JPH0624295Y2 - 車輛連結幌折り畳み収納用掛け金 - Google Patents

車輛連結幌折り畳み収納用掛け金

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JPH0624295Y2
JPH0624295Y2 JP1989084895U JP8489589U JPH0624295Y2 JP H0624295 Y2 JPH0624295 Y2 JP H0624295Y2 JP 1989084895 U JP1989084895 U JP 1989084895U JP 8489589 U JP8489589 U JP 8489589U JP H0624295 Y2 JPH0624295 Y2 JP H0624295Y2
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JP
Japan
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insertion hole
vehicle
locking
hood
locking claw
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JP1989084895U
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JPH0324967U (ja
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勇彦 神野
加久見 森
昌志 柴田
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Central Japan Railway Co
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Central Japan Railway Co
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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、鉄道車輛、殊に最後尾の客車と先頭の客車と
を連結する際、車輛間の通路を確保する車輛連結幌(以
下単に連結幌と称する)の車輛に固着された固定側幌枠
と、開放された接続側幌枠の夫々に取り付け、不使用時
に接続側幌枠を車両側へ引き寄せて折り畳み収納維持さ
せる掛け金に関する。
ロ 従来技術 連結幌は、車輛の先頭又は後尾に固着される固定側幌枠
6と開放側の接続側幌枠13とが、幌骨19、19・・
で補強された蛇腹状の幌布20で連結されていて、車輛
を連結する際には、接続側幌枠同士を結合して幌布で囲
繞された通路を確保する。そして不使用時、即ち車輛を
連結させない場合、従来は接続側幌枠13を車輛側へ引
き寄せて折り畳み収納維持させておくのであるが、従来
は、第6図示の如く固定側幌枠6と接続側幌枠13上部
の夫々対応する位置に設けられた突起21aと嵌合穴2
1bとの組み合わせに成る掛止金具21を利用して吊り
下げ状に掛止させると共に、第7図示の如く側方部にお
いて、鈎状体22aとリング状体22bとから成る掛け
具22で引き寄せ支持させていた。
一方、実開昭56−171991号には、第1の鈎状係
合部に第2の鈎状係合部を歯合することにより、アコー
デオンドアを閉じた状態で保持するストッパについての
開示がある。
ハ 考案が解決しようとする課題 上記従来の構造では、掛止金具21が連結幌の上部にあ
るため、作業位置から掛止作用を確認しづらく、掛止作
業は困難極まりない。又収納時連結幌は、掛止金具21
により荷重が支えられると共に、掛け具22により水平
方向への広がりが防止される構造体勢をとっているの
で、掛止金具21と掛け具22とを併用してこそ目的が
達成できる。よって掛止金具21が外れてしまうと、第
5図示の如く接続側幌枠13の垂下を招くし、又図示は
しないが掛け具22が外れると、水平方向への反発力に
より底部が拡開してしまう。
又、実開昭56−171991号のストッパは、歯合強
度を高くすると取り外しにくいし、逆に歯合強度を低く
すると僅かな衝撃でも外れ易くなり、歯合強度の調整が
非常に難しい。その上長期間使用すると、第1の鈎状係
合部の間隔が広がって、歯合強度が低下してしまうの
で、確実な収容状態の保持が不可欠な、鉄道車輛連結幌
の折り畳み収容用途には、使用できなかった。
ニ 課題を解決するための手段 本考案は、車輛連結幌を折り畳み収容する掛け金におい
て、車輛連結幌の荷重を支えて広がりを防止し、しか
も、操作が簡単で外れる虞れのない確実な収納を可能に
したもので、その構成は、先端側面部に係止凹部が形成
され、水平回動のみを可能ならしめて枢着された挿し込
みロッド体を有する固定側取り付け連結体と、その挿し
込みロッド体を挿通するロッド挿通孔を有し、そのロッ
ド挿通孔内へ先端が挿通孔と直交方向へ出没可能で、常
態では頭出し方向へ付勢力が付与された係止爪を有する
接続側取り付け連結体とから成り、前記両連結体が、係
止凹部と係止爪との係止作動によるロック時に重合し、
