JPH10293902A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

Info

Publication number
JPH10293902A
JPH10293902A JP10328097A JP10328097A JPH10293902A JP H10293902 A JPH10293902 A JP H10293902A JP 10328097 A JP10328097 A JP 10328097A JP 10328097 A JP10328097 A JP 10328097A JP H10293902 A JPH10293902 A JP H10293902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
magnetic head
magneto
support member
optical disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10328097A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokio Kanouda
冬希郎 叶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10328097A priority Critical patent/JPH10293902A/ja
Publication of JPH10293902A publication Critical patent/JPH10293902A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッドの位置精度の向上を図ると共に部
品点数の削減を図る。 【解決手段】 装着部に装着されたディスクの略面方向
に延びると共に先端部に磁気ヘッドを有するヘッド支持
部材11と、該ヘッド支持部材の基端部が取着される取
付部材10と、該取付部材にヘッド支持部材を固定する
固定部材14と、ヘッド支持部材の上記ディスクに対す
る位置を規制する位置規制手段30とを備え、上記ヘッ
ド支持部材が弾性材料により形成され先端側にディスク
方向への弾発力が付勢された状態で取付部材に取着され
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ヘッド装置に関
する。詳しくは、磁気ヘッドの位置精度の向上を図ると
共に部品点数の削減を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクに記録された信号を読み取った
り或いはディスクに対して信号を記録したりするディス
ク再生及び/又は記録装置があり、例えば、記録媒体と
して光磁気ディスクを用いるものがある。
【0003】このように光磁気ディスクに対して記録及
び/又は再生を行う装置(以下、本明細書において「光
磁気ディスク装置」という。)は、光学ピックアップ及
び磁気ヘッドを有している。
【0004】図7及び図8に磁気ヘッドを有し光学ピッ
クアップに取り付けられる従来の磁気ヘッド装置を示
す。
【0005】光学ピックアップaは移動ベースbと該移
動ベースb上に支持された2軸アクチュエータcとを備
え、移動ベースbが図示しない装着部に装着された光磁
気ディスクの半径方向に2本のガイド軸d、dにより移
動自在に支持されている。
【0006】そして、移動ベースbの一端部には磁気ヘ
ッド装置eが固定され、該磁気ヘッド装置eは支持板f
と取付板gとヘッド支持部材hと持ち上げ部材iとを備
えている。
【0007】支持板fは、図7に示すように、側方から
見て略逆L字状を為し、水平部jと垂直部kとを有し、
水平部jが上記移動ベースbの一端部に固定されてい
る。そして、支持板fの垂直部kの上端部に設けられた
軸受部には支持軸lの両端部が支持され、該支持軸lの
両端寄りの位置には取付板gの一端部に設けられた軸受
部が回動自在に支持されている。
【0008】取付板gの他端部にはヘッド支持部材hの
基端部が固定され、該ヘッド支持部材hの先端部には図
示しない磁気ヘッドを有するヘッド部mが支持されてい
る。持ち上げ部材iはその基端部がヘッド支持部材hの
基端部の上面に固定され、持ち上げ部nとして形成され
た先端部がヘッド支持部材hの先端寄りの部分を持ち上
げ、これによりヘッド支持部材hの先端側の下方への撓
みが抑えられている。
