JPH06242772A - スプライト制御方式 - Google Patents

スプライト制御方式

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JPH06242772A
JPH06242772A JP5030751A JP3075193A JPH06242772A JP H06242772 A JPH06242772 A JP H06242772A JP 5030751 A JP5030751 A JP 5030751A JP 3075193 A JP3075193 A JP 3075193A JP H06242772 A JPH06242772 A JP H06242772A
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JP
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sprite
data
display
buffer
storage means
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JP5030751A
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Inventor
Akio Takigami
明夫 滝上
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スプライト転送速度を維持するとともに、スプ
ライトパターンメモリを安価にする。 【構成】スプライト記憶手段12は複数個のスプライト
の夫々についての色及び形を表すパターンデータを含む
スプライトデータを記憶し、複数のバッファ手段14は
スプライト記憶手段12からのスプライトデータを記憶
し、表示記憶手段16は複数のバッファ手段14からの
スプライトデータを表示画面に重ね合わせて表示するた
めに分割して記憶する。記憶制御手段18はスプライト
記憶手段12のスプライトデータを予め定められた順番
で複数のバッファ手段14に書き込むと共にバッファ手
段にデータを書き込んでいる最中に既にデータが書き込
まれたバッファ手段からデータを読み出して表示記憶手
段16に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データをビデオラ
ンダムアクセスメモリを用いて表示するコンピュータシ
ステムにおいて、画面の重ね合わせの合成をするための
スプライトを高速に表示又は移動させるスプライト制御
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりコンピュータの画面表示におい
て、画面の重ね合わせの合成をするためのスプライトが
知られている。このスプライトとは、スプライト画面に
グラフィックを描き、これを優先順位に従って重ね合わ
せることにより合成画面を作成するものである。また、
スプライトは通常の画面の手前に重ねて表示され、表示
アドレスを変えるだけで背後の画面データを書き換える
ことができる。さらに、このスプライトは画像上でパタ
ーン(色と形)を高速に移動するために用いられる。
【0003】このようなスプライトの高速表示あるいは
移動を制御するスプライト制御方式の一例の構成ブロッ
クを図11に示す。図12にスプライトの転送タイミン
グチャートを示す。
【0004】図11において、パターンランダムアクセ
スメモリ12a(以下、パターンRAMと称する。)
は、デュアルポートメモリであり、複数のスプライトの
夫々についてのパターン番号、スプライトの表示位置な
どのスプライトデータを記憶している。そして、中央処
理装置17(以下、CPUと称する。)が、パターンR
AM12aをアクセスする。
【0005】次に、スプライトを陰極線管10(以下、
CRTと称する。)の画面に表示する場合には、図示し
ないデータ読み出し部が、図12に示す1垂直同期信号
期間(Vシンク)毎にスプライト転送期間(図中A)に
おいて1画面分のスプライトデータを読み出して、シリ
アルデータバス52、マルチプレクサ42(以下、MP
Xと称する。)を通してビデオランダムアクセスメモリ
16(以下、VRAMと称する。)に転送する。なお、
期間(図中B)では、CPU17からのパターンRAM
12aへのアクセスが行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
