JPH06236671A - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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Publication number
JPH06236671A
JPH06236671A JP4431993A JP4431993A JPH06236671A JP H06236671 A JPH06236671 A JP H06236671A JP 4431993 A JP4431993 A JP 4431993A JP 4431993 A JP4431993 A JP 4431993A JP H06236671 A JPH06236671 A JP H06236671A
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JP
Japan
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spindle motor
magneto
cartridge
recording medium
holding member
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Application number
JP4431993A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Iwanaga
竜一 岩永
Hiroaki Kakimoto
博昭 柿元
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクカートリッジのローディング時の、
ばね付勢されたスライドカムの急激な移動により回動プ
レートと突き当て面とに発生する衝撃を弾性部材を用い
て吸収することにより、スピンドルモータをこの衝撃よ
り保護するようにした光磁気ディスク装置を提供する。 【構成】 光磁気記録媒体を収納したカートリッジ1を
案内するカートリッジホルダー22と、上記光磁気記録
媒体へ磁界を印加するバイアスマグネットと、上記光磁
気記録媒体を回転させるスピンドルモータ3と、上記カ
ートリッジを位置決めする位置決めピン27a、27b
を有するスピンドルモータ保持部材51とを具備し、上
記カートリッジホルダーおよびスピンドルモータ保持部
材を、装置内へのカートリッジの挿入および排出に連動
して、昇降する手段を装備した光磁気ディスク装置にお
いて、上記スピンドルモータ保持部材と、スピンドルモ
ータ保持部材の上昇時の位置規制を行うための突き当て
部60との間に、制振材61を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク装置に
関し、特に、ディスクカートリッジのローディング機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスク状の光磁気記録媒体に対
して、情報の記録、再生、消去を行う光磁気ディスク装
置には、光磁気記録媒体を内部に収納したカートリッジ
を、カートリッジ挿入位置から装置内部のディスク動作
位置まで移動させるローディング機構が設けられてい
る。このようなローディング機構は、例えば、図16お
よび図17に示されるように、カートリッジを案内す
る。特に、図16は、ディスクカートリッジの挿入前の
状態を、また、図17はローディング完了後の状態を示
している。ここで、符号1はディスクであり、カートリ
ッジ2内に収納されている。また、符号3はディスク1
を回転させるためのスピンドルモータであり、4はディ
スクカートリッジ2が挿入された位置よりディスク動作
位置まで搬送するためのカートリッジホルダーである。
このホルダー4は、適当なガイド手段(図示せず)によ
り、上下にのみ移動可能な構成になっている。
【0003】また、符号6はディスク1へ磁界を印加す
るバイアスマグネットであり、電磁石により構成されて
いる。バイアスマグネット6は、支持レバー7に対し
て、その一端に設けられた軸8を中心に回動できるよう
に、支持されており、また、支持レバー7は、枠体に固
定されている支持部材9に対して、その支持レバー7の
他端を、上記支持部材9に設けられた軸10を中心にし
て、回動できるように、支持されている。
