JPH0624302B2 - 位相安定回路 - Google Patents

位相安定回路

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JPH0624302B2
JPH0624302B2 JP4681384A JP4681384A JPH0624302B2 JP H0624302 B2 JPH0624302 B2 JP H0624302B2 JP 4681384 A JP4681384 A JP 4681384A JP 4681384 A JP4681384 A JP 4681384A JP H0624302 B2 JPH0624302 B2 JP H0624302B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/16Networks for phase shifting
    • H03H11/18Two-port phase shifters providing a predetermined phase shift, e.g. "all-pass" filters

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は所望の位相を得るための位相安定回路に関す
る。
〔発明の技術的背景〕
一般に、電子機器においては、回路の簡略化、小形化を
図り、製造経費の低減をすすめている。回路の簡略化、
小形化の有効な方法の1つとして、回路の半導体集積回
路(以下、ICと称する)化があり、多くの機器の回路
がIC化されている。例えば、カラーテレビジョン受像
機においても、中間周波処理回路、映像信号及びクロマ
信号の処理回路、同期信号処理回路、偏向回路、音声信
号処理回路等、ほとんどの回路がIC化されている。さ
らに、近年は、これらの回路が2〜3チップのIC構
成、1〜2チップのIC構成へと高集積化が図られてい
る。
〔背景技術の問題点〕
ところで、高集積化では、パッケージの許容電力、ピン
数が回路設計上の大きな制約条件となる。ピン数につい
てみれば、回路や素子をできるだけIC内に組み込んで
ピンの数をできるだけ少なくすることが重要である。こ
れは、一部の回路や素子をICの外付けにすると、ピン
数の増大を招き、IC化を阻害されるからである。した
がって、IC化に際しては、できるだけ、外付けの回路
や素子を少なくすることが重要である。
しかしながら、ICにおいては、個別部品に比較して素
子の特性の変動(製造上の変動や温度による変動)が大
きいため、回路特性が素子特性の変動に大きく左右され
る退路では、IC化が遅れている。仮に、IC化ができ
ても高集積化がむずかしく、経済性向上が進まない欠点
をもっている。
IC化のしにくい回路として所望位相の信号を得るため
の位相安定回路がある。この回路では、個々の素子の特
性の絶対値がそのまま位相特性を左右する。したがっ
て、この回路では、精度のよい位相を得たい場合、IC
の周辺に組まざるを得なく、パッケージのピン数の増
大、周辺部品の増大を招くという問題を有している。
〔発明の目的〕
この発明は上記の事情に対処すべくなされたもので、素
子特性が変動しても安定した精度のよい位相を得ること
ができ、IC化に好適な位相安定回路を提供することを
目的とする。
〔発明の概要〕
この発明は、例えば第1図に示す一実施例を用いて説明
するならば、コンデンサと抵抗の並列回路を直列接続し
て成り、素子特性の変動に対して出力信号のベクト
ル座標が円弧を描くような移相回路Zを設け、この移
相回路Zの入出力信号を利得回路A,A
、加算回路Aで適宜合成するもので、この場合、加
算回路Aの出力信号が信号に適当な利得を設
定する利得回路Aの出力信号が描く円弧にほぼ接する
ように、移相回路Zの各インピーダンス成分の値や利
得回路A,Aの利得k,kを設定するように構
成したものである。
〔発明の実施例〕
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を詳細に説明
する。
第1図は一実施例の回路図である。図において、P
はそれぞれ位相安定回路の入力端子及び出力端子で
ある。Pは移相回路Zの出力端子であると同時に、
利得回路Aの入力端子を兼ねる。
移相回路Zは端子PとPとの間に挿入される第1
の移相部Zと、端子Pと基準電位点(図示の場合、
