JPH0624241A - 自動車用フロントウインドウモールディング - Google Patents

自動車用フロントウインドウモールディング

Info

Publication number
JPH0624241A
JPH0624241A JP16420193A JP16420193A JPH0624241A JP H0624241 A JPH0624241 A JP H0624241A JP 16420193 A JP16420193 A JP 16420193A JP 16420193 A JP16420193 A JP 16420193A JP H0624241 A JPH0624241 A JP H0624241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
elastic lip
leg
vehicle
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16420193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiko Yada
幸彦 矢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Kogyo Co Ltd filed Critical Tokai Kogyo Co Ltd
Priority to JP16420193A priority Critical patent/JPH0624241A/ja
Publication of JPH0624241A publication Critical patent/JPH0624241A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体パネルへの仮固定等のモールディングの
装着時における作業性の向上を図る。 【構成】 サイドモールディング9Cにおいて長尺化さ
れた脚部92を、車体パネルへの仮固定等の装着時にお
いて正常の姿勢に維持するための弾性リップ片97とガ
ラス支持片94とを、フロントウインドウガラス11側
に押圧嵌合するための弾性リップ片95,96,97か
らなる複数条の弾性リップ片を、脚部62に設けたもの
であって、これら複数の弾性リップ片95,96,97
のうちの所定の弾性リップ片96,97を、モールディ
ングの全長にわたって連続して設けているとともに、他
の弾性リップ片95を、サイドモールディング9Cにの
み設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車における車体パ
ネルのウインドウ開口部に固着されたフロントウインド
ウガラスの周縁部と車体パネルとの間の間隙をシールす
るように装着される自動車用フロントウインドウモール
ディングに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体パネルの窓開口部に取付け
られたフロントウインドウガラスの周縁部には、ウイン
ドウモールディングが装着されている。具体的には、フ
ロントウインドウガラスの周縁と車体パネルの窓開口部
の開口縁との間に、連続長尺状の隙間が形成されてお
り、この隙間内に、長尺状の押出部材からなるウインド
ウモールディングが嵌挿されシールが行われている。こ
のウインドウモールディングは、上記隙間内に介挿され
る脚部と、その隙間を車外側から覆う装飾部とを備えて
いる。
【0003】このような自動車用ウインドウモールディ
ングにおいて、例えば実開昭60−158908号公報
や特開昭62−178421号公報等に記載されている
ように、脚部から延出するガラス支持片を、ウインドウ
ガラスの裏面側エッジ部に嵌合させるとともに、このガ
ラス支持片の反対側に弾性リップ片を延出・成形し、こ
の弾性リップ片を車体パネル側に圧接させることによっ
て、車体パネル側からの反力を得、その反力によりガラ
ス支持片をフロントウインドウガラス側に押し付けるよ
うにしたものが知られている。
【0004】一方サイドモールディングにおける脚部の
車内外方向の高さを、アッパーモールディングより大き
く成形することによって、サイドモールディングの装飾
部をフロントウインドウガラスの表面から車外側に離反
させ、その離反空間部分に雨水受け溝を画成してなるも
のが、例えば実公平1−128411号公報、特開平1
−269612号公報、実開平2−92312号公報、
実開平2−107508号公報、特開平2−25401
4号公報等に提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような構
造を有するモールディングでは、脚部をサイド部で長尺
化しているために装着性に難がある。すなわち上記のよ
うなモールディングを良好に装着するには、脚部に設け
られたガラス支持片を、ウインドウガラス側に安定的に
押し付けておく必要があるが、例えば特開平1−269
