JPH0513596Y2 - - Google Patents

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JPH0513596Y2
JPH0513596Y2 JP1986199673U JP19967386U JPH0513596Y2 JP H0513596 Y2 JPH0513596 Y2 JP H0513596Y2 JP 1986199673 U JP1986199673 U JP 1986199673U JP 19967386 U JP19967386 U JP 19967386U JP H0513596 Y2 JPH0513596 Y2 JP H0513596Y2
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案はカセツト式シヤープペンシルの芯カ
ートリツジの開閉装置に関する。
【従来の技術】
最近、例えば第11図示のように芯104を収
納した芯カートリツジ101全体を交換し、芯一
本毎の詰め換え作業をなくし、手を汚すことなく
芯104の補給・交換等を行う、いわゆるカセツ
ト式シヤープペンシルが提供されている。 従来のカセツト式シヤープペンシルの芯カート
リツジ101は、先端にキヤツプ102が被嵌さ
れているだけであつて、シヤープペンシルの芯補
給・交換を行う際、まず、先端のキヤツプ102
を取り外して廃棄し、芯カートリツジ101先端
を開口した状態で、第12図示のように、シヤー
プペンシルの外筒103の内に嵌合していた。 従つて、先端キヤツプ102の取り外し後、芯
カートリツジ101を少しでも下向き状態にする
と、芯104が芯カートリツジ101内から飛び
出してしまうという問題点があつた。 そこで、芯交換等の際には、常に芯カートリツ
ジ101を上向きに保持した状態で気づかいしな
がら外筒103内への嵌合を行う必要があつた。 また、外筒103から芯カートリツジ101を
離脱させる場合も、芯カートリツジ101を少し
でも下向きにすると、芯104が芯カートリツジ
101内から飛び出し、外筒103内に残存して
しまうという問題点があつた。 一方、従来のものでは、第12図示のように、
芯104を多数収納した芯カートリツジ101
と、この芯カートリツジ101を着脱可能に内嵌
するリードガイド105とが外筒103内に収納
されているので、外筒103内の残存芯を芯カー
トリツジ101で拾うために、その先端内面にテ
ーパ状の面取り部107が必要であると共に、外
筒103の内径を図示のように、段差形状の内方
段差壁部106を設ける必要があり、この内方段
差壁部106によつて芯カートリツジ101が小
径に制約され、芯収納容量が小さくなるという問
題点があつた。また、上述のような段差壁部10
6を有する外筒103は押出成形が不可能なた
め、インジエクシヨン成形しなければならず、こ
の場合、金型が押出成形に比して高価になるとい
う問題点があつた。 この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、チヤツク式開閉機構を軸線に
沿つて分割されたチヤツク開閉部材の組合せ合体
構成とすることにより簡単に成形できてコストダ
ウンが図れると共に、上記チヤツク開閉部材の相
互を隙間なく確実かつ堅固に組合せ合体させるこ
とができ、特に、リードガイドからの芯カートリ
ツジの抜き取り時に、上記チヤツク開閉部材を芯
導通孔開口状態に戻り弾性変形させて芯落下の虞
れを無くすことができる芯カートリツジの開閉装
置を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案に係る芯カートリツジの開閉装置は、
芯カートリツジに設けられ、リードガイドへの嵌
合時に開口し且つ非嵌合時には閉口する芯導通孔
を有したチヤツク式開閉機構が、その芯導通孔の
軸線に沿つて径方向に分割され且つ内方向弾性力
を有するチヤツク開閉部材から成るもので、これ
らのチヤツク開閉部材を、それぞれ径方向内側に
予め塑性変形させておき、この状態で上記チヤツ
ク開閉部材を組合せ合体して上記芯カートリツジ
内に嵌合連結したものである。
【作用】
この考案における芯カートリツジの開閉装置
は、チヤツク開閉部材がそれぞれ径方向内側に予
め塑性変形されているので、それらのチヤツク開
閉部材の相互を、組合せ合体時にそれぞれの内方
