JPH062438B2 - 芯カ−トリツジの開閉装置 - Google Patents

芯カ−トリツジの開閉装置

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JPH062438B2
JPH062438B2 JP61204692A JP20469286A JPH062438B2 JP H062438 B2 JPH062438 B2 JP H062438B2 JP 61204692 A JP61204692 A JP 61204692A JP 20469286 A JP20469286 A JP 20469286A JP H062438 B2 JPH062438 B2 JP H062438B2
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三郎 小林
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Kotobuki and Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K21/00Propelling pencils
    • B43K21/02Writing-core feeding mechanisms
    • B43K21/16Writing-core feeding mechanisms with stepwise feed of writing-cores

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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明はカセット式シャープペンシルの芯カートリッ
ジの開閉装置に関する。
【従来の技術】
最近、例えば第24図および第25図示のように筆記用
芯を収納したカートリッジ101全体を交換し、芯の一
品毎の詰め換え作業をなくし、手を汚すことなく、芯交
換・芯補充を行う、いわゆるカセット式シャープペンシ
ルが提供されている。 従来のカセット式シャープペンシルの芯カートリッジ1
01は、先端にキャップ102が被嵌されているだけで
あって、シャープペンシルの芯交換・芯補給を行う際、
まず、先端キャップ102を取り外して廃棄し、芯カー
トリッジ先端を開口した状態で、第25図示のように、
シャープペンシルの外筒103内に嵌合していた。 従って、先端キャップ102の取り外し後、芯カートリ
ッジ101を少しでも下向き状態にすると、芯104が
芯カートリッジ101内から飛び出してしまうという問
題点があった。 そこで、芯交換等の際には、常に芯カートリッジ101
を上向きに保持した状態で気づかいしながら外筒内10
3への嵌合を行う必要があった。 また、外筒103から芯カートリッジ101を離脱させ
る場合も、芯カートリッジ101を少しでも下向きにす
ると、芯104が芯カートリッジ101内から飛び出
し、外筒103内に残存してしまうという問題点があっ
た。 一方、従来のものでは、第25図示のように、芯104
を多数収納した芯カートリッジ101と、この芯カート
リッジ101を着脱可能に内嵌するリードガイド105
とが外筒103内に収納されているので、外筒103内
の残存芯を芯カートリッジ101で拾うために、その先
端内面にテーパ状の面取り部107が必要であると共
に、外筒103の内径を図示のように、段差形状の内方
段差壁部106を設ける必要があり、この内方段差壁部
106によって芯カートリッジ101が小径に制約さ
れ、芯収納容量が小さくなるという問題点があった。ま
た、上述のような段差壁部106を有する外筒103は
押出成形が不可能なため、インジェクション成形しなけ
ればならず、この場合、金型が押出成形に比して高価に
なるという問題点あった。 この発明は上記問題点を解消するためになされたもの
で、シャープペンシルの芯送出機構のリードガイドに芯
カートリッジを差し込むだけで、該芯カートリッジ先端
に挿着されたチャック式開閉機構の芯導通孔が円滑かつ
確実に開口し、また、前記芯カートリッジの引き抜き時
には前記芯導通孔が必然的に閉じて芯カートリッジ交換
時の芯の飛び出しを確実に防止でき、もって、廃棄部品
をなくすことができ、筆記具外筒の押出成形を可能なら
しめると共に、前記チャック式開閉機構の加工精度を緩
和でき、生産性の向上が図れ、かつ、芯カートリッジの
芯収納容量を増大させ得る芯カートリッジの開閉装置を