612号公報、実開平2−107508号公報に開示さ
れたモールディングには、そのような機能を有する部材
は一切設けられておらず、特に装着時におけるモールデ
ィングの仮固定を行う上で問題を生じている。また実開
平2−92312号公報、実開平2−107508号公
報にかかるモールディングには、車体パネル側からの反
力でガラス支持片をウインドウガラス側に押し付ける弾
性リップ片は設けられているものの、脚部の姿勢を正常
に支持するための部材はなく、モールディングの装着時
に折れや湾曲が発生する等の問題がある。
【0006】そこで本発明は、サイド部において長尺化
された脚部を有するモールディングであっても、折れ等
を生じることなく良好なガラス嵌合状態にて装着するこ
とができるようにした自動車用フロントウインドウモー
ルディングを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明にかかる自動車用フロントウインドウモールディ
ングは、車体パネルの窓枠開口部に固着されたフロント
ウインドウガラスのアッパー側から両サイド側にかけて
の周縁部に沿って装着されるアッパーモールディング及
びサイドモールディングを有してなるものであって、上
記フロントウインドウガラスの周縁部と前記車体パネル
の窓枠開口部の内周縁部との間に形成された隙間に介挿
される脚部と、この脚部の車外側端に設けられて上記隙
間を車外側から覆う装飾部と、前記脚部から延出してフ
ロントウインドウガラスの車内側エッジ部に嵌合される
ガラス支持片とを備え、サイドモールディングにおける
脚部の車内外方向の高さが、アッパーモールディングに
おける脚部の高さより大きく設定されていることによっ
て、前記装飾部が、フロントウインドウガラスの表面か
ら車外側に離反させられ、この装飾部の離反空間部分
に、雨水受け溝が画成されてなる自動車用フロントウイ
ンドウモールディングにおいて、上記ガラス支持片が、
モールディングの全長にわたって連続して設けられてい
るとともに、上記脚部の車内側部分には、当該脚部から
延出して車体パネル側に圧接し、車体パネル側からの反
力で前記ガラス支持片をフロントウインドウガラス側に
押し付ける弾性リップ片が、複数条にわたって設けられ
てなり、これら複数の弾性リップ片のうちの所定の弾性
リップ片は、モールディングの全長にわたって連続して
設けられているとともに、他の弾性リップ片は、サイド
モールディングにのみ設けられた構成になされている。
【0008】
【作用】このような構成を有する手段においては、サイ
ドモールディングにおいて長尺化された脚部が、複数の
弾性リップ片によって正常の姿勢に維持されつつ、ガラ
ス支持片が、フロントウインドウガラス側に押圧され、
したがってモールディングの装着は良好に行われるよう
になっている。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず図6に表わされているように、自動車
のフロント側に装着されたフロントウインドウガラス1
1の周縁部には、長尺状の押出シール部材からなるウイ
ンドウモールディング9が装着されている。このウイン
ドウモールディング9は、前記フロントウインドウガラ
ス11の上縁部とルーフパネル12との間の隙間に装着
されるアッパーモールディング9Aと、フロントウイン
ドウガラス11の両側縁部とピラーパネル13との間の
隙間に装着されるサイドモールディング9Cと、コーナ
ーモールディング9Bとを有しており、これら各モール
ディング9A,9C,9Bからなる全長は、後述するよ
うにして一体連続的に押出成形されている。
【0010】図1ないし図4に示された第1実施例にお
けるウインドウモールディング9は、フロントウインド
ウガラス11の上縁部に装着されるアッパーモールディ
ング9Aと、フロントウインドウガラス11の側縁部に
装着されるサイドモールディング9Cとを有し、これら
アッパーモールディング9Aとサイドモールディング9
Cとを連結している湾曲部分をコーナーモールディング
9Bとしている。
【0011】このウインドウモールディング9は、ゴ
ム、合成樹脂等の弾性材料を長尺帯状に一体に押出成形
してなるものであり、フロントウインドウガラス11の
周縁部と、ルーフパネル12及びフロントピラー13と
の間隙に介挿される脚部92を有しているとともに、上
記隙間を車外側(図2ないし図4上側)から覆う装飾部
91を備えている。そしてこれら装飾部91と脚部92
とによって、長手方向に直交する横断面形状が略L字状
になされている。
【0012】脚部92の車内側端縁(図2ないし図4下
端縁)には、内周側にガラス支持片94が、外周側に弾
性リップ片95,96,97がそれぞれ形成されてい
る。ガラス支持片94は、モールディングの全長にわた
って連続して設けられており、その内周側先端部分に
は、ウインドウガラス11の車内側端縁エッジ部に係合
する係合凹部94aが成形されている。また前記弾性リ
ップ片95,96,97のそれぞれは、各先端側部分
