JPH06243351A - 警報付きセンサー装置 - Google Patents

警報付きセンサー装置

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Publication number
JPH06243351A
JPH06243351A JP35627792A JP35627792A JPH06243351A JP H06243351 A JPH06243351 A JP H06243351A JP 35627792 A JP35627792 A JP 35627792A JP 35627792 A JP35627792 A JP 35627792A JP H06243351 A JPH06243351 A JP H06243351A
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JP
Japan
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circuit
sensor device
alarm
sound
drive
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Application number
JP35627792A
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English (en)
Inventor
Hisahiro Mitani
尚弘 三谷
Yasuo Okuda
康雄 奥田
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SAN MONITAA KK
Original Assignee
SAN MONITAA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品からセンサー装置を外すと警報音が鳴
り、元に戻すと鳴り止み、外したまま所定時間を経過す
ると警報音が鳴り続けるようにする。 【構成】 検出回路25は商品との接触、非接触を検出
する。ドライブ回路37は検出回路25による非接触状
態の検出に基づき発音器35をワンショット駆動する。
カウント回路39は検出回路25による非接触状態の検
出に基づいて所定時間カウントし、その間に検出回路2
5からの接触状態の検出信号が入力されるとカウントを
クリアーし、入力されないとカウントアップ信号を出力
する。保持回路29はカウントアップ信号を保持する。
ドライブ回路は保持信号に基づき発音器35を連続駆動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は警報付きセンサー装置に
係り、特に商品盗難防止システムにおいて展示商品に付
して好適する警報付きセンサー装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、売場から商品が不法に持ち出され
るのを防止するために、いわゆる商品盗難防止システム
が提案されている。これは、例えば店舗の出入口に一対
の送受信アンテナを所定の間隔を置いて設置し、これら
送受信アンテナに送受信機を接続し、送信アンテナから
発射した電波を受信アンテナで受信するとともに、その
受信信号の変化を受信機で検知するものであり、例えば
共振回路の存在によってその受信信号が変化する点を利
用し、その共振回路を内蔵したセンサー装置を商品に付
し、その共振回路の存在を介して商品の通過を検出する
ものである。
【0003】そして、商品にセンサー装置を付す構成と
しては、例えば図10に示すように、コンパクトディス
ク1を収納した商品ケース3に、共振回路(図示せず)
を内蔵したタグ状のセンサー装置5を横に並べて全体を
透明な袋7でパッケージしたものが知られており、袋7
を開ければそれら商品ケース3とセンサー装置5が互い
に分離される。また、別の商品例えば指輪9では、図1
1に示すように、共振回路(図示せず)を内蔵したカー
ド状のセンサー装置11から一対の導電ワイヤー13
a、13bを延し、これらの各先端に設けた一対の連結
部材15a、15bを接続して指輪9のリング部9aに
センサー装置11を連結させ、その連結部材15a、1
5bを分離することによって指輪9からセンサー装置1
1が外せるようにした構成もある。
