JPH11272135A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11272135A
JPH11272135A JP10072309A JP7230998A JPH11272135A JP H11272135 A JPH11272135 A JP H11272135A JP 10072309 A JP10072309 A JP 10072309A JP 7230998 A JP7230998 A JP 7230998A JP H11272135 A JPH11272135 A JP H11272135A
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Takeshi Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、転写ベルトの痛み具合に応じた良
好なクリーニング性能を達成でき、長期に亘ってブレー
ドめくれや紙の裏汚れなどを防止でき、転写ベルトの使
用寿命を延長できる画像形成装置を提供することを課題
とする。 【解決手段】複写機1は、画像信号に基づくトナー像を
担持する感光体ドラム2を有している。感光体ドラム2
の周囲には、潤滑剤としてのトナーを転写ベルト12上
に供給するための線画像を形成する露光装置40が配設
されている。線画像は、複写機のイニシャライズ動作中
および所定枚数通紙時の紙間のタイミングでベルト12
の搬送面上に形成され、クリーニングブレード19によ
って掻き落とされる。転写ベルト12上に通紙される用
紙の枚数をカウントして、通紙枚数の増加に伴って線画
像として供給するトナー量を徐々に少なくなるように調
節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、像担持体上に形
成した静電潜像に現像剤を供給して現像し、この現像剤
像を被転写媒体上に転写して画像を出力する画像形成装
置に係り、特に、無端走行する転写ベルト上に被転写媒
体を保持させて現像剤像へ供給する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として、所定の電位
に帯電された感光体ドラムの周面を、デジタル変換され
た画像信号に応じて付勢されたレーザーによって露光
し、ドラム周面上に静電潜像を形成し、この静電潜像に
現像剤を供給して現像し、この現像剤像を被転写媒体と
しての用紙上に転写して画像を出力するデジタル複写機
が知られている。現像剤像が転写される用紙は、例え
ば、感光体ドラムの周面に転接した状態で無端走行され
る転写ベルト上に静電的に吸着保持されて搬送され、ド
ラム周面との間の転写領域へ供給される。
【0003】この場合、転写ベルトの用紙搬送面上に
は、用紙を搬送した際に生じる紙粉などの異物を掻き落
とすためのクリーニングブレードが当接配置されてい
る。クリーニングブレードは、ウレタンゴムなどのゴム
材料を板状にして形成されており、その一端部が転写ベ
ルトの搬送面に対して所定圧力で押付けられている。し
かして、転写ベルトの搬送面上に付着された紙粉がクリ
ーニングブレードとの間を通過されるとき、紙粉がクリ
ーニングブレードによって掻き落とされ、転写ベルトの
搬送面がクリーニングされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、転写ベル
トに押付けられたクリーニングブレードによって紙粉を
掻き落とす場合、転写ベルトの搬送面上に付着された紙
粉がクリーニングブレードの端部との間を通過する際
に、両者の間に紙粉が引っ掛かって転写ベルトの搬送面
が傷つけられてしまう。紙粉の中には炭酸カルシウムな
どの比較的硬い粒子も含まれているため、搬送枚数が増
大するにつれて搬送面の傷はひどくなる。
【0005】転写ベルトの搬送面に傷を生じると、その
部分に残留トナーが入り込んでクリーニング性能が低下
され、用紙の裏汚れや両面印字の際の印字面の汚れなど
を生じてしまう。さらに、搬送面の傷がひどくなって、
転写ベルトの搬送面を被覆したコート層を傷つけてしま
うと、コート層の下のゴム層が露出してしまい、クリー
ニングブレードとの間の摩擦係数が大きくなり、最終的
にブレードめくれなどの重大な問題を生じてしまう。
【0006】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、転写ベルトの痛み具合に応じた良好な
クリーニング性能を達成でき、長期に亘ってブレードめ
くれや紙の裏汚れなどを防止でき、転写ベルトの使用寿
命を延長できる画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の画像形成装置は、像
担持体上に現像剤による像を形成する像形成手段と、上
記像形成手段にて形成された現像剤像を転写するための
被転写媒体を供給する媒体供給手段と、上記像担持体に
沿って走行される搬送面を有し、上記媒体供給手段を介
して供給される被転写媒体を該搬送面上に保持し、上記
像形成手段にて上記像担持体上に形成された現像剤像へ
該被転写媒体を搬送する搬送手段と、上記搬送手段にて
上記搬送面上に保持されて搬送された被転写媒体上に上
記像形成手段にて上記像担持体上に形成された現像剤像
を転写する転写手段と、上記搬送面に当接して配置され
た清掃部材を有し、上記搬送面上に不所望に付着された
現像剤を該清掃部材にて掻き落として上記搬送面を清掃
する清掃手段と、画像形成動作を実行していない所定の
タイミングで、上記清掃手段にて清掃される前の上記搬
送面上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、上記媒体
供給手段にて上記搬送面上に供給される被転写媒体の枚
数に応じて、上記潤滑剤供給手段による潤滑剤の供給量
を調節する調節手段と、を備えている。
【0008】また、この発明のうち請求項2記載の画像
形成装置は、像担持体上に現像剤による像を形成する像
形成手段と、上記像形成手段にて形成された現像剤像を
転写するための被転写媒体を供給する媒体供給手段と、
上記像担持体に沿って走行される搬送面を有し、上記媒
体供給手段を介して供給される被転写媒体を該搬送面上
に保持し、上記像形成手段にて上記像担持体上に形成さ
れた現像剤像へ該被転写媒体を搬送する搬送手段と、上