が、車体パネル12,13の傾斜壁12a,13aに対
して屈曲状に圧接する可撓性を有している。これら各弾
性リップ片95,96,97のうち、図示上側に配置さ
れた一対の弾性リップ片96,97は、モールディング
9の全長にわたって設けられているとともに、最下端の
弾性リップ片95は、サイドモールディング9Cのみに
設けられている。すなわちまずアッパーモールディング
9A及びコーナーモールディング9Bにおいては、上下
2体の平行リップを構成するように弾性リップ片96,
97が、上記ガラス支持片94に対応して反対側に延出
するように設けられているとともに、サイドモールディ
ング9Cでは、上中下3体の平行リップを構成するよう
に弾性リップ片95,96,97が、ガラス支持片94
に対応して反対側に延出するように設けられている。さ
らに前記脚部92と装飾部91との連結部分には、芯材
としてのワイヤー93が全長にわたって埋設されてい
る。
【0013】一方装飾部91は、脚部92の車外側端
(図1上端)から、フロントウインドウガラス11側に
延び、当該フロントウインドウガラス11の車外側表面
を覆うリップ状部材からなっている。この装飾部91
は、モールディングの全長にわたって均一な横断面形状
に設定され、均一な肉厚を有している。
【0014】ここで脚部92の車内外方向(図1上下方
向)の高さは、アッパーモールディング9Aにおいて短
調均一に設定されているとともに、サイドモールディン
グ9Cにおいてやや長く設定されている。これは、後述
するようにフロントウインドウガラス11の車外側表面
と、ルーフパネル12の車外側表面との間に形成されて
いる段差が、アッパー部よりサイド部が拡大されている
のに対応したものであって、この段差の変化にしたがっ
て上記脚部92の長さも変化している。すなわちコーナ
ー部(図2参照)からサイド部にかけて(図3参照)脚
部92が徐々に長尺化されており、サイドのコーナー寄
りの付近で最大の高さになされた後、サイド部の下方側
領域に向かって上記最大高さが一定に維持されている
(図4参照)。
【0015】このようにサイドモールディング9Cにお
いて脚部92の高さが拡大されている領域においては、
当該脚部92を内周側に膨出させてなる膨出厚肉部分9
2aが各図2点鎖線で示すように設けられている。この
脚部92の膨出厚肉部分92aは、装飾部91とフロン
トウインドウガラス11の車外側表面との間に介挿され
るように脚部92及び装飾部91と一体に設けられてお
り、当該膨出厚肉部分92aの車内外方向(図示上下方
向)の肉厚は、前述した脚部92の高さ、すなわちフロ
ントウインドウガラス11の車外側表面と、ルーフパネ
ル12の表面との間に形成された段差に対応して変化し
ている。
【0016】具体的には、まず上記段差が最小かつ均一
な状態に構成されているアッパー部では(図1参照)、
上述した膨出厚肉部分92aは設けられておらず、均一
な肉厚及び横断面形状を有する装飾部91及び脚部92
が、アッパーモールディング9Aの全長にわたって設け
られている。この装飾部91と上記ガラス支持片94と
の間には、フロントウインドウガラス11のアッパー縁
部が受け入れられている。次にコーナー部の途中部分か
らサイド部にかけては(図2及び図3参照)、脚部92
に設けられた膨出厚肉部分92aの車内外方向(図示上
下方向)の肉厚が、前記段差の拡大に伴って増大されて
いる。膨出厚肉部分92aは、装飾部91と一体化され
ており、膨出厚肉部分92aとガラス支持片94との間
にフロントウインドウガラス11のコーナー縁部及びサ
イド縁部が受け入れられている。さらにサイドモールデ
ィング9Cの長手方向略中央領域においては(図4参
照)、最大になされた段差に対応して膨出厚肉部分92
aの肉厚が最大になされている。そしてこの膨出厚肉部
分92aとガラス支持片94との間にフロントウインド
ウガラス11のサイド縁部が受け入れられている。さら
にこのサイド中央領域より下方の領域に向かっては、上
記最大の段差が一定に維持されているのにしたがって膨
出厚肉部分92aの肉厚も最大かつ一定に維持されてい
る。
【0017】このように脚部92は、フロントウインド
ウガラス11の車外側表面に対応する内周部分に膨出厚
肉部分92aを有しており、この膨出厚肉部分92aの
内周側壁面に、雨水受け溝98が内周側に向かって開口
するように凹設されている。雨水受け溝98は、横断面
が略三角形状に形成されており、コーナーモールディン
グ9Bのサイド寄りの部位からサイド部全長にかけて設
けられている。この雨水受け溝98における溝深さ及び
溝幅は、前記膨出厚肉部分92aの肉厚に対応して徐々
に変化させられており、サイド部における膨出厚肉部分
92aの肉厚が最大になされている領域で、当該雨水受
け溝98の溝深さ及び溝幅が最大となるように設定され
ている(図4参照)。またサイド部の下方側領域におけ
る雨水受け溝98の溝深さ及び溝幅は、上記膨出厚肉部
分92aの最大肉厚に対応して一定の大きさに維持され