パターンRAMとして用いていたデュアルポートランダ
ムアクセスメモリは高価であるため、装置全体としてコ
スト高になっていた。このため、従来のスプライト転送
速度の性能を確保しつつ、パターンRAMを安価にする
ことが望まれていた。
【0007】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、データ転送時間を短
縮することにより従来のスプライト転送速度を維持する
とともに、スプライトパターンメモリを安価にすること
のできるスプライト制御方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決し目的を達成するために下記の構成とした。図1は本
発明の原理図である。本発明は、表示手段10の表示画
面に重ね合わせの合成を行うための複数のピクセルから
なるスプライトを複数個表示するスプライト制御方式に
おいて、スプライト記憶手段12、複数のバッファ手段
14、表示記憶手段16、記憶制御手段18を有する。
【0009】スプライト記憶手段12は前記複数個のス
プライトの夫々についての色及び形を表すパターンデー
タを含むスプライトデータを記憶する。複数のバッファ
手段14はスプライト記憶手段12から出力されるスプ
ライトデータを記憶する。表示記憶手段16は複数のバ
ッファ手段14から出力されるスプライトデータを前記
表示画面に重ね合わせて表示するために分割して記憶す
る。
【0010】記憶制御手段18は、前記スプライト記憶
手段12のスプライトデータを予め定められた順番で複
数のバッファ手段14に書き込むと共に、バッファ手段
にデータを書き込んでいる最中に既にデータが書き込ま
れたバッファ手段からデータを読み出して表示記憶手段
16に書き込む。
【0011】ここで、前記記憶制御手段18は、前記ス
プライト記憶手段12のスプライトデータをピクセル毎
に予め定められた順番で複数のバッファ手段14に書き
込むと共に、バッファ手段にピクセルデータを書き込ん
でいる最中に既にピクセルデータが書き込まれたバッフ
ァ手段からピクセルデータを読み出して表示記憶手段1
6に書き込むようにする。
【0012】前記記憶制御手段18は、書き込み信号発
生部19a、19bを有する。書き込み信号発生部19
aは、ピクセル毎に複数のバッファ手段14にピクセル
データを書き込ませるための書き込み信号を発生する。
書き込み信号発生部19bは、ピクセル毎に複数のバッ
ファ14のピクセルデータを表示記憶手段16に書き込
ませるための書き込み信号を発生するようにする。
【0013】さらに、前記表示記憶手段16は、2分割
されたスプライトデータに対応する2つのメモリであ
り、一方のメモリにバッファ手段14からのスプライト
データを書き込む場合には、他方のメモリからスプライ
トデータを表示手段10に読み出すよう構成されている
とよい。
【0014】また、複数のバッファへのスプライトデー
タの書き込み及び読み出し制御によって時間短縮が図れ
るので、前記スプライト記憶手段12の読み出し転送速
度は、前記表示記憶手段16の書き込み速度よりも遅く
ても従来のデータ転送速度を維持できる。
【0015】ここで、前記スプライト記憶手段12は、
ダイナミックランダムアクセスメモリであってもよい。
ダイナミックランダムアクセスメモリは、メモリにデー
タを保持するために常にデータの再書き込みを必要とす
るメモリであり、スタティック・ラムに比較して回路構
成が簡単であって低価格であり、コスト低減を図ること
ができる。
【0016】前記スプライト1個はn×nピクセルから
なり、例えば16ピクセル×16ピクセルからなっている。
前記スプライトデータは、さらに、スプライト1個1個
について、スプライトの画面の表示位置、色テーブル番
号を含む情報であってもよい。
【0017】
【作用】本発明によれば、まず、記憶された複数個のス
プライトの夫々についての色及び形を表すパターンデー
タを含むスプライトデータをスプライト記憶手段12に
記憶しておく。
【0018】次に、記憶制御手段18が、スプライト記
憶手段12のスプライトデータを予め定められた順番で
複数のバッファ手段14に書き込む。さらに、記憶制御
手段18が、バッファ手段にデータを書き込んでいる最
中に既にデータが書き込まれたバッファ手段からデータ
を読み出して表示記憶手段16に書き込む。
