JPH0717711Y2 - H鋼腹起し用足場板枠 - Google Patents

H鋼腹起し用足場板枠

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JPH0717711Y2
JPH0717711Y2 JP1988144250U JP14425088U JPH0717711Y2 JP H0717711 Y2 JPH0717711 Y2 JP H0717711Y2 JP 1988144250 U JP1988144250 U JP 1988144250U JP 14425088 U JP14425088 U JP 14425088U JP H0717711 Y2 JPH0717711 Y2 JP H0717711Y2
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好宏 与那原
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ジャパン・スチールス・インターナショナル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、掘削工事等において土砂等がくずれたりする
のを押えるため土留壁面にそつて矢板を打ち込み、腹起
しで押え切梁で支承した後、前記腹起し上に仮設通路を
形成するためのH鋼腹起し用足場板枠に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、掘削工事等においては、土砂等くずれたりするの
を押えるため土留壁面にそつて矢板を打ち込み、その後
腹起しで押え切梁で支承するのが通常であつた。
また、上記腹起しの上面には、工事の必要上、作業者等
多くの関係者が歩行することになるものであり手摺りを
設ける必要があるものであつた。
従来提供されている上記手摺りは、H鋼のフランジを単
に狭圧支承して設けるものであつたため、外れるおそれ
が非常に強いだけでなく、腹起しのH鋼のように一方フ
ランジ面を矢板に当接するものには他の手段を介さなけ
ればその使用が困難となるものであつた。
そこで、上記欠点を解決するものとして実公昭61−9950
号公報記載のH鋼腹起し用安全支柱が提案されている。
この考案は第3図及び第4図示のごとく、H鋼腹起し
(A)の前面に固着される当接固定板(20)と、該当接
固定板(20)の頂部から略直角に折曲された支持板(2
1)とを有し、該支持板(21)の端部を貫通して前記当
接固定板(20)に一端が固定され、上方に支持された支
柱(22)を備えるとともに前記支持板(21)上面から延
設されたH鋼のフランジ係止体(23)を備え、かつ前記
当接固定板(20)にはボルト挿通用の透孔(24)(24)
を穿設してなるもので、その取付けは第4図示のごとく
当接固定板(20)をH鋼腹起し(A)のフランジ前面に
当接し、ボルト締めして固定するものであり、その際H
鋼フランジ係止体(23)はフランジの上縁を狭持してな
るものである。
その結果、取り付け及び取り外しが容易であり、H鋼腹
起し(A)に強固に固着でき、はずれるおそれもなく手
摺りを設けることができる等の利点を有するものであっ
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来の考案は、手摺りを設けるだけの手段であり、
仮設の通路を形成するためにはさらに部材及び手数を要
するものであつた。
すなわち、H鋼腹起し上面には、手摺り及び足場板等を
設けて仮設の通路を形成するものであり、前記従来の考
案においては手摺りを設けるだけであり、足場板を敷設
する場合には他の部材等を用意しなければならないもの
であつた。
たとえば、第4図で明らかなように、H鋼腹起し(A)
の前面のフランジより支柱(22)が立設するだけのもの
であるから前面のフランジと他方の矢板と当接する側の
フランジとの間には溝があり、そのままでは足場板を敷
設できず別に枕木等を用意しそれらを適当間隔をあけて
外れ落ちたりしないように腹起し上に固定し、その上面
に足場板を敷設しなければならないものであつた。
本考案は、上記事情に鑑み他の部材等を使用する必要が
