JP2662921B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2662921B2
JP2662921B2 JP24588692A JP24588692A JP2662921B2 JP 2662921 B2 JP2662921 B2 JP 2662921B2 JP 24588692 A JP24588692 A JP 24588692A JP 24588692 A JP24588692 A JP 24588692A JP 2662921 B2 JP2662921 B2 JP 2662921B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクの回転による
空気流により浮上するヘッドと、このヘッドを支持する
移動体を拘束する拘束部材とが設けられたディスク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の光磁気ディスク装置用の記
録再生駆動部1を示す側面図である。この記録再生駆動
部1には、光磁気ディスクDのトラッキング方向(A1
−A2方向)へ移動する移動台5が設けられ、この移動
台5には板ばねから成る磁気ヘッド支持部材2が固定さ
れ、この磁気ヘッド支持部材2の先端に磁気ヘッド2a
が支持されている。光磁気ディスクDを挟み、磁気ヘッ
ド2aと対向する位置には移動台5に搭載された光ヘッ
ド7が設けられている。この装置内の固定部側には、上
記磁気ヘッド支持部材2の中間部に下から当接してこの
支持部材2を昇降させる昇降部材3と、この昇降部材3
を支点Pを中心として時計方向へ回動させ前記磁気ヘッ
ド2aを光磁気ディスクD方向へ移動させるソレノイド
4と、ソレノイド4が非励磁状態のときに昇降部材3を
反時計方向へ移動させるスプリング8aと、このスプリ
ング8aによる昇降部材3の上昇衝撃を緩和させるダン
パー8bとが設けられている。
【0003】ディスケット6では、光磁気ディスクDが
ケース6aに収納されたものであり、このケース6aの
挿入端部の上下面には光ヘッド7と磁気ヘッド2aに光
磁気ディスクDを臨ませる切欠部6b,6cが形成さ
れ、またこれを開閉するシャッタ6dが設けられてい
る。上記磁気ヘッド2aは、光磁気ディスクDの回転時
に発生する空気流によって、ディスク表面からわずかに
浮上する、いわゆるフライングヘッドである。
【0004】この種の、光磁気ディスク装置において、
移動台5をA1−A2方向へ移動させる駆動源としてリ
ニアモータを使用した場合、リニアモータのコイルに通
電されていない状態では、移動台5がA1−A2方向へ
自由に移動してしまう。そこで移動台5が大きく動かな
いように移動台5をその位置でロックするロック機構を
設ける必要がある。従来の装置では、このロック機構が
ディスケット6を装填/排出するイジェクト機構に連動
されており、ディスケット6が装填されたときには、前
記ロック機構が外れて移動台5が移動できる状態にな
り、またディスケット6が排出されたときに、移動台5
がロック状態になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のロック機構で
は、ディスケット6を排出したときに移動台5がロック
状態になるが、ディスケット6が装填されているときに
は、常に移動台5のロックが解除されたままである。よ
って例えばディスケット6が装填されたままの状態で、
電源を切ると、リニアモータのコイルへの通電が断たれ
て、移動台5が自由に移動できる状態になる。この電源
を断ったときには、ソレノイド4の通電が断たれてスプ
リング8aにより磁気ヘッド2aがディスクDから持ち
上げられる。しかし移動台5は自由状態であるため、外
部からの衝撃などで、移動台5がディスケット6に当た
り、その衝撃で磁気ヘッド支持部材2が時計方向へ回動
して磁気ヘッド2aがディスケット6の表面などに当た
って損傷したり、あるいはこの電源を切った状態にてデ
ィスケット6を強制排出したときに、磁気ヘッド2aが
支持部材2からもぎ取られるなどの問題が生じる。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、ヘッドがディスクから持ち上げられて記録または
再生動作が中止されているときには、必ず移動体がロッ
クされてヘッドの損傷などが生じないようにしたディス
ク装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持部材に支
持され且つこの支持部材の回動動作により、ディスク方
