11又は請求項12
    記載の通信方法。
  15. 【請求項15】 前記送信元のデバイスは、前記データ
    フィールドの所定位置に製造業者に関する情報を挿入し
    て、前記伝送信号を送信し、 前記受信側のデバイスは、上記情報に基づいて製造業者
    を認識することを特徴とする請求項13記載の通信方
    法。
  16. 【請求項16】 受信した制御コントロールに対する動
    作を実行すると共に、データの通信を行う複数のデバイ
    スと、双方向バスとからなり、 上記複数のデバイスは、 通信を行うデバイス相互のアドレスを指定するためのア
    ドレスフィールドと、データの通信を示すデータ通信コ
    マンド又は制御コマンドの通信を示す制御コマンド通信
    コマンドを指定するためのコントロールフィールドと、
    制御コマンド又はデータを指定するためのデータフィー
    ルドとからなるフレームを構成すると共に、データを送
    信する際に、先頭フレームの上記コントロールフィール
    ドにデータ通信コマンドを指定して伝送信号を形成する
    伝送信号形成手段と、 該伝送信号形成手段で形成された伝送信号を上記双方向
    バスに出力するバス出力手段と、 該双方向バスを介して伝送信号を受信するバス入力手段
    と、 該バス入力手段で受信された伝送信号の先頭フレームの
    コントロールフィールドに基づいて、データの通信か制
    御コマンドの通信かを検出すると共に、データの通信と
    検出されたときは、当該フレームの上記データフィール
    ドにデータが指定されているとしてデータを受信する制
    御を行う制御手段とをそれぞれ備え、 上記複数のデバイスを上記双方向バスを介して相互に接
    続してなることを特徴とする双方向バスシステム。
  17. 【請求項17】 前記データが複数の種類からなり、 前記伝送信号形成手段は、前記データフィールドの所定
    位置にデータの種類を示す情報を挿入して、前記伝送信
    号を形成し、 前記制御手段は、上記情報に基づいて受信されるデータ
    の種類を認識することを特徴とする請求項16記載の双
    方向バスシステム。
  18. 【請求項18】 前記伝送信号形成手段は、前記データ
    フィールドの所定位置に、当該フレームで送信するデー
    タのデータ量を示す情報を挿入して、前記伝送信号を形
    成し、 前記制御手段は、上記情報に基づいて受信されるフレー
    ムのデータ量を認識することを特徴とする請求項16又
    は請求項17記載の双方向バスシステム。
  19. 【請求項19】 前記伝送信号形成手段は、前記データ
    フィールドの所定位置に製造業者に関する情報を挿入し
    て、前記伝送信号を形成し、 前記制御手段は、上記情報に基づいて製造業者を認識す
    ることを特徴とする請求項16又は請求項17記載の双
    方向バスシステム。
  20. 【請求項20】 前記伝送信号形成手段は、前記データ
    フィールドの所定位置に製造業者に関する情報を挿入し
    て、前記伝送信号を形成し、 前記制御手段は、上記情報に基づいて製造業者を認識す
    ることを特徴とする請求項18記載の双方向バスシステ
    ム。
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