なく、しかも手数がかからず簡便で手摺りは勿論、足場
板もそなえた完全な仮設通路を形成することができるH
鋼腹起し用足場板枠を提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的に鑑み、本考案は、一方のフランジの外面を矢
板に当接せしめたH鋼の上面位置から側方に突出させて
水平に配置される支杆の後端に支柱固定金具が設けら
れ、支杆の先端部分には上記一方のフランジの外面から
大きく突出しない短い固定管が設けられ、支杆の残りの
部分には所定長さの摺動管が摺動及び固定自在に嵌装さ
れ、上記固定管の下面にはH鋼における上記一方のフラ
ンジの内面に当接せしめられる第1当接板が垂直に固着
され、上記摺動管の下面には垂直方向にボルト挿通用の
長孔を有するとともにH鋼における他方のフランジの外
面に当接せしめられる第2当接板が垂直に固着されてな
る構成としたものである。
〔作用〕
本考案になるH鋼腹起し用足場板枠は、まず、第1当接
板(3)及び第2当接板(5)をH鋼腹起し(A)のフ
ランジ(B)(C)にそれぞれ当接させるものである。
すなわち、固定管(2)に固着された第1当接板(3)
はその外面を矢板に当接せしめられたフランジ(B)の
内面にそのまま、第2当接板(5)は摺動管(4)を支
杆(1)にそつて適位置まで摺動させて移動したうえで
他方のフランジ(C)の外面に当接させるものである。
前記固定管(2)は、矢板に当接せしめられているフラ
ンジ(B)の外面から大きく突出していないので、取り
付けに当たって不都合はない。
その後、ハンドル付き螺子(9)を締めて摺動管(4)
を支杆(1)に固定させ、さらに第2当接板(5)の長
孔(7)とフランジ(C)のボルト孔(15)を適合して
ボルト(8)を挿入し、ナツト(8a)を螺合して第2当
接板(5)をフランジ(C)にしつかりと固定するもの
である。
つぎに、支柱(12)を支杆(1)後端の固定金具(10)
に挿入し、ボルト(13)を締付けて固定させ、さらに支
杆(1)とそれに嵌装された固定管(2)及び摺動管
(4)の上面に足場板(F)を敷設すればよいものであ
る。
その際、支柱(12)の適位置には任意の固着手段(K)
により手摺り(T)が設けられる。本考案では支杆
(1)とそれに嵌装された筒状の固定管(2)及び摺動
管(4)は、H鋼腹起し(A)のフランジ(B)(C)
の全幅間にわたつて架設され、しかもその上面は同一平
面となるため足場板(F)はその上面に他の手段を用い
ることもなく極めて簡単に敷設できるものである。
さらに手摺り(T)を設ければ、完全な仮設通路が形成
されるものである。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を図面にもとづいて詳細に説明
する。
第1図及び第2図において(1)は支杆であり、H鋼の
上面位置から側方に突出する長さを有し、その後端には
支柱(12)の固定金具(10)が設けられ、先端部分には
短かい筒状の構成になる固定管(2)が設けられる。さ
らに該固定管(2)の下面にはH鋼腹起し(A)の矢板
側フランジ(B)の内面に当接する第1当接板(3)が
垂直に固着される。
(4)は摺動管であり、所定長さに構成され、支杆
(1)の残りの部分に嵌装され、摺動及び固定自在とさ
れる。
(5)は第2当接板であり、上記摺動管(4)の下面に
H鋼腹起し(A)の前側フランジ(C)の外面と当接す
るように垂直に固着される。さらに摺動管(4)と第2
当接板(5)との間には必要に応じて補強板(6)が設
けられる。
(7)は第2当接板(5)の垂直方向に設けられた長孔
であり、上記H鋼腹起し(A)の前側フランジ(C)に
穿設されたボルト孔(15)と適合する位置に固定ボルト
(8)挿通用として設けられるものである。
なお、上記長孔(7)は、異る掘削工事現場においてH
鋼腹起し(A)のサイズの大,小異なるものが使用され
たとしても固定ボルト(8)を前側フランジ(C)の穿
設されたボルト孔(15)と適合させてスムーズに取り付
けることを可能にする。
図中(3)はハンドル付き螺子であり、摺動管(4)の
側面適位置に固定用として設けられている。
