JP2920290B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JP2920290B2
JP2920290B2 JP16481797A JP16481797A JP2920290B2 JP 2920290 B2 JP2920290 B2 JP 2920290B2 JP 16481797 A JP16481797 A JP 16481797A JP 16481797 A JP16481797 A JP 16481797A JP 2920290 B2 JP2920290 B2 JP 2920290B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は磁気ディスク、光
ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体を収納したディ
スクカートリッジを駆動するディスク駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図13はディスクカートリッジを駆動す
る従来の光磁気ディスクの駆動装置の構成を示す断面
図、図14は従来の駆動装置に使用されているディスク
カートリッジの外観を示す斜視図である。図13におい
て、Aはこの装置の筐体であり、該筐体Aは樹脂製の中
空直方体に金属製の取付シャーシを固着又はネジ止めし
て形成されている。筐体Aの底部には光ヘッドBのベー
スCが取付けられていると共に、ディスクD1回転用の
モータMが取付けられている。ベースCは略L字型断面
をなした平板状の部材からなり、そこには光ヘッドBを
矢符Fで示すディスクD1の径方向に移動させるリニア
モータ又はステッピングモータからなる図示しない駆動
手段が設けられている。モータMはその回転軸を上方に
突出して取付けられ、その回転軸にはディスクD1を取
付けるターンテーブルEが嵌合されている。
【0003】光ヘッドBは光源たる半導体レーザ、各種
光学系、光検知器等の素子から構成され、その上面の一
端側から所定径の光スポットをディスクD1の一面に照
射して、情報の記録・再生・消去を行う。またその他端
側にはディスクD1を跨ぐ断面コ字状のアーム取付部材
Gの一端が取付られ、アーム取付部材Gの他端には、磁
気ヘッドJの板バネからなるヘッドアームHの基部が矢
符Pで示すディスクD1の接離方向に図示しない昇降手
段により昇降可能に取付けられている。ヘッドアームH
の長さは、前記ディスクD1におけるケースD2の端部
から最内周の記録トラックを後述するヘッド部J1がア
クセスできる長さに余裕を加えた長さとなっており、そ
の先端にはスライダ部J2が取付けられ、ディスクD1
の回転により生じる風圧により浮上する。またスライダ
部J2の光ヘッドBの光スポット位置と対向する位置に
はディスクD1に磁界を印加するコア及びコイルからな
るヘッド部J1が取付けられている。
【0004】次に、このように構成された従来のディス
ク駆動装置の動作について説明する。ディスクカートリ
ッジDをディスク駆動装置の図示しない挿入口にシャッ
タD2を先にして挿入すると、ディスク駆動装置に設け
られた図示しないシャッタ回動アームの先端がシャッタ
D3先端に当接し、ディスクカートリッジDの挿入にと
もなってシャッタ回動アームがスプリングの付勢力に抗
して回動しながら、閉止位置にあるシャッタD3を徐々
にスライドさせて開口部D4を開口する。なおこのとき
光ヘッドBは図13に1点鎖線で示す退避位置に磁気ヘ
ッドJと共に退避しており、ヘッドアームHはケースD
2の前縁部D5を避けるために上昇している。
【0005】次に図示しないCPU 等の外部機器からのシ
ーク命令が駆動装置に与えられると、光ヘッドBは磁気
ヘッドJと共に駆動手段により退避位置から前進させら
れ、所望のトラックをアクセスする。このときヘッドア
ームHはスライダ部J2が前縁部D5を越えると下降す
る。図13に示す如くアーム取付部材Gの凹部の深さは
光ヘッドBがディスクD1の最内周のトラックをアクセ
スするときであっても、アーム取付部材GがケースD2
の前縁部D5と干渉しないようにしてあり、光ヘッドB
の移動距離はヘッドアームHの長さに余裕を加えた距