【0004】このようにセンサー装置5、11は、商品
の不法持出しを検知するために、商品に付した状態で商
品盗難防止システムの送受信アンテナ間を通過させる必
要があるから、商品から外されないようにする必要があ
る。そこで従来、センサー装置5、11には、図12に
示すように、検出回路17、保持回路19、ドライブ回
路21および発音器23を有する警報機能を内蔵するケ
ースが多い。すなわち、図13又は図14のようにセン
サー装置5が商品ケース3から分離されたか否か又は連
結部材15a、15bが分離されたか否かを検出回路1
7で検出し、この検出回路17からの検出信号(パル
ス)によって駆動状態を保持する保持回路19を起動
し、この保持回路19の保持出力によって発音器23を
ドライブ回路21で連続駆動するものである。従って、
一度でも袋7から商品ケース3やセンサー装置5を出し
たり、指輪9にリンクさせた連結部材15a、15bを
分離して非連結状態にすると、センサー装置5、11が
警報音を鳴らし続け、センサー装置5、11が外された
ことが分るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の警報付きセンサー装置では、例えば盗む気持の
ない者が無意識とか興味本意にセンサー装置5、11を
商品ケース3や指輪9から外したため警報音が鳴り出し
た場合、あわててセンサー装置5、11を元の状態に戻
したとしても、店員が特殊な工具や手順によって発音を
止めなければならない。そのため、店員による店内管理
が煩雑となるし、接客中とか来客の多い時間帯にそのよ
うな警報音が鳴り出しても対応が困難となり易く、顧客
に不快感を与える原因ともなる。そのため、警報付きセ
ンサー装置を商品から外したり警報機能を動作させない
ようにしなければならなくなる事例があり、せっかくの
警報機能が生かされない事態が発生している。
【0006】本発明者は、店内における顧客の動作を注
意深く観察した結果、顧客にはセンサー装置を商品から
外しても、警報音が鳴ると、すぐに元の状態に戻す傾向
が多い一方、商品を盗もうとする者は警報付きセンサー
装置を元の状態に戻さず捨てる場合が多い点に着目して
本発明を完成させた。本発明はこのような状況の下にな
されたもので、商品からセンサー装置を外すと警報音を
発するが、すぐ元通りにすると警報音が鳴らず、外した
まま所定時間を経過すると警報音が鳴り続け、未然に盗
難を防止できる警報付きセンサー装置の提供を目的とす
る。また、本発明は、商品からセンサー装置を外すと警
報音を発するが、所定時間を経過すると警報音が鳴り止
む警報付きセンサー装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明の警報付きセンサー装置は、警報音を発
する発音器と、商品と当該装置との連結、非連結状態を
検出する検出回路と、この検出回路によるその非連結状
態の検出に基づきその発音器を一時的に駆動する第1の
駆動回路と、その検出回路による非連結状態検出後の所
定時間内にその連結状態を検出しないとき発音器を連続
駆動する第2の駆動回路とを具備している。そして、本
発明では、上記発音器を駆動し続けるようその第2の駆
動回路を形成することもできるし、駆動時間を可変可能
にその第2の駆動回路を形成することもできる。
【0008】また、本発明では、各々異なる音色で上記
発音器を駆動するよう上記第1および第2の駆動回路を
形成したり、共振回路と一体化して構成することも可能
である。さらに、本発明では、上述した構成とは別に、
警報音を発する発音器と、商品と当該装置との連結、非
連結状態を検出する検出回路と、この検出回路によるそ
の非連結状態の検出に基づきその発音器を駆動する駆動
回路と、その検出回路による非連結状態の検出後の所定
時間内に駆動回路の駆動動作を停止させる駆動制御回路
とを具備して構成することができる。
【0009】
【作用】このような手段を備えた本発明では、検出回路
が商品と当該装置との非連結状態を検出すると、第1の
駆動回路がその発音器を駆動して警報音を一時的例えば
ワンショット発音させ、所定時間内にその検出回路が連
結状態を検出しないと、第2の駆動回路が発音器を長く
駆動する。そして、上記発音器を駆動し続けるように、
又は駆動時間を可変可能にその第2の駆動回路を形成す
る構成では、その第2の駆動回路の構成によってその発
