JPH06243532A - 光学ヘッド - Google Patents

光学ヘッド

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JPH06243532A
JPH06243532A JP5025321A JP2532193A JPH06243532A JP H06243532 A JPH06243532 A JP H06243532A JP 5025321 A JP5025321 A JP 5025321A JP 2532193 A JP2532193 A JP 2532193A JP H06243532 A JPH06243532 A JP H06243532A
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optical head
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秀樹 愛甲
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    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10532Heads
    • G11B11/10541Heads for reproducing
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    • G11B11/10545Heads for reproducing using optical beam of radiation interacting directly with the magnetisation on the record carrier

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集光系の光伝送効率,光検出素子への入射光
量,信号のS/Nを確保した上で、小型化・省スペース
化および低コスト化を実現した光学ヘッドを提供する。 【構成】 半導体レーザ1からの出射光が入射してP偏
光とS偏光に対して0次光と高次回折光の光量比率が異
なる第1のホログラム素子8と、この素子を経た光束を
集光する対物レンズ3と、集光光束が入射する磁気光学
効果を有する光磁気ディスク4と、光磁気ディスク4の
反射光を第1のホログラム素子8を経て互いに直交する
偏光成分に分離する第2のホログラム素子9a,9b
と、その素子を経た光束が入射する光検出素子10a〜
10fとで構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は、光学的に情報を記録
再生する光ディスク装置の光学ヘッドに関するものであ
る。
【従来の技術】現代は情報化時代と言われており、その
中核をなす高密度大容量メモリー装置の技術開発が盛ん
に行われている。情報分野からAV分野に至るまでメモ
リー装置に要求される能力としては、前述の高密度、大
容量に加え、高信頼性、高速アクセス、書換え機能等が
挙げられ、それらを満足するものとして、光磁気ディス
ク等の光ディスク装置が最も注目されているが、この発
明はその光磁気ディスク装置における光学ヘッドに関す
るものである。従来、光磁気ディスク用光学ヘッドに関
する技術としては、数多くの報告がなされている。以
下、図面を参照しながら、従来の光磁気ディスク用の光
学ヘッドについて説明を行う。図3は従来の光学ヘッド
の概略的な構成図およびその動作原理を説明する図であ
る。図3において、1は半導体レーザ、2はビームスプ
リッタ、3は集光手段である対物レンズ、4は磁気光学
効果を有する光磁気ディスク、5は偏光ビームスプリッ
タ、6a,6bは光検出器、7は光磁気ディスク情報信
号を出力する差動アンプである。このように構成された
従来例について、以下その動作について説明を行う。半
導体レーザ1より発せられた光は、ビームスプリッタ2
を透過し、対物レンズ駆動装置(図示せず)に組み込ま
れた対物レンズ3により、光磁気ディスク4上に直径1
ミクロン程度の光スポットとして集光される。光磁気デ
ィスク4からの反射光は、逆の経路をたどり、ビームス
プリッタ2により反射分離されて、偏光ビームスプリッ
タ5に入射する。ここで半導体レーザ1は、例えば紙面
に平行なP偏光を偏光方向として設置されている。この
ときビームスプリッタ2は、磁気光学効果を有する光磁
気ディスクの情報を効率よく再生するために、例えばP