アース電位点)との間に挿入される第2の移相部Z
有する。第1の移相部Zは抵抗RとコンデンサC
とを並列接続して成り、第2の移相部Zは抵抗R
コンデンサCとを並列接続して成る。
第1、第2の移相部Z,Zの直列回路の両端に入力
信号を印加し、移相部Z,Zによる分割信号と
して移相回路Zの出力信号を取り出すようになっ
ている。利得回路A,Aの利得はそれぞれk,k
である。入力信号は利得回路Aにてk
され、出力信号は利得回路Aにてk とされ
る。これら出力信号k ,k は加算回路A
に加算されとなる。
利得k,kはk=0,k=0を除いてすべての
値を取り得る。k,k>0は同相、k,k<0
は反転位相、|k|,|k|<1は減衰、|k
|,|k|>1は増幅を意味する。
,k=1は直結(または容量結合ならば減衰なし
の結合)を意味する。
第1図の回路をICで考える。周知の如く、同一チップ
上に構成した半導体素子は、その素子自体の特性の変動
は個別の部品より大きいが、同種の素子の特性の比はほ
とんど安定した一定の値となる。
以後、この発明を説明するに当り、次の定義を設定して
おく。
まず、各素子や回路に付す符号は、説明の便宜上、その
素子や回路のインピーダンスも示すものとする。抵抗R
とRを並列接続した場合の並列合成インピーダンス
の値をR、コンデンサCとCを並列接続した場合
の並列合成インピーダンスの等価容量値をCとする
と、次のようになる。
さらに、各抵抗値R,Rと合成インピーダンスの値
との比をそれぞれP,P、各容量値C,C
と等価容量値Cとの比をそれぞれq,qとする
と、これら比P,P,q,qは次のようにな
る。
ここで、同一半導体基板上に設けた同種の素子の特性の
比は一定値に設定することができるから、式(2)よりP
,P,q,qは一定の値として扱うことができ
る。言い換えれば、これらP,P,q,qは素
子の特性の変動に影響されない。また、抵抗値R,R
が1つの方向に変動すれば、合成インピーダンスの値
もまた同じ方向に変動し、その変動量は抵抗値
,Rの変動量に比例する。等価容量値Cについ
ても同様で、容量値C,Cと同一方向に変動し、そ
の変動量も容量値C,Cの変動量に比例する。一
方、移相回路Zを構成する抵抗とコンデンサの値は独
立に変動するものである。したがって、移相回路Z
2種類の変数を有するが、ここで抵抗値と容量値の積を
変数と考えれば、両者の変動を1つの変数で表示でき
る。これをTとおき、次のように定義する。
ただし、ω:入力信号の角周波数変数Tを定義する
に際しては、抵抗R,R、コンデンサC,C
間の4つの組合せの1つを用いてもよいが、後述する第
3図乃至第6図で説明するようないずれか1つの素子が
存在しない場合、定義不能となる。しかし、式(3)のよ
うに定義すれば、全ての場合を表現できる。
ところで、先の式(2)から次の関係が導びかれる。
また、第1図から移相部Z,ZのインピーダンスZ
,Zを求めると、 よって、出力信号は、 となる。式(7)を変形して、 となる。
さらに、第1図から ただし、 となる。ここで、kは加算回路Aにおいて、端子P
〜P間の伝達経路の係数を基準としたときの端子P
〜P間の伝達係数を示す。言い換えれば、利得k
基準としたときの利得kの相対的な大きさを表わす。
式(10)から信号の位相に着目して考えれば、
今、利得kは同相または逆相のいずれか一方の位相を
決め、かつ、これは安定に決めるものであるから、位相
に安定性を求めるには、信号の位相に安定
性を求めればよい。よって、以下の説明では位相
安定性を考察するに当り、式(11)に従って位相の安
定性を考察する。
位相を求めるに当り、信号を第2図のベクトル
表示図に示す。ここで、入力信号を基準信号として
考えて計算や表示の便宜上、||=1,∠=0゜
…(12) とする。式(12)の条件から式(8)は、 となる。第2図は横軸(x軸)を実数軸、縦軸(y軸)
を虚数軸にとって0を原点とする。第2図にて、▲
▼=,▲▼=kとする。第2図はk<0の
場合を例示している。信号は、 =▲▼=▲▼+▲▼=+k
…(14) となる。さらに、位相を求めるに当り、B′点座標
(−k,O)をとる。第2図からわかるように、 であるから、▲▼の位相は▲▼の位相と
同一となる。また、▲▼の振幅と▲▼の振幅
は等しい。よって、▲▼=▲▼である。
次にA点について考える。A点の座標を(x,y
とすると、式(13)より となる。一方、A点は次の関係式を満たす。
