JPH0624021U - グラウンドアンカーのシース管 - Google Patents

グラウンドアンカーのシース管

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JPH0624021U
JPH0624021U JP063143U JP6314392U JPH0624021U JP H0624021 U JPH0624021 U JP H0624021U JP 063143 U JP063143 U JP 063143U JP 6314392 U JP6314392 U JP 6314392U JP H0624021 U JPH0624021 U JP H0624021U
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JP
Japan
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sheath tube
tube
metal
ground anchor
sheath
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Pending
Application number
JP063143U
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English (en)
Inventor
誠 西尾
Original Assignee
グラウンドエンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シース管の耐食性及び拘束性の向上を図れる
グラウンドアンカーのシース管を提供すること。 【構成】 両端を開口した薄型の金属製筒体の内面又は
外面若しくはその両面に合成樹脂層を形成して構成す
る、グラウンドアンカーのシース管。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、グラウンドアンカーのPC鋼線やグラウト材注入ホースを内部に挿 入して使用するグラウンドアンカーのシース管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のシース管は、金属製や合成樹脂製の筒体で構成されるものが存在する。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
前記した従来のシース管は、次のような問題点がある。 <イ> 金属製シース管にあっては、外部の水分により腐食する危険性がある為 、厚みのある金属製筒体で構成されていた。 そのため、シース管の拘束性に優れているという利点があるが、可撓性が小さ いので、巻き付けドラムの径が大きくなり施工現場までの運搬など取扱いが困難 であった。 また、可撓性が小さいと、施工時の作業性が低下する。
【0004】 <ロ> 合成樹脂性シース管にあっては、止水性に優れているが拘束力が弱い。 そのため、PC鋼線の緊張時にシース管に膨張力が加わると、破損する恐れが ある。
【0005】
【本考案の目的】
本考案は以上の問題を解決するために成されたもので、その目的とするところ は、シース管の耐食性及び拘束性の向上を図れるグラウンドアンカーのシース管 を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
すなわち本考案は、両端を開口した金属製筒体の内面又は外面若しくはその両 面に合成樹脂層を形成して構成する、グラウンドアンカーのシース管である。 または、両端を開口した薄型の金属製筒体の内面に合成樹脂層を形成し、前記 合成樹脂層の内面に薄型の金属製筒体を配設して構成する、グラウンドアンカー のシース管である。
【0007】
【実施例1】 以下図面を参照しながら本考案について説明する。 <イ>シース管(図1) シース管1は、両端を開口した筒体であり、両端を開口した筒体で構成される 金属筒2と、金属筒2の内面に合成樹脂を配設した内止水層3と、金属筒2の外 面の表面に合成樹脂を配設した外止水層4とにより構成されている。 以下各部を詳述する。
【0008】 <ロ>金属筒(図1) 金属筒2は、両端を開口した金属製の筒体である。 金属筒2の厚みは、所定の拘束力が得られ可撓性を確保する程度に薄く形成す る。 その厚みは、例えば0.2mm〜0.4mm程度のものが採用される。
【0009】 <ハ>内止水層、外止水層 内止水層3及び外止水層4は、シース管1の耐食性及び止水性を向上させるた めに配設する部位であり、例えば合成樹脂材、ゴム系部材、プラスチック等の耐 食性を有し止水性を得られる部材が採用される。 内止水層3は金属筒2の内面に、外止水層4は金属筒2の外面に、合成樹脂等 を塗布、吹き付け又は浸着等の方法により形成される。 また、内止水層3及び外止水層4を筒状に形成し、接着材等を利用し貼り合わ せにより形成しても良い。 内止水層3及び外止水層4の厚みは、十分な止水性が得られ可撓性を損なわな い程度に設定する。
【0010】
【作用】
