JPH06244031A - 可変インダクタ調整装置 - Google Patents

可変インダクタ調整装置

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Publication number
JPH06244031A
JPH06244031A JP3160593A JP3160593A JPH06244031A JP H06244031 A JPH06244031 A JP H06244031A JP 3160593 A JP3160593 A JP 3160593A JP 3160593 A JP3160593 A JP 3160593A JP H06244031 A JPH06244031 A JP H06244031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable inductor
circuit
core
pulse motor
value
Prior art date
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Pending
Application number
JP3160593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Ogawa
秀明 小川
Shigeo Masaki
茂生 正木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3160593A priority Critical patent/JPH06244031A/ja
Publication of JPH06244031A publication Critical patent/JPH06244031A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変インダクタなどインダクタンス値が可変
できるインダクタのインダクタンス値を高速で精度よく
測定を行い、指定されたインダクタンス値に短時間かつ
高い調整精度で調整することが可能な可変インダクタ調
整装置を提供することを目的とする。 【構成】 可変インダクタ2に回路部3を接触させ、パ
ルスモータ4を前進させて可変インダクタ2のコア2a
にドライバ5を当て、ドライバ5がコア2aに係合する
と制御部9より回路部3に測定開始命令が出され、回路
部3における位相の測定を開始し、回転制御部7へ測定
した位相値に対応したデータを出力し、回転制御部7か
ら駆動部8へモータパルスが出力されてパルスモータ4
が回転し、位相値が0度になった所でパルスモータ4を
停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば可変インダクタな
どのようにインダクタンス値が可変できるインダクタの
インダクタンス値を、自動的にかつ正確に測定すると共
に指定された値に調整を行う可変インダクタ調整装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】可変インダクタは、それが組み込まれる
機器の無調整化のために高精度のインダクタンス調整が
要求されている。
【0003】このような可変インダクタのインダクタン
ス調整では、微小で変化するインダクタンス値を測定・
調整する必要があり、これを行うためにインダクタンス
メータを使用したのでは高速化が難しいことから従来の
調整装置では、可変インダクタと外付けの抵抗及びコン
デンサで共振回路を構成したものを用い、インダクタン
ス値を共振周波数に置き換えて測定を行っていた。
【0004】以下に、上記従来のインダクタンス調整装
置について図面を用いて説明する。図4は従来の可変イ
ンダクタ調整装置の構成をブロック図を併用して示した
斜視図であり、同図において1はトラッキングスコープ
を用いた測定信号源、2は測定試料である可変インダク
タ、2aは可変インダクタ2のコア、3はこの可変イン
ダクタ2を接続することにより共振回路を形成する回路
部であり、この回路部3の詳細は図2(a)に回路図を
用いて示す。
【0005】また、4は先端にドライバ5が結合された
パルスモータであり、可変インダクタ2のコア2aにド
ライバ5を係合させてコア2aを回転させるものであ
る。6は回路部3により測定した可変インダクタ2の共
振点を検出する検出部、7はパルスモータ4を制御する
回転制御部、8はパルスモータ4を回転させる駆動部で
ある。
【0006】このように構成された従来の可変インダク
タ調整装置は、図4に示す回路部3での可変インダクタ
2のインダクタンス値をL、コンデンサの容量値をCと
すると、この回路における同図(A)部のインピーダン
スZは(数1)に示すようになる。
【0007】
【数1】
【0008】ここで、この回路部3にIN端子から信号
を入力するとω=ωoなる周波数で(A)部のインピー
ダンスは最大になり、OUT端子からの出力は最大とな
る。また逆に、測定信号源1の周波数を規定の範囲で掃
引(可変)させ、出力が最大となる点(共振点)を求め
るとインダクタンス値を知ることができる。
【0009】さらに図4に示すようにパルスモータ4を
回転させながらコア2aを回転させ、この測定を繰り返
し行うと、図5(b)に示すようにインダクタンス値の
変化と共に共振点が移動し、規定のインダクタンス値に
対応した目標共振点に達した時にパルスモータ4の回転