向およびディスクから持ち上げられる方向へ移動するヘ
ッドと、この支持部材を支持してディスクに沿って移動
する移動体とが設けられているディスク装置において、
固定部側には、前記支持部材を介してヘッドをディスク
方向およびディスクから持ち上げる方向に昇降するため
の昇降部材と、この昇降部材を駆動する駆動機構と、こ
の駆動機構と共通の駆動源により駆動されて、支持部材
が持ち上げられた状態にて前記移動体をディスクの半径
外方領域に拘束する拘束部材が設けられていることを特
徴とするものである。
【0008】また支持部材に支持されたのが書込み用磁
気ヘッドで、移動体に記録/再生用光ヘッドが搭載され
ているディスク装置において、固定部側には、前記支持
部材を介して書込み用磁気ヘッドをディスク方向および
ディスクから持ち上げる方向に昇降するための昇降部材
と、前記移動体をディスクの半径外方領域に拘束する拘
束部材と、共通の駆動源により前記昇降部材および拘束
部材を駆動する駆動機構が設けられており、前記駆動機
構での動力伝達経路には、支持部材が持ち上げられた状
態で移動体を拘束する第1の切換状態と、支持部材が下
降した状態で拘束部材による移動体の拘束を解除する第
2の切換状態と、支持部材が持ち上げられた状態で拘束
部材による移動体の拘束を解除する第3の切換状態とを
設定する動力切換部が設けられていることを特徴とする
ものである。
【0009】
【作用】上記第1の手段では、ディスクに対向するヘッ
ドを支持する支持部材が昇降部材により昇降駆動され、
この昇降部材が駆動機構により動作させられるものにお
いて、この駆動機構に連動した拘束部材により移動体が
ディスクの半径外方領域に拘束される。よってヘッドが
ディスクから離れているときに必ず移動体を拘束部材に
より拘束することが可能になる。
【0010】第2の手段では、記録/再生動作が行われ
ないときには、磁気ヘッドがディスクから持ち上げられ
て移動体がディスクの半径外方に拘束される。また移動
体の拘束が解除されたときに磁気ヘッドをディスクから
常に離しているモードと磁気ヘッドがディスク方向に移
動しているモードとを選択でき、磁気ヘッドを使用でき
るディスクと使用できないディスクの双方に対して対応
できるようになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は光磁気ディスク装置内に設けられた記録再生
部の一実施例を示す外観斜視図、図2は図1に示す記録
再生部を備えた光磁気ディスク装置の平面図、図3は、
昇降部材としてのリフターアームとアーム駆動歯車並び
にシッピングシャフトとこれを駆動する歯車との配置関
係を示す側面説明図である。この光磁気ディスク装置の
ピックアップ10には、情報記録媒体(光磁気ディス
ク)Dのトラッキング方向(A1−A2方向)へ移動自
在に配置された移動体11と、一端部12aがこの移動
体11の図示上端部に固定され、他端部(解放端部)1
2bに磁気ヘッド13が取り付けられた磁気ヘッド支持
部材12と、情報記録媒体Dを挟み磁気ヘッド13と対
向して移動体11に取り付けられた光ヘッド14(図
2,図3に示す)と、移動体11の両側端部に取り付け
られた駆動コイル16,16とが設けられている。
【0012】前記移動体11は、シャーシ上にてガイド
レールGによってA1−A2方向へ移動自在に支持され
ている。前記駆動コイル16は、移動体11を矢印A1
又はA2方向で移動させるリニアモータLの一部を構成
するものである。このリニアモータLは、図2に示すよ
うに直方体状の永久磁石18と、図示上面から見た形状
がコ字状からなるヨーク19と、このヨーク19の両解
放端部を連結するように配置された四角柱状のヨーク2
0と、上記ヨーク19に移動自在に外装された前記駆動
コイル16とから構成されている。ヨーク20はプレー
ヤ内の固定部に取り付けられている。このような構造か
らなるリニアモータLは移動体11の両側にそれぞれ配
置されている。
【0013】上記磁気ヘッド支持部材12は板ばねによ
り構成され、これに支持された磁気ヘッド13は常に情
報記録媒体Dの方向へ付勢されている。この情報記録媒
体Dが回転すると、この回転により発生する空気流の作
用によって磁気ヘッド13が記録媒体Dの表面から浮上
するようになっている。この磁気ヘッド支持部材12の
固定端部(一端部)12aは、移動体11の起立部11
bに固定されている。一方のリニアモータL(図1中手
前側に示す)の側方には、情報記録媒体Dから磁気ヘッ
ド13が離れるように磁気ヘッド支持部材12を回動さ
せる駆動機構15が設けられている。この駆動機構15