記搬送手段にて上記搬送面上に保持されて搬送された被
転写媒体上に上記像形成手段にて上記像担持体上に形成
された現像剤像を転写する転写手段と、上記搬送面に当
接して配置された清掃部材を有し、上記搬送面上に不所
望に付着された現像剤を該清掃部材にて掻き落として上
記搬送面を清掃する清掃手段と、画像形成動作を実行し
ていない所定のタイミングで、上記清掃手段にて清掃さ
れる前の上記搬送面上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手
段と、上記媒体供給手段にて上記搬送面上に供給される
被転写媒体の枚数に応じて、上記潤滑剤供給手段による
潤滑剤の供給回数を調節する調節手段と、を備えてい
る。
【0009】また、この発明のうち請求項3記載の画像
形成装置は、回転自在に設けられた感光体ドラムの表面
上に現像剤による像を形成する像形成手段と、上記像形
成手段にてドラム表面上に形成された現像剤像を転写す
るための用紙を給紙する給紙手段と、上記感光体ドラム
の軸方向と略直交する方向に上記ドラム表面に沿って無
端走行されるベルトを有し、このベルトが上記ドラム表
面に対向される搬送面上に上記給紙手段を介して給紙さ
れる用紙を保持し、上記像形成手段にて上記ドラム表面
上に形成された現像剤像へ該用紙を搬送する搬送手段
と、上記搬送手段にて上記ベルトの搬送面上に保持され
て搬送された用紙上に上記像形成手段にて上記ドラム表
面上に形成された現像剤像を転写する転写手段と、上記
軸方向に延設されて上記搬送面に当接して配置され、上
記搬送面上に不所望に付着された現像剤や紙粉を掻き落
として上記搬送面を清掃するクリーニングブレードと、
画像形成動作を実行していない所定のタイミングで、上
記クリーニングブレードにて清掃される前の上記搬送面
上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、上記給紙手段
にて上記搬送面上に給紙される用紙の枚数に応じて、上
記潤滑剤供給手段による潤滑剤の供給量を調整する調節
手段と、を備えている。
【0010】また、この発明のうち請求項4記載の画像
形成装置によると、上記ベルトは、画像形成装置本体に
対して交換可能に装着されるベルトユニット内に取付け
られており、このベルトユニットが装置本体に装着され
たときから上記給紙手段による給紙枚数の計数が開始さ
れることを特徴とする。
【0011】また、この発明のうち請求項5記載の画像
形成装置は、像担持体上に現像剤による像を形成する像
形成手段と、上記像形成手段にて形成された現像剤像を
転写するための被転写媒体を供給する媒体供給手段と、
上記媒体供給手段にて供給される被転写媒体のサイズ、
および各サイズ毎の枚数を検出する媒体検出手段と、上
記像担持体に沿って走行される搬送面を有し、上記媒体
供給手段を介して供給される被転写媒体を該搬送面上に
保持し、上記像形成手段にて上記像担持体上に形成され
た現像剤像へ該被転写媒体を搬送する搬送手段と、上記
搬送手段にて上記搬送面上に保持されて搬送された被転
写媒体上に上記像形成手段にて上記像担持体上に形成さ
れた現像剤像を転写する転写手段と、上記搬送面に当接
して配置された清掃部材を有し、上記搬送面上に不所望
に付着された現像剤を該清掃部材にて掻き落として上記
搬送面を清掃する清掃手段と、画像形成動作を実行して
いない所定のタイミングで、上記清掃手段にて清掃され
る前の上記搬送面上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段
と、上記媒体検出手段にて検出された被転写媒体のサイ
ズ毎の枚数に応じて、上記潤滑剤供給手段によって上記
搬送面上に供給する潤滑剤の供給量を該搬送面の搬送方
向を横切る方向に沿って変化させる調節手段と、を備え
ている。
【0012】また、この発明のうち請求項6記載の画像
形成装置は、回転自在に設けられた感光体ドラムの表面
上に現像剤による像を形成する像形成手段と、上記像形
成手段にてドラム表面上に形成された現像剤像を転写す
るための用紙を給紙する給紙手段と、上記給紙手段を介
して給紙される用紙のサイズ、および各サイズ毎の給紙
枚数を検出する用紙検出手段と、上記感光体ドラムの軸
方向と略直交する方向に上記ドラム表面に沿って無端走
行されるベルトを有し、このベルトが上記ドラム表面に
対向される搬送面上に上記給紙手段を介して給紙される
用紙を保持し、上記像形成手段にて上記ドラム表面上に
形成された現像剤像へ該用紙を搬送する搬送手段と、上
記搬送手段にて上記ベルトの搬送面上に保持されて搬送
された用紙上に上記像形成手段にて上記ドラム表面上に
形成された現像剤像を転写する転写手段と、上記軸方向
に延設されて上記搬送面に当接して配置され、上記搬送
面上に不所望に付着された現像剤や紙粉を掻き落として
上記搬送面を清掃するクリーニングブレードと、画像形
成動作を実行していない所定のタイミングで、上記クリ
ーニングブレードにて清掃される前の上記搬送面上に、
上記軸方向に延びた帯状の潤滑剤を供給する潤滑剤供給
手段と、上記用紙検出手段にて検出された用紙の各サイ
ズ毎の給紙枚数に応じて、上記潤滑剤供給手段によって
上記搬送面上に供給する潤滑剤の供給量を上記軸方向に
沿って変化させる調節手段と、を備えている。
【0013】更に、この発明のうち請求項7記載の画像
形成装置によると、上記ベルトは、画像形成装置本体に
対して交換可能に装着されるベルトユニット内に取付け
られており、このベルトユニットが装置本体に装着され
たときから上記用紙検出手段による用紙のサイズ毎の給
紙枚数の計数が開始されることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1には、こ
の発明の画像形成装置として、デジタル複写機(以下、
単に複写機と称する)1の概略構成を示してある。複写
機1は、図中矢印a方向に回転自在に配置された像担持
体としての感光体ドラム2を有している。
【0015】感光体ドラム2の周囲には、ドラム表面を
所定の電位(ここでは、-500〜-800V のマイナス電位)
に帯電させる帯電チャージャ3、所定の電位に帯電され
たドラム表面を露光してドラム表面上に静電潜像を形成
する露光装置4、マイナスに帯電されたトナー(現像
剤)を現像ローラを介してドラム表面上の静電潜像に供
給して静電潜像を現像する現像装置5、後述する用紙カ
