JPH0624084B2 - 遮水光ケ−ブル - Google Patents
遮水光ケ−ブルInfo
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- JPH0624084B2 JPH0624084B2 JP59040993A JP4099384A JPH0624084B2 JP H0624084 B2 JPH0624084 B2 JP H0624084B2 JP 59040993 A JP59040993 A JP 59040993A JP 4099384 A JP4099384 A JP 4099384A JP H0624084 B2 JPH0624084 B2 JP H0624084B2
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- grease
- cable
- optical fiber
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B7/00—Insulated conductors or cables characterised by their form
- H01B7/17—Protection against damage caused by external factors, e.g. sheaths or armouring
- H01B7/28—Protection against damage caused by moisture, corrosion, chemical attack or weather
- H01B7/282—Preventing penetration of fluid, e.g. water or humidity, into conductor or cable
- H01B7/285—Preventing penetration of fluid, e.g. water or humidity, into conductor or cable by completely or partially filling interstices in the cable
- H01B7/288—Preventing penetration of fluid, e.g. water or humidity, into conductor or cable by completely or partially filling interstices in the cable using hygroscopic material or material swelling in the presence of liquid
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4407—Optical cables with internal fluted support member
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4429—Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
- G02B6/44384—Means specially adapted for strengthening or protecting the cables the means comprising water blocking or hydrophobic materials
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 ｉ技術分野 本発明は、特殊な走水防止材を介して複数本の光ファイ
バを遮水層で包囲してなる介在性（空隙充填性）が改善
された遮水形光ファイバケーブルに関するものである。
バを遮水層で包囲してなる介在性（空隙充填性）が改善
された遮水形光ファイバケーブルに関するものである。
ii 背景技術 多数本の光ファイバとこれを包囲する遮水層との間に形
成される空間に走水防止材を充填してなる遮水形光ファ
イバケーブルが知られている。走水防止材を介在せしめ
る目的は、主に遮水層に孔等の破損部が形成された場合
にその破損部より浸入した水などが内部の孔ファイバ部
に浸透して悪影響を及ぼすことを防止することにある。
成される空間に走水防止材を充填してなる遮水形光ファ
イバケーブルが知られている。走水防止材を介在せしめ
る目的は、主に遮水層に孔等の破損部が形成された場合
にその破損部より浸入した水などが内部の孔ファイバ部
に浸透して悪影響を及ぼすことを防止することにある。