ピン挿通孔が垂直線上に一致する水平プレートを備えて
いると共に、前記ピン挿通孔に挿通するロックピンを、
チェーンを介して前記係止爪に連結したことにある。
ホ 作用 挿し込みロッドを挿通孔に向け、連結幌の接続側幌枠を
やや持ち上げ気味にして固定側の幌枠へ押し付ければ、
挿し込みロッド体がロッド挿通孔に挿入され、先ずその
ロッド先端で係止爪が付勢力に抗して押しのけられ、係
止溝が係止爪位置に到達すると、係止凹部に係止爪が嵌
まり込み係止されることによりロックされる。
又、係止爪を付勢力に抗して引き離すことにより、連結
幌自体の弾性力で自動的にロック状態が解除される。
一方、挿し込みロッド体がロックされる位置において、
固定側取り付け連結体の水平プレートに穿設されたピン
挿通孔は、接続側取り付け連結体の水平プレートのピン
挿通孔と、垂直線上に一致する。このため、ピン挿通孔
の位置合わせ等をしなくても、ロックピンを挿通して施
錠することができる。
ロックピンによって施錠しておけば、係止爪による挿し
込みロッドの係止が、万が一外れても、固定側取り付け
連結体と接続側取り付け連結体を分離させないので、連
結幌の収容状態を保持できる。
更に、ロックピンは、チェーンを介して前記係止爪に連
結してあるため、紛失する心配がないし、下側に引っ張
ることにより、係止爪による挿し込みロッド体の係止状
態を容易に解除することができる。
ヘ 実施例 本考案に係る掛け金を第1図〜第4図に基いて説明す
る。
尚掛け具は、連結幌の左右に夫々一組ずつ存在するが、
以下片側のみ説明する。
1は固定側取り付け連結体、2は接続側取り付け連結体
であり、固定側取り付け連結体1は、垂直板部3aの片
面に二枚の水平板部3b、3bが突設された固定部材3
の水平板3b、3b間に、枢支軸4を介して回動部材5
の基端が水平回動可能に枢着されている。垂直板部3a
の両端部にはねじ挿通口が穿設されていて、ねじ(ボル
ト)により固定側幌枠6へ固定される。前記回動部材5
の先端は挿し込みロッド体7となっていて、更にその挿
し込みロッド体7の先端部下側には、係止凹部8が切り
込み形成されている。又回動部材5には、前記挿し込み
ロッド体7と平行に一対の水平プレート9、9が設けら
れ、その水平プレート9、9の先端には、垂直線上に一
致した部位にピン挿通孔10、10が穿設されている。
一方、接続側取り付け連結体2は、垂直板部11aの片
面にブロック部11bを一体的に備えた固定部材11を
設けてあり、そのブロック部11bには、水平方向へ前
記差し込みロッド体7に対応する径のロッド挿通孔12
が水平に貫通されている。水平板部11aの両端部には
ねじ挿通口が穿設されていて、ねじ(ボルト)により接
続側幌枠13へ固定される。前記ブロック部11bには
その底部から挿通孔12に至る貫通孔が設けられ、その
貫通孔には、コイルスプリング14aにより前記ロッド
挿通孔方向へ付勢力を与えられた係止爪14が内挿さ
れ、その係止爪14は、ストッパプレート15で挿通孔
内へ先端の係止爪部のみが頭出しした状態に規制されて
いる。又係止爪14の先端は、ロッドの挿み込み側がテ
ーパ面に形成されており、係止爪14の下端には、引き
戻しロッド14bを介して引き戻しリング14cが装備
されている。更に固定部材11には、挿し込みロッド体
7が挿通孔12に挿通され係止爪14が係止溝8に嵌ま
り込んだロック状態で前記水平プレート9、9に挾まれ
る水平プレート16が設けられ、その水平プレート16
にはそのロック状態で前記ピン挿通孔10と垂直方向に
合致するピン挿通孔17が穿設されており、前記引き戻
しリング14cには、チェーン18aを介してロックピ
ン18が繋がれている。
このように形成された掛け金は、先ず固定側取り付け連
結体1の挿し込みロッド体7の先端を、接続側取り付け
連結体2のロッド挿通孔12に向ける。ここで接続側幌
枠13を固定側幌枠6へ押し付けるのであるが、接続側
は重みにより垂下しているので、挿し込みロッド体7を
ロッド挿通孔12へ挿し込むため一直線上に合致させる
べく接続側を若干持ち上げながら固定側へ押し付ける。
すると挿し込みロッド体7がロッド挿通孔12に挿入さ
れ、先ずそのロッド先端が係止爪14のテーパ部に当接
し、ロッドの押し込み力で係止爪14は付勢力に抗して
下方へ押し戻され、係止凹部8が係止爪14の位置に到
達すると、係止凹部8に係止爪14が嵌まり込み係止し
てロックされた状態になる。このようにロック操作はワ
ンタッチで行なえる。掛け金がロックされると、挿し込
みロッド体(回動部材5)には水平方向のみの回動が許
容されているから、連結幌は上記の掛け金のみにより垂
直及び水平の両方向に対して支持力を得、又係止爪14
と係止凹部8との強固な係止作動により外れる虞れはな
いし、加えてロックピン18をピン挿通孔10、17、
10へ挿通させることにより、二重のロック機能を有す
るから、信頼性も抜群である。
このように本考案の掛け金は、車輛を分離させたとき、
両側部のみで第4図aに示す如く整然と収容できる。車
輛を連結するときは、ロックピン18を上方へ抜き外し
た後、引き戻しリング14cを下方へ引いて係止爪14
をコイルスプリングの付勢力に抗して引き離すことで掛