次にシース管1の耐食性及び拘束性について説明する。 <イ>耐食性 金属筒2は、それ単体では耐食性が弱いものである。 そこでシース管1は、金属筒2の内面及び外面にそれぞれ内止水層3及び外止 水層4を配設して、耐食性に優れている内止水層3及び外止水層4により金属筒 2を覆っている。 このため、シース管1は耐食性に優れている。
【0011】 <ロ>拘束性 内止水層3及び外止水層4は、それ単体では拘束性が弱い。 そこでシース管1は、内止水層3及び外止水層4の間に拘束性の強い金属筒2 を配設している。 アンカーの一部として使用されるシース管1は、アンカーの緊張時にシース管 1の長手方向に圧縮されて、周面に膨張力が発生する。 しかし、金属筒2がその膨張力に対抗し、シース管1の破損を防止する。 このため、シース管1は拘束性に優れている。
【0012】 <ハ>可撓性 金属筒2を厚く形成してしまうと、大きい可撓性は得られない。 その為、シース管1は、金属筒2を薄く形成している。 また、内止水層3及び外止水層4は、大きい可撓性を有している。 そのため、シース管1は大きい可撓性を有する。
【0013】
【実施例2】 本実施例のシース管11は、図2に示す様に、両端を開口した筒体である止水 層5の内面に薄い金属製の内筒21を配設し、外面に薄い金属製の外筒22を配 設して構成される。 止水層5は、シース管11の止水性を確実に確保するために配設する部位であ り、例えば、合成樹脂材、ゴム系部材、プラスチック等の耐食性を有し止水性を 得られる部材が採用される。 シース管11は、内筒21を外筒22内に設置することにより金属製筒体の二 重構造で構成されているので、アンカーのPC鋼線緊張時などに非常に優れた拘 束力を発揮する。 また、外筒22と内筒21間に形成する隙間に止水層5を配設したので、外筒 22が錆びて腐食したとしても、シース管11の周面の連続性を確保でき、止水 性を損なうことはない。 尚、施工に応じては、内筒21又は外筒22のどちらか一方のみを止水層5に 配設しても実施することができる。 また、上記2つの実施例におけるシース管1及び11の構造を更に複数の層を 形成する場合もある。
【0014】
【実施例3】 上記の実施例はいずれも直管型シースの場合であるが、図3、図4に示す様に 、波型シースにも本考案を適用できる。 すなわち、帯状の金属板を螺旋状に巻き付けて金属筒2を形成し、金属筒2の 周面には可撓性を持たせる為に螺旋状に凸部6を凸設する。 そして、上記実施例と同様に止水層3、4若しくは5を形成する。 図3は止水層3、4間に金属筒2を配設したシース管12であり、図4は外筒 22、内筒21間に止水層5を配設したシース管12である。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。 <イ> 金属筒の内面又は外面に耐食性に優れる止水層を配設したので、耐食性 に劣る金属筒を保護することができ、シース管の耐食性を向上する。 このため、シース管の止水機能を確実に確保することができる。
【0016】 <ロ> シース管に薄型の金属筒を配設したので、シース管の可撓性を損なうこ となく、強い拘束性を得ることができる。 このため、シース管の収納や設置時の取扱いが容易としながら、アンカーの緊 張時においてもシース管の破損等の心配はない。
【0017】 <ハ> シース管を薄型の金属筒と樹脂等による止水層で形成したので、シース 管は大きい可撓性を有する。 このため、シース管収納時やアンカー設置時の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のシース管の説明図
【図2】 実施例2のシース管の説明図
【図3】 実施例3のシース管の説明図
【図4】 実施例3のシース管の説明図

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端を開口した薄型の金属製筒体の内面
    又は外面若しくはその両面に合成樹脂層を形成して構成
    する、 グラウンドアンカーのシース管。
  2. 【請求項2】 両端を開口した薄型の金属製筒体の内面
    に合成樹脂層を形成し、 前記合成樹脂層の内面に薄型の金属製筒体を配設して構
    成する、 グラウンドアンカーのシース管。
JP063143U 1992-08-18 1992-08-18 グラウンドアンカーのシース管 Pending JPH0624021U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5416334U (ja) * 1977-07-06 1979-02-02
JPS5821982U (ja) * 1981-08-04 1983-02-10 中村 宏志 指穴あき差し込み型雄プラグ
JP3115136B2 (ja) * 1992-11-17 2000-12-04 ニチハ株式会社 建築板の塗装方法

Patent Citations (3)

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