JPH06240013A - クラッチフェーシングの製造法 - Google Patents

クラッチフェーシングの製造法

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JPH06240013A
JPH06240013A JP32626091A JP32626091A JPH06240013A JP H06240013 A JPH06240013 A JP H06240013A JP 32626091 A JP32626091 A JP 32626091A JP 32626091 A JP32626091 A JP 32626091A JP H06240013 A JPH06240013 A JP H06240013A
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JP
Japan
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binder
glass
impregnated
mat
glass mat
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Application number
JP32626091A
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English (en)
Inventor
Akitsugu Tashiro
了嗣 田代
Toichi Sakata
淘一 坂田
Tetsuya Sudo
鉄也 須藤
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バースト強度に優れ、かつ反りの少ないクラ
ッチフェーシングの製造法を提供する。 【構成】 ガラス繊維のチョップドストランドマット3
にポリビニルアルコールを含浸して付着させ、これにメ
ラミンダストを含む結合剤1を横型含浸塗工機を用いて
含浸塗工し、次いで成形及び熱処理することを特徴とす
るクラッチフェーシングの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクラッチフェーシングの
製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の生産量は、好景気に支え
られて著しく増加し、特に大型車、ターボ車、4WD車
等の高出力車の売上げが好調である。これに伴い、高出
力車に装着するクラッチフェーシングは、自動車の重要
部品として、バースト強度(回転破壊強度)の向上し
た、反りの少ないものの出現が強く望まれている。
【0003】現在のクラッチフェーシングは、セミモー
ルド型が主流であり、このものは、基材のガラス繊維又
はガラス繊維と有機繊維の複合体を紐状にしたヤーン
に、熱硬化性樹脂、ゴムや加硫剤を含むゴム組成物及び
各種の摩擦調整剤を溶媒により均一に混合した結合剤を
塗工し、次いで溶媒を除去し、所定の形状に巻き、加熱
加圧、後硬化、研磨、リベット穴あけの工程を経て製造
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
方法で製造されたクラッチフェーシングは、使用するヤ
ーンの種類、ヤーンと結合剤との相性、ヤーンへの結合
剤の含浸時間、結合剤塗工ヤーンの巻き方等に関する管
理が非常に難しく、また、使用するゴムの熱的な変質、
長い製造工程等の問題点の対策や品質の安定化及び各種
特性の向上特にバースト強度の向上を図ることは難し
い。そこで、バースト強度の向上策として、特開昭62−
266237号公報、特開平1−210631号公報、特開平2-362
92号公報等が提案されているが、いずれもコストが高
い、製造工程が長い、反りが発生し易いなどの問題があ
る。
【0005】また、本発明に関係の深い特許出願に特開
昭62−86820号公報、特開昭63-56534号公報、特開昭63
−140133号公報及び特開昭63−251432号公報がある。特
開昭62−86820号公報のものは、基材のガラス繊維がフ
ィラメントマットであり、目付1000g/m2、厚さが2
〜3mmと厚く、また目が詰んでいるために、結合剤中に
含まれる摩擦調整剤の粒状物が基材の内部にまで浸透せ
ず、摩擦係数が不安定になりやすい。また、比較的多量
の摩擦調整剤を加えると、基材と摩擦調整剤との層がで
