JPH0624191Y2 - マンホール内に於けるライニングチューブ案内装置 - Google Patents

マンホール内に於けるライニングチューブ案内装置

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JPH0624191Y2
JPH0624191Y2 JP9023090U JP9023090U JPH0624191Y2 JP H0624191 Y2 JPH0624191 Y2 JP H0624191Y2 JP 9023090 U JP9023090 U JP 9023090U JP 9023090 U JP9023090 U JP 9023090U JP H0624191 Y2 JPH0624191 Y2 JP H0624191Y2
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JP
Japan
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manhole
fixed
lining tube
support member
mouth
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JP9023090U
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康雄 宮崎
明 神出
繁樹 亘
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株式会社大阪防水建設社
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、、マンホール内に於けるライニングチューブ
案内装置に関する。
従来技術とその問題点 従来埋設下水管内面の硬質チューブライニング工法とし
て、マンホールを作業口として利用し、2つのマンホー
ル間の下水管内に横断面寸法の縮小された硬質プラスチ
ックチューブを挿通し、次いでチューブを内部からの加
熱加圧で膨張させ管内面に被着させるような工法が提案
されている(例えば特開昭63−296924号公報参
照)。このような工法を実施するに際しては、マンホー
ル内に、ライニングチューブの送り方向を略々90°方
向転換させるための案内装置を設置することが必要とな
る。従来マンホール内への案内装置の設置は、マンホー
ル内に作業員が入り、人手によりアンカボルトなどの固
定取付け手段などの適用で行なわれていたが、マンホー
ル内は狭く行動が制限されるために設置作業が甚だ面倒
であり、また危険でもあった。
本考案はこのような従来の問題点を一掃することを目的
としてなされたものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、 一方及び他方のマンホールを作業口として、之等マンホ
ール間の下水管内に挿通されるライニングチューブを、
マンホール内で案内するための装置であって、 マンホールの口部に於て地面側に設置固定される固定金
物、 上記固定金物に支持固定された状態でマンホールの口部
から底部まで延出する支持部材、 上記支持部材の下端に支持固定された、ライニングチュ
ーブ案内のためのガイドローラ、及び 上記支持部材及びガイドローラのフレームの少なくとも
いずれか一方から下水管の出入口に向けて突設され、先
端がマンホールの側壁に当止するブレース部材、 とを具備していることを特徴とするマンホール内に於け
るライニングチューブ案内装置に係る。
実施例 以下に本考案の実施例を添附図面にもとづき説明する
と、次の通りである。
第1〜6図は下水管(a)の入口側のマンホール(b)
内に設置し使用するのに好適な本考案装置の一例を示し
ている。
本実施例に於て、固定金物(1)は第2図に示すような
円環状の固定リング(2)を備えている。
固定リング(2)は第3〜4図に断面で示すように、短
筒状の本体部(2a)と、該本体部(2a)の上端より
外方へ張出されたフランジ部(2b)とから構成され、
第1図に概略的に示すように、マンホール(b)の口部
への取付け時には、本体部(2a)が口部内に嵌入し、
フランジ部(2b)が口部周囲の地面上に係止する。
セットボルト(3)が固定リング(2)のマンホール口
部よりの浮上り防止のために適用される。セットボルト
