JPH06243580A - Agc回路 - Google Patents

Agc回路

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JPH06243580A
JPH06243580A JP5025698A JP2569893A JPH06243580A JP H06243580 A JPH06243580 A JP H06243580A JP 5025698 A JP5025698 A JP 5025698A JP 2569893 A JP2569893 A JP 2569893A JP H06243580 A JPH06243580 A JP H06243580A
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JP
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amplitude
error signal
circuit
signal
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JP5025698A
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Akihiko Hirano
章彦 平野
Terumi Takashi
輝実 高師
Kazunori Iwabuchi
一則 岩渕
Hideyuki Yamakawa
秀之 山川
Yoshiteru Ishida
嘉輝 石田
Minoru Kosuge
稔 小菅
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • G11B20/1217Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers on discs
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記録装置のデータリードの際、データと
クロックが非同期の時にも設定通りの振幅値制御するこ
とが可能なAGC回路を提供し、後段のタイミング抽出
回路の動作の信頼性を高める。 【構成】 入力信号の増幅利得を指示にしたがって変化
させる可変利得部11と、該可変利得部の出力の値をあ
らかじめ定めた間隔で抽出する抽出部13と、該抽出部
で抽出された値に基づいて入力信号の振幅があらかじめ
定めた振幅になるように前記可変利得部の増幅利得を指
示する可変利得制御部と有するAGC回路において、前
記可変利得制御部は、前記抽出部で抽出された値を自乗
し、該自乗値と直前の自乗値とに基づいて、入力信号の
振幅があらかじめ定めた振幅になるように前記可変利得
部の増幅利得を指示するための誤差信号を出力する誤差
信号出力手段15aと、該誤差信号出力手段からの誤差
信号を積分して前記可変利得部の増幅利得を指示する積
分手段18とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置など
に用いられ、振幅値を設定値通りに制御するAGC制御
回路に係わる。
【0002】
【従来の技術】信号情報を磁気記録媒体上に磁気信号と
して記録、再生する磁気記録再生装置では、データ再生
時に読みだした信号は、記録媒体の内外周の差等により
その振幅レベルが変動する。AGC回路は、この信号振
幅の変動を一定値に保つよう制御を行う。磁気記録再生
装置のリード系信号処理回路の構成図と、AGC回路の
ブロック図と、AGC回路中のVGAコントローラの構
成図とを、図8、図9および図10にそれぞれ示し、こ
れらの図を参照して従来の技術を説明する。
【0003】図8において、磁気記録再生装置のリード
系信号処理回路は、磁気信号が記録される磁気記録媒体
1、磁気記録媒体上の磁気信号を電気信号101に変換
する磁気ヘッド2、再生された電気信号を増幅するR/
W Amp3、増幅されたアナログ信号102の振幅値
の制御を行うAGC回路4、再生信号103からデータ
として識別するのに必要なタイミングクロック信号10
4を抽出するタイミング抽出回路5、リードデータとタ
イミングクロックよりデータの復合を行う復号器6、復
合された再生データ105とタイミングクロック106
を受け取り、データをフォーマット変換すると共にホス
トへのデータ転送を制御するコントローラ7、および、
回路全体の制御をするマイコン8を有する。ここで、図
8における復号器6に、デジタル値を入力とするビタビ
等の復号器を使用する場合、その性能を考えるとAGC
回路4およびタイミング抽出回路5も復号器への入力信
号104であるデジタル値を用いてフィードバック制御
することが望ましい。図9に、従来のデジタルコントロ
ール(アナログドライブ)型のAGC回路の構成を示
す。
【0004】図9に示すように、従来のAGC回路4
は、制御信号201により増幅利得を変化させるVGA
(Variable Gain Amplifier)11、VGAの出力20
2の等かを行うイコライザ12、イコライザ出力203
を量子化するADコンバータ13、PR4(Partial Re
sponse Class4)処理のため量化子出力204の帯域制
限を行なう(1+D)ブロック14、(1+D)後の信
号から設定振幅との誤差を検出し誤差信号205を生成
するVGAコントローラ15、誤差信号205をアナロ
グ値に変換するDAコンバータ16、DAコンバータ出
力206に所定の係数を掛ける乗算器17、および、乗
算器出力207の積分を行ないVGAの制御信号201
を生成する積分器18を有する。
【0005】また、振幅情報を基にVGA等のアナログ
部駆動のための制御信号を生成するVGAコントローラ
15の構成を図10に示す。図10において、VGAコ
ントローラ15は、入力信号103のレベルを判定し判
定信号301を生成する識別器21、入力信号103と
判定信号301との乗算を行う乗算器22、判定信号3
01を基に設定振幅値Aか0の一方を選択し出力するマ
ルチプレクサ23、乗算器出力302からマルチプレク
サの出力303を減算し差分信号304を生成する減算
器24、制御クロック104により差分信号値304を
1クロック遅延させる遅延器25、および、差分信号3
04と遅延器の出力である1サンプル前の差分信号30
5を加算し誤差信号205を生成する加算器26を有す
る。
【0006】次に、図11を参照してAGC回路の入力
信号102について説明し、図12および図13を参照
