JPH06242689A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH06242689A
JPH06242689A JP2665393A JP2665393A JPH06242689A JP H06242689 A JPH06242689 A JP H06242689A JP 2665393 A JP2665393 A JP 2665393A JP 2665393 A JP2665393 A JP 2665393A JP H06242689 A JPH06242689 A JP H06242689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
image carrier
photosensitive drum
image
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2665393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatomo Ooshima
眞知 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2665393A priority Critical patent/JPH06242689A/ja
Priority to US08/196,530 priority patent/US5552873A/en
Publication of JPH06242689A publication Critical patent/JPH06242689A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は像担持体に記録媒体を隙間無く確実
に密着させてその密着部分に像担持体上のトナー像を転
写することで良好な画像を得ることを可能にする画像形
成装置を提供することを目的とする。 【構成】 画像形成装置において、像担持体10と、転
写手段と、像担持体10と転写手段15との間へ記録媒
体を案内する案内部材11と、案内部材11を像担持体
10へ向かう方向に付勢する付勢手段14と、案内部材
11と像担持体10との間に形成される間隙bが記録媒
体の厚さtより小さくなる位置で付勢手段14の付勢力
に抗して案内部材11の像担持体10方向への移動を規
制する規制手段13とを備え、記録媒体が像担持体10
と案内部材11との間に搬送される際に、案内部材11
が付勢手段14の付勢力に抗して像担持体10から遠ざ
かる方向に移動するように付勢手段14の付勢力が設定
されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式、静電記
録方式を用いる画像形成装置の感光体、誘電体等の像担
持体上にトナー像を形成し、トナー像を記録媒体に転写
する画像形成装置に関する。特に、静電転写法を用い
て、記録媒体とトナー層間に電界を形成し、トナー像と
逆極性の電荷を記録媒体に付与して転写を行う画像形成
装置に関する。このような画像形成装置において、両面
記録の要請から印字むらや転写抜けを無くし、転写動作
を良好に、安全に行うことが求められている。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真装置ではホッパから記
録媒体が搬送されると、感光体等の像担持体の表面上に
画像情報に対応した露光を行って静電潜像を形成し、こ
の静電潜像は現像器でトナー現像されて可視像となる。
そして、記録媒体の裏面から供給された電荷によって記
録媒体とトナー層間に電界が形成され、トナー像が像担
持体から記録媒体に吸引される。
【0003】このように静電的に記録媒体にトナーを転
写させる転写器として、一般的にコロナ放電法を用いた
コロナ転写器が知られている。コロナ放電では、一般に
鋭い先端を有する針や細いワイヤに高い電圧、例えば正
の電圧を印加すると、針の先端やワイヤのまわりに青白
い発光を伴った放電が見られ、その周囲の空気中にわず
かに存在する負イオンが集まり、強い電界を形成する。
【0004】この領域で加速された電子は気体と衝突
し、電子が核からの束縛を離れて空気中に飛びだす。荷
電粒子数は、衝突前は1個であるが、衝突後は正イオン
1個と電子2個となる。このような衝突が繰り返され、
気体の電離が行われる。その後、負イオンや電子は正極
へ、正イオンは負極へ移動して電荷の中和が行われる。
記録媒体がコロナ転写器と像担持体との間を通過する
時、このようにして発生した電子やイオン等の転写コロ
ナの移動によって、像担持体上に形成された帯電トナー
像と逆極性の電荷が記録媒体の裏面から与えられ、帯電
トナー像は記録媒体に静電的に吸引され、転写される。
【0005】図7は従来技術における主要部構成概略図
であり、図7(a)に固定型の搬送ガイドが示されてい