ここで、 とおくと、A点は座標(a,O)を中心とし、半径をr
とする円Rの円周上の1点となる。座標(a,O)を点
Cとすると、第2図となる。
変数Tが変動すると、点Aは各座標x,yが変数T
の関数で表わされるから、円周上にそって移動すること
になる。第2図の円Rは変数Tが無制限に変動した場合
に生じる。しかし、実際は、移相回路Zの抵抗値
,R、容量値C,Cはある値に設定されるか
ら、点Aは円周上の一点に決まり、抵抗値R,R
容量値C,Cが設計値から変動したとき、設計上の
一点を中心に円周上に沿って前後に狭い範囲に分布す
る。この範囲内でA点が変動したとき、▲▼もま
た動くが、▲▼の位相の変動が最も少ない条件
は、▲▼が設計上のA点にて円Rに接するように
変数Tの値を設定したときとなる。
以下、その説明を追ってみる。
まず、▲▼が円Rに接する条件を求める。A点
(x,y)にてこの円Rに接する接線の式は、 (x−a)(x−a)+yy=r …(19) となる。この接線がB′点座標(−k,O)を通るか
ら、 (x−a)(−k−a)=r …(20) となる。式(15),(18)に示されるx,a,rを式(20)
に代入すると、 となる。式(21)をTについて整理すると、 となる。次に位相を求めると、第2図より、 となる。ここで、 である。
変数Tの変動に対して位相の変動が最も少ないの
は、位相を変数Tで微分した値′が零となると
きである。微係数′が零となる条件は、Xを変数T
で微分した値X′が零となる条件と同じである。
式(24)に式(15),(16)のx,yを代入して、 となる。式(25)を変数Tについて微分すると、 となる。X′=0の条件は式(26)から、 となる。式(27)を変形すると、 となる。
式(28)は式(22)と等しい。これは先に述べたように、円
Rに接するように▲▼と▲▼から▲▼
を作れば、▲▼の位相は、変数Tがその設計
値から前後に変動してもほとんど変動しないことを示し
ている。したがって、式(28)を満足するように回路を設
計すれば、素子特性が変動してもほとんど変動しない位
を得ることができる。
ところで、式(2),(3)を用いて式(22)や(28)は次のよう
に表現できる。
式(30)から次のようなことが言える。抵抗RとR
並列合成インピーダンスRと抵抗値Rの比に利得k
を加えた値と、コンデンサCとCの並列合成インピ
ーダンス とコンデンサCのインピーダンス の比に利得kを加えた値の比(右辺)が並列合成インピ
ーダンスRの比の2乗に等しい関係時に、位相が最もよく安定す
る。実際には、後述するように、ほぼ等しい条件であれ
ば、この発明は充分その効果をもつ。式(30)の右辺は式
(31)の右辺のように表現することができ、これは、 で決まり、一定の値にすることができる。したがって、
式(28)の条件を言い換えて式(31)を満たすように、
,Cを成すR,R,C,Cを設定すれ
ば、安定した位相を得ることができる。
ここで、式(28)を満足するときのTの値をTとする
と、 となる。式(32)を用いて式(25)を整理し、式(23)に代入
すると、次式(33)が得られる。
信号の位相は、k>0のとき,k<0のとき+180°とな
る。そして、T=Tのときの位相の安定位相
40は、 として得られる。また、位相の安定位相30はk
>0のとき3040,k<0のとき30
40+180°となる。
なお、以上の説明では、各移相部Z,Zがいずれも
抵抗とコンデンサの並列接続から成る場合について説明
したが、第3図乃至第6図に示すように、一方の移相部
が抵抗とコンデンサの並列接続から成るものであれば、
他方の移相部は抵抗あるいはコンデンサのどちらか一方
から成るものであればよい。
また、以上の説明では、リアクタンス性インピーダンス
成分としてコンデンサのような容量性インピーダンス成
分を用いる場合を説明したが、コイルのような誘導性イ
ンピーダンス成分を用いるようにしてもよいことは勿論
である。また、誘導性インピーダンス成分としては、高
周波信号を取扱う回路では、配線のインダクタンスを利
用してもよい。
ここで、この発明の具体的構成の一例を詳細に説明す
る。
なお、以下に説明する図面においては、Rに添字を付す
符号は抵抗を示し、Cに添字を付す符号はコンデンサを
示し、Qに添字を付す符号はトランジスタを示し、Vに
添字を付す符号は電圧源を示し、Iに添字を付す符号は