して従来のAGC回路の動作を説明する。図11に磁気
記憶媒体のセクタフォーマットを示し、図12および図
13に、従来のAGC回路の動作のタイミングチャート
を示す。
【0007】図11において、ハードディスクドライブ
等における記録情報の1つの集まりであるセクタは、各
セクタ間に配置され速度変動分を補償するGAP41、
セクタのアドレスが書き込まれているID43、ID4
3の読み出しに必要なタイミングクロック生成のための
同期信号部SYNC42、ID−SYNC間に配置され
速度変動分を保障するGAP44、SYNC42と同様
DATA46の読み出しに必要なタイミングクロック生
成のためのSYNC45、および、実際の情報が蓄えら
れるDATA46から構成される。ここで、ID43お
よびDATA部46は、アドレスとデータとがそれぞれ
書き込まれているためそこから読みだされる信号はラン
ダムなパターンであり、SYNC42はタイミング生成
回路5がそれを基にして同期をとるようにあらかじめ定
められた規則的なパターンになっている。また、GAP
41もSYNC42と同じパターンが書き込まれてい
る。すなわち、データ46がサンプル点で{1、0、-1}の
ランダム値とりうるのに対し、SYNC45およびGA
P41の領域では、例えばPR4処理を行なう場合、
{1、0、-1、0、…}といった規則的なビット列になり、
(1+D)の処理を行なった上で信号をビット列{1、1、
-1、-1…}にする。
【0008】つぎに、図9に示すAGC回路の動作を説
明する。まず、図12で示す、セクタ中のID43およ
びDATA部46でのランダムデータがAGC回路に入
力される場合について述べる。VGA11を介しゲイン
倍されたVGA出力信号202は、EQ12により高調
波成分を取り除かれた後、ADC13により量子化され
る。その後、(1+D)ブロック14において、PR処
理を行うため1サンプル前の値が加算され、VGAコン
トローラ入力信号103が生成される。VGAコントロ
ーラ入力信号103は復号器6に入力されると共にVG
Aコントローラ15に入力される。図10に示すVGA
コントローラ15では、入力信号103(V103)を受
け、まず識別器21で下記の判定条件により判定信号
(V301)を生成する。
【0009】V103≧A/2 ……… V301= 1 −A/2<V103<A/2 ……… V301= 0 −A/2≧V103 ……… V301=−1 但し、V103:識別器入力、V301:識別器出力、A:A
GC設定振幅値この識別器出力の判定信号V301をVG
Aコントローラ入力信号V103に乗ずることで信号の絶
対値化を行なう。また、判定信号V301が"0"に相当す
るデータには0を乗じ、振幅設定を行なう情報としては
使わない。その後、マルチプレクサ23で、上記識別器
出力V103が0の時は0を選択し、1または−1の時は
設定振幅値Aを選択する。減算器24では、乗算器出力
信号302からマルチプレクサ23で選択された値を減
ずることで差分信号304を生成する。つぎに、差分信
号304を、遅延器25と加算器26とによる(1+
D)の操作でフィルタリングして誤差信号205を生成
する。図9に示すDAコンバータ16においてアナログ
値に変換後、AGCループのループゲインを定める係数
を乗算器17で乗じた後、積分器18にて積分しVGA
の制御信号201とする。
【0010】以上のようなフィードバック制御により、
VGAコントローラ入力信号の振幅が設定振幅値より大
きいときは制御信号201の絶対値を下げてVGAのゲ
インを減少させ、逆に設定振幅値より小さい時はゲイン
を増加させる。最終的にサンプリング点でのVGAコン
トローラ入力信号の振幅が設定振幅値に等しくなるよう
にする。図13に示す、SYNCでの規則的なデータの
場合にも同様な動作を行う。このAGC回路中、ADコ
ンバータ13、(1+D)ブロック14、VGAコント
ローラ15に使用するサンプルクロックは、タイミング
抽出回路5で生成したものを用いる。
【0011】なお、従来例としては、特開昭61−12
9913号公報に記載されている技術がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図14を用いて従来技
術の問題点を説明する。上述の通り、AGC回路で使用
するサンプルクロック104は、タイミング抽出回路5
で生成したものである。ここで、タイミング抽出回路5
は、入力データ103を読みだす直前まではリファレン
スクロックに同期し、入力データ103と同じ周波数の
クロックを生成する。そして読み出し時には、SYNC
42の規則的な基準クロックをもとに位相の引込みを完
了させ、ID部43もしくはDATA部46では同期の
完了したクロック104とデータ103の位相が外れな
いよう制御を行う。したがって、ID部43もしくはD
ATA部46内のデータはクロックと同期しているが、
GAPおよびSYNCの始めでは、サンプルクロックと
データの位相は合っていないことがある。一方、従来の
AGC回路4はサンプルクロックと入力データの位相が
合っていることを前提に振幅の制御を行う。データとサ
ンプルクロック間に位相誤差が存在する時、AGC回路
の出力振幅値は、設定振幅値には一致しない。例えば、
図14に示すような位相誤差φがある場合、ある程度引
込み、理想的なサンプルポイント(図14に示す○印)
でのデータの振幅値が設定振幅値Aになったとしても、
実際のサンプルポイント(図14に示す△印)における
データの振幅値が設定振幅値Aではないために誤差信号
は0にはならず、引込みが完了した安定点でのAGC回
路の出力は設定振幅より減少してしまうという問題点が
ある。
【0013】上記問題点について、図16に示すVGA
入力信号102とVGAコントローラ入力信号の拡大図
を用いてさらに詳細に説明する。VGA入力信号102
は、VGA11においてゲイン倍され、EQ12により
等化された後、ADC13により量子化される。その
後、(1+D)ブロック14において、PR処理を行う
ため1サンプル前の値が加算される。(1+D)ブロッ
ク14は、ある時刻tにおける入力の値と、その時刻t
よりも一定時刻T過去の入力値を加算したものを時刻t
において出力するものである。図16において、時刻n
におけるVGAコントローラ入力信号103のV103
(n)の値は、時刻nにおけるVGA入力信号102の
V102(n)とそれより時間Tだけ過去の値V102
(n−1)を加えたものである。同様に、時刻mにおけ