【0009】そして、ヘッド支持部材hが持ち上げ部材
iに持ち上げられて略水平方向に延びる状態で位置され
ているとき(図7参照)には、ヘッド部mの磁気ヘッド
は装着部に装着された光磁気ディスクを挟むように上記
2軸アクチュエータcの対物レンズoと対向して位置さ
れる。
【0010】しかして、光磁気ディスクが装着部に装着
されると、光磁気ディスクに対する情報信号の再生又は
記録が行われる。
【0011】再生時には2軸アクチュエータcの対物レ
ンズoから発せられるレーザ光により光磁気ディスクに
記録された情報信号の読取が為される。そして、この再
生時には磁気ヘッドeは不要であり、光磁気ディスク装
置内で一端部が回動自在に支持された押上部材pが図7
で見て時計回り方向に回動され、その他端部の押上部q
によってヘッド支持部材hが押し上げられ、これにより
磁気ヘッドが光磁気ディスクと所定の間隔を以って位置
される。
【0012】また、光磁気ディスクに対する情報信号の
記録時には、対物レンズoからレーザ光が発せられると
共にヘッド部mの磁気ヘッドにより光磁気ディスクの信
号記録層に外部磁界が印加されて情報信号の記録が為さ
れる。従って、押上部材pが図7で見て反時計回り方向
に回動され、その押上部qによって持ち上げられていた
ヘッド支持部材hの先端部が略下方へ移動されてヘッド
部mが光磁気ディスクの上面に当接する。
【0013】尚、上記支持軸lの一端寄りの位置には捩
じりコイルバネrのコイル部が支持板fの一方の軸受部
と取付板gの一方の軸受部との間で縮設された状態で外
嵌状に支持されている(図8参照)。従って、該捩じり
コイルバネrのコイル部の弾発力によって取付板gの一
方の軸受部が同じ側に位置する支持板fの軸受部に接し
て位置決めが為され、これによりヘッド支持部材hに支
持されたヘッド部mの磁気ヘッドの光磁気ディスクの半
径方向における位置決めが為されている。
【0014】また、捩じりコイルバネrはその一端部が
支持板fの上面に、また、他端部が取付板gの上面にそ
れぞれ弾接されている。従って、該捩じりコイルバネr
によって取付板g及びそれに支持されたヘッド支持部材
hに図7で見て反時計回り方向への回動力が付勢され、
押上部材pが反時計回り方向に回動したときにヘッド部
mの磁気ヘッドが装着部に装着された光磁気ディスクに
確実に当接するようになっている。
【0015】さらに、支持軸lの他端部には抜け止めリ
ングsが外嵌状に設けられており、これにより支持軸l
の支持板fからの図8で見て上方側への抜けが防止され
ている。尚、支持軸lの図8で見て下方側への支持板f
からの抜けの防止は、支持軸lの他端部がその余の部分
より細径にされ、取付板gの他端側の軸受部の孔が支持
軸lの他端部の径に対応する大きさに形成されることに
より為されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに、ヘッド支持部材hが固定された取付板gは支持軸
lを介して支持板fに回動自在に支持されており、取付
板gの軸受孔と支持軸lとの間及び支持板fの軸受孔と
支持軸lとの間には摺動クリアランスが生じている。
【0017】従って、この摺動クリアランスによって、
ヘッド支持部材hに支持されたヘッド部mの磁気ヘッド
において、対向して位置される2軸アクチュエータcの
対物レンズoに対する位置ずれが生じてしまう虞があ
り、このような位置ずれにより光磁気ディスクに対する
情報信号の記録が適正に行われなくなってしまう可能性
がある。
【0018】また、磁気ヘッドを支持するヘッド支持部
材hが支持軸lを介して支持板fに支持されている場合
には、支持軸lの他に、磁気ヘッドの光磁気ディスクの
半径方向への位置決め等を行うための上記した捩じりコ
イルバネrや支持軸lの抜けを防止するための抜け止め
リングsが必要となり、部品点数が多くなってしまうと
いう問題もある。
【0019】そこで、本発明磁気ヘッド装置は、上記し
た問題点を克服し、磁気ヘッドの位置精度の向上を図る
と共に部品点数の削減を図ることを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明磁気ヘッド装置
は、上記した課題を解決するために、装着部に装着され
たディスクの略面方向に延びると共に先端部に磁気ヘッ
ドを有するヘッド支持部材と、該ヘッド支持部材の基端
部が取着される取付部材と、該取付部材にヘッド支持部
材を固定する固定部材と、ヘッド支持部材の上記ディス