セットから給紙される用紙Pにドラム表面上に形成され
たトナー像(現像剤像)を転写すべく、高圧電源10を
介して+300〜+5KVの転写バイアスが印加される給電ロー
ラ6、用紙P上に転写されずにドラム表面に残留したト
ナーを清掃するクリーニング装置7、および、ドラム表
面に残った電荷を除去する除電ランプ8が、感光体ドラ
ム2の回転方向に沿って順に配設されている。
【0016】感光体ドラム2の下端には、転写ローラ6
との間に規定された転写領域を通して被転写媒体として
の用紙Pを搬送すべく無端走行される転写ベルト12が
転接されている。転写ベルト12は、複数のローラに巻
回されて張設され、図中左端に位置した駆動ローラ11
を図示しないモータによって駆動することにより、図中
矢印b方向に所定速度、即ち感光体ドラム2の周速と同
じ速度で走行される。尚、給電ローラ6は、無端走行さ
れる転写ベルト12の内側に配置され、転写ベルト12
を介してドラム表面に転接され、転写ベルト12の内側
から上記転写バイアスを印加する。
【0017】転写ベルト12は、体積抵抗が108 〜1
12Ω・cmの弾性ベルトにより形成されており、給電ロ
ーラ6は、体積抵抗が102 〜108 Ω・cmの導電性弾
性ローラにより形成されている。
【0018】駆動ローラ11より用紙Pの搬送方向下流
側、すなわち駆動ローラ11の図中左側には、搬送ガイ
ド13を介して、定着装置14が配設されている。定着
装置14は、用紙Pを所定の温度に加熱するためのヒー
トローラ14aおよびこのヒートローラ14aに所定圧
力で押圧配置され、ヒートローラ14aとの間で用紙P
を挟持搬送するプレスローラ14bを有している。用紙
Pが各ローラ14a、14b間を搬送されると、用紙P
上のトナー像が所定温度に加熱されて溶融され、溶融さ
れたトナー像が用紙P上に定着される。
【0019】また、駆動ローラ11に巻回された転写ベ
ルト12の表面(搬送面)の部位、すなわち駆動ローラ
11の下端には、転写ベルト12の搬送面上に不所望に
付着されたトナーや紙粉などを掻き落とすためのクリー
ニングブレード19(清掃手段)が所定圧力で押圧され
た状態で所定角度で当接配置されている。搬送面に不所
望に付着されるトナーとしては、紙詰まり時や特殊な紙
サイズを使用した際に生じるものや、通常の印字動作時
に生じるカブリトナーなどが考えられる。また、クリー
ニングブレード19は、弾性を有するゴムブレードなど
により形成されている。
【0020】転写ベルト12より下方には、複写機本体
から引き出し可能な複数の用紙カセット15、16が積
層状態で配設されている。ここでは、異なるサイズの複
数枚の用紙をそれぞれ収容した2つの用紙カセットを例
示した。各用紙カセット15、16は、複写機1本体に
セットされたとき、複写機本体側に設けられた図示しな
い周知のカセットセンサによって検知され、複写機1に
セットされた用紙Pのサイズが複写機1側で取得される
ようになっている。
【0021】各用紙カセット15、16の右側端部に近
接した位置には、カセット内に収容された用紙Pを最上
のものから1枚ずつ取出すためのピックアップローラ1
7、18が配設されている。また、各カセットと感光体
ドラム2との間には、各ピックアップローラ17、18
により取出された用紙Pを感光体ドラム2に向けて案内
する搬送路20が形成されている。この搬送路20は、
さらに、感光体ドラム2と給電ローラ6との間に規定さ
れた転写領域および定着装置14を通って延出されてい
る。この搬送路20上には、各用紙カセット15、16
から取出された用紙Pを搬送するための複数対の給紙ロ
ーラ24が配設されている。各用紙カセットから用紙が
取出されると、その用紙サイズとともにサイズ毎の給紙
枚数が検出され、これら給紙した用紙のサイズおよび各
サイズ毎の給紙枚数が複写機側で取得されるようになっ
ている。
【0022】上記のように構成された複写機1は、以下
のように動作される。動作に先立って、転写ベルト12
が感光体ドラム2のドラム表面から離間した状態で、転
写ベルト12および感光体ドラム2がそれぞれ駆動さ
れ、両者が同じ速度に達した時点で転写ベルト12がド
ラム表面に転接される。
【0023】そして、所望するサイズの用紙Pを収容し
た用紙カセット15(或いは16)から取出された用紙
Pが搬送路20を介して搬送され、転写領域へ導かれ
る。同時に、給電ローラ6を介して転写バイアスが印加
され、ドラム表面に所定の電子写真プロセスによって形
成された(ここでは詳細な説明を省略する)トナー像
が、転写領域へ搬送された用紙P上に転写される。
【0024】トナー像が転写された用紙Pは、さらに転
写ベルト12によって搬送され、駆動ローラ11の曲率
および用紙Pのこしによって転写ベルト12から剥離さ
れ、定着装置14のヒートローラ14aおよびプレスロ
ーラ14b間を通過され、用紙P上にトナー像が定着さ
れて画像が出力される。
【0025】用紙Pが剥離された後の転写ベルト12の
搬送面に付着されたトナーや紙粉は、搬送方向下流側に
当接配置されたクリーニングブレード19によって掻き
落とされる。転写ベルト12は、その搬送面にフッ素系
の樹脂を塗布して形成され、所定の張力が与えられた状
態で感光体ドラム2のドラム表面に接触されている。ま
た、転写ベルト12には、クリーニングブレード19が
常に摺接され続けている。
【0026】転写ベルト12の搬送面上に付着される紙
粉の量は、用紙Pの搬送量に応じて増大される。このた
め、転写ベルト12の搬送面上に付着された紙粉がクリ
ーニングブレード19の先端と転写ベルト12との間に
引っ掛かり、転写ベルト12の搬送面が傷付けられる。
従って、新しい転写ベルト12を使用した場合には、ク
リーニングブレード19によって搬送面を良好にクリー
ニングできるが、数100 キロ枚の用紙Pを通紙した後で
は、搬送面上に無数の傷が生じており、この傷にトナー
が入り込むため、クリーニングブレード19による搬送
面の十分なクリーニングができなくなる。
【0027】このような搬送面の傷によるクリーニング
不良を解消するためには、転写ベルト12の痛みの度合
いに応じてクリーニングブレード19の当接条件を変更
する方法が考えられる。具体的には、搬送面の傷の度合
い、すなわちベルトの痛みが進むにつれて、クリーニン
グブレード19の当接角度を大きくし、またはクリーニ