ている。このように雨水受け溝98の溝深さが変化され
ることによって、上記雨水受け溝98を画成した後に膨
出厚肉部分92aに形成される下壁部すなわちガラス当
接壁部の肉厚は、サイド部全長にわたって均一の肉厚に
なされている。
【0018】このようなウインドウモールディング9を
用いたフロントウインドウガラス11の車体側取付構造
を次に説明する。ルーフパネル12及びフロントピラー
13に設けられたガラス取付用開口部の内周縁部は、フ
ロントウインドウガラス11を受け入れるように室内側
に向かって階段状に折り曲げられており、傾斜壁12
a,13aを介してフランジ部12b,13bが設けら
れている。アッパー部の傾斜壁12aの立上り高さは均
一になされているが、サイド部の傾斜壁13aの立上り
高さは、コーナー部の途中から次第に高められている。
【0019】そしてまずフロントウインドウガラス11
の周縁部に、ウインドウモールディング9が装着され
る。このときフロントウインドウガラス11のアッパー
周縁部からコーナー周縁部にかけては、アッパーモール
ディング9Aのガラス支持片94と装飾部91との間に
嵌着されるとともに、フロントウインドウガラス11の
サイド周縁部には、サイドモールディング9Cのガラス
支持片94と、脚部92の膨出厚肉部分92aとの間に
嵌着される。なおコーナーモールディング9Bは、ウイ
ンドウモールディング9の装着に伴って所定の曲率に湾
曲させられることとなるが、上述のようにして脚部92
の厚肉化が行われているため、曲げ周長の差によるシワ
発生等の不具合は生じることがない。
【0020】一方前記車体パネル12,13側のフラン
ジ部12b,13b上には、帯状のダムラバー14が固
着されるとともに、このダムラバー14の外周面に、接
着剤15が押出によって充填される。ついでウインドウ
モールディング9が装着されたフロントウインドウガラ
ス11の車内側面が、上記ダムラバー14上に当接され
押圧される。これによりウインドウモールディング9の
ガラス支持片94は、接着剤15で固着されるととも
に、各弾性リップ片95,96,97が、各傾斜壁12
a,13aに対して屈曲状態にて弾接される。これらの
各弾性リップ片95,96,97の屈曲による弾性反発
力は、脚部92のガラス支持片94をフロントウインド
ウガラス11側に押し付ける力として作用し、その結
果、ウインドウモールディング9の固定が行われる。特
に上部側の弾性リップ片97は、ウインドウモールディ
ング9を仮固定する際等において、ウインドウモールデ
ィング9の姿勢を安定化させる力として作用する。
【0021】このようにしてフロントウインドウガラス
11は、車体パネル12,13側のフランジ部12b,
13b上に全周略均一の高さに固着される。そしてこの
フロントウインドウガラス11の車外側表面と、ルーフ
パネル12の表面との間には、傾斜壁12a,13aの
立上り高さに対応した段差が形成され、この段差に対応
して、脚部92の膨出厚肉部分92aの肉厚が設定され
ている。まずアッパー部においては(図1参照)、全長
にわたって上記段差はほとんどなく、装飾部91及び脚
部92が均一な横断面形状に維持されているとともに、
脚部92に膨出肉厚部分は設けられていない。またコー
ナー部においては(図2参照)、サイド部に向かって段
差が形成されていくのに対応して、脚部92に膨出厚肉
部分92aが設けられている。この膨出厚肉部分92a
の肉厚は、段差の変動に対応するように、サイド側に向
かって徐々に膨肉化されている。さらにこのコーナー部
の途中部分からサイド部に向かって(図3参照)上記段
差は徐々に拡大されており、サイド部のコーナー寄りの
領域(図4参照)で最大の段差に設定されている。そし
てこれに対応して、膨出厚肉部分92aの肉厚も最大に
なされている。またサイド部下方側領域における段差
は、上記最大の段差のまま一定に設定されており、それ
に対応して膨出厚肉部分92aの肉厚も一定になされて
いる。
【0022】このようなウインドウガラス11の車体側
取付構造において、ウインドウガラス11上に滴下した
雨水は、装飾部91の内周壁面に誘導されて流下してい
き、サイド部に集められた雨水は、雨水受け溝98内に
導かれて所定の部位に排出されていく。
【0023】なおウインドウモールディング9は、フロ
ントウインドウガラス11に装着した状態で窓枠側に挿
入することとしてもよいし、予めフロントウインドウガ
ラス11を窓枠側に挿入しておいた上で、フロントウイ
ンドウガラス11の周端縁と車体パネル12,13との
間の隙間内にウインドウモールディング9を挿入するよ
うにしてもよい。
【0024】また図5には、本発明の他の実施例にかか
る自動車用モールディング6が表わされている。この自
動車用モールディング6は、アッパーモールディング6
A、コーナーモールディング6Bおよびサイドモールデ
ィング6Cを備えており、フロントウインドウガラスの
アッパー端縁からコーナー端縁を通って両サイド端縁に
