JPH06240707A - 建設機械の運転室 - Google Patents

建設機械の運転室

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JPH06240707A
JPH06240707A JP5790793A JP5790793A JPH06240707A JP H06240707 A JPH06240707 A JP H06240707A JP 5790793 A JP5790793 A JP 5790793A JP 5790793 A JP5790793 A JP 5790793A JP H06240707 A JPH06240707 A JP H06240707A
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plate
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Yoshihiko Matsuoka
義彦 松岡
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Kyowa Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワーショベルなどの建設機械の運転室の構
造に関し、運転室を開放型と閉鎖型とに簡単に変更で
き、より短い納期でより安価に提供できる構造の運転室
を得ることを課題としている。 【構成】 運転者の頭上に位置する天井部4を備えた保
護枠1が設けられ、天井部4の周縁部5および床板11
の運転席を囲む部分に締結要素12が配置され、保護枠
1の開放部を閉鎖する板体で形成された風防枠7が、そ
の上辺部と下辺部を前記締結要素12に締着されて、運
転室の床板11と保護枠の天井部4との間に装着されて
いる。保護枠1と風防枠7とによって閉鎖された運転室
が形成され、風防枠7を取り外すと開放された運転室が
形成される。保護枠の天井部4に運転者の頭上を覆う天
井板6を設けるときは、風防枠7には天井板を設けな
い。風防枠7はその上辺を保護枠の天井部4に下方から
締着して固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パワーショベルやブ
ルドーザなどの建設機械の運転室の構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】建設機械の運転室は開放型のものと閉鎖
型のものとがあり、通常ユーザが使用場所に応じて運転
室のタイプを選定し、メーカは指定されたタイプの運転
室を車体に取りつけて出荷する。
【0003】開放型の運転室であっても図6に示すよう
に運転者を保護する保護枠1が設けられるのが普通であ
り、この保護枠1は通常天井部4を備え、車両の転倒や
落下物から運転者を保護する構造となっている。保護枠
1は図7に示すように枠状に形成したものや、図8に示
すように運転者の頭上を覆う天井板6及び背面板20を
備えたものおよび図9に示すように天井板6とともに側
面板21を備えたものなど、建設機械の種類や作業場所
に応じて種々の構造のものが用いられている。ブルドー
ザなどでは背面板20と天井板6からなる側面逆L形の
もの(図8)が普通であるが、大型のパワーショベルな
どでブームが運転室の側方に設けられているものなどで
は、ブーム側に側面板21を取りつけた正面逆L形の形
状とする(図9)こともある。このような保護枠1は必
要に応じて支柱22や窓23が設けられ、下端を車両の
フレームや運転席の床板11に強固に固定して取りつけ
られている。
【0004】一方閉鎖型の運転室は図10に示すよう
に、ドア8を備えた箱形に形成され、下辺を運転室の床
板11に固定して装着される。建設機械の運転には広い
視界が必要であるので、大きな窓を備え、これらの窓は
必要に応じて開閉したり取り外したりできるようになっ
ている。風防24は自立構造であるから相応の強度を備
える必要があり、通常は窓枠部分で強度を持たせる構造
としている。またこの風防24は車両の転倒や落下物か
ら運転者を保護する機能も必要であるため、窓枠に沿っ
て風防24の内側にフレーム枠を設け、このフレーム枠
で車体の転倒や落下物から運転者を守るのに充分な強度
を風防24に付与するようにしている。
【0005】建設機械に図7ないし9に示す開放型の運
転室を設けるか、図10に示すような閉鎖型の運転室を
設けるかは、ユーザによって指定されるので、メーカは
各建設機械について保護枠1と風防24とを予め設計し
ておき、ユーザの選択に応じてそのいずれかを製作して
車体に取りつけていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来構造においては、
運転室の保護枠1と風防24とは全く別個のものとして
設計製作されており、従ってユーザが運転室のタイプを