提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この発明に係る芯カートリッジの開閉装置は、シャープ
ペンシルの芯送出機構のリードガイドに着脱可能に差し
込むべき芯カートリッジの先端開口部に装着され、前記
リードガイドへの差し込み係合時に開口し且つ非係合時
に閉口する芯導通孔が設けられたチャック式開閉機構
を、その全体が軸線に沿って直径方向に分割され、か
つ、同軸上に組合せ合体されて先端側軸心部に割型の芯
導通孔を形成し、該芯導通孔を閉口する相対方向に内方
向弾性力で弾性変形した弾性開閉片部と、これらの弾性
開閉片部の先端側に一体形成されて直径方向外方に向け
反対側に突出し、かつ、それぞれの突端がアール状に形
成されて前記リードガイドへの圧入係合時に前記内方向
弾性力に抗し直径方向内方に移動して前記芯導通孔を開
口させ、前記リードガイドからの引き抜きによる圧入係
合解除時には直径方向外方に弾性復元移動して前記芯導
通孔を閉口させる外向係合片部とを備えた構成としたも
のである。
【作用】
この発明における芯カートリッジの開閉装置は、組合せ
合体されて芯カートリッジの先端に装着された弾性開閉
片部の先端部で直径方向外方に向け反対側に突出する外
向係合片部をリードガイドに圧入すると、その外向係合
片部が前記弾性開閉片部の内方向弾性力に抗して直径方
向内方に移動することにより、割型の芯導通孔が拡径方
向に円滑かつ確実に開口する。ここで、前記外向係合片
部はそれぞれの突端がアール状に形成されているので、
リードガイドに対する外向係合片部の差し込みも円滑に
行える。また、リードガイドから前記弾性開閉片部を抜
き取ると、該弾性開閉片部のそれぞれが直径方向内方に
弾性復元することによって前記芯導通孔が縮径方向に閉
じる。芯送出機構のリードチャックに芯が保持され、該
芯がリードガイドより突出していた場合には、リードガ
イドへの圧入前においても、芯により芯導通孔が開口す
ることは言うまでもない。
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 まず、第1図において、1はシャープペンシルの外筒、
2は外筒1の先端に螺合された先具、3は外筒1内に配
置された芯送出機構の一部であって、芯4を喰着するた
めのリードチャック5を有し、このリードチャック5の
後端にはリードガイド6が嵌合されている。ここで、リ
ードチャック5とリードガイド6の間にチャック継手を
設計に加えることは勿論差し支えない。 リードガイド6は、芯4をリードチャック5に1本毎送
り出す機能を有するもので、第2図および第3図示のよ
うに、リードチャック5の後端部が嵌合された前側嵌合
孔60と、この前側嵌合孔60に連なって芯4を1本だ
け送りだすことができる内径の芯送り孔61と、この芯
送り孔61の後端部に連なる大径段差状のチャック収納
孔62と、この後端部に連なって芯カートリッジ7が着
脱可能に嵌合される大径段差状の後側嵌合孔63とを同
軸上に有している。尚、この後側嵌合孔63の周壁部に
は、芯カートリッジ7との着脱をスムーズに行うための
孔(図示せず)が多数穿設されている。 そして、上記リードガイド6に芯カートリッジ7が開閉
機構8を介して着脱可能に嵌合連結されている。 この第1実施例の開閉機構8は、芯カートリッジ7の先
端大径孔部7aに後側が嵌合された後側円筒部80を有
している。ここで、第2図、第6図〜第8図示のよう
に、上記後側円筒部80の外周面に一体突設された複数
の軸方向リブ80aが上記先端大径孔部7aに内周面に
圧接係合されている。 また、上記後側円筒部80の先端には大径段差状の外方
円形段部81が一体形成されている。 この外方円形段部81は上記芯カートリッジ7の先端に
当接されている。 上記外方円形段部81の前端には、小径段差状の前側円
筒部82が同軸上に一体連設されている。 この前側円筒部82には、第2図、第3図、第6図、第
9図示のように、略中間部から前端に至る軸方向のスリ
ツト83によって、直径方向に2分割された弾性開閉片
部84,85が一体形成されている。 これらの弾性開閉片部84,85は、内方弾性力を有し
て直径方向に拡縮可能になっているもので、それらの先
端側軸心部には、上記スリツト83によって2分割され
た対称半円弧形状の半割芯導通孔86,87が設けられ
ている。 半割芯導通孔86,87は、上記弾性開閉片部84,8
5の拡径方向への弾性変形時に芯径の異なる芯4を導通
可能で、かつ、上記弾性開閉片部84,85の縮径方向