き、その層間強度が低下することからバースト強度が低
下し、また反りが発生する。特開昭63-56534号公報のも
のは、マットを形成するガラス繊維が2〜20mmと短
く、モールド品と同様になり、バースト強度の向上は望
めない。特開昭63−140133号公報では、チョップドスト
ランドを使用し、モールド成形によりブレーキ用摩擦材
を製造している。しかし、この製法をクラッチフェーシ
ングに応用した場合、チョップドストランドと結合剤と
の混練物を作成する工程で、チョップドストランドが切
断されて短くなり、得られるクラッチフェーシングのバ
ースト強度は低い。
【0006】本発明は、製造工程が単純で、バースト強
度に優れ、かつ反りの少ないクラッチフェーシングの製
造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス繊維の
チョップドストランドマット(以下、ガラスマットと呼
ぶ)にポリビニルアルコールを含浸して付着させ、これ
にメラミンダストを含む結合剤を横型含浸塗工機を用い
て含浸塗工し、次いで成形及び熱処理するクラッチフェ
ーシングの製造法に関する。
【0008】本発明において、使用するガラスマット
は、個々の繊維がランダムに配向していて、長さは1〜
10cmが好ましく、フィラメントの径及び硬さ、ストラ
ンドを形成するフィラメントの本数、表面処理剤の種類
に制限はないが、目付(1m2当りのガラスの重量)は
300〜900/m2が好ましい。目付が小さいと結合
剤を含浸したガラスマットを何層にも重ねる必要が生
じ、作業性が低下する。また、目付が大き過ぎると結合
剤の含浸性が悪化し、有機溶剤を増量した低粘度の結合
剤が必要になり、コスト高につながる。使用するガラス
マットの銘柄としては、富士ファイバーグラス社製のF
EMシリーズ、日本硝子繊維社製のEMシリーズ、日東
紡績社製のMCシリーズ等が挙げられる。
【0009】このガラスマットのストランドを結束させ
るために、通常の有機溶剤に溶解せず、ストランドの位
置ずれを起こさないポリビニルアルコール(PVA)を
ガラスマットに含浸し付着させる。PVAの付着量はガ
ラスマットに対して0.5〜10重量%が好ましく、1
〜6重量%であれば更に好ましい。付着量が少ないとガ
ラスマットを形成するストランドの接着性及び嵩高さが
保持出来ない。多すぎるとガラスマットの重量が増加す
ると共に、ガラスマットが剛直化して作業性が低下す
る。
【0010】結合剤中の樹脂成分は、特に制限はないが
熱硬化性樹脂が好ましい。熱硬化性樹脂は、固形、粉
状、液状のいずれでもよく(固形や粉状の場合は溶剤で
希釈して使用する)、例えば固形フェノール樹脂、粉状
フェノール樹脂、固形エポキシ樹脂、液状フェノール樹
脂、液状エポキシ樹脂が使用される。経済性、作業性、
耐熱性及びガラスマットとの接着性を考慮した場合、粉
状フェノール樹脂、粉状変性フェノール樹脂等の溶剤希
釈タイプが好ましい。また、重量で樹脂成分100部に
対し2〜40部の合成ゴムを使用すると、摩擦調整剤の
保持力が強化され、また成形性が向上して好ましい。合
成ゴムの種類は特に制限がない。ゴム成分は必要に応じ
て2種類以上を併用してもよい。また合成ゴムを硬化
(加硫)させるために、加硫剤及び加硫助剤、更に必要
に応じて加硫促進剤を用いる。加硫剤としては、コロイ
ド硫黄、沈降硫黄等が用いられ、加硫助剤としては亜鉛
華が使用される。加硫促進剤としては、例えば大内新興
社製のノクセラーのシリーズがある。
【0011】摩擦調整剤としては、クラッチフェーシン
グを軽量化し、バースト強度の向上を図るためにメラミ
ンダスト(メラミン樹脂を硬化させ、粉砕、分級したも
の)を必ず使用する。ダストに使用するメラミン樹脂
は、特に制限はないが粉状メラミン樹脂が好ましく、例
えば日本カーバイド社製のS260、S306がある。
メラミン樹脂の硬化条件については特に制限がなく、メ
ラミン樹脂が完全に硬化する温度及び時間を選定する。
メラミンダストの粒径は10〜500μmが好ましい。
また、メラミン樹脂硬化物の粉砕条件や粒度分布の調整
方法も特に制限はなく、例えば粉砕機で粉砕し、分級
し、混合する方法等がある。他に使用する有機及び無機
の摩擦調整剤としては、摩擦特性を向上させ、バースト
強度を低下させないものであれば特に制限はなく、カシ
ューダスト、黒鉛、カーボンブラック、硫酸バリウム、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、銅