指定してから運転室の製作にかからなければならず、そ
れだけ製作に時間がかかるという問題があった。また自
立型の風防24は充分な視界と強度とを確保する必要が
あるため構造が複雑になるとともに、部品点数も多く製
作に時間がかかり価格も高くなるという問題があった。
【0007】そこでこの発明は、建設機械の運転室を開
放型と閉鎖型とに簡単に変更することが可能で、いずれ
のタイプの運転室であっても、より短い納期で運転室を
製作することが可能で、また閉鎖型の運転室をより安価
に提供することができる技術手段を得ることを課題とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建設機械の
運転室は、運転者の頭上に位置する天井部4を備えた保
護枠1が建設機械の車体ないし運転室の床板11に固定
して設けられており、前記天井部4の周縁部5および床
板11の運転席を囲む部分に締結要素12が配置されて
おり、前記保護枠1の開放部を閉鎖する板体で形成され
た風防枠7がその上辺部と下辺部において、前記締結要
素12に締着されて運転室の床板11と保護枠の天井部
4との間に装着されており、保護枠1と風防枠7とによ
って閉鎖された運転室が形成され、風防枠7を取り外す
ことによって開放された運転室が形成されることを特徴
とするものである。保護枠の天井部4が運転者の頭上を
覆う天井板6を備えている場合には、風防枠7に天井板
を設けなくてもよい。風防枠7はその上辺を保護枠の天
井部4に下方から締着して固定することができる。
【0009】
【作用】上記構成の運転室を備えた建設機械は、ユーザ
が開放型の運転室を希望したときには保護枠のみを取り
つけて出荷すればよく、また閉鎖型の運転席を希望した
ときには保護枠に風防枠を取りつけて出荷すればよく、
風防枠は上辺と下辺が保護枠の天井部および運転室の床
板によって保持されるから強度が小さいものでよく、自
立型のものに比べて構造を簡単にできるから、安価でか
つ短期間で生産することが可能である。従ってメーカ側
にとってはユーザの希望により容易に対応することがで
き、ユーザ側にとってはより安価にかつ短納期に所望の
運転室を備えた建設機械が購入できるという効果があ
る。
【0010】また風防枠7は比較的容易に着脱すること
ができ、かつこれを取り外しても保護枠1によって運転
者の安全を確保できるから、作業環境や季節に応じて風
防枠7を着脱してたとえば夏は開放型に冬は閉鎖型にし
て作業を行うということが可能になる。
【0011】また天井板6を保護枠1側に設けた構造で
あれば風防枠7の天井板を省略することができ、風防枠
7をより簡単な構造とすることができるばかりでなく、
風防枠を取り外したときの安全性もより優れている。ま
た風防枠7の上辺を下方から保護枠の天井部4に締着す
る構造を採用すれば、保護枠の天井部4と風防枠7との
間の雨じまいが容易である。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の第1実施例を示したもので
ある。保護枠1は運転席2の背後側に設けた2本の支柱
3によって天井部4および背面部20が保持されてお
り、天井部4は杆材で構成された周縁部5と、その間に
張られた天井板6とを備えている。風防枠7は平面形状
コ字形に形成され、一方の側面にスライド式のドア8を
有し、前面窓の上部9は側枠内部の上辺に沿って設けた
レール10に沿って移動させることにより、上方に開放
することもできる構造である。
【0013】保護枠の天井部4の杆材で形成された周縁
部5および運転室の床板11の運転席2を囲む位置に
は、適宜箇所にネジ孔12が設けられており、このネジ
孔が風防枠7を固定する締結部となっている。風防枠7
の上辺および下辺は内側に屈曲したフランジ部13が形
成されており、このフランジ部の上記ネジ孔12に対向
する位置に円孔14が設けられ、この円孔に両側より防
振ゴム15(図4参照)が嵌めこまれ、この防振ゴムの
中心孔に挿通したボルト16を前記ネジ孔12に螺着す
ることにより、風防枠7の上辺と下辺とがそれぞれ保護
枠の天井部4および運転室の床板11に固定されてい
る。
【0014】防振ゴム15は図5に拡大して示すよう
に、片側にリング状の鉄板17を備え、この鉄板17側
を風防枠のフランジ部13側にして上下に配置され、座
金18と保護枠の天井部4または運転室の床板11との
間で挟まれた状態でボルト16によりネジ孔12に締着
されている。
【0015】図2はこの発明の第2実施例を示したもの
で、たとえば大型のパワーショベルに適用する構造のも
のである。保護枠1は運転席2のブーム側に側面板21
と天井板6を形成するように構成され、その天井部4と
床板11との間に天井板のない平面コ字形の風防枠7を
嵌めこんで、前記第1実施例と同様な構造により、保護
枠の天井部4および床板11に締着することにより、閉
鎖された運転室が形成されるようにしたものである。こ
