JPH06242153A - ピーク振幅検出器 - Google Patents

ピーク振幅検出器

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JPH06242153A
JPH06242153A JP6024814A JP2481494A JPH06242153A JP H06242153 A JPH06242153 A JP H06242153A JP 6024814 A JP6024814 A JP 6024814A JP 2481494 A JP2481494 A JP 2481494A JP H06242153 A JPH06242153 A JP H06242153A
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peak
comparator
peak amplitude
input signal
voltage
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JP6024814A
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Thomas M Walley
トーマス・エム・ウオーリー
Larry S Metz
ラリー・エス・メッツ
Charles E Moore
チャールズ・イー・ムーア
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HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
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    • H03K5/1532Peak detectors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/04Measuring peak values or amplitude or envelope of ac or of pulses
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C27/00Electric analogue stores, e.g. for storing instantaneous values
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
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    • G11C27/02Sample-and-hold arrangements
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    • G11C27/026Sample-and-hold arrangements using a capacitive memory element associated with an amplifier

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Abstract

(57)【要約】 【目的】全体として少電力で動作する、オン・チップ記
憶コンデンサを利用したピーク検出器を提供する。 【構成】本発明の一実施例によれば、オン・チップ記憶
コンデンサを用いて入力信号のピーク振幅を記憶する、
完全に集積化されたCMOSピーク検出器が提供され
る。該検出器は遅延バッファ、転送ゲート、および比較
器を備えている。放電コントローラがオン・チップ記憶
コンデンサに記憶されたピーク振幅をある所定の量だけ
ステップ・ダウンするのに用いられる。放電コントロー
ラは、記憶コンデンサと直列に配置されたスイッチ式コ
ンデンサを備え、この2つのコンデンサが容量性電圧分
割器として動作して、収集されたピーク振幅の予想可能
な何分の1かを生成する。複数のピークは該検出器を単
一の比較器と結合して用いることにより、判定および/
または記憶される。マルチプレクサは複数のピーク検出
器を制御するよう、この構成において用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、高周波信号の
ピーク振幅の検出に関するものであり、とりわけ、オフ
・チップ・ピーク記憶コンデンサを必要としないCMO
Sピーク検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】測定し、あるいは、記憶すべき入力波形