る。51及び52はそれぞれステンレス等の剛体からな
る下搬送ガイド及び上搬送ガイドであり、コロナ転写器
15によって転写コロナが照射される転写領域に記録媒
体を搬送するものである。特に、下搬送ガイド51は感
光ドラム10の軸の剛性や回転バランス、実装上のバラ
ンス等の原因によって生じる感光ドラム10の偏心を考
慮して、感光ドラム10との間にある程度間隙dが設け
られている。
【0006】しかし、この下搬送ガイド51は固定され
ており、感光ドラム10の偏心に追従しない為、その間
隙dが感光ドラム10の偏心により変動し、用紙の一様
な接触状態を確保できないために、安定した転写特性が
得られなかった。また、両面印刷が普及するにつれて像
担持体との密着性が重要視され、密着性を考慮していな
い搬送ガイドでは、片面定着後の用紙が波打ちじわを発
生する為印字抜けや印字むらが生じることがあった。
【0007】そこで、図7(b)に示されるように、軸
の両側が像担持体方向に付勢され、像担持体に当接する
密着ローラ53が考えだされた。この密着ローラ53
は、像担持体である感光ドラム10に当接し、感光ドラ
ム10の回転にともなって回転するように設けられ、ス
テンレス等の金属材料からなる軸部と、ゴム等の弾性材
料からなるローラ部とで構成される。
【0008】そして、上下対の搬送ローラ45によって
搬送された記録媒体は密着ローラ53の手前まで下搬送
ガイド54及び上搬送ガイド55に従って誘導され、感
光ドラム10と密着ローラ53との間に進入する。さら
に記録媒体は密着ローラ53の押圧力によって感光ドラ
ム10に押しつけられて、転写器15の転写コロナを受
ける転写領域に搬送されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】転写手段が媒体搬送路
と離設されている場合、像担持体と記録媒体をすきま無
く密着させる搬送経路の設計が重要である。特に、電荷
を記録媒体の裏面から付与して記録媒体とトナー層間に
電界を形成させ、トナーを記録媒体に転写させる場合、
像担持体と密着した部分に電荷が供給されるように記録
媒体を搬送させることが望ましい。つまり、像担持体と
密着した部分に十分な転写コロナが供給されるように、
コロナ転写器のワイヤの上方で用紙をすきま無く密着さ
せるのが良い。
【0010】しかし、記録媒体を転写領域に密着ローラ
53で搬送すると高い密着性は確保できるが、密着ロー
ラ53のローラ幅があるために、記録媒体が像担持体と
密着する部分の真下から直接転写コロナを付与すること
は不可能であった。そのため、転写器15からlだけ離
れた位置に記録媒体の密着位置がくるように密着ローラ
53を配置した。
【0011】従って、密着ローラ53は転写コロナが多
く存在する領域から離れた位置で記録媒体を密着させる
ことになり、その密着位置に十分な電荷が行き届かなか
った。また、密着ローラ53を用いると、記録媒体を密
着位置から感光ドラム10で搬送させる必要があり、搬
送されるに従って記録媒体の密着性が低下する為、転写
コロナの存在密度の高い位置に達したときには感光ドラ
ム10と記録媒体との間に隙間が生じ、転写効率の向上
は望めなかった。
【0012】従って、本発明は像担持体に記録媒体をす
きま無く確実に密着させ、その密着部分に像担持体上の
トナー像を転写することで転写効率を向上させて、印字
むらや転写抜けを無くし、良好な画像を得ることを可能
にする画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明は、トナー像を担持する像担持体10と、
前記像担持体10上の前記トナー像を記録媒体に静電的
に転写する転写手段15と、前記像担持体10と前記転
写手段15との間へ前記記録媒体を案内する案内部材1
1と、前記案内部材11を前記像担持体10へ向かう方
向に付勢する付勢手段14と、前記案内部材11と前記
像担持体10との間に形成される間隙bが前記記録媒体
の厚さtより小さくなる位置で、前記付勢手段14の付
勢力に抗して前記案内部材11の前記像担持体10方向
への移動を規制する規制手段13とを備え、前記記録媒
体が前記像担持体10と前記案内部材11との間に搬送
される際に、前記案内部材11が前記付勢手段14の付
勢力に抗して前記像担持体(10)から遠ざかる方向に移動
するように、前記付勢手段14の付勢力が設定されてな
ることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明は付勢手段14の付勢力が像担持体10
へ向かう方向だけで無く、像担持体10から遠ざかる方
向にも案内部材11を移動可能に設定されているので、
案内部材11を付勢手段14の付勢力に逆らって移動さ
せることで像担持体10と案内部材11との間に記録媒
体を挿入し挟み込み、案内部材11が付勢手段14の付