ングブレード19の当接圧力を大きくすることにより、
搬送面の痛みの度合いに拘わらず、常に良好なクリーニ
ング性能を達成できる。
【0028】図2には、クリーニングブレード19の当
接条件、すなわち当接角度および当接圧力を種々変更し
たときの、クリーニング不良発生の有無を、用紙Pの通
紙枚数(ベルトライフ)毎に調べた表を示してある。
尚、クリーニング不良の有無は、転写ベルト12の搬送
面上の用紙Pを保持するであろう領域、すなわち通紙部
と、搬送面上の用紙Pが保持されない領域、すなわち非
通紙部と、でそれぞれ調べた。
【0029】ここでは、硬度68度、ヤング率59kg/cm 2
のウレタン製のクリーニングブレードを使用し、用紙P
を通紙する前、100 キロ枚通紙後、200 キロ枚通紙後、
および400 キロ枚通紙後のそれぞれの状態の転写ベルト
12の搬送面上に、低温低湿環境下で所定の大きさのベ
タ画像を形成しつつ、A4サイズの用紙Pを約100 枚連
続して通紙し、100 枚分のテスト印字を行なった。そし
て、各場合において、クリーニングブレード19の当接
条件を変更して、クリーニング不良が発生したか否かを
調べた。尚、クリーニング不良は、それぞれの場合にお
いて、転写ベルト12の搬送面にテープを貼って、テー
プを剥がしたときにテープに付着したトナーの量を見て
判断した。また、テスト用のベタ画像は、A4サイズの
用紙Pの長手方向の幅、およびこの長手方向と直交する
方向の1/4の長さを有する矩形の画像とした。当然の
ことながら、用紙Pを通紙する前の取り替えたばかりの
新しい(初期の)転写ベルトでは、通紙部および非通紙
部の違いはなかった。
【0030】図2によると、初期の転写ベルトでは、ク
リーニングブレード19の当接条件のマージンが広く、
14°程度の当接角度および1.8 〜2.2kg/mm程度の当接圧
力であっても良好なクリーニングがなされていることが
分かる。しかし、通紙枚数が増加するにつれて当接角度
および当接圧力のマージンが狭くなり、例えば400 キロ
枚の用紙Pを通紙した後では、特に転写ベルト12の通
紙部で、クリーニングブレード19の当接角度を18°に
設定し、当接圧力を3.2 〜3.5kg/mmに設定した場合でし
か転写ベルトの搬送面をクリーニングできなくなってし
まっている。
【0031】つまり、通紙枚数の増加に伴い転写ベルト
12の痛みが進むと、クリーニングブレード19の当接
角度を大きくして当接圧力を高くしないと良好なクリー
ニング結果が得られなくなる。また、転写ベルト12の
痛みは、非通紙部に比べて通紙部の方がひどくなるた
め、当接条件のマージンは通紙部の方が狭くなる。
【0032】その反面、通紙枚数の増加に伴ってクリー
ニングブレード19の当接角度を大きくすると、ブレー
ドめくれを生じ易くなることが知られている。図3に
は、高温多湿環境下で、転写ベルト12の搬送面上にト
ナーを転写させることなく、クリーニングブレード19
を搬送面に当接させた状態で、転写ベルト12を10分
間回転させたときのブレードめくれ発生の有無を表にし
て示してある。尚、ここでは、用紙Pの通紙枚数(ベル
トライフ)、クリーニングブレード19の当接角度、お
よび当接圧力をパラメータとし、各場合において、転写
ベルトの通紙部および非通紙部のそれぞれでブレードめ
くれの有無を判断した。
【0033】これによると、例えば400 キロ枚の用紙P
を通紙した転写ベルトの通紙部では、クリーニングブレ
ード19の当接角度を18°に設定しても全ての当接圧力
においてブレードめくれを生じていないことが分かる。
一方、初期の転写ベルトでは、ブレードの当接角度を16
°にしてもブレードめくれが発生してしまっている。つ
まり、初期のベルトでは、クリーニングブレード19を
14°程度の小さい当接角度にしなければベルトめくれを
生じてしまう。
【0034】以上のように、数100 キロ枚の用紙Pを通
紙した後の痛んだ転写ベルトの特に通紙部では搬送面の
痛みが進んでいるため、クリーニングブレード19の当
接角度を大きくしないと良好なクリーニングを行なうこ
とができず、その一方では、初期の転写ベルトではベル
トの痛みが全くないため、クリーニングブレード19の
当接角度を小さくしないとブレードめくれを生じてしま
う。つまり、初期設定でクリーニングブレード19の当
接角度を大きくすると、初期の状態でブレードめくれを
生じ、初期設定で当接角度を小さくすると、数100 キロ
枚通紙した後に搬送面のクリーニング不良を生じてしま
う。
【0035】そこで、上述した不具合を解消する方法と
して、初期設定でクリーニングブレード19の当接角度
を大きくして数100 キロ枚通紙後の搬送面のクリーニン
グ不良を防止し、その上で、初期のベルトにおけるブレ
ードめくれを防止するため、転写ベルト12の搬送面上
に潤滑剤を供給する方法が考えられる。尚、本実施の形
態では、転写ベルト12の搬送面上に供給する潤滑剤と
して、トナーを用いた。
【0036】しかし、この方法では、初期の状態では潤
滑のためのトナーをベルト上に供給することが有効であ
るが、数100 キロ枚通紙後に痛んだベルト上にトナーを
積極的に供給すると良好なクリーニングができなくなっ
てしまう。また、この方法では、潤滑のためのトナーを
転写ベルト上に転写した後、クリーニングブレード19
によって転写したトナーを掻き落とすため、廃トナーの
量が多くなりトナー消費量が多くなってしまう。
【0037】従って、本実施の形態では、クリーニング
ブレード19の転写ベルト12に対する当接角度を比較
的大きく設定し、初期のベルトでベルトめくれを生じる
ことのないように転写ベルト12の搬送面上に所定のタ
イミングで潤滑剤としてのトナーを転写し、用紙Pの通
紙枚数の増加に伴い、すなわち搬送面上の傷の進み具合
に応じて、搬送面上に転写するトナーの量を徐々に減ら
すようにトナーの供給量を調節するようにした。
【0038】具体的には、クリーニングブレード19の
当接条件を、400 キロ枚通紙後のベルトの通紙部を良好
にクリーニングできる程度(即ち、図2において、当接
角度18°および当接圧力3.2 〜3.5kg/mm)に設定し、転
写ベルト12の搬送面上であって紙間の領域に、所定の
タイミングで転写ベルト12の搬送方向を横切る駆動ロ
ーラ11の軸方向に沿ったトナーによる帯状の線画像を
形成するようにした。