(3)は第4図に示されるように下端に側方突出のフッ
ク部(4)を具備し、該ボルト(3)を上記リング
(2)の内側部に固設した管状の第1取付け部(5)に
挿通し且つフック部(4)をマンホール口部のマンホー
ル蓋受止用リング突部(c)(第1図参照)下面に係止
した状態でナット(6)締めすることにより、固定リン
グ(2)の浮上りを防止できる。固定リング(2)の浮
上り防止の状態が第1図に概略的に示され、この状態よ
りナット(6)を緩める、ボルト(3)の回動でフック
部(4)をリング突部(c)への係止から解放すること
により、固定リング(2)をその取付け位置より取り外
すことができる。セットボルト(3)は、固定リング
(2)の前後(下水管の長さ方向)2個所に備えられ
る。
第2〜3図に示されるように、固定リング(2)の内側
部の左右2個所に、縦向き管状の第2取付け部(7)
(7)が備えられる。第2取付け部(7)は固定リング
(2)上でリング直径方向に進退可能なスライド部材
(8)の先端に固定され、スライド部材(8)の進退動
作により、その先端の取付け部(7)の位置をマンホー
ルの口部内で直径方向に適宜調整し得る。。スライド部
材(8)はその上部を覆うように固定リング(2)に固
設された保持カバー(9)により保持され、保持カバー
(9)のピン穴(9a)と、スライド部材(8)に列設
されたピン穴(8a)…の一つを選択的に位置合せし、
これにピン(10)(第2図参照)を挿入することによ
り、スライド部材(8)ひいてはその先端の第2取付け
部(7)を任意の進退位置で拘束できる。
支持部材(11)は上記固定金物(1)の第2取付け部
(7)に挿着可能な、例えば2本の支持ロッド(11
1)(111)から構成され、各ロッド(111)はマ
ンホールの深さに略々対応する長さを持っている。支持
ロッド(111)を第2取付け部(7)に装着状態で固
定するための手段として、例えばスライド部材(8)に
於て述べた、ピン(12)とピン穴(111a)…、
(7a)からなる拘束手段を適用できる。
支持部材(11)を構成する左右2本の支持ロッド(1
11)(111)の下端の間に、ガイドローラ(13)
がそのフレーム(13a)に於て支持固定される。フレ
ーム(13a)上には、上記ロッド(111)の下端部
を挿着固定するための管状の第3取付け部(14)
が、、各ロッド(111)に対し3列ずつ設けられ、そ
のうちの一つがロッド(111)(111)の左右間隔
に応じ選択使用される。第3取付け部(14)にロッド
下端部を挿着状態で固定するための手段として、第2取
付け部(7)と同様にピンとピン穴からなる拘束手段を
適用できる。
ブレース部材(15)が上記ローラ(13)のフレーム
(13a)の両側部の2個所(第5図参照)から下水管
(a)の入口側に向けて突出され、その先端は、先端に
固定の当て板(15a)を介してマンホール(b)の側
壁に当止される。ブレース部材(15)の突出長さを適
宜調整可能とするために、その基端部はフレーム(13
a)に設けた管状の第4取付け部(16)に挿着固定さ
れ、固定手段としては、先の第2及び第3の取付け部と
同様にピンとピン穴からなる拘束手段が適用される。
第1図乃至第5図に示された本考案装置をマンホール
(b)内に設置するに際しては、第6図に示すように、
先ず最初に支持部材(11)を構成している左右2本の
支持ロッド(111),(111)が、その下端部に備
えたガイドローラ(13)及びブレース部材(15)と
共に、地上からの操作をしてマンホール(b)内に挿入
される。図に於て、実線は挿入操作時の状況を、また仮
想線は挿入後、位置調整して正しい挿入位置をとらせた
状況を、それぞれ示している。
次に固定金物(1)がその第2取付け部(7)(7)を
支持部材(11)の両ロッド(111)(111)に上
端から下方に向け挿入しつつ、マンホール(b)の口部
に嵌装され、更にセットボルト(3)回動によるフック
部(4)のリング状突部(c)下面への係止操作と、ナ
ット(6)締め操作とにより、固定金物(1)がマンホ
ール(b)の口部にしっかりと固定される。この固定作
業に引続き、第2取付け部(7)とこれに挿通の支持ロ
ッド(111)との固定作業が、ピン穴(111a),
(7a)へのピン(12)の挿入によって行なわれ、茲
に第1図に示す通り設置状態が得られる。
このように設置作業は全て地上から行い得るので、作業
がし易くしかも安全でもある。