電流源を示し、Dに添字を付す符号はダイオードを示
し、Pに添字を付す符号は端子を示す。また、上記Rや
C,V,Iに添字を付す符号は同時に抵抗値ゃ容量値、
電圧値、電流値も示すものとする。
この発明の具体的構成としては種々の構成のものが考え
られるが、まず、第1図および第2図との対応でわかり
やすいと思われるものとして第7図の回路を説明する。
図において、入力端子Pからの入力信号は1つは
トランジスタQで増幅され、トランジスタQ,Q
のカレントミラー構成で変換され、出力端子Pに現わ
れる。トランジスタQ,Q,Q、抵抗R,R
が利得回路Aを構成し、その利得kで与えられる。入力信号の他の1つはトランジスタ
のエミッタフォローを介して移相回路Zに供給さ
れる。抵抗R,RはトランジスタQの直流電流を
流すエミッタ抵抗の役目をもつとともに、トランジスタ
のエミッタの直流電圧をレベルシフトしてトランジ
スタQのベースバイアス電圧を供給する役目を兼ねて
いる。移相回路Zの出力信号は端子Pへ電圧信号
として与えられる。この信号はトランジスタQ
で増幅され、トランジスタQ,Qのカレントミラー
構成で変換され、出力端子Pに導びかれるとともに、
実際はトランジスタQ,Qのコレクタの接続点(加
算回路Aに相当)にて信号と合成される。トラン
ジスタQ,Q,Q、抵抗R,Rが利得回路A
を構成し、その利得kで与えられる。
上述した利得k,kを用いて利得kを求めると、 となる。この場合、k>0であるから、安定位相
30は、式(34)より となる。
第7図においては、位相30を進相、遅相のいずれに
もとることができる。すなわち、1>T なる関係を
設定すれば、言い換えると、式(2),(32)より に設定すれば進相を得ることができ、この逆を設定すれ
ば、遅相を得ることができる。
第8図は第2の具体的構成例を示す回路図である。
図において、トランジスタQ,QはI01を電流源
とし、抵抗R,Rを負荷抵抗として出力端子P
に逆相出力を取り出し可能な差動増幅回路を成す。
各出力は抵抗R,Rの値を同一に選べば(以下、こ
の抵抗値をRと記す)は同一の振幅がとれる。
トランジスタQのベースに信号、トランジスタQ
のベースに信号がそれぞれ入力されるので、差動
増幅回路のコンダクタンスをgとすると、出力端子P
,Pの各出力はそれぞれ、 =g(−) …(37) =−g(−)…(38) となる。故に、信号のいずれの場合もk=−
1となる。
電圧源VB1はトランジスタQ,Qのバイアス供給
源であり、移相回路Zの抵抗Rまたは抵抗R,R
を介してトランジスタQまたはQにそれぞれベー
スバイアスを供給している。抵抗値Rを抵抗値R
り充分小さくすれば、トランジスタQ,Qのベース
電位をほとんど同電位にすることができる。よって、差
動増幅回路を安定に動作させることができる。
移相回路Zは、第1図に示す移相回路Zにおいて、
=0としたものに相当し、つまり第3図に示す移相
回路Zに相当しこれは言い換えればq=∞に相当す
る。式(34)において、q=∞を代入し、さらに、k=
−1とおくと、 となる。位相30は式(39)を式(36)に代入して求めれ
ばよい。なお、信号の位相は信号の位相の逆相
となる。
第9図は第3の具体的構成例を示す回路図である。
図において、移相回路Zは、第1図の移相回路Z
おいて、R=∞としたもの、つまり第4図に示す移相
回路に相当する。また、ダイオードDはトランジスタ
11のベース・エミッタ間電圧の補償用のダイオード
で、抵抗R10に直流電流が流えないようにしている。
入力端子Pに印加された信号はトランジスタQ
10のエミッタフォローを介して1つは移相回路Z
入力され信号とされる。この信号はトランジス
タQ11にて反転増幅され、出力端子Pに導びかれ
る。他の1つは抵抗R10を介しトランジスタQ11
エミッタに入力され、このトランジスタQ11にて同相
増幅された後、出力端子Pにて信号の反転出力と
加算される。
図からトランジスタQ11のコレクタの信号電流
は、 となる。また、信号は、 となる。よって、kは、 となる。
式(42)より、kは抵抗値R10とR11の比を利用して
与えることができる。また、抵抗R10には直流電流が
流れないから、その値を変えても直流レベルの変動が生
ぜず、設計上、直流設計が容易となる。
また、上述の如く、R=∞であるからP=∞とな
り、式(32)の関係式は次のように表現される。
ここで、式(2)に示されるq,式(42)に示されるkを