は、シャーシなどの固定部側に設けられている。
【0014】この駆動機構15は、後述する各種歯車等
を支持するフレーム31と、駆動源としてのモータ17
と、このモータ17の駆動軸に固定されたウォーム21
と、このウォーム21と噛合されたウォームギヤ22が
一端部に形成され他端部に平歯車23が一体に形成され
た第1の歯車24と、この第1の歯車24の平歯車23
に噛合する平歯車25が一端部に形成され、中間部に歯
車26、他端部に歯車27が形成された第2の歯車28
と、この第2の歯車28の中間部に形成された歯車26
に噛合され、昇降部材としてのリフターアーム29を揺
動させるアーム駆動歯車30とを備えている。
【0015】リフターアーム29は、上記フレーム31
の一部に起立して形成された起立片31aに設けられた
軸32を中心として回動自在に配置されたもので、この
解放端部29aが磁気ヘッド支持部材12の下面側であ
ってほぼ直交する方向に折曲され、他方の端部29bは
アーム駆動歯車30のピン部材30aに当接するように
折曲して形成されている。そして、上記軸32に嵌装さ
れたコイルスプリング33によって、リフターアーム2
9は図3において軸32を中心とする時計方向に常時付
勢された状態になっている。
【0016】アーム駆動歯車30は、図3にも示すよう
に一方の端面(図示奥部側)に円柱形状のピン部材30
aが突出して形成されており、上記リフターアーム29
の他端部29bは、このアーム駆動歯車30の反時計方
向への回転位置によってピン部材30aに当接するよう
になっている。なお、図3はピン部材30aによってリ
フターアーム29の他端部29bが押上げられている状
態を示す。このような構造を備えた駆動機構15の一部
に、磁気ヘッド支持部材12の回動に連動して移動体1
1を拘束する拘束機構部9が設けられている。
【0017】拘束機構部9は、矢印A1又はA2方向へ
移動自在にフレーム31上に配置されたシッピングシャ
フト34と、このシッピングシャフト34の一方の端部
側に取り付けられたシッピングレバー35とを備えてい
る。上記シッピングシャフト34の後端には、図3に示
すように第2の歯車28に形成された歯車27に噛合す
るラック34bが形成され、上記モータ17のいずれか
一方への回転駆動によって矢印A1又はA2方向へ往復
駆動される。このシッピングシャフト34の一方の端部
34dの図示上面には円柱形状のピン部材34cが突出
して形成されており、ここに上記シッピングレバー35
が取り付けられている。
【0018】このシッピングレバー35は、一方の端部
35aがフレーム31の一部に突出して形成された軸3
1bを中心として回動自在に支持され、この軸31bの
近傍に、上記シッピングシャフト34の一方の端部に形
成されたピン部材34cが挿入される長穴35bが形成
されている。また、他方の端部には図示鉛直下方に向け
て円柱形状の当接部35cが形成され、この当接部35
cに上記移動体11の前端部が当接する。以上の構造で
は、シッピングレバー35は移動体11の移動状態を拘
束しない位置(イ)と、移動体11の拘束位置(ロ)
(図2に示す)との間において、シッピングシャフト3
4によって揺動される。なお、図2には移動体11が退
避位置(ホ)に移動した状態を示す。
【0019】以上の構造を備えた装置の動作について、
図4及び図5をも参照して説明する。 <磁気ヘッドの使用時>情報記録媒体Dが光磁気ディス
クである場合、書込みおよび再生動作のときに、磁気ヘ
ッド13は情報記録媒体Dの回転によりわずかに浮上さ
せられる状態になる。このときには、図3に示すように
アーム駆動歯車30は同図に示す回転位置に停止してい
る。この回転位置では、ピン部材30aがリフターアー
ム29の他端部29bを押上げた状態になっている。従
って、リフターアーム29は、軸32に嵌装されたコイ
ルスプリング33による付勢力に抗して軸32を中心と
した反時計方向に回動させられて、図中(ハ)で示す位
置に停止している。このリフターアーム29が(ハ)で
示す位置に移動されたとき、磁気ヘッド13は板ばねの
支持部材12の弾性力により、磁気ヘッド13は記録媒
体Dに軽く弾接される方向に付勢される。
【0020】またアーム駆動歯車30が図3の状態に回
動しているときには、歯車27の回転位相により、ラッ
ク34bがA1方向へ駆動されており、シッピングシャ
フト34はA1方向へ突出し、これによりシッピングレ
バー35は図1及び図2に示す(イ)で示す移動体11
を拘束しない位置、すなわち移動体11の移動範囲外へ