るVGAコントローラ入力信号103のV103(m)
の値は、時刻mにおけるVGA入力信号102のV10
2(m)とそれより時間Tだけ過去の値V102(m−
1)を加えたものである。VGA入力信号102の値
は、理想的なサンプルポイントにおいて、{1、0、-1、0、
…}といった規則的なビット列になり、(1+D)の処
理を行なった後のVGAコントローラ入力信号103は
ビット列{1、1、-1、-1…}となる。図16に示すよう
に、VGA入力信号102の波形はそのピークが理想的
なサンプリングポイントに一致するがVGAコントロー
ラ入力信号103はピークと理想的なサンプリングポイ
ントとが一致しない。従って破線で囲んだ部分の理想的
なサンプリングポイントでの位置と位相誤差があるとき
の値との大小関係は、VGA入力信号102とVGAコ
ントローラ入力信号103とでは等しくなるとは限らな
い。AGC回路は、VGAコントローラ入力信号103
のピークの振幅を設定振幅Aにするのではなく、あくま
でサンプリングポイントでの振幅をAにする。
【0014】また、例えば、図16において、VGAコ
ントローラ入力信号103の時刻nでの値が設定振幅値
Aに等しいとする。この時、時刻nでの誤差信号V20
5(n)は、以下に示すようになりVGAのゲインはこ
のまま保たれる。
【0015】 しかし、時刻mのように入力データとクロックとの間に
位相誤差がある場合、誤差信号V205(m)は以下に
示すようになる。
【0016】 このように、VGAコントローラ入力信号103の振幅
値が設定振幅値Aに等しいにもかかわらず、誤差信号を
生成してしまう。これが、(−a)倍されることでVG
Aのゲインが減少し、VGAコントローラ入力信号10
3の振幅値が設定振幅値Aよりも減少することとなる。
【0017】また、GAPおよびSYNCでのVGAコ
ントローラの入力信号波形をサイン波とみなすと、位相
誤差とAGC回路出力振幅誤差との関係は図15のよう
に示され、位相誤差により出力振幅は設定振幅に対し4
0%の幅で変動する。
【0018】ここで、AGC回路の出力を受けるタイミ
ング抽出回路が、AGC回路と同様、その入力に復号器
に入力するデジタル信号を用いるとする。そのようなデ
ジタル入力のタイミング抽出回路として、例えば「Kurt
H.Mueller他”Timing Recovery in Digital Synchrono
us Data Receivers"IEEE Transactions on Communicati
ons,May 1976」に示されるような従来例がある。該従来
例は、サンプル点での振幅値により位相誤差を検出する
タイプの位相比較器を含んだ位相同期回路を備えたもの
である。しかし、このような振幅値を用いる制御を行な
う場合にも、AGC回路での振幅の変動は、直接位相比
較器のゲイン変動につながる。このゲイン変動は、位相
同期回路の自然角周波数ωn、ダンピングファクタζの
パラメータに影響をおよぼし、引込み時間の増加や引込
み特性の不安定化などという問題を生じる。
【0019】そこで、本発明は、このような点を考慮し
てなされたもので、位相誤差の影響を受けないAGC回
路を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、入力信号の増幅利得を指示にしたがって
変化させる可変利得部と、該可変利得部の出力の値をあ
らかじめ定めた間隔で抽出された値に基づいて入力信号
の振幅があらかじめ定めた振幅になるように前記可変利
得部の増幅利得を指示する可変利得制御部と有するAG
C回路において、前記可変利得制御部は、前記抽出され
た値を自乗し、該自乗値と直前の自乗値とに基づいて、
入力信号の振幅があらかじめ定めた振幅になるように前
記可変利得部の増幅利得を指示するための誤差信号を出
力する誤差信号出力手段と、該誤差信号出力手段からの
誤差信号を積分して前記可変利得部の増幅利得を指示す
る積分手段とを備える。前記誤差信号出力手段は、前記
抽出された値の自乗値と直前の自乗値との和からあらか
じめ定めた振幅に対応する値を減じた結果を誤差信号と
することができる。
【0021】前記可変利得制御部は、前記誤差信号出力
手段(以下、第1の誤差信号出力手段という)に加え、
前記抽出された値から、入力信号の振幅があらかじめ定
めた振幅になるように誤差信号を出力する、前記第1の
誤差信号出力手段と異なる第2の誤差信号出力手段と、
前記第1の誤差信号出力手段と前記第2の誤差信号出力
手段とをあらかじめ定めたタイミングで切り換える切り
換え制御手段とをさらに備えることができる。前記切り
換え制御手段は、前記入力信号のデータと前記あらかじ
め定めた抽出間隔とが非同期の時に前記第1の誤差信号
出力手段を用いるように制御する。また、前記切り換え
制御手段は、入力信号中の同期信号の入力時に非同期の
場合に前記第1の誤差信号出力手段を用い、入力信号中
の同期信号以外の信号の入力時には、前記第2の誤差信
号出力手段を用いるように制御するようにしてもよい。
【0022】また、入力信号の増幅利得を指示にしたが
って変化させる可変利得部と、該可変利得部の出力の値
をあらかじめ定めた間隔で抽出された値に基づいて入力
信号の振幅があらかじめ定めた振幅になるように前記可
変利得部の増幅利得を指示する可変利得制御部と有する
AGC回路において、前記可変利得制御部は、前記抽出
された値を自乗し、該自乗値をあらかじめ定めた値と比
較し、比較結果に対応するあらかじめ定めた第1の値と
第2の値とのうちいずれかの値を該自乗値から減算し、
該減算された自乗値と直前の減算された自乗値とを加算
して前記可変利得部の増幅利得を指示するための誤差信
号を出力する誤差信号出力手段と、該誤差信号出力手段
からの誤差信号を積分して前記可変利得部の増幅利得を
指示する積分手段とを備えるようにしてもよい。
【0023】さらに、記録手段に記録されている信号を
読み出す読み出し回路と、該読み出し回路で読みだされ
た信号を増幅する増幅回路と、該増幅回路で増幅された
信号の振幅の制御を行うAGC回路と、該AGC回路で
振幅制限された信号からタイミングクロックを抽出する
タイミング抽出回路と、該タイミング抽出回路で抽出さ
れたタイミングクロックにより前記AGC回路で振幅制
限された信号をサンプリングしてデータを復号する復号
器と、該復号器で復号されたデータをアナログ信号に変
換する変換回路と、該変換回路で変換されたアナログ信
号を出力する出力回路とを有する記録再生装置におい
て、上記AGC回路を備えることができる。