【0039】図4には、転写ベルト12の搬送面上に線
画像として転写するトナーの量、およびベルトライフを
パラメータとしたときの、ブレードめくれの有無を通紙
部および非通紙部のそれぞれで調べた結果を表にして示
してある。
【0040】これによると、初期の転写ベルトでは1キ
ロ枚通紙する毎に約1.0gのトナーをベルト上に転写しな
いとブレードめくれを生じてしまうが、100 キロ枚通紙
後の転写ベルトの非通紙部では0.75g 、通紙部では0.5g
のトナーをベルト上に転写すればベルトめくれを生じな
いことがわかった。また、400 キロ枚通紙後のベルトの
非通紙部では0.25g のトナーをベルト上に転写すれば良
く、通紙部に至ってはベルト上に潤滑のためのトナーを
転写しなくてもブレードめくれを生じることはなかっ
た。
【0041】従って、本実施の形態では、図5に示す構
成の複写機1’を用いて、図6に示すフローチャートに
従って、所定のタイミングでベルトライフに応じた量の
トナーによる線画像を転写ベルト12の搬送面上に形成
するようにした。尚、図5に示した複写機1’は、線画
像を形成するための露光装置40を露光装置4と現像装
置5との間に備えている以外は図1の複写機1と同じ構
成を有しているため、同一の部分については詳細な説明
を省略する。また、ここでは、線画像を形成するための
露光装置40を設けたが、通常の画像形成に用いられる
露光装置4を兼用しても良い。以下、上記複写機1’に
よる画像形成動作を説明する。
【0042】図6に示すように、複写機1’に対してコ
ピースタート信号が与えられると(ステップ1)、複写
機1’にセットされた転写ベルト12が新しいか否かが
判断される(ステップ2)。つまり、複写機1’側で
は、新しい転写ベルト12がセットされた時点(ステッ
プ2;YES)で、それまで積算していた通紙枚数をリ
セットし(ステップ3)、通紙枚数のカウントを開始す
る(ステップ4)。
【0043】そして、複写機1’のイニシャライズ動作
時および所定枚数通紙時の紙間のタイミングで、転写ベ
ルト12上に線画像が形成される。この線画像は、算出
した供給トナー量に基づいて露光装置40を介してドラ
ム表面に静電潜像を形成し(ステップ5、6)、この静
電潜像を通常の画像を形成するための静電潜像とともに
現像装置5を介して現像し、現像した可視像を転写ベル
ト12の搬送面上に転写することにより形成される(ス
テップ7)。
【0044】このとき、転写ベルト12上に線画像とし
て出力されるトナーの量T1 (g/キロ枚)が、以下の
式に基づいて算出される。 T1 =1−通紙枚数(キロ枚)×2/1000 ただし、T1 >0.25(g/キロ枚) つまり、初期のベルト(通紙枚数0枚)では、線画像と
して形成するトナー量は1g/キロ枚となり、例えば、
375キロ枚超の用紙Pを通紙した後の転写ベルトで
は、トナー量は0.25g/キロ枚で一定となる。
【0045】そして、連続印字しないことが判断された
時点(ステップ8;NO)で画像形成動作が終了される
(ステップ9)。以上のように、クリーニングブレード
19の当接角度および当接圧力を大きくして、通紙枚数
の増加に伴い、転写ベルト12上に供給するトナーの量
を徐々に減少させるように調節することにより、初期の
転写ベルト12において良好なクリーニング性能を達成
できるとともに、例えば、400 キロ枚通紙後の転写ベル
トにおいてもブレードめくれを生じることなく良好なク
リーニング性能を達成できる。
【0046】尚、上述した実施の形態では、用紙Pの通
紙枚数をカウントしてベルトライフを判断したが、転写
ベルト12の回転数からベルトライフを判断してトナー
の供給量を調節するようにしても良い。また、トナーの
供給量を調節する代りに、トナーの供給回数を調節する
ようにしても良い。
【0047】次に、転写ベルト12の搬送面の痛み具合
を用紙Pが保持される通紙部と非通紙部とでそれぞれ判
断し、痛みの度合いが大きい通紙部に対するトナーの供
給量を少なくするように調節する第2の実施の形態につ
いて説明する。例えば、図4に示した例では、通紙部に
おいては200 キロ枚を超えて通紙した場合にはトナーを
供給しなくてもブレードめくれを生じておらず、100 キ
ロ枚通紙したベルトでも0.5 g/ キロ枚のトナーを供給
すれば良い。このように、通紙部と非通紙部でトナーの
供給量を異ならせることにより、上述した第1の実施の
形態と比較してより細かくトナーの供給量を調節できる
ため、転写ベルト12の搬送面上に供給する無駄なトナ
ーの消費量を低く抑えることができるとともに、転写ベ
ルト12のクリーニング不良を発生する確率をより低く
することができる。
【0048】具体的には、転写ベルト12上に給紙され
る用紙Pのサイズが検出され、このサイズ毎の通紙枚数
がカウントされる。つまり、図示しないカセットセンサ
の出力から複写機1にセットされている用紙Pのサイズ
が取得されているため、各用紙カセットから取出される
用紙Pをカウントすることにより、サイズ毎の枚数がカ
ウントされる。また、このとき、給紙される用紙Pの向
き(縦方向或いは横方向)も同時に検出される。尚、用
紙Pが図示しない手差し給紙部を介して給紙されるよう
な場合には、装置のスペックの最小サイズとしてカウン
トされる。
【0049】ここでは、A3、A4、A4Rの3種類の
用紙Pをランダムに給紙した場合について説明する。
尚、A3サイズの用紙はその長手方向に沿って給紙さ
れ、A4サイズの用紙はその長手方向と直交する方向に
沿って給紙され、A4Rサイズの用紙はその長手方向に
沿って給紙される。従って、各サイズの用紙の給紙方向
に沿った長さは、A3:A4:A4R=2:1:1.4
となり、給紙方向と直交する幅は、A3:A4:A4R
=1.4:1.4:1となる。
【0050】この場合、転写ベルト12の痛みの度合い
は、その搬送方向と直交する幅方向に沿って以下の3つ
の領域に分類できる。つまり、上記3つのサイズのうち
最も幅の小さいA4Rサイズの用紙が転写ベルト12上
に保持される第1の領域、この第1の領域の幅方向の外
側でA3サイズおよびA4サイズの用紙が保持される第
2の領域、およびこの第2の領域の幅方向の外側で現像
幅以内の第3の領域に分類される。このうち、いかなる
サイズの用紙も通紙されることのない第3の領域は、上
述した第1の実施の形態と同様にトナー量が調節され
る。
【0051】一方、上記領域のうち第1の領域は、手差