の実施例のものは特にパワーショベルの運転室の構造と
して採用した場合、風防枠7を車体の側方(運転者が乗
降する側)から保護枠1に嵌めこむ構造となるので、風
防枠7の着脱が非常に容易になるという特徴がある。
【0016】図3に示した第3実施例は保護枠1が天井
板および背面板を有しないものの例で、風防枠7は天井
と周囲の壁面すべてを備えた箱形に形成される。この構
造の場合には風防枠7は従来の自立型の風防24と形状
的には殆ど変わらないが、強度の大きな保護枠1と運転
室の床板11との間に嵌めこまれた状態で固定され、そ
の上端が保護枠で支持されるため、強度は小さくてよ
く、従来の自立型の風防に比べて構造を簡単にできる。
なおこの第3実施例のものでは保護枠1に風防枠7を取
りつけて一体とした後車体に搭載する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したこの発明の運転席を備えた
建設機械は、車両のすべてを保護枠を備えたものとして
製作すればよく、これに必要に応じて風防枠を取りつけ
ることによって、閉鎖型の運転席を備えたものとするこ
とができるから、運転室の製作組立が簡単になって納期
を短くすることができ、仕様変更にも比較的容易に対応
できる。またユーザが現場の状況に応じて風防枠を着脱
して、開放型の運転室と閉鎖型の運転室を現場の状況に
合わせて選択することができ、運転者のより快適な作業
環境を確保することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の運転室を分解して示す模式的な斜
視図
【図2】第2実施例の運転室を分解して示す模式的な斜
視図
【図3】第3実施例の運転室を分解して示す模式的な斜
視図
【図4】風防枠の取付構造を示す断面図
【図5】防振ゴム装着部分を拡大して示す断面側面図
【図6】開放型の運転室の側面図
【図7】保護枠の第1例を示す斜視図
【図8】保護枠の第2例を示す斜視図
【図9】保護枠の第3例を示す斜視図
【図10】従来の閉鎖型運転室を示す模式的な斜視図
【符号の説明】
1 保護枠 4 天井部 5 周縁部 6 天井板 7 風防枠 11 床板 12 ネジ孔 16 ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者の頭上に位置する天井部(4) を備
    えた保護枠(1) が建設機械の車体ないし運転室の床板(1
    1)に固定して設けられており、前記天井部(4) の周縁部
    (5) および床板(11)の運転席を囲む部分に締結要素(12)
    が配置されており、前記保護枠(1) の開放部を閉鎖する
    板体で形成された風防枠(7) がその上辺部と下辺部にお
    いて、前記締結要素(12)に締着されて運転室の床板(11)
    と保護枠の天井部(4) との間に装着されており、保護枠
    (1) と風防枠(7) とによって閉鎖された運転室が形成さ
    れ、風防枠(7) を取り外すことによって開放された運転
    室が形成されることを特徴とする、建設機械の運転室。
  2. 【請求項2】 保護枠の天井部(4) が運転者の頭上を覆
    う天井板(6) を備え、風防枠(7) は天井板を備えていな
    い、請求項1記載の建設機械の運転室。
  3. 【請求項3】 風防枠(7) の上辺が保護枠の天井部(4)
    に下方から締着されて固定されている、請求項1または
    2記載の建設機械の運転室。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005118377A1 (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. 建設機械のキャビン
EP1621683A2 (en) * 2004-07-22 2006-02-01 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Driver's cabin of construction machine
EP2277765A1 (fr) 2009-07-23 2011-01-26 Actibac Cabine frontale de conduite pour véhicule

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EP2277765A1 (fr) 2009-07-23 2011-01-26 Actibac Cabine frontale de conduite pour véhicule
FR2948335A1 (fr) * 2009-07-23 2011-01-28 Actibac Cabine frontale de conduite pour vehicule

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