従来、その走水防止材として常温では固体状にあるもの
が知られていた。すなわち、充填時に加熱溶融させてこ
れを光ファイバと遮水層との間の空隙に注入するタイプ
のものが知られていた。
が知られていた。すなわち、充填時に加熱溶融させてこ
れを光ファイバと遮水層との間の空隙に注入するタイプ
のものが知られていた。
しかしながら、前記タイプのものは充填後冷却された常
温では固化するものであるため、その冷却過程における
体積収縮に基づいて亀裂が発生しその走水防止性能が低
下する欠点を有するとともに、該体積収縮によって光フ
ァイバにマイクロベンドが生じる重大な欠点があった。
そのほか、固化後に該ケーブルより除去することが困難
であるために高度の精密さが要求される光ファイバケー
ブルの接続等の端末加工において種々の不都合が生じた
り、屈曲自在性に劣り作業時等における取扱い性に劣る
などの欠点もあった。
温では固化するものであるため、その冷却過程における
体積収縮に基づいて亀裂が発生しその走水防止性能が低
下する欠点を有するとともに、該体積収縮によって光フ
ァイバにマイクロベンドが生じる重大な欠点があった。
そのほか、固化後に該ケーブルより除去することが困難
であるために高度の精密さが要求される光ファイバケー
ブルの接続等の端末加工において種々の不都合が生じた
り、屈曲自在性に劣り作業時等における取扱い性に劣る
などの欠点もあった。
上記の問題を解決するために、本願発明者の一部の者
は、さきに前記のタイプの走水防止材に代わって混和稠
度が３００前後のグリースを用いることを提案した。こ
こで言うグリースとは、ＪＩＳ Ｋ２２２０において定
義されているもの、即ち、潤滑油中に増稠剤を分散させ
た半固体又は固体状となしたものである。上記のグリー
スは、その混和稠度の温度依存性が通常の液体と比較し
て極端に小さいために、室温においても適度の流動性を
有する。このため光ファイバケーブル中にグリースを加
熱することなく室温下で充填することが可能であり、而
して上記した光ファイバのマイクロベンドの問題が解消
する。
は、さきに前記のタイプの走水防止材に代わって混和稠
度が３００前後のグリースを用いることを提案した。こ
こで言うグリースとは、ＪＩＳ Ｋ２２２０において定
義されているもの、即ち、潤滑油中に増稠剤を分散させ
た半固体又は固体状となしたものである。上記のグリー
スは、その混和稠度の温度依存性が通常の液体と比較し
て極端に小さいために、室温においても適度の流動性を
有する。このため光ファイバケーブル中にグリースを加
熱することなく室温下で充填することが可能であり、而
して上記した光ファイバのマイクロベンドの問題が解消
する。
一方、上記のグリースは高温度においても左程に混和稠
度が上昇しないので、光ファイバケーブルが垂直乃至傾
斜状に付設され、且つ高温度に遭遇しても、内部のグリ
ースはケーブル内を流下する問題もない。
度が上昇しないので、光ファイバケーブルが垂直乃至傾
斜状に付設され、且つ高温度に遭遇しても、内部のグリ
ースはケーブル内を流下する問題もない。
ところで、近時においては、益々増大する通信需要に応
えるために、光ファイバケーブルを大量に製造する必要
が生じている。これは、グリース充填形光ファイバケー
ブルの場合、該ケーブル内の空間にグリースを高速でし
かも良好に充填する必要につながる。
えるために、光ファイバケーブルを大量に製造する必要
が生じている。これは、グリース充填形光ファイバケー
ブルの場合、該ケーブル内の空間にグリースを高速でし
かも良好に充填する必要につながる。
iii 発明の開示 本発明は上記した近時における要求に応え得る新規な遮
水形光ファイバケーブルを提供するものである。
水形光ファイバケーブルを提供するものである。
すなわち、走水防止材を介して複数本の光ファイバを遮
水層で包囲してなる遮水形光ファイバケーブルにおい
て、走水防止材として４０℃、せん断率１０Ｓ-1におい
て５０００ポアズ以下の見かけ粘度（ＪＩＳ Ｋ２２２
０，５．１５）を有し、かつ、２５℃において２００〜
４５０の範囲にある混和稠度（ＪＩＳ Ｋ２２２０，
５．３）を有するグリースを用いることを特徴とする前
記ケーブルである。
水層で包囲してなる遮水形光ファイバケーブルにおい
て、走水防止材として４０℃、せん断率１０Ｓ-1におい
て５０００ポアズ以下の見かけ粘度（ＪＩＳ Ｋ２２２
０，５．１５）を有し、かつ、２５℃において２００〜
４５０の範囲にある混和稠度（ＪＩＳ Ｋ２２２０，
５．３）を有するグリースを用いることを特徴とする前
記ケーブルである。
グリースは、混和稠度において特定値を示す一群におい
