JPH0624059Y2 - デイスクカ−トリツジ - Google Patents

デイスクカ−トリツジ

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JPH0624059Y2
JPH0624059Y2 JP1987090538U JP9053887U JPH0624059Y2 JP H0624059 Y2 JPH0624059 Y2 JP H0624059Y2 JP 1987090538 U JP1987090538 U JP 1987090538U JP 9053887 U JP9053887 U JP 9053887U JP H0624059 Y2 JPH0624059 Y2 JP H0624059Y2
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central portion
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、デイスク状記録媒体を収納して用いるデイ
スクカートリツジに関し、特に、デイスク状記録媒体の
センターコアを上方から弾性的に押圧するデイスクロツ
ク装置に関するものである。
〔考案の概要〕
この考案は、カートリツジ内に収納されたデイスク状記
録媒体のセンターコアをデイスクロツク部材によつて上
方から弾性的に押圧してデイスクロツクするように構成
したデイスクカートリツジにおいて、デイスクロツクを
行う帯状の板ばねの長さ方向の中央部及び両端部を水平
状態を維持できるように補強して、その水平な中央部で
センターコアの中央部に設けられたピボット上方から弾
性的に押圧させるように構成することにより、特に、デ
イスクチヤツキング時に、デイスク状記録媒体をデイス
クテーブル上に極めて安定良く押圧することができるよ
うにしたものである。
〔従来の技術〕
この種、デイスクカートリツジの公知例として、例えば
米国特許第4,459,628号公報がある。
この公知例は、デイスク状記録媒体のセンターコアとカ
ートリツジの上ハーフとの間に圧縮コイルばねを配置
し、非使用時には、圧縮コイルばねによつてセンターコ
アをカートリツジの下のハーフ上に押圧して、カートリ
ツジ内でのデイスク状記録媒体のデイスクロツクを行
う。使用時には、カートリツジの下ハーフのデイスクテ
ーブル挿入口に下方から相対的に挿入されるデイスクテ
ーブル上に、センターコアを圧縮コイルばね圧縮反発力
につて圧着させて、デイスクチヤツキングを行う。そし
て、そのデイスクチヤツキング後は、圧縮コイルばねを
圧縮したままで、デイスクテーブルによつてデイスク状
記録媒体を回転駆動させるようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この公知例では、圧縮コイルばねの有効
長を大きくとることができないために、デイスクロツク
時とデイスクチヤツキング時とでは、圧縮コイルばねに
よるばね力が大巾に変化してしまう。この結果、デイス
クロツク時におけるばね力を適正の値にした場合には、
デイスクチヤツキング時のばね力が強くなり過ぎてしま
つて、デイスク状記録媒体の回転負荷が大きくなつた
り、上ハーフが変形、破損される等の不都合を生じる。
また、逆に、デイスクチヤツキング時におけるばね力が
強過ぎないように適正の値にした場合には、デイスクロ
ツク時におけるばね力が弱過ぎてしまつて、デイスク状
記録媒体がカートリツジ内で上下にガタついて、デイス
ク状記録媒体やカートリツジが損傷される等の不都合を
生じる。
この考案は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたものであつて、デイスクロツク時及びデイスクチヤ
ツキング時の両方について安定したばね力が得られ、し
かも、回転を円滑に行うことができるようにディスク状
記録媒体のセンターコアの中央部にピボットを設けてい