粉、アルミナ、シリカ等がある。
【0012】結合剤は、前記した熱硬化性樹脂、合成ゴ
ム及びメラミンダストを含む摩擦調整剤について重量を
計り、溶剤を加え、混合して得られる。結合剤の粘度
は、ガラスマットへ均一に含浸させて、希望する特性を
引き出すために、25℃で20〜80ポイズが好まし
い。結合剤の粘度が小さ過ぎると、ガラスマットへ結合
剤を均一に付着させることが出来ない。また、粘度が大
き過ぎるとガラスマットへの結合剤の浸透性が劣る。結
合剤中の摩擦調整剤の量はガラスマットへの浸透性や作
業性を考慮すると、重量で樹脂成分100部に対し10
0〜450部が好ましい。
【0013】含浸塗工する場合の結合剤とガラスマット
との比率(重量%)は、結合剤/ガラスマットが20/
80〜80/20が好ましく、30/70〜70/30
であれば更に好ましい。結合剤の量が少ないと、結合作
用が弱くバースト強度が低下する。逆に結合剤の量が多
すぎると、有機成分が過剰になり反りが増加する。
【0014】PVA処理したガラスマットに結合剤を含
浸塗工する塗工機は、均一な塗工が可能であって、ガラ
スマットに応力がかかり難く、連続塗工が可能な横型含
浸塗工機を用いる。また、結合剤をガラスマットへ含浸
付着させる方法として、ロールコータ法、含浸法等が用
いられる。横型含浸塗工機の例を図1、図2及び図3に
示す。図1の横型含浸塗工機は、ベルトコンベア5を作
動させてポリプロピレンのようなフィルム6を矢印の方
向に送り、まず、ガラスマット3をフィルム6上に供給
し、次に結合剤1をそのガラスマット3上に含浸塗工
し、ナイフコータ2で厚みを調整し、圧着ロール4で圧
着した後、横型乾燥機7に送って乾燥し、溶媒を除去す
るものである。図2の横型含浸塗工機は、ガラスマット
3の上下両面から結合剤1a及び1bを含浸塗工し、両
面共ナイフコータで厚みの調整をするものである。図3
の横型含浸塗工機は、ナイフコータを用いずに、まずガ
ラスマット3を含浸槽10中に通して結合剤1を含浸塗
工し、次に結合剤付着量調整ロール9の間を通して付着
した結合剤を適正な量に調整し、ベルトコンベア5によ
りフィルム6上に載せて横型乾燥機7に送り込むもので
ある。図4は比較例の竪型含浸塗工機で、図1の横型含
浸塗工機と同様にフィルム6を矢印のようにに送り、ガ
ラスマット3をフィルム6上に供給し、結合剤1をガラ
スマット3上に含浸塗工し、ナイフコータ2で厚みを調
整し、圧着ロール4で圧着した後に竪型乾燥機8の下部
に送り乾燥する。乾燥方法が図1と相違する。成形及び
熱処理は、公知の方法による。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。
【0016】実施例1 富士ファイバーグラス社製のガラスマット(FEM−4
00−04、目付400/m2)に、5重量%のPVA
水溶液を含浸して3重量%のPVAを付着させた。一
方、フェノール樹脂(大日本インキ社製造、TD204
0C)606g、合成ゴム(日本ゼオン社製造NBR、
Nippol 1041)の細かく切断したもの172.5
g、硫黄(細井化学社製)30.75g、酸化亜鉛(東
京化精社製)30.75g、メラミンダスト(日本カー
バイド社製、S260の硬化物を粉砕したもの)312
g、カシューダスト(東北加工社製、FF1350)5
2.5g、硫酸バリウム(堺化学社製)105g、アル
ミナ粉(BACO社製、MA65)105g及び銅粉
(和光純薬社製)85.5gを5リットルの金属製容器
に採り、溶媒としてMEK(メチルエチルケトン)を加
え、Nippol 1041が完全に溶解するまで撹拌機で良
く撹拌した。その後、MEKを更に少量ずつ加え、室温
での粘度が40ポイズになるように調整した結合剤を得
た。
【0017】次に、図1に示す横型含浸塗工機を用い、
フィルム6の上にPVA処理したガラスマット3を載せ
て結合剤1を含浸塗工し、以下図1に従ってナイフコー
タ、圧着ロールを通し、乾燥機で乾燥した。溶媒乾燥後
の結合剤含浸塗工基材繊維のガラス成分/結合剤成分は
重量で50/50になるようにした。次に、前記結合剤
含浸塗工基材繊維からフィルムを剥離して除去後、外径
225mmのドーナツ状に加工し、これを5枚重ねて16
0℃に昇温したプレスで10分間加圧し、200℃で3
時間、220℃で2時間の順に熱処理して、厚さ3.7
mmの成形体とし、更に厚さを3.5mmになるまで研磨し
てクラッチフェーシングとし、これを3枚作成した。