を止めて調整を完了するように構成されたものであっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の可変インダクタ調整装置では、周波数を掃引さ
せた上で利得の最大値を検出しなければならないため、
図6に示すように測定信号源1の性能から掃引が一回当
り15msec程度必要となり、測定時間は掃引時間で
決定されてしまい一回当り15msec程度であった。
【0011】このため、調整時間が長く必要となり、
又、パルスモータ4の回転に対し測定が遅いため分解能
も悪いという課題を有したものであった。
【0012】本発明は上記課題を解決し、可変インダク
タのコアの回転状態におけるインダクタンス値の検査を
高速で精度よく行うことにより、短時間で高い調整精度
を実現することが可能な可変インダクタ調整装置を提供
することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による可変インダクタ調整装置は、可変インダ
クタを接続することにより共振回路を形成する回路部
と、この回路部に接続され可変インダクタの位相を測定
する測定部と、この測定部を制御する制御部と、上記可
変インダクタのコアと係合しこのコアを回転させる調整
部と、上記測定部で測定した結果をもとに上記調整部の
駆動を行う回転制御部からなる構成としたものである。
【0014】
【作用】この構成により、回路部に接続した可変インダ
クタの位相値を測定部で測定し、この結果をもとに位相
値が0度になるように調整部により可変インダクタのコ
アを回転させることによって可変インダクタのインダク
タンス値を極めて高速で、かつ高精度に調整することが
できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例による可変インダク
タ調整装置について図面を参照しながら説明する。
【0016】なお、従来例で説明した部品と同じ構成の
部品には同じ符号を付与する。図1は本発明の可変イン
ダクタ調整装置の構成をブロック図を併用して示した斜
視図であり、同図において2は測定試料である可変イン
ダクタ、2aは可変インダクタ2のコア、3はこの可変
インダクタ2を接続することにより共振回路を形成する
回路部であり、この回路部3の詳細は図2(a)に回路
図を用いて示す。また、4は先端にドライバ5が結合さ
れたパルスモータであり、可変インダクタ2のコア2a
にドライバ5を係合させてコア2aを回転させるもので
ある。
【0017】10は上記回路部3に接続されて回路部3
に信号を入力し、回路部3からの出力を測定することに
よって可変インダクタ2の位相値を求め、位相値のラン
クデータを出力する位相計からなる測定部、9はこの測
定部10を制御する制御部、7は上記測定部10からの
ランクデータを読み込み、これに対応したパルスを出力
する回転制御部、8はパルスモータ4を回転させる駆動
部である。
【0018】このように構成される本発明の可変インダ
クタ調整装置は、図2(a)に示す回路部3における回
路の反電圧伝達関数Tは(数2)のようになり、さらに
位相値θは(数3)のようになる。
【0019】
【数2】
【0020】
【数3】
【0021】この(数2)ならびに(数3)から、共振
点(ω=ωo)では位相値が0度になることがわかる。
この状態を示すのが図3(a)であり、この図3(a)
において目標とするインダクタンス値に対応する共振点
における位相値に着目すると、同図(b)に示すように
コア2aの移動に伴って位相値は初期値から徐々に0度
に近づく。これを横軸を時間軸としてみると同図(c)
のようになる。
【0022】従って、この方法を用いると周波数を掃引
させる必要がなく、周波数1点のみの測定で良いため、
1msec程度で位相値の測定を行うことができる。さ
らに、測定後の位相値をその値によりいくつかの領域
(ランク)に分割し、測定値がどの領域にあるかにより
パルスモータ4の回転の制御を行う方式や、或いは、初
期値からの換算式でパルスモータ4を制御する方式など
を用い、図3(c)に示すように位相値が0度に達した
点でパルスモータ4を停止させることにより、1mse
c程度の測定繰り返し時間で測定ならびにインダクタン
ス調整を行うことができる。
【0023】以上のように構成された本発明の可変イン
ダクタ調整装置について、以下にその動作を説明する。
【0024】まず、調整を行う可変インダクタ2を投入
し、これに回路部3を接触させ、又、パルスモータ4を
前進させて可変インダクタ2のコア2aにドライバ5を
当てる。可変インダクタ2と回路部3との接続ならびに
ドライバ5と可変インダクタ2の係合が確認されると、
制御部9より測定部10に測定開始命令が出され、可変
インダクタ2の位相の測定を開始し、この測定した位相
に対応したランクデータを回転制御部7に出力する。こ
の際、位相の+か−かによってパルスモータ4の回転方
向の指定も同時に行う。
【0025】回転制御部7は、上記ランクデータに対応
したパルスを駆動部8に送りパルスモータ4を回転させ
る。パルスモータ4が回転すると、徐々に位相値は0度
に近づき、やがてスローダウン領域に達する。この後、
回転制御部7は測定部10からの測定タイミング信号に
同期したパルスを出力し、一回の測定に対し1ステップ
のパルスモータ4の回転となり、目標値に達すると1ス
テップの誤差もなくパルスモータ4を止め、可変インダ
クタ2のインダクタンス値を調整することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明による可変インダク
タ調整装置は、可変インダクタのコアの回転に伴って変