偏光透過率70%,P偏光反射率30%,S偏光透過率
0%,S偏光反射率100%という特性の素子を用い
る。この特性により、半導体レーザ1の出射光であるP
偏光を、70%透過して光磁気ディスク4に入射させて
いわゆる集光系の光伝送効率を確保している。また光磁
気ディスク4からのP偏光反射光のうち70%は半導体
レーザ1に戻ることになるが、30%を反射して光検出
器6a,6bへの入射光量を確保している。ここで磁気
光学効果による情報信号成分は光磁気ディスク4からS
偏光として反射されるため、信号のS/Nを確保するた
め光磁気ディスク4からのS偏光反射光は100%反射
して光検出器6a,6bへ入射させている。このように
して光磁気ディスク4からの反射光は、例えば入射光軸
を中心にして45度回転設置された偏光ビームスプリッ
タ5に入射して、互いに直交する2つの偏光成分に分離
され、一方は透過して光検出器6aに入射し、他方は反
射されて光検出器6bに入射する。したがって光検出器
6a,6bの受光量の差を差動アンプ7で検出すること
により、差動検出法によるS/Nの高い光磁気ディスク
情報信号の検出が可能となる。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成は、偏光ビームスプリッタ5を用いたいわゆる
差動検出法による光磁気ディスク情報信号の検出を実現
するため、機能としては十分であるが、以下のような課
題を有している。すなわち、集光系の光伝送効率,光検
出器6a,6bへの入射光量,信号のS/Nを確保する
ために用いるビームスプリッタ2の特性により、半導体
レーザ1の出射光が光磁気ディスク4に至る集光系光路
と、光磁気ディスク4からの反射光が光検出器6a,6
bに至る検出系光路とが異ならざるをえず、図3に示す
ように略直交した光学ヘッド構成となった。さらに、ビ
ームスプリッタ2および偏光ビームスプリッタ5は、ガ
ラス硝材を研磨して多層膜コーティングをおこなった上
で接着した素子であり、量産性に欠けるコストの高い素
子である。すなわち、光学ヘッドの小型化・省スペース
化および低価格化を達成することが困難であるという問
題点を有していた。したがって、この発明の目的は、上
記従来の問題点を解決するもので、構成面からは小型化
・省スペース化を達成し、コスト面からは低価格化を実
現できる光学ヘッドを提供することである。
【課題を解決するための手段】請求項1の光学ヘッド
は、直線偏光を出光する光源と、直線偏光に平行な偏光
光に対して0次光の光量が高次回折光よりも大でありか
つ直線偏光に直交する偏光光に対して高次回折光の光量
が0次光よりも大であって直線偏光を入射する第1のホ
ログラム素子と、この第1のホログラム素子を経た光束
の0次光を集光する集光手段と、この集光手段を経た光
束が入射する磁気光学効果を有する情報記録媒体と、第
1のホログラム素子に対して光源と同じ側に位置して情
報記録媒体からの射出光を再び第1のホログラム素子に
入射させて得た高次回折光を入射して互いに直交する偏
光成分に分離する偏光分離手段と、偏光分離手段を経た
光束が入射する光検出手段とで構成されものである。請
求項2の光学ヘッドは、請求項1において、偏光分離手
段が第2のホログラム素子であることを特徴とするもの
である。請求項3の光学ヘッドは、請求項2において、
第2のホログラム素子が第1のホログラム素子と一体に
形成されていることを特徴とするものである。請求項4
の光学ヘッドは、請求項2または請求項3において、第
2のホログラム素子がニオブ酸リチウムを材料としてい
ることを特徴とするものである。請求項5の光学ヘッド
は、請求項1において、集光手段が第1のホログラム素
子と一体に形成されていることを特徴とするものであ
る。請求項6の光学ヘッドは、請求項1において、集光
手段としての機能を第1のホログラム素子が有すること
を特徴とするものである。請求項7の光学ヘッドは、請
求項1において、光源と光検出手段とが、同一の基板上
に構成されていることを特徴とするものである。
【作用】請求項1の光学ヘッドによれば、光源からの直
線偏光たとえばP偏光が第1のホログラム素子に入射
し、第1のホログラム素子を経たP偏光の0次光が集光
手段により集光されて情報記録媒体に入射する。情報記
録媒体からの射出光は再び第1のホログラム素子を経て
その射出光の高次回折光を偏光分離手段に入射し、互い
に直交する偏光成分に分離されて光検出手段に入射し、
光検出手段の出力信号より情報記録媒体の情報信号を検