勢力によって像担持体10に記録媒体を押し当てて、像
担持体10と案内部材11との間に記録媒体を確実に挟
むことが可能になる。
【0015】また、本発明は規制手段13で像担持体1
0方向への移動を規制して、像担持体10と案内部材1
1とが形成する間隙bを記録媒体の厚さtより小さく保
持することにより、記録媒体を像担持体にすきま無く確
実に密着させることが可能になる。従って、本発明は密
着ローラ同様の密着力を補償しながら、その密着力が低
下する前に記録媒体を転写手段15に搬送することがで
き、記録媒体の密着部分に帯電トナー像と逆極性の電荷
を十分に与えることが可能になる。
【0016】
【実施例】図2は本発明の一実施例画像形成装置の外観
図、図3は図2で示した画像形成装置の内部搬送経路を
示した図である。例として、LED式プリンタを示す。
1は、サイズ毎に用紙を収納する上中下3段に分けられ
たホッパ部、2は像担持体である感光ドラム10や定着
器30等の記録ユニットを備え、ホッパ部1から搬送さ
れた記録媒体を印刷するプリンタ部であり、3はプリン
タ部2で印刷された用紙を排出するトレイ及び上下2段
のスタッカを備えたスタッカ部である。4は印刷条件入
力等の操作表示を行う操作表示部である。
【0017】図3に示されるように、搬送路の数箇所に
センサが設けられ、用紙の通過タイミングを計測して、
感光ドラム10に潜像形成や可視像形成を行わせたり、
用紙の通過異常の検出を行っている。そして、通過異常
を検出すると、操作表示部4にジャム発生箇所が表示さ
れる。5は両面印刷の際、片面定着後用紙を反転させて
搬送する反転搬送部であり、感光ドラム10に再度搬送
し、裏面印刷を行った後印刷済み用紙はスタッカ部3に
搬送される。。
【0018】図4は図2で示した画像形成装置のプリン
タ部の構成概略図であり、露光手段20と、感光ドラム
10、転写器15、記録紙を感光ドラム10から剥離す
るAC分離器16、除電器17、クリーナ18、帯電器
19、現像器21、定着器30とで構成される。ホッパ
部2から搬送された用紙は、図3で示された搬送経路に
従って感光ドラム10に搬送される。その間、用紙の搬
送タイミングを計測しながら、露光手段であるLEDア
レイ20は画像情報に対応した発光を行って感光ドラム
10の表面上に静電潜像を形成する。そして、現像器2
1のトナー槽から搬送されたトナーは帯電され、現像ロ
ーラ22で感光ドラム10に搬送され、静電潜像にトナ
ー現像される。
【0019】搬送された用紙は転写器15の手前で下搬
送ガイド11と感光ドラム10との間に挟みこまれ、押
し付けられる。そして、下搬送ガイド11から送出され
た用紙は感光ドラム10に密着し、同時に転写器15の
ワイヤの真上に達し、転写コロナがその密着面に照射さ
れて感光ドラム10上のトナー像が静電的に転写され
る。そして、感光ドラム10から吸着分離ローラ31に
よって剥離した記録紙は吸着搬送ベルト32で定着器3
0に搬送され、記録紙上のトナー像が定着される。
【0020】ここではフラッシュランプを用いるフラッ
シュ定着を行っているが、熱ローラ定着や圧力定着であ
っても良い。その後、感光ドラム10は除電器17で除
電され、残留トナーはクリーナ18のクリーニングブラ
シにより清掃される。片面印刷の場合、定着を完了した
記録紙はスタッカ部3に搬送され、収納される。両面印
刷の場合、定着器30を出た片面印刷済の記録紙は反転
搬送部5のスイッチバック機構によって搬送路を切り替
えられ、反転搬送部5から出た記録紙は感光ドラム10
と下搬送ガイド11の間に裏返しにして供給され、転写
器15の手前で挟み込まれ、押し当てられる。そして、
記録紙は下搬送ガイド11を出ると感光ドラム10に密
着し、密着後すぐに転写器15上に達する。その間に、
感光ドラム10の表面上にはトナー像が形成され、前述
と同様にトナー像は用紙を介して転写コロナを得て用紙
に吸引される。続いて、感光ドラム10上に残留したト
ナーはクリーナ18のクリーニングブラシにより清掃さ
れ、定着器30で定着を完了した記録紙はスタッカ部3
に排出される。
【0021】図5は一実施例主要部構成概略図、図6は
図5を長手方向に示した図である。11は記録媒体を感
光ドラム10との間に案内し、感光ドラム10に対向し
て配置された転写器15のワイヤの中心から感光ドラム
10へ向かう直線から数mm離れた手前で、感光ドラム
10との間に挟み込んで密着させる下搬送ガイドであ
る。また、転写器15から感光ドラム10へ向かう直線
と下搬送ガイド11先端の搬送方向とがなす角度(進入
角)は25°〜30°である。12は上搬送ガイドであ
る。これらの搬送ガイドは、ステンレス等の剛体板で、
記録媒体が搬送できるようにA4用紙幅よりわずかに広
い幅に設計されている。
【0022】記録媒体の搬送性を考慮して、下搬送ガイ
ド11の感光ドラム10側の先端部分、つまり感光ドラ
ム10に用紙を密着させる部分に弾力性のある金属、樹