【0019】表示記憶手段16では、複数のバッファ手
段14から出力されるスプライトデータを表示画面に重
ね合わせて表示するために分割して記憶する。すなわ
ち、複数のバッファへのスプライトデータの書き込みと
スプライトデータの表示記憶手段16への読み出しをオ
ーバラップさせて行うので、データ転送時間の短縮が図
れるから、安価なスプライト記憶手段12を用いかつこ
れの読み出し転送速度が比較的遅くても従来のデータ転
送速度を維持できる。
【0020】従って、従来のスプライト転送速度を維持
することができるとともに、安価なスプライト記憶手段
を用いることにより、装置全体のコストを低減すること
ができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明にかかるスプライト制御方式を
説明する。図2は本発明にかかるスプライト制御方式を
実現するためのスプライト制御装置の一実施例の構成ブ
ロック図である。 <実施例の構成>スプライト制御装置は、コンピーュタ
システムによってCRT10の表示画面に重ね合わせの
合成を行うための複数のスプライトを表示する。CPU
17は、パターンRAM12bをアクセスするととも
に、MPX41、MPX42を切換動作する。
【0022】パターンRAM12bは、CPU17、M
PX41、複数バッファ14、バッファデータ書き込み
部18aに接続される。このパターンRAM12bは、
ダイナミックランダムアクセスメモリ(以下、DRAM
と称する。)であり、複数のスプライトの夫々につい
て、パターンデータ(色や形)、表示位置などの属性、
色テーブル番号などのスプライトデータを記憶してい
る。
【0023】DRAMからなるパターンRAM12b
は、メモリにデータを保持するために常にデータの再書
き込みを必要とするメモリであり、スタティック・ラム
に比較して回路構成が簡単であって低価格である。ま
た、DRAMは読み出し転送速度が書き込み転送速度よ
りも遅く、従来用いていたデュアルポートRAMの読み
出し速度よりも遅くなっている。
【0024】図3にパターンRAM12bの周辺回路図
を示す。パターンRAM12bは、インデックス部2
1、パターン部22、色テーブル部23から構成されて
いる。インデックス部21は、スプライト1個1個につ
いて、表示位置、パターンなどの属性、色テーブル番号
(パレットの色)などの情報を格納している。ここで、
スプライト1個のサイズは、例えば16×16ピクセルから
なり、1ピクセルとは1画素のことである。
【0025】また、インデックス部21は、例えば、10
24個のスプライト分の情報を格納し、1024個のスプライ
トに0〜1023までのインデックス番号を付けることによ
り夫々を区別している。
【0026】パターン部22は、インデックス部21に
格納されたスプライトの各々のピクセルの色をスプライ
トパターンとして格納している。色テーブル部23は、
例えば、16色のスプライトを使用する場合にインデック
ス部21に設定する色テーブルのパターンを定義する領
域である。
【0027】データ変換部24は、パターン部22から
のパターン読み出しデータと色テーブル部23からの色
テーブル読み出しデータを演算によってVRAM16に
適したVRAM書き込みデータに変換する。
【0028】複数バッファ14は、パターンRAM12
b、バッファデータ書き込み部18a、VRAMデータ
書き込み部18bに接続される。複数バッファ14は、
4つの先読みバッファ14a〜14dにより構成され
る。先読みバッファ14a〜14dは、パターンRAM
12bに記憶されたスプライトデータをVRAM16に
転送する前に予め記憶する。
【0029】バッファデータ書き込み部18aは、パタ
ーンRAM12bから4ピクセル分づつスプライトデー
タを読み出して、この4ピクセル分のスプライトデータ
を先読みバッファ14a〜14dに順番に1ピクセル分
づつ振り分けて書き込む。
【0030】このバッファデータ書き込み部18aには
パターンRAM用XCAS信号発生部19aが接続され
る。パターンRAM用XCAS信号発生部19aは、ロ
ーアドレスストローブ信号(以下、XRASと称す
る。)に基づき4ピクセル分のデータを読み出すための
カラムアドレスストローブ信号(以下、XCASと称す
る。)を生成して、このXCASをバッファデータ書き
込み部18aに出力する。
【0031】図4に先読みバッファの処理のタイミング