ても、その見かけ粘度が１００ポアズ未満のものから１
０5ポアズ以上の高粘度を有する種々のものが存在し
得、見かけ粘度は用いる潤滑油の粘度並びに増稠剤の種
類及びその使用量を調節することにより所望値となし得
ることは当業者によく知られている。一方、本発明者ら
は光ファイバケーブルを極く低ライン速度で製造する場
合には、グリースの見かけ粘度の大小に実際上かかわり
なく各種グリースを実用し得ること、並びに近時の前記
要求に応えるためには、特定の前記した混和稠度と特定
の見かけ粘度の両方を具備するグリースのみを選択使用
する必要があるとの新知見を得て本発明を完成した。
ても、その見かけ粘度が１００ポアズ未満のものから１
０5ポアズ以上の高粘度を有する種々のものが存在し
得、見かけ粘度は用いる潤滑油の粘度並びに増稠剤の種
類及びその使用量を調節することにより所望値となし得
ることは当業者によく知られている。一方、本発明者ら
は光ファイバケーブルを極く低ライン速度で製造する場
合には、グリースの見かけ粘度の大小に実際上かかわり
なく各種グリースを実用し得ること、並びに近時の前記
要求に応えるためには、特定の前記した混和稠度と特定
の見かけ粘度の両方を具備するグリースのみを選択使用
する必要があるとの新知見を得て本発明を完成した。
本発明のケーブルは、例えば添付図面のような構造をし
たものである。これは、例えばケブラー、ＦＲＰのよう
な有機高分子系繊維や金属線などからなるテンションメ
ンバ１１を中心としてその周りに６本の光ファイバ１２
を集合させ、これに抑え巻きテープ１３を適度のテープ
間隔を設けて粗巻きすることにより形成した６芯光ファ
イバユニット１の８ユニットを、例えばゴム製、プラス
チック製あるいはこれらの繊維補強物製のロッド、金属
線、有機高分子系繊維などからなるテンションメンバ２
の周囲に集合させ、得られた集合体の内部空間に走水防
止材５を圧入充填するとともに、集合体の外周にも若干
量の走水防止材層を成形創設したのちこれを例えばアル
ミニウムや鉛のような金属のラミネートテープなどを縦
添えすることにより形成した遮水層３で包囲し、その上
に該ラミネートテープなどの接着剤層と接着した状態に
ポリエチレンやポリ塩化ビニルなどのシース材からなる
保護シース層４を押出成形方式で形成することにより製
造したものである。なお、走水防止材５は、必須ではな
いが光ファイバユニット１の内部にも密な状態で充填さ
れていることが望ましい。前記の光ファイバユニットに
おける抑え巻きテープ１３の粗巻きは、その目的を達成
するためのものである。すなわち、該テープ１３のテー
プ間より走水防止材が圧入するようにしたものである。
たものである。これは、例えばケブラー、ＦＲＰのよう
な有機高分子系繊維や金属線などからなるテンションメ
ンバ１１を中心としてその周りに６本の光ファイバ１２
を集合させ、これに抑え巻きテープ１３を適度のテープ
間隔を設けて粗巻きすることにより形成した６芯光ファ
イバユニット１の８ユニットを、例えばゴム製、プラス
チック製あるいはこれらの繊維補強物製のロッド、金属
線、有機高分子系繊維などからなるテンションメンバ２
の周囲に集合させ、得られた集合体の内部空間に走水防
止材５を圧入充填するとともに、集合体の外周にも若干
量の走水防止材層を成形創設したのちこれを例えばアル
ミニウムや鉛のような金属のラミネートテープなどを縦
添えすることにより形成した遮水層３で包囲し、その上
に該ラミネートテープなどの接着剤層と接着した状態に
ポリエチレンやポリ塩化ビニルなどのシース材からなる
保護シース層４を押出成形方式で形成することにより製
造したものである。なお、走水防止材５は、必須ではな
いが光ファイバユニット１の内部にも密な状態で充填さ
れていることが望ましい。前記の光ファイバユニットに
おける抑え巻きテープ１３の粗巻きは、その目的を達成
するためのものである。すなわち、該テープ１３のテー
プ間より走水防止材が圧入するようにしたものである。
本発明においては、走水防止材５として、４０℃、せん
断率１０Ｓ-1における見かけ粘度が５０００ポアズ以下
で、かつ２５℃における混和稠度が２００〜４５０のグ
リースが用いられる。ただし、本発明においていうグリ
ースとは、前記したＪＩＳ Ｋ２２２０において定義さ
れたものであって、潤滑油にパラフィン類やシリコン樹
脂などの非増稠性物質を混合してなる一見グリース状の
ものは本発明では対象外となる。
断率１０Ｓ-1における見かけ粘度が５０００ポアズ以下
で、かつ２５℃における混和稠度が２００〜４５０のグ
リースが用いられる。ただし、本発明においていうグリ
ースとは、前記したＪＩＳ Ｋ２２２０において定義さ