し給紙される用紙を含む全てのサイズの用紙が必ず通過
される。また、第2の領域は、A3サイズおよびA4サ
イズの用紙のみが通過される。つまり、転写ベルト12
の第1の領域が最も痛み易く、次に第2の領域が痛み易
い。従って、第1および第2の領域を通過する用紙の枚
数を別々にカウントして各領域に供給するトナーの量を
異ならせるようにした。このとき、各サイズの用紙にお
いて、搬送方向の長さが異なるため、A3サイズの用紙
を2枚分、A4サイズの用紙を1枚分、A4Rサイズの
用紙を1.4枚分として換算した。
【0052】次に、図7のフローチャートを参照して、
各サイズ毎の通紙枚数のカウント方法およびトナー供給
量の算出方法について説明する。尚、ここでは、ステッ
プ4およびステップ5の動作以外は、図6に示したフロ
ーチャートと略同じであるため、他のステップについて
は詳細な説明を省略する。
【0053】通紙枚数は、上述した第1および第2の領
域のそれぞれでカウントされる。例えば、A4サイズの
用紙が通紙された場合、第1および第2の領域を1枚分
の長さで通過されるため、第1の領域を通過する枚数は
K2 +1となり、第2の領域を通過する枚数はK1 +1
となる。また、A3サイズの用紙の場合、K2 +2、K
1 +2となり、A4Rサイズの場合、第1の領域しか通
過しないため、通紙枚数はK2 +1.4となる。尚、手
差し給紙される用紙の通紙枚数は、K2 +1となる。
【0054】従って、各領域に供給するトナーの量Ta
〜Tc (g/キロ枚)は、以下の式に基づいて算出され
る。尚、第1の領域に供給するトナー量をTc 、第2の
領域に供給するトナー量をTb 、第3の領域に供給する
トナー量をTa とした。
【0055】Ta =1−K2 ×2/1000×(現像幅
−A4幅)/現像幅 Tb =1−K1 ×5/1000×(A4幅−A4R幅)
/現像幅 Tc =1−K2 ×5/1000×A4R幅/現像幅 以上のように、サイズ毎の通紙枚数に応じて、トナー供
給量をベルトの幅方向に沿って異ならせることにより、
上述した第1の実施の形態よりさらに細かい調節が可能
となる。本実施の形態においても、400 キロ枚通紙後の
ベルトにおいて、ベルトめくれを生じることなく、良好
なクリーニング性能を達成できた。
【0056】ところで、上述した第1および第2の実施
の形態において、複写機のイニシャライズ動作中および
所定枚数通紙時の紙間のタイミングで、転写ベルト12
の搬送面上に供給量を調節したトナーによる線画像を形
成するため、転写ベルト12上に用紙Pが保持されてい
ない状態で転写バイアスが印加される。転写ベルト12
上に用紙Pが保持されていない状態で転写バイアスを印
加すると、ドラム表面の電位が転写バイアスの影響を受
け易く、使用する環境によっては転写メモリが発生し易
くなる。このような転写メモリを防止するため、転写ベ
ルト12に線画像を形成する際には転写バイアスを通常
より小さくするようにした。
【0057】図8には、上述した転写メモリを防止しつ
つ線画像を形成する動作を説明するためのフローチャー
トを示してある。まず、コピースタート信号が与えられ
ると(ステップ1)、転写ベルト12が新しいか否かが
判断される(ステップ2)。新しい転写ベルト12がセ
ットされていれば(ステップ2;YES)、ベルトライ
フをカウントするためのカウンタがリセットされる(ス
テップ3)。このとき、ベルトが交換されていない場合
(ステップ2;NO)には、複写枚数のカウンタのみが
リセットされる(ステップ4)。
【0058】そして、通紙枚数のカウントが開始され
(ステップ5)、複写枚数が100 枚の整数倍になったか
否かが判断される(ステップ6)。つまり、100 枚複写
毎に、トナー供給量が算出され(ステップ7)、算出さ
れたトナー量に基づく線画像が露光される(ステップ
8)。
【0059】そして、感光体ドラム2が1回転分空回り
された後(ステップ9)、複写すべき画像が形成される
(ステップ10)。複写動作を続行する場合(ステップ
11;YES)、複写枚数をカウントした後(ステップ
12)、ステップ5の処理に戻される。
【0060】一方、連続印字しないことが判断された時
点(ステップ11;NO)で画像形成動作が終了される
(ステップ13)。以上のように、100 枚通紙毎に線画
像を形成するとともに、感光体ドラム1回転分のブラン
クを与えることにより、ドラム表面に転写メモリを生じ
ることを防止できる。
【0061】次に、上述した転写ベルト12を保持する
とともに、複写機本体に対して交換可能に装着するベル
トユニット50について、図9を参照して説明する。転
写ベルト12を収容したベルトユニット50は、複写機
1内の所定位置に装着された状態で、複写機側のソケッ
ト51に差し込まれるソケット52を有している。ま
た、ベルトユニット50には、通紙された用紙のサイ
ズ、サイズ毎の通紙枚数、転写ベルト12の回転数など
を記憶するメモリ(図示せず)が設けられている。
【0062】しかして、新しい転写ベルト12を保持し
たベルトユニット50が複写機1に装着されると、通紙
枚数やベルトの回転数がリセットされ、新しいベルトが
装着されたことが複写機側で認識されるようになってい
る。
【0063】また、ベルトユニット50を複写機1に装
着する際にソケット52がソケット51に差し込まれた
とき、複写機1側の図示しないスイッチがオン/オフさ
れるようにして、ベルトの履歴を積算する各カウンタを
リセットするようにしても良い。
【0064】次に、通紙枚数の増加に伴い、クリーニン
グブレード19の転写ベルト12に対する当接条件を変
更する、この発明の第3の実施の形態について、図2と
ともに図10および図11を参照して説明する。
【0065】図2に示したように、初期の転写ベルトで
は、クリーニングブレード19の全ての当接角度および
当接圧力において、ブレードめくれを生じることなく良
好なクリーニングを実施できる。これに対し、100 キロ
枚通紙後の転写ベルトでは、クリーニングブレード19
の当接角度を14°にした場合、ブレードの当接圧力を
2.4g/mm 以上に設定しなければ良好なクリーニングを実
施できない。また、200 キロ枚通紙後の転写ベルトで
は、クリーニングブレード19の当接角度を14°にし
た場合、ブレードの当接圧力を3.2g/mm 以上に設定しな