【0024】
【作用】可変利得部では、指示された増幅利得にしたが
って入力信号を増幅させる。可変利得部からの入力信号
の値をあらかじめ定めた間隔(サンプリング周期)で抽
出するのは、A/Dコンバータなどである。AGC回路
の外部にあるA/Dコンバータからの抽出された値を可
変利得制御部に入力する。可変利得制御部では、前記抽
出された値を自乗し、前記抽出された値の自乗値と直前
の自乗値との和からあらかじめ定めた振幅に対応する値
(あらかじめ定めた振幅の自乗値の2倍の値)を減じた
結果を誤差信号として出力する。または、前記抽出され
た値の自乗値と直前の自乗値とから設定振幅値の自乗A
2をそれぞれ減じ、その減算結果の和を取るようにして
もよい。前記抽出された値の自乗値と直前の自乗値との
和をとることで(1+D)処理を行なうことができ、位
相誤差を除去することができる。すなわち、入力信号の
データとサンプル周期の周波数が等しく両者の位相差が
φであったとすると、可変利得制御部への入力信号は、
サンプル点{…、k、k+1、k+2、k+3、…}で
{…、A'sin(π/4+φ)、A'sin(π/4+π/2+φ)、A'sin
(π/4+π+φ)、A'sin(π/4+3π/2+φ)、…}となる。こ
こでA’はサイン波である信号103の振幅値を示す。
上記出力は{…A'sin(π/4+φ)、A'cos(π/4+φ)、-A'
sin(π/4+φ)、-A'cos(π/4+φ)、…}と同値であり、こ
れらの自乗をとった値{A'2sin2(π/4+φ)、A'2cos
2(π/4+φ)、A'2sin2(π/4+φ)、A'2cos2(π/4+φ)、
…}は、A'2sin2(π/4+φ)とA'2cos2(π/4+φ)が交互
に出力される形となる。よって、設定振幅値の自乗A2
を減じ(1+D)で連続する2値の和をとった誤差信号
は、(A'2sin2(π/4+φ)+A'2cos2(π/4+φ)-2A2)=
A'2-2A2となり、位相差φの項は消去される。
【0025】また、前記抽出された値から、入力信号の
振幅があらかじめ定めた振幅になるように誤差信号を出
力する第2の誤差信号出力手段を備える場合には、切り
換え制御手段が、GAPやSYNC領域での規則的なデ
ータ列において、前記入力信号のデータと前記あらかじ
め定めた間隔とが非同期時に前記第1の誤差信号出力手
段に切り換え、該第1の誤差信号出力手段からの誤差信
号により振幅制限を行う。また、ランダムな3値をとる
データ領域においては、切り換え制御手段が、前記第2
の誤差信号出力手段に切り換え、該第2の誤差信号出力
手段からの誤差信号により振幅制限を行う。誤差信号
は、ループ定数を設定する係数を乗じ、積分手段により
以前の値と加算した信号を可変利得部の制御信号とする
ことで負帰還をかける。
【0026】
【実施例】本発明の実施例を図を用いて説明する。図1
は本実施例の特徴を示すVGAコントローラのブロック
構成図であり、図2は、本実施例のVGAコントローラ
を備えたAGC回路、図3は、本実施例のVGAコント
ローラを備えたAGC回路の動作を説明するものであ
る。また、AGC回路を備える磁気記録再生装置のリー
ド系信号処理回路の全体構成は図8に示したものと同じ
構成である。
【0027】図8において、磁気記録再生装置のリード
系信号処理回路は、磁気信号が記録される記憶手段の磁
気記録媒体1、磁気記録媒体上の磁気信号を電気信号1
01に変換する磁気ヘッド2、再生された電気信号を増
幅するR/W Amp3、増幅されたアナログ信号10
2の振幅値の制御を行うAGC回路4、再生信号103
からデータとして識別するのに必要なタイミングクロッ
ク信号104を抽出する抽出回路であるタイミング抽出
回路5、リードデータとタイミングクロックよりデータ
の復合を行う復号器6、復合された再生データ105と
タイミングクロック106を受け取り、データをフォー
マット変換すると共にホストへのデータ転送を制御する
コントローラ7、および、回路全体の制御をするマイコ
ン8を有する。また、磁気記録再生装置だけでなく記憶
手段の再生を行う記録再生装置にAGC回路を備えるこ
とができる。この場合、上記構成に加えて復号器で復号
されたデータをアナログ信号に変換する変換回路と、該
変換回路で変換されたアナログ信号を出力する出力回路
とを有するようにしてもよい。
【0028】つぎに、図1におけるVGAコントローラ
の構成を説明する。本実施例におけるVGAコントロー
ラは、入力信号103の自乗を算出する乗算器22と、
設定振幅値Aの自乗値を乗算器出力302から減ずる減
算器24と、(1+D)の操作を行う遅延器25と、加
算器26とを有する。遅延器はタイミング抽出回路から
のクロック104で制御する。
【0029】また、図2において、AGC回路4は、制
御信号201により利得を変化させる可変利得部のVG
A(Variable Gain Amplifier)11、VGAの出力2
02の等化を行うイコライザ(EQ)12、イコライザ
出力203を量子化する抽出部のADコンバータ13、
PR4(Partial Response Class4)処理のため量化子
出力204の帯域制限を行なう(1+D)ブロック1
4、(1+D)後の信号から設定振幅との誤差を検出し
誤差信号205を生成するVGAコントローラ15、誤
差信号205をアナログ値に変換するDAコンバータ1
6、DAコンバータ出力206に所定の係数を掛ける乗
算器17、および、乗算器出力207の積分を行ないV
GAの制御信号201を生成する積分器18を有する。
VGAコントローラ15は、誤差信号出力手段であり、
抽出部のADコンバータ13で抽出された値(もしくは
(1+D)ブロック14の出力値)を自乗し、該自乗値
をあらかじめ定めた値と比較し、比較結果に対応するあ
らかじめ定めた第1の値と第2の値とのうちいずれかの
値を該自乗値から減算し、該減算された自乗値と直前の
減算された自乗値とを加算して前記可変利得部の増幅利
得を指示するための誤差信号を出力する。また、可変利
得制御部として、前記誤差信号出力手段のVGAコント
ローラ15からの誤差信号を積分して前記可変利得部の
増幅利得を指示する積分手段とを備えるようにしてもよ
い。さらに、可変利得制御部は、DAコンバータ16お
よび乗算器17を有することができる。
【0030】図1に示すVGAコントローラの動作およ
び図2に示すAGC回路の動作について説明する。
【0031】VGA11を介しゲイン倍されたVGA出
力信号202は、EQ12により等化された後、ADC