化する可変インダクタのインダクタンス値を共振回路に
おける位相値として周波数1点のみで測定し、このデー
タによりパルスモータを制御して可変インダクタのコア
を回転させることにより、可変インダクタのインダクタ
ンス値を極めて高速(従来比1/15の時間)で、かつ
精度よく調整することができ、可変インダクタの生産性
向上に大きく貢献できるものである。
【0027】又、上記本発明は可変インダクタのみなら
ず、フィルタ、共振器の調整、検査にも適用できること
はいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による可変インダクタ調整装
置の構成をブロック図を併用して示した斜視図
【図2】(a)同実施例および従来の回路部の一例を示
す回路図 (b)同回路図の周波数特性図
【図3】(a)同実施例による回路部の利得の周波数特
性図と位相値の周波数特性図 (b)同コアの移動による位相値の変化を表す特性図 (c)同位相値の時間的変化とランク分割によるモータ
制御を説明する特性図
【図4】従来の可変インダクタ調整装置の構成をブロッ
ク図を併用して示した斜視図
【図5】(a)本発明ならびに従来のドライバの回転に
よるコアの移動の様子を表す斜視図 (b)同コアの移動による共振点の移動の様子を表す特
性図
【図6】従来のインダクタンス値測定とパルスモータの
パルスのタイミングを表す特性図
【符号の説明】
2 可変インダクタ 2a コア 3 回路部 4 パルスモータ 5 ドライバ 7 回転制御部 8 駆動部 9 制御部 10 測定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変インダクタを接続することにより共
    振回路を形成する回路部と、この回路部に接続され可変
    インダクタの位相を測定する測定部と、この測定部を制
    御する制御部と、上記可変インダクタのコアと係合しこ
    のコアを回転させる調整部と、上記測定部で測定した結
    果をもとに上記調整部の駆動を行う回転制御部からなる
    可変インダクタ調整装置。
JP3160593A 1993-02-22 1993-02-22 可変インダクタ調整装置 Pending JPH06244031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3160593A JPH06244031A (ja) 1993-02-22 1993-02-22 可変インダクタ調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3160593A JPH06244031A (ja) 1993-02-22 1993-02-22 可変インダクタ調整装置

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Publication Number Publication Date
JPH06244031A true JPH06244031A (ja) 1994-09-02

Family

ID=12335838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3160593A Pending JPH06244031A (ja) 1993-02-22 1993-02-22 可変インダクタ調整装置

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JP (1) JPH06244031A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1129961A2 (en) 2000-02-29 2001-09-05 Ricoh Company, Ltd. Powder container, method of assembling the same and method of reducing the volume of the same
US7006180B2 (en) * 2000-08-29 2006-02-28 Nec Corporation Method for producing a reflection liquid crystal display
JP2015226196A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 竹中エンジニアリング株式会社 光線式検知器の受光回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1129961A2 (en) 2000-02-29 2001-09-05 Ricoh Company, Ltd. Powder container, method of assembling the same and method of reducing the volume of the same
US7006180B2 (en) * 2000-08-29 2006-02-28 Nec Corporation Method for producing a reflection liquid crystal display
JP2015226196A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 竹中エンジニアリング株式会社 光線式検知器の受光回路

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