式(43)に代入すると、 となる。以上から、抵抗値R10,R11の比、容量値
,Cの比を利用して安定な位相30を求めるこ
とができる。
第10図は第9図をさらに展開した例を示す回路図であ
る。すなわち、トランジスタQ12はトランジスタQ
10に相当し、トランジスタQ13はトランジスタQ
11に相当し、抵抗R15は抵抗R10に相当する。抵
抗R18は抵抗Rによるベース電圧降下分を補償する
抵抗で、R18≒Rとなるように設定されている。k
は次のようにして求められる。まず、信号を求める
となる。式(45)より、kは、 となる。
第11図は第5の具体的構成例を示す回路図である。
図において、入力端子Pに入力された信号は1つ
はトランジスタQ17で同相増幅され、入力端子P
導びかれる。他の1つはトランジスタQ16を介して移
相回路Zに供給され、端子Pに信号として導び
かれる。
移相回路Zの抵抗Rは利得回路Aの入力抵抗を兼
ねており、電圧信号の形で端子Pに現れる信号
抵抗Rを通して電流信号の形で利得回路Aに与えら
れる。利得回路AのトランジスタQ14,Q15はト
ランジスタQ14のベース・コレクタ間を直結したカレ
ントミラー構成である。トランジスタQ14のコレクタ
・エミッタ間は交流的にインピーダンスが低く、これが
抵抗Rの値に比べ無視できるように抵抗Rの値を選
べば、移相回路Zの構成は先の第1図のそれと同一構
成となる。
入力端子Pに入力信号が印加されれば、トランジ
スタQ16,Q17のエミッタに信号が生じ、端子
に信号が発生する。この信号は先の式(8)
で求められる。端子Pに生じる出力信号は次式(4
7)で与えられる。
ここで、nはカレントミラー回路の電流利得である。式
(47)よりkは、 として与えられる。もし、R19=Rに設定すれば、
k=1/nとして与えられる。nは素子の比、すなわ
ち、トランジスタQ14,Q15のエミッタ面積の比で
実質的に与えることができ、ICでは安定した精度のよ
い値にすることができる。
第12図乃至第14図は第11図の構成をさらに展開し
た例を示すもので、第11図の構成と同様に、移相回路
の第2の移相部Zのインピーダンス成分を利得回
路Aの入力インピーダンス成分として兼用し、端子P
に電圧モードで得られる信号を電流モードで後段
の回路に供給するように構成したものである。
まず、第12図に示す回路を説明すると、トランジスタ
18,Q19は差動増幅器を構成し、それぞれ抵抗R
20,R21を介して端子Pよりベースバイアスが供
給される。トランジスタQ18がエミッタフォロアとし
て動作し、トランジスタQ19がベース接地として動作
するので、信号は次のようにして得られる。
式(49)よりkは、 で与えられる。
第13図に示す回路は、第12図において、定電源I
O2,IO3を1つにまとめるもので、抵抗R22を抵
抗R24とR25に分割し、抵抗R24とR25の中央
に定電流源IO4を接続する構成を示すものである。
第12図及び第13図は信号を同相で加算す
るものであるが(k>0)、第14図に示す回路は、利
得回路AにトランジスタQ20,Q21から成るカレ
ントミラー回路を設け、抵抗R26を介して与えられる
信号を反転することにより、信号を逆相
で加算するようにしたものである。(k<0)。
なお、第12図乃至第14図に示す回路はいずれも、差
動増幅回路構成となっており、大入力に対して出力は振
幅制限効果をもつ。これにより、位相の安定した信号
を得ることができることは勿論、振幅の一定な信号
を得ることができる。
また、以上の説明では、第2の移相部Zの抵抗性イン
ピーダンス成分だけを利得回路Aの入力インピーダン
ス成分と兼用する場合について説明したが、この第2の
移相部Zが抵抗性インピーダンス成分とリアクタンス
性インピーダンス成分との並列接続から成る場合は、こ
の並列回路をそのまま、入力インピーダンス回路とする
ようにしてもよい。
この場合、リアクタンス性インピーダンス成分の存在に
よって、電流モードに変換された信号が端子P
おける電圧モードの信号と位相が変わってしまう。
これを補償するためには、利得回路A等に補償用のリ
アクタンス性インピーダンス成分を挿入すればよい。こ
れを第12図を用いて説明するならば、第2の移相部Z
が抵抗RとコンデンサCの並列接続から成るもの
とし、この並列回路を利得回路Aの入力インピーダン