【0018】実施例2 実施例1における含浸塗工を、図2の横型含浸塗工機を
用いた以外は、実施例1と同様にして結合剤含浸塗工基
材繊維を得、以下実施例1と同様にして加工、成形、熱
処理及び研磨をして同寸法の3枚のクラッチフェーシン
グを得た。
【0019】実施例3 富士ファイバーグラス社製のガラスマット(FEM−6
00−04、目付600/m2)に、5重量%のPVA
水溶液を含浸して3重量%のPVAを付着させたものを
用いた以外は、実施例1と全く同様にして結合剤含浸塗
工基材繊維を作り、これを4枚重ねて成形した以外は実
施例1と同様にして同寸法の3枚のクラッチフェーシン
グを得た。
【0020】実施例4 実施例3における含浸塗工を、図2の横型含浸塗工機を
用いた以外は、実施例1と全く同様にして同寸法の3枚
のクラッチフェーシングを得た。
【0021】実施例5 富士ファイバーグラス社製のガラスマット(FEM−5
00−04、目付500/m2)に、5重量%のPVA
水溶液を含浸して3重量%のPVAを付着させたものを
用いた以外は、実施例3と全く同様にして同寸法の3枚
のクラッチフェーシングを得た。
【0022】実施例6 実施例5における含浸塗工を、図2の横型含浸塗工機を
用いた以外は、実施例5と全く同様にして同寸法の3枚
のクラッチフェーシングを得た。
【0023】実施例7 実施例1と同じ方法で結合剤を得た。但しMEKの量を
変えてその粘度を30ポイズに調整した。この結合剤を
使用し、以下、図3の横型含浸塗工機を用いた以外は、
実施例1と全く同様にして同寸法のクラッチフェーシン
グを3枚得た。
【0024】比較例1 結束剤をPVAに代えてPS(ポリエステル)樹脂にし
た以外は、実施例1と全く同様にして結合剤含浸塗工基
材繊維を製造しようとしたが、含浸塗工中にガラスマッ
トがばらばらになり、製造不可となった。
【0025】比較例2 富士ファイバーグラス社製のガラスチョップドストラン
ド(フィラメント数が80本、ストランド長さ50mm)
を用いて目付200/m2のガラスマットを製作し、こ
れに5重量%のPVA水溶液を含浸して、3重量%のP
VAを付着させた。このガラスマットを用いて、実施例
1と同様にして結合剤含浸塗工基材繊維を得、これを4
枚重ねて成形した以外は実施例1と同様にして同寸法の
3枚のクラッチフェーシングを得た。
【0026】比較例3 比較例2で用いたものと同じガラスチョップドストラン
ドを使用して、目付が1000/m2のマットを製作
し、これに5重量%のPVA水溶液を含浸して3重量%
のPVAを付着させた。このガラスマットを用いて、実
施例1と同様にして結合剤含浸塗工基材繊維を得、これ
を2枚重ねて成形した以外は実施例1と同様にして同寸
法のクラッチフェーシングを3枚得た。
【0027】比較例4 比較例3における含浸塗工を、図2の横型含浸塗工機を
用いた以外は、比較例3と全く同様にして同寸法の3枚
のクラッチフェーシングを得た。
【0028】比較例5 実施例1におけるメラミンダストに代えて硫酸バリウム
を用いた以外は、実施例1と全く同様にして同寸法の3
枚のクラッチフェーシングを得た。
【0029】比較例6 実施例1における含浸塗工を、図4の竪型含浸塗工機を
用いた以外は、実施例1と全く同様にして同寸法の3枚
のクラッチフェーシングを得た。
【0030】比較例7 長繊維のガラスロービング(富士ファイバーグラス社
製、Eガラス)に5重量%のPVA水溶液を含浸して3
重量%のPVAを付着させた。実施例1と同様の方法で
結合剤を作成し、この結合剤を含浸塗工機の含浸槽に移
し、その中に前記ガラスロービングを通し、しごきを掛
けて、溶媒乾燥後の結合剤含浸塗工基材繊維のガラス成
分/結合剤成分を重量で50/50になるように製造し
た。次いでこの結合剤含浸塗工基材繊維をスパイラル巻
き(渦巻き)にしたものを使用した以外は、実施例1と
同様の方法で同寸法の3枚のクラッチフェーシングを得
た。
【0031】比較例8 比較例7と同様にして結合剤含浸塗工基材繊維を作成
し、この結合剤含浸塗工基材繊維の巻き方をスキャッタ
(分散状)巻きに変えた以外は、比較例7と同様の方法
で同寸法の3枚のクラッチフェーシングを得た。
【0032】上記各実施例及び各比較例で得たクラッチ
フェーシングについて、各性能の評価試験を行った。そ
の結果を表1に示す。表中、含浸性は基材繊維への結合
剤の浸透の程度を目視で判断したもので、◎は非常に良
く浸透、○は良く浸透、△は浸透性にむらがある、×は