れたものであって、潤滑油にパラフィン類やシリコン樹
脂などの非増稠性物質を混合してなる一見グリース状の
ものは本発明では対象外となる。
上記特性を有するグリースを用いることにより、それを
室温下で充填して高ライン速度で光ファイバケーブルを
製造するすることができ、得られたケーブルは走水防止
特性に優れている。本発明で用いるグリースの例として
は、例えばトランス油、スピンドル油、ケーブル油、絶
縁油、マシン油のような石油系油、ロジン油、ヒマシ
油、オリーブ油、鯨油のような天然油、ポリブテン、塩
素化パラフィン、ポリエチレングリコールのような合成
重合体油などの基油と、例えば脂肪酸のナトリウム、リ
チウム、カリウム、バリウム、カルシウム、ストロンチ
ウム、亜鉛、鉛、カドミウム、アルミニウムなどとの塩
である金属石ケン、ベントナイト、シリカゲル、銅フタ
ロシアニン、アリル尿素、高分子粉末増稠剤のような非
石ケン系などの増稠剤とを適宜組合せて調製されたグリ
ースなどをあげることができる。
室温下で充填して高ライン速度で光ファイバケーブルを
製造するすることができ、得られたケーブルは走水防止
特性に優れている。本発明で用いるグリースの例として
は、例えばトランス油、スピンドル油、ケーブル油、絶
縁油、マシン油のような石油系油、ロジン油、ヒマシ
油、オリーブ油、鯨油のような天然油、ポリブテン、塩
素化パラフィン、ポリエチレングリコールのような合成
重合体油などの基油と、例えば脂肪酸のナトリウム、リ
チウム、カリウム、バリウム、カルシウム、ストロンチ
ウム、亜鉛、鉛、カドミウム、アルミニウムなどとの塩
である金属石ケン、ベントナイト、シリカゲル、銅フタ
ロシアニン、アリル尿素、高分子粉末増稠剤のような非
石ケン系などの増稠剤とを適宜組合せて調製されたグリ
ースなどをあげることができる。
本発明における走水防止材の具体例としては、ナトリウ
ム石ケングリース、リチウム石ケングリース、カリウム
石ケングリース、カルシウム石ケングリース、アルミニ
ウム石ケングリース、複合カルシウム石ケングリース、
複合アルミニウム石ケングリース、ベントナイトグリー
ス、ポリウレアグリース、シリカゲルグリース、テフロ
ングリース、銅フタロシアニングリースなどをあげるこ
とができる。
ム石ケングリース、リチウム石ケングリース、カリウム
石ケングリース、カルシウム石ケングリース、アルミニ
ウム石ケングリース、複合カルシウム石ケングリース、
複合アルミニウム石ケングリース、ベントナイトグリー
ス、ポリウレアグリース、シリカゲルグリース、テフロ
ングリース、銅フタロシアニングリースなどをあげるこ
とができる。
iv 発明の利点 本発明によれば、特殊な混和稠度を有する走水防止材を
用いたので、常温でないし比較的低温の加熱温度で充填
することができ、充填後の体積収縮がないか軽度であ
る。そのためケーブル（光ファイバ）のマイクロベンド
が少なくて走水防止材層に亀裂が発生せず、その結果、
本発明のケーブルはすぐれた光伝送特性、遮水性を有し
ているとともに、ケーブルの端末加工に際しても常温に
おいて固化していないためその除去が容易であり、した
がって能率よくかつ精密に端末加工作業を行うことがで
きる。さらに、押圧下で流動変形性を有するためケーブ
ルの屈曲が容易であって取扱い性にすぐれ、かつ、ケー
ブルを屈曲した場合光ファイバ（ユニット）間に介在す
る走水防止材が潤滑剤の作用をなし、個々の光ファイバ
（ユニット）の円滑な屈曲を助ける効果も奏する。
用いたので、常温でないし比較的低温の加熱温度で充填
することができ、充填後の体積収縮がないか軽度であ
る。そのためケーブル（光ファイバ）のマイクロベンド
が少なくて走水防止材層に亀裂が発生せず、その結果、
本発明のケーブルはすぐれた光伝送特性、遮水性を有し
ているとともに、ケーブルの端末加工に際しても常温に
おいて固化していないためその除去が容易であり、した
がって能率よくかつ精密に端末加工作業を行うことがで
きる。さらに、押圧下で流動変形性を有するためケーブ
ルの屈曲が容易であって取扱い性にすぐれ、かつ、ケー
ブルを屈曲した場合光ファイバ（ユニット）間に介在す
る走水防止材が潤滑剤の作用をなし、個々の光ファイバ
（ユニット）の円滑な屈曲を助ける効果も奏する。
その上、該走水防止材は特殊な見かけ粘度を有するの
で、充填時における空隙部への充填性にすぐれそのため
走水防止材の占積率にすぐれる（空隙率の少ない）ケー
ブルを容易に得ることができるとともに、例えば光ファ
イバユニットを複数段重ね合わせたような複層の光ファ
イバユニット層を有するものなど複雑な空隙形態を有す
る構造のものに対して適用した場合にも占積率にすぐれ