ス回路とするならば、利得回路Aの抵抗R22に並列
に補償用のコンデンサCを接続するとともに、負荷抵
抗R23に並列に補償用のコンデンサCを接続すれば
よい。
第15図は移相回路Zの容量性インピーダンス成分を
トランジスタのコレクタ・ベース間の寄生容量で形成す
る例を示すものである。
図において、トランジスタQ23のコレクタ・ベース間
の寄生容量をCBC23、トランジスタQ24のコレク
タ・ベース間の寄生容量をCBC24とすると、C
BC23,C=CBC24として扱うことができ
る。この場合、トランジスタQ24はベース・エミッタ
を直結したコンデンサとして利用している。なお、図示
の構成の場合、トランジスタQ22に流れる電流はトラ
ンジスタQ23にも流れ、電流の有効利用を図ってい
る。
ところで、半導体チップ上では、一般に、コンデンサの
占める面積が大きく、コンデンサが多い場合、チップ面
積を大きくする要因の1つとなっている。このため、極
力コンデンサのない回路構成が要求される。したがっ
て、第15図のような構成はチップ面積の縮少に大きく
寄与することができる。
第16図は第15図をさらに展開した例を示すものであ
る。トランジスタのコレクタ・ベース間の寄生容量は電
圧依存性がある。そこで、第16図の回路は、寄生容量
BC23とCBC24との両端電圧を等しくすること
により、精度の向上を図るものである。このために設け
られたのが、抵抗RのトランジスタQ26である。こ
の場合、トランジスタQ24とQ26の分流比を適宜設
定することにより、抵抗RとRとの電位降下量を等
しくすることができる。これにより、寄生容量C
BC23とCBC24との両端電圧を等しくすることが
できる。
なお、第15図及び第16図のような構成では、トラン
ジスタQ23とQ24との構造を適宜変えることにより
(例えば同一特性のトランジスタを並列に接続すること
により)、寄生容量CBC23とCBC24の容量比を
適宜設定することができる。
第17図は、移相回路Zの抵抗性インピーダンス成分
をトランジスタのエミッタ動作抵抗によって構成したも
のである。
トランジスタのエミッタ動作抵抗rは、一般に、次の
式(51)で与えられる。
但し、h: K:ボルツマン定数 T:絶対温度 q:電子の電荷 I:トランジスタのエミッタ電流 各トランジスタQ27〜Q32を同一特性のトランジス
タとすれば、各トランジスタのエミッタに流れる電流I
は等しい。したがって、トランジスタQ27〜Q32
のエミッタ動作抵抗rは等しい。
以上から、移相回路Zの各抵抗値R,R、容量値
,Cは、 となる。
端子Pの信号はトランジスタQ33のベースに印
加され、トランジスタQ34のベースには、次式で示さ
れる信号34が印加される。
トランジスタQ33,Q34、電流源IO5は差動増幅
回路Dを構成し、負荷抵抗R30,R31を有し、端子
31,P32に逆相の信号を出力する。
端子P31に出力される信号31は(34
に比例し、差動増幅回路Dのコンダクタンスをgとす
ると、 となる。式(54)より、 となる。
なお、トランジスタQ30〜Q32は信号34の直流
レベルを信号の直流レベルに合わせるためのもので
ある。
第17図では、抵抗RをトランジスタQ27のエミッ
タ動作抵抗re27一個で構成し、抵抗Rをトランジ
スタQ28,Q29のエミッタ動作抵抗re28,r
e29の2個で構成する場合について説明したが、抵抗
とRの比は、ダイオード接続のトランジスタやダ
イオードの直列接続数によって適宜設定可能なことは勿
論である。
第18図はこの発明の位相安定回路を利用して電圧制御
発振器(以下、VCOと称する)を構成したものであ
る。以下、この回路の構成及び動作を第19図及び第2
0図のベクトル表示図を参照して説明する。
トランジスタQ35,Q36は端子Pよりそれぞれ抵
抗R32,R33を介して同一のバイアスが供給され
る。これにより、トランジスタQ35,Q36のエミッ
タ電位は等しい。
トランジスタQ35,Q36のエミッタには、移相回路
と、抵抗R34,R35の直列回路が挿入される。
前述の如く、トランジスタQ35とQ36のエミッタ電
位が等しいから、抵抗R,R,R34,R35には
直流電流が流れない。したがって、トランジスタQ37
〜Q40のベース電位はトランジスタQ35,Q36
エミッタ電位とほぼ等しい。
電流源IO7,IO12,トランジスタQ35
36、移相回路Z,抵抗R34,R35は差動増幅