離、即ち、ヘッド部J2が最内周をアクセスする位置か
ら磁気ヘッドJのスライダ部J2がケースD2から外れ
る退避位置までとなっている。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】このように構成された
駆動装置は、ワークステーション等のコンピュータの本
体に実装されることが多く、常に小型化、薄型化が求め
られている。従来のディスク駆動装置にあっては、光ヘ
ッドと磁気ヘッドとは連動連結しており、その移動距離
を短くして光ヘッドの移動空間を小さくすることが筐体
Aの小型化にとって重要である。
【0007】しかしながら従来の駆動装置においては、
ディスクの最内周のトラック位置からアーム取付部材の
側端部までの距離によりヘッドアーム長さ及びヘッドの
移動距離が定められ、小型化が困難であった。
【0008】また他に小型化する手段として、磁気ヘッ
ドと光ヘッドとを各別に駆動する手段を設けることが考
えられるが、この場合駆動手段が多くなると共に、2つ
のヘッドを同期させて移動させねばならず、その制御が
複雑化するという問題がある。
【0009】この発明は斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、ディスクの径方向に移動可能なアーム取付部
材にヘッドアームを進退自在に支持し、アーム取付部材
がディスクの外周側の移動端とディスクの最外周の記録
部との間を移動するとき、その移動方向に応じてヘッド
アームを前記アーム取付部材に対して進退させることに
より、ディスク直径に対するヘッドの移動距離を短くで
き、駆動装置を小型化することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディスク
駆動装置は、情報を記録する記録部を有するディスクの
両面に跨がり、前記ディスクの径方向に移動可能なアー
ム取付部材と、該アーム取付部材に一端部が取付けら
れ、他端部にヘッド部を有するヘッドアームとを備え、
前記ディスクをアクセスして情報の記録・再生を行うデ
ィスク駆動装置において、前記ヘッドアームは、前記ア
ーム取付部材に進退自在に支持され、該ヘッドアームを
進退させる手段、及びヘッドアームをその進退方向の一
方側に付勢する手段を備え、前記アーム取付部材が前記
ディスクの外周側の移動端と前記ディスクの最外周の記
録部との間を移動するとき、その移動方向に応じて前記
ヘッドアームが前記アーム取付部材に対して進退すべく
なしてあることを特徴とする。
【0011】この発明にあっては、アーム取付部材とヘ
ッドアームとを進退自在となしているから、アーム取付
部材の移動方向に応じてヘッドアームをアーム取付部材
に対して進退させることにより、ディスク直径に対する
ヘッドの移動距離を短くすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下この発明をその一実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る
ディスク駆動装置である光磁気ディスク用の駆動装置の
ヘッド部付近の平面図、図2はその側面図、図3は磁気
ヘッド機構部の拡大平面図、図4はその側面図である。
なお図1,図2では光ヘッド2がディスク10aの最内
周の記録トラック上に位置している。
【0013】図において1はこの装置の筐体であり、該
筐体1は硬質樹脂製の中空直方体に金属製の取付シャー
シを固着又はネジ止めして形成されている。筐体1の底
部には光ヘッド2のベース11が取付けられると共に、
ディスク10a回転用のモータ12が取付けられてい
る。ベース11は略L字形断面をなした平板状の部材か
らなり、そこには光ヘッド2を矢符Fで示すディスク1
0aの径方向に移動させるリニアモータ又はステッピン
グモータからなる図示しない駆動手段が設けられてい
る。モータ12はその回転軸を上方に突出して取付けら
れ、その回転軸には、ディスク10aを取付けるターン
テーブル13が嵌合されている。
【0014】光ヘッド2は光源たる半導体レーザ、各種
光学系、光検知器等の素子から構成され、その上面の一
端側に配設された図示しない対物レンズにより所定径に
収束された光スポット2aをディスク10aの一面に照