のピーク値を必要とする用途において、能動ピーク検出
器が用いられている。ダイオードとコンデンサから、最
高値の入力信号によってコンデンサが充電される、単純
なピーク検出器を構成することが可能である。この単純
な構成には、可変入力インピーダンス、及び、温度によ
って誘発されるダイオード降下といった、いくつかの欠
点がある。別の形態のピーク検出器では、演算増幅器と
フィードバック・ループが用いられる。コンデンサに蓄
積される電圧から得られるフィードバックによって、ダ
イオード降下が補償される。しかし、これらの回路に
は、やはり、入力インピーダンスの問題がある。
【0003】当該技術において既知のピーク検出器は、
バイポーラ・テクノロジを利用して構成される。バイポ
ーラ・テクノロジに関する問題の1つは、電力消費率が
高いということである。バイポーラ・ピーク検出器は、
ダイオードに十分な電圧の揺動をもたらす、従って、線
形性を保証するための高電圧源(すなわち、5ボルトを
超える)を必要とする。バイポーラ検出器に関するもう
1つの問題は、コンデンサの下限放電率を設定すること
になる、ダイオードに固有の逆漏洩である。さらに、こ
れらピーク検出器は、ピーク振幅の記憶のためにオフ・
チップ・コンデンサを用いている。この追加回路要素に
よって、コストが大幅に増大し、性能の信頼性が幾分損
なわれる結果になる。
【0004】次に続くパルスの受信を見越して、記憶さ
れたピーク振幅をステップ・ダウンすることが望ましい
場合が多い。バイポーラ・テクノロジに関しては、記憶
コンデンサの放電には、直流電圧源に接続された大形の
抵抗器または電流源を必要とする。抵抗器を用いる場
合、ステップ・ダウン量は、回路のアセンブリ前に確定
しておかなければならない(すなわち、所望のステップ
・ダウン量によって、抵抗器の値が決まる)。両方の場
合とも、ステップ・ダウンによって、記憶コンデンサが
ピークを得た瞬間から該コンデンサの着実な放電が生じ
ることになる。従って、既に少量の放電が行われている
ので、後続の回路段が、真のピーク振幅を受けることは
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、CM
OSテクノロジ及びオン・チップ記憶コンデンサを利用
して、ピーク検出器を実現できるようにし、これによっ
て、全体として電力の必要を減少させ、記憶コンデンサ
における電荷のステップ・ダウンを制御する能力を提供
することにある。もう1つの目的は、複数のピーク検出
器に対して、単一の比較器を用いることができるように
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、完全に
相補型金属酸化膜半導体電解効果トランジスタ(CMO
S)のテクノロジから構成されるピーク振幅検出器に、
検出器のチップに組み込まれるピーク記憶コンデンサを
設けて、オフ・チップ素子を除去することにより、先行
技術の欠点及び限界が克服される。本発明のこのピーク
振幅検出器は、比較器、遅延バッファ、転送ゲート、イ
ンバータ、及び、記憶コンデンサから構成される、完全
に集積化されたCMOSチップである。
【0007】本発明は、ピーク検出器の全ての素子を1
つのチップに集積化するだけでなく、CMOSテクノロ
ジを利用するため、要求する電力は小さい。従って、回
路の動作に必要なのは、5ボルトの電源だけである。遅
延バッファとして、利得が1の能動フィルタを設けるこ
とによって、極めて高速度の入力信号に関するピーク検
出器の正確度が増すという、別の利点も得られる。能動
フィルタは、低域フィルタまたは高域フィルタとするこ
とができる。
【0008】オン・チップ記憶コンデンサにおける電圧
を所定の量だけステップ・ダウンさせるため、放電コン
トローラが設けられている。ステップ・ダウンは、十分
な時間が経過するまで生じないので、後続の回路要素
は、記憶コンデンサが得た真のピークを受けることがで
きる。このコントローラは、記憶コンデンサに関して、
スイッチ式コンデンサを利用し、追加入力の受信を見越
して、記憶コンデンサから電荷を除去する。スイッチ式
コンデンサ及び記憶コンデンサは、捕捉したピーク振幅
の予測可能な何分の1かを発生する容量性電圧分割器の
働きをする。このコントローラの利点は、動作前または
動作中に、ソフトウェアを介して、放電率をプログラミ
ングできるということである。さらに、先行技術による
解決策であるピーク捕捉後の一定の放電とは対照的に、
電荷をステップ・ダウンするので、順次回路段により正
確なピーク振幅が供給されることになる。
【0009】少なくとも2つのCMOSピーク振幅検出
器を利用して、複数のピークを測定し、あるいは、記憶