かけて装着・配置される。サイドモールディング6C
は、上記アッパーモールディング6Aからコーナーモー
ルディング6Bを介してピラーの上側から下側に向かっ
て連続しているものである。
【0025】このモールディング6は、フロントウイン
ドウガラスと車体パネルとの隙間部分に介挿される脚部
62を備えており、当該脚部62の下端縁部に設けられ
たガラス支持片64と、脚部62の上端縁部に設けられ
たウインドウガラス側装飾部61aとの間に、フロント
ウインドウガラスの上縁部に嵌合される凹溝が形成され
ている。また上記ウインドウガラス側装飾部61aの反
対側には、車体パネル側装飾部61bが設けられている
とともに、上記脚部62の車体パネル側壁面には、第1
弾性リップ片65が全長にわたって形成されている。こ
の第1弾性リップ片65は、車体パネル壁面に屈曲して
圧接されるものであり、当該第1弾性リップ片65の屈
曲による反発力は、前記脚部62をフロントウインドウ
ガラス側に押し付ける付勢力として作用し、その押圧付
勢力によってモールディング6が一定位置に保持されて
フロントウインドウガラスへの固定が行われ、シールが
行われるようになっている。
【0026】このときサイドモールディング6Cの脚部
62は、車内側に向かって長尺化されており、この脚部
62とウインドウガラス側装飾部61aとの間に、脚部
62をフロントウインドウガラス側へ膨出させてなる厚
肉膨出部分62aが一体に形成されている。そしてこの
厚肉膨出部分62aの立上り側壁面とウインドウガラス
側装飾部61aの下面との間に水受け溝が画成されてい
る。
【0027】またサイドモールディング6Cにおいて
は、上記第1弾性リップ片65の他に、脚部62の最下
端部分に第2弾性リップ片66とが略平行に形成されて
いる。この第2弾性リップ片66も、車体パネル壁面に
屈曲して圧接されるものである。このとき前記第1弾性
リップ片65は、サイド部において長尺化された脚部6
2の途中部分に配置されており、上記アッパーモールデ
ィング6Aから連続して設けられている。第2弾性リッ
プ片66は、サイド部からコーナー部に差しかかる位置
において切除されており、上述したようにアッパー部に
は設けられていない。このときの第2弾性リップ片66
の切除は、モールディングの押出方向と急激な角度をな
す切断線6bに沿って行われており、この切断線6bを
境として、サイド部からコーナー部に差しかかる位置に
て弾性リップ片65が瞬時に消失されている。
【0028】このような第2実施例によるモールディン
グ6によっても、上記第1実施例と同様な作用・効果を
得ることができる。
【0029】以上述べたように本発明は、サイドモール
ディングにおいて長尺化された脚部を正常の姿勢に維持
するための弾性リップ片と、ガラス支持片をフロントウ
インドウガラス側に押圧嵌合するための弾性リップ片と
からなる複数条の弾性リップ片を脚部に設けてなるか
ら、特に仮固定の工程等においてモールディングの装着
を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるモールディングの構
造を表わした図6中の I−I 線に沿う横断面図である。
【図2】図1中のII−II線に沿う横断面図である。
【図3】図1中の III−III 線に沿う横断面図である。
【図4】図1中のIV−IV線に沿う横断面図である。
【図5】本発明の他の実施例における自動車用モールデ
ィングの構造を表わした外観斜視説明図である。
【図6】本発明を適用する自動車の前部側を表わした外
観斜視説明図である。
【符号の説明】
6,9 モールディング 11 ウインドウガラス 12,13 車体パネル 9A,6A アッパーモールディング 9B,6B コーナーモールディング 9C,6C サイドモールディング 91,61 装飾部 92,62 脚部 92a,62a 膨出厚肉部分 95,96,97,65,66 弾性リップ片 98 雨水受け溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルの窓枠開口部に固着されたフ
    ロントウインドウガラスのアッパー側から両サイド側に
    かけての周縁部に沿って装着されるアッパーモールディ
    ング及びサイドモールディングを有してなるものであっ
    て、 上記フロントウインドウガラスの周縁部と前記車体パネ
    ルの窓枠開口部の内周縁部との間に形成された隙間に介
    挿される脚部と、この脚部の車外側端に設けられて上記
    隙間を車外側から覆う装飾部と、前記脚部から延出して
    フロントウインドウガラスの車内側エッジ部に嵌合され
    るガラス支持片とを備え、 サイドモールディングにおける脚部の車内外方向の高さ
    が、アッパーモールディングにおける脚部の高さより大
    きく設定されていることによって、前記装飾部が、フロ
    ントウインドウガラスの表面から車外側に離反させら
    れ、この装飾部の離反空間部分に、雨水受け溝が画成さ