回路を成す。したがって、信号の振幅を充分大きく
すれば、トランジスタQ37やトランジスタQ38,Q
39のベースには、差動増幅回路の振幅制御作用によ
り、常に一定振幅の信号が得られる。
トランジスタQ37のベースに得られる信号はであ
り、第19図に示すように、信号に対して移相回路
により所定量移相された信号である。また、トラン
ジスタQ38,Q39のベースに得られる信号は、これ
11とすると、第3図に示すように信号と同相
の信号である。
トランジスタQ37のコレクタに流れる電流
C37は、 と表わされ、この信号に基づいて、端子Pに得られる
電圧モードの信号がこの発明の位相安定回路の出力であ
る安定位相の信号である。この電圧信号は第1
9図に示す如く、電流信号IC37と同相である。
トランジスタQ39のコレクタに流れる電流I
C39は、 と表わされ、この信号C39に基づいて、端子P
電圧モードの信号が得られる。信号C39は、第
19図に示すように当然信号11と同相であり、した
がって、信号も信号11と同相である。この同相
状態は、信号が単に抵抗性インピーダンス成分のみ
を介して得られることを考えれば、当然安定である。
トランジスタQ41〜Q44はダブルバランス型差動増
幅回路を成し、端子P10,P11に印加される制御電
圧に従って、第20図に示すように、信号C37
C39の相対的な振幅の大小を変えて合成し、所望位相
の信号を作る。この信号はエミットフォロアトラン
ジスタQ45を介して端子P12に導びかれ、タンク回
路Sを介して端子Pに正帰還される。
このように、第18図のVCOは、この発明の位相安定
回路の位相安定動作と、差動増幅回路の振幅制御動作を
利用して、安定位相でかつ一定振幅の2つの信号
C37C39を作り、これを制御電圧に応じて適宜
合成することにより発振信号を得るものであるから、素
子特性の変動に対して安定した発振動作を実現すること
ができる。
なお、以上の説明では、トランジスタQ35,Q36
差動増幅回路段で振幅制限動作をかける場合について説
明したが、この部分では線形動作を行わせ、トランジス
タQ37〜Q40のダブルバランス型差動増幅回路段で
リミッタ作用をかけるようにしてもよい。
ここで、この発明の位相安定回路として、例えば、第8
図に示す回路を代表として従来の位相安定回路と位相安
定能力を比較してみる。
今、第8図において、端子Pにおける信号
=−)を考えると、この信号は遅相信号であるか
ら、第21図に示すような遅相特性をもつ従来の位相安
定回路と比較してみる。まず、第21図に示す位相安定
回路の出力信号の位相は、 となる。今、位相の設計値を30とし、このとき
のTをTとすると、30=−45°の場合、T
1となるから位相は、 と表わすことが可能である。
一方、第8図に示す信号の位相は式(38)よりk
>0であるから、式(33)より となる。式(59)を変形すると、 となる。今、安定位相50が−45°の場合を考える
と、この場合のTとなる。
したがって、式(60)は のように表わすことが可能である。
を変数として位相の変動を求めたのが第22
図のグラフである。グラフから明らかなように、この発
明の位相は−45°付近では、この点を変極点とす
るようなほぼ放物線的なグラフを描くのに対し、位相
は−45°では、ほぼ一次関数的なグラフを描く。し
たがって、この発明では、位相(−45°)を中心にし
て変動の少ない安定位相50を得ることができる。
なお、以上の説明では、利得回路Aを移相回路Z
出力側に設ける場合を説明したが、第23図に示すよう
に、移相回路Zの入力側に設けてもよいし、入出力の
両方に設けてもよい。要は、この発明は、移相回路Z
の入力信号と出力信号の相対的な振幅比を適宜調
整し、素子特性の変動に伴って上記出力信号がベク
トル平面上で描く円弧に接する信号を得るものであるか
ら、この条件を満たすように、移相回路Zの入出力信
号を適宜合成するものであれば、どのような構成でもよ
い。
なお、この発明は前式(28)を完全に満足するように、言
い換えれば、信号(第1図では、信号)が素子
特性の変動に伴なって信号が描く円弧に完全に接す
るようにする必要は必ずしもなく、完全に接する状態か
ら若干ずれるものであってもよい。積極的にこのように
した方がよいと思われる場合として、例えば、移相回路
の素子特性の変動が設計値に対して正負対象でない
場合がある。