脂等の紙よりもこしのあるもの、例えばプラスチックシ
ートで構成しても良い。しかし、下搬送ガイド11の全
体を弾性体で構成しても良いが、磨耗の影響が大きく、
精度が落ちて像担持体と案内部材の距離が変動して密着
性が低下する可能性がある。
【0023】間隙b(距離b)は転写器15の手前で感
光ドラム10と下搬送ガイド11が形成する距離であ
り、tは記録媒体の厚さを示す。後述するが、記録媒体
を挟み込んでいない時の間隙bは記録媒体の厚さtより
小さいある値に規制されているが、記録媒体を挟んでい
る時はこの間隙bは変動しても良い。規制手段13は、
転写コロナを遮蔽しない位置で、感光ドラム10に当接
するように下搬送ガイド11の両端にナット締めされて
いる。そして、図5(a)に示すように、記録媒体を搬
送していない時、つまり記録媒体が密着していない時
(非密着時)、規制手段13は付勢手段14の付勢力を
抑制して、間隙bが記録媒体の厚さtより小さくなる位
置から感光ドラム10へ近づかないように下搬送ガイド
11の移動を規制するものである。
【0024】また、本実施例の規制手段13は感光ドラ
ム10との摩擦を考慮して絶縁性弾性材料を用いて構成
し、感光ドラム10の回転にともなって回転できるよう
に、内部にベアリング13aを介してある。さらに、規
制手段13は回転性を付けずにパット状のものであって
も良い。従って、規制手段13がこのように設けられて
いるので像担持体10の偏心に対して下搬送ガイド11
を追従させるとともに、記録媒体が挟まっていない時の
間隙bを記録媒体の厚さtより小さい値(b<t)に保
持することができる。また、下搬送ガイド11が感光ド
ラム10と接触して傷つけることはない。
【0025】ここで、非密着時の転写器15近傍におけ
る感光ドラム10と下搬送ガイド11との距離bについ
て述べる。この距離bは従来技術のように単に感光ドラ
ム10の偏心を考慮して設けられたものでは無く、感光
ドラム10と下搬送ガイド11の間に記録媒体をすきま
無く挟んで、感光ドラム10に押し当て、密着させるた
めのものである。
【0026】従って、記録媒体を挟んだ状態で間隙bが
記録媒体の厚さtと同じ大きさになればすきま無く挟む
ことができるので、記録媒体を挟む為の間隙(記録媒体
を挟み込んでいない時の間隙b)は記録媒体の厚さtよ
り小にする必要がある。その範囲は、現在最も薄いOA
用紙が約90μm であるのでそれより小さな値、例えば
約50μm から約80μm の範囲で記録媒体を挟む為の
間隙を調整すれば良い。また、今後より薄紙になって
も、その用紙の厚さによってこの記録媒体を挟む為の間
隙を調整すれば良い。
【0027】さらに、この記録媒体を挟み込む為の間隙
は密着性が低下する前に転写コロナを付与する為に転写
器15近傍側の下搬送ガイド11の最先端部分に形成す
ると効果的である。そして、この最先端部分、つまり密
着させる部分の真下付近に転写器15のワイヤが来るよ
うに配置すれば、より効果的であり、そのワイヤ近傍で
転写コロナが電離して多く存在しているので不足するこ
となく転写コロナを用紙の密着面に付与することができ
る。従って、密着不良や電荷不足による転写不良を無く
すことができ、良好な印字画像を得ることが可能であ
る。
【0028】しかし、記録媒体が挟まっていない時、感
光ドラム10と下搬送ガイド11との距離bが記録媒体
の厚さtより大きい(b>t)と、記録媒体を搬送して
も余分な隙間ができ、感光ドラム10との間に挟み込め
ず完全な密着は期待できない。逆に、距離bが0μm
(接触状態b=0)であると感光ドラム10と下搬送ガ
イド11が接触し、感光ドラム10の表面を傷つけ、感
光ドラム10のトナーの搬送性を低下させてしまう。従
って、感光ドラム10と下搬送ガイド11とが形成する
間隙bが0<b≦tの範囲に保つように規制手段13は
設けられる必要がある。
【0029】次に、付勢手段13について述べる。付勢
手段13として、下搬送ガイド11の記録媒体を搬送す
る方向の上流側、すなわち上下対向する搬送ローラ45
側に、下搬送ガイド11を感光ドラム10方向に付勢す
る付勢手段14として巻きばねが設けられている。ま
た、付勢手段14を感光ドラム10側、すなわち上流側
に設けて、付勢することも可能である。
【0030】そして、用紙は紙のこしにより下搬送ガイ
ド11を付勢手段14の付勢力に逆らって感光ドラム1
0と遠ざかる方向に回動させてb<tであった間隙を広
げ、進入する。その後、図5(b)に示すように、用紙
が搬送され、転写器15の直前で用紙を挟み込んで密着
させている時(密着時)、規制手段13は感光ドラム1
0と離間し、感光ドラム10と下搬送ガイド11との間
隙bは記録媒体の厚さtになる(b=t)。さらに、付
勢力によって下搬送ガイド11が感光ドラム10に進入
する用紙を感光ドラム10に押しつける。