音器が連続発音したり発音時間が変化する。また、異な
る音色で上記発音器を駆動するよう第1および第2の駆
動回路を形成する構成では、商品から当該装置が外され
た状態が第一時的又は継続的か否かが音色で変化する。
【0010】しかも、共振回路と一体化した構成では、
商品との非連結状態の検出によって発音器を駆動できる
うえ、共振回路による所定信号の検出によって発音器を
駆動可能となる。さらに、発音器、検出回路、駆動回路
およびこの駆動回路の駆動動作を停止させる駆動制御回
路と具備する構成では、検出回路が商品と当該装置との
非連結状態を検出すると、その発音器が発音するが、所
定時間後に発音が停止される。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1および図2は本発明に係る警報付きセンサー装
置の第1の実施例を示すブロック図および外観斜視図で
ある。図1において、検出回路25は、商品例えば上述
した図10中の商品ケース3との接触、非接触によって
スイッチ動作したり、図11中の連結部材15a、15
bの接触、非接触によってスイッチ動作するスイッチ回
路であり、第1の駆動回路27および第2の駆動回路2
9に接続されている。
【0012】具体的には、図2の本発明の警報付きセン
サー装置の本体ケース31に図10中の商品ケース3と
接触可能に突設させたスイッチ33を含み、商品ケース
3と接触したときおよび離れたとき各々のパルス信号を
出力したり、接触又は非接触状態時に電圧信号を出力す
る等がある。非接触状態時にパルス信号を出力したり電
圧信号を出力する構成が節電の観点から好ましいであろ
う。また、図11における連結部材15a、15bの接
触、非接触に伴う導通、非導通によっても同様に動作す
る構成も可能である。第1の駆動回路27は、検出回路
25からの非接触状態の検出に伴う例えばパルス信号に
基づき一時的(例えば0.5〜1秒間)に発音器35を
駆動するドライブ回路37を有して形成されている。な
お、第1の駆動回路27による一時的駆動期間は、検出
回路25からの信号幅より長くて短くても良い。
【0013】第2の駆動回路29は、検出回路25から
の非接触状態の検出に伴うパルス信号に基づき所定時間
(例えば数秒程度)カウントするとともに、そのカウン
ト期間中に検出回路25からの接触状態の検出に伴うパ
ルス信号が入力されないときカウントアップ信号を保持
回路41へ出力する遅延回路である。カウント回路39
はカウント中に検出回路25からの接触状態の検出に伴
うパルス信号が入力されると、カウントをクリアーして
カウントアップ信号を出力しないようになっている。な
お、カウント値の設定は任意であるが、カウント期間は
ドライブ回路37による発音器35の一時的駆動時間よ
り長く、例えば数秒程度に設定することが好ましい。
【0014】保持回路41は、カウント回路39からの
カウントアップ信号を保持するもので、保持状態を示す
保持信号をドライブ回路43へ出力するものであり、図
示しないリセット手段によって保持信号の出力を停止で
きるようになっている。ドライブ回路43は保持回路4
1からの保持信号に基づき発音器35を連続駆動するも
のである。図1中の符号Dはドライブ回路37、43か
らのドライブ信号の逆流防止ダイオードである。
【0015】発音器35は可聴音を発音する例えば公知
の圧電振動子であり、図2の本体ケース31の内側に固
定され、本体ケース31に設けた音通孔45から音が外
部へ出るようになっている。なお、本体ケース31内に
おける検出回路25並びに第1および第2の駆動回路2
7、29の配置は任意である。図1中の共振器47は本
体ケース31内に内蔵すなわち一体化されており、例え
ば図3に示すように、四角形状の絶縁基板49の片面に
スパイラル状のコイル51をプリントや線材の貼付け等
従来公知の手法で形成し、コイル51の一端にチップ型
コンデンサ53の一端を接続するとともにコンデンサ5
3の他端をコイル51と絶縁を保ちながらコイル51の
他端に接続して形成され、全体としてタグ状に構成さら
れている。
【0016】図1中の共振器47は、図3に示す構成の
他、図4に示すように、本体ケース31の外周に形成し
た凹溝55に導線57をループ状に巻いて図示しないコ
ンデンサを接続する構成、その他公知の構成で実施可能
である。このような警報付きセンサー装置では、本体ケ
