JPS592063Y2 - エレベ−タ乗場出入口の安全装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は工事中などの使用停止中のエレベータ乗場出入
口に装着される安全装置に関するものである。

従来の乗場出入口の安全装置は、乗場出入口付近の床上
に柵状の標識を置くのみであったため、いたずら等によ
り容易に移動されたり倒されたりすることがあり、また
、安全装置を床上に置くことによって通行の妨げとなる
問題もあり、安全装置としては不十分であった。

本考案は上記の点に鑑みてなされたものである。

以下、本考案の一実施例を図面により説明する。

第１図は、エレベータ乗場出入口に本考案による安全装
置１０を装着した図であり、安全装置本体１．１の横腕
１ａ、ｌａ間を鋼管等でつくられた連結部材２で連結し
、ボルト３で議定して一体化している。

又、安全装置１０はエレベータ乗場出入口枠８に、弾性
体４を介してボルト５及びナツト６よりなる支持装置１
１により装着されている。

第２図は第１図のＡ部拡大図であり、２は横腕１ａ、１
ａ内に挿入可能な鋼管等でつくられ、あらかじめ複数個
のボルト挿通穴があけられた連結部材、３ ａ 、３
ａは横腕１ａ、１ａに溶接によって固着されたナツトで
ある。

本実施例は、一体化された一対の安全装置本体１，１の
乗場出入口間口方向の長さが、乗場出入口幅にあった適
当な長さとなるような位置まで、連結部材２を横腕１ａ
、１ａに挿入して、ボルト３，３により横腕１ａ、ｌａ
と連結部材２とを固定する構成である。

尚、横腕１ａ、ｌａにナラ）３ａ、３ａを固着する代わ
りに、横腕１ａ、１ａの下側からボルト３，３にナツト
を螺合して、横腕１ａ、１ａと連結部材２とを固定する
こともで゛きる。

第３図は他の実施例を示したものであり、連結部材とし
て鋼板７に複数個の穴をあけたものを使用した例である
。

これらの安全装置を乗場出入口枠８へ装着する支持装置
１１を第１図及び第１図のＢ部拡大図である第４図によ
り説明すると、安全装置本体１，１の立柱１ｂ、ｌｂの
内側から、立柱ｌｂ、ｌｂに溶接によって固着されたナ
ラ）５ａ、５ｂを介して、端部にナツト６を固定したボ
ルト５を合成樹脂等からなる弾性体４（部分断面図にて
図示）を介してエレベータ乗場出入口枠８の側面に押し
当てることにより、安全装置１０を乗場出入口枠８に装
着するものである。

又、弾性体４を介して安全装置１０を装着しているため
エレベータ乗場出入口枠８の側面が傾斜している場合に
も容易に装着を行なうことが出来る。

又、第５図は本考案の他の実施例を示すもので第１図の
部分平面図に相当する図であり、安全装置本体１の立柱
１ｂに係止片９を固着した状態を示しており、図の如く
係止片９を安全装置本体１の立柱１ｂに溶接等にて固着
する構成とすることにより、安全装置１０が万一エレベ
ータ昇降路方向へ押された場合でも、係止片９がエレベ
ータ乗場出入口枠８に係合して安全装置１０の昇降路内
への落下を防止するため、より一層安全性を増すことが
できる。

尚、安全装置本体１の内厚が厚い場合には横腕１ａ及び
立柱１ｂにめねしくタップ穴）を切ることにより、ナツ
ト３ａ及び５ ａ 、５ ｂを省略することができる。

以上述べたように、本考案によれば安全装置が乗場出入
口幅に応じ、間口方向に伸縮自在な構成であるので、異
なった間口幅の乗場出入口であっても本安全装置を装着
することができ、又、分解可能であるため運搬の際にも
手軽に運べる利点を有している。

更に、本考案装置は乗場出入口枠に取り付けるものであ
るため、従来装置のように、いたずら等によって容易に
移動させられたり、倒されたりする恐れがなく、また通
行の妨げとなることもないという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はエレベータ乗場出入口に本考案の一実施例の安
全装置を装着した図。 第２図は第１図のＡ部拡大図。 第３図は本考案の他の実施例を示す図。 第４図は第１図のＢ部拡大図。第５図は第１図の部分平
面図であり、安全装置本体の立柱に係止片を固着した図
。 １・・・・・・安全装置本体、１ａ・・・・・・横腕、
１ｂ・・・・・・立柱、２・・・・・・鋼管等で作られ
た連結部材、３，５・・・・・・ポル）、３ ａ 、５
ａ 、５ ｂ 、６・・・・・・ナツト、４・・・・
・・弾性体、７・・・・・・鋼板で作られた連結部材、
８・・・・・・エレベータ乗場出入口枠、９・・・・・
・係止片、１０・・・・・・安全装置、１１・・・・・
・支持装置。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 エレベータの乗場出入口枠に装着される安全装置におい
   て、 立柱と横腕とよりなり、横腕が互いに対向して配置され
   る一対の安全装置本体と、複数個のボルト挿通穴を有し
   、前記横腕に対して着脱自在に構成され、前記対向する
   横腕相互を連結することにより、前記安全装置本体を連
   結して一体化する連結部材と、前記立柱に設けられため
   ねじ又はナツトにボルトを螺着した構成の支持装置とを
   備え、前記連結部材に設けた複数個のボルト挿通穴のう
   ちから任意の穴を選択し、この穴を介して前記横腕と前
   記連結部材とをボルトによって固定することにより、前
   記一体化された安全装置本体の乗場出入口間口方向の長
   さを調節自在とし、前記支持装置を構成するボルトで乗
   場出入口枠に押圧力を加え、その反力によって前記一体
   化された安全装置本体を乗場出入口枠に装着するように
   構成したことを特徴とするエレベータ乗場出入口の安全
   装置。