することが可能である。この回路構成の1つが、各サブ
アセンブリがピーク検出器と独立した比較器を備える、
単一検出器アセンブリの集合体である。この構成の問題
は、複数の比較器を用いることによって導入される信号
エラーである。各比較器は、特性電圧オフセット、利
得、及び、ノード・キャパシタンスを有している(すな
わち、2つの比較器が同じ特性を備えることはない)の
で、異なる遅延が生じることになる。従って、同じ振幅
入力を検出するピーク検出回路の出力差は、所望の0ボ
ルトではなく、ある小さい値の△Vボルトになる。
【0010】例えば、2つのピーク検出器と、同じサイ
ズのピークを捕捉するように設定された2つの比較器
は、異なるポイントでその入力を見つけることになる。
理想的な比較器は、ある時間tnにおいて、比較器の正
の入力が、比較器の負の入力における遅延入力に対して
ほんのわずかだけ負になる場合に、状態を変化させる。
しかし、こうした入力オフセットのような固有の比較器
特性のため、第1の比較器における状態の変化は、tn
+t1に生じる。第2の比較器における状態の変化は、
n+t2に生じる。これらの時間シフトは、本論考の例
証となるが、t2は、tnと異なる必要はない。すなわ
ち、t1=t2,t1>t2またはt1<t2であれば、後続
の論考にとって十分である。
【0011】第1の比較器の時間遅延がtd1であり、第
2の比較器の時間遅延td2の場合、各ピーク検出器は、
遅延入力信号に沿った異なるポイントにおける電圧を捕
捉する。すなわち、第1の比較器は、[(tn+t1)+
d1]におけるピークを捕捉し、第2の比較器は、
[(tn+t2)+td2]におけるピークを捕捉する。
【0012】この捕捉問題は、単一の比較器に関して、
少なくとも2つのCMOSピーク振幅検出器を利用すれ
ば、回避される。制御信号及びアナログ・マルチプレク
サを利用して、第1のピーク検出器の作動時には、第2
のピーク検出器を除外し、第2のピーク検出器の作動時
には、第1のピーク検出器を除外して、単一比較器から
入力信号及び出力信号を受信するように制御が施され
る。
【0013】
【実施例】以下の論考のため、「高」という用語は、高
電圧、通常は5ボルトに相当し、「低」という用語は、
低電圧、通常は0ボルトに相当する。しかし、当該技術
の通常の技能者には明らかなように、高電圧は、その電
圧で、回路素子をオンにすることができる場合、十分な
大きさ(すなわち、高>0)を有していることになり、
低電圧は、回路要素が有効にオフになれば、十分な大き
さ(すなわち、低>0)ということになる。
【0014】図1には、本発明の金属酸化物半導体電界
効果トランジスタ(CMOS)による正のピーク振幅検
出器が示されている。入力信号102が、遅延バッファ
110及び比較器120の正の入力に入る。遅延バッフ
ァ110が、転送ゲート130に入る前に、入力をある
デルタ時間だけ遅延させる。遅延バッファ110は、利
得が1の能動フィルタであり、遅延は、比較器120の
遅延とほぼ同じである。実際の遅延は、一般に、5ns
〜10nsの範囲である。
【0015】転送ゲート130は、2つのトランジスタ
132、134から構成される。単一トランジスタの転
送ゲートの実現には、転送ゲート間において送られる電
圧の大きさを考慮しなければならない。例えば、送られ
る電圧が、低またはアースに近い場合、アースに対する
抵抗が小さいので、nチャネル・トランジスタを用いる
のが望ましい。同様に、送られる電圧が高の場合には、
その抵抗が電圧が高くなるにつれて小さくなるので、p
チャネル・トランジスタを単一転送ゲートとして用いる
のが望ましい。
【0016】トランジスタ132のドレイン端子は、ト
ランジスタ134のソース端子に接続され、トランジス
タ132のソース端子は、トランジスタ134のドレイ
ン端子に接続される。トランジスタ132のゲート端子
は、比較器120の出力に接続される。トランジスタ1
34のゲート端子は、インバータ140の出力に接続さ
れ、インバータの入力は、さらに、比較器120の出力
に接続されている。この構成の場合、トランジスタ13
2は、nチャネルトランジスタであり、トランジスタ1
34は、pチャネル・トランジスタである。当業者には
明らかなように、本発明の範囲を逸脱することなく、ト
ランジスタ132をpチャネルトランジスタとし、トラ
ンジスタ134をnチャネルトランジスタとすることも
可能である。
【0017】入力信号102のピーク振幅を記憶するオ
ン・チップ・コンデンサ150は、転送ゲート130の
出力及びアースに接続される。記憶コンデンサ150か
らの電圧は、入力信号102との比較のため、比較器1