への弾性変形時に最小径の芯4を導通不可能とする内径
に形成されている。 そして、上記弾性開閉片部84,85は、自然状態にお
いて、内方弾性力により、それぞれの半割芯導通孔8
6,87の相互が最小径となる縮径状態に閉じている。 即ち、同心径の芯4にのに使用する場合、半割芯導通
孔86,87は、弾性開閉片部84,85の後述する外
向係合片部88,89がリードガイド6のチャック収納
孔62に圧入係合した時、例えば、0.5mm、0.7mm、0.9m
m等の一種類の芯4のみを導通できる大きさに開口する
ように形成されている。次に、異径の芯4(例えば、
0.5mmと0.7mmに芯)のいずれにも兼用使用する場合、半
割芯導通孔86,87は、チャック収納孔62への外向
係合片部88,89の圧入係合時に、いずれの芯4も導
通できる開口量に、また、上記圧入係合の解除時に、い
ずれの芯4も導通不可能な開口量に変形可能に形成され
ている。 このような半割芯導通孔86,87の前端には、第2
図、第3図および第9図示のように、それら相互の前端
側が漸次大径となる半割前部テーパ孔86a,87aが
形成されている。 また、上記半割芯導通孔86,87の後端には、それら
相互の後端側が漸次大径となる半割後部テーパ孔86
b,87bが形成されている。 そして、上記弾性開閉片部84,85の先端側には、そ
れぞれ反対方向に延出する外向係合片部88,89が一
体形成されている。 更に詳しく述べると、上記弾性開閉片部84,85の先
端側において、上記スリット83は、第4図、第5図示
のように、上記外向係合片部88,89のそれぞれを避
けて半割芯導通孔86,87を分断している。 そして、上記弾性開閉片部84,85の先端側は、それ
らの外向係合片部88,89の内側面に沿って上記スリ
ット83の両端に接続する段違い状のスリット83a,
83bが設けられている。 従って、弾性開閉片部84,85の先端側における外向
係合片部88,89の形成部分は、上記スリット83,
83a,83bのそれぞれによって、段違い状に分断さ
れている。 これにより、一方の弾性開閉片部84の外向係合片部8
8は、他方の弾性開閉片部85の外周面より外方に突出
し、その反対側において、他方の弾性開閉片部85の外
向係合片部89が一方の弾性開閉片部84の外周面より
外方に突出している。 ここで、上記外向係合片部88,89は、第2図および
第5図示のように、それぞれの軸心部からの長さ(a),
(b)がチャック収納孔62の半径(c)より長く形成されて
いる。 そして、各外向係合片部88,89の前部には、第2
図、第3図、第6図示のように、アール状を成す前向円
弧面88a,89aが形成され、これらの前向円弧面8
8a,89aによって、上記外向係合片部88,89は
上記芯リードガイド6のチャック収納孔62に容易に圧
入できるようになっている。 即ち、上記弾性開閉片部84,85は、第2図、第4
図、第6図、第7図示のように、それぞれの内方弾性力
で縮径方向に弾性変形して半割芯導通孔86,87相互
を閉じた自然状態において、それぞれの外向係合片部8
8,89が、リードガイド6の後側嵌合孔63を介して
チャック収納孔62に圧入される。 この圧入により、上記外向係合片部88,89のそれぞ
れは、第2図および第5図示のように、すれ違い方向に
移動し、それらの外向係合片部88,89と一体に弾性
開閉片部84,85の相互が拡径方向に弾性変形するこ
とにより、半割芯導通孔86,87が開口する。ここ
で、上記外向係合片部88,89は、リードガイド6の
チャック収納孔62内の弾着係合され、これにより、芯
カートリッジ7は、開閉機構82を介してリードガイド
6に差し込みセットされている。 また、上記弾性開閉片部84,85の外周面には、第6
図、第7図、第9図示のように、両者に誇がって断面半
円弧状のえぐり部84a,85aが設けられている。 このえぐり部84a,85aにより、弾性開閉片部8
4,85は直径方向が肉薄となって弾性変形し易く形成
され、リードガイド6のチャック収納孔62への弾着係
合およびその係合解除が円滑かつ確実に行われる。尚、
上記えぐり部84a,85aは不可欠要素ではない。 次に動作について説明する。芯交換あるいは途中での芯
確認の際、リードガイド6に嵌合された芯カートリッジ
7を開閉機構8ともども抜き取る。 この時、該開閉機構8の外向係合片部88,89がチャ
ック収納孔62との弾着係合を解除されることにより、
弾性開閉片部84,85のそれぞれが自らの内方弾性力