【0004】符号11a、11bは、カートリッジホル
ダー4に設けられたストッパーであり、ローディング後
の状態で、バイアスマグネット6の両端が、このストッ
パー11a、11bに当接することにより、バイアスマ
グネット6の高さが決定される。この場合、ローディン
グ前の状態では、支持レバー7の中央下部にある突起7
aが、ホルダー4の上面に当接するため、バイアスマグ
ネット6は、ホルダー4によって押し上げられ、図16
の位置にある。従って、バイアスマグネット6は装置内
に挿入されるカートリッジ2の妨げになることはない。
カートリッジ2がホルダー4の所定位置まで挿入される
と、ホルダー4のロック手段(図示せず)が解除される
ため、図17に示すように、ホルダー4が下降し、それ
に伴って、バイアスマグネット6も下降し、ディスク2
に近接する。
【0005】バイアスマグネット6は、ばね(図示せ
ず)によって、軸8の回りで、図中、矢印の方向に付勢
されており、また、支持レバー7の曲げ部7cが、バイ
アスマグネット6の回転止めになっているため、図16
の状態であっても、バイアスマグネット6は、カートリ
ッジ2に対して平行に保持されている。
【0006】しかしながら、このような構成において
は、バイアスマグネット6をカートリッジに挿入する際
の妨げにならないように、磁界印加位置の上方に退避さ
せていたので、バイアスマグネットに占有される装置の
部分が、他の部分に比較して、より厚くなり、光磁気記
録装置の薄型化の大きな妨げとなっていた。また、設計
上、この装置部分の上方に電気回路基板を設けることが
多いが、この場合にも、バイアスマグネット6が回路基
板の妨げとなり、バイアスマグネット装着部分だけ、回
路基板に穴をあける必要が生じ、また、その個所に部品
実装ができないなどの欠点があった。
【0007】そこで、前述したような欠点を解決する手
段として、図12ないし図15に示すような光磁気記録
装置が提唱されている。図12および図14は、ディス
クカートリッジを装置内へ挿入する前の状態、図13お
よび図15は、ディスクカートリッジのローディングが
完了した状態を表わしている。ここで、符号1はディス
ク状の光磁気記録媒体(以下、光磁気ディスクと称す)
であり、ディスクカートリッジ2の内部に収納されてい
る。
【0008】また、符号21はディスクカートリッジ1
の開口部を覆うために開閉可能に設けられたシャッター
である。また、22は装置に挿入されたカートリッジ2
を動作位置まで案内するカートリッジホルダーであり、
枠体に固定されている。カートリッジホルダー22の上
面には、シャッター開閉レバー31が、軸32を中心に
回動できるように、支持されており、このシャッター開
閉レバー31の一端に設けられたコイルスプリング33
によって、図中、矢印方向に付勢されている。シャッタ
ー開閉レバー31の他端には、シャッター開閉ピン34
が植設され、このシャッター開閉ピン34がシャッター
21の端部21aに係合するようになっている。
【0009】符号51は、その一端を枠体に対して回動
可能に支持している回動プレートであり、回動プレート
51には、ディスク2を回転させるスピンドルモータ
3、カートリッジ1の動作位置での位置決めを行う位置
決めピン27a〜27dが、それぞれ、固設されてい
る。なお、リニアモータ、光学ヘッドなど(図示せず)
を具有する駆動系は、装置の枠体に固定されている。回
動プレート51の側面にはガイドローラ53が回動可能
に設けられており、カートリッジ挿入方向と平行な方向
にスライド可能なスライドカム24には、その両側の立
ち上がり部に位置して、ガイドローラ53と係合するカ
ム溝25が設けられている。
【0010】なお、この実施例では、カム溝25は水平
部25a、傾斜部25bより構成されている。また、ス
ライドカム24には、ガイド溝24a,24bが設けら
れていて、枠体に植設されたガイドピン54a,54b
とスライド可能に係合している。また、スライドカム2
4は、コイルスプリング28a,28bにより、常にカ
ートリッジ挿入口29を有する前面パネル30に向けて
付勢されている。
【0011】符号35は検知レバーであり、枠体に植設
された軸36を中心に回動自在に支持され、トーション
スプリング37によって、図中、矢印の方向に付勢され
ている。検知レバー35の凹部35aは、図14の状態
では、スライドカム24に設けられたロックピン38と