チャートを示す。図4では、XCASの4パルスの1パ
ルス毎に、1ピクセル分のデータがパターンRAM12
bから読み出されて、すぐに先読みバッファに書き込ま
れることを示す。
【0032】VRAMデータ書き込み18bは、複数バ
ッファ14、VRAM16に接続される。VRAMデー
タ書き込み18bは、先読みバッファ14a〜14dの
それぞれから順番に1ピクセル分のスプライトデータを
読み出して、VRAM16に書き込む。
【0033】このVRAMデータ書き込み18bにはV
RAM用XCAS信号発生部19bが接続される。VR
AM用XCAS信号発生部19bは、VRAM用XRA
Sに基づき1ピクセル分のデータを読み出すためのVR
AM用XCASを生成して、このXCASをVRAMデ
ータ書き込み18bに出力する。
【0034】複数バッファ14の出力側には前記MPX
42が接続され、このMPX42にはVRAM16が接
続される。VRAM16は、2つのVRAM16a,1
6b、MPX20a,20bを有し、パターンRAM1
2bに記憶されたスプライトデータをCRT10の表示
に適した態様で記憶している。
【0035】図5にダブルVRAMによるスプライトの
書き込みの構成ブロック図を示す。図5において、夫々
のVRAM16a,16bは、複数のスプライトをCR
T10に表示するためのスプライト表示用バッファとし
て用いられる。VRAM16a,16bは、VRAMペ
ージ1(画面レイア1)を仮想画面として例えば、256
×512ピクセルの画面モードで使用する場合にこのペー
ジを2分割した256×256ピクセル分のスプライトデータ
を格納している。
【0036】MPX20a,20bは、図示しない切換
制御部によってVRAM16a,16bを相補的に選択
動作する。すなわち、MPX20aが複数バッファ14
からの内容を一方のVRAMに転送している間、MPX
20bが他方のVRAMからの内容をCRT10に転送
する転送処理を行う。
【0037】また、MPX20aが複数バッファ14か
らの内容を他方のVRAMに転送している間、MPX2
0bが一方のVRAMからの内容をCRT10に転送す
る転送処理とを垂直同期信号の周期毎に交互に繰り返し
行う。
【0038】1つのVRAMでスプライト表示を行う場
合、表示の途中でデータ転送が行われると、画面にノイ
ズが入ったり、ちらつきが発生して見ずらい画面にな
る。ダブルVRAMを用いることにより、高速でかつノ
イズのないスプライト表示を行える。なお、スプライト
を表示するページ1(画面レイア1)は、表示の優先順
位を上にしておく必要がある。 <実施例の処理>図6は実施例におけるスプライト制御
方式の処理フローである。次に、前記図面を参照して実
施例におけるスプライト制御方式の処理を説明する。
【0039】まず、図3において、スプライトを表示す
る前に、パターンRAM12bのインデックス部21に
スプライトのパターンを例えば最大で896個だけ設定す
る。次に、スプライト(最大1024個)毎にスプライトの
パターン番号、スプライトの表示位置、表示時の変形の
有無などを設定する(ステップ101)。
【0040】次に、バッファデータ書き込み部18a
は、パターンRAM用XRAS信号発生部19aからの
パターンRAMXRAS信号とインデックス部21のイ
ンデックス番号とを入力する。
【0041】そして、バッファデータ書き込み部18a
は、これらの情報に基づきパターン部22、色テーブル
部23からパターン読み出しデータ及び色テーブル読み
出しデータなどのスプライトデータをピクセル単位に読
み出して予め定めた順番で4つの先読みバッファ14a
〜14dに書き込む(ステップ102)。
【0042】例えば4ピクセル分のスプライトデータを
4つの先読みバッファ14a〜14dに読み出す場合に
は、バッファデータ書き込み部18aは、図4に示すよ
うにXRASの最初のパルスでピクセルデータAを読み
出して先読みバッファ14aに書き込み、第2番目のパ
ルスでピクセルデータBを読み出して先読みバッファ1
4bに書き込む。
【0043】さらに、バッファデータ書き込み部18a
は、第3番目のパルスでピクセルデータCを読み出して
先読みバッファ14cに書き込み、第4番目のパルスで
ピクセルデータDを読み出して先読みバッファ14dに
書き込む。
【0044】一方、VRAMデータ書き込み部18bで
は、既に先読みバッファにピクセルデータが書き込まれ
ているか否かを判定する(ステップ103)。そして、