ース31が例えば図10の商品ケース3から離れて検出
回路29が非連結状態を検出すると、第1の駆動回路2
7のドライブ回路37が発音器35を0.5秒間程度ワ
ンショット発音させる。
【0017】一方、第2の駆動回路29では、検出回路
25からの非接触状態の検出に伴うパルス信号に基づき
カウント回路39が例えば5秒間程度カウントするが、
本体ケース31が図10の商品ケース3に再び連結され
ると検出回路29が連結状態を検出し、その連結状態の
検出に伴うパルス信号によってカウント回路39のカウ
ントがクリアーされてカウントアップ信号が出力されな
いから、ドライブ回路43も動作しない。そのため、カ
ウント回路39のカウントがカウントアップする前に本
体ケース31が元の状態に戻されると、発音器35がワ
ンショット発音した後には発音されない。
【0018】他方、本体ケース31が図10の商品ケー
ス3から離れたままとなると、第1の駆動回路27が発
音器35を発音させるとともに、第2の駆動回路29に
おけるカウント回路39のカウントアップ信号によって
ドライブ回路43が発音器35を連続発音させ、カウン
ト回路39をリセットするまで発音し続ける。従って、
本発明の警報付きセンサー装置では、盗む気持のない者
が無意識とか興味本意にセンサー装置を商品ケース3や
指輪9から外すと、一時的に警報音が鳴るが、すぐに元
の状態に戻せば、その後警報音は鳴らない。そのため、
顧客がセンサー装置を元の状態に戻すだけで、不要な警
報を鳴らさずに済み、従来のように店員がわざわざ警報
音の停止作業をする必要がなくなり、接客中とか来客の
多い時間帯でも店内管理が簡素化されるし、顧客に不快
感を与えないうえ、目立たないような状態で顧客に不法
行為への注意を促すことができる。
【0019】また、共振器47を本体ケース31内に一
体化しているから、商品との非連結状態の検出によって
発音器35を駆動できるうえ、共振回路47による所定
信号の検出によって発音器35を駆動可能となり、駆動
回路27や発音器35等を共用できる。もっとも、本発
明のセンサー装置では共振回路47を内蔵させない構成
も可能である。上述した第1の実施例における第1およ
び第2の駆動回路27、29は各々別個の構成として説
明したが、これら第1および第2の駆動回路27、29
が同時に動作することはないから、実際の回路構成では
同じ回路を使い分ける構成であっても良い。
【0020】なお、上述した第1および第2の駆動回路
27、43のドライブ回路37、43は各々異なった音
色、例えば周波数、音質、音の大小等で発音器35を駆
動するよう形成可能であり、このような構成では第1お
よび第2の駆動回路27、43を別個に構成する必要が
ある。ところで、第1の実施例においては、センサー装
置が商品ケース3や指輪9から外れた時、すぐ連結させ
る状態に戻さないと警報音が鳴り続けるから、輸送中や
店舗内での展示中に何等かの原因でセンサー装置が商品
ケース3や指輪9から外れる等して警報音が鳴り出した
とき、一々駆動電池を取外す等して警報音を止めなけれ
ばならなくなる心配もある。不正に取外されたセンサー
装置が放置された場合も同様である。
【0021】そこで、本発明に係る警報付きセンサー装
置では、図5に示すような第2の実施例によってそのよ
うな心配を除去できる。なお、図5では共振器の図示を
省略した。すなわち、図1の本体ケース31に配置した
同様な検出回路25は、第1の駆動回路59および第2
の駆動回路61に接続されている。第1の駆動回路59
は排他的2入力EX−ORゲート63からなり、第2の
駆動回路61はカウント回路65および保持回路67か
ら形成されている。EX−ORゲート63の一方の入力
端には検出回路25の出力側が接続され、他方の入力端
にはカウント回路65の出力側が接続されており、検出
回路25又はカウント回路65から出力信号(図6のS
1、S2、S4を参照)が「1又はH」のとき、ダイオ
ードDを介してドライブ回路69へ信号を出力するよう
になっている。
【0022】第2の駆動回路61のカウント回路65
は、図6に示すように、検出回路25からの非接触状態
の検出に伴うパルス信号S1の信号幅をカウントし、予
め設定したカウント値t1に達したとき、検出回路25
からのパルス信号S1が停止するまでカウントアップ信
号S2を後段の保持回路67および上述したEX−OR