たものとすることができる。加えて、充填時における光
ファイバユニットないし光ファイバに対する押圧力等に
よる影響が比較的少ないため、より一層光伝送特性、遮
水性にすぐれる遮水形光ファイバケーブルを高ライン速
度で製造することができる。
で、充填時における空隙部への充填性にすぐれそのため
走水防止材の占積率にすぐれる（空隙率の少ない）ケー
ブルを容易に得ることができるとともに、例えば光ファ
イバユニットを複数段重ね合わせたような複層の光ファ
イバユニット層を有するものなど複雑な空隙形態を有す
る構造のものに対して適用した場合にも占積率にすぐれ
たものとすることができる。加えて、充填時における光
ファイバユニットないし光ファイバに対する押圧力等に
よる影響が比較的少ないため、より一層光伝送特性、遮
水性にすぐれる遮水形光ファイバケーブルを高ライン速
度で製造することができる。
ｖ 実施例、比較例 実施例１ コア径５０μｍ、クラッド径１２５μｍのＧＩ形光ファ
イバ素線にシリコン系一次被覆（直径４００μｍ）及び
ナイロンジャケットを施した直径０．９mmの光ファイバ
の６本を直径１．０mmのピアノ線を芯線としてこれに、
各光ファイバが１５cmピッチで１周する割合で巻き付け
て得た物に圧さ５０μｍ、幅２．５mmの延伸ポリエチレ
ンからなる抑え巻きテープを２．６cmのテープ間隔で巻
き付けて形成した６芯光ファイバユニット（外径３．０
mm）の８本を直径１．２mmのピアノ線７本を撚り合わせ
た上にポリエチレン被覆を施した外径５．０mmのテンシ
ョンメンバの周りに各該ユニットが４０cmピッチで１周
する割合で巻き付けて連続的に得た外径１３mmの集合体
を直径５mmの小孔を多数有するテーパ状の円筒体（常
温）を通過させた。この円筒体の小孔からは走水防止材
が５．０kg／cm2の圧力で押し出されており、その結
果、これを通過する集合体の該ユニット間及び各光ファ
イバ間の空隙に走水防止材が圧入充填される。
イバ素線にシリコン系一次被覆（直径４００μｍ）及び
ナイロンジャケットを施した直径０．９mmの光ファイバ
の６本を直径１．０mmのピアノ線を芯線としてこれに、
各光ファイバが１５cmピッチで１周する割合で巻き付け
て得た物に圧さ５０μｍ、幅２．５mmの延伸ポリエチレ
ンからなる抑え巻きテープを２．６cmのテープ間隔で巻
き付けて形成した６芯光ファイバユニット（外径３．０
mm）の８本を直径１．２mmのピアノ線７本を撚り合わせ
た上にポリエチレン被覆を施した外径５．０mmのテンシ
ョンメンバの周りに各該ユニットが４０cmピッチで１周
する割合で巻き付けて連続的に得た外径１３mmの集合体
を直径５mmの小孔を多数有するテーパ状の円筒体（常
温）を通過させた。この円筒体の小孔からは走水防止材
が５．０kg／cm2の圧力で押し出されており、その結
果、これを通過する集合体の該ユニット間及び各光ファ
イバ間の空隙に走水防止材が圧入充填される。
このようにして得た走水防止材が外周を被う直径１４mm
のものに片面にエチレン−酢酸ビニル系接着剤が塗布さ
れた厚さ２００μｍ、幅５５mmのアルミラミネートテー
プを縦添えして遮水層を形成し、次いでこれを押出成形
機に導入して厚さ２mmのポリエチレンシース層を形成す
ることにより外径２０mmの遮水形光ファイバケーブルを
３０ｍ／分の速さで連続的に得た。
のものに片面にエチレン−酢酸ビニル系接着剤が塗布さ
れた厚さ２００μｍ、幅５５mmのアルミラミネートテー
プを縦添えして遮水層を形成し、次いでこれを押出成形
機に導入して厚さ２mmのポリエチレンシース層を形成す
ることにより外径２０mmの遮水形光ファイバケーブルを
３０ｍ／分の速さで連続的に得た。
用いた走水防止材は、牛脂硬化脂肪酸２２０重量部、炭
化水素油（全量）１０００重量部、酢酸８０重量部、水
酸化カルシウム８２．５重量部を用いて調製した見かけ
粘度４７００ポアズ（４０℃、せん断率１０Ｓ-1、ＪＩ
Ｓ Ｋ ２２２０ ５．１５、以下同じ）、混和稠度２
３８（２５℃、ＪＩＳ Ｋ ２２２０ ５．３、以下同
じ）のカルシウム石ケングリースである。
化水素油（全量）１０００重量部、酢酸８０重量部、水
酸化カルシウム８２．５重量部を用いて調製した見かけ
粘度４７００ポアズ（４０℃、せん断率１０Ｓ-1、ＪＩ
Ｓ Ｋ ２２２０ ５．１５、以下同じ）、混和稠度２
３８（２５℃、ＪＩＳ Ｋ ２２２０ ５．３、以下同
じ）のカルシウム石ケングリースである。
得られたケーブルは、光ファイバユニット間及び光ファ
イバ間の空隙の全部にカルシウム石ケングリースが充填
されたもの（評価：良）であった。また、ケーブルの性
能は表に示したようにすぐれたものであった。
イバ間の空隙の全部にカルシウム石ケングリースが充填