移動している。この状態で移動体11は矢印A1又はA
2方向へ自在に移動できるようになる。
【0021】光磁気ディスクの書込み動作では、情報記
録媒体Dの回転により磁気ヘッド13が記録媒体Dから
浮上し、光ヘッド14から情報記録媒体Dの記録面にレ
ーザ光が照射されて記録面が加熱され、磁気ヘッド13
により情報記録媒体に変調磁界が与えられる。また再生
動作では、同様に磁気ヘッド13が情報記録媒体Dから
浮上した状態になるが、磁気ヘッド13に変調電流が与
えられず、光ヘッド14から記録面に照射されるレーザ
光により情報の再生が行われる。なお、書込みまたは再
生動作中は、リニアモータLの駆動コイル16に通電さ
れ、移動体11がA1−A2方向へ駆動されて、レーザ
スポットのトラッキング動作またはシーク動作が行われ
る。
【0022】<磁気ヘッドの上昇時>情報記録媒体Dに
対する書込みまたは再生が行われないときには、磁気ヘ
ッド13が情報記録媒体Dの上方に持ち上げられる。ま
たリニアモータLの駆動コイル16への通電が断たれ、
移動体11が自由に移動できる状態になる。書込みまた
は再生が完了したときには、モータ17が駆動され、こ
の駆動力はウォーム21、第1の歯車24、第2の歯車
28に形成された平歯車26を介してアーム駆動歯車3
0に伝達される。この駆動力によりアーム駆動歯車30
は図3に示す回転位置から図5に示す角度まで回転駆動
される。この回転移動により、ピン部材30aのリフタ
ーアーム29の他端部29bに対する持ち上げ力が解除
され、リフターアーム29はコイルスプリング33の付
勢力によって軸32を中心として時計方向に回動し
(ニ)で示す姿勢となる。このとき、磁気ヘッド支持部
材12はリフターアーム29によって磁気ヘッド13が
情報記録媒体Dから持ち上がる方向に駆動される。
【0023】一方、上記モータ17の駆動力により、上
記第1の歯車24を介して第2の歯車28が反時計方向
に駆動され、この第2の歯車28に形成された歯車27
によりシッピングシャフト34に形成されたラック34
bがA2方向に駆動される。このシッピングシャフト3
4の移動によって、シッピングレバー35は図4に示す
ように軸31bを中心として時計方向に回動させられ
る。この回転移動により、シッピングレバー35の当接
部35cは移動体11の一端部を押圧する。移動体11
はこのシッピングレバー35の押圧力によりA2方向に
退避させられ、退避位置(ホ)において拘束された状態
となる。
【0024】このような拘束機構部9による移動体11
の拘束状態は、書込みまたは再生が終了したときにCP
Uからの指令などにより行われるが、また装置の電源が
切られるときにも同様な拘束動作が行われる。これは電
源の遮断と共にバックアップ電源によって所定時間だけ
モータ17が駆動されることで実行される。従って、電
源が切られたときに内部に光磁気ディスク6が挿入され
ている場合であっても、磁気ヘッド13が上昇し且つ移
動体11が図4に示すように記録媒体Dの半径外方の領
域に拘束されていることになるため、外部から装置に振
動等が加えられたりしても磁気ヘッド13がディスケッ
トに衝突することがなくなる。
【0025】次に、図6(A)乃至(C)を参照して他
の実施例について説明する。図6(A)は、上述したフ
ライングヘッド方式の磁気ヘッドが使用できる光磁気デ
ィスクが挿入された場合、(B)は電源が切られた場
合、(C)は上述したフライングヘッド式の磁気ヘッド
が使用できない光磁気ディスクが挿入された場合を示す
説明図である。なお、同図において前記実施例で説明し
たものと同等のものについては、同一の符号を付してそ
の説明を省略する。この実施例における駆動部40で
は、シッピングシャフト41が、図1などに示したのと
同様のフレーム31上にてA1−A2方向に移動自在に
支持され、またスプリング43によりA2方向へ付勢さ
れている。
【0026】シッピングシャフト41の後端には起立片
41aが形成され、この起立片41aに円弧形状の凹部
41bが形成され、この凹部41bの下部には鉛直方向
に延びる直線部41cが連続して形成されている。また
シッピングシャフト41の先端にはピン部材41dが設
けられ、図1と図2に示したのと同様に回動自在に設け
られたシッピングレバー35の長穴35bに前記ピン部
材41dが挿入されて連結されている。
【0027】上記シッピングシャフト41が、矢印A1
方向の終端部(図6(C)の位置)に移動した状態にお
ける凹部41bの円弧の仮想中心には、拘束用歯車42
の軸が位置している。上記拘束用歯車42は、図1にお
ける歯車26の代わりに設けられて、モータ17により