クに対する位置を規制する位置規制手段とを備え、上記
ヘッド支持部材が弾性材料により形成され先端側にディ
スク方向への弾発力が付勢された状態で取付部材に取着
されたものである。
【0021】従って、本発明磁気ヘッド装置にあって
は、ヘッド支持部材を支持軸を介して取付部材に支持さ
せる必要がない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明磁気ヘッド装置の
実施の形態を添付図面に従って説明する。尚、以下に示
した実施の形態は、本発明を光磁気ディスク装置に設け
られた磁気ヘッド装置に適用したものである。
【0023】また、本明細書において方向を示すとき
は、図1における矢印Fで示す方向を前、矢印Bで示す
方向を後、矢印Rで示す方向を右、矢印Lで示す方向を
左、矢印Uで示す方向を上、矢印Dで示す方向を下とし
て説明をする。
【0024】光磁気ディスク装置は下方に開口された浅
い箱状の上側蓋と上方に開口された浅い箱状の下側シャ
ーシとから成る図示しない外郭筐体内に所要の部材が配
置されて成り、上側蓋の後端部が下側シャーシに対し回
動自在に支持されている。
【0025】下側シャーシの上面側には図示しないベー
スシャーシが設けられ、該ベースシャーシの中央部には
図示しないスピンドルモータが設けられ、その回転軸の
上端部にターンテーブルが固定されている。そして、タ
ーンテーブルの上面にはマグネットが埋め込み状に設け
られている。また、ターンテーブルの右方にはベースシ
ャーシに対し左右方向に移動自在に支持された光学ピッ
クアップ1が設けられている(図1参照)。
【0026】光学ピックアップ1は前後方向に長い移動
ベース2と該移動ベース2上に配置された2軸アクチュ
エータ3とを備え、移動ベース2の後端から稍前方に寄
った位置及び前端部にはそれぞれ軸受部4、5が形成さ
れている。そして、移動ベース2は軸受部4、5がそれ
ぞれ左右方向に延びるガイド軸6、6に摺動自在に支持
され、図示しない駆動機構によって左右方向、即ち、後
述する光磁気ディスクの半径方向に移動されるようにな
っている。
【0027】2軸アクチュエータ3は略全体がケース体
7に覆われた状態で移動ベース2の前後方向における中
央部に配置されている。そして、ケース体7の前端寄り
の位置には配置孔7aが形成され、2軸アクチュエータ
3の対物レンズ3aが配置孔7aから稍上方に突出する
ようにして位置されている。
【0028】移動ベース2の右端部8は薄手の板状を為
す取着部として形成され、該取着部8には左右方向にお
ける中央に前後に離間して螺孔8a、8aが形成されて
いる。
【0029】磁気ヘッド装置9は取付部材10とヘッド
支持部材11とストッパ部材12と支持アーム13と固
定部材14とを備えている(図1及び図2参照)。
【0030】取付部材10は水平部15と垂直部16と
取付部17とストッパ片18、18とが一体に形成され
て成り、水平部15の後端縁から垂直部16が立設され
ている。そして、水平部15の左右方向における中央に
は前後に離間して挿通孔15a、15aが形成されてい
る。
【0031】垂直部16の上端縁からは取付部17が前
方に向かって突設されている。取付部17は前後方向に
短く形成され、中央に螺孔17aが形成されている。
【0032】垂直部16の上端寄りの左右両側縁からは
ストッパ片18、18が前方に向けって突設されてい
る。ストッパ片18、18は前後方向の長さが上記取付
部17のそれよりも長くされ、前端部18a、18aが
左右方向から見て略円板状に形成された当接部として形
成されている。
【0033】ヘッド支持部材11は平面で見て略L字状
を為し、板バネ材料により形成されている。ヘッド支持
部材11は前後方向に長い主部19と該主部19の後端
から左方に突出した被固定部20とが板ばね材料により
一体に形成されて成り、主部19の後端部寄りの位置と
被固定部20の中央にそれぞれ挿通孔19a、20aが
形成されている。そして、ヘッド支持部材11の主部1
9の前端部の下面側には図示しない磁気ヘッドを有する
ヘッド部21が支持されており、主部19の上面にはヘ
ッド部21と図示しない電源供給回路との間を接続する
フレキシブルプリント基板22の一部が貼着されてい
る。
【0034】ストッパ部材12は平面で見て前方に凸の
凸状を為し、当接部23と支持部24とが一体に形成さ
れて成る。当接部23は平面で見て左右方向に長く形成
された長方形を為し、左右方向の長さが上記取付部材1