出する。この場合、第1のホログラム素子を、互いに直
交する直線偏光の一方の偏光光たとえばP偏光に対して
0次光の光量が高次回折光よりも大であり、かつ他方の
偏光光すなわちS偏光に対して高次回折光の光量が0次
光よりも大としたため、集光手段による集光系の光伝送
効率および光検出素子への入射光量を確保できるととも
に、信号のS/Nを確保することができる。その上、第
1のホログラム素子により、光源からの出射光が情報記
録媒体に至る集光系光路と、情報記録媒体からの射出光
が光検出手段に至る検出系光路とが略同一となる光学ヘ
ッド構成が可能となり、光学ヘッドの小型化・省スペー
ス化を実現できる。またこの光学ヘッドの小型化・省ス
ペース化に伴い、光路の長さも必然的に短くなり、温度
・湿度などの環境条件の影響が受けにくくなり品質の安
定化を図ることができ、優れた光学ヘッドを実現するこ
とができるものである。さらにホログラム素子は量産性
に優れているため、ガラス硝材を研磨し多層膜コーティ
ングした素子に比べて、光学ヘッドの低価格化を実現す
ることができる。請求項2の光学ヘッドによれば、請求
項1において、偏光分離手段が第2のホログラム素子で
あることを特徴とするため、請求項1の作用のほか、偏
光分離手段についても小形化・省スペース化および低価
格化を実現することができるので、光ヘッド構成の簡略
化が可能となり、光学ヘッドの小形化・省スペース化を
実現でき、コスト面からも低価格化を実現できる。請求
項3の光学ヘッドによれば、請求項2において、第2の
ホログラム素子が第1のホログラム素子と一体に形成さ
れていることを特徴とするため、請求項2の作用のほ
か、光学ヘッドの一層の小形化・省スペース化を実現で
きる。請求項4の光学ヘッドによれば、請求項2または
請求項3において、第2のホログラム素子がニオブ酸リ
チウムを材料としていることを特徴とするため、請求項
2または請求項3と同作用がある。請求項5の光学ヘッ
ドによれば、請求項1において、集光手段が第1のホロ
グラム素子と一体に形成されていることを特徴とするた
め、請求項1の作用のほか、集光手段についても小形化
・省スペース化および低価格化を実現することができ
る。請求項6の光学ヘッドによれば、請求項1におい
て、集光手段としての機能を第1のホログラム素子が有
することを特徴とするため、請求項1の作用のほか、請
求項5の作用が促進される。請求項7の光学ヘッドによ
れば、請求項1において、光源と光検出手段とが、同一
の基板上に構成されていることを特徴とするため、請求
項1の作用のほか、光学ヘッドの構成面からは一層の小
型化・省スペース化を達成し、コスト面からも一層の低
価格化を実現できるとともに、光検出手段からの電気信
号用配線処理も基板上で形成できるため、配線処理が極
めて容易になる。
【実施例】この発明の一実施例について、図面を参照し
ながら説明する。図1において、1は直線偏光を出光す
る光源である半導体レーザ、3は集光手段である対物レ
ンズ、4は磁気光学効果を有する情報記録媒体である光
磁気ディスク、7は光磁気ディスク情報信号を出力する
差動アンプ、8はP偏光とS偏光に対して0次光と高次
回折光の光量比率が異なる第1のホログラム素子、9
a,9bは第1のホログラム素子8に対して半導体レー
ザ1と同じ側に位置し、入射光光軸を中心として入射光
偏光面に対して略45度回転した光学軸を有するため、
互いに直交する偏光成分に分離する偏光分離手段であっ
てニオブ酸リチウムを材料とする第2のホログラム素
子、10a,10b,10c,10d,10e,10f
は第2のホログラム素子9a,9bを経た光束が入射す
る光検出手段である光検出素子である。また光線につい
て、L1 は集光系光路の0次光、L2 は集光系光路の1
次回折光、L3 は検出系光路の1次回折光、L4 は検出
系光路の0次光、L5 はS偏光となる1次回折光、L6
はP偏光となる0次光である。このように構成された光
学ヘッドについて、以下その動作を説明する。半導体レ
ーザ1は、例えば紙面に平行なP偏光を偏光方向として
設置されている。この半導体レーザ1より発せられた直
線偏光(P偏光)は、P偏光とS偏光に対して0次光と
高次回折光の光量比率が異なる第1のホログラム素子8
に入射する。光量比率については、P偏光に対して0次
光の光量が高次回折光よりも大であり、かつS偏光に対
して高次回折光の光量が0次光よりも大としている。実
施例では説明容易化のため2次回折光以上の高次回折光