るにもかかわらず、特に、デイスクチヤツキング時に、
デイスク状記録媒体をデイスクテーブル上に極めて安定
良く押圧することができるようにしたデイスクカートリ
ツジを提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかるデイスクカートリツジは、デイスク状
記録媒体が収納された上下ハーフからなるカートリツジ
と、デイスク状記録媒体のセンターコアに対向して下ハ
ーフに設けられたデイスクテーブル挿入口と、デイスク
状記録媒体と上ハーフとの間に配置されて、前記センタ
ーコアを上方から弾性的に押圧するほぼ帯状の板ばねと
を具備し、前記板ばねの長さ方向の中央部と両端部とを
それぞれ水平状に形成し、その中央部と両端部の間にば
ね力を発揮する傾斜部を設け、少なくとも中央部が水平
状態を維持できるように、その中央部に補強部を設け、
この板ばねの両端部のうち、少なくとも何れか一方をそ
のカートリツジに水平方向に摺動可能に係止し、この板
ばねの水平な中央部で前記センターコアの中央部に設け
られたピボツトを上方から弾性的に押圧させるように構
成したものである。
〔作用〕
この考案におけるデイスクカートリツジによれば、デイ
スクロツク部材として帯状の板ばねを用いており、カー
トリツジ内のスペースを利用して板ばねの長さを十分に
長くすることができる。そして、板ばねは長さが長い程
ばね特性が緩やか(ストロークに対するばね力の変動量
が小さいこと。)になることから、この板ばねの長さ方
向の中央部でセンターコアを押圧することにより、デイ
スクロツク時及びデイスクチヤツキング時の両方につい
て安定したばね力が得られる。
しかも、板ばねの中央部は補強部によつて補強されて水
平状態を維持した状態で、センターコアの中央部に設け
られたピボツトを上方から押圧するので、板ばねの中央
部とセンターコアの中央部に設けられたピボツトとが水
平方向に相対的にずれたとしても、板ばねの中央部がセ
ンターコアの中央部に設けられたピボツトを上方から常
に垂直に押圧することができる。従つて、特に、デイス
クチヤツキング時に、デイスク状記録媒体をデイスクテ
ーブル上に極めて安定良く垂直に押圧することができ
る。
〔実施例〕
以下に、この考案を適用したデイスクカートリツジの実
施例を図面によつて説明する。
先ず、第3図〜第5図によつて、デイスクカートリツジ
を説明する。
このデイスクカートリツジは、合成樹脂等にて形成され
た上下ハーフ1,2によつて構成されたカートリツジ3
内にデイスク状記録媒体(以下単にデイスクと記載す
る)4を回転自在に収納させたものであり、上下ハーフ
1,2にはほぼ長方形状をなす上下一対のヘツド挿入口
5が設けられ、下ハーフ2のほぼ中央部にはデイスク4
の中心孔4aに対向された円形のデイスクテーブル挿入
口6が設けられている。そして、ステンレス板等にて成
形されたほぼコ字状をなすシヤツター7がカートリツジ
3に第3図で矢印a、b方向に移動自在に取付けられて
いて、このシヤツター7によつて両ヘツド挿入口5とデ
イスクテーブル挿入口6とが同時に開閉されるように構
成されている。なおデイスク4はSSRデイスクと称さ
れ、合成樹脂や軽金属等にて成形されたデイスク基板9
の上下にシート状記録媒体である上下一対の磁気シート
10を初期張力をかけた状態で貼り付けたものである。
そして、デイスク基板9の中央部には中心孔4aを有す
るセンターコア11が一体成形されていて、このセンタ
ーコア11の下面にはステンレス板等の磁性部材からな
る環状のヨーク12がアウトサート成形や接着等にて一
体に設けられている。また、センターコア11の真上に
はステンレス板等の金属板からなるキヤツプ13がアウ
トサート成形や接着等にて一体に設けられており、この
キヤツプ13の上面に絞り加工等されたピボツト13a
が中心孔4aと同芯状に設けられている。
そして、カートリツジ3は方形状をなしていて、互いに
対向する各一対のコーナ部分15a、15b及び16