これを第24図を用いて説明すると、同図は先の第2図
の点A付近を拡大して示すものである。図において、円
は移相回路Zの素子特性の変動に対して、信号
描く軌跡である。この場合、素子特性の変動が設計値に
対して正負対称でないため、信号のベクトル座標の
変動も設計値Aに対して正負対称ではなく、例えば、 となる。
このような場合、信号のベクトル座標の設計値A′
を点Aから小さい方の円弧 側にずらすように設計すれば、設計値を点Aに設定する
場合よりも、素子特性の変動に伴う安定位相の変動を極
力小さくできる可能性が高い。すなわち、このようにす
れば、設計値A′が最も変動しやすい側に、つまり、円
側に接点Aが存在するようになるからである。
〔発明の効果〕
このように、この発明の位相安定回路によれば、素子特
性が変動しても、安定した精度のよい位相を得ることが
できる。この場合、安定位相を得るための条件は、同種
の素子の比で表わされる。これは、この発明の位相安定
回路がIC化に適していることを意味する。したがっ
て、この発明の位相安定回路はICに内蔵することが可
能で、ICの周辺部品及びピン数の削減に寄与すること
ができる。周辺部品の削限はICの低価格化をもたら
し、全体回路の低価格化をもたらし、ピン数の削限はパ
ッケージの小型化をもたらす。また、位相安定回路用の
ピンを必要としないことは、ピンを他の回路用に使うこ
とができ、多機能化チップを実現することができる。
このように、この発明のようにIC内蔵が可能で、内蔵
しても精度の劣ることのない位相安定回路を提供するこ
とは、IC製造上の経済的効果を高めるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る位相安定回路の一実施例を示す
回路図、第2図は第1図の動作を説明するためのベクト
ル表示図、第3図乃至第6図はそれぞれこの発明の異な
る実施例を示すもので、特に移相回路の構成を示す回路
図、第7図乃至第17図はそれぞれこの発明の具体的構
成の異なる例を示す回路図、第18図はこの発明の位相
安定回路を用いてVCOを構成した場合の一例を示す回路
図、第19図及び第20図は第18図の動作を説明する
ためのベクトル表示図、第21図は従来の位相安定回路
を示す回路図、第22図は第8図の回路と第21図の回
路の位相安定能力を比較して示す特性図、第23図はこ
の発明のさらに別の実施例を示す回路図、第24図さら
にまた別の実施例を説明するためのベクトル表示図であ
る。 P,P,P……端子、Z……移相回路、 Z……第1の移相部、Z……第2の移相部、 A,A……利得回路、A……加算回路、 R,R……抵抗、C,C……コンデンサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子と出力端子との間に挿入された第
    1の移相部及び前記出力端子と基準電位点との間に挿入
    された第2の移相部を有し、前記第1、第2の移相部
    は、その一方を抵抗性インピーダンス成分とリアクタン
    ス性インピーダンス成分との並列接続にて構成し、他方
    を2つのインピーダンス成分による並列接続もしくはい
    ずれか一方のインピーダンス成分にて構成し、前記出力
    端子に得られる出力信号が前記インピーダンス成分の特
    性の変動に従ってベクトル平面上で円弧の軌跡を描く移
    相回路と、 前記入力端子に入力信号を供給する手段と、 前記移相回路を通る信号に第1の利得を与えるととも
    に、前記入力信号に第2の利得を与える手段と、 前記第1、第2の利得が与えられた信号を合成する合成
    手段と を具備し、 但し、k: (k:前記第1の利得であって、k≠0、k:前
    記第2の利得であって、k≠0) p(R:前記第1、第2の移相部の抵抗性インピーダン
    ス成分の並列合成インピーダンス、R:前記第1の移
    相部の抵抗性インピーダンス成分のインピーダンス) q(X:前記第1、第2の移相部のリアクタンス性イン
    ピーダンス成分の並列合成インピーダンス、X:前記
    第1の移相部のリアクタンス性インピーダンス成分のイ
    ンピーダンス) T: 上式をほぼ満たすように構成されていることを特徴とす
    る位相安定回路。
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