を省略して、例えば0次光のP偏光透過率70%,1次
回折光のP偏光透過率30%,0次光のS偏光透過率0
%,1次回折光のS偏光透過率100%という特性であ
るとする。したがって集光系光路については、半導体レ
ーザ1からのP偏光は、70%が0次光となって第1の
ホログラム素子8を透過し、対物レンズ駆動装置(図示
せず)に組み込まれた対物レンズ3により、光磁気ディ
スク4上に直径1ミクロン程度の光スポットとして集光
されて0次光L1 が光磁気ディスク4に入射し、これに
より集光系の光伝送効率を確保している。また半導体レ
ーザ1からのP偏光のうち、30%は+1次および−1
次の回折光L2 となって、対物レンズ3には入射しな
い。一方検出系光路については、光磁気ディスク4から
の反射光が再び第1のホログラム素子8に入射する。こ
の光磁気ディスク4からのP偏光反射光は集光系と同様
に、70%が0次光L4 となって第1のホログラム素子
8を透過して半導体レーザ1に戻ることになるが、30
%は+1次および−1次の回折光L3 となって、各々第
2のホログラム素子9a,9bに入射して検出系への入
射光量を確保している。ここで磁気光学効果による情報
信号成分は光磁気ディスク4からS偏光として反射され
る。第1のホログラム素子8の0次光のS偏光透過率は
0%であり、半導体レーザ1に戻る情報信号成分は存在
せず、このS偏光は100%が+1次および−1次の回
折光L3 となって、各々第2のホログラム素子9a,9
bに入射して信号のS/Nを確保している。第1のホロ
グラム素子8に対して、半導体レーザ1と同じ側に位置
し、入射光光軸を中心として入射光偏光面(P偏光)に
対して略45度回転した光学軸を有する第2のホログラ
ム素子9a,9bは、ニオブ酸リチウムを材料としてお
り、互いに直交する略同光量の偏光成分に分離する偏光
分離手段としての機能を発揮する。つまり第2のホログ
ラム素子9a,9bに入射した光束は、P偏光が直進透
過する0次光L6 となり、S偏光は主として+1次,−
1次回折光L5 となって分離される。ここで主としてと
記したのは、ニオブ酸リチウムを材料とする第2のホロ
グラム素子9a,9bの場合、現実にS偏光を全て利用
しようと考えると、3次回折光,5次回折光等の高次回
折光を検出する必要があることに起因している。したが
ってS偏光検出の次数は検出能力に影響を与えるが、こ
こでは本発明の目的に鑑み、第1のホログラム素子8と
同様に1次回折光のみについて記述するものとする。第
2のホログラム素子9a,9bを透過して分離された光
束のうち0次光(P偏光)L6 は、光検出手段である光
検出素子10b,10eに入射し、1次回折光(S偏
光)L5 は光検出素子10a,10c,10d,10f
に入射する。したがって光検出素子10b,10eの加
算信号と、光検出素子10a,10c,10d,10f
の加算信号との差信号を差動アンプ7で検出することに
より、差動検出法によるS/Nの高い光磁気ディスク4
の情報信号の検出が可能となる。この実施例によれば、
第1のホログラム素子8を、互いに直交する直線偏光の
一方の偏光光すなわちP偏光に対して0次光の光量が高
次回折光よりも大であり、かつ他方の偏光光すなわちS
偏光に対して高次回折光の光量が0次光よりも大とした
ため、集光手段である対物レンズ3による集光系の光伝
送効率および光検出素子10a〜10fへの入射光量を
確保できるとともに、信号のS/Nを確保することがで
きる。その上、第1のホログラム素子8により、光源で
ある半導体レーザ1からの出射光が情報記録媒体である
光磁気ディスク4に至る集光系光路と、光磁気ディスク
4からの射出光が光検出素子10a〜10fに至る検出
系光路とが略同一となる光学ヘッド構成が可能となり、
光学ヘッドの小型化・省スペース化を実現できる。また
この光学ヘッドの小型化・省スペース化に伴い、光路の
長さも必然的に短くなり、温度・湿度などの環境条件の
影響が受けにくくなり品質の安定化を図ることができ、
優れた光学ヘッドを実現することができるものである。
さらにホログラム素子は量産性に優れているため、ガラ
ス硝材を研磨し多層膜コーティングした素子に比べて、
光学ヘッドの低価格化を実現することができる。また偏
光分離手段が第2のホログラム素子9a,9bであるた
め、偏光分離手段についても小形化・省スペース化およ
び低価格化を実現することができるので、光ヘッド構成
の簡略化が可能となり、光学ヘッドの小形化・省スペー
ス化を実現でき、コスト面からも低価格化を実現でき