回転駆動されるものである。また拘束用歯車42には扇
形状の部分歯車42bが形成され、この部分歯車42b
がアーム駆動歯車30に噛み合うことのできる位置にあ
る。また拘束用歯車42にはその中心から半径方向に突
出する押圧アーム42aが一体に設けられており、その
先端の駆動ピン42cが前記凹部41bと直線部41c
を摺動するようになっている。
【0028】以上の構造を備えた駆動部40の動作につ
いて説明する。 <磁気ヘッド使用時>浮上式の磁気ヘッド13を使用す
ることのできる情報記録媒体Dが装填されたときには、
磁気ヘッド13が情報記録媒体の上面に下降した状態
で、書込みまたは再生動作が行われる。この場合、アー
ム駆動歯車30は図6(A)に示す回転位置に停止して
いる。この回転位置では、この一方の端面に形成された
ピン部材30aがリフターアーム29の他端部29bを
押上げた状態になり、リフターアーム29は、軸32に
嵌装されたコイルスプリング33による付勢力に抗して
軸32を中心とした反時計方向に回転し同図(A)に示
す位置にある。これにより磁気ヘッド支持部材12に支
持されている磁気ヘッド13は、図示しない情報記録媒
体Dが回転しているときに浮上するようになる。
【0029】また、拘束用歯車42は図6(A)に示す
ように時計方向へ最大角度まで回動しており、押圧アー
ム42aの先端の駆動ピン42cが凹部41bの最上端
に接触している。駆動ピン42cが円弧軌跡の凹部41
bに接触している状態では、シッピングシャフト41が
A1方向に押し出されている。これにより図示しないシ
ッピングレバー35は図1及び図2に示す(イ)で示す
位置、すなわち移動体11の移動範囲外に移動してい
る。この状態では移動体11は拘束されておらず、移動
体11が矢印A1又はA2方向へリニアモータLにより
駆動され、書込みまたは再生が行われる。
【0030】<電源が切られた時>図6(A)に示す状
態から書込みまたは再生動作が中止されると、モータ1
7の動力により拘束用歯車42が反時計方向へ回動して
図6(B)の状態になる。なおこれは装置の電源が切ら
れたときも同様であり、この場合にはバックアップ電源
によってモータ17が駆動され、拘束用歯車42が図6
(B)の位置まで回動する。なおモータ17の駆動力
は、図1に示したウォーム21、第1の歯車24を介し
て第2の歯車28に伝達され、歯車26の代わりに設け
られた前記拘束用歯車42が反時計方向へ駆動されるこ
とになる。
【0031】上記拘束用歯車42の反時計方向への回転
により、部分歯車42bがアーム駆動歯車30に噛み合
ってこれを時計方向へ駆動させ、よってリフターアーム
29が時計方向へ回動して、磁気ヘッド13が情報記録
媒体Dの上方に離される。また拘束用歯車42の反時計
方向の回動により、押圧アーム42aの先端の駆動ピン
42cが、シッピングシャフト41の起立片41aに形
成された凹部41bを摺動し、図6(B)の位置まで移
動する。図6(B)では駆動ピン42cが凹部41bか
ら外れ直線部41cに当たっている。よってシッピング
シャフト41は、スプリング43に引張されて矢印A2
方向に移動し、このシッピングシャフト41の移動によ
って、上記シッピングレバー35の当接部35cは移動
体11の一端部を矢印A2方向に押圧する。移動体11
はこのシッピングレバー35の押圧力によりA2方向に
移動させられ、退避位置(ホ)において拘束される。
【0032】<磁気ヘッドが使用できない光磁気ディス
クの時>浮上方式の磁気ヘッドが使用できない光磁気デ
ィスクが情報記録媒体Dとして装填されるときには、磁
気ヘッド13は下降させず、光ヘッド14のみを情報記
録媒体Dに沿って移動させ、情報の再生動作のみが行わ
れる。図示しないセンサによって装填される情報記録媒
体が識別されると、モータ17が始動し、図6(B)に
示す回転位置ある拘束用歯車42が同図(C)に示すよ
うに、時計方向にわずかな角度だけ回転駆動される。
【0033】この回動角度は、アーム駆動歯車30と部
分歯車42bとが噛合する直前の角度であり、且つ押圧
アーム42aの先端の駆動ピン42cが直線部41cか
ら凹部41bの下端にまで摺動してシッピングシャフト
41が矢印A1方向に移動させられる角度である。すな
わち、アーム駆動歯車30はリフターアーム29を押上
げず、磁気ヘッド13は情報媒体Dから持ち上げられて
いる。また、シッピングシャフト41はA1方向に移動
され、シッピングレバー35による移動体11の拘束状
態が解除されるため、リニアモータLの駆動力により移
動体11が移動でき、情報の再生ができるようになる。