20の負の入力106に送り返される。記憶コンデンサ
150は、妥当な値とすることができるが、望ましい実
施例は、約1ピコファラッドである。
【0018】一般に、入力信号102は、記憶コンデン
サ150における電圧と継続して比較される。入力信号
102が、記憶された電圧を超えると、比較器120
は、状態を変化させて、転送ゲートをオンにするので、
新しい振幅が記憶コンデンサ150に記憶される。入力
信号102が、この新たに記憶された振幅未満になる
と、比較器120は、転送ゲート130をオフにする。
この動作は、転送ゲート130が遅延バッファ110よ
りはるかに小さく、比較器120と遅延バッファ110
によって発生する遅延時間との間に差がないという仮定
に立っている。トランジスタ130の遅延は、0.5n
sのオーダであり、遅延バッファ110によって発生す
る遅延を大幅に下回る。以上の論考は、正のピーク検出
に関するものであるが、当該技術の通常の技能を有する
者には明らかなように、負のピーク振幅検出器の構造
も、同様に構成される。
【0019】図2には、CMOSピーク振幅検出器用の
放電コントローラが示されている。一般に、入力信号
は、順次高くなるピークから構成されているわけではな
い、すなわち、全てのピーク振幅が先行するピーク振幅
より高いわけではない。ピーク振幅検出器によってピー
クを捕捉し、後続の回路要素で利用した後、オン・チッ
プ記憶コンデンサにおける電圧は、入力信号の次のパル
スを見越して、ある所定の量だけステップ・ダウンしな
ければならない。放電コントローラは、このタスクを達
成して、さらに詳細に後述する、いくつかの追加利点を
もたらす。記憶コンデンサ250及びノード252は、
図1に示すのと同じ記憶コンデンサ及びノードである
(すなわち、それぞれ、品目150及び152)。
【0020】ステップ・コンデンサ264は、次のパル
スの受信に備えて、記憶コンデンサからある量の電荷を
除去するために用いられる。ステップ・コンデンサ26
4は、本質的に、記憶コンデンサ250と直列に配置さ
れたスイッチ式コンデンサである。ステップ・コンデン
サ264は、一般に、記憶コンデンサ250より値が低
く、望ましい実施例の場合、ステップ・コンデンサは、
約1/2ピコファラッドである。
【0021】ステップ・コンデンサ264は、トランジ
スタ260、261のソース端子及びトランジスタ26
2、263のドレイン端子に接続される。トランジスタ
260のドレイン端子は、V1、すなわち、一般には定
電圧源に接続され、トランジスタ261のドレイン端子
は、V2に接続される。望ましい実施例の場合、V2は、
デジタル・アナログ変換器(DAC)からの調整可能な
電圧であり、プログラム可能である。記憶コンデンサ2
50における電圧をステップ・ダウンするため、V2
1以上になる。当該技術における通常の技能を有する
者には明らかなように、V1とV2は、交換可能である、
すなわち、V1を調整可能なDAC電圧とし、V2を定電
圧電源とすることも可能である。さらに、調整可能な電
圧は、デジタルである必要はなく、アナログとすること
も可能である。記憶コンデンサ250における電圧は、
後続段、この場合には、サンプル・ホールド回路290
に送られる前に、バッファ280によってある寄生量だ
け遅延させられる。本発明の精神及び範囲を逸脱するこ
となく、サンプル・ホールド回路290の代わりに、他
の順次後続回路要素段を用いることも可能である。
【0022】トランジスタ260、262は、論理ST
EP270によって駆動され、トランジスタ261、2
63は、論理CHARGE272によって駆動されてい
る。ピーク振幅は、記憶コンデンサ250によって捕捉
される間、CHARGE272は、高になる。次に、ピ
ーク振幅は、サンプル・ホールド回路290に送られ
る。同時に、ステップコンデンサ264にかかる電圧
が、記憶コンデンサ250の電圧(Vstore)からV2
引いた値に等しくなる。すなわち、CHARGE272
が高の場合、トランジスタ261、263がオンになる
ので、ノードY266は、Vstore に等しくなり、ノー
ドX 265は、V2に等しくなる。
【0023】論理STEP270が高になると、次の入
力パルスの受信に備えて、記憶コンデンサ250から電
圧の一部が除去される。これが行われると、トランジス
タ260、262がオンになる。これによって、ノード
265がV1に、ノード266がVstore に短絡する。
ステップコンデンサ264及び記憶コンデンサ250
は、トランジスタ262がオンになるため、今では直列
をなすので、容量性電圧分割器の働きをする。従って、