係合しており、スプリング28の付勢力に抗して、前面
パネル30より離れた位置で、スライドカム24を保持
している。このため、カートリッジ2を挿入すると、カ
ートリッジ2の前端によって検知レバー35の端部35
bが押され、凹部35aとロックピン38の係合が解除
されるため、スライドカム24は、スプリング28の付
勢力によって、前面パネル側に移動することになる。
【0012】符号39はイジェクトモータユニットであ
り、イジェクトモータにより回転する回転板40と、こ
の回転板40の外周付近に設けられたピン41とより構
成されている。カートリッジのインジェクト動作時に
は、このピン41が、図中、矢印方向に回転することに
より、ピン41と当接したスライドカム24の突部24
eを押し、スライドカム24を後方に移動する。
【0013】符号42はバイアスマグネットで、光磁気
ディスクから退避できるように、カートリッジホルダー
22に設けられた2本のガイドレール55a,55bに
対して摺動可能にガイドされる構成になっている。バイ
アスマグネット42の後部42aに設けられたピン56
は、回動レバー57の一端に設けられた丸長穴57aと
係合しており、この回動レバー57は、その他端で枠体
に回動可能に支持されている。また、回動レバー57
は、バイアスマグネット42が後方に位置するように、
トーションスプリング45によって付勢されている。
【0014】スライドカム24にはピン46が植設され
ており、このピン46が回動レバー57を前方に引っ張
ることによって、バイアスマグネット42が動作位置ま
で引き出される。
【0015】次に、ローディング時の動作について説明
する。カートリッジ2のロード前の状態は図12、図1
4で示されているが、この状態から、更に、ディスクカ
ートリッジ2を挿入すると、シャッター開閉レバー31
のシャッター開閉ピン34がシャッター21の端部21
aに当接し、さらに挿入すると、シャッター開閉レバー
31が、図中、矢印とは反対の方向に回動し、シャッタ
ー21を開く。シャッター21が完全に開ききる前に、
カートリッジ2の側面が検知レバー35の端部35bに
当接し、さらに、カートリッジを押し込むことで、検知
レバー35が矢印とは反対の方向に回転させられ、図1
3に示すように、凹部35aとロックピン38との係合
を解除する。
【0016】この係合が解除されると、スライドカム2
4は、スプリング28の付勢力により、図13、図15
の位置まで移動する。スライドカム24の移動に応じ
て、ピン46が回動レバー57を引張って回動させるた
め、バイアスマグネット42は図12の退避位置から図
13の動作位置へと移動される。
【0017】ローディング前には、回動プレート51の
ガイドローラ53が、スライドカム24のカム溝25の
水平部25aにあり、回動プレート51の自由端側が、
下方に位置するために、スピンドルモータ3、位置決め
ピン27a〜27dは、カートリッジ2の挿入の妨げに
ならない。スライドカム24が移動すると、ガイドロー
ラ53がカム溝25の傾斜部25bに案内され、回動プ
レート51は、溝52a、52bを中心に回動し、カー
トリッジホルダー22に設けられた突き当て面60に当
接する。この動作によって、スピンドルモータ3、位置
決めピン27a〜27dが上方に移動し、それぞれ、デ
ィスクのクランプ、カートリッジの位置決めをなす。
【0018】バイアスマグネット42の移動が開始され
る時点では、カートリッジ2のシャッター21が完全に
開ききっているため、バイアスマグネット42とシャッ
ター21とが衝突する心配はない。なお、シャッター2
1が開ききった状態のカートリッジ2を、図7に示す
が、カートリッジ2のブリッジ部1aも、シャッター2
1の一部21aも、その厚みは、光磁気ディスク1とほ
ぼ同じに構成されているため、そこに移動してきたバイ
アスマグネット42に接触することはない。
【0019】イジェクト時の動作は次のように行なわれ
る。イジェクト命令が来ると、イジェクトモータユニッ
ト39の回転板40が、図13の位置から矢印の方向に
回転を始め、ピン41が、スプリング28の付勢力に抗
して、スライドカム24を後方に引張る。この時、回動
レバー57を押していたピン46も後方に移動するた
め、バイアスマグネット42は、トーションスプリング
45の復元力によって、図12に示す退避位置に向って