    れてなる自動車用フロントウインドウモールディングに
    おいて、上記ガラス支持片が、モールディングの全長に
    わたって連続して設けられているとともに、上記脚部の
    車内側部分には、当該脚部から延出して車体パネル側に
    圧接し、車体パネル側からの反力で前記ガラス支持片を
    フロントウインドウガラス側に押し付ける弾性リップ片
    が、複数条にわたって設けられてなり、 これら複数の弾性リップ片のうちの所定の弾性リップ片
    は、モールディングの全長にわたって連続して設けられ
    ているとともに、他の弾性リップ片は、サイドモールデ
    ィングにのみ設けられていることを特徴とする自動車用
    フロントウインドウモールディング。
JP16420193A 1993-06-08 1993-06-08 自動車用フロントウインドウモールディング Withdrawn JPH0624241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16420193A JPH0624241A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 自動車用フロントウインドウモールディング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16420193A JPH0624241A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 自動車用フロントウインドウモールディング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0624241A true JPH0624241A (ja) 1994-02-01

Family

ID=15788598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16420193A Withdrawn JPH0624241A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 自動車用フロントウインドウモールディング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624241A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5078444A (en) Molding for windshield of automobile and its molding apparatus
CN1997529A (zh) 密封、装饰或补强条
US20060162256A1 (en) Weatherstrip
CN108725158A (zh) 汽车用车门的密封结构
US5588691A (en) Windshield molding for vehicles and the production method thereof
GB2312881A (en) Two component roof ditch decorative strip
JP5110382B2 (ja) ドアウエザストリップの製造方法
JPH08268066A (ja) フロントドアのシール構造
JPH04257745A (ja) エラストマー製ウェザーストリップ
US5454614A (en) Windshield molding for vehicles and the production method thereof
KR0149022B1 (ko) 자동차 창문 몰딩 조립체
JP4251998B2 (ja) コンバーチブルカー用のルーフウエザストリップ
JPH0326978Y2 (ja)
JPH0624241A (ja) 自動車用フロントウインドウモールディング
JP3098271B2 (ja) 自動車用ウインドモールディング
JP3178325B2 (ja) ドアガラスウエザストリップの取付構造
JPH051527U (ja) 自動車用フロントウインドウモールデイング
JPS623299Y2 (ja)
JP2640384B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPH04218427A (ja) 自動車用ウインドモールディング及びその製造方法
JPH0747214Y2 (ja) ウエザーストリツプグラスラン
JP3154420B2 (ja) 自動車用ウインドウモールディング
JPH0645373Y2 (ja) 自動車のウィンドガラスモール
GB2278143A (en) Sealing,finishing and trimming strips
JPH0636975Y2 (ja) ウインドモール

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980903