記憶コンデンサ250におけるステップ・ダウン後の最
終電圧は、次の通りである:
【0024】
【数1】
【0025】ここで、Vinitialは、CHARGE27
2が高の時に、記憶コンデンサ250が捕捉する初期ピ
ーク振幅であり、Vfinalは、次のパルスの捕捉に備え
てステップ・ダウンした後の、記憶コンデンサにおける
電圧である。実際には、CHARGEがトランジスタ2
63をオンにすると、ノードYに生じる、バッファ28
0からのバッファ・オフセットの結果として、式1に関
連した追加電圧が生じる。このバッファ・オフセット
(Voffset)は、バッファの出力とバッファの入力との
差と定義される。従って、係数V2−V1は、実際には、
2−V1−Vof fsetであり、ここで、Voffsetは、一般
に、ミリボルトのオーダであり、式1に影響することは
ほとんどない。理想としては、Voffsetは、0ボルトで
ある。式1に関して、V2−V1は、被ることになるステ
ップ・ダウンの量を制御する。調整可能な電圧であるV
2は、ソフトウェアで制御可能であり、従って、記憶コ
ンデンサ250のステップ・ダウン量は、ピーク振幅検
出器の動作前または動作中にプログラムすることができ
る。
【0026】図3には、制御信号のタイミング及びピー
ク振幅のステップ・ダウンの効果が示されている。入力
信号302は、論考を単純化するため、単一のパルスと
して示されている。この論考のため、記憶されているピ
ーク352は、入力信号302のピークよりも小さい振
幅から開始する。入力パルス302がピーク検出器に入
ると、CHARGE310が、t1において高になり、
入力パルス302全体が回路を通過するまで(t2)持
続する。オン・チップ記憶コンデンサ(不図示)は、記
憶されたピーク352によって表される、入力パルス3
02のピーク振幅を捕捉する。このピーク352は、t
3において高になり、t4まで保持されるSAMPLE3
20によって示されるように、サンプル・ホールド回路
(不図示)が捕捉できるまで、維持される。次に、記憶
されたピーク352は、STEP330がt5において
高になると、所定の量だけステップ・ダウンされる。S
TEP330は、サンプル・ホールド回路が記憶されて
いるピーク352を受信するまで、高にはならない(す
なわち、t5>t4)という点に留意されたい。これによ
って、確実に、後続の回路要素、この場合、サンプル・
ホールド回路が、入力信号302の真のピーク振幅を受
信することになる。記憶されているピーク352をステ
ップ・ダウンすると、この時点で、ピーク振幅検出器
は、先行ピークより低い可能性のある新しいピークを受
信する準備が整ったことになる。
【0027】次に、図4A及び図4Bを参照すると、そ
れぞれ、単一の比較器と、対応する入力信号を用いる、
2つのピーク振幅検出器が示されている。パルスA及び
パルスBから成る入力信号402は、遅延バッファ41
0及び比較器420の正の入力に入る。単一比較器42
0は、両方のピーク振幅検出器400、405に用いら
れる。単一比較器は、比較器遅延を1つだけ発生する1
組の比較器特性(例えば、電圧オフセット、利得、及
び、ノード・キャパシタンス)を有しているので、この
構成によって、少なくとも1つのエラー源が除去され
る。従って、各ピーク振幅検出器は、正確に同じ△t時
間遅延で、そのそれぞれのピークを捕捉することにな
る。
【0028】ピーク振幅検出器400、405は、図1
に示すピーク振幅検出器と同様に構成されている。オン
・チップ・コンデンサに記憶されたパルスAのピーク振
幅及びパルスBのピーク振幅は、それぞれ、ノード45
2及び454に対して出力される。これらのノードは、
さらに、アナログ・マルチプレクサ492及び差動増幅
器494に接続される。望ましい実施例の場合、パルス
Aのピーク値とパルスBのピーク値を加えた値は、一定
の値になる。パルスAがパルスBに等しければ、差動増
幅器494の出力は、ゼロになる。さもなければ、その
差は、その一定の値とその負の補数の範囲内になる。
【0029】アナログ・マルチプレクサ492は、いく
つかのピーク振幅検出器間における単一比較器420の
利用を容易にする。2つの論理信号GATE A496
及びGATE B498によって、どのピーク振幅検出
器を作動させ、入力信号との比較のため、マルチプレク
サ492を介して、比較器420にどの記憶ピーク振幅
を送り返すべきかが決定される。
【0030】パルスAが生じると、GATE A496
が高になり、マルチプレクサ492がオンになる。次
に、マルチプレクサ492は、ピーク振幅検出器A40
0から比較器420の負の入力406に記憶されている