【0031】ここでは、用紙が進入する際の下搬送ガイ
ド11の感光ドラム10から遠ざかる方向へ(下側)の
移動と、感光ドラム10へ向かう方向(上側)に付勢す
る力との関係を考慮して、付勢手段14が下搬送ガイド
11に与える力(荷重)を下搬送ガイド11全体で約8
00g重〜1000g重にした。また、下搬送ガイド1
1の先端がマイラーフィルムで構成されているものを用
いれば、そのフィルムの部分にかかる荷重が緩和され、
用紙のこしでb<tであった間隙を広げて進入し密着さ
せることが容易になる。
【0032】次に、感光ドラム10に押しつけられた用
紙は密着し、下搬送ガイド11から送出されるとすぐに
コロナ転写器15のワイヤの真上に搬送される。次に、
用紙は裏面からワイヤ付近で電離された十分な転写コロ
ナを受けてトナー層と用紙間に電界を形成し、感光ドラ
ム10上のトナー像を吸引し、トナーの電荷と転写コロ
ナの電荷が中和して用紙上にトナー像が転写される。
【0033】続いて、その記録紙は感光ドラム10の回
転にともなって搬送され、AC分離器16で感光ドラム
10から剥離され、さらに定着器30に搬送され、トナ
ー像が記録紙に定着される。その後、両面印刷であれ
ば、再度感光ドラム10に搬送され、前述と同様に裏面
印刷を行い、スタッカ3に収納される。従って、本実施
例は偏心に追従させる間隙を像担持体と媒体搬送手段と
の間に持たせた図7(a)の従来技術と異なり、感光ド
ラム10と下搬送ガイド11の間に記録媒体が紙のこし
で案内部材を付勢手段の付勢力に逆らって像担持体から
遠ざかる方向に移動させて入り込み、すきま無く挟んで
感光ドラム10に押しつけるので、確実に密着させるこ
とができ、高い密着性を得ることができる。
【0034】また、本実施例は図7(b)で示した密着
ローラ53のようにその記録媒体の密着した部分が転写
器から離れているために転写コロナが遮蔽されたり、そ
の密着力が低下し記録媒体と像担持体との間に隙間が生
じたりすることなく、密着ローラ53と同等の密着力を
得ることができ、記録媒体の密着と同時にその密着部分
に帯電トナー像と逆極性の電荷を十分に付与することが
できる。
【0035】本発明は、特に転写手段が記録媒体に非接
触で転写させるものに適用でき、磁性トナー層と記録媒
体間に磁界を形成させて転写させる画像形成装置におい
ても利用できる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、案内部材と像担持体と
の間に記録媒体をすきま無く挟み込んで押し当てること
で像担持体に確実に密着させ、密着力が低下する前に記
録媒体に像担持体上のトナー像を転写させることで、転
写抜けや印字むらなどの転写不良を防止でき、良好な印
字画像を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例画像形成装置の外観図であ
る。
【図3】内部搬送経路を示した図である。
【図4】プリンタ部の構成概略図である。
【図5】一実施例主要部構成概略図である。 (a)媒体非密着時 (b)媒体密着時
【図6】図5を長手方向に示した図である。
【図7】従来技術における主要部構成概略図である。 (a)固定型の搬送ガイド (b)密着ローラ
【符号の説明】
2 プリント部 10 感光ドラム(像担持体) 11 下搬送ガイド 12 上搬送ガイド 13 規制手段 14 付勢手段 15 転写器 17 除電器 18 クリーナー 19 帯電器 21 現像器 30 定着器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持する像担持体(10)と、 前記像担持体(10)上の前記トナー像を記録媒体に静電的
    に転写する転写手段(15)と、 前記像担持体(10)と前記転写手段(15)との間へ前記記録
    媒体を案内する案内部材(11)と、 前記案内部材(11)を前記像担持体(10)へ向かう方向に付
    勢する付勢手段(14)と、 前記案内部材(11)と前記像担持体(10)との間に形成され
    る間隙bが前記記録媒体の厚さtより小さくなる位置
    で、前記付勢手段(14)の付勢力に抗して前記案内部材(1
    1)の前記像担持体(10)方向への移動を規制する規制手段
    (13)と、 を備え、 前記記録媒体が前記像担持体(10)と前記案内部材(11)と
    の間に搬送される際に、前記案内部材(11)が前記付勢手
    段(14)の付勢力に抗して前記像担持体(10)から遠ざかる
    方向に移動するように、前記付勢手段(14)の付勢力が設
    定されてなること、 を特徴とする画像形成装置。
JP2665393A 1993-02-09 1993-02-16 画像形成装置 Pending JPH06242689A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2665393A JPH06242689A (ja) 1993-02-16 1993-02-16 画像形成装置