ければ良好なクリーニングを実施できない。このとき、
クリーニングブレード19の当接角度を16°にする
と、当接圧力のマージンが大きくなり、当接圧力を2.4g
/mm 以上に設定すれば良くなる。
【0066】つまり、通紙枚数の増加に応じてクリーニ
ングブレード19の当接角度を大きくしていけば、長期
に亘って良好なクリーニングを達成でき、転写ベルト1
2の使用寿命を延長できる。
【0067】図10には、クリーニングブレード19の
当接角度を調節するための機構を示してある。これによ
ると、アルファバネ61の一端にクリーニングブレード
19が取付けられ、アルファバネ61の復元力によって
クリーニングブレード19の先端が転写ベルト12の所
定位置に押圧されて当接されている。アルファバネ61
は、スライダ62を介して、転写ベルト12に対して離
接可能にスライド自在に設けられている。しかして、ア
ルファバネ61の支点63を図中上下に移動させること
により、クリーニングブレード19の転写ベルト12に
対する当接角度を調節できる。
【0068】例えば、図2に示した例では、通紙枚数が
200 キロ枚を超えた時点で、クリーニングブレード19
の支点63を位置A(14°)から位置B(16°)へ
下方に移動される。ブレードの移動、すなわち当接角度
の調節は、数10キロ枚〜数100 キロ枚通紙毎に行なって
も良いが、カム64などを利用して通紙枚数に合せて徐
々に移動するようにしても良い。
【0069】また、ブレードめくれは、図3に示すよう
に、クリーニングブレード19の当接圧力が高い程発生
し易いことが知られている。反面、図2によれば、クリ
ーニングブレード19の当接圧力が高い程良好なクリー
ニングが実施できることがわかる。従って、初期の転写
ベルトに対しては、クリーニングブレード19の当接圧
力を低く設定し、通紙枚数の増加に伴い当接圧力を高く
するように、クリーニングブレード19の当接圧力を調
節することによっても、良好なクリーニングを実施でき
る。
【0070】図11には、クリーニングブレード19の
当接圧力を調節するための機構を示してある。これによ
ると、アルファバネ61の一端にクリーニングブレード
19が取付けられ、アルファバネ61の復元力によって
クリーニングブレード19の先端が転写ベルト12の所
定位置に押圧されて当接されている。アルファバネ61
は、スライダ62を介して、転写ベルト12の走行方向
に沿ってスライド自在に設けられている。しかして、ス
ライダ62を図中左方向に移動させることにより、クリ
ーニングブレード19の転写ベルト12に対する当接圧
力を低くでき、スライダ62を図中右方向に移動させる
ことにより、当接圧力を高くすることができる。
【0071】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、上述した各実施の形態では、ベルト
ライフを通紙枚数により判断したが、転写ベルトの回転
数を見てベルトライフを判断しても良い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、転写ベルトの痛み具合に応じた良好なクリーニング
性能を達成でき、長期に亘ってブレードめくれや紙の裏
汚れなどを防止でき、転写ベルトの使用寿命を延長でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な複写機を概略的に示す図。
【図2】ベルトライフ、ブレードの当接角度、当接圧力
を変えたときの通紙部および非通紙部におけるクリーニ
ング状態を示す図。
【図3】ベルトライフ、ブレードの当接角度、当接圧力
を変えたときの通紙部および非通紙部におけるブレード
めくれの有無を示す図。
【図4】トナー供給量に対するベルトめくれの有無を示
す図。
【図5】この発明の複写機を概略的に示す図。
【図6】この発明の第1の実施の形態に係るトナー供給
量の調節動作を説明するためのフローチャート。
【図7】この発明の第2の実施の形態に係るトナー供給
量の調節動作を説明するためのフローチャート。
【図8】転写メモリを防止するための動作を説明するた
めのフローチャート。
【図9】複写機の転写ベルトを保持したベルとユニット
を示す図。
【図10】転写ベルトに対するクリーニングブレードの
当接角度を調節するための機構を概略的に示す図。
【図11】転写ベルトに対するクリーニングブレードの
当接圧力を調節するための機構を概略的に示す図。
【符号の説明】
1…デジタル複写機、 2…感光体ドラム、 12…転写ベルト、 19…クリーニングブレード、 40…露光装置、 50…ベルトユニット、 P…用紙。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に現像剤による像を形成する
    像形成手段と、 上記像形成手段にて形成された現像剤像を転写するため
    の被転写媒体を供給する媒体供給手段と、 上記像担持体に沿って走行される搬送面を有し、上記媒
    体供給手段を介して供給される被転写媒体を該搬送面上
    に保持し、上記像形成手段にて上記像担持体上に形成さ
    れた現像剤像へ該被転写媒体を搬送する搬送手段と、 上記搬送手段にて上記搬送面上に保持されて搬送された
    被転写媒体上に上記像形成手段にて上記像担持体上に形
    成された現像剤像を転写する転写手段と、 上記搬送面に当接して配置された清掃部材を有し、上記
    搬送面上に不所望に付着された現像剤を該清掃部材にて
    掻き落として上記搬送面を清掃する清掃手段と、 画像形成動作を実行していない所定のタイミングで、上
    記清掃手段にて清掃される前の上記搬送面上に潤滑剤を
    供給する潤滑剤供給手段と、 上記媒体供給手段にて上記搬送面上に供給される被転写
    媒体の枚数に応じて、上記潤滑剤供給手段による潤滑剤
    の供給量を調節する調節手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体上に現像剤による像を形成する
    像形成手段と、 上記像形成手段にて形成された現像剤像を転写するため
    の被転写媒体を供給する媒体供給手段と、 上記像担持体に沿って走行される搬送面を有し、上記媒
    体供給手段を介して供給される被転写媒体を該搬送面上
    に保持し、上記像形成手段にて上記像担持体上に形成さ