a、16bにて4本のビス17a〜17dによつて上下
ハーフ1、2がビス止めされている。なお、4本のビス
17a〜17dは下ハーフ2に設けられたビス挿入孔1
8から挿入されて、上ハーフ1に一体成形されているビ
ス止め用ボス19a〜19d内にねじ込まれて締めつけ
られている。そして、カートリツジ3の一対のコーナ部
分15a、15bのほぼ中心部分を結ぶほぼ対角線P上
に、中心孔4a及びピボツト13aの中心Oと、2本
のビス17a、17b及び2つのボス19a、19bの
中心O、Oが位置されている。また、カートリツジ
3の2つのコーナ部分15a、16aで下ハーフ2の下
面に円形孔と長円形孔との一対の位置決めピン係合孔2
0a、20bが設けられており、一方の位置決めピン係
合孔20aの中心Oがほぼ対角線P上に位置されてい
る。なお、この両位置決めピン係合孔20a,20bの
外周は上下ハーフ1、2に一体成形された断面円形と断
面長円形との一対の補強用ボス21a、21bによつて
補強されている。
次に、第2図〜第5図によつて、デイスクロツク用の板
ばねを説明する。
この板ばね23は厚手のステンレス板等の金属板によつ
てほぼ帯状に構成されたものであり、長さlが十分に長
いものである。この板ばね23は長さ方向の中央部23
aと両端部23b、23cがそれぞれ水平で、中央部2
3aから両端部23b、23cにかけて上向きに傾斜さ
れてばね力を発揮する傾斜部23d、23eとなるよう
にプレス加工されている。そして、一方の端部23bに
は2つのボス19aと21aとが挿通される一対の円形
孔24a、24bが形成され、他方の端部23cにはボ
ス19bが挿通される長円形孔24cが設けられてい
る。
しかして第2図に示すように、この板ばね23の中央部
23aと両端部23b、23cとがそれぞれ水平状態を
維持できるように、これら中央部23aと両端部23
b、23cにそれぞれ補強部41が形成されている。な
お、ここでは補強部41として、第5図に示すように断
面形状がほぼ半円筒状をなし、かつ板ばね23の長さ方
向に延びる複数の突条42を絞り加工によつて形成した
ものである。
そして、この板ばね23はカートリツジ3内のデイスク
4と上ハーフ1との間で、ほぼ対角線Pに沿つて配置さ
れ、両端部23b、23cがこのカートリツジ3内の一
対のコーナ部分に係止されている。この際、板ばね23
の一方の端部23bを、両孔24a、24bによつて両
ボス19a、21aの外周に挿通させた状態で、下ハー
フ2に一体成形されているほぼコ字状のリブ25aと上
ハーフ1との間で上下から挟み込んでビス19aによつ
て締めつけて完全に固定する。また、板ばね23の他方
の端部23cを、長円形孔24cによつてボス19bに
挿通させた状態で、下ハーフ2に一体成形されているほ
ぼコ字状のリブ25bと上ハーフ1との間で上下から挟
み込んでビス19bによつて締めつけて固定する。但
し、この他方の端部23cは長円形孔24cによつてリ
ブ25bと上ハーフ1との間でボス19bに対して前記
ほぼ対角線Pに沿つて摺動することができるように挟み
込まれている。そして、このように両端部23b、23
cが係止された板ばね23の水平な中央部23aが、そ
の下面に接着等にて固着された耐摩耗性シート26を介
してデイスク4のセンターコア11の中央部のピボット
13a上に上方から弾性的に押圧されている。
次に、以上の如く構成されたデイスクカートリツジの動
作を説明する。
先ず、デイスクカートリツジの非使用時には、第4図に
示す如く、板ばね23の水平な中央部23aによる下方
へのばね力によつて、デイスク4のセンターコア11が
下ハーフ2上に押圧されて、デイスクロツク状態となつ
ている。従つて、カートリツジ3内でのデイスク4のガ
タツキやそれによる損傷が確実に防止される。
次に、使用時においては、デイスクカートリツジ3をデ
イスクプレーヤ内に挿入して、シヤツター7を第3図で
矢印a方向に開蓋させた後、第6図に示す如く、デイス
ク4をセンターコア11によつてデイスクテーブル29