で縮径方向に弾性変形して半割芯導通孔86,87相互
が自動的に例えば0.5mm以上の芯4であれば0.5mm以下に
なるように芯4が導通不可能な径まで閉じる。 このため、上記芯カートリッジ7の抜き取り時に、芯カ
ートリッジ7内の芯4がその先端開口から抜けて外筒1
内に残存したり、外筒1外にこぼれるという虞れはな
い。 さらに、残存芯発生の虞れがないために、芯カートリッ
ジ7の先端内面にテーパ等の面取り部を設ける必要もな
いので、芯カートリッジ7の成形時の先端内面の肉薄に
よる樹脂のながれが不十分になるという製造上の問題も
ない。 また、従来のように、外筒1内の内方段差部を設ける必
要がなくなったので、外筒1を安価な押出成形で形成す
ることも可能であり、しかも、芯カートリッジ7の径を
太くでき、芯収納容量も飛躍的に増大できる。 更に、リードガイド6の芯送り孔61と開閉機構8の半
割芯導通孔86,87とに誇がって芯4が残存している
場合、この残存芯4は上記開閉機構8の取り外し時にお
ける外向係合片部88,89の弾着係合解除で弾性開閉
片部84,85が縮径方向に弾性変形することにより、
該弾性開閉片部84,85でチャッキングされて抜き取
られる。 そこで、芯カートリッジ7の抜き取り後、芯4を半割芯
導通孔86,87より引っぱり出すか、あるいは芯カー
トリッジ7内に押し込むかいずれかの方法を取れば、芯
カートリッジ7の交換時に上記残存芯4が折損したり、
該折損芯4によるリードガイド6の芯詰まりが生じたり
する虞れがない。 そして、新たな芯カートリッジ7を外筒1の後端から押
し込めば、開閉機構8の外向係合片部88,89がリー
ドガイド6のチャック収納孔62に圧入されて弾着係合
し、これにより、開閉機構8の半割芯導通孔86,87
が上述のように開口して芯4の供給が可能となる。 このような芯カートリッジ7の交換時において、外向係
合片部88,89がチャック収納孔62内に差し込まれ
るまでは、半割芯導通孔86,87が閉じているので、
従来のように芯カートリッジ7内の芯4が飛び出すよう
な虞れがない。また、シャープペンシルを逆さに倒立さ
せて芯カートリッジ7を上向きに維持しながら交換作業
を行う必要がないので、シャープペンシルの向きに関係
なく芯カートリッジ7の交換作業を極めて簡単かつ容易
に手際よく行える。 特に、開閉機構8は、複数分割の弾性開閉片部84,8
5がそれぞれ外向係合片部88,89を有し、これらの
外向係合片部88,89を介して径方向に開閉動作可能
になっているので、同一径のみの芯または芯径の異なる
芯4を収納した新たな芯カートリッジ7を上述の要領で
リードガイド6に取付けてその芯4の供給を可能とする
ことができる。 即ち、上記開閉機構8は、外向係合片部88,89を介
して弾性開閉片部84,85が開閉動作することによ
り、その開閉度が調整されるので、同一径のみの芯はも
ちろん異径の芯4に兼用させ得る。 第10図〜第20図には第2実施例に係る開閉機構8を
示す。 この第2実施例の開閉機構8は、全体を軸線に沿って直
径方向に2分割した構成としている。 即ち、後側円筒部80は、その軸線に沿って直径方向に
2つ割された半割円筒部801,802からなっている。 これらの半割円筒部801,802は、第1図〜第3図示の芯
カートリッジ7の先端大径孔部7aに圧入の際、それぞ
れが同心円状に組合せ合体されるが、この組合せ合体時
に相互が確実に係合固定されるようになっている。 その係合手段として、第10図、第12図、第13図、
第15図示のように、上記半割円筒部801,802の合せ面
における一方に係合凸部803と係合凹部804が、かつ、他
方に上記係合凸部803と対応する係合凹部805および上記
係合凹部804に対応する係合凸部806がそれぞれ一体形成
されている。 従って、一方の半割円筒部801の係合凸部803と係合凹部
804を、他方の半割円筒部802の係合凹部805と係合凸部8
06にそれぞれ嵌込み係合させることにより、上記両方の
半割円筒部801,802相互が軸方向に位置ずれするような
ことなく正しく組合せ合体され、このため、開閉機構8
の組立および芯カートリッジ7への取付けセットが簡単
に行える。 また、上記係合凸部803,806のそれぞれの外周面には、
第13図、第15図、第16図示のように、複数の係合
リブ803a,806aが一体形成されている。 これらの係合リブ803a,806aは、上記係合凸部803,806
を上記係合凹部804,805に嵌込み係合させた時、それら