0のストッパ片18、18間の間隔より稍長く形成され
ている。そして、支持部24は平面で見て略正方形状を
為し当接部23の左端から稍右方に寄った位置から前方
に突出するように形成され、その中央に螺孔24aが形
成されている。また、支持部24は左右方向の幅が上記
ヘッド支持部材11の主部19の挿通孔19aが形成さ
れた部分のそれと同じにされている。
【0035】支持アーム13は押え部25と持ち上げ部
26とこれらの間を連結する連結部27とが一体に形成
されて成る。押え部25は上記ストッパ部材12の支持
部24と略同じ大きさ及び形状を為し、中央に挿通孔2
5aが形成されている。そして、押え部25の前縁の左
端部から連結部27が略前方に向かって突設され、該連
結部27の前端縁から右方に向かって持ち上げ部26が
突設されている。
【0036】固定部材14は上記ヘッド支持部材11の
被固定部20と略同じ大きさ及び形状を為す長方形に形
成され、中央に挿通孔14aが形成されている。
【0037】支持アーム13の押え部25をその挿通孔
25aがヘッド支持部材11の挿通孔19aに対応され
るようにしてヘッド支持部材11に上方から重ね、か
つ、持ち上げ部26がヘッド支持部材11の主部19の
下側になるように位置させる。そして、この状態でヘッ
ド支持部材11をその挿通孔19aがストッパ部材12
の螺孔24aに対応されるようにしてストッパ部材12
に上方から重ねる。
【0038】そして、支持アーム13の押え部25の挿
通孔25aとヘッド支持部材11の主部19の挿通孔1
9aとに順にネジ28aを挿通し、該ネジ28aをスト
ッパ部材12の支持部24の螺孔24aに螺合してヘッ
ド支持部材11、支持アーム13及びストッパ部材12
を互いに固定する。それから、固定部材14の挿通孔1
4aとヘッド支持部材11の被固定部20の挿通孔20
aに順にネジ28bを挿通し、取付部材10の取付部1
7の螺孔17aに螺合し、これによりヘッド支持部材1
1が取付部材10に固定されて磁気ヘッド装置9が形成
される。
【0039】上記のように磁気ヘッド装置9が形成され
た状態においては、ストッパ部材12の当接部23の下
面が取付部材10のストッパ片18の当接部18a、1
8aの上面に当接され、これによりヘッド支持部材11
の主部19の下方側への位置が規制される。従って、ス
トッパ部材12とストッパ片18、18とはヘッド支持
部材11の主部19の基端側の下方側への位置を規制す
る位置規制手段30としての役割を果たしている。
【0040】また、ヘッド支持部材11の主部19のう
ち前端側の部分を除いた部分は、支持アーム13の持ち
上げ部26により略水平状態に保たれる。そして、主部
19のうち前端側の部分、即ち、持ち上げ部16によっ
て持ち上げられた部分より前側の部分は、上記のように
ヘッド支持部材11が弾性材料により形成されているた
め、前方に行くに従って徐々に下方へ変位するように撓
んだ状態とされる(以下、ヘッド支持部材11のこの位
置を「下方側位置」という。)。
【0041】磁気ヘッド装置9は上記光学ピックアップ
1に取り付けられる。その取付は、取付部材10の水平
部15に形成された挿通孔15a、15aに下側からネ
ジ29、29を挿通し、移動ベース2の取着部8に形成
された螺孔8a、8aにネジ29、29を螺合すること
により行い、これにより水平部15が取着部8の下面に
取り付けられる。
【0042】そして、このように磁気ヘッド装置9が光
学ピックアップ1に取り付けられた状態において、ヘッ
ド支持部材11の先端部に支持されたヘッド部21の磁
気ヘッドと移動ベース2上に配置された2軸アクチュエ
ータ3の対物レンズ3aとは互いに対向した状態とされ
る。
【0043】上記上側蓋にはその下面と所定の間隙が形
成された状態でカートリッジホルダ31が支持されてい
る。尚、上記間隙は移動ベース2に取り付けられた磁気
ヘッド装置9のヘッド支持部材11が配置される空間で
ある。
【0044】カートリッジホルダ31は前方、後方及び
下方に開口された浅い箱状を為し、左右両側部には前後
方向から見て内方に開口したコ字状の案内溝31a、3
1aが形成されている(図3及び図4に左側のもののみ
示す。)。そして、カートリッジホルダ31の上面板3
2にはその略右半部に透孔33が形成されており、後述
する光磁気ディスクに対する情報信号の記録時には透孔
33を通して光磁気ディスクの上面にヘッド部21の磁
気ヘッドが当接することになる。
【0045】また、上面板32の上面の後端寄りの位置