第1図に示すように、ライニングチューブ(d)は、常
法通り、地上部のガイドローラ(e)からマンホール
(b)内のガイドローラ(13)を通り下水管(a)内
に引き込まれる。尚図では地上側のガイドローラ(e)
を固定金物(1)の固定リング(2)上に備えた場合が
示されているが、このローラ(e)は、他の適宜の地上
側の部材に備えることができる。
チューブ(d)の引込み操作中は、ガイドローラ(1
3)に対し、矢符(F)で示す上方への力と、矢符
(F)で示す水平方向への力とが生ずるが、矢符(F
)の力に対しては、固定金物(1)の地上部への固定
により、また矢符(F)の力に対しては、ブレース部
材(15)により、それぞれ充分に対抗でき、地上作業
での設置であるに拘わらず、チューブ(d)をマンホー
ル(b)内で安定確実にガイドすることができる。
第7図は下水管(a)の出口側のマンホール(b′)内
に設置し使用するのに好適な本考案装置の一例を示して
いる。
出口側のマンホール(b′)の地上部には、通常下水管
(a)内にライニングチューブ(d)をウインチ(図示
せず)の作動をして、牽引ロープ(f)を介し引込むた
めの作業架台(g)が設置される。
本実施例では、、第7〜8図に示すように固定金物
(1′)として上記架台(g)の下部フレーム(g
が利用され、該フレーム(g)上に、第2取付け部
(7′)並びにその付属部材としてのスライド部材
(8′)、保持カバー(9′)及び保持カバー(9′)
に対するスライド部材(8′)の拘束手段が備えられる
以外は、先の実施例と実質的に異なる所がない。
作業架台(g)には、移動を容易に行なうために、通常
キャスター(h)が備えられているが、この移動性は固
定金物(1′)として好ましくない。
ライニングチューブ(d)の引込み操作時に、この架台
(g)の移動性をなくするために、キャスター(h)に
代わり接地される固定足体(16′)が、各キャスター
(h)の近傍に備えられる。
固定足体(16′)はジャッキとしての機能を有し、架
台(g)をジャッキングアップすれば固定足体(1
6′)が接地し、ジャッキングダウンすれば、固定足体
(16′)に代わり、キャスター(h)が接地する。
効果 本考案によれば、マンホール内への案内装置の設置を、
地上からの作業で行い得るので、設置作業が容易とな
り、作業能率と作業の安全性の向上を計り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は入口側マンホール用として好適な本考案の一実
施例並びに設置状況を概略的に示す縦断側面図、第2図
はその固定金物の平面図、第3図は第2図のA〜A線上
に於ける本考案装置の縦断面図、第4図は第2図のB〜
B線上に於ける本考案装置の縦断面図、第5図はブレー
ス部材の取付け状況を示す平面図、第6図はマンホール
内への設置操作時の状況を示す概略説明図、第7図は出
口側マンホール用として好適な本考案実施の一例並びに
その設置状況を概略的に示す縦断面図、第8図は第7図
のC〜C線に沿う一部拡大断面図である。 図に於て、(1)は固定金物、(11)は支持部材、
(13)はガイドローラ、(15)はブレース部材であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方及び他方のマンホールを作業口とし
    て、之等マンホール間の下水管内に挿通されるライニン
    グチューブを、マンホール内で案内するための装置であ
    って、 マンホールの口部に於て地面側に設置固定される固定金
    物、 上記固定金物に支持固定された状態でマンホールの口部
    から底部まで延出する支持部材、 上記支持部材の下端に支持固定された、ライニングチュ
    ーブ案内のためのガイドローラ、及び 上記支持部材及びガイドローラのフレームの少なくとも
    いずれか一方から下水管の出入口に向けて突設され、先
    端がマンホールの側壁に当止するブレース部材、 とを具備していることを特徴とするマンホール内に於け
    るライニングチューブ案内装置。
JP9023090U 1990-08-28 1990-08-28 マンホール内に於けるライニングチューブ案内装置 Expired - Lifetime JPH0624191Y2 (ja)

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