されたもの（評価：良）であった。また、ケーブルの性
能は表に示したようにすぐれたものであった。
なお、ケーブルの遮水性については、長さ２ｍのケーブ
ル試験片のほぼ中央部のシース層及び縦添え遮水層２５
mmにわたりはぎとり、そこに１ｍの高さに水を満たした
ポリエチレン管を設けて１４日後におけるケーブル試験
片内への水の浸入の有無を調べた。
ル試験片のほぼ中央部のシース層及び縦添え遮水層２５
mmにわたりはぎとり、そこに１ｍの高さに水を満たした
ポリエチレン管を設けて１４日後におけるケーブル試験
片内への水の浸入の有無を調べた。
実施例２ ポリ−α−ポリオレフィン（４０℃での動粘度８６．４
ｃｓｔ）５０重量部にシリカゲル２．５重量部を加えて
かきまぜたのちミーリングし、次いで前記のポリ−α−
ポリオレフィン５０重量部をさらに加えこれをミーリン
グして見かけ粘度６５ポアズ、混和稠度４３６のシリカ
ゲルグリースを調製し、これを走水防止材として用いた
ほかは実施例１と同様にしてケーブルを得た。
ｃｓｔ）５０重量部にシリカゲル２．５重量部を加えて
かきまぜたのちミーリングし、次いで前記のポリ−α−
ポリオレフィン５０重量部をさらに加えこれをミーリン
グして見かけ粘度６５ポアズ、混和稠度４３６のシリカ
ゲルグリースを調製し、これを走水防止材として用いた
ほかは実施例１と同様にしてケーブルを得た。
得られたケーブルにおける充填性は良であった。ケーブ
ルの性能を表に示した。
ルの性能を表に示した。
比較例１ 走水防止材として米国ウィットコ社性＃５Ｂを用い、こ
れは常温で固体であるので１０５℃に加熱溶融して充填
し、常温下で放冷したほかは実施例１と同様にしてケー
ブルを得た。
れは常温で固体であるので１０５℃に加熱溶融して充填
し、常温下で放冷したほかは実施例１と同様にしてケー
ブルを得た。
このものの充填性、性能を表に示した。
比較例２ 走水防止材として、牛脂硬化脂肪酸１５０重量部、炭化
水素油（全量）２２５重量部、水酸化ナトリウム２２．
１重量部を用いて調製した見かけ粘度３１０００ポア
ズ、混和稠度１００のナトリウム石ケングリースを用い
たほかは実施例１と同様にしてケーブルを得た。
水素油（全量）２２５重量部、水酸化ナトリウム２２．
１重量部を用いて調製した見かけ粘度３１０００ポア
ズ、混和稠度１００のナトリウム石ケングリースを用い
たほかは実施例１と同様にしてケーブルを得た。
このものの充填性、性能を表に示した。
なお、充填性の評価における不良は、光ファイバユニッ
ト間における走水防止材の充填部に空泡としての非充填
部が認められたことを意味する。
ト間における走水防止材の充填部に空泡としての非充填
部が認められたことを意味する。
図は、本発明の遮水形光ファイバケーブルの構造例を表
した横断面図である。１３：抑え巻きテープ。
した横断面図である。１３：抑え巻きテープ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有冨 耕一郎 大阪府大阪市北区茶屋町18番21号 豊崎ビ ル 日本グリース株式会社内 審判の合議体 審判長 長尾 達也 審判官 綿貫 章 審判官 川崎 健 (56)参考文献 特開 昭56−43610（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−112203（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−87005（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−110208（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−120369（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−122996（ＪＰ，Ａ) 特公 平４−40684（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】走水防止材を介して複数本の光ファイバを
遮水層で包囲してなる遮水形光ファイバケーブルにおい
て、走水防止材として４０℃、せん断率１０Ｓ-1におい
て５０００ポアズ以下の見かけ粘度（ＪＩＳ Ｋ２２２
０，５．１５）を有し、かつ、２５℃において２００〜
４５０の範囲にある混和稠度（ＪＩＳ Ｋ２２２０，
５．３）を有するグリースを用いることを特徴とする前
記ケーブル。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59040993A JPH0624084B2 (ja) | 1984-03-03 | 1984-03-03 | 遮水光ケ−ブル |