後退する。また、スライドカム24のカム溝25の傾斜
部25bにあったガイドローラ53は、スライドカム2
4の移動により、カム溝25の水平部25aに案内され
るため、回動プレート51の自由端側が、図14に示す
ように、下方に移動させられる。従って、スピンドルモ
ータ3、位置決めピン27a〜27dも下降し、ディス
クカートリッジ2の排出を可能にする。
【0020】図15の状態では、スライドカム24のロ
ックピン38は、検知レバー35の直線部35cに当接
しているため、この状態で、検知レバー35は回動でき
ないが、スライドカム24がほぼ最後まで移動すると、
ロックピン38が直線部35cより外れるため、トーシ
ョンばね37の力によって、検知レバー35は矢印の方
向に回動する。この検知レバー35の回動力によって、
カートリッジ2は、カートリッジホルダー22より排出
される。図12の状態は、イジェクトモータユニット3
9のピン41がAの位置まで来たときに達成できるが、
このまま、イジェクトモータを停止させると、次にロー
ディングを行う時にスライドカム24が前方へ移動でき
ないから、そこで、更にイジェクトモータを半周回転さ
せ、Bの位置で、リミットスイッチなど(図示せず)を
用いて、スライドカム24を停止させる。
【0021】また、別の従来例として、図18、図19
に示すような光磁気ディスク装置がある。図18は、装
置内にカートリッジを挿入した直後(アンロード)の状
態、図19はカートリッジ内の光磁気ディスクに情報を
記録・再生できる(ロード)状態を示している。なお、
ここで、符号241は、その一端241aを枠体上の回
動軸242に対して回動可能に支持させた回動プレート
である。回動プレート241には、光磁気ディスク24
3を回転させるスピンドルモータ244、および、光磁
気ディスク243を内包した状態でカートリッジホルダ
ー245に保持されたカートリッジ246のロード状態
での位置決めを行う位置決めピン247aおよび247
b(他の2つは図示しない)が、それぞれ、固設されて
いる。
【0022】また、リニアモータ、光学ヘッドなど(図
示しない)を有する駆動系は、装置の枠体に固定されて
いる。回動プレート241の側面にはガイドローラ24
8が回動可能に設けられている。また、符号249は、
カートリッジ246の挿入方向と平行な方向にスライド
可能に設けられたスライドカムである。スライドカム2
49には、ガイドローラ248と係合するカム溝250
が設けられている。カム溝250は、水平部250a、
250bを備えている。スライドカム249は適当な付
勢手段により、カートリッジ挿入口251を有する前面
パネル252の方向に付勢されている。
【0023】しかして、アンロードの状態では、回動プ
レート241のガイドローラ248が、スライドカム2
49のカム溝250の水平部250aにあり、回動プレ
ート241の自由端側が下方に位置するため、スピンド
ルモータ244、位置決めピン247a、247bがカ
ートリッジの挿入を妨げることはない。スライドカム2
49がカートリッジ246の挿入に伴って、前方に移動
すると、ガイドローラ248がカム溝250の傾斜部2
50bに案内され、回動プレート241は、回動軸24
2を中心に回動し、カートリッジホルダー245に設け
られた、高さ方向の突き当て面253に当接する。この
動作によって、スピンドル244、位置決めピン247
a、247bが上方に移動し、それぞれ、デイスクのク
ランプ、カートリッジの位置決めを行う。
【0024】
【発明が解決しようとしている課題】前者の従来例で
は、スピンドルモータが取り付けられたプレートが、デ
ィスクカートリッジのローディングおよびイジェクト時
に昇降するような構成にすることによって、装置のスペ
ースの効率的な利用が可能となるわけである。しかしな
がら、上記従来例では、ディスクカートリッジの、特
に、ローディング時において、カートリッジの押し込み
により、スライドカムに設けられたロックピンの係合が
解除された時、スライドカムは、スプリングの付勢力に
より、動作時の位置まで一気に移動することになる。こ
のため、スライドカムと連動している回動プレートは、
カートリッジホルダーに設けられた突き当て面に、激し
く衝突することになる。この衝撃により、回動プレート
に係合されているスピンドルモータに大きな負荷がかか
り、ターンテーブルの平面度や回転軸の角度などに関し
て、誤差が生じるおそれがあり、場合によっては、スピ
ンドルモータ自体の破損も考えられる。
【0025】また、後者の従来例では、スピンドルモー
タを保持する回動プレートの高さ方向の位置決めを、そ
れをカートリッジホルダーに当接することで行うため
に、カートリッジホルダーの高さ方向の位置精度による
ところが大きい。しかし、カートリッジホルダーは可動
部品であり、高さ方向の位置の再現性が、あまり高くな
い。すなわち、スピンドルモータの高さ方向の位置決め
精度を十分に確保することができない。
【0026】
【発明の目的】本発明は、上記事情に基いてなされたも
ので、ディスクカートリッジのローディング時の、ばね
付勢されたスライドカムの急激な移動によりスピンドル
モータ保持部材と突き当て面とに発生する衝撃を制振部
材を用いて吸収することにより、スピンドルモータをこ
の衝撃より保護するようにした光磁気ディスク装置を提
供しようとするものである。
【0027】また、本発明は、スピンドルモータを回動
運動させる際に、キャリッジを情報記録媒体の半径方向
にガイドするガイドレールを、その回動運動の回動中心
にしたことにより、スピンドルモータが第1の位置に移
動した時、前記ガイドレールに当接させることにより、
スピンドルモータを正確に位置決めするようにした光磁
気ディスク装置を提供しようとするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
光磁気記録媒体を収納したカートリッジを案内するカー
トリッジホルダーと、上記光磁気記録媒体へ磁界を印加
するバイアスマグネットと、上記光磁気記録媒体を回転
させるスピンドルモータと、上記カートリッジを位置決
めする位置決めピンを有するスピンドルモータ保持部材
とを具備し、上記カートリッジホルダーおよびスピンド
ルモータ保持部材を、装置内へのカートリッジの挿入お
よび排出に連動して、昇降する手段を装備した光磁気デ
ィスク装置において、上記スピンドルモータ保持部材
と、スピンドルモータ保持部材の上昇時の位置規制を行
うための突き当て部あるいはスピンドルモータの取り付
け面との間に、制振材を設けている。
【0029】また、本発明では、ディスク状の光磁気記
録媒体に対して、情報の記録再生を行うためにレーザ光
を集光する対物レンズと、対物レンズを光磁気記録媒体
の半径方向に移動させるキャリッジと、キャリッジを上
記記録媒体の半径方向にガイドする2本の互いに平行な
ガイドレールと、上記記録媒体を回転駆動するスピンド
ルモータとを具備する光磁気ディスク装置において、上
記スピンドルモータを、上記記録媒体の装着位置である
第1の位置と、上記記録媒体とは離間する第2の位置と
の間で移動させる移動手段を有し、上記移動手段によ
り、スピンドルモータが第1の位置に移動した時、上記
ガイドレールに当接させることにより、スピンドルモー
タを位置決めするように構成している。
【0030】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示すものであ
り、ここでは、図12ないし図17の従来例における構
成と同一部分には、同一符号を付けて、その構成の詳細
な説明を省略している。そして、本発明の特徴は、以下
のような構成部分にある。すなわち、図1において、符
号51は、スピンドルモータ保持部材としての回動プレ
ートであり、その上にスピンドルモータ3および位置決
めピン27a,27bが配されている。また、回動プレ
ート51の突き当て面には、制振部材としての弾性部材
61が固定してある。
【0031】しかして、カートリッジホルダー22にカ
ートリッジ2が挿入され、ばね付勢されたスライドカム
のロックが解除されると、回動プレート51はスライド
カムのガイド溝に沿って、回動軸52aを中心に、図
中、矢印の方向に回動し、回動プレート51の突き当て
面がカートリッジホルダーの突き当て面に衝突した位置
で停止する。この時に生ずる衝撃は、回動プレートの突
き当て部に設けた弾性部材61が変形することによって
吸収される。そのために、回動プレートに締結されたス
ピンドルモータに伝わる振動は、軽微なものとなり、ス
ピンドルモータを保護することができる。
【0032】また、この実施例においては、弾性部材6
1をカートリッジホルダー22に設けたが、本発明にお
ける弾性部材の取付け個所は、回動プレート上や、装置