内部まで浸透していないものであることを示す。反り
(変形)の程度は、目視で大、中、小及び無しの4段階
に判定したものである。また、バースト強度は200℃
の雰囲気中での台上試験結果であり、3枚の平均の回転
数(rpm)である。
【0033】表1から明らかなように、実施例のクラッ
チフェーシングは比較例のものに比べてバースト強度が
高く、クラッチフェーシングの反り(変形)も無くな
る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、基材繊維として繊維の
方向性のない安価なガラスマットにPVAを含浸付着さ
せ、これにメラミンダストを含む結合剤を横型含浸塗工
機により含浸塗工したので、竪型含浸塗工法に比べマッ
トにかかるストレスが小さい(圧着ロール部のガラスマ
ットの乱れが少ない)。また、マット内に同じ量の結合
剤が均一に含浸付着するため、反りの無い、バースト強
度に優れたクラッチフェーシングが得られる。
【0035】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】横型含浸塗工機による含浸塗工方法を説明する
図である。
【図2】横型含浸塗工機による含浸塗工方法を説明する
図である。
【図3】横型含浸塗工機による含浸塗工方法を説明する
図である。
【図4】竪型含浸塗工機による含浸塗工方法を説明する
図である。
【符号の説明】
1…結合剤 2…ナイフコータ 3…ガラスマット 4…圧着ロール 5…ベルトコンベア 6…フィルム 7…横型乾燥機 8…竪型乾燥機 9…結合剤付着量調整ロール 10…含浸槽
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】また、本発明に関係の深い特許出願に特開
昭55−86820号公報、特開昭63-56534号公報、特開昭63
−140133号公報及び特開昭63−251432号公報がある。特
開昭55−86820号公報のものは、基材のガラス繊維がフ
ィラメントマットであり、目付1000g/m2、厚さが2
〜3mmと厚く、また目が詰んでいるために、結合剤中に
含まれる摩擦調整剤の粒状物が基材の内部にまで浸透せ
ず、摩擦係数が不安定になりやすい。また、比較的多量
の摩擦調整剤を加えると、基材と摩擦調整剤との層がで
き、その層間強度が低下することからバースト強度が低
下し、また反りが発生する。特開昭63-56534号公報のも
のは、マットを形成するガラス繊維が2〜20mmと短
く、モールド品と同様になり、バースト強度の向上は望
めない。特開昭63−140133号公報では、チョップドスト
ランドを使用し、モールド成形によりブレーキ用摩擦材
を製造している。しかし、この製法をクラッチフェーシ
ングに応用した場合、チョップドストランドと結合剤と
の混練物を作成する工程で、チョップドストランドが切
断されて短くなり、得られるクラッチフェーシングのバ
ースト強度は低い。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】本発明において、使用するガラスマット
は、個々の繊維がランダムに配向していて、長さは1〜
10cmが好ましく、フィラメントの径及び硬さ、ストラ
ンドを形成するフィラメントの本数、表面処理剤の種類
に制限はないが、目付(1m2当りのガラスの重量)は
300〜900g/m2が好ましい。目付が小さいと結
合剤を含浸したガラスマットを何層にも重ねる必要が生
じ、作業性が低下する。また、目付が大き過ぎると結合
剤の含浸性が悪化し、有機溶剤を増量した低粘度の結合
剤が必要になり、コスト高につながる。使用するガラス
マットの銘柄としては、富士ファイバーグラス社製のF
EMシリーズ、日本硝子繊維社製のEMシリーズ、日東
紡績社製のMCシリーズ等が挙げられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】PVA処理したガラスマットに結合剤を含
浸塗工する塗工機は、均一な塗工が可能であって、ガラ
スマットに応力がかかり難く、連続塗工が可能な横型含
浸塗工機を用いる。また、結合剤をガラスマットへ含浸
付着させる方法として、ロールコータ法、含浸法等が用
いられる。横型含浸塗工機の例を図1、図2及び図3に
示す。図1の横型含浸塗工機は、ベルトコンベア5を作
動させてポリプロピレンのようなフィルム6を矢印の方
向に送り、まず、ガラスマット3をフィルム6上に供給