向弾性力で隙間なく強く圧接させることができ
る。このため、リードガイドへのチヤツク式開閉
機構の嵌合時に上記チヤツク開閉部材に生じる拡
径方向への弾性変形に対して、それらのチヤツク
開閉部材が塑性変形による径方向内側への強い弾
性復元力を有していることにより、上記リードガ
イドからのチヤツク式開閉機構の抜き取り時にお
いても、上記チヤツク開閉部材の相互を、芯導通
孔閉口状態に確実かつスムーズに戻り弾性変形さ
せることができる。従つて、芯カートリツジ内の
芯が飛び出し落下するようなことがなくなる。 勿論、リードチヤツクに芯が保持され、芯がリ
ードガイドより突出していた場合には、リードガ
イドへの嵌合前においても、芯により芯導通孔が
開口することは言うまでもない。
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基いて説明
する。 まず、第1図において、1はシヤープペンシル
の外筒、2は外筒1の先端に螺合された先具、3
は外筒1内に配置された芯送出機構の一部であつ
て、芯4を喰着するためのリードチヤツク5を有
し、このリードチヤツク5の後端にはリードガイ
ド6が嵌合されている。ここで、リードチヤツク
5とリードガイド6との間にチヤツク継手を設計
に加えることは勿論差し支えない。 上記リードガイド6は、第2図および第3図示
のように、前側筒部60と、この前側筒部60の
後端部から同軸上後方に延びた大径段差状の後側
外筒部61と、上記前側筒部60の後端部同軸上
に一体連設されて上記後側外筒部61内に延出し
た後側内筒部62とからなつている。 かかるリードガイド6は、芯4をリードチヤツ
ク5に1本毎送り出す機能を有するもので、前側
筒部60の前端側軸心部には上記リードチヤツク
5の後端部が嵌合された前側嵌合孔63が設けら
れ、上記前側筒部60と後側内筒部62は上記前
側嵌合孔63に連なつて芯4を1本だけ送り出す
ことができる内径の芯送り孔64を同軸上に形成
している。また、上記後側外筒部61は上記後側
内筒部62との間で芯カートリツジ7の前端側が
着脱可能に嵌合される環状の嵌合空隙部65を形
成している。更に、上記後側内筒部62の後端部
には、その後端側が漸次小径となるテーパ面部6
2aが設けられ、後述するチヤツク式開閉機構8
の前端側がスムーズに嵌込まれるようになつてい
る。 そして、上記リードガイド6に芯カートリツジ
7がチヤツク式開閉機構8を介して着脱可能に嵌
合連結されている。 このチヤツク式開閉機構8は芯導通孔80を有す
るもので、第2図〜第10図示のように、その芯
導通孔80の軸心に沿つて径方向に全体が2分割
された対称形状のチヤツク開閉部材81,82か
ら成つている。 そして、これらのチヤツク開閉部材81,82
は、それぞれが径方向内側に予め塑性変形された
もので、その塑性変形による内方向弾性力を有し
ている。尚、上記チヤツク開閉部材81,82
は、2分割に限らず、それ以上に分割されたもの
であつてもよい。 また、上記チヤツク開閉部材81,82の各後
端側には、大径段差状の半割円筒形状をなす後側
嵌合部83,84がそれぞれ一体形成されてい
る。 かかるチヤツク開閉部材81,82は相互が組
合せ合体され、それらの後側嵌合部83,84が
第1図示のように芯カートリツジ7内に嵌合連結
されている。 更に詳しく述べると、上記チヤツク開閉部材8
1,82の組合せ合体時には、それらの後側嵌合
部83,84の相互が確実に係合固定されるよう
になつている。 その係合手段として、第5図〜第9図示のよう
に、上記後側嵌合部83,84の合せ面における
一方には係合凸部85と、係合凹部86が、か
つ、他方には上記係合凸部85に対応する係合凹
部87および係合凹部86に対応する係合凸部8
8がそれぞれ一体形成されている。 ここで、上記係合凹部86,87の内壁面には
係合リブ86a,87aが一体突設され、上記係
合凸部85,88の側壁面には上記係合リブ86
a,87aを係合させるための係合溝85a,8
8aが設けられている。 従つて、一方の後側嵌合部83の係合凸部85
と係合凹部86とを、他方の後側嵌合部84の係
合凹部87と係合凸部88にそれぞれ嵌込むと、
それらの係合リブ86a,87aと係合溝85
a,88aとが係合するこことにより、上記後側
嵌合部83,84の相互は確実堅固に係合固定さ
れる。 このため、上記後側嵌合部83,84の相互は