上に水平にチヤツキングする。なおこの際には、デイス
クテーブル29がデイスクテーブル挿入口6内に下方か
ら相対的に挿入されて、スピンドル30がセンターコア
11の中心孔4aに下方から挿入されると共に、デイス
クテーブル29によつてセンターコア11がカートリツ
ジ3内で上方に突上げられ、デイスクテーブル29に取
付けられているマグネツト31によるヨーク12の磁気
吸引力と、板ばね23による下方へのばね力とによつ
て、センターコア11がデイスクテーブル41上に確実
にデイスクチヤツキングされる。
なお、上端にデイスクテーブル29が固着されているス
ピンドル30がモータ取付板32に上下一対の軸受33
を介して回転自在に軸支され、そのスピンドル30の下
端にスピンドルモータ(図示せず)が取付けられてい
る。そして、モータ取付板32が複数のボルト34によ
つて取付けられた基台35上に一対の位置決めピン36
と、一対の高さ基準ピン37とが固着されている。そし
て、上記の如くデイスクチヤツキングされたカートリツ
ジ3の一対の位置決めピン係合孔20a、20bが一対
の位置決めピン36に上方から挿入されると共に、その
一対の位置決めピン36の高さ基準面36a上と一対の
高さ基準ピン37上に下ハーフ2の下面が載置される。
また、これら一対の位置決めピン36及び高さ基準ピン
37のほぼ真上位置において上ハーフ1の上面が4つの
押圧手段38によつて上方から弾性的に押圧されて、カ
ートリツジ3が水平方向及び上下方向の両方において所
定の基準位置に正確に位置決めされて固定される。
ところで、このデイスクチヤツキング時においては、デ
イスクテーブル29によつて上方に突上げられたセンタ
ーコア11のピボツト13aが耐摩耗性シート26を介
して板ばね23の水平な中央部23aを上方に押上げる
ことにより、この板ばね23の両傾斜部23d、23e
が上方に撓むことになる。なおこの時、板ばね23の一
方の端部23bは完全固定されていて摺動せず、他方の
端部23cのみが第6図で矢印c方向へ摺動される。ま
た、上方に押上げられた水平な中央部23aは上ハーフ
1のほぼ中央部に設けられた凹部39内に入り込むが、
この水平な中央部23aが上ハーフ1に当接されること
はないので、この水平な中央部23aによつて上ハーフ
1のほぼ中央部を上方に不測に押上げて、この上ハーフ
1を変形、損傷させてしまうようなことが全くない。ま
た、このデイスクチヤツキング時に、上下一対の磁気ヘ
ツドが上下一対のヘツド挿入口5からカートリツジ3内
に挿入されて、デイスク4の上下一対の磁気シート10
に接触される。
そして、このデイスクチヤツキング状態で、スピンドル
モータによつてスピンドル30と一体に回転駆動される
デイスクテーブル29によつてデイスク4がカートリツ
ジ3内で回転駆動されて、上下一対の磁気ヘツドによつ
てデイスク4の上下一対の磁気シート10が選択的に記
録、再生される。
しかして、このデイスクカートリツジ3によれば、カー
トリツジ3内における最も長いスペースであるほぼ対角
線Pに沿つて帯状の板ばね23を配置しているので、そ
の板ばね23の長さlをカートリツジ3に対する最大寸
法まで十分に長くすることができる。そして、板ばねは
長さが長い程ばね特性が緩やか(ストロークに対するば
ね力の変動量が小さいこと。)になることから、この十
分に長い板ばね23の長さ方向の中央部23aでセンタ
ーコア11を押圧することにより、デイスクロツク時及
びデイスクチヤツキング時の両方について安定したばね
力が得られる。
一方、第6図に示すように、板ばね23の一方の端部2
3bを係止しているカートリツジ3の一方のコーナ部分
15aを一方の位置決めピン36の高さ基準面36a上
に押圧手段38によつて上方から押圧して固定するよう
にし、板ばね23の他方の端部23cを係止しているカ
ートリツジ3の他方のコーナ部分15bを一方の高さ基
準ピン37上に押圧手段38によつて上方から押圧して
固定するように構成している。この結果、板ばね23の
両端部23b、23cを基台35上の所定高さ位置に正
確に位置決めすることができて、板ばね23の中央部2
3aをデイスクテーブル29に対して所定高さ位置に正
確に規定させることができる。
以上のことから、特に、デイスクチヤツキング時におい
て、板ばね23の水平な中央部23aによつてデイスク
4をデイスクテーブル29上に上方から押圧するばね力
を所定の値に正確に設定することができる。そして、デ
イスクチヤツキング時のばね力が強過ぎて、デイスク4
の回転負荷が大きくなつたり、逆に、デイスクチヤツキ
ング時のばね力が弱過ぎて、デイスク4がカートリツジ
3内で上下にガタつく等の不都合を未然に防止すること
ができる。
次に、第1図によつて、板ばね23によるセンターコア
11の中央部の押圧動作の詳細を説明する。
先ず、第1図(A)(B)は実験例を示したものであり、板ば
ね23の長さ方向の中央部23aが下方に向かつて円弧
状に彎曲されている。そして、デイスクロツク時には、
第1図(A)に示す如く、板ばね23の長さ方向の中心に
ある円弧の最下点23a′がセンターコア11の中央部
であるピボツト13aを上方から押圧している。しか
し、デイスクチヤツキング時には、第1図(B)に示す如
く、ピボツト13aによる上方への押上げによつて、一
方の端部23bが固定されている板ばね23の他方の端
部23cが矢印c方向に摺動されて、板ばね23の中心
にある円弧の最下点23a′がピボツト13aの中心P
から矢印c方向に偏倚された位置Pへずれてしま
い、その円弧の最下点23a′の近傍位置23a″がビ
ポツト13aを上方から押圧することになる。そして、
円弧の最下点23a′の近傍位置23a″でピボツト1
3aを上方から押圧すると、ピボツト13aに矢印Fで
示す斜め横向きの押圧分力が発生し、デイスクテーブル
29上のデイスク4が傾いて、デイスク4の面振れが発
生したり、スピンドル30に大きな回転負荷を与えてし
まう。
しかしながら、この考案の板ばね23は、第1図(C)(D)
に示すように、中央部23aを補強部41によつて水平
状態に維持できるようにしたので、第1図(C)に示すデ
イスクロツク時は勿論、第1図(D)に示すデイスクチヤ
ツキング時において、板ばね23の長さ方向の中心位置
がビボツト13aの中心Pから矢印c方向にずれ
たとしても、水平な中央部23aがピボツト13aの中
心Pを上方から常に垂直な押圧力Fによつて極めて
安定良く押圧することができる。この結果、特に、デイ
スクチヤツキング時に、デイスク4をデイスクテーブル
29上に極めて安定良く垂直に押圧することができるの
で、デイスクテーブル29上でデイスク4が傾いて、デ
イスク4の面振れが発生したり、スピンドル30に大き
な回転負荷を与えてしまうような不都合が全く発生しな
い。
また、板ばね23の中央部23a及び両端部23b、2
3cに形成した補強部41を断面形状がほぼ半円筒上を
なし、かつ板ばね23の長さ方向に延びる複数の突条4
2によつて構成したことにより、第5図に示したよう
に、これら複数の突条42と上ハーフ1との接触が線接
触状態になる。この結果、前記デイスクチヤツキング時
における他方の端部23cの第6図で矢印c方向への摺
動をスムーズに行えて、デイスクテーブル29上へのデ
イスクチヤツキングをスムーズに行える。
次に、第7図〜第9図は板ばね23の変形例を示したも
のであつて、この場合は、板ばね23の中央部23a及
び両端部23b、23cに形成した補強部41を、その
板ばね23の巾方向の両縁を下方に折曲げた一対の平行
折曲げ片43によつて構成したものである。
この場合は、板ばね23の両端部23b、23cを下ハ
ーフ2の一対のリブ25a、25b上に配置する際に、
それぞれ一対の平行折曲げ片43をリブ25a、25b
の両側に係合させて、板ばね23をほぼ対角線Pに沿つ
て極めて簡単に位置決めすることができて便利である。
以上、この考案の実施例に付き述べたが、この考案は実
施例に限定されることなく、この考案の技術的思想に基
づいて各種の有効な変更が可能である。
またこの考案のデイスク状記録媒体は、磁気式、光学式
或いは光磁気式等の如き如何なる方法で記録、再生され
るデイスク状記録媒体であつても良い。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案のデイスクカートリツジ
は、板ばねを用いて、デイスクロツク時及びデイスクチ
ヤツキング時の両方について安定したばね力が得られる
ようにしたので、デイスクチヤツキング時のばね力が強
過ぎて、デイスク状記録媒体の回転負荷が大きくなつた
り、逆に、デイスクチヤツキング時のばね力が弱過ぎ
て、デイスク状記録媒体がカートリツジ内で上下にガタ
つく等の不都合を未然に防止することができる。
しかも、特に、デイスクチヤツキング時に、板ばねの水
平な中央部に設けられたビボツトでデイスクの中央部を
上方から常に垂直に押圧することができるようしにて、
デイスク状記録媒体をデイスクテーブル上に極めて安定
良く垂直に押圧することができるようにしたので、回転
を円滑に行うことができるようにディスク状記録媒体の
センターコアの中央部にピボットを設けているにもかか
わらず、ディスクチャッキング時に、デイスクテーブル
上でデイスクが傾いて、デイスクの面振れが発生した
り、スピンドルに大きな負荷を与えてしまうような不都
合が全くなく、デイスク状記録媒体の記録、再生の精度
の向上及びデイスクテーブルを回転駆動するスピンドル
モータの小型化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示したものであつて、第1図
(A)〜(D)は板ばねの動作を説明する断面図、第2図は板
ばねの斜視図、第3図はデイスクカートリツジ全体の一
部切欠き平面図、第4図はデイスクロツク状態を示した
第3図のIV−IV矢視での断面図、第5図は第3図のV−
V矢視での断面図、第6図はデイスクチヤツキング状態
を示した第4図と同様の断面図、第7図は変形例を示し
た板ばねの斜視図、第8図は変形例を示したデイスクカ
ートリツジ全体の一部切欠き平面図、第9図は変形例を
示した第8図のIX−IX矢視での断面図である。 なお、図面に用いられている符号において、 1……上ハーフ 2……下ハーフ 3……カートリツジ 4……デイスク状記録媒体 6……デイスクテーブル挿入口 11……センターコア 13a……ピボツト 23……板ばね 23a……板ばねの中央部 23b,23c……板ばねの両端部 23d,23e……板ばねの傾斜部 41……補強部 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体が収納された上下ハー
    フからなるカートリッジと、ディスク状記録媒体のセン
    ターコアに対向して下ハーフに設けられたディスクテー
    ブル挿入口と、ディスク状記録媒体と上ハーフとの間に
    配置されて、前記センターコアを上方から弾性的に押圧
    するほぼ帯状の板ばねとを具備し、 前記板ばねの長さ方向の中央部と両端部とをそれぞれ水
    平状に形成し、その中央部と両端部の間にばね力を発揮
    する傾斜部を設け、少なくとも前記中央部が水平状態を
    維持できるように、その中央部に補強部を設け、 この板ばねの両端部のうち、少なくとも何れか一方をそ
    のカートリッジに水平方向に摺動可能に係止し、この板
    ばねの水平な中央部で前記センターコアの中央部に設け
    られたピボットを上方から弾性的に押圧させるように構
    成したことを特徴とするディスクカートリッジ。
JP1987090538U 1987-06-12 1987-06-12 デイスクカ−トリツジ Expired - Lifetime JPH0624059Y2 (ja)

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