には透孔33を跨ぐようにして押上部材34がその後端
部を回動支点として回動自在に支持されている。そし
て、押上部材34の前端縁が上記ヘッド支持部材11の
主部19の前後方向における略中央部の下面に接してお
り、図示しない回動機構によって押上部材34が回動さ
れるとヘッド支持部材11の主部19が略上下方向に移
動されるようになっている。
【0046】ディスクカセット35はカセットケース3
6内に光磁気ディスク37が配置されて成る。
【0047】カセットケース36は偏平な箱状を為し、
上ハーフ36aと下ハーフ36bとが上下で結合されて
成り、上ハーフ36aと下ハーフ36bとにそれぞれ平
面で見てU字状の切欠38a、38bが形成されてい
る。そして、切欠38a、38bはそれぞれ上ハーフ3
6a及び下ハーフ36bの一端縁から略中央部にかけて
形成されている。また、カセットケース36には切欠3
8a、38bを同時に開閉するための図示しないシャッ
ターが設けられており、シャッターが開放されるとカセ
ットケース36の内部に配置された光磁気ディスク37
の一部が切欠38a、38bから外部に臨まされるよう
になっている。
【0048】光磁気ディスク37には図示しないセンタ
ーコアが設けられ、該センターコアは磁性金属体を有し
ている。
【0049】以下に、光磁気ディスク37に対する情報
信号の再生及び記録時の各部材の動作について説明をす
る(図3乃至図6参照)。
【0050】ディスクカセット35がカートリッジホル
ダ31に挿入される前の状態にあっては、ヘッド支持部
材11が押上部材34によって下方側位置から主部19
の後端を回動支点として図3で見て稍時計回り方向へ回
動された状態とされており(以下、ヘッド支持部材11
のこの位置を「上方側位置」という。)、ヘッド部21
はカートリッジホルダ31の上面板32の稍上方に位置
されている(図3参照)。
【0051】この状態で上側蓋をその前端部が略上方に
移動するようにして回動させる。上側蓋を回動させる
と、該上側蓋に支持されたカートリッジホルダ31もこ
れに伴って回動され、同時にカートリッジホルダ31の
上面板32に支持された押上部材34もカートリッジホ
ルダ31の移動に伴って移動され、これによりヘッド支
持部材11は上方側位置に保たれたまま移動される(図
4参照)。そして、この状態でディスクカセット35を
カートリッジホルダ31に前側から挿入する。
【0052】ディスクカセット35がカートリッジホル
ダ31の案内溝31a、31aに案内されて後方へ移動
され、この後方への移動時に切欠38a、38bを閉塞
していたシャッターが図示しない開閉機構によって開放
される。
【0053】ディスクカセット35がカートリッジホル
ダ31に設けられた図示しないストッパにより所定の位
置で停止され、これによりディスクカセット35のカー
トリッジホルダ31への挿入が完了する。そして、上側
蓋をその前端部が略下方に移動するようにして回動させ
上側蓋を閉じると、ディスクカセット35の光磁気ディ
スク37が装着部、即ち、ターンテーブルに装着され
る。上側蓋の回動に伴ってカートリッジホルダ31も回
動され、同時に押上部材34もカートリッジホルダ31
の移動に伴って移動され、ヘッド支持部材11は上方側
位置に保たれたまま下方へ移動される(図5参照)。
【0054】この状態、即ち、図5の状態で上側蓋に設
けられた図示しない再生釦を操作すると、光磁気ディス
ク37に対する情報信号の再生が為される。
【0055】即ち、再生釦が操作されると、ターンテー
ブルに装着された光磁気ディスク37がスピンドルモー
タの回転により回転され、図示しないレーザ光源から発
せられたレーザ光が2軸アクチュエータ3の対物レンズ
3aを介して光磁気ディスク37の下面に向けて照射さ
れる。そして、同時に移動ベース2がガイド軸6、6に
案内されて光磁気ディスク37の半径方向に移動され、
照射されたレーザ光によって光磁気ディスク37に記録
された情報信号の読取が行われ光磁気ディスク37に対
する再生が為される。
【0056】光磁気ディスク37に対する再生が終了し
ディスクカセット35を光磁気装置から取り出すには、
再度上側蓋をその前端部が略上方に移動するようにして
回動させカートリッジホルダ31を回動させてディスク
カセット35をカートリッジホルダ31から引き抜くこ
とにより行い、その後上側蓋を閉塞する。
【0057】また、図5の状態で上側蓋に設けられた図
示しない記録釦を操作すると、光磁気ディスク37に対