軸方向に位置ずれすることなく正しく組合せ合体
され、チヤツク式開閉機構8の組立および芯カー
トリツジ7への取付けセツトが簡単に行える。 また、上記後側嵌合部83,84は、上記芯カ
ートリツジ7内に確実に嵌込み係合させるように
なつている。 その係合手段として、第5図および第8図示の
ように、上記後側嵌合部83,84の外周面に
は、断面半円弧状の幅広係合突部83a,84a
と係合リブ83b,84bとが交互に一体突設さ
れている。 そして、上記後側嵌合部83,84を上記芯カ
ートリツジ7内に嵌合した状態では、該芯カート
リツジ7の内周面に上記幅広係合突部83a,8
4aと係合リブ83b,84bとが圧接係合し、
該係合状態では、特に、上記幅広係合突部83
a,84aとによつて、上記芯カートリツジ7の
内周面との充分な嵌合圧が得られる。このため、
上記チヤツク開閉部材81,82を組合せ合体し
た状態で上記芯カートリツジ7内に安定して嵌合
連結できる。 上記チヤツク開閉部材81,82の先端側内周
面には、内方突出開閉部81a,82aが一体形
成され、これらの内方突出開閉部81a,82a
の前部には、前端側が漸次大径に拡径して上記後
側内筒部62のテーパ面部62aに嵌込み整合さ
れるテーパ面部81b,82bが形成されてい
る。 また、上記チヤツク開閉部材81,82は、そ
れらの内方突出開閉部81a,82aを閉塞する
方向の内方弾性力を有して直径方向に拡縮可能に
なつている。 ここで、チヤツク式開閉機構8が上述のように
2つ割のチヤツク開閉部材81,82から成るこ
とにより、その芯導通孔80は半割芯導通孔80
a,80bから成つている。 これらの半割芯導通孔80a,80bは、上記
チヤツク開閉部材81,82の拡径方向への弾性
変形時に芯径の異なる芯4を導通可能で、かつ、
上記チヤツク開閉部材81,82の縮径方向への
弾性変形時に上記内方突出開閉部81a,82a
で最小径の芯4を導通可能とする内径に形成され
ている。 そして、上記チヤツク開閉部材81,82の内
方弾性力でそれら相互を組合せ合体時に隙間なく
圧接され、かつ、上記チヤツク開閉部材81,8
2を拡縮方向に弾性変形し易くするため、該チヤ
ツク開閉部材81,82の相互接合部における外
周面には、第4図、第7図、第9図、第10図示
のように、両者に跨がつて断面略半円弧状のえぐ
り部81c,82cが設けられている。 また、上記チヤツク開閉部材81,82の外周
面は、それらの面側えぐり部81c,82cの相
互間において外側の膨出する弯曲部81d,82
dに形成されている。 上記えぐり部81c,82cによつて、上記チ
ヤツク開閉部材81,82の接合部分は肉薄に形
成され、かつ、該チヤツク開閉部材81,82の
外周面が膨出弯曲面81d,82dに形成されて
いる。 かかるチヤツク開閉部材81,82は、これら
の後側嵌合部83,84の軸心延長線A(第7図
参照)とのなす角度θだけ径方向内側に塑性変形
されたものとなつている。 もつて、上記チヤツク開閉部材81,82は、
組合せ合体時にそれらの塑性変形による内方弾性
力で相互に強く圧接される。これによつて、上記
チヤツク開閉部材81,82の相互は隙間なく組
合せ合体できる。 また、上記チヤツク開閉部材81,82は、リ
ードガイド6の後側内筒部62に対する嵌合時の
拡径方向への弾性変形および上記後側内筒部62
からの抜き取り時における縮径方向の弾性復元が
円滑かつ確実に行われる。尚、上記えぐり部81
c,82cは、この考案の不可欠要素ではない。 そして、上記チヤツク開閉部材81,82は、
自然状態において、内方弾性力により、それぞれ
の半割芯導通孔80a,80bの相互が最小径と
なる縮径状態に閉じている。 即ち、同一芯径の芯4にのみ使用する場合、
半割芯導通孔80a,80bはチヤツク開閉部材
81,82の先端テーパ面部81b,82bをリ
ードガイド6の後側内筒部62に圧入係合した
時、例えば、0.5mm、0.7mm、0.9mm等の一種類の芯
4のみを導通できる大きさに開口するように形成
されている。次に、異径の芯4(例えば、0.5
mmと0.7mmの芯)の何れにも兼用使用する場合、
半割芯導通孔80a,80bは、上記圧入係合時
に、何れの芯4も導通できる開口量に、また、上
記圧入係合解除時に、何れの芯4も導通不可能な
開口量に変形可能に形成されている。 次に動作について説明する。 芯交換あるいは途中での芯確認の際、リードガ