13により量子化される。その後、(1+D)ブロック
14において、PR処理を行うため1サンプル前の値が
加算され、VGAコントローラ入力信号103が生成さ
れる。VGAコントローラ入力信号103は復号器6に
入力されると共にVGAコントローラ15aに入力され
る。図1に示すVGAコントローラ15aでは、入力信
号103(V103)を受け、乗算器22で入力信号10
3の自乗を算出する。減算器24では、乗算器出力信号
302からAの二乗値を減ずることで差分信号204を
生成する。つぎに、差分信号204を、遅延器25と加
算器26とによる(1+D)の操作でフィルタリングし
て誤差信号205を生成する。つぎに、図2に示すDA
コンバータ16においてアナログ値に変換後、AGCル
ープのループゲインを定める係数を乗算器17で乗じた
後、積分器18にて積分しVGAの制御信号201とす
る。
【0032】次に、図1に示すVGAコントローラの原
理について図3を参照して説明する。本実施例における
VGAコントローラは、AGC回路にGAP41および
SYNC42の情報、すなわち、VGAコントローラへ
の入力が{1、1、-1、-1、…}の規則的なビット列が入力さ
れる場合に使用する。図3に示すように、規則的なビッ
ト列におけるVGAコントローラ入力信号103の各サ
ンプル点での値は、データビット列の周期をTとすると
周期4Tのサイン関数でみなすことができる。すなわ
ち、データとサンプルクロックの周波数が等しく両者の
位相差がφであったとすると、VGAコントローラ入力
信号は、サンプル点{…、k、k+1、k+2、k+3、
…}で{…、A'sin(π/4+φ)、A'sin(π/4+π/2+φ)、
A'sin(π/4+π+φ)、A'sin(π/4+3π/2+φ)、…}とな
る。ここでA’はサイン波である信号103の振幅値を
示す。上記出力は{…A'sin(π/4+φ)、A'cos(π/4+
φ)、-A'sin(π/4+φ)、-A'cos(π/4+φ)、…}と同値で
あり、乗算器22でこれらの自乗をとった値{A'2sin2
(π/4+φ)、A'2cos2(π/4+φ)、A'2sin2(π/4+φ)、A'2
cos2(π/4+φ)、…}は、A'2sin2(π/4+φ)とA'2cos
2(π/4+φ)が交互に出力される形となる。よって、設定
振幅値の自乗A2を減じ(1+D)で連続する2値の和
をとったVGAコントローラ出力である誤差信号205
は、(A'2sin2(π/4+φ)+A'2cos2(π/4+φ)-2A2)=
A'2-2A2となり、位相差φの項は消去される。AGC
回路は、乗算器17で乗する係数を適当に設定し、負帰
還をかけることで、前記出力値(A'2-2A2)を0にす
るようループを制御する。したがって、収束点でA’=
√2×Aとなり、入力サイン波の振幅値A’とサンプル
点での振幅値Aは√2:1の関係にあることから、上記
制御によりサンプル点での振幅値をAとすることが可能
となる。
【0033】また、本実施例のVGAコントローラが使
用されるGAP41およびSYNC42の領域では、前
記の通りタイミング抽出回路はレファレンスクロックに
同期している。このレファレンスクロックの周波数とそ
の後に実際リードするデータの周波数とは理想的には等
しいはずであるが、ディスクの回転変動等により多少ず
れてくる場合がでてくる。このような場合、AGCの出
力振幅は一定値をとらず変動する。図4は、サンプルク
ロックの周波数が、データの周波数のn倍である時のV
GAコントローラ出力を示したものである。実線で示さ
れたVGAコントローラ出力は、周波数誤差nの関数
を、図4において点線で示す包絡線としてサンプル周期
Tごとに変動する。このVGAコントローラ出力変動の
直流成分は、理想的な設定振幅(A'2-2A2)に等しく
なる。また、正負交互に値が反転し、図2に示す積分器
18において積分するために、その積分値である制御信
号の変動量は小さくすることができる。これにより、周
波数に誤差があっても対応することができる。
【0034】また、本実施例におけるAGC回路の他の
構成を図19および図20に示す。さらに、図19およ
び図20におけるフィルタ部4’のブロック図を図18
に示す。
【0035】図19および図20においては、上記図2
に示したイコライザ12、ADコンバータ13および
(1+D)ブロック14を、フィルタ部4’とし、AG
C回路に含めない場合の構成を示している。イコライザ
12、ADコンバータ13および(1+D)ブロック1
4の配置は、任意に選択できる。例えば、図18に示し
たように、イコライザ12、ADコンバータ13、(1
+D)ブロック14の順でもよいし、ADコンバータ1
3、(1+D)ブロック14、イコライザ12の順でも
よい。ただし、ADコンバータ13の前後で扱う信号が
アナログ値とディジタル値で異なるので、それに対応し
て(1+D)ブロック14およびイコライザ12の回路
構成は異なる。さらに、フィルタ部4’は、図19およ
び図20に示すように、VGAの前段と後段とのどちら
に配置してもよい。
【0036】つぎに、ディジタル値を扱う(1+D)ブ
ロック14について説明する。記録装置用信号処理回路
では、高密度化(すなわち、高性能化)を実現する手段
としてPRML(Partial Response Maximum Likelihoo
d)というものがある。PRは、装置の伝送特性に整合
した電力スペクトルを持つ符号形態に変換する手段であ
り、電力スペクトルの形態により5種類のクラスに大別
される。このうち、本実施例における磁気記録装置に適
合するものとしてはPR4(クラス4)が挙げられる。
これは、(1+D)ブロックを信号処理回路中に挿入
し、磁気記録系の持つ再生時の微分特性と帯域フィルタ
特性とを持たせることで実現する。図21に周波数特性
を示す。図21において、(a)は(1+D)ブロック
の周波数特性を示し、(b)は、磁気記録系の持つ微分
特性を示し、(c)は帯域フィルタ特性を示す。また、
MLは、一般に最尤復号(それを実現するものとしてビ
タビ復号がある)とよばれる。最尤復号は、時系列的に
信号を識別する方法である。これら、PRとMLとは、
組み合わせて用いることにより、再生信号のSN比が効
率的に改善でき、高密度化が実現できる。本実施例にお
ける(1+D)ブロック14は、上記PR4の処理を行
うためのものである。このため、(1+D)ブロック1
4をAGC回路に含めなくてもよい。また、イコライザ
12も扱う信号の等化を行い、復号器の性能を保証する