射して情報の記録、再生、消去を行う。またその他端側
には、ディスク10aを跨ぐ断面コ字状のアーム取付部
材3の一端が取付けられている。アーム取付部材3の上
辺にはその長手方向の全長に亘って上辺を貫く溝31が
形成されており、アーム取付部材3の他端には取付台4
が締結されている。
【0015】取付台4は矩形状をなし、その長手方向長
さはアーム取付部材3の幅と同寸であり、その側面下部
中央には所定長の矩形孔が形成され、その両端には後述
するスプリング5a,5bを取付けるスプリング取付金
具が固着されている。アーム取付部材3の上辺には、ア
ーム取付部材3と同幅寸法を有するスライドベース6が
アーム取付部材3に対して摺動自在に装着されている。
【0016】スライドベース6の一端の幅方向の両側に
は所定間隙で夫々2つの平板状のガイド部がアーム取付
部材3の両側を囲むように下方に突設されている。取付
台4に固着されたスプリング取付金具と対向する一方の
ガイド部の両側の位置にはそれと同形状のスプリング取
付金具が固着されており、両スプリング取付金具間には
スプリング5a,5bが取付けられ、スライドベース6
をスプリング5a,5bの収縮方向に付勢している。
【0017】スライドベース6の幅方向の中央には溝3
1を貫通してガイドブロック7が2本のネジ7a,7b
により締結されている。ガイドブロック7は平面視凸形
の底板と、その対称軸に一端を延ばして立設され、スラ
イドベース6の長手方向の長さと同寸の矩形平板状のブ
ロックとからなり、ブロックの厚さは溝31の幅と略同
寸となっている。
【0018】またアーム取付部材3の上面にはスプリン
グにより上方に付勢された2つの位置決めポール32
a,32bがその一部を上面から露出するように設けら
れ、位置決めポール32a,32bはスライドベース6
の下面に形成された欠球状の窪みに係合してスライドベ
ース6を位置決めする。アーム取付部材3の下面の基部
にはその幅方向に貫通孔を有するボスが固着され、該ボ
スに支持された回動軸には2本のレバー8a,8bが取
付られている。
【0019】レバー8a,8bは平鋼状をなし、その一
端をく字状に曲げて形成されている。その他端にはピン
8c,8dが植設されている。ピン8c,8dはスライ
ドベース6の夫々の側部のガイド部間の間隙を上下に摺
動するように係合されており、レバー8a,8bの回動
により、スライドベースはアーム取付部材3に対して進
退自在に摺動する。
【0020】またガイドブロック7の底板には光スポッ
トと対向するディスク10a上に磁界を印加する磁気ヘ
ッド9取付用のヘッドアーム20の一端が締結されてい
る。ヘッドアーム20は先細り形状の板バネ材からな
り、取付台4の矩形孔を挿通して突出している。その他
端には磁気ヘッド9を構成する矩形平板状のスライダ部
9bが取付けられ、ディスク10aの回転により生じる
風圧により浮上する。またスライダ部9bの光スポット
と対向する位置にはディスク10a上に磁界を印加する
コア及びコイルからなるヘッド部9aが取付けられてい
る。
【0021】また筐体1の内側のレバー8a,8bと対
向する位置にはストッパ14a,14bが固着されてお
り、光ヘッド2の内周から外周方向への移動 (以降後退
といい、この逆を前進という)時に、レバー8a,8b
の一端がストッパ14a,14bに当接するようになっ
ている。
【0022】以上のアーム取付部材3、スライドベース
6、ヘッドアーム20、取付台4、ガイドブロック7、
レバー8a,8b、スプリング5a,5b及び位置決め
ポール32a,32bにより磁気ヘッド機構部30が構
成される。
【0023】また、以上の如く構成されたディスク駆動
装置には、例えば図9に示すようなディスクカートリッ
ジを使用するのが好ましい。図9はディスクカートリッ
ジである光磁気ディスク用のカートリッジの外形を示す
斜視図である。図9において10は130mm径の記録可
能なディスク10aをその内部に回転自在に格納したカ
ートリッジであり、図示しないディスク駆動装置の挿入
口に、矢符で示す方向を挿入方向として挿入される。
【0024】その硬質プラスチック製のケース10bは
厚さ約11mm、縦横約130mm×153mmの偏平箱状を
なし、その両面のカートリッジ10の挿入側には中心の