ゲート63へ出力するものである。このようにカウント
回路65は、非接触状態が期間t1に達したか否かをカ
ウントする機能を有しており、そのカウント値を本体ケ
ース31の外から変更するための調整端子(つまみ)P
1を有している。また、カウント回路65は、図1の構
成と同様に、カウント中に検出回路25からの接触状態
の検出に伴うパルス信号S1が入力されると、カウント
をクリアーしてカウントアップ信号S2を出力しないよ
う形成されるとともに、本体ケース31に設けたリセッ
ト端子P2、P3を有し、このリセット端子P2、P3
間を例えばショートすることによってカウントを開始せ
ずにカウントアップ信号S2も出力しないようになって
いる。すなわち、リセット回路を有している。
【0023】保持回路67は、カウント回路65からの
カウントアップ信号S2を例えば10秒程度の間保持す
るもので、図6に示すように、保持状態を示す保持信号
S3を期間t2間にわたってダイオードDを介してドラ
イブ回路69へ出力するカウント機能を有している。ま
た、保持回路67は、調整端子P4によって保持信号S
3の出力期間を可変できるようになっており、更に、本
体ケース31に設けたリセット端子P5、P6を有し、
このリセット端子P5、P6間を例えばショートするこ
とによって保持信号の出力を停止できるよう形成される
とともに、連続した保持信号S4を停止可能になってい
る。そのため、図5に示す本発明の第2の実施例では、
図6に示すように、検出回路25からの非接触状態の検
出に伴うパルス信号S1が期間t1に満たない程度に短
ければ、ドライブ回路69への入力信号S4がそのパル
ス信号S1幅分だけとなり、パルス信号S1幅分だけ発
音器35が発音する。
【0024】非接触状態を示すパルス信号S1が長くな
って期間t1を越えると、検出回路25およびカウント
回路65から信号S1、S2によってEX−ORゲート
63からの出力信号がなくなるが、保持回路67からの
保持信号S3が出力され、発音器35が期間t1に満た
ない期間ではパルス信号S1分により、それ以降は連続
した期間t2で発音する。そのため、発音器35の発音
期間はt1+t2となる。そして、カウント回路65の
調整端子(つまみ)P1を可変すれば、非接触状態の時
間t1のカウント値を外部から調整することが可能とな
るし、保持回路67の調整端子P4によって保持信号S
3の出力期間を可変すれば、図6のように発音器35の
発音期間をt1+t3に可変できるし、リセット端子P
5、P6でリセットするまで連続発音させることも可能
である。また、カウント回路65および保持回路67の
リセット端子P2、P3、P5、P6間を最初からショ
ートしてリセットすれば、図7に示すように、検出回路
25からの非接触状態の検出に伴うパルス信号S1によ
って発音器35が期間t1より短い期間t0で発音す
る。期間t0は任意に設定可能である。
【0025】そのため、本発明の第2の実施例では、上
述した第1の実施例と同様に無意識とか興味本意にセン
サー装置を商品ケース3や指輪9から外すと、一時的に
警報音が鳴るが、すぐに元の状態に戻せば、その後警報
音は鳴らないし、外されたままの状態が継続されると警
報音が鳴るので外されたことが分る。しかも、警報音が
鳴っても所定の期間(t1+t2)経過後に、警報音が
自動的に鳴り止むから、不正に外されたとか不正でなく
何等かの原因で警報音が鳴っても、やがて警報音が鳴り
止むから、管理が簡単となる。特に、この第2の実施例
に係るセンサー装置は、これを取付けた商品やセンサー
装置自体が輸送中に鳴り出しても心配ない。
【0026】さらに、店舗のレジ等においてカウント回
路65および保持回路67のリセット端子P2、P3、
P5、P6間をショートした状態で本発明のセンサー装
置を商品ケース3から外せば、検出回路25からの非接
触状態の検出に伴うパルス信号S1によって発音器35
が期間t1より短い期間t0で発音され、スイッチ3
3、検出回路25、EX−ORゲート63、ドライブ回
路69および発音器35の動作を確認できる利点があ
る。本発明における第1および第2の駆動回路27、2
9、59、61の構成は上述した実施例に限定されず、
第1の駆動回路27、59は検出回路25による非連結
状態の検出に基づき発音器35を一時的に駆動する機能
を有し、第2の駆動回路29、61はその検出回路25
による非連結状態検出後の所定時間内にその連結状態を