すなわち、摺動管(4)を摺動させて第2当接板(5)
がH鋼腹起し(A)の前側フランジ(C)の外面に当接
する適位置となるように調整した後に、適位置でハンド
ルを回してハンドル付き螺子(9)を締め付けると支杆
(1)に摺動管(4)をしつかりと固定することができ
るものである。
上記固定金具(10)はパイル様に構成され、その下端部
には抜け落ち止め棒(11)が設けられ、さらに側面適位
置には挿入された支柱(12)を固定する固定ボルト(1
3)が設けられている。
図中(K)は支柱(12)の上端部及び適位置に設けられ
る任意の固着手段であり、手摺り(T)が取付けられ
る。
以上の構成になる本考案は、まず第1当接板(3)が内
側からH鋼腹起し(A)の矢板側フランジ(B)の内面
に当接され、第2当接板(5)が外側から前側フランジ
(C)の外面に当接されるものである。
その際、第1当接板(3)は内側から矢板側フランジ
(B)の内面にそのまま当接させるだけでよいものであ
るが、第2当接板(5)は支杆(1)にそつて摺動管
(4)を摺動させて前側フランジ(C)の外面に当接さ
せるものである。
そして、上記摺動管(4)の側面に設けたハンドル付き
螺子(8)を締め付け、支杆(1)に摺動管(4)を固
定するものである。
さらに、第2当接板(5)に設けられた長孔(7)と上
記前側フランジ(C)に穿設されたボルト孔(15)に固
定ボルト(8)を挿通して、ナツト(8a)を螺合し、第
2当接板(5)と前側フランジCとをしつかりと固定す
るものである。
上記のごとくして、本考案の足場板枠が一定間隔毎に取
り付けられる。
つぎに、支柱(12)の下端を固定金具(10)に挿入し、
その内部に設けた抜け落ち止め棒(11)で支持し、固定
ボルト(13)を締付ければよいものである。
さらに、上記支柱(12)の適位置には、任意の固着手段
(K)によつて手摺り(T)が適数固定されて設けら
れ、上記支杆(1)及びそこに設けられた固定管
(2)、摺動管(4)の上面に足場板(F)が敷設され
るものである。
その際、固定管(2)及び摺動管(4)の上面は同一平
面であり、しかも支杆(1)、固定管(2)及び摺動管
(4)がH鋼腹起し(A)の上面全幅にわたつて架設さ
れることになるため足場板(F)はその上面に他の手段
を用いることもなく、極めて簡単に敷設することができ
るものである。
〔考案の効果〕
以上のごとく本考案によれば他の部材等を使用する必要
がなく簡単でしかも手数がかからず足場板をそなえた完
全な仮設通路をH鋼腹起しの上に形成する。ことができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は使用状
態を示す正面図、第2図はその斜視図、第3図は従来例
を示す斜視図、第4図はその正面図である。 (1)……支杆、(2)……固定管、(3)……第1当
接板、(4)……摺動管、(5)……第2当接板、
(7)……長孔、(10)……固定金具、(12)……支
柱、(F)……足場板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のフランジの外面を矢板に当接せしめ
    たH鋼の上面位置から側方に突出させて水平に配置され
    る支杆の後端に支柱固定金具が設けられ、支杆の先端部
    分には上記一方のフランジの外面から大きく突出しない
    短い固定管が設けられ、支杆の残りの部分には所定長さ
    の摺動管が摺動及び固定自在に嵌装され、上記固定管の
    下面にはH鋼における上記一方のフランジの内面に当接
    せしめられる第1当接板が垂直に固着され、上記摺動管
    の下面には垂直方向にボルト挿通用の長孔を有するとと
    もにH鋼における他方のフランジの外面に当接せしめら
    れる第2当接板が垂直に固着されてなることを特徴とす
    るH鋼腹起し用足場板枠。
JP1988144250U 1988-11-04 1988-11-04 H鋼腹起し用足場板枠 Expired - Lifetime JPH0717711Y2 (ja)

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