本体部などでもよく、その取付け位置や形状を、特に、
限定するものではない。
【0033】図2および図3は、本発明の第2の実施例
であり、回動プレート51の突き当て部に位置決め用の
ピン65を設けたものである。同図において、符号62
は段付きの円筒状のゴム製弾性部材であり、位置決めピ
ン65により、回動プレート51に固定されている。な
お、図2はローディング前の回動プレート51の突き当
て部分の状態を示したものであり、この時、弾性部材6
2の、回動プレート上面からの高さHdは、位置決めピ
ン65の回動プレート上面からの高さHpよりもhだけ
高くなっている。この状態で、ローディング時には、回
動プレート51が矢印方向へ回転すると、カートリッジ
ホルダー22の突き当て面60部に、先ず、弾性部材6
2が突き当り、弾性部材62が衝撃を吸収しながら、位
置決めピン65の高さまで変形することで、図3の状態
となる。この時、hだけ変位した弾性部材62の、回動
プレート51に抗する力は、回動プレート51の矢印方
向への付勢力より若干弱いために、カートリッジホルダ
ー22の突き当て面と回動プレートの位置決めピンとが
当接した状態となっている。また、この当接時には弾性
部材62により、衝撃が十分和らいだ状態であるため、
スピンドルモータ3への振動は小さなものとなってい
る。なお、この弾性部材は、図5のようなコイルスプリ
ング66や、図6のような板ばね67などを用いても、
同様の効果が得られることがわかっている。このよう
に、弾性部材により衝突時の衝撃を吸収しながら、回動
プレートを位置決め面に突き当てることによって、スピ
ンドルモータを保護しながら、しかも、ローディング後
のターンテーブルの高精度の位置出しができる。
【0034】さらに、図4は、本発明の更に他の実施例
を示すもので、同図において、符号51は回動プレート
であり、その上に位置決めピン27aおよび27bが配
されている。また、スピンドルモータ3は、回動プレー
ト51と段付きの締結部材63とによって、位置決めさ
れ、固定されており、その間にはゴム状の弾性部材64
が配されている。回動プレート51は、軸52aを中心
に矢印方向に回動し、カートリッジホルダー22に設け
られた位置決め用の突き当て部60に衝突するようにな
っている。この時に生じる衝撃は、スピンドルモータ取
り付け面に設けた弾性部材により吸収することができ、
この方法によっても、スピンドルモータを保護すること
ができる。
【0035】さらに、本発明の他の実施例を、図8およ
び図9を用いて説明する。ここで、符号101は光磁気
ディスク、102はレーザ光源から照射されたレーザ光
を光磁気ディスク101に対して集光する対物レンズ、
103は光磁気ディスクに対して対物レンズをオートフ
ォーカス、オートトラッキングするアクチュエータ、1
04は光磁気ディスク1に信号を記録信号する光学ヘッ
ド、105、106は光学ヘッド104を光磁気ディス
ク101の半径方向に案内するガイドレールである。そ
して、ガイドレールは、適当な基台(図示せず)に固定
されている。
【0036】また、符号107は光磁気ディスク101
に回転駆動力を与えるスピンドルモータ、108はその
ステータ部分(図示せず)と結合しているフランジ、1
09はフランジ108に配された軸受け部である。軸受
け部109には、スピンドルモータ移動用回動軸110
が挿通されている。また、符号111、112は回動軸
10のスラスト方向に対する、スピンドルモータ107
の位置規制を行うストッパーである。スピンドルモータ
107は、回動軸110を中心として、図9中の矢印a
の方向に回動可能である。
【0037】また、フランジ108の軸受部付近には、
ギア113が取り付けられており、ギア113は、ギア
114を介して、モータ115に連結されている。この
モータ115の正転、逆転により、スピンドルモータ1
07をディスク装着の位置(ロード位置)とディスク退
避の位置(アンロード位置)との間において動かすこと
ができる。
【0038】ディスク装着時、スピンドルモータ107
はフランジ部116、117の少なくとも一方におい
て、ガイドレール104、105の端部の少なくとも一
方と当接し、これにより、スピンドルモータ107の高
さ方向の位置が、再現よく決められる。
【0039】図10および図11には、本発明の更に他
の実施例を示す。ここでは、符号121は光磁気ディス