ものであり、ADコンバータ13は、MLを行うために
ディジタル値に変換するのでAGC回路に含めなくても
よい。
【0037】また、図19に示すような構成において
は、AGC回路を備える磁気記録再生装置のリード系信
号処理回路の全体構成は図17に示すようになる。
【0038】上述した図1に示すVGAコントローラ
は、規則的なサイン波形を入力することを前提としてい
るため、ランダムの3値をとるデータ領域においては従
来のVGAコントローラ15を利用するようにしてもよ
い。図5に、AGC制御を必要とする全領域で動作を可
能とするVGAコントローラbの構成を示す。図5にお
いて、VGAコントローラ15bは、図2に示すAGC
回路におけるVGAコントローラ15aの代わりに用い
るもので、(1+D)ブロック出力103を図10に示
す従来のVGAコントローラ15と、図1に示す上記の
VGAコントローラ15aとに入力し、マルチプレクサ
27を用いVGAコントローラ15および15aの出力
の一方を制御信号107によって選択し、DAコンバー
タ16に出力するものである。すなわち、可変利得制御
部は、前記抽出部で抽出された値を自乗し、該自乗値と
直前の自乗値とに基づく前記入力信号の振幅から、入力
信号の振幅があらかじめ定めた振幅になるように前記可
変利得部の増幅利得を指示するための第1の誤差信号を
出力する誤差信号出力手段と、前記抽出部で抽出された
値から、入力信号の振幅があらかじめ定めた振幅になる
ように誤差信号を出力する、前記第1の誤差信号出力手
段と異なる第2の誤差信号出力手段と、前記第1の誤差
信号出力手段と前記第2の誤差信号出力手段とをあらか
じめ定めたタイミングで切り換える切り換え制御手段
と、前記誤差信号を積分して前記可変利得部の増幅利得
を指示する積分手段とを備えることができる。また、制
御信号107は、図8に示したコントローラ7において
出力することができ、GAP41およびSYNC42の
領域においては、図1に示す上記のVGAコントローラ
15aからの出力を選択し、ID部43もしくはDAT
A部46の領域においては、図10に示す従来のVGA
コントローラ15からの出力を選択するように制御す
る。切り換えタイミングについてはさらに後述する。
【0039】また、マルチプレクサ27を用いる代わり
に、VGAコントローラ15aとVGAコントローラ1
5との前段に、スイッチ回路を備えて、制御信号107
により制御するようにしてもよい。この場合も、GAP
41およびSYNC42の領域においては、図1に示す
上記のVGAコントローラ15aに(1+D)ブロック
出力103を入力するように選択し、ID部43もしく
はDATA部46の領域においては、図10に示す従来
のVGAコントローラ15に(1+D)ブロック出力1
03を入力するように選択するように制御する。
【0040】また、VGAコントローラ15とVGAコ
ントローラ15aとの内部構成について見てみると、遅
延器25および加算器26で構成する(1+D)部など
共有できる部分も多い。したがって、図5で示したよう
に両VGAコントローラが完全に独立である必要はな
く、例えば、図6に示すような構成も考えられる。図6
に示すVGAコントローラ15cは、VGAコントロー
ラ入力信号103の自乗を算出する乗算器22と、乗算
器出力レベルを判定し判定信号306をマルチプレクサ
に出力する識別器28と、判定信号306と制御信号1
07から出力を選択するマルチプレクサ29と、自乗結
果からマルチプレクサ出力である設定振幅値Aの自乗も
しくは0を減ずる減算器24と、(1+D)の操作を行
う遅延器25と、加算器26とを有する。可変利得制御
部の誤差信号出力手段であるVGAコントローラ15c
は、抽出部で抽出された値を自乗し、該自乗値をあらか
じめ定めた値と比較し、比較結果に対応するあらかじめ
定めた第1の値と第2の値とのうちいずれかの値を該自
乗値から減算し、該減算された自乗値と直前の減算され
た自乗値とを加算して前記可変利得部の増幅利得を指示
するための誤差信号を出力する。
【0041】図6において、(1+D)ブロック出力1
03は、乗算器22で入力信号103の自乗を算出す
る。識別器28は、乗算器出力レベルを判定し判定信号
306をマルチプレクサに出力する。マルチプレクサの
出力値303は、制御信号107によりデータとサンプ
ルクロックとが同期状態であるGAP41およびSYN
C42の領域の時は設定振幅値Aの二乗が選択され、I
D部43もしくはDATA部46でのランダムデータが
入力される場合は、以下に示す通り選択する。
【0042】 V302≧(A/2)2 ……… V303= A2 0<V302<(A/2)2 ……… V303= 0 但し、V302:識別器入力、V303:MPX出力、A:A
GC設定振幅値上記構成では、回路の動作特性としては
図5で示したものとは多少異なってくるが、AGC制御
を必要とする全領域で振幅制御動作を行うことができ
る。以上述べてきた回路における制御信号107による
切り替えタイミングを更に具体的に図7を用いて説明す
る。
【0043】図7は、磁気記録媒体上のセクタフォーマ
ットに対する、タイミング抽出回路およびAGC回路の
動作シーケンスを示したものである。コントローラ7
は、リード時に各セクタの先頭で出されるセクタパルス
を受け取ると、GAP41の次のSYNC42およびI
D43でリードゲートをイネーブルする。それを受け、
タイミング抽出回路5は、SYNC42で位相の引込み
を完了させ、ID43では位相のあった状態からこの位
相が外れないよう追従動作を行なう。このようにして読
みだされたIDのアドレス情報が読みだしたいセクタの
アドレスに一致している時、コントローラ7は、GAP
44で一端リードゲートをディセーブルしSYNC45
およびDATA46で再び位相の引込み、追従を行な
う。アドレスが一致していない時は、リードゲートをデ
ィセーブルにし、そのセクタのDATAの情報のリード
は行なわず、次のセクタの情報を読みだすよう上記の動
作を繰り返す。AGC回路4では、このタイミング抽出
回路による入力データとクロック間の位相状態に基づい
て、制御信号107により用いるVGAコントローラを
切り替える。
【0044】図7において、動作シーケンス1では、G
APおよびSYNCでVGAコントローラ15aを選択
し、振幅引込みを行なう。この時、AGC回路の時定数
は、GAP41の期間内でほぼ振幅を期待値に引き込め
るよう設定し、SYNC42でのタイミング抽出回路動
作の安定性を高める。入力データとクロック間の位相が