の係合凹部804,805の内周面に圧接係合される。 このため、上記係合凸部803,806が上記係合凹部804,8
05から抜けるようなことがなく、上記半割円筒部801,8
02の相互を組合せ合体時に更に一層強固に一体結合で
き、上記開閉機構8の組立精度が更に一層向上して芯カ
ートリッジ7への取付けセットが簡単かつ確実に行える
と共に、後述する弾性開閉片部84,85を円滑かつ確
実に開閉動作させ得る。 かかる半割円筒部801,802の先端には、これらと一体に
2つ割された大径段差状の外方半円形段部81A,81
Bを介して弾性開閉片部84,85のそれぞれが一体連
設されている。 これらの弾性開閉片部84,85は、その一方を示す第
13図のように、一定角であるθ(シータ)角だけ径方
向内側に予め塑性変形(弾性変形)されている。 もって、上記弾性開閉片部84,85の組合せ合体時に
は、それらが強く圧接することにより、上記弾性開閉片
部84,85の相互を隙間なく組合せ合体させることが
できる。 このため、上記弾性開閉片部84.85の先端側に一体
形成され、第10図および第11図示のように、直径方
向の反対側に延出する外向係合片部88,89を、第1
図〜第3図示のように、リードガイド6に圧入した際、
それらの外向係合片部88,89が相対方向(直径方向
内側)に移動し、該外向係合片部88,89と一体に上
記弾性開閉片部84,85が直径方向外側に移動するこ
とにより、半割芯導通孔86,87が開口する。 この状態において、上記リードガイド6から上記外向係
合片部88,89を抜き取ると、上記弾性開閉片部8
4,85が直径方向内側に弾性復元することにより、上
記半割芯導通孔86,87が閉口する。 このように、上記外向係合片部88,89の上記リード
ガイド6への圧入および該リードガイド6からの引き抜
きによって、上記弾性開閉片部84,85が上記半割芯
導通孔86,87の開閉動作を行うが、上述のように、
開閉機構8全体を2つ割したことにより、上記弾性開閉
片部84,85の開閉動作半径が大きくなって、それら
の弾性開閉片部84,85が弾性変形し易くなる。 しかも、上記弾性開閉片部84,85は、上述のよう
に、それぞれが径方向内側に予め塑性変形されて十分な
弾性復元力を有するため、円滑に開閉動作し、該開閉動
作の繰り返しにより疲労度が減少する。 また、上記開閉機構8の全体を2つ割したことにより、
上記弾性開閉片部84,85の先端側における上記外向
係合片部88,89および半割芯導通孔86,87の形
成部分を、第11図示のように、段違い直角方向に分断
形成することができる。 このため、半割開閉機構8の成形が簡単に行えると共
に、上記弾性開閉片部84,85の十分な復元力によ
り、上記半割芯導通孔86,87の合せ面をも隙間なく
確実に接合させることができ、上記弾性開閉片部84,
85内および芯カートリッジ7内の芯4が抜け出し落下
するような虞れは全くない。 第21図〜23図は第3実施例を示す。この第3実施例
では、上記第2実施例における係合凸部803,806と係合
凹部804,805を取り除いている。従って、この第3実施
例の場合、後側半円筒部801,802の相互を同心円状に組
合せ合体して芯カートリッジ7の先端孔部に圧入するだ
けで使用に供せられる。この第3実施例によれば、半割
開閉機構8の成形が上記第2実施例の場合より更に一層
簡単に行え、しかも、第2実施例の場合と同様、弾性開
閉片部84,85の開閉機能上の作用効果を得ることが
できる。 尚、上記第2実施例および第3実施例のその他の構成は
第1実施例と同一のため、その同一部分また相当部分に
は同一符号を付して説明を省略する。
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、径方向に複数分割さ
れ且つ内方向弾性力を有して上記芯カートリッジに設け
られたチャック式開閉機構に、リードガイドへの圧入係
合時に直径方向内方に移動して芯導通孔を開口し、か
つ、圧入係合解除時には直径方向外方に弾性復元移動し
て上記芯導通孔を閉口する外向係合片部を設けたことに
より、この外向係合片部のリードガイドへの弾着係合時
に芯導通孔が開口し、非係合時には閉口するので、芯カ
ートリッジの交換時等に芯が飛び出したりする虞れがな
く、かつ、芯カートリッジの交換時にはチャック式開閉
機構が閉じることにより、筆記具に残存する芯を抜き取
ることができる。 このため、残存芯の折損や該折損芯による筆記具の芯詰
まり等が生じる虞れもなく、芯カートリッジの交換を極