切欠内弧部を含む矩形状の開口部10cが形成されてい
る。この開口部10cは磁気ヘッド又は光ヘッドアクセ
ス用のものであり、その幅及び長さは磁気ヘッド又は光
ヘッドがディスク10aの全記録トラックをアクセスで
きる大きさとなっている。
【0025】前記ケース10bには、ディスクカートリ
ッジ10を後述するディスク駆動装置から取出したとき
等の非使用時にケース10bの開口部10cを閉止して
格納されたディスク10aを保護するSUS 薄板製のシャ
ッタ10dが、その側面形状をコ字状となし、ケース1
0bの挿入側から両面を挟むように取付けられている。
【0026】シャッタ10dは開口部10cを閉止する
位置と開口する位置とにスライド自在となっており、常
には図示しないスプリングにより、閉止位置に付勢され
ている(但し図9では開口する位置で図示している)。
【0027】さらにケース10aのディスク駆動装置へ
の挿入側端に、ケース厚に亘って凹み、前記シャッタ1
0dにより前記開口部10cとともに開閉される凹部1
0eが設けられている。この凹部10eは、ヘッドの移
動方向と交叉する方向の寸法より広く、前記開口部10
cの幅より狭い幅に形成されている。
【0028】開口部10cと凹部10eとの間には桟部
10fが形成されている。桟部10fはケース10bを
補強するものであり、その厚さはディスク10aの厚さ
よりやや薄くなっており、前記磁気ヘッド9の昇降を不
要となしている。また桟部10fの上面中央の長手方向
の全長及びそこから延設されたケース10bの上面には
後述するシャッタ10dのガイド用の溝10gが形成さ
れている。この溝10gの長さはシャッタ10dのスト
ロークよりやや長くなっている。
【0029】シャッタ10dの溝10gと対向する位置
には前述の溝10gに係合するガイド片10hが、その
一部をL型に折曲げて形成され、シャッタ10dの移動
時にシャッタ10dをガイドする。
【0030】またケース10bの表面のシャッタ10d
の移動範囲には、他の部位と比べて、シャッタ10dの
板厚より大きく窪んだシャッタスライド部10iが形成
され、シャッタ10dのコ字の両端は、シャッタスライ
ド部10iの全幅に亘ってケース10bにそれとの間隙
を設けて固着されたSUS 薄板製のガイド部10jの前記
間隙に挿入されている。
【0031】次に以上のように構成されたディスク駆動
装置の動作について説明する。ディスクカートリッジ1
0をディスク駆動装置の図示しない挿入口にシャッタ1
0dを先にして挿入すると、ディスク駆動装置に設けら
れた図示しないシャッタ回転アームの先端がシャッタ1
0d先端に当接して、ディスクカートリッジ10の挿入
に伴ってシャッタ回動アームがスプリングの付勢力に抗
して回動しながら、閉止位置にあるシャッタ10dを徐
々にスライドさせて開口部10cを開口する。なおこの
とき光ヘッド2は図7,図8に示す退避位置に退避して
いる。
【0032】図5,図6は光ヘッド2が最外周の記録ト
ラックよりやや後退した位置にありレバーがストッパに
当接した状態を示す平面図及び側面図であり、図7及び
図8図は光ヘッドが後退端の退避位置にて停止した状態
を示す平面図及び側面図である。
【0033】ディスクカートリッジがディスク駆動装置
に挿入され、ターンテーブル13にディスク10aがセ
ットされると、ディスク駆動装置は外部機器からのシー
ク命令により光ヘッド2を目標トラックに移動する。こ
の場合、図1,図2に示すように最内周の記録トラック
をアクセスするときにケース10bに形成された凹部1
0eにより磁気ヘッド機構部30のレバー8a,8bの
ディスクカートリッジ10のケース10bへの干渉を防
止すると共に取付アームの長さを短くすることができ、
ディスク直径に対する光ヘッド2の移動距離を減少でき
る。
【0034】目標トラックでのアクセスが終了すると光
ヘッド2は後退して図5,図6に示す如くレバー8a,
8bがストッパ14a,14bに当接する。レバー8
a,8bの一端が当接すると、レバー8a,8bは光ヘ
ッド2の後退に応じて回動軸を中心に時計回りに回転
し、スライドベース6をスプリング5a,5bの張力に
抗して取付台4から離隔する方向に摺動させて、磁気ヘ
ッド9を光ヘッド2の光スポットより後退させる。そし