する情報信号の記録が為される。
【0058】即ち、記録釦が操作されると、先ず押上部
材34が回動機構によって図5で見て反時計回り方向に
回動される。押上部材34が反時計回り方向に回動され
ると、該押上部材34によって上方側位置に保たれてい
たヘッド支持部材11が主部19の後端を回動支点とし
て図5で見て稍反時計回り方向へ回動され下方側位置に
移動され、これによりヘッド部21の磁気ヘッドは略下
方へ移動されカートリッジホルダ31の透孔33及びカ
セットケース36の切欠38aを通って光磁気ディスク
37の上面に接する(図6参照)。
【0059】尚、ヘッド支持部材11が上記したように
弾性材料により形成されているため、ヘッド部21は光
磁気ディスク37の上面に弾接した状態で位置される。
従って、ヘッド部21はこの記録時には常に光磁気ディ
スク37の上面と接した状態となり、光磁気ディスク3
7の回転時に、例えば、振動等によりヘッド部21が光
磁気ディスク37の上面から離れ適正な記録が行われな
くなってしまうというような不具合を生じることがな
い。
【0060】そして、ターンテーブルに装着された光磁
気ディスク37がスピンドルモータの回転により回転さ
れ、図示しないレーザ光源から発せられたレーザ光が2
軸アクチュエータ3の対物レンズ3aを介して光磁気デ
ィスクの下面に照射されると共にヘッド部21の磁気ヘ
ッドにより光磁気ディスク37の信号記録層に外部磁界
が印加されて情報信号の記録が行われ光磁気ディスク3
7に対する記録が為される。
【0061】尚、光磁気ディスク37に対する記録が終
了すると回動機構によって押上部材34が図6で見て時
計回り方向に回動され、ヘッド支持部材11が上方側位
置に戻るようになっている。そして、ディスクカセット
35を光磁気装置から取り出すには、再生が終了した場
合と同様に上側蓋をその前端部が略上方に移動するよう
にして回動させディスクカセット35をカートリッジホ
ルダ31から引き抜けばよい。
【0062】しかして、上記した磁気ヘッド装置9にあ
っては、ヘッド支持部材11はその被固定部20が取付
部材10の取付部17に固定され、また、取付部材10
はその水平部15が2軸アクチュエータ3を支持した移
動ベース2に固定されているため、光磁気ディスク37
の回転時に該光磁気ディスク37に摺接される磁気ヘッ
ドにおいて、光磁気ディスク37を挟んで対向して位置
される2軸アクチュエータ3の対物レンズ3aに対する
位置ずれが生じてしまうようなことがなく、光磁気ディ
スク37に対する情報信号の記録が常に適正に行われ
る。
【0063】また、磁気ヘッド装置9においては、ヘッ
ド支持部材が支持軸を介して支持されている従来の磁気
ヘッド装置に比し、支持軸やヘッド支持部材のディスク
の半径方向への位置決め等を行うための捩じりコイルバ
ネや支持軸の抜けを防止するための抜け止めリングが不
要であり、部品点数が少なくて済み、磁気ヘッド装置9
の製造コストの低減に寄与する。
【0064】さらに、ヘッド支持部材11の主部19の
光磁気ディスク37側への位置を規制する位置規制手段
30のストッパ片18、18が取付部材10と一体に形
成されているため、その分磁気ヘッド装置9の部品点数
を少なくすることができ、磁気ヘッド装置9の製造コス
トの低減に寄与する。
【0065】加えて、位置規制手段30がヘッド支持部
材11を支持するストッパ部材12と取付部材10に設
けられたストッパ片18、18という簡単な構成から成
るため、位置規制手段を設けることにより大幅に製造コ
ストが上昇してしまうようなことがない。
【0066】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明磁気ヘッド装置にあっては、装着部に装着さ
れたディスクの略面方向に延びると共に先端部に磁気ヘ
ッドを有するヘッド支持部材と、該ヘッド支持部材の基
端部が取着される取付部材と、該取付部材にヘッド支持
部材を固定する固定部材と、ヘッド支持部材の上記ディ
スクに対する位置を規制する位置規制手段とを備え、ヘ
ッド支持部材が弾性材料により形成され先端側にディス
ク方向への弾発力が付勢された状態で取付部材に取着さ
れたので、ヘッド支持部材に支持された磁気ヘッドの取
付部材に対する取付精度が向上し、これによりディスク
の回転時に磁気ヘッドの位置ずれが生じてしまうような
ことがない。
【0067】従って、ディスクに対する情報信号の記録
が常に適正に行われる。