既に先読みバッファにデータが書き込まれている場合に
は、バッファデータ書き込み部18aが、ある先読みバ
ッファにピクセルデータを書き込んでいる最中に、VR
AMデータ書き込み部18bは、その直前にデータが書
き込まれた先読みバッファからピクセルデータを読み出
す。さらに、MPX42を通してVRAM16の一方に
書き込む(ステップ104)。
【0045】例えば、図4に示すように、バッファデー
タ書き込み部18aが、先読みバッファ14bにピクセ
ルデータを書き込んでいる最中に、VRAMデータ書き
込み部18bは、先読みバッファ14aからピクセルデ
ータを読み出して例えば、VRAM16aに書き込む。
【0046】同様にバッファデータ書き込み部18a
が、先読みバッファ14cにピクセルデータを書き込ん
でいる最中に、VRAMデータ書き込み部18bは、先
読みバッファ14bからピクセルデータを読み出して例
えば、VRAM16aに書き込む。
【0047】このようにして先読みバッファへのピクセ
ルデータの書き込みとVRAMへのピクセルデータの書
き込みとをオーバラップさせる処理を行う。一方、VR
AM16では、一方のVRAMにページ0分のスプライ
トデータが書き込まれたか否か判定する(ステップ10
5)。
【0048】ここで、例えば、256ピクセル×256ピクセ
ル分のページ0のスプライトデータがVRAM16aに
書き込まれると、MPX20aがVRAM16b側に切
り替わり、MPX20bがVRAM16a側に切り替わ
る(ステップ106)。
【0049】さらに、複数バッファ14から256ピクセ
ル×256ピクセル分のページ1のスラプイトデータが順
次VRAM16bに書き込まれていく。また、これと同
時にVRAM16aから256ピクセル×256ピクセル分の
ページ0のスプライトデータがCRT10に表示される
(ステップ107)。
【0050】次に、複数バッファ14からの256ピクセ
ル×256ピクセル分のページ0のスラプイトデータが順
次VRAM16aに書き込まれる場合には、VRAM1
6bから256ピクセル×256ピクセル分のページ1のスプ
ライトデータがCRT10に表示される(ステップ10
8)。
【0051】さらに、図示しない制御部によって処理が
終了したか否かを判定する(ステップ109)。ここ
で、処理が終了していないと判定された場合には、ステ
ップ102に戻って、ステップ102〜ステップ108
までの処理を繰り返し行うことになる。
【0052】このような実施例の処理によれば、CRT
10には、ページ0及びページ1の複数個のスプライト
が重ねて表示される。次に、図6に示す処理において、
実施例のスプライト制御方式による1個のスプライトを
転送するのに要した時間を図7に示す。図7において、
16ピクセル×16ピクセルからなるスプライト1個を転送
するのに要する時間は、インデックスリード時間として
20クロック、パレットリード時間として20×4クロ
ック、パターンライト時間として32×64クロックを
合計した2148クロックである。
【0053】ここで、インデックスリード時間とは、イ
ンデックス部21に格納された複数のスプライトを区別
するためのインデックス番号を読み出すために要する時
間である。パレットリード時間とは、色テーブル部23
に格納されたパレットの色データを読み出すために要す
る時間である。パターンライト時間とは、前記パターン
部22におけるパターンをVRAM16a,16bに書
き込むために要する時間である。
【0054】ここで、パターンライト時間について、4
ピクセル分で32クロックである。従って、スプライト
1個、すなわち、16ピクセル×16ピクセルでは、4
ピクセル×64ピクセルとなるから、パターンライト時
間は前記32クロック×64となる。
【0055】図8に実施例における4ピクセル分のパタ
ーンリード時間及びパターンライト時間を示す。図8で
は、図7に示すパターンライトの内、32クロックの詳
細を示している。
【0056】4ピクセル分のパターンリードに20クロ
ックを要し、このパターンリード期間中に4ピクセル分
のパターンライトを開始し、パターンライトに24クロ
ックを要している。ここでは、パターンリードとパター
ンライトの同時処理時間が12クロックとなり、この分
だけ転送時間を短縮できる。
【0057】図9にDRAMを用いかつ先読みバッファ
を用いない場合のタイミングチャートを示す。先読みバ