て図7,図8に示す如く退避位置ではレバー8a,8b
は略垂直となり、スライドベース6と取付台4とは最も
離隔する。
【0035】また逆に光ヘッド2が前進するときは、レ
バー8a,8bが反時計回りに回転し、スライドベース
6がスプリング5a,5bにより取付台4に接近して、
図5,図6に示す位置で光スポット2aと磁気ヘッド9
とが対向する。これらの動作によりディスク直径に対す
る光ヘッド2の移動距離をさらに減少でき、ディスク駆
動装置を小型化できる。
【0036】次にこの発明の他の実施の形態について説
明する。図10は第2の実施の形態のディスク駆動装置
の構造を示す平面図、図11はその側面図、図12は第
2の実施の形態のディスク駆動装置に使用するのに好適
なディスクカートリッジの平面図である。この第2の実
施の形態と第1の実施の形態との相違は以下の点にあ
る。即ち第1の実施の形態ではヘッドアーム20はスラ
イドベース6と共に前後に摺動してディスクカートリッ
ジ10から退避していたが、この実施の形態ではヘッド
アーム20はほぼ水平面上で回動してディスクカートリ
ッジ10から退避する。
【0037】以下相違点を中心にディスク駆動装置及び
ディスクカートリッジを説明する。ディスクカートリッ
ジのケース10bにはシャッタ10dの移動範囲に亘っ
て窪んだシャッタスライド部10iが形成されている。
また凹部10eに面した桟部10fはさらに窪んでお
り、その厚さはディスク10aの厚さよりやや薄くなっ
ている。またそれに連らなり後述するヘッドアーム20
が回動するときにケース10bとの干渉を防止するため
の扇形状の窪み10kが形成されている。シャッタ10
dはそのコ字の基部の一端を前記窪みの扇形に係合する
ように形成されている。
【0038】一方、図10,図11に示す如くコ字状側
面のアーム取付部材3の上辺には水平方向の間隙が形成
され、その間隙にアーム旋回部材21が挿入され、アー
ム取付部材3に嵌装された回動軸22により水平面内に
回動自在となっている。アーム旋回部材21の一端には
ヘッドアーム20が締結され、その一側には後述するス
トッパ15と当接する突出した受部が設けられている。
またその他端にはスプリング23の一端が取付けられて
いる。スプリング23の他端はアーム取付部材3に取付
けられ、ヘッドアーム20を反時計方向に付勢してい
る。また筐体1の内上面には丸棒状のストッパ15が植
設されている。
【0039】次に動作について説明する。ただしディス
クカートリッジ10の動作は第1の実施の形態と同様で
あるので説明を省略する。図10において、実線は光ヘ
ッド2がディスク10aの最内周の記録トラックをアク
セスする位置、一点鎖線はアーム旋回部材21の受部が
ストッパ15に当接する位置、二点鎖線は光ヘッド2が
退避位置に移動したときの位置を夫々示している。
【0040】この実施の形態においては実線で示す如く
最内周の記録トラックをアクセスするときであってもデ
ィスクカートリッジ10のケース10bに凹部が形成さ
れているのでアーム取付部材3とケース10bとは干渉
することがなく、ディスク直径に対する光ヘッド2の移
動距離を減少できる。
【0041】また一点鎖線で示す当接する位置から退避
位置の間、光ヘッド2の前後進に応じてアーム旋回部材
21が矢符で示す如く旋回するので、第1の実施の形態
と同様にさらにディスク直径に対する光ヘッド2の移動
距離を減少できる。
【0042】なおこの2つの実施の形態では光磁気ディ
スク用カートリッジの駆動装置について説明したが、こ
の発明はこれに限るものではなく、光ディスク、磁気デ
ィスク等の他のディスク及び駆動装置にも適用できる。
またこの2つの実施の形態では磁気ヘッドの進退をスプ
リング及びストッパに当接することにより行ったが、こ
の発明はこれに限るものではなく、ヘッドの駆動手段と
は別の駆動手段を設けて磁気ヘッドを進退させるように
してもよい。
【0043】さらに以上2つの実施の形態では凹部を有
するディスクカートリッジと進退自在となしたディスク
駆動装置とを組合せて使用し、ヘッドの移動距離を短く
したが、ディスク駆動装置を単独に用いてもヘッドの移
動距離を短縮でき、ディスク駆動装置を小型化できるこ
とは言うまでもない。また、以上2つの実施の形態では