検出しないとき発音器を連続駆動するよう形成されてい
れば、本発明の目的達成が可能であり、第2の駆動回路
61を種々に変形形成すれば、その発音期間を任意に変
更可能である。
【0027】警報音が鳴った後、自動的に警報音を停止
する構成としては、図8に示すように第3の実施例も可
能である。なお、図8でも共振器の図示を省略した。こ
の実施例では、図1と同様な検出回路25が駆動回路7
1および駆動制御回路73に接続されており、駆動回路
71は検出回路25による非連結状態の検出パルス信号
S1に基づいて図1の発音器35を連続駆動するととも
に後述するカウントアップ信号S2によって駆動を停止
するものである。すなわち、駆動回路71は上述した図
12の保持回路19およびドライブ回路21を含むもの
である。駆動制御回路73は、検出回路25からのパル
ス信号S1に基づいて所定期間t4、例えば10秒程度
カウントしてカウントアップ信号S2を駆動回路71に
出力するものである。このような第3の実施例では、図
9に示すように、検出回路25が非連結状態を検出した
パルス信号S1を出力すると、駆動回路71が発音器3
5を信号S3で連続駆動するが、駆動制御回路73もパ
ルス信号S1に基づいてカウントを開始し、カウントア
ップしてカウントアップ信号S2が駆動回路71へ出力
されると、発音器35の発音が停止される。
【0028】従って、駆動制御回路73におけるカウン
ト値t4を適当に設定すれば、警報音が鳴った後に警報
音を自動的に停止させることができるし、図示はしない
がカウント値t4を外部から可変可能に形成すれば、自
動的に停止させる期間を任意に設定できる。ところで、
本発明における本体ケース31の形状も商品に合せて任
意に選定可能である。また、本発明の構成を、上述した
図10のように袋7内に収納して実施する場合、同図中
の袋7の角部Aを除去する等して孔を設けると、警報付
きセンサー装置からの警報音がこもらず、大きくかつ明
瞭に聞える。なお、本発明において、警報付きセンサー
装置と商品との連結とは、上述した図5のように密着す
るように接触させる状態のみならず、図11のように接
触させない状態でも外れなようにリンクさせる状態を含
むものである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、商品と
の連結、非連結状態を検出する検出回路と、この検出回
路による非連結状態の検出に基づき発音器を一時的に駆
動する第1の駆動回路と、その検出回路による非連結状
態の検出後の所定時間内に検出回路が連結状態を検出し
ないときその発音器を連続駆動する第2の駆動回路を備
えたから、顧客が無意識とか興味本意にセンサー装置を
商品から外すと警報音を鳴すことができるし、すぐ元通
りにすると連続した警報音を鳴らさずに済むうえ、外し
たまま所定時間を経過すると警報音を鳴させ続けること
ができる。そのため、顧客が無意識とか興味本意にセン
サー装置を商品から外しても、すぐにセンサー装置を元
の状態に戻せばその後警報音は鳴らず、店内管理が簡素
化されるし、顧客に不快感を与えないうえ、盗難の未然
防止に寄与する。そして、上記発音器の駆動時間を可変
可能にその第2の駆動回路を形成する構成では、警報音
を鳴らす時間を短くも、長くも任意に設定できるから、
不正取外し以外に何等かの原因で警報音が鳴り出して
も、自動的に発音を停止させることが可能となり、管理
が容易となる。また、異なる音色で発音器を駆動するよ
う第1および第2の駆動回路を形成する構成では、商品
から当該装置が外された状態が一時的又は継続的か否か
が音色で分るから、取外してから元に戻した場合と、取
外されたままの状態の判別が容易となり、管理が容易と
なる。しかも、共振回路と一体化した構成では、商品と
の非連結状態の検出によって発音器を駆動できるうえ、
共振回路による所定信号の検出によって発音器を駆動可
能となる。さらに、共振器を一体化する構成では、商品
との非連結状態の検出や、その共振回路による所定信号
の検出によって発音器を駆動可能となるうえ、駆動回路
や発音器等を共用できるから、全体としてコンパクな構
成となる。さらにまた、発音器、検出回路、駆動回路お
よび駆動制御回路と具備する構成では、商品から当該装
置が取外されるとすぐ発音器が発音するし、所定時間後