めて簡単かつ容易に行える。 また、前記外向係合片部の突端をアール状に形成したこ
とによって、リードガイドに対する外向係合片部の差し
込みもスムーズに行うことができる。しかも、かかる外
向係合片部は、組合せ合体して芯カートリッジの先端部
に装着すべき弾性開閉片部の先端部に直径方向外方へ向
け反対向きに突出形成するだけでよいので、割型の芯導
通孔の精度を考慮した厳密な加工精度が要求されるよう
なこともなく、前記弾性開閉片部によるチャック式開閉
機構を容易に成形加工できる。 さらに、前記チャック式開閉機構によって、同一径のみ
の芯はもちろん異径の芯を共有する芯カートリッジとす
ることができると共に、従来の芯カートリッジのキャッ
プのような廃棄部品がなくなり、かつ、外筒の厚肉段差
壁部を設ける必要もないので、筆記具外筒の押出成形を
可能となり、芯カートリッジの芯収納容量を増大させ得
るなど、多くの優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るカセット式シャープ
ペンシルの概略的な斜視図、第2図は同シャープペンシ
ルにおける芯カートリッジ取付要部の組立前の断面図、
第3図は同組立後の断面図、第4図は第2図のIV−IV線
断面図、第5図は第3図のV−V線断面図、第6図は第1
実施例に係るチャック式開閉機構の側面図、第7図は第
6図のVII−VII線断面図、第8図は第6図のVIII−VIII
線断面図、第9図は第6図のIX−IX線断面図、第10図
は第2実施例に係るチャック式開閉機構を組合せ合体さ
せた状態で部分的に断面した側面図、第11図は第10
図の左側端面図、第12図は第10図のA−A線断面
図、第13図は第10図の一方のチャック式開閉機構を
示す側面図、第14図は第13図のB−B線断面図、第
15図は第13図のC−C線断面図、第16図は第15
図のG−G線断面図、第17図は第13図のD−D線矢
示図、第18図は第17図の左側端面図、第19図は第
17図のE−E線断面図、第20図は第13図のF−F
線断面図、第21図は第3実施例に係るチャック式開閉
機構を組合せ合体させた状態での側面図、第22図は第
21図のH−H線断面図、第23図は第21図のI−I
線断面図、第24図は従来の芯カートリッジの斜視図、
第25図は従来のこの種のシャープペンシルの縦断面図
である。 図において、4は芯、6はリードガイド、7は芯カート
リッジ、8はチャック式開閉機構、88,89外向係合
片部である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャープペンシルの芯送出機構(3)に設け
    られたリードガイド(6)に着脱可能に差し込むべき芯カ
    ートリッジ(7)の先端開口部に装着され、前記リードガ
    イド(6)への差し込み係合時に開口し且つ非係合時に閉
    口する芯導通孔が設けられたチャック式開閉機構(8)か
    ら成る芯カートリッジの開閉装置において、前記チャッ
    ク式開閉機構(8)は、その全体が軸線に沿って直角方向
    に分割され、かつ、同軸上に組合せ合体されて先端側軸
    心部に割型の芯導通孔(86),(87)を形成し、該芯導通孔
    (86),(87)を閉口する相対方向に内方向弾性力で弾性変
    形した弾性開閉片部(84),(85)と、これらの弾性開閉片
    部(84),(85)の先端側に一体形成されて直径方向外方に
    向け反対側に突出し、かつ、それぞれの突端がアール状
    に形成されて前記リードガイド(6)への圧入係合時に前
    記内方向弾性力に抗し直径方向内方に移動して前記芯導
    通孔(86),(87)を開口させ、前記リードガイド(6)から
    の引き抜きによる圧入係合解除時には直径方向外方に弾
    性復元移動して前記芯導通孔(86),(87)を閉口させる外
    向係合片部(88),(89)とを備えて成ることを特徴とする
    芯カートリッジの開閉装置。
  2. 【請求項2】前記チャック式開閉機構(8)の分割面に
    は、該開閉機構(8)の組合せ合体時に相互を嵌込み係合
    させる係合凸部(803),(806)と係合凹部(804),(805)が
    設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の芯カートリッジの開閉装置。
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