JPH069891Y2 - 作業用走行車における運転座席の支持構造 - Google Patents

作業用走行車における運転座席の支持構造

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JPH069891Y2
JPH069891Y2 JP1988156078U JP15607888U JPH069891Y2 JP H069891 Y2 JPH069891 Y2 JP H069891Y2 JP 1988156078 U JP1988156078 U JP 1988156078U JP 15607888 U JP15607888 U JP 15607888U JP H069891 Y2 JPH069891 Y2 JP H069891Y2
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seat
driver
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JP1988156078U
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JPH0276534U (ja
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政史 谷田
明博 野上
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、農用トラクタ等の作業用走行車における運転
座席の支持構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種作業用走行車において、運転座席は、快
適な乗り心地を確保するために防振材を介して機体に取
付けられる。そしてこの様な作業用走行車に設けられる
運転座席は、前端部底面を機体フレームから底板部前方
を貫通して突出される支持フレームに回動自在に支持
し、これによつて運転座席を前方に反転させ、運転座席
が雨等に濡れるのを防ぐと共に、運転座席下部に配設さ
れる工具箱等の利用ができる配慮をしている。
ところが、このような運転座席を、左右後輪を覆う左右
フエンダー部間に位置して左右フエンダー部と一体形成
される凹溝状のカバー底板部の上方に配する構成とした
場合に、カバー底板部は、防振材を介して機体フレーム
側に弾性的に支持されるものの、運転座席の防振性能と
しては、カバーが左右フエンダー部までをも含む大きい
ものであるため、前記防振材による防振作用だけでは不
充分であつて、カバー底板部の上面に、運転座席を弾性
支持する第二の防振材を固定する必要がある。しかる
に、該第二防振材をカバー底板部に直接設けたもので
は、座席側からの荷重が該部位に集中的に働くことにな
つてカバーの変形や破損が生じる惧れがあり問題となつ
ていた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができる作業用走行車における運転座席の支持構
造を提供することを目的として創案されたものであつ
て、左右後輪を覆う左右フエンダー部間に位置して左右
フエンダー部と一体形成される凹溝状のカバー底板部の
上方に運転座席を配し、該運転座席の前端部底面を、機
体フレームからカバー底板部を貫通して突出される支持
フレームに回動自在に支持して成る作業用走行車におい
て、前記カバー底板部は、左右両側部が第一防振材を介
して機体フレーム側に支持されるものとし、該カバー底
板部の左右方向中央位置に、凹溝状の補強リブ部を前後
方向に向けて長く形成し、該補強リブ部を跨ぐようにし
て支持板を左右に掛渡し、補強リブ部底面とこれに対向
する部位の支持板とを、補強リブの溝深さ寸法に一致す
るボスを介在させて一体的にボルト固定する一方、前記
左右第一防振材と補強リブ部左右両側縁とのあいだのカ
バー底板部に接当支持される支持板の左右両上面部を、
運転座席底面を離接自在に弾性支持する第二防振材をそ
れぞれ取付けるための取付け部に構成したことを特徴と
するものである。
そして本考案は、この構成によつて、カバーの変形や破
損を確実に防止し、座席を常に安定よく支持できるよう
にしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は農用トラクタの走行機体であつて、該
走行機体1はその後半部をカバー2によつて覆われてい
る。つまりカバー2は、左右後輪3を上方から覆う左右
フエンダー部4と、作業者が乗降するステツプ5を一体
化して成るが、両フエンダー部4間に一体形成される凹
溝状のカバー底板部6は、左右両側部が防振材(本考案
の第一防振材に相当する)7を介して機体フレーム1a
側に固定されている。
8は上記カバー底板部6上に設けられる運転座席であつ
て、該運転座席8の前端部底面には、突片8aが一体的
に設けられており、そして該突片8aに係止される支軸
8bが、機体フレーム1a側からカバー底板部6の前端
部を貫通して突設される支持フレーム1bの先端に回動
自在に支持されることによつて、運転座席8は必要にお
いて支軸8bを軸に前倒姿勢に変姿揺動できるようにな
つている。
一方、9は運転座席8の後部を支持する支持板であつ
て、該支持板9は、略台形状に形成され、その左右両端
部9aには冂字状のブラケツト9bが上方に突出すべく
一体的に設けられ、さらにブラケツト9bの上端面には
運転座席8を弾性的に接当支持する防振ゴム(本考案の
第二防振材に相当する)9cが固着されている。
また、前記カバー底板部6に対して支持板9は、運転座
席8側からの荷重を直接受ける左右両端部9aを避け、
カバー底板部6とは面接触しない頂部9dにおいてボル
ト固定10されている。即ち、カバー底板部6の左右方
向中央部には強度確保のための補強リブ部6bが左右幅
を適宜有する状態で前後方向に長く形成されており、そ
うして支持板9は、補強リブ部6bを跨ぐようにして左
右両端部9aがカバー底板部6に接当するべく横架され
ることになるが、頂部9dの下面には突出長さが補強リ
ブ部6bの深さ寸法と一致するボス9eが突設されてお
り、該ボス9eを介在させる状態で補強リブ部6bの底
面部にボルト固定10されている。さらに、11は運転
座席8の下部空間に設けられる工具箱であるが、該工具
箱11は、支持板9上に位置し上記ボルト10によつて
固定されている。
また、12は左右両フエンダー4の後端部に設けられる
泥除であつて、該泥除12は、弾性部材で形成され、そ
の前端部がフエンダー4にビス固定13されるものであ
るが、左右両端には下方に延びる側壁12aが一体に延
設されている。つまり、該側壁12aが補強リブ的な役