ッファを設けない場合には、図9に示すようにXRAS
の1個のパルスでピクセルデータAを読み出し、次に、
このパルスでピクセルデータAをMPX42を通してV
RAM16の一方に書き込む。
【0058】さらに、一定時間経過後に、XRASの1
個のパルスでピクセルデータBを読み出し、次に、この
ピクセルデータBをMPX42を通してVRAM16の
一方に書き込む。
【0059】このような場合には、図10に示すように
パターンリード時間とパターンライト時間が重複してお
らず、時間がかかることになる。次に、従来のスプライ
ト制御方式による1個のスプライトを転送するのに要す
る時間を図11に示した。
【0060】1個のスプライトを転送するのに要した時
間は、インデックスリード転送時間、X座標リード、Y
座標リード、アトリビュートリード、パレットリード、
パレット番号リード、パレットリード転送、パレットリ
ード、パターンリード転送、パターン転送の合計2232ク
ロックである。
【0061】ここで、X座標リード、Y座標リードは、
インデックス部21におけるX座標、Y座標を読み出す
ために要する時間である。アトリビュートリードは、イ
ンデックス部21におけるアトリビュートを読み出すた
めに要する時間である。
【0062】ここで、実施例と従来例とのスプライト1
個の転送に要する時間を比較する。図7に示す実施例に
おける1個のスプライト転送時間は、図11に示す1個
のスプライト転送時間よりも僅かに短縮され、従来の転
送時間を維持できる。
【0063】すなわち、DRAMは低価格であって、デ
ュアルポートRAMのデータ読み出し転送速度よりも遅
い。しかし、本実施例によれば、複数のバッファ14を
設け、複数バッファへのスプライトデータの書き込みと
スプライトデータのVRAMへの読み出しをオーバラッ
プさせて行うので、データ転送時間の短縮が図れる。ま
た、安価なDRAMを用いかつこれの読み出し転送速度
が比較的遅くても従来のデータ転送速度を維持できる。
【0064】従って、従来のスプライト転送速度を維持
することができるとともに、安価なDRAMを用いるこ
とにより、装置全体のコストを低減することができる。
また、DRAMを用いることによってシリアルデータバ
スがなくなるため、DRAMを構成する大規模集積回路
(LSI)のピン数を減らすことができる。
【0065】なお、実施例では、DRAMについて説明
したが、複数バッファを用いて従来と同等以上の転送速
度を確保できる場合には、DRAM以外の安価なメモリ
を用いるようにしてもよい。
【0066】さらに、実施例では、パターンRAMにD
RAMを用い、かつ複数バッファを設けたが、例えばパ
ターンRAMに従来のデュアルポートRAMを用い、か
つ複数バッファを用いれば、さらにデータ転送速度が向
上し、処理効率を向上することができる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、複数のバッファ手段へ
のスプライトデータの書き込みとスプライトデータの表
示記憶手段への読み出しを時間的にオーバラップさせて
行うので、データ転送時間の短縮が図れるから、安価な
スプライト記憶手段を用いかつこれの読み出し転送速度
が比較的遅くても従来のデータ転送速度を維持できる。
【0068】従って、従来のスプライト転送速度を維持
することができるとともに、安価なスプライト記憶手段
を用いることにより、装置全体のコストを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例におけるスプライト制御方式の
構成ブロック図である。
【図3】パターンRAM周辺の回路図である。
【図4】先読みバッファの処理を示すタイミングチャー
トである。
【図5】ダブルVRAMによるスプライトの書き込みの
構成ブロック図である。
【図6】実施例におけるスプライト制御方式の処理フロ
ーである。
【図7】実施例の方式によるスプライト1個を転送する
ために要する時間を示す図である。
【図8】実施例のパターンリード及びパターンライトを
示す図である。
【図9】先読みバッファを用いない場合の処理を示すタ
イミングチャートである。
【図10】先読みバッファを用いない場合のパターンリ
ード及びパターンライト時間を示す図である。
【図11】従来方式によるスプライト1個を転送するた
めに要する時間を示す図である。
【図12】従来のスプライト制御方式を示す構成ブロッ
ク図である。