【0068】また、ヘッド支持部材が弾性材料により形
成されているため、ヘッド部の磁気ヘッドが光磁気ディ
スクの回転時に常に該光磁気ディスクと接した状態とな
り、光磁気ディスクの回転時に振動等により磁気ヘッド
が光磁気ディスクから離れ適正な記録が行われなくなっ
てしまうというような不具合を生じることがない。
【0069】さらに、ヘッド支持部材が支持軸を介して
支持されている従来の磁気ヘッド装置に比し、支持軸や
ヘッド支持部材のディスクの半径方向への位置決め等を
行うための捩じりコイルバネや支持軸の抜けを防止する
ための抜け止めリングが不要であり、部品点数が少なく
て済み、磁気ヘッド装置の製造コストの低減に寄与す
る。
【0070】請求項2に記載した発明にあっては、位置
規制手段は、取付部材に一体に設けられディスクの面方
向に延びるストッパ片と、ヘッド支持部材の基端側が取
着されストッパ片に当接してヘッド支持部材の基端側の
ディスクに対する位置決めを行うストッパ部材とから成
るので、磁気ヘッド装置の部品点数が少なくて済み、磁
気ヘッド装置の製造コストの低減に寄与する。
【0071】また、位置規制手段がヘッド支持部材を支
持するストッパ部材と取付部材に設けられたストッパ片
という簡単な構成から成るため、位置規制手段を設ける
ことにより大幅に製造コストが上昇してしまうようなこ
とがない。
【0072】尚、上記した実施の形態において示した各
部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する
に際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、
これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈され
ることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図6と共に本発明磁気ヘッド装置の実
施の形態を示すものであり、本図は光学ピックアップに
取り付けられた状態を示す概略斜視図である。
【図2】拡大分解斜視図である。
【図3】図4乃至図6と共に押上部材によって回動され
るヘッド支持部材等の動作を示すものであり、本図はデ
ィスクカセットがカートリッジホルダに挿入される前の
状態を示す拡大側面図である。
【図4】ディスクカセットがカートリッジホルダに挿入
されるときの状態を示す拡大側面図である。
【図5】光磁気ディスクに対する再生が行われている状
態を示す拡大側面図である。
【図6】光磁気ディスクに対する記録が行われている状
態を示す拡大側面図である。
【図7】図8と共に従来の磁気ヘッド装置を示すもので
あり、光学ピックアップに取り付けられた状態を示す概
略側面図である。
【図8】光学ピックアップに取り付けられた状態を示す
概略平面図である。
【符号の説明】
10…取付部材、11…ヘッド支持部材、12…ストッ
パ部材、14…固定部材、18…ストッパ片、30…位
置規制手段、37…光磁気ディスク(ディスク)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着部に装着されたディスクの略面方向
    に延びると共に先端部に磁気ヘッドを有するヘッド支持
    部材と、 該ヘッド支持部材の基端部が取着される取付部材と、 該取付部材にヘッド支持部材を固定する固定部材と、 ヘッド支持部材の上記ディスクに対する位置を規制する
    位置規制手段とを備え、 上記ヘッド支持部材が弾性材料により形成され先端側に
    ディスク方向への弾発力が付勢された状態で取付部材に
    取着されたことを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 上記位置規制手段は、 取付部材に一体に設けられディスクの面方向に延びるス
    トッパ片と、 ヘッド支持部材が取着されると共にストッパ片に当接し
    てヘッド支持部材のディスクに対する位置決めを行うス
    トッパ部材とから成ることを特徴とする請求項1に記載
    の磁気ヘッド装置。