し、次に結合剤1をそのガラスマット3上に含浸塗工
し、ナイフコータ2で厚みを調整し、圧着ロール4で圧
着した後、横型乾燥機7に送って乾燥し、溶媒を除去す
るものである。図2の横型含浸塗工機は、ガラスマット
3の上下両面から結合剤1a及び1bを含浸塗工し、両
面共ナイフコータ2で厚みの調整をするものである。図
3の横型含浸塗工機は、ナイフコータを用いずに、まず
ガラスマット3を含浸槽10中に通して結合剤1を含浸
塗工し、次に結合剤付着量調整ロール9の間を通して付
着した結合剤を適正な量に調整し、ベルトコンベア5に
よりフィルム6上に載せて横型乾燥機7に送り込むもの
である。図4は比較例の竪型含浸塗工機で、図1の横型
含浸塗工機と同様にフィルム6を矢印のように送り、ガ
ラスマット3をフィルム6上に供給し、結合剤1をガラ
スマット3上に含浸塗工し、ナイフコータ2で厚みを調
整し、圧着ロール4で圧着した後に竪型乾燥機8の下部
に送り乾燥する。乾燥方法が図1と相違する。成形及び
熱処理は、公知の方法による。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】実施例1 富士ファイバーグラス社製のガラスマット(FEM−4
00−04、目付400g/m2)に、5重量%のPV
A水溶液を含浸して3重量%のPVAを付着させた。一
方、フェノール樹脂(大日本インキ社製、TD2040
C)606g、合成ゴム(日本ゼオン社製造NBR、N
ippol 1041)の細かく切断したもの172.5g、
硫黄(細井化学社製)30.75g、酸化亜鉛(東京化
精社製)30.75g、メラミンダスト(日本カーバイ
ド社製、S260の硬化物を粉砕したもの)312g、
カシューダスト(東北加工社製、FF1350)52.
5g、硫酸バリウム(堺化学社製)105g、アルミナ
粉(BACO社製、MA65)105g及び銅粉(和光
純薬社製)85.5gを5リットルの金属製容器に採
り、溶媒としてMEK(メチルエチルケトン)を加え、
Nippol 1041が完全に溶解するまで撹拌機で良く撹
拌した。その後、MEKを更に少量ずつ加え、室温での
粘度が40ポイズになるように調整した結合剤を得た。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】実施例3 富士ファイバーグラス社製のガラスマット(FEM−6
00−04、目付600g/m2)に、5重量%のPV
A水溶液を含浸して3重量%のPVAを付着させたもの
を用いた以外は、実施例1と全く同様にして結合剤含浸
塗工基材繊維を作り、これを4枚重ねて成形した以外は
実施例1と同様にして同寸法の3枚のクラッチフェーシ
ングを得た。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】実施例5 富士ファイバーグラス社製のガラスマット(FEM−5
00−04、目付500g/m2)に、5重量%のPV
A水溶液を含浸して3重量%のPVAを付着させたもの
を用いた以外は、実施例3と全く同様にして同寸法の3
枚のクラッチフェーシングを得た。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】比較例2 富士ファイバーグラス社製のガラスチョップドストラン
ド(フィラメント数が80本、ストランド長さ50mm)
を用いて目付200g/m2のガラスマットを製作し、
これに5重量%のPVA水溶液を含浸して、3重量%の
PVAを付着させた。このガラスマットを用いて、実施
例1と同様にして結合剤含浸塗工基材繊維を得、これを
4枚重ねて成形した以外は実施例1と同様にして同寸法
の3枚のクラッチフェーシングを得た。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】比較例3 比較例2で用いたものと同じガラスチョップドストラン
ドを使用して、目付が1000g/m2のマットを製作
し、これに5重量%のPVA水溶液を含浸して3重量%
のPVAを付着させた。このガラスマットを用いて、実
施例1と同様にして結合剤含浸塗工基材繊維を得、これ
を2枚重ねて成形した以外は実施例1と同様にして同寸
法のクラッチフェーシングを3枚得た。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【表1】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また、本発明に関係の深い特許出願に特開