| EP85100895A EP0160778B2 (en) | 1984-03-03 | 1985-01-29 | Waterproof optical fiber cable |
| AT85100895T ATE46973T1 (de) | 1984-03-03 | 1985-01-29 | Wasserfestes optisches kabel. |
| DE8585100895T DE3573478D1 (en) | 1984-03-03 | 1985-01-29 | Waterproof optical fiber cable |
| CA000473252A CA1251669A (en) | 1984-03-03 | 1985-01-31 | Waterproof optical fiber cable |
| US06/698,461 US4703997A (en) | 1984-03-03 | 1985-02-05 | Waterproof optical fiber cable |
| AU38454/85A AU585847B2 (en) | 1984-03-03 | 1985-02-05 | Waterproof optical fiber cable |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59040993A JPH0624084B2 (ja) | 1984-03-03 | 1984-03-03 | 遮水光ケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60185910A JPS60185910A (ja) | 1985-09-21 |
| JPH0624084B2 true JPH0624084B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=12595953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59040993A Expired - Lifetime JPH0624084B2 (ja) | 1984-03-03 | 1984-03-03 | 遮水光ケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624084B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54110208A (en) * | 1978-02-16 | 1979-08-29 | Toshi Sangiyou Kk | Manufacture of greasy lubricant |
| JPS54120369A (en) * | 1978-03-10 | 1979-09-18 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | Lubrication composition for roller bearing |
| JPS5643610A (en) * | 1979-09-17 | 1981-04-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Jelly filled optical fiber cable |
| FR2470392B1 (fr) * | 1979-11-22 | 1986-02-28 | Noane Georges Le | Cables a fibres optiques notmment pour systemes de transmission sous-marins |
| JPS58112203A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-04 | 株式会社フジクラ | 電気ケ−ブル |
| JPS58122996A (ja) * | 1982-01-14 | 1983-07-21 | Nippon Steel Chem Co Ltd | グリ−ス組成物 |
-
1984
- 1984-03-03 JP JP59040993A patent/JPH0624084B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60185910A (ja) | 1985-09-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |