JPS60201579A - 光学式デイスクプレ−ヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学式ディスクプレーヤに関するものである
。

〔背景技術とその問題点〕

周知の如く、光学式ディスクプレーヤにおいては、光学
ヘッドをディスクの半径方向に直線的に移動させてディ
スクの記録（書込み）及び／又は再生（読取り）を行っ
ている。その際、光学ヘッドは通常約４００ｇ前後の重
量を有している為に、光学ヘッドをリニアモータやベル
ト駆動等１こよって駆動するものでは、光学ヘッドの非
駆動時にプレーヤに傾きや振動を与えるようなことがあ
ると、光学ヘッドは自重で容易に自走し易い。なお光学
ヘッドが自走してストッパー等に強く衝突されるような
ことがあると、光学ヘッドやその駆動機構が損傷され易
い。

そこで従来は、プレーヤの可搬時や出荷時暑こは光学ヘ
ッドが自走しないように光学ヘッドを特定位置でシャー
シにシツピングスクリューを用いてロックしていた。し
かしながらこのようなロック方法では、光学ヘッドをい
ちいち特定位置へ位置決めしなければならないばかりか
、ドライバーやフィン等化よる狭い場所でのシツピング
スクリューの締込みや戻し操作も面倒である等、光学ヘ
ッドのロック及びロック解除に著しく手間が掛かへまた
ロックのかけ忘れも多かった。

〔発明の目的〕

本発明は、上述の如き欠陥を是正すべ〈発明されたもの
であって、電源をＯＦＦした時やＡＣ電源を断った時等
に光学ヘッドを移動軌跡上の任意の位置で自動的にロッ
クすることが出来るものである。

〔発明の概要〕

本発明は、光学ヘッドの移動軌跡に沿ってロック部材を
配置し、このロック部材を光学ヘッドに設けた係合子に
対する保合位置と非保合位置との間で往復動自在に構成
し、このロック部材を上記係合位置へ移動させるばねと
上記非保合位置へ移動させる電磁装置とを設け、電磁装
置への通電を断つことによりロック部材をばねによって
上記係合位置へ移動させて保合子ｌと保合させて光学ヘ
ッドを移動軌跡上の任意の位置でロックするように構成
しである光学式ディスクプレーヤである。

このように構成された本発明によれば、電源をＯＦＦし
た時やＡＣ電源を断つと、電磁装置への通電が断たれる
ので、ロック部材がばねによって保合位置へ自動的に移
動されて係合子と係合され、光学ヘッドが自動的にロッ
クされる。しかもロック部材は光学ヘッドの移動軌跡に
沿って配置されているので、光学ヘッドかどの位置にあ
ってもロック部材が係合子に係合することが出来る。従
って光学ヘッドを移動軌跡上の任意の位置でロックする
ことが出来る。

〔実施例〕

以下、本発明を適用した光学式ディスクプレーヤの一実
施例を図面に基づき説明する。

先ず第１図及び第２図に示す如く、例えばアルミ合金に
よってダイキャスト加工されたシャーシ１土に光学ヘッ
ド２とターンテーブル３とが取付けられている。そして
ディスク４がターンテーブル３上に水平に装着きれ、タ
ーンテーブル４を駆動するモータ（図示せず）によって
回転駆動される。光学ヘッド２にはディスク４の記録面
である下面にレーザ光を照射し及びその反射光を受光す
る記録（書込み）及び／又は再生（読取り）用ヘッド５
が設けられている。そして光学ヘッド２はシャーシ１に
設けられた開口１１内でガイド軸６及びガイドレール７
によって案内されてディスク４の半径方向である矢印ａ
方向に直線的に移動されるように構成されている。そし
てこの実施例では光学ヘッド２の駆動機構としてシャー
シ１の下部に取付けられたりニヤモータ８が使用されて
おり、そのリニヤモータ８の磁気駆動力によって矢印ａ
方向と平行な方向に移送されるコイルポビン９に光学ヘ
ッド２の一端側が断面り形の連結板１０を介して連結さ
れている。従って光学ヘッド２はりニヤモータ８−こよ
り連結板１０を介して矢印ａ方向に移動きれてディスク
４の記録及び／又は再生を行うように構成されている。

次ｌと第３Ａ図及び第３Ｂ図に示す如く、光学ヘッド２
の一端側の下部に垂直状のビンである保合子１２が固着
されている。そして第１図及び第２図に示す如く、保合
子１２の移動軌跡に沿って長尺のロック部材１３が配置
されている。このロック部材１３は例えば板金加工され
たものであって、係合子１２の移動範囲の全域に亘って
鋸歯状の係合部１４が設けられている。そして第４図に
示す如く、ロック部材１３の長手方向の両端部はシャー
シ１の下面に固着された一対の支持板１５に一対の支点
軸１６を介して回動自在に枢支されていて、このロック
部材１３は第２図ζこ実線及び第３Ａ図に示す如く保合
部１５によって保合子１２化係合する保合位置と、第２
＠に１点鎖線及び第３Ｂ図に示す如く非保合位置との間
で矢印す及びＣ方向に往復動自在に構成されている。そ
してこのロック部材１３の一端にはブレーキ解除レバー
１７が一体に設けられていて、このブレーキ解除レバー
１７とシャーシ１の下部とに設けられた一対のばね係止
部１８，１９間に係止されたばね２０によって第３Ａ図
で矢印す方向に回動されて前記係合位置へ移動附勢され
ている。そしてロック部材１３を前記非保合位置へ移動
させる電磁装置２１がばね２０とは反対側の位置でシャ
ーシ１の下部に取付けられており、その吸引杆２２とブ
レーキ解除レバー１７とがリンク２３によって連結され
ている。

次に第１図及び第２図に示す如く、ターンテーブル３の
下部に一体に設けられたブレーキドラム２６の局面にプ
レー千バンド２７が巻回されている。このブレーキバン
ド２７の固定端２７ａはシャーシ１上に回動自在化取付
けられたブレーキレバー２８の支点軸２９に係止され、
自由端２７ｂはブレーキレバー２８上の係止ビン３０に
係止されている。なおブレーキレバー２８はこれとシャ
ーシ１上とに設けられた一対のばね係止部３１゜３２間
に係止されたばね３３によって第２図で矢印ｄ方向に回
動附勢されている。そしてブレーキレバー２８の先端か
ら下方に一体に折曲げられた突片３４がシャーシ１に設
けられ小開口３５からシャーシ１の下部に挿入されてい
て、その突片３４にブレーキ解除レバー１７の上部先端
１７ａに当接出来るように構成されている。

以上の如く構成された本発明の光学式ディスクプレーヤ
によれば、例えばプレーヤの電源のＯＮと共に電磁装置
２１が通電される。すると第３Ｂ図に示す如く、吸引杆
２２が矢印ｆ方向に吸引され、リンク２３を介してロッ
ク部材１３がばね２０に抗して矢印Ｃ方向に回動されて
前記非保合位置へ移動され、その係合部１４が係合子１
２から離脱される。この結果、光学ヘッド２の矢印ａ方
向の移動が自由となる。なおこの際、ロック部材１３と
一体に矢印Ｃ方向に回動されたブレーキ解除レバー１Ｔ
の上部先端１７ａがブレーキレバー２８の突片３４に当
接して、ブレーキレバー２８を第２図で実線の位置から
１点鎖線の位置まで矢印ｅ方向にばね３３ｊこ抗して回
動させる。この結果、ブレーキバンド２７が第２図で１
点鎖線の如く緩んで、ターンテーブル３の回転が自由と
なる。

次に例えばプレーヤの電源を０ＦＦＩ、た時やＡＣ電源
を断つと、１ｍ磁装置２１への通電が断たれるので、第
３Ａ図に示す如く、ロック部材１３がばね２０によって
矢印す方向に回動されて前記係合位置へ移動され、その
鋸歯状をなす係合部１４が係合子１２に係合されて、光
学ヘッド２が自動的にロックされる。なおこの際係合部
１４は係合子１２がどの位置にあっても係合することが
出来るので、光学ヘッド２を移動軌跡上の任意の位置で
ロックすることが出来る。なおこの際、ブレーキ解除レ
バー１１の土部先端１７ａがブレーキレバー２８の突片
３４から矢印す方向に離間されるので、ブレーキレバー
２８が第２図で１点鎖線の位置から実線の位置へ矢印ｄ
方向にばね３３によって回動される。この結果、ブレー
キバンド２７が第２図で実線の如くブレーキドラム２６
の局面に圧着されて、ターンテーブル３にブレーキが掛
けられる。

以上要するに、本発明の光学式ディスクプレーヤによれ
ば、例えばプレーヤの電源のＯＦＦによって光学ヘッド
２を任意の位置で自動的にロックすると共にターンテー
ブル３にブレーキを掛ける。

また例えばプレーヤの電源のＯＮによって光学ヘッド２
のロックを１動的に解除すると共にターンテーブル３の
ブし−キも解除することが出来る。

なお電磁装置２１の通電及び非通電の切換えは、前述し
た電源の０Ｎ−ＯＦＦの他にも、例えばターンテーブル
３上へのディスク４の装１着後にプレイ釦が押された時
に電磁装置２１を通電状態とし、ディスク４の記録及び
／又は再生後にエジェクト釦が押された時に電磁装置２
１を非通電状態とすることも出来る。従って何れにしろ
、ターンテーブル３によるディスク４の１回転駆動が可
能となった時に光学ヘッド２のロックを解除すると共に
ターンテーブル３のブレーキも解除し、ターンテーブル
３ｉこよるディスク４の回転駆動の必要がなくなった時
に光学ヘッド２をロックすると共にターンテーブル３に
ブレーキを掛けるようにするものであれば良い。

そしてプレーヤの可搬時や出荷時等においては当然電磁
装置２１の通電が断たれており、光学ヘッド２はロック
されているので、その可搬時や出荷時等においてプレー
ヤに傾きや振動が与えられても、それによって光学ヘッ
ド２が不測に自走してその光学ヘッド２やその駆動機構
が損傷されるような不都合は全く発生しない。

なおプレーヤの可搬時や出荷時等においてプレーヤを床
上等に不測に落下させる等、プレーヤに大きな衝撃を与
えるようなことがあると、ロックされている光学ヘッド
２の大きな重量が係合子１２及びロック部材１３を介し
てその両端を支持している一対の支持板１５に衝撃荷重
として伝達きれる。この際、両支持板１５が板金加工さ
れたものであれば、その両支持板１５の変形や破損を招
き易い。そこでこの実施例では第４図に示す如く、両支
持板１５を板金加工によって断面り形に形成してその基
板部３７をビス３８によってシャーシ１の取付台３９に
固着して、屈曲部４０で支点軸１６を支持する一方、基
板部３７にその板面と平行ｔこ突出する小突片４１を一
体ｉこ設けて、その小突片４１の端面４１ａでロック部
材１３の長手方向の両端面４２を受け止めるようにして
、上記衝撃荷重による屈曲部４０の変形や破損を防止し
ている。

以上、本発明の一実施例に付き述べたが本発明の技術的
思想に基づき各種の変更が可能である。

例えば保合子１２とそれに係合されるロック部材１３の
保合部１４の形状はビンと鋸歯状形状とに限定されるも
のではない。例えば係合部１４をゴム等の弾性体で構成
する一方、ばね２０を強くし、係合子１２を先端が尖鋭
な板片等にて形成して、弾性体をその板片に強く押圧さ
せることによって光学ヘッド２をロックすることも可能
である。

またロック部材１３は必すしも回動方式で移動させるも
のである必要はなく、直線往復動方式で移動させるもの
であっても良い。

また光学ヘッド２の駆動機構はりニヤモータ８に限定さ
れるものではな（、例えばベルト駆動方式のものであっ
ても良い。

〔応用例〕

本発明は、各種光学式ディスクを用いる各種光学式ディ
スクプレーヤに適用可能である。

〔発明の効果〕

本発明は、電源をＯＦＦした時やＡＣ電源を断った時等
に光学ヘッドを移動軌跡上の任意の位置で自動的にロッ
クすることが出来るので、プレーヤの可搬時や出荷時等
において重い光学ヘッドが不測に自走して、光学ヘッド
やその駆動機構が損傷されるようなことを未然に防止す
ることが出来て、安全性が非常に高い。しかもシラピン
クスクリューで光学ヘッドをロックするものと異なり、
いわゆる無操作で光学ヘッドをロック及びロック解除す
ることが出来るものであるから、極めて便利であり、ロ
ックのかけ忘れの心配が全くない。

製造時に光学ヘッド及びロック部材を組立てたいわゆる
部組段階で光学ヘッドが自走しないようにロックしてお
くことが出来るので、その後における他の機械、装置及
び部品の組立てを容易に行えるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明を適用した光学式ディスクプレーヤの一実
施例を示したものであって、第１図は斜視図、第２図は
同上の平面図、第３Ａ図及び第３Ｂ図は第２図ＩＩ　−
ＤＩ線断面図、第４図はロック部材の枢支部を示した斜
視図である。 また図面に用いられた符号において、 ２・・・・・・・・・・・・・・・光学ヘッド８・・・
・・・・・・・・・・・・リニヤモータ１２・・・・・
・・・・・・・係合子 １３・・・・・・・・・・・・ロック部材１４・・・・
・・・・・・・・係合部 ２０・・・・・・・・・・・・ばね ２１・・・・・・・・・・・・電磁装置である。 代理人　土星　勝 〃　常包芳男

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光学ヘッドの移動軌跡に沿ってロック部材を配置し、こ
   のロック部材を光学ヘッドに設けた保合子に対する保合
   位置と非保合位置との間で往復動自在に構成し、このロ
   ック部材を上記係合位置へ移動きせるばねと上記非保合
   位置へ移動させる電磁装置とを設け、電磁装置への通電
   を断つことによりロック部材をばねによって上記係合位
   置へ移動させて保合子に係合させて光学ヘッドを移動軌
   跡上の任意の位置でロックするように構成しである光学
   式ディスクプレーヤ。