ク、122はレーザ光源から照射されたレーザ光を光磁
気ディスク121に対して集光する対物レンズ、123
は光磁気ディスクに対して対物レンズをオートフォーカ
ス、オートトラッキングするアクチュエータ、124は
光磁気ディスク121に信号を記録再生するための光学
ヘッド、125、126は光学ヘッド124を光磁気デ
ィスク121の半径方向に案内するガイドレールで、ガ
イドレール125、126は、適当な基台(図示せず)
に固定されている。
【0040】また、符号127は光磁気ディスク121
に回転駆動力を与えるスピンドルモータで、128はス
テータ部分と結合しているフランジ、129はフランジ
128に配される軸受け部である。軸受け部129には
ガイドレール125が挿通している。また、符号13
0、131はガイドレール125のスラスト方向に対す
る、スピンドルモータ127の位置規制を行うストッパ
ーである。スピンドルモータ127はガイドレール12
5を中心として、図11中の矢印bの方向に回動可能で
ある。
【0041】フランジ108の軸受部付近にはギア13
2が取り付けられ、ギア132は、ギア133を介し
て、モータ134に連結され、駆動力を受けるようにな
っている。このモータ134の正転、逆転により、スピ
ンドルモータ127をディスク装着の位置(ロード位
置)とディスク退避の位置(アンロード位置)との間で
動かすことができる。
【0042】従って、ディスク装着時、スピンドルモー
タ127は、フランジ部135において、ガイドレール
126と当接し、これによりスピンドルモータ127の
高さ方向の位置が、再現性よく、決められる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、ディスクカートリ
ッジのローディング動作に連動し、スピンドルモータお
よび位置決めピンが設けられた保持部材が、退避位置か
ら動作位置まで移動するタイプのローディング機構にお
いて、ローディング時、前記保持部材が動作位置まで移
動した際に、位置決め用の突き当て部と衝突して発生す
る衝撃を弾性部材により吸収することにより、スピンド
ルモータに無理な力や振動が加わらず、ターンテーブル
における平面度や、回転軸の傾きの精度が高く維持でき
るとともに、スピンドルモータ自体の破損も防ぐことが
でき、信頼性の高いローディング機構を得ることができ
る。
【0044】また、スピンドルモータをディスクから退
避した状態から、ディスク装着状態に回転移動させると
き、スピンドルモータをガイドレールと当接させること
により、スピンドルモータをガイドレールに対して、再
現性良く、位置決めすることができる。
【0045】なお、要すれば、スピンドルモータの移動
用回動軸をガイドレールと兼用することによって、部品
の削減を図ることができるほか、スピンドルモータがガ
イドレールのみによって支持されることで、ガイドレー
ルに対するスピンドルモータの相対位置精度の安定化が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すローディング機構のス
ピンドルモータ取り付け部の構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示した要部の構成図であ
る。
【図3】同じく、別の実施例を示した要部の構成図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例を示すローディング機構の
スピンドルモータ取付け部の構成図である。
【図5】本発明の他の実施例を示した要部の構成図であ
る。
【図6】同じく、別の実施例を示した要部の構成図であ
る。
【図7】ディスクカートリッジの斜視図である。
【図8】本発明の別の実施例を示すローディング機構の
構成を示す平面図である。
【図9】同じく、側面図である。
【図10】本発明の更に別の実施例を示す平面図であ
る。
【図11】同じく、側面図である。
【図12】従来のローディング機構を示した平面図であ
る。
【図13】同じく、その作動状況を示した平面図であ
る。
【図14】図12に対応する側面図である。
【図15】図13に対応する側面図である。
【図16】別の従来例を示す側面図である。
【図17】同じく、作動状況を示す側面図である。
【図18】更に別の従来例を示す側面図である。
【図19】同じく、作動状況を示す側面図である。