JP10328097A 1997-04-21 1997-04-21 磁気ヘッド装置 Pending JPH10293902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10328097A JPH10293902A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 磁気ヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10328097A JPH10293902A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 磁気ヘッド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10293902A true JPH10293902A (ja) 1998-11-04

Family

ID=14349939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10328097A Pending JPH10293902A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 磁気ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10293902A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2917488B2 (ja) 光ディスク記録及び/又は再生装置
US6188661B1 (en) Recording and reproducing apparatus having elevation mechanism
JP3198583B2 (ja) ディスク記録装置
JP3088243B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2002183997A (ja) 光ピックアップ装置
JPH10293902A (ja) 磁気ヘッド装置
US6804174B1 (en) Magneto-optical disk recording and/or reproducing device
KR100268764B1 (ko) 하드디스크 드라이브의 액츄에이터 잠금장치
JP2005050398A (ja) ピックアップ傾き調整機構を具えたディスク記録又は再生装置
JP2861326B2 (ja) 光ディスク装置
JP3610587B2 (ja) 記録及び/又は再生装置
JP2936169B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2915207B2 (ja) 光記録再生装置
JP4273376B2 (ja) ディスク記録装置及びこれに用いられる磁気ヘッド駆動機構
JPH076387A (ja) 光学ピックアップ装置
JP3799715B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP3572771B2 (ja) 光磁気ディスク装置
JP2920290B2 (ja) ディスク駆動装置
JP3586950B2 (ja) 再生装置
JP2002245734A (ja) リードスクリューの軸受構造及びディスク再生装置
JP2000276863A (ja) 磁気ヘッド昇降機構
JP3088274B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JP3835744B2 (ja) 光ピックアップ装置及びそのシャッタ
JPH1139782A (ja) 光ディスクの撓み抑制装置及び光ディスク装置
JP2662921B2 (ja) ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20051108

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051129

A521 Written amendment

Effective date: 20060123

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060425

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Effective date: 20060626

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20060703

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060728