る。なお、この実施例では、第2のホログラム素子9
a,9bはニオブ酸リチウムを材料としたが、互いに直
交する略同光量の偏光成分に分離する偏光分離手段であ
ればこの素子に限定されるものではない。例えば、第2
のホログラム素子9aは、透過して分離された光束のう
ちP偏光が0次光となり光検出素子10bに入射し、S
偏光が1次回折光となり光検出素子10a,10cに入
射する特性であるとする。一方第2のホログラム素子9
bは、透過して分離された光束のうちS偏光が0次光と
なり光検出素子10eに入射し、P偏光が1次回折光と
なり光検出素子10d,10fに入射する特性であって
もよい。このとき差動アンプ7への結線は図1とは異な
る。しかしこのように構成した場合、図1では説明を省
略したサーボ信号の検出に対して有利になる。すなわち
図1でサーボ信号を検出するときに、光検出素子の対称
性から光検出素子10b,10eで検出すると、P偏光
のみで検出することになり光磁気ディスク4の複屈折の
影響を受け易くなるのに対し、光検出素子10bにP偏
光が入射し、光検出素子10eにS偏光が入射する場合
には、光磁気ディスク4の複屈折の影響を受けにくくな
るという特有の効果を得ることができる。この発明の他
の一実施例について、図2を参照しながら説明する。す
なわち、図1と相違する点は、光源としての半導体レー
ザチップ11,光検出手段である光検出素子チップ12
a,12bを同一の基板13に設けたこと、および第2
のホログラム素子9a,9bを第1のホログラム素子8
に一体に形成したことであり、その他は共通している。
この場合、第2のホログラム素子9aを透過して分離さ
れた0次光(P偏光)L6 ,1次回折光(S偏光)L5
は基板13上に構成された光検出素子チップ12aに入
射する。第2のホログラム素子9bを透過して分離され
た0次光(P偏光)L6 ,1次回折光(S偏光)L5
基板13上に構成された光検出素子チップ12bに入射
する。光検出素子チップ12a,12bにおける0次光
(P偏光),1次回折光(S偏光)の受光領域について
は、図1のように詳述しないが、P偏光の全受光領域の
加算信号とS偏光の全受光領域の加算信号との差信号を
差動アンプ(図示せず)で検出することにより、差動検
出法によるS/Nの高い光磁気ディスク4の情報信号の
検出が可能となる。この実施例によれば、前記した実施
例の作用効果のほか、光源である半導体レーザチップ1
1と光検出素子チップ12a,12bとが、同一の基板
13上に構成されているため、光学ヘッドの構成面から
は一層の小型化・省スペース化を達成し、コスト面から
も一層の低価格化を実現できるとともに、光検出素子1
2a,12bからの電気信号用配線処理も基板13上で
形成できるため、配線処理が極めて容易になる。また、
第2のホログラム素子9a,9bが第1のホログラム素
子8と一体に形成されることにより、光学ヘッドの一層
の小形化・省スペース化を実現できる。さらに、図1,
図2では示していないが、集光手段である対物レンズ3
が第1のホログラム素子8と一体に形成したり、あるい
は集光手段としての対物レンズ機能を第1のホログラム
素子8が有する構成とすることにより、集光手段につい
ても小型化・省スペース化および低価格化を実現するこ
とができる。なお、図1および図2に示す各実施例で
は、第1のホログラム素子8を透過型ホログラムとした
が、反射型ホログラムであっても同様の効果を有するこ
とは言うまでもない。
【発明の効果】請求項1の光学ヘッドによれば、第1の
ホログラム素子を、互いに直交する直線偏光の一方の偏
光光たとえばP偏光に対して0次光の光量が高次回折光
よりも大であり、かつ他方の偏光光すなわちS偏光に対
して高次回折光の光量が0次光よりも大としたため、集
光手段による集光系の光伝送効率および光検出素子への
入射光量を確保できるとともに、信号のS/Nを確保す
ることができる。その上、第1のホログラム素子によ
り、光源からの出射光が情報記録媒体に至る集光系光路
と、情報記録媒体からの射出光が光検出手段に至る検出
系光路とが略同一となる光学ヘッド構成が可能となり、
光学ヘッドの小型化・省スペース化を実現できる。また
この光学ヘッドの小型化・省スペース化に伴い、光路の
長さも必然的に短くなり、温度・湿度などの環境条件の
影響が受けにくくなり品質の安定化を図ることができ、
優れた光学ヘッドを実現することができるものである。
さらにホログラム素子は量産性に優れているため、ガラ
ス硝材を研磨し多層膜コーティングした素子に比べて、