あっているID部では、VGAコントローラ15を選択
し、振幅値を設定値から外れないよう追従させる。つぎ
に、GAP44では、ライトの度にSYNC45のデー
タの上書きを任意のタイミングでスタートするため、S
YNC45との境界付近のデータの位相状態が特定でき
ないので、AGC回路ではフィードバック制御は行なわ
ず、VGAのゲインを一定にホールドする。IDとDA
TAとが同一トラック上にあり、両者に書き込まれたデ
ータの振幅値にはそれほど差がないと考えると、DAT
A部46のデータのリードを行なう際のVGAゲインに
はID部で引き込んだゲインを使用できるため、シーケ
ンス1ではこのゲインホールドはDATA部46の最初
まで、すなわちGAP44とSYNC45との期間続け
る。そして、DATAでは、VGAコントローラ15に
より再度振幅の追従を行なう。
【0045】また、動作シーケンス2は、上記動作シー
ケンス1においてDATAが始まるまでゲインをホール
ドするため、ID部とDATA部とのデータの振幅値が
実際には異なっていて、DATA部の初期のデータの振
幅値が設定値と異なってしまうような場合に対応でき
る。動作シーケンス2は、GAP44まではシーケンス
1と同様である。しかし、シーケンス1がSYNC45
でもゲインをホールドし続けるのに対し、シーケンス2
では、SYNC45で再びVGAコントローラ15aを
選択してフィードバック制御をスタートする。このた
め、上記のようにID部とDATA部の振幅が異なって
いる場合にもSYNC45期間内で再び引き込むためD
ATA部のデータの振幅を設定値通りにすることができ
る。
【0046】動作シーケンス3および4では、シーケン
ス1およびシーケンス2でのVGAコントローラ15に
よる振幅追従を、引込み完了信号を用いて切り替える。
引込み完了信号は、実際にタイミング抽出回路5の状態
から位相引込みが完了したかどうかの判定を行なって信
号を生成する手段を備えてもよいし、タイミング抽出回
路が位相引込みに用いる時間は抽出回路の設定定数によ
り定まるので、設定定数値から逆算して生成することも
できる。通常位相引込みは、SYNC終了よりも十分以
前に完了させ、SYNCの終わり付近では位相追従に切
り替えるよう定数を設定するので、シーケンス3および
4では振幅追従を開始するタイミングがシーケンス1お
よび2に比べ早くなる。これらのシーケンス中の動作切
り替え制御信号は、タイミング抽出回路で使用するリー
ドゲート同様、コントローラ7での生成するか、もしく
は、コントローラが内部で生成する方法と同様にセクタ
パルスを用いてコントローラ外部で生成することができ
る。
【0047】本実施例のAGC回路によれば、データと
サンプルクロックとが同期状態にあるときはもとより、
非同期状態の時にも振幅値を設定通りに制御することが
可能であり、後段のタイミング抽出回路の動作の信頼性
を高めるものである。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、磁気記録再生装置の読
み出し動作の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のVGAコントローラの構成図。
【図2】本発明のAGC回路のブロック図。
【図3】本発明のAGC回路の動作説明図。
【図4】非同期時のAGC出力振幅変動の説明図。
【図5】本発明のVGAコントローラのブロック図。
【図6】本発明のVGAコントローラの構成図。
【図7】本発明のAGC回路の動作シーケンス図。
【図8】磁気記録再生装置のリード系信号処理回路のブ
ロック図。
【図9】従来のAGC回路のブロック図。
【図10】従来のVGAコントローラの構成図。
【図11】磁気記録媒体のセクタフォーマット説明図。
【図12】従来のAGC回路の動作説明図。
【図13】従来のAGC回路の動作説明図。
【図14】従来のAGC動作の問題点の動作説明図。
【図15】位相誤差と出力振幅の関係の説明図。
【図16】従来のAGC動作の問題点の動作説明図。
【図17】磁気記録再生装置のリード系信号処理回路の
ブロック図。
【図18】フィルタ回路のブロック図。
【図19】本発明におけるAGC回路のブロック図。
【図20】本発明におけるAGC回路のブロック図。
【図21】周波数特性図。
【符号の説明】
1…磁気記録媒体、2…磁気ヘッド、3…R/W Am
p、4…AGC回路、5…タイミング抽出回路、6…復
号器、7…コントローラ、8…マイコン、11…VG
A、12…イコライザ、13…ADコンバータ、14…
(1+D)ブロック、15…VGAコントローラ、15
a…VGAコントローラ、15b…VGAコントロー
ラ、15c…VGAコントローラ、16…DAコンバー
タ、17…乗算器、18…積分器、21…識別器、22
…乗算器、23…マルチプレクサ、24…減算器、25
…遅延器、26…加算器、27…マルチプレクサ、41
…GAP、42…SYNC、43…ID、44…GA
P、45…SYNC、46…DATA。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03G 11/00 Z 9067−5J (72)発明者 岩渕 一則 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 山川 秀之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 石田 嘉輝 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 小菅 稔 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所小田原工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号の増幅利得を指示にしたがって変
    化させる可変利得部と、該可変利得部の出力の値をあら
    かじめ定めた間隔で抽出された値に基づいて入力信号の
    振幅があらかじめ定めた振幅になるように前記可変利得
    部の増幅利得を指示する可変利得制御部と有するAGC
    回路において、 前記可変利得制御部は、前記抽出された値を自乗し、該
    自乗値と直前の自乗値とに基づいて、入力信号の振幅が
    あらかじめ定めた振幅になるように前記可変利得部の増
    幅利得を指示するための誤差信号を出力する誤差信号出
    力手段と、該誤差信号出力手段からの誤差信号を積分し