に発音が停止し、構成も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る警報付きセンサー装置の第1の実
施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の警報付きセンサー装置の外観の一例を
示す外観斜視図である。
【図3】本発明の警報付きセンサー装置に内蔵される共
振器の斜視図である。
【図4】本発明の警報付きセンサー装置に内蔵される共
振器の他の例を示す側面図である。
【図5】本発明に係る警報付きセンサー装置の第2の実
施例を示すブロック図である。
【図6】図5の警報付きセンサー装置の動作を説明する
タイミングチャートである。
【図7】図5の警報付きセンサー装置の動作を説明する
タイミングチャートである。
【図8】本発明に係る警報付きセンサー装置の第3の実
施例を示すブロック図である。
【図9】図8の警報付きセンサー装置の動作を説明する
タイミングチャートである。
【図10】商品に警報付きセンサー装置を連結させた状
態を示す斜視図である。
【図11】商品に警報付きセンサー装置を連結させた他
の状態を示す斜視図である。
【図12】従来の警報付きセンサー装置の概略を示すブ
ロック図である。
【図13】商品から警報付きセンサー装置を外した状態
を示す斜視図である。
【図14】商品から警報付きセンサー装置を外した他の
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 商品(コンパクトディスク) 3 商品(商品ケース) 5、11 センサー装置 7 袋 9 商品(指輪) 13a、13b ワイヤー 15a、15b 連結部材 17、25 検出回路 19、41、67 保持回路 21、37、43、69 ドライブ回路 23、35 発音器 27、59 第1の駆動回路 29、67 第2の駆動回路 31 本体ケース 33 スイッチ 39、65 カウント回路 45 音通孔 47 共振器 49 絶縁基板 51 コイル 53 コンデンサ 55 凹溝 57 導線 63 EX−ORゲート 71 駆動回路 73 駆動制御回路 P1、P4 調整端子 P2、P3、P5、P6 リセット端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品に連結するようにして付される警報
    付きセンサー装置において、 警報音を発する発音器と、 前記商品と当該装置との連結、非連結状態を検出する検
    出回路と、 この検出回路による前記非連結状態の検出に基づき前記
    発音器を一時的に駆動する第1の駆動回路と、 前記検出回路による前記非連結状態の検出後の所定時間
    内に前記連結状態を検出しないとき前記第1の駆動回路
    の駆動時間より長い駆動時間で前記発音器を駆動する第
    2の駆動回路と、 を具備することを特徴とする警報付きセンサー装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の駆動回路は前記発音器を駆動
    し続けるよう形成された請求項1記載の警報付きセンサ
    ー装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の駆動回路は、駆動時間を可変
    可能に形成された請求項1記載の警報付きセンサー装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の駆動回路は各々異
    なる音色で前記発音器を駆動するよう形成されてなる請
    求項1〜3のいずれか1項記載の警報付きセンサー装
    置。
  5. 【請求項5】 共振回路と一体化されてなる請求項1〜
    4のいずれか1項記載の警報付きセンサー装置。
  6. 【請求項6】 商品に連結するようにして付される警報
    付きセンサー装置において、 警報音を発する発音器と、 前記商品と当該装置との連結、非連結状態を検出する検
    出回路と、 この検出回路による前記非連結状態の検出に基づき前記
    発音器を駆動する駆動回路と、 前記検出回路による前記非連結状態の検出後の所定時間
    内に前記駆動回路の駆動動作を停止させる駆動制御回路
    と、 を具備することを特徴とする警報付きセンサー装置。
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