【図13】従来のスプライト制御方式のタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
10・・CRT 12a,12b・・パターンRAM 14a〜14d・・先読みバッファ 16a,16b・・VRAM 17・・CPU 18a・・パターンデータ書き込み部 18b・・VRAMデータ書き込み部 19a・・パターンRAM用XCAS信号発生部 19b・・VRAM用XCAS信号発生部 20a,20b・・マルチプレクサ 21・・インデックス部 22・・パターン部 23・・色テーブル部 24・・データ変換部 41,42・・マルチプレクサ(MPX)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段(10)の表示画面に重ね合わ
    せの合成を行うための複数のピクセルからなるスプライ
    トを複数個表示するスプライト制御方式において、 前記複数個のスプライトの夫々についての色及び形を表
    すパターンデータを含むスプライトデータを記憶するス
    プライト記憶手段(12)と、 このスプライト記憶手段(12)から出力されるスプラ
    イトデータを記憶する複数のバッファ手段(14)と、 この複数のバッファ手段(14)から出力されるスプラ
    イトデータを前記表示画面に重ね合わせて表示するため
    に分割して記憶する表示記憶手段(16)と、 前記スプライト記憶手段(12)のスプライトデータを
    予め定められた順番で複数のバッファ手段(14)に書
    き込むと共に、バッファ手段にデータを書き込んでいる
    最中に既にデータが書き込まれたバッファ手段からデー
    タを読み出して表示記憶手段(16)に書き込む記憶制
    御手段(18)とを備えたことを特徴とするスプライト
    制御方式。
  2. 【請求項2】 前記記憶制御手段(18)は、前記スプ
    ライト記憶手段(12)のスプライトデータをピクセル
    毎に予め定められた順番で複数のバッファ手段(14)
    に書き込むと共に、バッファ手段にピクセルデータを書
    き込んでいる最中に既にピクセルデータが書き込まれた
    バッファ手段からピクセルデータを読み出して表示記憶
    手段(16)に書き込むことを特徴とする請求項1記載
    のスプライト制御方式。
  3. 【請求項3】 前記記憶制御手段(18)は、ピクセル
    毎に複数のバッファ手段(14)にピクセルデータを書
    き込ませるための書き込み信号を発生する書き込み信号
    発生部(19a)と、ピクセル毎に複数のバッファ(1
    4)のピクセルデータを表示記憶手段(16)に書き込
    ませるための書き込み信号を発生する書き込み信号発生
    部(19b)を有することを特徴とする請求項2記載の
    スプライト制御方式。
  4. 【請求項4】 前記表示記憶手段(16)は、2分割さ
    れたスプライトデータに対応する2つのメモリであり、
    一方のメモリにバッファ手段(14)からのスプライト
    データを書き込む場合には、他方のメモリからスプライ
    トデータを表示手段(10)に読み出すよう構成されて
    なることを特徴とする請求項1記載のスプライト制御方
    式。
  5. 【請求項5】 前記スプライト記憶手段(12)の読み
    出し転送速度は、前記表示記憶手段(16)の書き込み
    速度よりも遅いことを特徴とする請求項1記載のスプラ
    イト制御方式。
  6. 【請求項6】 前記スプライト記憶手段(12)は、ダ
    イナミックランダムアクセスメモリであることを特徴と
    する請求項1記載のスプライト制御方式。
  7. 【請求項7】 前記スプライト1個はn×nピクセルか
    らなることを特徴とする請求項1記載のスプライト制御
    方式。
  8. 【請求項8】 前記スプライトデータは、さらに、スプ
    ライト1個1個について、スプライトの画面の表示位
    置、色テーブル番号を含む情報であることを特徴とする
    請求項1記載のスプライト制御方式。
JP5030751A 1993-02-19 1993-02-19 スプライト制御方式 Withdrawn JPH06242772A (ja)

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