    れた現像剤像へ該被転写媒体を搬送する搬送手段と、 上記搬送手段にて上記搬送面上に保持されて搬送された
    被転写媒体上に上記像形成手段にて上記像担持体上に形
    成された現像剤像を転写する転写手段と、 上記搬送面に当接して配置された清掃部材を有し、上記
    搬送面上に不所望に付着された現像剤を該清掃部材にて
    掻き落として上記搬送面を清掃する清掃手段と、 画像形成動作を実行していない所定のタイミングで、上
    記清掃手段にて清掃される前の上記搬送面上に潤滑剤を
    供給する潤滑剤供給手段と、 上記媒体供給手段にて上記搬送面上に供給される被転写
    媒体の枚数に応じて、上記潤滑剤供給手段による潤滑剤
    の供給回数を調節する調節手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 回転自在に設けられた感光体ドラムの表
    面上に現像剤による像を形成する像形成手段と、 上記像形成手段にてドラム表面上に形成された現像剤像
    を転写するための用紙を給紙する給紙手段と、 上記感光体ドラムの軸方向と略直交する方向に上記ドラ
    ム表面に沿って無端走行されるベルトを有し、このベル
    トが上記ドラム表面に対向される搬送面上に上記給紙手
    段を介して給紙される用紙を保持し、上記像形成手段に
    て上記ドラム表面上に形成された現像剤像へ該用紙を搬
    送する搬送手段と、 上記搬送手段にて上記ベルトの搬送面上に保持されて搬
    送された用紙上に上記像形成手段にて上記ドラム表面上
    に形成された現像剤像を転写する転写手段と、 上記軸方向に延設されて上記搬送面に当接して配置さ
    れ、上記搬送面上に不所望に付着された現像剤や紙粉を
    掻き落として上記搬送面を清掃するクリーニングブレー
    ドと、 画像形成動作を実行していない所定のタイミングで、上
    記クリーニングブレードにて清掃される前の上記搬送面
    上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、 上記給紙手段にて上記搬送面上に給紙される用紙の枚数
    に応じて、上記潤滑剤供給手段による潤滑剤の供給量を
    調整する調節手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記ベルトは、画像形成装置本体に対し
    て交換可能に装着されるベルトユニット内に取付けられ
    ており、このベルトユニットが装置本体に装着されたと
    きから上記給紙手段による給紙枚数の計数が開始される
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体上に現像剤による像を形成する
    像形成手段と、 上記像形成手段にて形成された現像剤像を転写するため
    の被転写媒体を供給する媒体供給手段と、 上記媒体供給手段にて供給される被転写媒体のサイズ、
    および各サイズ毎の枚数を検出する媒体検出手段と、 上記像担持体に沿って走行される搬送面を有し、上記媒
    体供給手段を介して供給される被転写媒体を該搬送面上
    に保持し、上記像形成手段にて上記像担持体上に形成さ
    れた現像剤像へ該被転写媒体を搬送する搬送手段と、 上記搬送手段にて上記搬送面上に保持されて搬送された
    被転写媒体上に上記像形成手段にて上記像担持体上に形
    成された現像剤像を転写する転写手段と、 上記搬送面に当接して配置された清掃部材を有し、上記
    搬送面上に不所望に付着された現像剤を該清掃部材にて
    掻き落として上記搬送面を清掃する清掃手段と、 画像形成動作を実行していない所定のタイミングで、上
    記清掃手段にて清掃される前の上記搬送面上に潤滑剤を
    供給する潤滑剤供給手段と、 上記媒体検出手段にて検出された被転写媒体のサイズ毎
    の枚数に応じて、上記潤滑剤供給手段によって上記搬送
    面上に供給する潤滑剤の供給量を該搬送面の搬送方向を
    横切る方向に沿って変化させる調節手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 回転自在に設けられた感光体ドラムの表
    面上に現像剤による像を形成する像形成手段と、 上記像形成手段にてドラム表面上に形成された現像剤像
    を転写するための用紙を給紙する給紙手段と、 上記給紙手段を介して給紙される用紙のサイズ、および
    各サイズ毎の給紙枚数を検出する用紙検出手段と、 上記感光体ドラムの軸方向と略直交する方向に上記ドラ
    ム表面に沿って無端走行されるベルトを有し、このベル
    トが上記ドラム表面に対向される搬送面上に上記給紙手
    段を介して給紙される用紙を保持し、上記像形成手段に
    て上記ドラム表面上に形成された現像剤像へ該用紙を搬
    送する搬送手段と、 上記搬送手段にて上記ベルトの搬送面上に保持されて搬
    送された用紙上に上記像形成手段にて上記ドラム表面上
    に形成された現像剤像を転写する転写手段と、 上記軸方向に延設されて上記搬送面に当接して配置さ
    れ、上記搬送面上に不所望に付着された現像剤や紙粉を
    掻き落として上記搬送面を清掃するクリーニングブレー
    ドと、 画像形成動作を実行していない所定のタイミングで、上
    記クリーニングブレードにて清掃される前の上記搬送面
    上に、上記軸方向に延びた帯状の潤滑剤を供給する潤滑
    剤供給手段と、 上記用紙検出手段にて検出された用紙の各サイズ毎の給
    紙枚数に応じて、上記潤滑剤供給手段によって上記搬送
    面上に供給する潤滑剤の供給量を上記軸方向に沿って変
    化させる調節手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記ベルトは、画像形成装置本体に対し
    て交換可能に装着されるベルトユニット内に取付けられ
    ており、このベルトユニットが装置本体に装着されたと
    きから上記用紙検出手段による用紙のサイズ毎の給紙枚
    数の計数が開始されることを特徴とする請求項6記載の
    画像形成装置。
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