ピーク振幅を供給する。また、GATE A496が、
ピーク振幅検出器A400を作動させると、比較器42
0から出力を受信する準備が整うことになる。パルスA
が記憶されているピークより大きければ、ピーク振幅検
出器A400は、新しいピーク振幅としてパルスAを記
憶する。
【0031】同様に、パルスBが生じると、GATE
Bが高になり、ピーク振幅検出器B405及びマルチプ
レクサ492が作動する。記憶されているピーク振幅4
54が、マルチプレクサ492を介して、ピーク振幅検
出器B405から比較器420に供給され、新しい入力
信号(すなわち、パルスB)がこの記憶ピーク振幅と比
較され、ピーク振幅検出器B405は、これに基づい
て、新しい信号を記憶したり、あるいは、記憶しなかっ
たりする。
【0032】図5には、単一の比較器を利用した4つの
ピーク振幅検出器(ピーク振幅検出器A〜D)が示され
ている。このピーク振幅検出回路は、自動利得制御回路
内に含まれているので、入力パルスのピーク値の合計A
+B+C+Dは、一定であり、AGC増幅器の利得を制
御するために用いられる。ピーク振幅検出器A〜D、並
びに、遅延バッファ及び比較器は、それぞれ、差動信号
の正の側と負の側のために独立した回路から構成されて
いる。従って、4つの正のピーク振幅検出器は、全て、
それらの間で多重化される単一の比較器によって制御さ
れ、一方、4つの負のピーク振幅検出器は、全て、それ
らの間で多重化されるもう1つの単一の比較器によって
制御される。
【0033】図6A、6B、及び、6Cには、3000
Hanover Street,Palo Alt
o,California94304を事業所在地とす
る、Hewlett−Packard Compan
y,a Californiacorporation
から入手可能な1SP9−0003ディスク・ドライブ
・サーボ・チップに用いられる、実際の正の4X CM
OSピーク振幅検出器の概略図が示されている。4つの
ピーク振幅検出器は、全て、同じ単一の比較器を利用す
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、全体として電力の必要を減少させ、記憶コン
デンサにおける電荷のステップ・ダウンを制御する能力
を備えたピーク検出器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるCMOSピーク振幅検出器を示す
図である。
【図2】CMOSピーク振幅検出器用の放電コントロー
ラを示す図である。
【図3】本発明による放電コントローラ付きCMOSピ
ーク振幅検出器の動作に関する論理流れ図である。
【図4A】単一の比較器を利用した2つのCMOSピー
ク振幅検出器を示す図である。
【図4B】図4Aの回路に対する代表的な入力信号を示
す図である。
【図5】単一の比較器を利用した4つのCMOSピーク
振幅検出器を示す図である。
【図6A】本発明による少なくとも4つのCMOSピー
ク振幅検出器用の単一比較器に関する、本発明のさらに
詳細な概略図である。
【図6B】本発明による少なくとも4つのCMOSピー
ク振幅検出器用の単一比較器に関する、本発明のさらに
詳細な概略図である。
【図6C】本発明による少なくとも4つのCMOSピー
ク振幅検出器用の単一比較器に関する、本発明のさらに
詳細な概略図である。
【符号の説明】
110、410:遅延バッファ 120、420:比較器 130:転送ゲート 132、134、260、261、263:トランジス
タ 150、250:記憶コンデンサ 252、265、266、452、454:ノード 264:ステップコンデンサ 280:バッファ 290:サンプル・ホールド回路 400、405:ピーク振幅検出器 492:アナログ・マルチプレクサ 494:差動増幅器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を受信し、該入力信号を遅延した
    遅延入力信号を出力する遅延バッファと、 正入力端と負入力端とを備え、該正入力端により前記入
    力信号を受信する比較器と、 前記遅延入力信号を受信する第1入力端と、前記比較器
    の出力を受信する第2入力端とを備えた転送ゲートと、 前記転送ゲートの出力と、前記比較器の前記負入力端と
    に接続されたオン・チップ記憶コンデンサと、 を備えて成るピーク振幅検出器。
JP6024814A 1993-01-29 1994-01-27 ピーク振幅検出器 Pending JPH06242153A (ja)

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