割を果たすことにより、補強用当て金等を用いることな
く変形を防止することができるようになつている。
またさらに、14は各種の制御切換スイツチ14aが内
装されるスイツチボツクスであつて、該スイツチボツク
ス14は、カバー2の背板15とカバー底板部6の角
部、即ち左右フエンダー4、カバー底板部6、背板1
5、運転座席8等に囲まれた位置に外部には露出しない
よう取付けられている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、運転座
席8は、防振材7を介して機体フレーム1aに弾性支持
される大型カバー2の底板部6に、防振材ゴム9cを介
して弾性支持されることになるが、その場合に、防振ゴ
ム9cは、カバー底板部6の左右方向中央位置に形成さ
れる凹溝状の補強リブ部6bを跨ぐようにして左右方向
に掛渡され、そして補強リブ部6bの溝深さ寸法に一致
するボス9eを介在させた状態で補強リブ部6bに一体
的にボルト固定された支持板9の防振材7と補強リブ部
左右両側縁9aとのあいだのカバー底板部6に当節支持
される左右両上面に形成されることになる。
この結果、機体フレーム1a側に前端部底面が回動自在
に支持される運転座席8からの荷重は、凹溝状補強リブ
部6bの側縁である段差部位6aをあいだに挟む状態
で、該段差部位6aより外方のカバー底板部6に接当支
持される左右両側縁部位9aと、段差部位6aより内方
のボス9eを介在する状態でボルト固定される補強リブ
部6bの底面部位とで分散支持されることになつて、左
右両側部が防振材7によつて弾性支持されるカバー底板
部6に働く運転座席からの負荷が、補強リブ部6bの強
度的に優れた段差部位6aをあいだに挟んだ状態で外側
の支持板当接部位と内側の補強リブ部とに分散支持され
る。従つて、カバー底板部6の防振ゴム9cが取付けら
れるブラケツト9b部位やボルト孔が穿設される補強リ
ブ部6bの底面に運転座席8からの負荷が集中して作用
することが回避され、カバー底板部の変形や破損を確実
に防止、運転座席を安定よく支持することができる優れ
た座席支持構造となる。
さらに本実施例では、支持板9とボルト10により工具
箱11を支持固定するべく構成しているので、部品の兼
用化が大いに計れて極めて都合が良い。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、第一防振材を介して機体フレームに弾性支持さ
れる大型カバーの底板部に、第二防振材を介して運転座
席が弾性支持されるものであるが、その場合に、第二防
振材の取付け部は、カバー底板部の左右方向中央位置に
形成の凹溝状の補強リブ部を跨ぐようにして掛渡され、
かつ補強リブ部の溝深さ寸法に一致するボスを介在させ
て補強リブ部に一体的にボルト固定された支持板の第一
防振材と補強リブ部左右両側縁とのあいだのカバー底板
部に当節支持される左右両上面に形成されることにな
る。
この結果、機体フレーム側に前端部底面が回動自在に支
持される運転座席からの荷重は、凹溝状補強リブ部の側
縁である段差部位をあいだに挟む状態で、該段差部位よ
り外方のカバー底板部に接当支持される部位と、段差部
位より内方のボスを介在する状態でボルト固定される補
強リブ部底面部位とで分散支持されることになつて、左
右両側部が第一防振材によつて弾性支持されるカバー底
板に働く運転座席からの負荷が、補強リブ部の強度的に
優れた段差部位をあいだに挟んで外側の支持板当接部位
と内側の補強リブとに分散支持され、もつて、カバー底
板部の第二防振材が取付けられる部位やボルト孔が穿設
される補強リブ部底面に運転座席からの負荷が集中して
作用することが回避され、カバー底板部の変形や破損を
確実に防止、運転座席を安定よく支持することができる
優れた座席支持構造となる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る作業用走行車における運転座席の
支持構造の実施例を示したものであつて、第1図は農用
トラクタの側面図、第2図は座席支持部の正面断面図、
第3図は同上平面図、第4図は同上側面図、第5図は泥
除の取付け状態を示す側面図である。 図中、1は走行機体、1aは機体フレーム、2はカバ
ー、4はフエンダー部、6は底板部、6bは補強リブ
部、7は第一防振材、8は運転座席、9は支持板、9a
はブラケツト、9bは防振ゴムである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右後輪を覆う左右フエンダー部間に位置
    して左右フエンダー部と一体形成される凹溝状のカバー
    底板部の上方に運転座席を配し、該運転座席の前端部底
    面を、機体フレームからカバー底板部を貫通して突出さ
    れる支持フレームに回動自在に支持して成る作業用走行
    車において、前記カバー底板部は、左右両側部が第一防
    振材を介して機体フレーム側に支持されるものとし、該
    カバー底板部の左右方向中央位置に、凹溝状の補強リブ
    部を前後方向に向けて長く形成し、該補強リブ部を跨ぐ
    ようにして支持板を左右に掛渡し、補強リブ部底面とこ
    れに対向する部位の支持板とを、補強リブの溝深さ寸法
    に一致するボスを介在させて一体的にボルト固定する一
    方、前記左右第一防振材と補強リブ部左右両側縁とのあ
    いだのカバー底板部に接当支持される支持板の左右両上
    面部を、運転座席底面を離接自在に弾性支持する第二防
    振材をそれぞれ取付けるための取付け部に構成したこと
    を特徴とする作業用走行車における運転座席の支持構
    造。
JP1988156078U 1988-11-30 1988-11-30 作業用走行車における運転座席の支持構造 Expired - Lifetime JPH069891Y2 (ja)

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JPH0276534U JPH0276534U (ja) 1990-06-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59162370U (ja) * 1983-04-15 1984-10-30 三菱自動車工業株式会社 自動車の床板構造

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JPH0276534U (ja) 1990-06-12

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