昭55−86820号公報、特開昭63-56534号公報、特開昭63
−140133号公報及び特開昭63−251432号公報がある。特
開昭55−86820号公報のものは、基材のガラス繊維がフ
ィラメントマットであり、目付1000g/m2、厚さが2
〜3mmと厚く、また目が詰んでいるために、結合剤中に
含まれる摩擦調整剤の粒状物が基材の内部にまで浸透せ
ず、摩擦係数が不安定になりやすい。また、比較的多量
の摩擦調整剤を加えると、基材と摩擦調整剤との層がで
き、その層間強度が低下することからバースト強度が低
下し、また反りが発生する。特開昭63-56534号公報のも
のは、マットを形成するガラス繊維が2〜20mmと短
く、モールド品と同様になり、バースト強度の向上は望
めない。特開昭63−140133号公報では、チョップドスト
ランドを使用し、モールド成形によりブレーキ用摩擦材
を製造している。しかし、この製法をクラッチフェーシ
ングに応用した場合、チョップドストランドと結合剤と
の混練物を作成する工程で、チョップドストランドが切
断されて短くなり、得られるクラッチフェーシングのバ
ースト強度は低い。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明において、使用するガラスマット
は、個々の繊維がランダムに配向していて、長さは1〜
10cmが好ましく、フィラメントの径及び硬さ、ストラ
ンドを形成するフィラメントの本数、表面処理剤の種類
に制限はないが、目付(1m2当りのガラスの重量)は
300〜900g/m2が好ましい。目付が小さいと結
合剤を含浸したガラスマットを何層にも重ねる必要が生
じ、作業性が低下する。また、目付が大き過ぎると結合
剤の含浸性が悪化し、有機溶剤を増量した低粘度の結合
剤が必要になり、コスト高につながる。使用するガラス
マットの銘柄としては、富士ファイバーグラス社製のF
EMシリーズ、日本硝子繊維社製のEMシリーズ、日東
紡績社製のMCシリーズ等が挙げられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】PVA処理したガラスマットに結合剤を含
浸塗工する塗工機は、均一な塗工が可能であって、ガラ
スマットに応力がかかり難く、連続塗工が可能な横型含
浸塗工機を用いる。また、結合剤をガラスマットへ含浸
付着させる方法として、ロールコータ法、含浸法等が用
いられる。横型含浸塗工機の例を図1、図2及び図3に
示す。図1の横型含浸塗工機は、ベルトコンベア5を作
動させてポリプロピレンのようなフィルム6を矢印の方
向に送り、まず、ガラスマット3をフィルム6上に供給
し、次に結合剤1をそのガラスマット3上に含浸塗工
し、ナイフコータ2で厚みを調整し、圧着ロール4で圧
着した後、横型乾燥機7に送って乾燥し、溶媒を除去す
るものである。図2の横型含浸塗工機は、ガラスマット
3の上下両面から結合剤1a及び1bを含浸塗工し、両
面共ナイフコータ2で厚みの調整をするものである。図
3の横型含浸塗工機は、ナイフコータを用いずに、まず
ガラスマット3を含浸槽10中に通して結合剤1を含浸
塗工し、次に結合剤付着量調整ロール9の間を通して付
着した結合剤を適正な量に調整し、ベルトコンベア5に
よりフィルム6上に載せて横型乾燥機7に送り込むもの
である。図4は比較例の竪型含浸塗工機で、図1の横型
含浸塗工機と同様にフィルム6を矢印のように送り、ガ
ラスマット3をフィルム6上に供給し、結合剤1をガラ
スマット3上に含浸塗工し、ナイフコータ2で厚みを調
整し、圧着ロール4で圧着した後に竪型乾燥機8の下部
に送り乾燥する。乾燥方法が図1と相違する。成形及び
熱処理は、公知の方法による。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】実施例1 富士ファイバーグラス社製のガラスマット(FEM−4
00−04、目付400g/m2)に、5重量%のPV
A水溶液を含浸して3重量%のPVAを付着させた。一
方、フェノール樹脂(大日本インキ社製、TD2040
C)606g、合成ゴム(日本ゼオン社製造NBR、N
ippol 1041)の細かく切断したもの172.5g、
硫黄(細井化学社製)30.75g、酸化亜鉛(東京化
精社製)30.75g、メラミンダスト(日本カーバイ
ド社製、S260の硬化物を粉砕したもの)312g、
カシューダスト(東北加工社製、FF1350)52.