イドに嵌合された芯カートリツジ7をチヤツク式
開閉機構8ともども抜き取る。 この時、チヤツク開閉部材81,82がそれぞ
れ自らの内方弾性力で縮径方向に弾性変形するこ
とにより、半割芯導通孔80a,80bの相互が
自動的に、例えば0.5mm以上の芯4であれば、0.5
mm以下となるように芯4が導通不可能な径まで閉
じる。 このため、上記芯カートリツジ7の抜き取り時
に、芯カートリツジ7内の先端開口から内部の芯
4が抜けて外筒1内に残存したり、外筒1外にこ
ぼれるという虞れがない。 さらに、残存芯発生の虞れがないため、芯カー
トリツジ7の先端内面にテーパ等の面取り部を設
ける必要がないので、芯カートリツジ7の成形時
の先端内面の肉薄による樹脂の流れが不充分にな
るという製造上の問題もない。 また、従来のように、外筒1内の内方段差部を
設ける必要がなくなつたので、外筒1を安価な押
出成形で形成することも可能であり、しかも、芯
カートリツジ7の径を太くでき、芯収納容量も飛
躍的に増大できる。 更に、リードガイド6の芯送り孔64とチヤツ
ク式開閉機構8の半割芯導通孔80a,80bと
に跨がつて芯4が残存している場合、この残存芯
4は上記チヤツク式開閉機構8の取り外し時にチ
ヤツク開閉部材81,82が縮径方向に弾性復元
変形することにより、該チヤツク開閉部材81,
82の内方突出開閉部81a,82aでチヤツキ
ングされて抜き取られる。 そこで、芯カートリツジ7の抜き取り後、芯4
を半割芯導通孔80a,80bより引つ張り出す
か、あるいは芯カートリツジ7内に押し込むかの
何れかの方法を取れば、芯カートリツジ7の交換
時に上記残存芯4が折損したり、該折損芯4によ
るリードガイド6の芯詰まりが生じたりする虞れ
がない。 そして、新たな芯カートリツジ7を外筒1の後端
から押し込めば、チヤツク開閉部材81,82の
先端テーパ面部81b,82bがリードガイド6
の後側内筒部62に圧入されて弾着係合し、これ
により、チヤツク開閉部材81,82の半割芯導
通孔80a,80bが上述のように開口して芯4
の供給が可能となる。 このような芯カートリツジ7の交換時におい
て、チヤツク開閉部材81,82が後側内筒部6
2に差し込まれるまでは、半割芯導通孔80a,
80bが閉じているので、従来のように芯カート
リツジ7内の芯4が飛び出すような虞れがない。
また、シヤープペンシルを逆さに倒立させて芯カ
ートリツジ7を上向きに維持しながら交換作業を
行う必要がないので、シヤープペンシルの向きに
関係なく芯カートリツジ7の交換作業を極めて簡
単かつ容易に手際よく行える。 特に、上記チヤツク式開閉機構8は、複数のチ
ヤツク開閉部材81,82が組合せ合体され、そ
れらのチヤツク開閉部材81,82が径方向内側
に塑性変形されていることによる内方弾性力を有
して径方向に開閉動作するので、同径の芯4は勿
論、芯径の異なる芯4を収納した新たな芯カート
リツジ7を上述の要領でリードガイド6に取付け
てその芯4の供給を可能とすることができる。 即ち、上記チヤツク式開閉機構8は、それ自身
の弾性力によつてチヤツク開閉部材81,82お
よび半割芯導通孔80a,80bの開閉度が調整
されるので、同径のみ芯4または異径の芯4に兼
用し得る。
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、芯カートリ
ツジに設けられたチヤツク式開閉機構が、その芯
導通孔の軸線に沿つて径方向に分割され、且つ、
内方弾性力を有するチヤツク開閉部材からなつて
いるので、該チヤツク開閉部材を容易に成形する
ことができ、その成形用金型構造も簡素化するの
で、大幅はコストダウンを図ることができるとい
う効果がある。 しかも特に、上記チヤツク開閉部材は、それぞ
れ径方向内側に予め塑性変形されているので、そ
れらのチヤツク開閉部材の相互を、組合せ合体時
にそれぞれの内方弾 性力で隙間なく強く圧接さ
せることができ、この状態に組合せ合体されたチ
ヤツク開閉部材を芯カートリツジ内に嵌合連結
し、そのチヤツク開閉部材をリードガイドに嵌合
すると、上記チヤツク開閉部材が拡径方向に弾性
変形して芯導通孔が開口するが、その拡径方向へ
の弾性変形に対してか、各チヤツク開閉部材を上
述のように相互方向の径方向内側へ塑性変形させ
ていることにより、上記リードガイドからのチヤ
ツク式開閉機構の抜き取り時には、上記チヤツク