け金を幌の弾性力で自動的に外れさせ、掛け金が外れた
ら従来通り接続側幌枠同士を連結すればよい(第4図
b)。
尚、実施例は係止爪がロッド挿通孔の下方に設けられ、
真上方向へ付勢力が付与されているが、係止爪をロッド
挿通孔の上方に設け、真下に向けて付勢力を付与するよ
うに設計することもできる。その場合、係止爪の付勢力
は自重によっても確保できる。このような構成にしたと
きは、係止凹部は当然挿し込みロッド体の上方に設けら
れる。
ト 効果 本考案によれば、挿し込みロッド体をロッド挿通孔に挿
入するだけで、固定側と接続側の両取り付け連結体を係
着させることができるので、車輛連結幌を簡単に、而も
体裁良く収容できる。
又、挿し込みロッド体がロッド挿通孔内で係着された状
態になると、固定側と接続側のピン挿通孔の位置が自動
的に揃うため、そこにロックピンを挿通しさえすれば、
いわば二重の施錠状態になり、車輛連結幌の収容状態を
より確実なものにできる。
更に、ロックピンは、チェーンを介して係止爪に連結さ
れているので、ロックピンをピン挿通孔から外し、それ
を下向きに引張るだけで、挿し込みロッド体の係止状態
を容易に解除することができる。
即ち、本考案の掛け金は、車輛連結幌を容易に、且つ確
実に収容でき、而もその収容状態を簡単に解除できる
し、又安全性にも優れているので、その実益は多大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は連結幌に取り付けられた本考案に係る掛け具
を、分離した状態にて示した斜視図、第2図は同掛け具
をロックさせた状態にて示した斜視図、第3図は掛け具
の構造を示す断面図、第4a、bは車輛を分離、接続さ
せた状態の夫々説明図、第5図は掛け金具が外れた場合
における連結幌の状態を示す説明図、第6図及び第7図
は従来例を示す説明図である。 1……固定側取り付け連結体、2……接続側取り付け連
結体、3……固定部材、3a……垂直板部、3b……水
平板、4……枢支軸、5……回動部材、6……固定側幌
枠、7……挿し込みロッド体、8……係止凹部、9……
水平プレート、10……ピン挿通孔、11……固定部
材、11a……垂直板部、11b……ブロック部、12
……ロッド挿通孔、13……接続側幌枠、14……係止
爪、14a……コイルスプリング、14b……引き戻し
ロッド、14c……引き戻しリング、15……ストッパ
プレート、16……水平プレート、17……ピン挿通
孔、18a……チェーン、18……ロックピン、19…
…幌骨、20……幌布、21……掛け金具、21a……
突起、21b……嵌合穴、22……掛け具、22a……
鈎状体、22b……リング状体、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 柴田 昌志 愛知県名古屋市西区砂原町175番2 大石 産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−171991(JP,U) 実公 昭47−30698(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】客車同士を連結した際、車輛間の通路を確
    保すべく車輛の前後に備えられた車輛連結幌の開放され
    た接続側を、不使用時に車輛に固着された固定側へ引き
    寄せて折り畳み収納の姿勢に維持する掛け金において、
    先端側面部に係止凹部が形成され、水平回動のみを可能
    ならしめて枢着された挿し込みロッド体を有する固定側
    取り付け連結体と、その挿し込みロッド体を挿通するロ
    ッド挿通孔を有し、そのロッド挿通孔内へ先端が挿通孔
    と直交方向へ出没可能で、常態では頭出し方向へ付勢力
    が付与された係止爪を有する接続側取り付け連結体とか
    ら成り、前記両連結体が、係止凹部と係止爪との係止作
    動によるロック時に重合し、ピン挿通孔が垂直線上に一
    致する水平プレートを備えていると共に、前記ピン挿通
    孔に挿通するロックピンを、チェーンを介して前記係止
    爪に連結してなる車輛連結幌折り畳み収納用掛け金。
JP1989084895U 1989-07-19 1989-07-19 車輛連結幌折り畳み収納用掛け金 Expired - Lifetime JPH0624295Y2 (ja)

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JPH0324967U JPH0324967U (ja) 1991-03-14
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521200Y2 (ja) * 1971-04-22 1977-01-12
JPS56171991U (ja) * 1980-05-22 1981-12-18

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JPH0324967U (ja) 1991-03-14

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