光学ヘッドの低価格化を実現することができるという効
果がある。請求項2の光学ヘッドによれば、請求項1に
おいて、偏光分離手段が第2のホログラム素子であるこ
とを特徴とするため、請求項1の効果のほか、偏光分離
手段についても小形化・省スペース化および低価格化を
実現することができるので、光ヘッド構成の簡略化が可
能となり、光学ヘッドの小形化・省スペース化を実現で
き、コスト面からも低価格化を実現できる。請求項3の
光学ヘッドによれば、請求項2において、第2のホログ
ラム素子が前記第1のホログラム素子と一体に形成され
ていることを特徴とするため、請求項2の効果のほか、
光学ヘッドの一層の小形化・省スペース化を実現でき
る。請求項4の光学ヘッドによれば、請求項2または請
求項3において、第2のホログラム素子がニオブ酸リチ
ウムを材料としていることを特徴とするため、請求項2
または請求項3と同効果がある。請求項5の光学ヘッド
によれば、請求項1において、集光手段が第1のホログ
ラム素子と一体に形成されていることを特徴とするた
め、請求項1の効果のほか、集光手段についても小形化
・省スペース化および低価格化を実現することができ
る。請求項6の光学ヘッドによれば、請求項1におい
て、集光手段としての機能を第1のホログラム素子が有
することを特徴とするため、請求項1の効果のほか、請
求項5の効果が促進される。請求項7の光学ヘッドによ
れば、請求項1において、光源と光検出手段とが、同一
の基板上に構成されていることを特徴とするため、請求
項1の効果のほか、光学ヘッドの構成面からは一層の小
型化・省スペース化を達成し、コスト面からも一層の低
価格化を実現できるとともに、光検出手段からの電気信
号用配線処理も基板上で形成できるため、極めて配線処
理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光学ヘッドの概略図
である。
【図2】他の実施例における光学ヘッドの概略図であ
る。
【図3】従来の光学ヘッドの概略図である。
【符号の説明】 1 光源である半導体レーザ 3 集光手段である対物レンズ 4 情報記録媒体である光磁気ディスク 8 第1のホログラム素子 9a,9b 偏光分離手段である第2のホログラム素子 10a〜10f 光検出手段である光検出素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線偏光を出光する光源と、前記直線偏
    光に平行な偏光光に対して0次光の光量が高次回折光よ
    りも大でありかつ前記直線偏光に直交する偏光光に対し
    て高次回折光の光量が0次光よりも大であって前記直線
    偏光を入射する第1のホログラム素子と、この第1のホ
    ログラム素子を経た光束の前記0次光を集光する集光手
    段と、この集光手段を経た光束が入射する磁気光学効果
    を有する情報記録媒体と、前記第1のホログラム素子に
    対して前記光源と同じ側に位置して前記情報記録媒体か
    らの射出光を再び前記第1のホログラム素子に入射させ
    て得た高次回折光を入射して互いに直交する偏光成分に
    分離する偏光分離手段と、前記偏光分離手段を経た光束
    が入射する光検出手段とで構成された光学ヘッド。
  2. 【請求項2】 偏光分離手段は第2のホログラム素子で
    あることを特徴とする請求項1記載の光学ヘッド。
  3. 【請求項3】 第2のホログラム素子は、第1のホログ
    ラム素子と一体に形成されていることを特徴とする請求
    項2記載の光学ヘッド。
  4. 【請求項4】 第2のホログラム素子は、ニオブ酸リチ
    ウムを材料としていることを特徴とする請求項2または
    請求項3記載の光学ヘッド。
  5. 【請求項5】 集光手段が第1のホログラム素子と一体
    に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光学
    ヘッド。
  6. 【請求項6】 集光手段としての機能を第1のホログラ
    ム素子が有することを特徴とする請求項1記載の光学ヘ
    ッド。
  7. 【請求項7】 光源と光検出手段とが、同一の基板上に
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の光学ヘ
    ッド。
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