5g、硫酸バリウム(堺化学社製)105g、アルミナ
粉(BACO社製、MA65)105g及び銅粉(和光
純薬社製)85.5gを5リットルの金属製容器に採
り、溶媒としてMEK(メチルエチルケトン)を加え、
Nippol 1041が完全に溶解するまで撹拌機で良く撹
拌した。その後、MEKを更に少量ずつ加え、室温での
粘度が40ポイズになるように調整した結合剤を得た。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】実施例3 富士ファイバーグラス社製のガラスマット(FEM−6
00−04、目付600g/m2)に、5重量%のPV
A水溶液を含浸して3重量%のPVAを付着させたもの
を用いた以外は、実施例1と全く同様にして結合剤含浸
塗工基材繊維を作り、これを4枚重ねて成形した以外は
実施例1と同様にして同寸法の3枚のクラッチフェーシ
ングを得た。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】実施例5 富士ファイバーグラス社製のガラスマット(FEM−5
00−04、目付500g/m2)に、5重量%のPV
A水溶液を含浸して3重量%のPVAを付着させたもの
を用いた以外は、実施例3と全く同様にして同寸法の3
枚のクラッチフェーシングを得た。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】比較例2 富士ファイバーグラス社製のガラスチョップドストラン
ド(フィラメント数が80本、ストランド長さ50mm)
を用いて目付200g/m2のガラスマットを製作し、
これに5重量%のPVA水溶液を含浸して、3重量%の
PVAを付着させた。このガラスマットを用いて、実施
例1と同様にして結合剤含浸塗工基材繊維を得、これを
4枚重ねて成形した以外は実施例1と同様にして同寸法
の3枚のクラッチフェーシングを得た。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】比較例3 比較例2で用いたものと同じガラスチョップドストラン
ドを使用して、目付が1000g/m2のマットを製作
し、これに5重量%のPVA水溶液を含浸して3重量%
のPVAを付着させた。このガラスマットを用いて、実
施例1と同様にして結合剤含浸塗工基材繊維を得、これ
を2枚重ねて成形した以外は実施例1と同様にして同寸
法のクラッチフェーシングを3枚得た。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】
【表1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス繊維のチョップドストランドマッ
    トにポリビニルアルコールを含浸して付着させ、これに
    メラミンダストを含む結合剤を横型含浸塗工機を用いて
    含浸塗工し、次いで成形及び熱処理することを特徴とす
    るクラッチフェーシングの製造法。
  2. 【請求項2】 ガラス繊維のチョップドストランドマッ
    トが、目付300〜900g/m2のものである請求項
    1記載のクラッチフェーシングの製造法。
  3. 【請求項3】 ポリビニルアルコールの含浸付着量が、
    ガラス繊維のチョップドストランドマットに対し0.5
    〜10重量%である請求項1又は2記載のクラッチフェ
    ーシングの製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996037538A1 (fr) * 1995-05-23 1996-11-28 Nsk-Warner Kabushiki Kaisha Materiau de frottement humide et son procede de fabrication
JP2007291345A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Aisin Chem Co Ltd クラッチフェーシング

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US6544632B2 (en) 1995-05-23 2003-04-08 Nsk - Warner Kabushiki Kaisha Wet friction material and manufacturing method therefor
US6780283B2 (en) 1995-05-23 2004-08-24 Nsk-Warner Kabushiki Kaisha Wet friction material and manufacturing method therefor
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