開閉部材の相互を、芯導通孔閉口状態に確実かつ
スムーズに弾性復元(戻り弾性変形)させること
ができるという効果がある。 従つて、芯カートリツジの交換時等に該芯カー
トリツジ内の芯が飛び出し落下するようにことが
なく、また、芯カートリツジの交換時には上述の
ようにチヤツク式開閉機構が閉じることにより、
筆記具に残存する芯を上記チヤツク式開閉機構で
自動的にチヤツキングして抜き取ることができる
という効果がある。 このため、残存芯の折損や該折損芯による筆記
具の芯詰まり等が生じる虞れもなく、芯カートリ
ツジの交換を極めて簡単かつ容易に行えるという
効果がある。 また、上記チヤツク式開閉機構によつて、同一
径のみの芯はもちろん異径の芯を共有する芯カー
トリツジとすることができると共に、従来の芯カ
ートリツジのキヤツプのような廃棄部品がなくな
り、かつ、外筒の厚肉段差壁部を設ける必要もな
いので、筆記具外筒の押出成形が可能となり、芯
カートリツジの芯収納容量を増大させ得るなど、
多くの優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるカセツト式
シヤープペンシルの概略的な斜視図、第2図は同
シヤープペンシルにおける芯カートリツジ取付要
部の組立前の断面図、第3図は同組立後の断面
図、第4図はチヤツク式開閉機構の組立状態を示
す側面図、第5図は第4図の−線断面図、第
6図は第4図の左端面図、第7図は第4図の下側
チヤツク開閉部材のみを示す側面図、第8図は第
7図の−線断面図、第9図は第7図の平面
図、第10図は第9図の−線断面図、第11
図は従来の芯カートリツジを示す斜視図、第12
図は従来のこの種のシヤープペンシルを示す断面
図である。 図において、3は芯送出機構、4は芯、6はリ
ードガイド、7は芯カートリツジ、8はチヤツク
式開閉機構、80は芯導通孔、81および82は
チヤツク開閉部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シヤープペンシルの芯送出機構3の後端に連
    結されたリードガイド6に着脱可能に差し込み
    嵌合されて芯4の補給・交換等を行う芯カート
    リツジ7の開閉装置において、前記芯カートリ
    ツジ7に設けられ、芯導通孔80を有して前記
    リードガイド6への嵌合時に上記芯導通孔80
    を開口するチヤツク式開閉機構8とを備え、該
    チヤツク式開閉機構8は、その芯導通孔80の
    軸線に沿つて径方向に分割され、且つ内方向弾
    性力を有するチヤツク開閉部材81,82から
    成り、これらのチヤツク開閉部材81,82
    は、それぞれが径方向内側に塑性変形され、こ
    の状態で組合せ合体されて上記芯カートリツジ
    7内に嵌合連結されていることを特徴とする芯
    カートリツジの開閉装置。 (2) 上記リードガイド6の後端側内部には、上記
    チヤツク式開閉機構8の前端部が着脱可能に嵌
    合され、該嵌合時にそのチヤツク開閉部材8
    1,82を内方向弾性力に抗し直径方向外方に
    弾性変形させて上記芯導通孔80を開口する嵌
    込み係合用の後側内筒部62が設けられている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の芯カートリツジの開閉装置。 (3) 上記チヤツク開閉部材81,82の外周面
    は、えぐり部81c,82cまたは外側に膨出
    する弯曲部81d,82dの少なくとも一方が
    形成されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項又は第2項記載の芯カートリ
    ツジの開閉装置。
JP1986199673U 1986-08-29 1986-12-29 Expired - Lifetime JPH0513596Y2 (ja)

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US07/061,293 US4836703A (en) 1986-08-29 1987-06-12 Lead cartridge opening and closing unit
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