ディスク径が130mmであり、ケースが厚さ約11m
m、縦・横寸法約130mm×153mmのディスクカ
ードリッジに対応したディスク駆動装置について説明し
たが、この発明はこれに限るものではなく、これらの寸
法が異なるもの、例えば90mm(3.5インチ)径の
ディスクに用いられるディスクカートリッジ等に対応し
たディスク駆動装置においても適用できることは言うま
でもない。
【0044】
【発明の効果】本発明に係るディスク駆動装置によれ
ば、アーム取付部材の移動方向に応じてヘッドアームを
アーム取付部材に対して進退させることにより、ディス
ク直径に対するヘッドの移動距離を短くすることがで
き、ディスク駆動装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るディスク駆動装置の第1実施の
形態の平面図である。
【図2】 本発明に係るディスク駆動装置の第1実施の
形態の側面図である。
【図3】 本発明に係るディスク駆動装置の第1実施の
形態の磁気ヘッド機構部の拡大平面図である。
【図4】 本発明に係るディスク駆動装置の第1実施の
形態の磁気ヘッド機構部の側面図である。
【図5】 本発明に係るディスク駆動装置の第1実施の
形態の動作を示す説明図である。
【図6】 本発明に係るディスク駆動装置の第1実施の
形態の動作を示す説明図である。
【図7】 本発明に係るディスク駆動装置の第1実施の
形態の動作を示す説明図である。
【図8】 本発明に係るディスク駆動装置の第1実施の
形態の動作を示す説明図である。
【図9】 本発明に係るディスク駆動装置に使用するの
に好適なディスクカートリッジの外観を示す斜視図であ
る。
【図10】 本発明に係るディスク駆動装置の第2実施
の形態の平面図である。
【図11】 本発明に係るディスク駆動装置の第2実施
の形態の側面図である。
【図12】 本発明に係るディスク駆動装置の第2実施
の形態に使用するのに好適なディスクカートリッジの外
観を示す平面図である。
【図13】 従来のディスク駆動装置の構成を示す側断
面図である。
【図14】 従来のディスク駆動装置に使用されている
ディスクカートリッジの外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 アーム取付部材、5a,5b スプリング、9 ヘ
ッド部、20 ヘッドアーム、10a ディスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−102760(JP,A) 特開 平2−173960(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/02,11/10,21/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記録する記録部を有するディスク
    の両面に跨がり、前記ディスクの径方向に移動可能なア
    ーム取付部材と、該アーム取付部材に一端部が取付けら
    れ、他端部にヘッド部を有するヘッドアームとを備え、
    前記ディスクをアクセスして情報の記録・再生を行うデ
    ィスク駆動装置において、前記ヘッドアームは、前記ア
    ーム取付部材に進退自在に支持され、該ヘッドアームを
    進退させる手段、及びヘッドアームをその進退方向の一
    方側に付勢する手段を備え、前記アーム取付部材が前記
    ディスクの外周側の移動端と前記ディスクの最外周の記
    録部との間を移動するとき、その移動方向に応じて前記
    ヘッドアームが前記アーム取付部材に対して進退すべく
    なしてあることを特徴とするディスク駆動装置。
JP16481797A 1997-06-20 1997-06-20 ディスク駆動装置 Expired - Lifetime JP2920290B2 (ja)

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JP16481797A JP2920290B2 (ja) 1997-06-20 1997-06-20 ディスク駆動装置

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