US08/196,530 US5552873A (en) 1993-02-09 1994-02-15 Electrophotographic image forming apparatus having a pre-transfer pressing roller

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2665393A JPH06242689A (ja) 1993-02-16 1993-02-16 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06242689A true JPH06242689A (ja) 1994-09-02

Family

ID=12199400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2665393A Pending JPH06242689A (ja) 1993-02-09 1993-02-16 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06242689A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003005535A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2008139855A (ja) * 2006-11-10 2008-06-19 Brother Ind Ltd 画像形成装置および感光体カートリッジ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003005535A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Oki Data Corp 画像形成装置
JP4593017B2 (ja) * 2001-06-20 2010-12-08 株式会社沖データ 画像形成装置
JP2008139855A (ja) * 2006-11-10 2008-06-19 Brother Ind Ltd 画像形成装置および感光体カートリッジ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7502583B2 (en) Transfer device and image forming apparatus for enhancement of an image stored on a recording medium
US7457573B2 (en) Image forming device having a conductive member with separation needles
JP3833061B2 (ja) 画像形成装置
US20140064815A1 (en) Image forming apparatus
JP4227446B2 (ja) 画像形成装置
US5926682A (en) Image forming apparatus
JP2002162857A (ja) 定着装置
US6101361A (en) Image forming apparatus with a device and a method to increase contact area between a transfer sheet and an image carrier
US20080031670A1 (en) Image forming apparatus
JPH06242689A (ja) 画像形成装置
JP5090982B2 (ja) 画像形成装置
JPH08137298A (ja) 転写ベルトのクリーニング装置
JP6632278B2 (ja) 画像形成装置
JP3145267B2 (ja) 画像形成装置の用紙搬送構造
JPH04133084A (ja) 転写装置
US9377721B2 (en) Image forming apparatus
JP7389951B2 (ja) 搬送装置、及び、画像形成装置
JPH04133080A (ja) 画像形成装置
JPH11272135A (ja) 画像形成装置
JP4639848B2 (ja) 画像形成装置
JP3377930B2 (ja) 画像形成装置
US10216112B2 (en) Image forming apparatus
JP4579444B2 (ja) 画像形成装置
JPH05134563A (ja) 用紙ガイド装置
JPH11119479A (ja) 電子写真装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000125