【0034】以上の構造を備えた拘束手段であれば、上
記実施例と同様の効果を得ることは勿論であるが、さら
にフライングヘッド方式が使用できない光磁気ディスク
の記録情報も再生することが可能となる。なお、請求項
1に記載された発明では、情報記録媒体が光磁気ディス
ク以外のもので例えば磁気ディスクである場合において
も実施可能である。また磁気ヘッドは浮上式に限られ
ず、情報記録媒体に接触するものであってもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載した発明であれば、ヘッ
ドをディスクから上昇させる駆動機構により移動体を拘
束する拘束部材を駆動しているため、ヘッドがディスク
から上昇させられているときに、必ず移動体をディスク
の半径外方領域に拘束することができ、よってディスク
が装填されているときに電源が切られた場合であって
も、ヘッドとディスクとが当たることなどを防止でき
る。
【0036】請求項2に記載した発明であれば、磁気ヘ
ッドがディスクから離れているときに移動体を必ず拘束
でき、しかも磁気ヘッドを使用するディスクと使用しな
いディスクとの双方に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光磁気ディスク装置内に設けられた記録再生部
の一実施例を示す外観斜視図。
【図2】図1に示す記録再生部が設けられた光磁気ディ
スク装置の平面図。
【図3】リフターアームとアーム駆動歯車並びにシッピ
ングシャフトとこれを駆動する歯車との配置関係を示す
側面説明図。
【図4】拘束手段の動作状態を示す平面図。
【図5】磁気ヘッドが持ち上げられた状態を示す側面説
明図。
【図6】(A)乃至(C)は、他の実施例としての拘束
手段の動作状態を示す説明図。
【図7】光磁気ディスク装置に用いられる従来の記録再
生駆動部の一般的な構成を示す概略側面図。
【符号の説明】
11 移動体 12 磁気ヘッド支持部材 13 磁気ヘッド 14 光ヘッド 15 駆動機構 17 モータ 27 歯車 29 リフターアーム 30 アーム駆動歯車 30a ピン部材 34,41 シッピングシャフト 34b ラック 41b 凹部 41c 直線部 35 シッピングレバー 42 拘束用歯車 42a 押圧アーム 42b 部分歯車 42c 駆動ピン D 情報記録媒体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材に支持され且つこの支持部材の
    回動動作により、ディスク方向およびディスクから持ち
    上げられる方向へ移動するヘッドと、この支持部材を支
    持してディスクに沿って移動する移動体とが設けられて
    いるディスク装置において、固定部側には、前記支持部
    材を介してヘッドをディスク方向およびディスクから持
    ち上げる方向に昇降するための昇降部材と、この昇降部
    材を駆動する駆動機構と、この駆動機構と共通の駆動源
    により駆動されて、支持部材が持ち上げられた状態にて
    前記移動体をディスクの半径外方領域に拘束する拘束部
    材が設けられていることを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 支持部材に支持され且つこの支持部材の
    回動動作により、ディスク方向およびディスクから持ち
    上げられる方向へ移動する書込み用磁気ヘッドと、この
    支持部材を支持してディスクに沿って移動する移動体
    と、この移動体に搭載された記録/再生用の光ヘッドと
    が設けられているディスク装置において、固定部側に
    は、前記支持部材を介して書込み用磁気ヘッドをディス
    ク方向およびディスクから持ち上げる方向に昇降するす
    るための昇降部材と、前記移動体をディスクの半径外方
    領域に拘束する拘束部材と、共通の駆動源により前記昇
    降部材および拘束部材を駆動する駆動機構が設けられて
    おり、前記駆動機構での動力伝達経路には、支持部材が
    持ち上げられた状態で移動体を拘束する第1の切換状態
    と、支持部材が下降した状態で拘束部材による移動体の
    拘束を解除する第2の切換状態と、支持部材が持ち上げ
    られた状態で拘束部材による移動体の拘束を解除する第
    3の切換状態とを設定する動力切換部が設けられている
    ことを特徴とするディスク装置。
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