    て前記可変利得部の増幅利得を指示する積分手段とを備
    えることを特徴とするAGC回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記誤差信号出力手段
    は、前記抽出された値の自乗値と直前の自乗値との和か
    らあらかじめ定めた振幅に対応する値を減じた結果を誤
    差信号とすることを特徴とするAGC回路。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記可変利得制御部
    は、前記誤差信号出力手段(以下、第1の誤差信号出力
    手段という)に加え、前記抽出された値から、入力信号
    の振幅があらかじめ定めた振幅になるように誤差信号を
    出力する、前記第1の誤差信号出力手段と異なる第2の
    誤差信号出力手段と、前記第1の誤差信号出力手段と前
    記第2の誤差信号出力手段とをあらかじめ定めたタイミ
    ングで切り換える切り換え制御手段とをさらに備えるこ
    とを特徴とするAGC回路。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記切り換え制御手段
    は、前記入力信号のデータと前記あらかじめ定めた抽出
    間隔とが非同期の時に前記第1の誤差信号出力手段を用
    いるように制御することを特徴とするAGC回路。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記切り換え制御手段
    は、入力信号中の同期信号の入力時に非同期の場合に前
    記第1の誤差信号出力手段を用い、入力信号中の同期信
    号以外の信号の入力時には、前記第2の誤差信号出力手
    段を用いるように制御することを特徴とするAGC回
    路。
  6. 【請求項6】入力信号の増幅利得を指示にしたがって変
    化させる可変利得部と、該可変利得部の出力の値をあら
    かじめ定めた間隔で抽出された値に基づいて入力信号の
    振幅があらかじめ定めた振幅になるように前記可変利得
    部の増幅利得を指示する可変利得制御部と有するAGC
    回路において、 前記可変利得制御部は、前記抽出された値を自乗し、該
    自乗値をあらかじめ定めた値と比較し、比較結果に対応
    するあらかじめ定めた第1の値と第2の値とのうちいず
    れかの値を該自乗値から減算し、該減算された自乗値と
    直前の減算された自乗値とを加算して前記可変利得部の
    増幅利得を指示するための誤差信号を出力する誤差信号
    出力手段と、該誤差信号出力手段からの誤差信号を積分
    して前記可変利得部の増幅利得を指示する積分手段とを
    備えることを特徴とするAGC回路。
  7. 【請求項7】記録手段に記録されている信号を読み出す
    読み出し回路と、該読み出し回路で読みだされた信号を
    増幅する増幅回路と、該増幅回路で増幅された信号の振
    幅の制御を行うAGC回路と、該AGC回路で振幅制限
    された信号からタイミングクロックを抽出するタイミン
    グ抽出回路と、該タイミング抽出回路で抽出されたタイ
    ミングクロックにより前記AGC回路で振幅制限された
    信号をサンプリングしてデータを復号する復号器と、該
    復号器で復号されたデータをアナログ信号に変換する変
    換回路と、該変換回路で変換されたアナログ信号を出力
    する出力回路とを有する記録再生装置において、 前記AGC回路は、入力信号の増幅利得を指示にしたが
    って変化させる可変利得部と、該可変利得部の出力の値
    をあらかじめ定めた間隔で抽出された値に基づいて入力
    信号の振幅があらかじめ定めた振幅になるように前記可
    変利得部の増幅利得を指示する可変利得制御部と備え、 前記可変利得制御部は、前記抽出された値を自乗し、該
    自乗値と直前の自乗値とに基づく前記入力信号の振幅か
    ら、入力信号の振幅があらかじめ定めた振幅になるよう
    に前記可変利得部の増幅利得を指示するための第1の誤
    差信号を出力する誤差信号出力手段と、前記抽出された
    値から、入力信号の振幅があらかじめ定めた振幅になる
    ように誤差信号を出力する、前記第1の誤差信号出力手
    段と異なる第2の誤差信号出力手段と、前記第1の誤差
    信号出力手段と前記第2の誤差信号出力手段とをあらか
    じめ定めたタイミングで切り換える切り換え制御手段
    と、前記誤差信号を積分して前記可変利得部の増幅利得
    を指示する積分手段とを備えることを特徴とする記録再
    生装置。
  8. 【請求項8】記録手段に記録されている信号を読み出す
    読み出し回路と、該読み出し回路で読みだされた信号を
    増幅する増幅回路と、該増幅回路で増幅された信号の振
    幅の制御を行うAGC回路と、該AGC回路で振幅制限
    された信号からタイミングクロックを抽出するタイミン
    グ抽出回路と、該タイミング抽出回路で抽出されたタイ
    ミングクロックにより前記AGC回路で振幅制限された
    信号をサンプリングしてデータを復号する復号器と、該
    復号器で復号されたデータをアナログ信号に変換する変
    換回路と、該変換回路で変換されたアナログ信号を出力
    する出力回路とを有する記録再生装置において、 前記AGC回路は、入力信号の増幅利得を指示にしたが
    って変化させる可変利得部と、該可変利得部の出力の値
    をあらかじめ定めた間隔で抽出された値に基づいて入力
    信号の振幅があらかじめ定めた振幅になるように前記可
    変利得部の増幅利得を指示する可変利得制御部と備え、 前記可変利得制御部は、前記抽出された値を自乗し、該
    自乗値をあらかじめ定めた値と比較し、比較結果に対応
    するあらかじめ定めた第1の値と第2の値とのうちいず
    れかの値を該自乗値から減算し、該減算された自乗値と
    直前の減算された自乗値とを加算して前記可変利得部の
    増幅利得を指示するための誤差信号を出力する誤差信号
    出力手段と、該誤差信号出力手段からの誤差信号を積分
    して前記可変利得部の増幅利得を指示する積分手段とを
    備えることを特徴とする記録再生装置。
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