【符号の説明】
1 カートリッジ 2 ディスク 3 スピンドルモータ 22 カートリッジホルダー 24 スライドカム 27a、27b 位置決めピン 51 回動プレート(スピンドルモータ保持部材) 60 突き当て部 61、62、66、67 弾性部材(制振部材) 65 突き当て位置決めピン 101 光磁気ディスク 105、106 ガイドレール 107 スピンドルモータ 108 フランジ 115 モータ 116、117 フランジ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気記録媒体を収納したカートリッジ
    を案内するカートリッジホルダーと、上記光磁気記録媒
    体へ磁界を印加するバイアスマグネットと、上記光磁気
    記録媒体を回転させるスピンドルモータと、上記カート
    リッジを位置決めする位置決めピンを有するスピンドル
    モータ保持部材とを具備し、上記カートリッジホルダー
    およびスピンドルモータ保持部材を、装置内へのカート
    リッジの挿入および排出に連動して、昇降する手段を装
    備した光磁気ディスク装置において、上記スピンドルモ
    ータ保持部材と、スピンドルモータ保持部材の上昇時の
    位置規制を行うための突き当て部との間に、制振材を設
    けたことを特徴とする光磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 光磁気記録媒体を収納したカートリッジ
    を案内するカートリッジホルダーと、上記光磁気記録媒
    体へ磁界を印加するバイアスマグネットと、上記光磁気
    記録媒体を回転させるスピンドルモータと、上記カート
    リッジを位置決めする位置決めピンを有するスピンドル
    モータ保持部材とを具備し、上記カートリッジホルダー
    およびスピンドルモータ保持部材を、装置内へのカート
    リッジの挿入および排出に連動して、昇降する手段を装
    備した光磁気ディスク装置において、上記スピンドルモ
    ータ保持部材と、スピンドルモータの取り付け面との間
    に、制振材を設けたことを特徴とする光磁気ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 ディスク状の光磁気記録媒体に対して、
    情報の記録再生を行うためにレーザ光を集光する対物レ
    ンズと、対物レンズを光磁気記録媒体の半径方向に移動
    させるキャリッジと、キャリッジを上記記録媒体の半径
    方向にガイドする2本の互いに平行なガイドレールと、
    上記記録媒体を回転駆動するスピンドルモータとを具備
    する光磁気ディスク装置において、上記スピンドルモー
    タを、上記記録媒体の装着位置である第1の位置と、上
    記記録媒体とは離間する第2の位置との間で移動させる
    移動手段を有し、上記移動手段により、スピンドルモー
    タが第1の位置に移動した時、上記ガイドレールに当接
    させることにより、スピンドルモータを位置決めするよ
    うに構成したことを特徴とする光磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 上記スピンドルモータを、上記記録媒体
    の装着位置である第1の位置と、上記記録媒体とは離間
    する第2の位置との間で、回動運動により、移動させる
    ように、上記移動手段を構成し、上記ガイドレールを、
    その回動運動の回動中心にしたことを特徴とする請求項
    3項に記載の光磁気ディスク装置。
JP4431993A 1993-02-10 1993-02-10 光磁気ディスク装置 Pending JPH06236671A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7013474B2 (en) * 2001-10-19 2006-03-14 Sony Computer Entertainment Inc. Disk drive apparatus having movably-positioned vibration-absorbing member

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